JPH0799422B2 - モータドライブカメラ - Google Patents
モータドライブカメラInfo
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- JPH0799422B2 JPH0799422B2 JP56077940A JP7794081A JPH0799422B2 JP H0799422 B2 JPH0799422 B2 JP H0799422B2 JP 56077940 A JP56077940 A JP 56077940A JP 7794081 A JP7794081 A JP 7794081A JP H0799422 B2 JPH0799422 B2 JP H0799422B2
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- motor
- exposure
- rotation
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- lever
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Links
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B17/00—Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
- G03B17/42—Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film
- G03B17/425—Interlocking between shutter operation and advance of film or change of plate or cut-film motor drive cameras
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Details Of Cameras Including Film Mechanisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、フィルム給送を行なうフィルム給送系と、フ
ィルム給送以外の少なくともシャッタチャージ動作を含
む露光準備動作を行なう露光準備系と、露光準備動作の
期間に露光を行なうシャッタと、シャッタの開閉を制御
するシャッタ制御手段と、フィルム給送系と露光準備系
とを駆動する単一のモータとを有するモータドライブカ
メラに関する。
ィルム給送以外の少なくともシャッタチャージ動作を含
む露光準備動作を行なう露光準備系と、露光準備動作の
期間に露光を行なうシャッタと、シャッタの開閉を制御
するシャッタ制御手段と、フィルム給送系と露光準備系
とを駆動する単一のモータとを有するモータドライブカ
メラに関する。
従来、この種のカメラにおいて未露光フィルムに露光を
行なう通常撮影時には次回の露光のための露光準備動作
(例えばシャッタチャージ)と、フィルム給送とを同時
に行ない、露光済フィルムに再び露光を行なう多重露光
撮影時にはモータとフィルム給送系との間にあるクラッ
チを切ってフィルム給送は行なわず、露光準備動作のみ
を行なうものが知られている。このカメラのモータは、
多重露光撮影においてはシャッタチャージ系等の比較的
小さな負荷を駆動するだけにも関わらず、負荷の大きい
フィルム給送系も共に駆動することを考慮して設定され
た通常撮影時と同じ時間回転していた。モータの消費電
力は、作動時間が長いほど大となるので多重露出撮影時
には無駄な電力が消費されることとなった。
行なう通常撮影時には次回の露光のための露光準備動作
(例えばシャッタチャージ)と、フィルム給送とを同時
に行ない、露光済フィルムに再び露光を行なう多重露光
撮影時にはモータとフィルム給送系との間にあるクラッ
チを切ってフィルム給送は行なわず、露光準備動作のみ
を行なうものが知られている。このカメラのモータは、
多重露光撮影においてはシャッタチャージ系等の比較的
小さな負荷を駆動するだけにも関わらず、負荷の大きい
フィルム給送系も共に駆動することを考慮して設定され
た通常撮影時と同じ時間回転していた。モータの消費電
力は、作動時間が長いほど大となるので多重露出撮影時
には無駄な電力が消費されることとなった。
本発明は、多重露出撮影時には効率良くモータを駆動
し、消費電力を抑えることのできるモータドライブカメ
ラを提供することを目的とする。
し、消費電力を抑えることのできるモータドライブカメ
ラを提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本願発明は、 フィルムの給送動作を行なうフィルム給送系と、 前記フィルム給送動作以外の動作であって、次の露光の
ための撮影機構の初期状態から撮影状態への動作を行な
う第1露光準備動作と、該第1露光準備動作後に行なわ
れる動作であって、該撮影機構の該撮影状態から該初期
状態への動作を行なう第2露光準備動作と、を行なうと
ともに、該第1、第2露光準備動作の一方においてシャ
ッタチャージ動作を行なう露光準備系と、 前記第1露光準備動作と前記第2露光準備動作との間に
露光動作を行なうシャッタと、 前記フィルム給送系と前記露光準備系との両方の駆動を
兼ねる正逆回転可能なモータとを有するモータドライブ
カメラにおいて、 前記第2露光準備動作後に引き続き行なわれる前記フィ
ルムの給送動作を許容する第1撮影モードと、該第2露
光準備動作後に引き続き行なわれる前記フィルムの給送
動作を禁止する第2撮影モードとを、択一的に設定する
設定手段と、 前記設定手段により設定された撮影モードに応じて、前
記モータへの通電を制御するとともに、前記シャッタに
よる露光動作を制御する制御手段と、 前記モータの駆動力を、前記フィルム給送系と前記露光
準備系とに択一的に伝達する伝達手段とを有し、 前記モータは、正回転、該正回転の停止、逆回転を該記
載順序で順次行なう前期の回転動作と、該前期の回転動
