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JPH08106949A - 分割コネクタ - Google Patents

分割コネクタ

Info

Publication number
JPH08106949A
JPH08106949A JP26205694A JP26205694A JPH08106949A JP H08106949 A JPH08106949 A JP H08106949A JP 26205694 A JP26205694 A JP 26205694A JP 26205694 A JP26205694 A JP 26205694A JP H08106949 A JPH08106949 A JP H08106949A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
male
female
connector
sub
frame
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26205694A
Other languages
English (en)
Inventor
Makoto Fukamachi
誠 深町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
Priority to JP26205694A priority Critical patent/JPH08106949A/ja
Priority to GB9515673A priority patent/GB2293053B/en
Priority to GB9810448A priority patent/GB2322242B/en
Publication of JPH08106949A publication Critical patent/JPH08106949A/ja
Priority to US08/835,230 priority patent/US5855486A/en
Pending legal-status Critical Current

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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 対応する雌雄のサブコネクタ同士を互いに真
直方向に嵌合させて、雌雄の端子金具同士を正確に接続
する。 【構成】 対応する3組のサブコネクタ3、13のうち
の中央のものが、位置決めコネクタ3a、13aとなっ
ていて、収容孔2a、12a内にクリアランスを設ける
ことなく前後方向の移動不能に収容されている。雌雄の
フレーム1、11を突き合わせると、位置決めコネクタ
13aのロック突部45が雄フレーム1の係止部46の
下面に嵌まり込むことで、両フレーム1、11が仮組み
される。レバー30を揺動操作すると、位置決めコネク
タ13aの嵌合突部14が、ロック突部45を逃がし溝
47内で下動させつつ位置決めコネクタ3aの嵌合凹部
4内に嵌合され、それで案内されて雌フレーム11が雄
フレーム1側に真直に引き寄せられ、対応する雌雄のサ
ブコネクタ3、13同士が真直方向に嵌合される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、分割コネクタの改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば端子が数十極に及ぶような多極コ
ネクタでは、端子金具をコネクタへ挿入する際の誤挿入
を防止するという理由等から、分割式のコネクタが一部
で使用されている。この分割コネクタの一例を示すと、
雌雄のコネクタがそれぞれ少数ずつの端子金具を装着す
る複数個のサブコネクタに分割して設けられるととも
に、それらの分割された雌雄のサブコネクタが各別に収
容される複数の収容孔を形成した雌雄一対のフレームを
備えている。各サブコネクタは、対応するフレームの収
容孔内に挿入されてランスで係止されることにより脱外
不能に収容される。そして、円弧形のカム溝を形成した
レバーを一方のフレームに軸支して、そのカム溝内に他
方のフレームに突設したフォロワピンを嵌合し、レバー
を回動してそれに伴うてこ作用により一方のフレームに
他方のフレームを引き寄せて、対応する雌雄のサブコネ
クタ同士を一括して嵌合接続するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
