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JPH0810640Y2 - 車両用ドアのチェックリンク機構 - Google Patents

車両用ドアのチェックリンク機構

Info

Publication number
JPH0810640Y2
JPH0810640Y2 JP2795590U JP2795590U JPH0810640Y2 JP H0810640 Y2 JPH0810640 Y2 JP H0810640Y2 JP 2795590 U JP2795590 U JP 2795590U JP 2795590 U JP2795590 U JP 2795590U JP H0810640 Y2 JPH0810640 Y2 JP H0810640Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door
hook
rail
hole
slider
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2795590U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03119178U (ja
Inventor
史嗣 角川
勝 小川
和徳 河面
Original Assignee
日産車体株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日産車体株式会社 filed Critical 日産車体株式会社
Priority to JP2795590U priority Critical patent/JPH0810640Y2/ja
Publication of JPH03119178U publication Critical patent/JPH03119178U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0810640Y2 publication Critical patent/JPH0810640Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、車両用ドアのチェックリンク機構に関
し、とりわけ横開きドアに設けられてこのドア開操作時
にはチェック機能が働きドア閉時にはチェック機能が働
かないようにしたものに関する。
従来の技術 自動車等の車両にあっては、例えば、第7図に示すよ
うに車体後部開口部1の側縁に横開き可能に支持された
観音開型のドア2が車体後部開口部1を各々開閉するよ
うに設けられたものがあり、このドア2と車体後部開口
部1の周縁との間にはドア2を所定角度開いた状態で保
持するチェックリンク機構が設けられている。
このチェックリンク機構は例えば第6図に示すように
チェックアーム3とチェッカブラケット4で構成され、
チェックアーム3の一端が車体後部開口部1の周縁の車
体に枢支され、チェックアーム3の他端はチェッカブラ
ケット4に設けられた規制溝5に案内されて移動するよ
うになっており、このチェッカブラケット4がドア2に
取り付けられている。
そしてチェッカブラケット4の規制溝5には係止穴6
が設けられ、チェックアーム3の端部がこの係止穴6に
係合することでドア2が所定角度開いた状態で保持され
るものである。この構造は例えば実開昭62-201274号公
報に示されている。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の車両用ドアのチェックリン
ク機構においては、ドア2を開操作するときのみならず
閉操作するときにもチェックアーム3が係止穴6に係合
してチェック機能が働く構造であるため、迅速にドア2
を閉じることができず、ドア閉操作時にチェックアーム
3の係合を外してチェック機能を解除する操作が煩わし
いものとなるという問題がある。
そこで、この考案は、ドアを開操作するときにはチェ
ック機能が働くがドアを閉操作するときにはチェック機
能が働かないようにして、ドア閉操作時の操作性を良く
することができる車両用ドアのチェックリンク機構を提
供するものである。
課題を解決するための手段 車体とドアとのいづれか一方にチェックアームの一端
が枢支され、チェックアームの他端はドアと車体とのい
づれか他方に取り付けられたレール内のスライダに枢支
され、スライダにはレール下壁に形成された孔に係止し
てスライダの動きを規制するフックが枢支されていると
共に、フックの下面とレールの下壁との間にドア開操作
時にはフックが孔に係止するのを許容し、ドア閉操作時
にはフックが孔に係止するのを阻止するロック部材が設
けられている。
作用 ロック部材によりドア開操作時にはフックがレールに
形成された孔に係止してドアは所定角度閉じた状態で保
持され、ドア閉操作時には、ロック部材によりフックが
レールの孔に係止するのが阻止されてドアは一度の操作
で閉じる。
実施例 以下、この考案の一実施例を図面と共に説明する。
第5図は、車体7の車体後部開口部8の側縁に観音開
型のドア9が一対取り付けられて、左右に横開きする一
方のドア9の開閉状況を示すものである。
ドア9の裏面には、レール10が車幅方向に延在して取
り付けられ、レール10内にはスライダ11が摺動自在に設
けられている。
一方、車体後部開口部8の周縁である車体7の内側壁
にはチェックアーム12の一端が枢支され、チェックアー
ム12の他端は上記スライダ11に枢支されている。
したがって、ドア9が開くと、ドア閉状態でドア9の
回動端側に位置したスライダ11がドア9の回動中心側に
摺動するのである。
そして、上記スライダ11はレール10に対してドア開度
90°,180°で開動作時にドア9を保持するようになって
いる。
具体的には第1〜4図に示すようにレール10は側方に
開口する断面コの字状に形成されたもので、このレール
10内に設けられたスライダ11は、その内部にスライダ本
体13を備えている。
スライダ本体13内にはレール10の側壁10aに対して垂
直なスライダ本体13の軸14にフック15が枢支され、フッ
ク15の一端15aはレール10の底壁10bの所定位置(ドア開
角度90°,180°に対応する位置)に形成された孔16に係
止可能となっている。
一方、フック15の他端15bにはスライダ本体13との間
にスプリング17が介装され、上記フック15の一端15aを
孔16に対して係止する方向に付勢するようになってい