作後に行なわれる回転動作であって、前記逆回転を継続
して行なう後期の回転動作とを行ない、 前記伝達手段は、 前記モータに連動する機構であって、前記モータの前記
前期の回転動作中における正回転時の駆動力を前記露光
準備系に伝達して、前記第1露光準備動作を完了せし
め、該前期の回転動作中における逆回転時の駆動力を該
露光準備系に伝達して、前記第2露光準備動作を完了せ
しめるモータ連結機構と、 前記第1撮影モード設定時において、前記フィルム給送
系と一体的に駆動可能であり、且つ前記モータの前記前
期の回転動作中は、前記モータ連結部材から離脱した状
態を保ち、該モータの前記後期の回転動作中には、該前
期の回転動作中における逆回転に伴って接近する前記モ
ータ連結機構の一部と係合して該モータの駆動力を前記
フィルム給送系に伝達する給送連結部材と、を含み、 前記制御手段は、 前記第1撮影モード設定時には、前記露光動作後に、前
記前期の回転動作の逆回転と前記後期の回転動作とを、
前記モータに順次行わしめ、 前記第2撮影モード設定時には、前記露光動作後に、前
記前期の回転動作の逆回転のみを前記モータに行わしめ
ることを特徴とするモータドライブカメラを供する。
ための撮影機構の初期状態から撮影状態への動作を行な
う第1露光準備動作と、該第1露光準備動作後に行なわ
れる動作であって、該撮影機構の該撮影状態から該初期
状態への動作を行なう第2露光準備動作と、を行なうと
ともに、該第1、第2露光準備動作の一方においてシャ
ッタチャージ動作を行なう露光準備系と、 前記第1露光準備動作と前記第2露光準備動作との間に
露光動作を行なうシャッタと、 前記フィルム給送系と前記露光準備系との両方の駆動を
兼ねる正逆回転可能なモータとを有するモータドライブ
カメラにおいて、 前記第2露光準備動作後に引き続き行なわれる前記フィ
ルムの給送動作を許容する第1撮影モードと、該第2露
光準備動作後に引き続き行なわれる前記フィルムの給送
動作を禁止する第2撮影モードとを、択一的に設定する
設定手段と、 前記設定手段により設定された撮影モードに応じて、前
記モータへの通電を制御するとともに、前記シャッタに
よる露光動作を制御する制御手段と、 前記モータの駆動力を、前記フィルム給送系と前記露光
準備系とに択一的に伝達する伝達手段とを有し、 前記モータは、正回転、該正回転の停止、逆回転を該記
載順序で順次行なう前期の回転動作と、該前期の回転動
作後に行なわれる回転動作であって、前記逆回転を継続
して行なう後期の回転動作とを行ない、 前記伝達手段は、 前記モータに連動する機構であって、前記モータの前記
前期の回転動作中における正回転時の駆動力を前記露光
準備系に伝達して、前記第1露光準備動作を完了せし
め、該前期の回転動作中における逆回転時の駆動力を該
露光準備系に伝達して、前記第2露光準備動作を完了せ
しめるモータ連結機構と、 前記第1撮影モード設定時において、前記フィルム給送
系と一体的に駆動可能であり、且つ前記モータの前記前
期の回転動作中は、前記モータ連結部材から離脱した状
態を保ち、該モータの前記後期の回転動作中には、該前
期の回転動作中における逆回転に伴って接近する前記モ
ータ連結機構の一部と係合して該モータの駆動力を前記
フィルム給送系に伝達する給送連結部材と、を含み、 前記制御手段は、 前記第1撮影モード設定時には、前記露光動作後に、前
記前期の回転動作の逆回転と前記後期の回転動作とを、
前記モータに順次行わしめ、 前記第2撮影モード設定時には、前記露光動作後に、前
記前期の回転動作の逆回転のみを前記モータに行わしめ
ることを特徴とするモータドライブカメラを供する。
以下、本発明の一眼レフカメラに応用された実施例を示
す図面をもとに詳述する。
す図面をもとに詳述する。
第1図において巻取スプール29及び巻上スプロット49を
駆動して行なうフィルム28の巻上げ、巻戻駆動部材161
を駆動して行なうフィルム28の巻戻し、レンズ78の絞り
79を駆動させて行なう絞込み及びその開放、クイックリ
ターンミラーを保持する保持枠132の上昇及び下降、シ
ャッタ先幕115及びシャッタ後幕115′に付勢力を貯える
シャッタチャージ等が、単一のモータ30の駆動力によっ
て得られるようになっている。
駆動して行なうフィルム28の巻上げ、巻戻駆動部材161
を駆動して行なうフィルム28の巻戻し、レンズ78の絞り
79を駆動させて行なう絞込み及びその開放、クイックリ
ターンミラーを保持する保持枠132の上昇及び下降、シ
ャッタ先幕115及びシャッタ後幕115′に付勢力を貯える
シャッタチャージ等が、単一のモータ30の駆動力によっ
て得られるようになっている。
以下において撮影を行なう手順に従って各部の詳細につ
いて説明する。
いて説明する。
まず、フィルム28を装填するために公知の手段によって
裏蓋を係止しているカギを外すと、裏蓋は開放可能とな
り裏蓋の一部1は第1図中で左下方に移動する。
裏蓋を係止しているカギを外すと、裏蓋は開放可能とな
り裏蓋の一部1は第1図中で左下方に移動する。
すると、裏蓋連動レバー3はばね2の付勢力により軸4
を中心として裏蓋の一部1と一体となって左旋する。こ
れにより軸4の下方に固着された巻戻し解除レバー5も
左旋し、巻戻し保持レバー6の一端6aを押す。そのため
このレバー6は右旋し、巻戻し状態が解除され、巻戻保
持レバー6とそれまで上昇位置にあった巻戻しボタン7
との関係は第1図に図示の状態となる。巻戻し状態とそ
の解除については後述する。
を中心として裏蓋の一部1と一体となって左旋する。こ
れにより軸4の下方に固着された巻戻し解除レバー5も
左旋し、巻戻し保持レバー6の一端6aを押す。そのため
このレバー6は右旋し、巻戻し状態が解除され、巻戻保
持レバー6とそれまで上昇位置にあった巻戻しボタン7
との関係は第1図に図示の状態となる。巻戻し状態とそ
の解除については後述する。
裏蓋連動レバー3の他端にはピン3aが植設されており、
その左旋にともない軸8のまわりに回転する巻上制限レ
バー9の1つの腕部9aを押し、このレバー9を右旋させ