分割コネクタでは、対応する相手のサブコネクタとの間
の公差内での位置ずれを吸収するために、各サブコネク
タを収容孔内に一定のクリアランスを持って収容するの
が一般的である。一方、上記のようにレバーにより両フ
レームを結合するものでは、引き寄せられる側のフレー
ムに対して、相手のフレームに接近する方向と直角方向
の横荷重が作用する。そのため、上記のようにクリアラ
ンスが設けられていると、引き寄せられる側のサブコネ
クタが相手のサブコネクタに対してそれを横方向に移動
させつつこじられた状態で嵌合されることになり、それ
らに装着された雌雄の端子金具同士が片当たりをする等
の不具合があった。
【0004】また、レバー式コネクタは、合成樹脂板製
のレバーの回動操作によって雌雄のフレームを結合する
のであって、その際、持ち手が自由となってレバーの回
動操作が円滑に行えるように、その回動操作前に両フレ
ームが仮組みできることが望ましい。従来はその仮組み
を、引き寄せられる側のフレームのフォロワピンを、レ
バーを弾性変形させつつそこに形成されたカム溝の始端
に嵌め込むことで行っていた。しかしながら、レバー自
体は成形後にそりが生じやすく、また、フォロワピンの
抜き差しが繰り返し行われることにより次第に塑性変形
して、フォロワピンがカム溝に安定して嵌め込めなくな
り、すなわちフレームの仮組みが安定してできないこと
があった。
【0005】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、請求項1の発明の目的は、対応す
る雌雄のサブコネクタ同士を互いに真直方向に嵌合させ
て、それらに装着された雌雄の端子金具同士を正確に接
続し得るようにすることにある。また、請求項2の発明
の目的は、上記の目的に加え、雌雄のフレームを接近変
位させる前にその仮組みを安定して行えるようにするこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段として、請求項1の発明は、互いに対をなす雄
フレームと雌フレームとを備え、その各フレームに対応
して形成された複数個ずつの収容孔に、それぞれ雄形端
子金具が装着された雄サブコネクタと雌形端子金具が装
着された雌サブコネクタとを収容し、両フレームをその
間に設けられた結合部材により互いに接近する方向に変
位させて、対応する雌雄のサブコネクタ同士を嵌合接続
するようにした分割コネクタにおいて、互いに嵌合され
る複数組の雌雄のサブコネクタのうちの1組の雌雄のサ
ブコネクタを、それぞれ対応する収容孔内に、両フレー
ムの接近方向と直角方向の移動不能に収容した構成とし
たところに特徴を有する。
【0007】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、移動不能に収容された雌雄のサブコネクタのいずれ
か一方と、相手のサブコネクタまたはそのサブコネクタ
を収容したフレームとに、両フレームを突き合わせた場
合に互いに係合してその両フレームを仮組み状態に保持
する係合部を設けた構成としたところに特徴を有する。
【0008】
【作用】請求項1の発明においては、結合部材を介して
両フレームが接近変位される場合に、両フレームの接近
方向と直角方向の移動不能に収容された1組の雌雄のサ
ブコネクタが互いに嵌合してそれで位置決めされつつ案
内されることにより、両フレームが真直な方向に接近変
位され、それに伴って対応するすべての雌雄のサブコネ
クタ同士が真直方向に嵌合される。
【0009】請求項2の発明では、結合部材による接近
変位操作に先立って両フレームを突き合わせると、移動
不能に収容された雌雄のサブコネクタのいずれか一方
と、相手のサブコネクタまたはそのサブコネクタを収容
したフレームとに設けられた係合部が互いに係合して、
両フレームが仮組みされる。
【0010】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、両フレーム同
士、すなわち対応する雌雄のサブコネクタ同士をこじる
ことなく真直方向に嵌合することができるから、それぞ
れに装着された雌雄の端子金具同士を正確に接続するこ
とが可能となり、電気的接触における信頼性を高めるこ
とができる。しかも、1組の対応する雌雄のサブコネク
タをそれぞれの収容孔に緊密に収容するだけの簡単な構
造であるから、安価に対応することができる効果があ
る。