る。また、フック15の一端15a寄りには開口から側方に
突出する解除ロッド18が取り付けられており、フック15
がレール10の孔16に係止している場合に解除ロッド18を
落ち込ませて解除ロッド18がレール10と干渉しないよう
レール10の開口下縁部19に切欠20が設けられている(第
4図参照)。
そして、上記フック15の一端15a側下面には後述する
ロック部材21を受容する切欠部22が形成されている。
上記スライダ本体13にはフック15をまたいでロック部
材21がスライダ本体13内を移動可能に設けられている。
ロック部材21はスライダ本体13に形成された長孔23に
両端が遊挿されて、フック15の下面15cとレール10の底
壁10bとの間で移動できる部材であり、ロック部材21は
スライダ11がドア9の回動中心側へ移動するドア開操作
時にはフック15の一端15a側へ相対移動してフック15の
切欠部22に受容されフック15の一端15a側がレール10の
孔16に係止するのを許容し、一方スライダ11がドア9の
回動端側へ移動するドア閉操作時には、フック15の他端
15b側へ移動しフック15の一端15a側がレール10の孔16に
係止するのを阻止するものである。
上記実施例構造によれば、第5図に示すドア全閉位置
Aからドア9を開操作すると、ロック部材21は第1図鎖
線位置まで相対移動しその後、スライダ11と共に移動す
る。
このとき、フック15はレール10の孔16の位置にないた
めスライダ11はロックすることなく一端15aが底壁10bに
当接した状態で移動する。
そして、フック15の一端15a側がレール10の底壁10bの
孔16に至ると、解除ロッド18が開口下縁部19の切欠20に
落ち込むとともにロック部材21はフック15の切欠部22に
受容されるためフック15はロック部材21に影響されず、
一端15aがレール10の孔16に係止しドア9はその位置で
保持される(90°開状態B位置)。
そして、このドア9の保持状態を解除ロッド18を引き
上げることで解除した後に更にドア9を開操作して、18
0°開いた状態C位置に至ると上記B位置と同様にドア
9はその位置で開状態を保持される。
次いで、ドア9を閉操作するときには、解除ロッド18
を引き上げてフック15の孔16に対する係止状態を解除し
た後ドア9を閉操作すると、ロッド部材21は第1図実線
で示す位置へ長孔23を相対移動してフック15の一端15a
側を持ち上げた状態で移動するため、フック15の一端15
a側がレール10の底壁10bの孔16に対応した位置に到達し
たとしてもフック15はレール10の孔16に係止せずに通過
し、したがってドア9は全閉状態までロックされずに閉
じるのである。
そのため、ドア閉操作がスムーズかつ迅速に行うこと
ができる。
尚、この考案は上記実施例に限られるものではなく、
例えばレールを車体側に取り付けるようにしても良い。
又、解除ロッドをレールの開口下縁部の上縁に当接させ
て移動するようにしても良い。
考案の効果 以上説明してきたようにこの考案によればドアを開く
ときにはスライダに設けたロック部材によってフックが
レールの孔に係止するのが許容され、ドアを閉じるとき
にはロック部材によってフックがレールの孔に係止する
のが阻止されるためドアの閉操作が迅速かつスムーズに
行えるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は、この考案の一実施例を示し、第1,2図は
各々第4図のI-I線,II-II線に沿う断面図、第3図は第
4図のIII-III線に沿う断面図、第4図は斜視図、第5
図は車体後部の平面説明図、第6図は従来技術の斜視
図、第7図は同後面図である。 7……車体、9……ドア、10……レール、11……スライ
ダ、12……チェックアーム、15……フック、16……孔、
21……ロック部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体とドアとのいづれか一方にチェックア
    ームの一端が枢支され、チェックアームの他端はドアと
    車体とのいづれか他方に取り付けられたレール内のスラ
    イダに枢支され、スライダにはレール下壁に形成された
    孔に係止してスライダの動きを規制するフックが枢支さ
    れていると共に、フックの下面とレールの下壁との間に
    ドア開操作時にはフックが孔に係止するのを許容し、ド
    ア閉操作時にはフックが孔に係止するのを阻止するロッ
    ク部材が設けられていることを特徴とする車両用ドアの
    チェックリンク機構。
JP2795590U 1990-03-19 1990-03-19 車両用ドアのチェックリンク機構 Expired - Lifetime JPH0810640Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2795590U JPH0810640Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 車両用ドアのチェックリンク機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2795590U JPH0810640Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 車両用ドアのチェックリンク機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03119178U JPH03119178U (ja) 1991-12-09
JPH0810640Y2 true JPH0810640Y2 (ja) 1996-03-29

Family

ID=31530782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2795590U Expired - Lifetime JPH0810640Y2 (ja) 1990-03-19 1990-03-19 車両用ドアのチェックリンク機構

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0810640Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03119178U (ja) 1991-12-09

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