る。この腕部9aの背後には巻上制限スイッチ10が配設さ
れており、巻上制限レバー9が右旋すればONする。この
スイッチ10はモータ制御回路185(第6図)に接続され
ており、回路185はスイッチ10がONの時には第1図中上
方にある押ボタンスイッチ11がONされた時点で、モータ
30が図中の矢印と反対方向に回転、すなわち右旋する回
路構成になっている。また巻上制限レバー9の右旋時に
は、別の腕部先端のフック9bは第1図中で左方へ移動
し、スプロケット軸47に回転力伝達が可能なように取付
けられた巻上制限盤12の切欠き12aとの係合が外れ、制
限盤12は回転可能となる。
その左旋にともない軸8のまわりに回転する巻上制限レ
バー9の1つの腕部9aを押し、このレバー9を右旋させ
る。この腕部9aの背後には巻上制限スイッチ10が配設さ
れており、巻上制限レバー9が右旋すればONする。この
スイッチ10はモータ制御回路185(第6図)に接続され
ており、回路185はスイッチ10がONの時には第1図中上
方にある押ボタンスイッチ11がONされた時点で、モータ
30が図中の矢印と反対方向に回転、すなわち右旋する回
路構成になっている。また巻上制限レバー9の右旋時に
は、別の腕部先端のフック9bは第1図中で左方へ移動
し、スプロケット軸47に回転力伝達が可能なように取付
けられた巻上制限盤12の切欠き12aとの係合が外れ、制
限盤12は回転可能となる。
裏蓋連動レバー3の左旋時にはまた、枚数計係止爪13が
右旋する。すなわち、係止爪13の一端に植設されたピン
13cが、左旋する連動レバー3により同図中で左方に押
され、係止爪13ははね16の付勢力に逆らって軸15の回り
に右旋される。その結果、枚数計止爪13の係止部13aは
軸18の下端に固着された枚数計ラチェット車17と係合し
ている位置から同図中左方に退避する。すると、ラチェ
ット車17、これが固着された軸18、この18に固着されて
いる空送りカム19及び枚数盤20は、ばね21の付勢力によ
って一体的に左旋する。この回動は枚数盤20の下方に植
設されたピン22が不図示の基板に設けられた停止板23に
当接するに至って終る。この時枚数盤20上のSの文字が
指標24と正対し、枚数計がリセットされたことを示す。
右旋する。すなわち、係止爪13の一端に植設されたピン
13cが、左旋する連動レバー3により同図中で左方に押
され、係止爪13ははね16の付勢力に逆らって軸15の回り
に右旋される。その結果、枚数計止爪13の係止部13aは
軸18の下端に固着された枚数計ラチェット車17と係合し
ている位置から同図中左方に退避する。すると、ラチェ
ット車17、これが固着された軸18、この18に固着されて
いる空送りカム19及び枚数盤20は、ばね21の付勢力によ
って一体的に左旋する。この回動は枚数盤20の下方に植
設されたピン22が不図示の基板に設けられた停止板23に
当接するに至って終る。この時枚数盤20上のSの文字が
指標24と正対し、枚数計がリセットされたことを示す。
なお、枚数計ラチェット車17には別の送り爪25が係合可
能とされているが、その先端25aは右旋する枚数計係止
爪13の先端13bにより同図中で左前方に押されるため、
送り爪25はばね26の付勢力に逆らって軸27の回りに左旋
させられ、その爪部25bは枚数計ラチェット車17との係
合位置から退避する。したがって、この送り爪25はラチ
ェット車17の左旋を阻害しない。以上が裏蓋を開けた時
の動作である。裏蓋を開けたならばフィルムを装填する
のであるが、この間モータ30は回転しない。
能とされているが、その先端25aは右旋する枚数計係止
爪13の先端13bにより同図中で左前方に押されるため、
送り爪25はばね26の付勢力に逆らって軸27の回りに左旋
させられ、その爪部25bは枚数計ラチェット車17との係
合位置から退避する。したがって、この送り爪25はラチ
ェット車17の左旋を阻害しない。以上が裏蓋を開けた時
の動作である。裏蓋を開けたならばフィルムを装填する
のであるが、この間モータ30は回転しない。
次に、フィルムを装填してから、1駒目の撮影準備が整
うまでの動作、すなわちフィルム送り系によるフィルム
空送りの動作につき説明する。フィルム28の先端をスプ
ール29の溝29aに差し込み、押ボタン100を押すと、押ボ
タンスイッチ11がONする。その時すでに巻上げ制限スイ
ッチ10がONになっており、モータ制御回路185がこれを
検知することにより、前述の如くモータ30は図中の矢印
と逆の方向に回転(右旋)しはじめる。この回転により
モータ軸31に固着されたピニオン32、ウォーム58が右旋
し、ギヤー33、59及び60がそれぞれ矢印と逆方向に回転
(左旋)する。ピニオン32の回転は第1ギヤー33及びこ
れと一体となった第2ピニオン34、第2ギヤー35及びこ
れと一体となった第3ピニオン36、第3ギヤー37へと伝
達され、第3ギヤー37は同図中の矢印と逆方向に回転
(左旋)される。以上のピニオン32から第3ギヤー37に
至るまでの減速ギヤー列は、小型のモータ30からフィル
ム送りに必要なトルクを得るためのものである。
うまでの動作、すなわちフィルム送り系によるフィルム
空送りの動作につき説明する。フィルム28の先端をスプ
ール29の溝29aに差し込み、押ボタン100を押すと、押ボ
タンスイッチ11がONする。その時すでに巻上げ制限スイ
ッチ10がONになっており、モータ制御回路185がこれを
検知することにより、前述の如くモータ30は図中の矢印
と逆の方向に回転(右旋)しはじめる。この回転により
モータ軸31に固着されたピニオン32、ウォーム58が右旋
し、ギヤー33、59及び60がそれぞれ矢印と逆方向に回転
(左旋)する。ピニオン32の回転は第1ギヤー33及びこ
れと一体となった第2ピニオン34、第2ギヤー35及びこ
れと一体となった第3ピニオン36、第3ギヤー37へと伝
達され、第3ギヤー37は同図中の矢印と逆方向に回転
(左旋)される。以上のピニオン32から第3ギヤー37に
至るまでの減速ギヤー列は、小型のモータ30からフィル
ム送りに必要なトルクを得るためのものである。