【0011】請求項2の発明によれば、両フレームの仮
組み用の係合部を、固定的に設けられ、また、剛体に近
くて変形のおそれの少ないサブコネクタまたはフレーム
に設けるようにしたから、両フレームの仮組みを安定し
て行うことができる。それにより、結合部材による両フ
レームの接近変位操作を円滑にかつ正確に行うことがで
きる効果がある。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図8に基
づいて説明する。本実施例では、図1に示すように、互
いに結合される雄側の分割コネクタMと雌側の分割コネ
クタFとを備えている。
【0013】まず、雄側の分割コネクタを主に図1、
4、8によって説明する。この分割コネクタMは外形略
直方体をなす雄フレーム1を備えている。この雄フレー
ム1には、平面略方形をなして上下両面に開口する3個
の収容孔2が1列に並んで形成されており、各収容孔2
内に雄形端子金具を装着する雄サブコネクタ3が各別に
収容されるようになっている。
【0014】これらの雄サブコネクタ3は、上記の各収
容孔2内の略全高さにわたって収容される外形略直方体
状をなしており、その上面には、後記する相手の雌サブ
コネクタ13の嵌合突部14が嵌合される嵌合凹部4が
形成されている。各雄サブコネクタ3内には、それぞれ
図示しないキャビティが整列して形成され、各キャビテ
ィ内に、雄形端子金具がそのタブを上記の嵌合凹部4内
に突出させた状態で装着されるようになっている。
【0015】各雄サブコネクタ3の左右の側面の上端部
には、図8に示すように、その長さ方向の両端部に2本
の突条6が、また、その間に、上面側を先下がりの傾斜
面とした2個の被係止部7が、左右対称に形成されてい
る。そして、各雄サブコネクタ3は、各突条6を収容孔
2の内面に形成された縦溝8に沿わせて収容孔2の下面
側から挿入され、嵌合凹部4の周縁が、収容孔2の上面
の周縁に内向きに形成された突当壁9に突き当たったと
ころでその挿入が停止される。そのとき、収容孔2の内
面に突設されたランス10が各被係止部7の下面に弾性
的に係止することによって、雄サブコネクタ3が収容孔
2内に脱外不能に収容されるようになっている。
【0016】次に、雌側の分割コネクタFを図1、4、
7によって説明する。この分割コネクタFは、高さの低
い雌フレーム11を備えており、この雌フレーム11に
も、上下両面に開口した3個の収容孔12が、上記した
雄フレーム1の収容孔2と対応して形成されている。各
収容孔12内には、雌形端子金具を装着する雌サブコネ
クタ13が各別に収容されるようになっている。
【0017】これらの雌サブコネクタ13は、図4、7
に示すように、下面側に上記の雄サブコネクタ3の嵌合
凹部4内に嵌合する嵌合突部14を備えている。この雌
サブコネクタ13内にも、それぞれ図示しないキャビテ
ィが整列して形成され、各キャビティ内に雌形端子金具
が装着されるようになっている。
【0018】各雌サブコネクタ13の左右の側面には、
同じく図4、7に示すように、その長さ方向の両端部に
2個の突部16が、また、その間に、下面側を先下がり
の傾斜面とした2個の被係止部17が、左右対称に形成
されている。そして、各雌サブコネクタ13は、左右の
各突部16を収容孔12の内面に形成された縦溝18に
沿わせて収容孔12の上面側から挿入され、突部16が
縦溝18の下端に設けられた突当部19に突き当てられ
たところでその挿入が停止される。そのとき、収容孔1
2の内面に突設されたランス20が各被係止部17の上
面に弾性的に係止することによって、雌サブコネクタ1
3がその嵌合突部14を雌フレーム11の下面から突出
させた状態で収容孔12内に脱外不能に収容されるよう
になっている。この雌サブコネクタ13の嵌合突部14
が雄サブコネクタ3の嵌合凹部4内に嵌合されると、雄
サブコネクタ3に装着された雄形端子金具のタブが雌サ
ブコネクタ13のキャビティ内に進入して、その中に装
着された雌形端子金具と接続されるようになっている。
【0019】この雌フレーム11の上面には、各雌サブ
コネクタ13から引き出された電線22を被って保護す
るためのカバー23が設けられている。このカバー23
は、前面側(図1の左側)が後記するレバー30の逃が
し用に斜めに形成されているとともに、後面側が開口さ
れており、両側面の下縁に形成された弾性ロック脚24
を雌フレーム11の側面に突設された係止突部25に嵌
め込んで取り付けられるようになっている。
【0020】また、雄フレーム1にはレバー30が軸3