第3ギヤー37が固着された軸38の下方にはモータ連結部
すなわちフィルム送り板39が固着されており、ギヤー37
と同様に同図中の矢印とは逆方向に回転する。そしてこ
の左旋時に送り板39の突起39aと給送連結部すなわちフ
ィルム送り爪40のフック部40aとが係合する。ここにフ
ィルム送り爪40の回転軸40cは第4ギヤー42に植設され
ていることから、第4ギヤー42も同じ方向に回転をはじ
める。したがって公知のスプールフリクション機構43を
介してスプール29は同図中の矢印の方向へ回転(左旋)
し、フィルム28はスプール29に巻きとられて行く。
すなわちフィルム送り板39が固着されており、ギヤー37
と同様に同図中の矢印とは逆方向に回転する。そしてこ
の左旋時に送り板39の突起39aと給送連結部すなわちフ
ィルム送り爪40のフック部40aとが係合する。ここにフ
ィルム送り爪40の回転軸40cは第4ギヤー42に植設され
ていることから、第4ギヤー42も同じ方向に回転をはじ
める。したがって公知のスプールフリクション機構43を
介してスプール29は同図中の矢印の方向へ回転(左旋)
し、フィルム28はスプール29に巻きとられて行く。
一方、第4ギヤー42の回転は第5ギヤー44、第6ギヤー
45と伝わるが、それがそのままスプロケット軸47の回転
とはならない。その事情を第2図にて説明する。前述の
如く巻戻し保持レバー6の右旋により巻戻し状態は解除
されるのであるが、前回に使用したフィルムの巻戻し終
了時点においては一般的に、スプロケット軸47の上部に
植設されたスプロケット上ピン47aと第6ギヤー45の上
部に設けられた溝45aとの位相は一致していない。この
ため、不図示のスプロケット軸下降ばねの付勢力はある
が、スプロケット上ピン47aは第2図に示す如く第6ギ
ヤー45の上面45bに当接するにとどまる。したがって第
6ギヤー45の回転にともなってスプロケット軸47が回転
することにはならず、軸47の中ほどに植設されたスプロ
ケットピン48も回転しない。そのため溝49aを介してピ
ン48と相対的に上下動のみ可能とされているスプロケッ
ト49の回転もやはり第6ギヤー45に支配されることには
ならない。したがってこの時点では、フィルム28はスプ
ール29に巻き取られることにより移動しており、不図示
のパーフォレーションがスプロケット49の歯49bにかみ
合ってスプロケット49およびスプロケット軸47を駆動し
ている。
45と伝わるが、それがそのままスプロケット軸47の回転
とはならない。その事情を第2図にて説明する。前述の
如く巻戻し保持レバー6の右旋により巻戻し状態は解除
されるのであるが、前回に使用したフィルムの巻戻し終
了時点においては一般的に、スプロケット軸47の上部に
植設されたスプロケット上ピン47aと第6ギヤー45の上
部に設けられた溝45aとの位相は一致していない。この
ため、不図示のスプロケット軸下降ばねの付勢力はある
が、スプロケット上ピン47aは第2図に示す如く第6ギ
ヤー45の上面45bに当接するにとどまる。したがって第
6ギヤー45の回転にともなってスプロケット軸47が回転
することにはならず、軸47の中ほどに植設されたスプロ
ケットピン48も回転しない。そのため溝49aを介してピ
ン48と相対的に上下動のみ可能とされているスプロケッ
ト49の回転もやはり第6ギヤー45に支配されることには
ならない。したがってこの時点では、フィルム28はスプ
ール29に巻き取られることにより移動しており、不図示
のパーフォレーションがスプロケット49の歯49bにかみ
合ってスプロケット49およびスプロケット軸47を駆動し
ている。
しかしながら公知の如く同一駆動源にて連動している場
合には、スプール29の方がスプロケット49よりもより多
くフィルム28を巻き取ろうとするように設定されている
ため、フィルム28が進行するうちに、スプロケット上ピ
ン47aと溝45aとはある時点で位相が一致、係合し、第6
ギヤー45の回転によりフィルム28の送り量が決定される
状態になるのが普通である。本実施例もまた同様の動作
をする。
合には、スプール29の方がスプロケット49よりもより多
くフィルム28を巻き取ろうとするように設定されている
ため、フィルム28が進行するうちに、スプロケット上ピ
ン47aと溝45aとはある時点で位相が一致、係合し、第6
ギヤー45の回転によりフィルム28の送り量が決定される
状態になるのが普通である。本実施例もまた同様の動作
をする。
再び第1図にもどって枚数計のカウントアップについて
説明する。スプロケット軸47の上方にはスプロケット上
ギヤー50が固着されており、枚数計ギヤー51と常時かみ
合っている。このギヤー51上の偏心した位置に軸27が植
設されており、スプロケット軸47が回転している間すな
わちギヤー50を介してギヤー51が回転している間は、送
り爪25は第1図中でほぼ左右方向に往復運動を行う。こ
の時点では既に裏蓋が閉じられておりその一部1が裏蓋
連動レバー3を右旋させているため、ばね16の付勢力に
より枚数計係止爪13は左旋し、第1図に図示の如く係止
爪13の係止部13aと枚数計ラチェット車17は係合可能な
位置をとる。
説明する。スプロケット軸47の上方にはスプロケット上
ギヤー50が固着されており、枚数計ギヤー51と常時かみ
合っている。このギヤー51上の偏心した位置に軸27が植
設されており、スプロケット軸47が回転している間すな
わちギヤー50を介してギヤー51が回転している間は、送
り爪25は第1図中でほぼ左右方向に往復運動を行う。こ
の時点では既に裏蓋が閉じられておりその一部1が裏蓋
連動レバー3を右旋させているため、ばね16の付勢力に
より枚数計係止爪13は左旋し、第1図に図示の如く係止
爪13の係止部13aと枚数計ラチェット車17は係合可能な
位置をとる。
枚数計係止爪13の左旋にともない、その先端13bは第1
図中で右方に移動するため、送り爪25の先端25aが同図
中で右上方に移動可能となり、ばね26の付勢力により送
り爪25は右旋し、爪部25bは枚数計ラチェット車17と係