1によって揺動自由に支持されている。このレバー30
は雄フレーム1を跨ぐような二脚状に形成されており、
雄フレーム1の側面との間に間隔を開けて設けられたカ
バー板33によって外面の一部が被われてその中に収納
されている。このレバー30には、雌フレーム11の側
面に突設されたフォロワピン35が嵌合する略円弧形の
カム溝36が形成されている。そしてレバー30は、カ
ム溝36とフォロワピン35とが嵌合した状態におい
て、図2に示す「開放位置」から図3に示す「結合位
置」に向けて揺動操作され、それに伴うてこ作用によっ
て雌フレーム11を雄フレーム1側に引き寄せる周知の
機能を有する。
【0021】なおレバー30は、レバー30に突設され
たピン38が雄フレーム1のカバー板33に穿設された
係止孔39に嵌まることによって「開放位置」に保持さ
れ、また、ピン38の側方に開口された係止孔40が雌
フレーム11に突設された突部41に嵌まることによっ
て「結合位置」に保持されるようになっている。また、
図1に示すように、レバー30が上記した「開放位置」
にある場合には、カム溝36の始端36aが雄フレーム
1の上方に位置するようになっており、レバー30のカ
ム溝36の始端36aから上方の部分の裏面側が薄肉に
削成されて、雌フレーム11のフォロワピン35が進入
可能な進入路43が形成されている。
【0022】さて本実施例では、図4に示すように、上
記した3個の雄サブコネクタ3のうちの中央の雄サブコ
ネクタが位置決めコネクタ3aとなっており、この位置
決めコネクタ3aは、その前後(同図の左右)の外側面
が、雄フレーム1の中央の収容孔2aの前後の内側面と
の間にクリアランスを設けること無く緊密に嵌合される
形状となっている。両端の2個の雄サブコネクタ3につ
いては、収容孔2との間に前後方向に一定のクリアラン
スが設けられている。
【0023】一方の雌サブコネクタ13も、中央の雌サ
ブコネクタが位置決めコネクタ13aとなっており、そ
の前後の外側面が雌フレーム11の中央の収容孔12a
の前後の内側面との間にクリアランスを設けること無く
緊密に嵌合される形状となっている。両端の2個の雌サ
ブコネクタ13については、収容孔12との間に前後方
向に一定のクリアランスが設けられている。
【0024】また、上記した雌側の位置決めコネクタ1
3aの嵌合突部14における前後両面には、その下端部
の幅方向の中央部に一対のロック突部45が突設されて
いる。一方、雄側の位置決めコネクタ3aの収容孔2a
における前後の突当壁9が、上記のロック突部45に係
止する係止部46を兼ねている。また、その雄側の位置
決めコネクタ3aの嵌合凹部4の前後の側面には、上記
のロック突部45が嵌まってその上下動を許容する縦方
向の逃がし溝47が穿設されている。
【0025】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその組付手順を説明する。まず、雄フレーム1の収
容孔2に、雄形端子金具を装着した雄サブコネクタ3を
前記した要領でそれぞれ脱外不能に収容する。その際、
中央の位置決めコネクタ3aは、前後方向の移動不能な
状態で収容孔2a内に収容される。同様して雌フレーム
11の各収容孔12に、雌形端子金具を装着した雌サブ
コネクタ13を、嵌合突部14を雌フレーム11の下面
に突出させた状態でそれぞれ脱外不能に収容する。中央
の位置決めコネクタ13aについては、同じく前後方向
の移動不能な状態で収容孔12a内に収容される。ま
た、各雌サブコネクタ13から引き出された電線22は
まとめられて一方向に流され、その電線22を被うよう
にしたカバー23が取り付けられる。
【0026】続いて、レバー30を図1に示すように
「開放位置」に保持しておき、雌雄の位置決めコネクタ
3a、13aの位置を合わせて、雄フレーム1と雌フレ
ーム11とを互いに突き合わせる。そうすると、図5に
示すように、雌側の位置決めコネクタ13aの嵌合突部
14が、そこに設けられたロック突部45を雄側の位置
決めコネクタ3aの収容孔2aの上縁の係止部46に乗
り上げつつその中に嵌入され、一定寸法嵌入されたとこ
ろでロック突部45が係止部46を越えて、位置決めコ
ネクタ3aの嵌合凹部4に設けられた逃がし溝47の上
端に嵌め込まれる。すなわち、雌フレーム11に収容さ
れた位置決めコネクタ13aのロック突部45が、雄フ
レーム1の係止部46で係止されることにより、雄フレ
ーム1と雌フレーム11とが仮組みされる。
【0027】このとき、両端の2個の雌サブコネクタ1
3の嵌合突部14は、対応する雄サブコネクタ3の嵌合
凹部4の上端部内に嵌合し、その際、雌雄のサブコネク
タ3、13の間に公差内での位置ずれがあれば、その誤
差がクリアランスにより吸収されつつ嵌合される。ま
た、この仮組みの際、図2に示すように、雌フレーム1
1に設けられたフォロワピン35が、レバー30を弾性
的に外方に広げつつ進入路43を通してカム溝36の始
端36aに嵌合される。
【0028】続いてレバー30を、保持用のピン38を
係止孔39から外しつつ「開放位置」から「結合位置」
に向けて揺動操作する。この場合、雌フレーム11は雄
フレーム1に仮組みされているから、雌フレーム11を
もはや手で持って保持する必要はなく、今度はその手の
指をレバー30の先端部に掛けて引き起こすことによっ
て、引き続きレバー30の揺動操作が行える。
【0029】このようにレバー30を「結合位置」側に
揺動させると、フォロワピン35がレバー30のカム溝
36によって図2の下向きに押し付けられ、図3、6に
示すように、雌フレーム11が雄フレーム1側に引き寄
せられる。その際、カム溝36の形状の影響を受けて、
雌フレーム11には雄フレーム1に接近する方向と直角
をなす前後方向の横荷重が作用するが、雌フレーム11
に前後方向の移動不能に収容された位置決めコネクタ1
3aの嵌合突部14が、同じく雄フレーム1に前後方向
の移動不能に収容された位置決めコネクタ3aの嵌合凹
部4内に嵌まった状態で、ロック突部45が逃がし溝4
7内で下動しつつ摺動するから、それで案内されること
によって、雌フレーム11は雄フレーム1に向けて真直
に引き寄せられる。それに伴い、位置決めコネクタ13
aを含む雌フレーム11に収容されたすべての雌サブコ
ネクタ13の嵌合突部14が、雄フレーム1に収容され
た対応する雄サブコネクタ3の嵌合凹部4内にこじるこ
となく真直に嵌合される。それにより、雌雄の端子金具
同士が正確に接続される。なお、「結合位置」に揺動さ
れたレバー30は、係止孔40が突部41に嵌まること
によってその位置に保持される。
【0030】このように本実施例では、雄フレーム1と
雌フレーム11にそれぞれ前後方向の移動不能に収容し
た位置決めコネクタ3a、13aを嵌合させて、それで
案内させつつ雌フレーム11を雄フレーム1側に引き寄
せる構造としたから、雌フレーム11に対して雄フレー
ム1に接近する方向と直角をなす前後方向の横荷重が作
用したとしても、雌フレーム11を雄フレーム1側に真
直に引き寄せることができる。そのため、対応する雌雄
のサブコネクタ3、13同士がこじることなく真直に嵌
合されることになって、それぞれに装着された雌雄の端
子金具同士を正確に接続させることができ、電気的接触
における信頼性を高めることができる。しかも、1組の
対応する雌雄の位置決めコネクタ3a、13aをそれぞ
れの収容孔2a、12aにクリアランスを設けること無
く緊密に収容するだけの簡単な構造であるから、安価に
対応することができる。また、クリアランスを除去した
分、分割コネクタM、Fの大きさを小さくまとめること
ができる。
【0031】また、雌雄のフレーム1、11同士を仮組
みする部分の構造については、雌側の位置決めコネクタ
13aの嵌合突部14に形成したロック突部45を、雄
フレーム1の係止部46に係止する構造となっており、
それらを設けた位置決めコネクタ13aと雄フレーム1
とはそれぞれ固定的に設けられ、また、剛体に近くて変
形のおそれの少ないものであるから、両フレーム1、1
1の仮組みを安定して行うことができる。それにより、
レバー30による両フレーム1、11の接近変位操作を
円滑にかつ正確に行うことができる。
【0032】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0033】(1)上記実施例では3組の対応するサブ
コネクタ3、13のうちの中央のものを位置決めコネク
タ3a、13aとしたが、両端のいずれかの組のものを
位置決めコネクタとしてもよい。また、対応するサブコ
ネクタ3、13を2組あるいは4組以上設けたものにも
同様に適用でき、そのうちの1組を位置決めコネクタと
すればよい。
【0034】(2)雌側の位置決めコネクタ13aに設
けたロック突部45を係止するための係止部は、雄側の
位置決めコネクタ3a自身に設けてもよい。また、雌雄
のサブコネクタ3、13の形状やフレーム1、11への
収容形態によっては、雄側の位置決めコネクタ3aにロ