合可能な位置になる。このため、公知であるので詳述は
しないが、スプロケット49のフィルム28の1駒分の回転
によりギヤー51が回転されて送り爪25が往復動され、爪
部25bによって一歯ずつ前記ラチェット車17は右旋され
て行く。その結果、フィルム送りにともない、枚数盤20
は「S」から「1」が指標24に対向する位置までへと回
転して行く。
図中で右方に移動するため、送り爪25の先端25aが同図
中で右上方に移動可能となり、ばね26の付勢力により送
り爪25は右旋し、爪部25bは枚数計ラチェット車17と係
合可能な位置になる。このため、公知であるので詳述は
しないが、スプロケット49のフィルム28の1駒分の回転
によりギヤー51が回転されて送り爪25が往復動され、爪
部25bによって一歯ずつ前記ラチェット車17は右旋され
て行く。その結果、フィルム送りにともない、枚数盤20
は「S」から「1」が指標24に対向する位置までへと回
転して行く。
その間スプロケット軸47上に取り付けられた巻上げ制限
盤12は複数回回転する。その際巻上げ制限レバー9はば
ね52により左旋方向に付勢されているため、軸8のまわ
りに左旋して、フック9bは制限盤12の外周12bに当接す
ることになり、切欠き12aとフック9bが正対した時に互
に係合して、以降のフィルム空送りが中断してしまうお
それがある。この事情にもかかわらず、1駒目までの空
送りを可能にするために、枚数盤20と一体で作動する空
送りカム19はその突部19aが巻上制限レバー9の腕部9c
に当接して、その左旋を妨げている。しかしながら、枚
数盤20上の「1」の数字が指標24と正対する直前に上記
当接が解除される様に構成してあるので、フィルム28が
所定量だけ送られた後にレバー9は左旋してフック9bは
切欠き12aに落ち込み、フィルム送りは機械的に阻止さ
れる。枚数計20が「S」から「1」を示している間、巻
上制限は不作動とされているのである。したがって同レ
バー9の腕部9aにより押圧されていた巻上げ制限スイッ
チ10はOFFとなり、制御回路185の作用でモータ30への通
電は断たれ、ここにフィルム空送りが完了する。
盤12は複数回回転する。その際巻上げ制限レバー9はば
ね52により左旋方向に付勢されているため、軸8のまわ
りに左旋して、フック9bは制限盤12の外周12bに当接す
ることになり、切欠き12aとフック9bが正対した時に互
に係合して、以降のフィルム空送りが中断してしまうお
それがある。この事情にもかかわらず、1駒目までの空
送りを可能にするために、枚数盤20と一体で作動する空
送りカム19はその突部19aが巻上制限レバー9の腕部9c
に当接して、その左旋を妨げている。しかしながら、枚
数盤20上の「1」の数字が指標24と正対する直前に上記
当接が解除される様に構成してあるので、フィルム28が
所定量だけ送られた後にレバー9は左旋してフック9bは
切欠き12aに落ち込み、フィルム送りは機械的に阻止さ
れる。枚数計20が「S」から「1」を示している間、巻
上制限は不作動とされているのである。したがって同レ
バー9の腕部9aにより押圧されていた巻上げ制限スイッ
チ10はOFFとなり、制御回路185の作用でモータ30への通
電は断たれ、ここにフィルム空送りが完了する。
ここで巻上げ制限保持レバー53の働きについて注記して
おく。このレバー53はばね55によって軸54のまわりに右
旋方向に付勢されており、その上に植設されたピン53b
が巻き上げ制限盤12の外周に設けられた凹部12cに当接
している時にのみ、その先端53aで巻上げ制限レバー9
の先端9dを係止可能なようになっている。レバー53の先
端53aは、前記レバー9が充分大きく右旋している時に
のみ、その先端9dを係止する寸法になっている。
おく。このレバー53はばね55によって軸54のまわりに右
旋方向に付勢されており、その上に植設されたピン53b
が巻き上げ制限盤12の外周に設けられた凹部12cに当接
している時にのみ、その先端53aで巻上げ制限レバー9
の先端9dを係止可能なようになっている。レバー53の先
端53aは、前記レバー9が充分大きく右旋している時に
のみ、その先端9dを係止する寸法になっている。
巻上げ制限レバー9が大きく右旋する場合とは、裏蓋が
開けられた時に裏蓋連動レバー3上のピン3aと腕部9aと
の係合によって生じる場合と、後述する中間レバー56の
左旋によりその端部で前記制限レバー9上のピン9eが押
されて生ずる場合とを指す。なお巻上げ制限盤12の外周
部12bとフック9bが当接している場合の前記制限レバー
9の右旋角は小さなものであるので、先端53aは先端9d
を係合しない。したがってレバー9はフック9bが外周部
12bに当接した状態から巻上制限保持レバー53に阻止さ
れることなく左旋し、制限盤12の切欠き12aに落ち込む
ことが出来るようになっている。この空送りの間、絞り
79、シャッタの先幕115及び後幕115′及び保持枠132に
保持されたクイックリターンミラーは何れも駆動されな
い。これらについてはそれぞれ後に詳述する。
開けられた時に裏蓋連動レバー3上のピン3aと腕部9aと
の係合によって生じる場合と、後述する中間レバー56の
左旋によりその端部で前記制限レバー9上のピン9eが押
されて生ずる場合とを指す。なお巻上げ制限盤12の外周
部12bとフック9bが当接している場合の前記制限レバー
9の右旋角は小さなものであるので、先端53aは先端9d
を係合しない。したがってレバー9はフック9bが外周部
12bに当接した状態から巻上制限保持レバー53に阻止さ
れることなく左旋し、制限盤12の切欠き12aに落ち込む
ことが出来るようになっている。この空送りの間、絞り
79、シャッタの先幕115及び後幕115′及び保持枠132に
保持されたクイックリターンミラーは何れも駆動されな
い。これらについてはそれぞれ後に詳述する。
次に撮影及びそれに引き続く巻上げ動作について説明す
る。
る。
再び押ぼたん100を第1図中で下方に押し下げると押ボ
タンスイッチ11がONする。この時巻上げ制限スイッチ10
はOFFになっているので、モータ制御回路185の働きでモ