ック突部を設け、逆に、雌側の位置決めコネクタ13a
または雌フレーム11に係止部を設けるようにしてもよ
い。
【0035】(3)また、本発明はレバー式に限らず、
ボルトにより締結する形式の分割コネクタにも同様に適
用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る分割コネクタの組み
付け前の状態の側面図である。
【図2】 分割コネクタの仮組み状態の側面図である。
【図3】 分割コネクタの本組み状態の側面図である。
【図4】 組み付け前の状態の縦断面図である。
【図5】 仮組み状態の縦断面図である。
【図6】 本組み状態の縦断面図である。
【図7】 図4のX−X線拡大端面図である。
【図8】 図4のY−Y線拡大端面図である。
【符号の説明】
M…雄側の分割コネクタ F…雌側の分割コネクタ 1…雄フレーム 2、2a…収容孔 3…雄サブコネクタ 3a…位置決めコネクタ 11…雌フレーム 12、12a…収容孔 13…雌サブコネクタ 13a…位置決めコネクタ 30…レバー(結合部材) 35…フォロワピン 36…カム溝 45…ロック突部(係合部) 46…係止部(係合部)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに対をなす雄フレームと雌フレーム
    とを備え、その各フレームに対応して形成された複数個
    ずつの収容孔に、それぞれ雄形端子金具が装着された雄
    サブコネクタと雌形端子金具が装着された雌サブコネク
    タとを収容し、前記両フレームをその間に設けられた結
    合部材により互いに接近する方向に変位させて、対応す
    る雌雄のサブコネクタ同士を嵌合接続するようにした分
    割コネクタにおいて、 互いに嵌合される複数組の雌雄のサブコネクタのうちの
    1組の雌雄のサブコネクタを、それぞれ対応する前記収
    容孔内に、前記両フレームの接近方向と直角方向の移動
    不能に収容したことを特徴とする分割コネクタ。
  2. 【請求項2】 前記移動不能に収容された雌雄のサブコ
    ネクタのいずれか一方と、相手のサブコネクタまたはそ
    のサブコネクタを収容したフレームとに、前記両フレー
    ムを突き合わせた場合に互いに係合してその両フレーム
    を仮組み状態に保持する係合部を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載の分割コネクタ。
JP26205694A 1994-09-06 1994-09-30 分割コネクタ Pending JPH08106949A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26205694A JPH08106949A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 分割コネクタ
GB9515673A GB2293053B (en) 1994-09-06 1995-07-31 Divisional connector
GB9810448A GB2322242B (en) 1994-09-06 1995-07-31 Divisional connector
US08/835,230 US5855486A (en) 1994-09-06 1997-04-07 Divisional connector

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26205694A JPH08106949A (ja) 1994-09-30 1994-09-30 分割コネクタ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08106949A true JPH08106949A (ja) 1996-04-23

Family

ID=17370425

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26205694A Pending JPH08106949A (ja) 1994-09-06 1994-09-30 分割コネクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08106949A (ja)

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