ータ30は第1図中の矢印の方向へ回転(左旋)をはじめ
る。したがってモータ軸31に固着されたピニオン32及び
ウォーム58が回転する。ピニオン32には前記第1ギヤー
33が、またウォーム58には第7ギヤー59と第10ギヤー60
とがそれぞれ常時かみ合っているので、これらが同時に
それぞれ矢印方向に回りはじめる。
タンスイッチ11がONする。この時巻上げ制限スイッチ10
はOFFになっているので、モータ制御回路185の働きでモ
ータ30は第1図中の矢印の方向へ回転(左旋)をはじめ
る。したがってモータ軸31に固着されたピニオン32及び
ウォーム58が回転する。ピニオン32には前記第1ギヤー
33が、またウォーム58には第7ギヤー59と第10ギヤー60
とがそれぞれ常時かみ合っているので、これらが同時に
それぞれ矢印方向に回りはじめる。
まずピニオン32と第1ギヤー33のかみ合いに連動する系
統(以下「フィルム送り系」と略称する)につき説明す
る。モータ軸31の回転は前記減速ギヤー列により適当な
回転数とトルクに変換され、第3ギヤー37を図中の矢印
の方向へ回転(右旋)させる。第3ギヤー37の右旋にと
もない、これが固着された軸38も回転し、これに固着さ
れた回転規制盤61及びフィルム送り板39もともに第1図
中の矢印の方向に回転(右旋)する。回転規制盤61の外
周の係止部61aにはミラー上昇係止爪62がばね63により
左旋方向に付勢されて当接しており、規制盤61が第1図
に示した状態から所定の回転角だけ右旋した時、これに
係止して規制盤61の回転を阻止する。その結果、後述す
る絞り駆動系、ミラー駆動系、シャッタチャージ系にお
いてこれがストッパ作用をなすことゝなる。同じく軸38
に固着されたモータ連結部すなわちフィルム送り板39
は、撮影開始時にはその突部39aと給送連結部すなわち
フィルムが送り爪40のフック部40aとが係合する位置に
あるが、送り板39が右旋するので係合が解かれ送り爪40
には回転は伝わらない。したがってこの場合には先に説
明をしたフィルム空送りの際と異なり、第4ギヤー42以
下が回転しないのでフィルムが送られることはない。
統(以下「フィルム送り系」と略称する)につき説明す
る。モータ軸31の回転は前記減速ギヤー列により適当な
回転数とトルクに変換され、第3ギヤー37を図中の矢印
の方向へ回転(右旋)させる。第3ギヤー37の右旋にと
もない、これが固着された軸38も回転し、これに固着さ
れた回転規制盤61及びフィルム送り板39もともに第1図
中の矢印の方向に回転(右旋)する。回転規制盤61の外
周の係止部61aにはミラー上昇係止爪62がばね63により
左旋方向に付勢されて当接しており、規制盤61が第1図
に示した状態から所定の回転角だけ右旋した時、これに
係止して規制盤61の回転を阻止する。その結果、後述す
る絞り駆動系、ミラー駆動系、シャッタチャージ系にお
いてこれがストッパ作用をなすことゝなる。同じく軸38
に固着されたモータ連結部すなわちフィルム送り板39
は、撮影開始時にはその突部39aと給送連結部すなわち
フィルムが送り爪40のフック部40aとが係合する位置に
あるが、送り板39が右旋するので係合が解かれ送り爪40
には回転は伝わらない。したがってこの場合には先に説
明をしたフィルム空送りの際と異なり、第4ギヤー42以
下が回転しないのでフィルムが送られることはない。
以上の右旋の途中で第3ギヤー37上に固着されたピン37
aが巻上げ制限解除レバー65の腕部65aを押し、ばね66の
作用に逆らってこのレバー65を軸67回りに左旋させる。
しかし、解除レバー65の他の腕部に植設されたピン68は
中間レバー56の一端56aより遠ざかる方向に移動するの
で、レバー56に影響を及ぼすことはない。従ってレバー
56によって制限レバー9が回転されることはなく、巻上
げは制限されている。
aが巻上げ制限解除レバー65の腕部65aを押し、ばね66の
作用に逆らってこのレバー65を軸67回りに左旋させる。
しかし、解除レバー65の他の腕部に植設されたピン68は
中間レバー56の一端56aより遠ざかる方向に移動するの
で、レバー56に影響を及ぼすことはない。従ってレバー
56によって制限レバー9が回転されることはなく、巻上
げは制限されている。
次にウォーム58と第7ギヤー59のかみ合いに連動する系
統(以下「絞り駆動系」と略称する)につき説明する。
モータ30の左旋による第7ギヤー59の第1図中の矢印方
向への回転(右旋)にともない、これが固着された軸6
9、第8ギヤー70、絞り込みカム71、マグネットリセッ
トカム72はすべて一体となって同方向へ回転をはじめ
る。しかし、フィルム送り系の中の回転規制盤61はミラ
ー上昇係止爪62により右旋が規制されているため、ギヤ
ー列を介してモータ軸31の回転が制限され、軸69も所定
の回転角しか右旋できない。
統(以下「絞り駆動系」と略称する)につき説明する。
モータ30の左旋による第7ギヤー59の第1図中の矢印方
向への回転(右旋)にともない、これが固着された軸6
9、第8ギヤー70、絞り込みカム71、マグネットリセッ
トカム72はすべて一体となって同方向へ回転をはじめ
る。しかし、フィルム送り系の中の回転規制盤61はミラ
ー上昇係止爪62により右旋が規制されているため、ギヤ
ー列を介してモータ軸31の回転が制限され、軸69も所定
の回転角しか右旋できない。
軸69が第1図に示した状態から右旋しはじめると、ただ
ちにマグネットリセットカム72がマグネットリセットば
ね73の押圧を解除する。つづいて絞り込みカム71の先端
71aが保持解除レバー102の1端102aを押すが、レバー10
2は絞り保持レバー75に植設された軸73の回りに回動
(左旋)することはできない。それはレバー102の腕部1
02bが絞り保持レバー75に植設されたピン74に当接して
いるためである。したがって、レバー102は絞り保持レ
バー75と一体となってばね76の付勢力に逆らって軸77の
回りに左旋する。
ちにマグネットリセットカム72がマグネットリセットば
ね73の押圧を解除する。つづいて絞り込みカム71の先端
71aが保持解除レバー102の1端102aを押すが、レバー10
2は絞り保持レバー75に植設された軸73の回りに回動
(左旋)することはできない。それはレバー102の腕部1
02bが絞り保持レバー75に植設されたピン74に当接して
いるためである。したがって、レバー102は絞り保持レ
バー75と一体となってばね76の付勢力に逆らって軸77の
回りに左旋する。
本実施例においてはレンズ78の絞り機構と連動する絞り
連動レバー79は図中で下方への付勢力を受けているもの
とする。このレバー79は絞り規制レバー80の先端80aに
て下降を阻止されており、その時は絞りが開放となって
いる。先の絞り保持レバー75の左旋によってそのフック
部75aと絞り規制レバー80に植設されたピン81の係合が
外れ、絞り規制レバー80は絞り運動レバー79とばね82の
付勢力により、先端80aが下降する方向に運動可能に
(軸84の回りに右旋可能)となる。これにより以降は絞
り規制レバー80は別な位置に植設されたピン83と絞り込
みカム71との当接を介して第1図に示した状態から右旋
してリフト量をしだいに減少させるカム71に追従して、
軸84回りに右旋し、絞りは絞り込まれていく。
連動レバー79は図中で下方への付勢力を受けているもの
とする。このレバー79は絞り規制レバー80の先端80aに
て下降を阻止されており、その時は絞りが開放となって
いる。先の絞り保持レバー75の左旋によってそのフック
部75aと絞り規制レバー80に植設されたピン81の係合が
外れ、絞り規制レバー80は絞り運動レバー79とばね82の
付勢力により、先端80aが下降する方向に運動可能に
(軸84の回りに右旋可能)となる。これにより以降は絞
り規制レバー80は別な位置に植設されたピン83と絞り込
みカム71との当接を介して第1図に示した状態から右旋
してリフト量をしだいに減少させるカム71に追従して、
軸84回りに右旋し、絞りは絞り込まれていく。
レンズを通った光量は第6図に示す受光装置181により
測定されており、設定されたシャッタースピード、フィ
ルム感度等に基づいて算出された適当な光量に達した時
に絞り制御回路182の働きでコイル85に通電される。す
ると、それまで永久磁石86によりヨーク87に吸着されて
いたアマチュア88は一時的に吸着力が小さくなるため、
ばね89の付勢力に負けて、これが取り付けられている絞
り係止爪90と共に軸91の回りに左旋する。そして係止爪
90の爪部90aがギヤー93a、93b、93c等から成る拡大ギヤ
ー列93を係止するため、ギヤー93cと一体となっている
絞り規制レバー80は停止し、適正露出が得られる絞り値
が設定される。拡大ギヤー列93は絞り値設定の分解能を
高め、より精度を上げるために設置されている。
測定されており、設定されたシャッタースピード、フィ
ルム感度等に基づいて算出された適当な光量に達した時
に絞り制御回路182の働きでコイル85に通電される。す
ると、それまで永久磁石86によりヨーク87に吸着されて
いたアマチュア88は一時的に吸着力が小さくなるため、
ばね89の付勢力に負けて、これが取り付けられている絞
り係止爪90と共に軸91の回りに左旋する。そして係止爪
90の爪部90aがギヤー93a、93b、93c等から成る拡大ギヤ
ー列93を係止するため、ギヤー93cと一体となっている
絞り規制レバー80は停止し、適正露出が得られる絞り値
が設定される。拡大ギヤー列93は絞り値設定の分解能を
高め、より精度を上げるために設置されている。
次にこの間ウォーム58と第10ギヤー60のかみ合いに連動
する系統(以下「シャッタチャージ系」と略称する)が
どのように動作するかについて第1図をもとに説明す
る。
する系統(以下「シャッタチャージ系」と略称する)が
どのように動作するかについて第1図をもとに説明す
る。
モータ30の左旋に伴ない、ギヤー59の右旋と同時に第10
ギヤー60は図中の矢印の方向に回転(左旋)をはじめ
る。するとそれに固着された軸105、さらに軸105に固着
された第11ギヤー106も左旋する。これにより常時第11
ギヤー106にかみ合っている第12ギヤー107が右旋し、軸
108を介して一体となっている先幕チャージギヤー109も
右旋する。
ギヤー60は図中の矢印の方向に回転(左旋)をはじめ
る。するとそれに固着された軸105、さらに軸105に固着
された第11ギヤー106も左旋する。これにより常時第11
ギヤー106にかみ合っている第12ギヤー107が右旋し、軸
108を介して一体となっている先幕チャージギヤー109も
右旋する。
ギヤー109はその右旋途中で先幕セクターギヤー110とか
み合いはじめ、ある区間かみ合い状態が続いている間ギ
ヤー110は軸112の回りに左旋され、やがて歯が形成され
ていない部分に対応するに至ると、先幕チャージギヤー
109と先幕セクターギヤー110のかみ合いが外れ、これ以
後先幕チャージギヤー109のみが右旋をつづける。ギヤ
ー109の右旋は前記フィルム送り系の中の回転規制盤61
とミラー上昇係止爪62との係合に至って停止する。
み合いはじめ、ある区間かみ合い状態が続いている間ギ
ヤー110は軸112の回りに左旋され、やがて歯が形成され
ていない部分に対応するに至ると、先幕チャージギヤー
109と先幕セクターギヤー110のかみ合いが外れ、これ以
後先幕チャージギヤー109のみが右旋をつづける。ギヤ
ー109の右旋は前記フィルム送り系の中の回転規制盤61
とミラー上昇係止爪62との係合に至って停止する。
一方チャージギヤー109との連結を断たれた先幕セクタ
ーギヤー110は、ばね111の付勢力によって第1図に示す
位置まで復帰する。このようにまず先幕セクターギヤー
110が先幕アーム113に立設された軸112のまわりに左旋
し、この時にギヤー110と同軸に設けられた先幕アーム1
13がセクターギヤー110の一端に設けられたピン114によ
って押されて左旋され、その鉤部113aは先幕爪116に係
止可能な位置に至る。セクターギヤー110には別にピン1
17が設けられており、ギヤー110の左旋にともなってば
ね118を押す。このばね118の付勢力により先幕爪116は
右旋し、この爪116に取り付けられているアマチュア119
をヨーク120に押しつける。これ以降、永久磁石121の吸
着力によりヨーク120とアマチュア119はばね122の付勢
力に逆らって吸着状態を保つ。このような状態において
は、不図示の先幕駆動ばねに逆らって爪116のフック116
aとアーム113のカギ部113aの係合が保たれ、先幕走行準
備が完了する。なお、先幕補助アーム123は先幕アーム1
13と共同して先幕115を支持する作用をなす。
ーギヤー110は、ばね111の付勢力によって第1図に示す
位置まで復帰する。このようにまず先幕セクターギヤー
110が先幕アーム113に立設された軸112のまわりに左旋
し、この時にギヤー110と同軸に設けられた先幕アーム1
13がセクターギヤー110の一端に設けられたピン114によ
って押されて左旋され、その鉤部113aは先幕爪116に係
止可能な位置に至る。セクターギヤー110には別にピン1
17が設けられており、ギヤー110の左旋にともなってば
ね118を押す。このばね118の付勢力により先幕爪116は
右旋し、この爪116に取り付けられているアマチュア119
をヨーク120に押しつける。これ以降、永久磁石121の吸
着力によりヨーク120とアマチュア119はばね122の付勢
力に逆らって吸着状態を保つ。このような状態において
は、不図示の先幕駆動ばねに逆らって爪116のフック116
aとアーム113のカギ部113aの係合が保たれ、先幕走行準
備が完了する。なお、先幕補助アーム123は先幕アーム1
13と共同して先幕115を支持する作用をなす。
後幕についても、第12ギヤー107が第1図中矢印の方向
に回転する動作から後幕走行準備完了まで全く同じ動作
となっているので、先幕チャージ機構と対応する部分に
ついては同一の番号にダッシュを付して示し、詳細な説
明は省略する。
に回転する動作から後幕走行準備完了まで全く同じ動作
となっているので、先幕チャージ機構と対応する部分に
ついては同一の番号にダッシュを付して示し、詳細な説
明は省略する。
以上のようにして行われる動作は公知のシャッタチャー
ジ動作の一例であるが、このシャッタチャージが行われ
るのは主として絞り込みを行っている時期である。つま
り絞り制御を精度良く行うための減速効果をこのシャッ
タチャージが果たしている。以上がモータ30の左旋中に
行われる動作である。
ジ動作の一例であるが、このシャッタチャージが行われ
るのは主として絞り込みを行っている時期である。つま
り絞り制御を精度良く行うための減速効果をこのシャッ
タチャージが果たしている。以上がモータ30の左旋中に
行われる動作である。
以上の絞りを絞り込んで行く過程において第8ギヤー70
と第9ギヤー124とは常時かみ合っているため、軸125も
左旋を続けている。この軸125はレフレックスミラーを
駆動するためのものであるが、一般には前述の受光装置
181をレンズに対してレフレックスミラーより光学的に
後方に置くことがコストや部品配置上好都合なことが多
いため、側光している時にはミラーを動かすのは好まし
くない。したがって絞り込みとミラーアップとの間に時
間差を設け絞り込み後にレフレックスミラーを上昇させ
るようになっている。
と第9ギヤー124とは常時かみ合っているため、軸125も
左旋を続けている。この軸125はレフレックスミラーを
駆動するためのものであるが、一般には前述の受光装置
181をレンズに対してレフレックスミラーより光学的に
後方に置くことがコストや部品配置上好都合なことが多
いため、側光している時にはミラーを動かすのは好まし
くない。したがって絞り込みとミラーアップとの間に時
間差を設け絞り込み後にレフレックスミラーを上昇させ
るようになっている。
これを満足させる機構につき以下に説明する。軸125の
左旋にともない、それに固着された第1アーム126も左
旋する。このアーム126の先端に植設された軸127も軸12
5回りに左旋し、軸127に回転可能に取り付けられた第2
アーム128の先端128aは第1図の状態から左方へ移動す
る。しかしながらアーム128の基部128bに植設された軸1
29の左方への移動は、第1アーム126の囲い部126aによ
り押さえられるため、第2アーム128は結局軸125の回り
を第1アーム126と一体的に左旋し、軸129に回転可能に
軸支されている第3アーム130は動かない。これは軸125
と軸129が同軸の位置をとる様にそれぞれのアーム126、
128の長さと囲い部126aの形状が設定されているためで
ある。したがってミラー保持枠132に植設された軸支131
と第3アーム130は回転可能に結合されているが、ミラ
ー保持枠132は軸64のまわりに回動することはない。
左旋にともない、それに固着された第1アーム126も左
旋する。このアーム126の先端に植設された軸127も軸12
5回りに左旋し、軸127に回転可能に取り付けられた第2
アーム128の先端128aは第1図の状態から左方へ移動す
る。しかしながらアーム128の基部128bに植設された軸1
29の左方への移動は、第1アーム126の囲い部126aによ
り押さえられるため、第2アーム128は結局軸125の回り
を第1アーム126と一体的に左旋し、軸129に回転可能に
軸支されている第3アーム130は動かない。これは軸125
と軸129が同軸の位置をとる様にそれぞれのアーム126、
128の長さと囲い部126aの形状が設定されているためで
ある。したがってミラー保持枠132に植設された軸支131
と第3アーム130は回転可能に結合されているが、ミラ
ー保持枠132は軸64のまわりに回動することはない。
ところが絞り込みに要する所定の回転角(ほぼ180°)
だけ軸125が回った後で、第4図に示すように第3アー
ム130に固定された板ばね133の先端の爪部133aが第2ア
ーム128を引掛けるためこのアーム128と第3アーム130
とは係合状態となり、以降は1つのアームとして作用す
る。これがロッドの働きをし、第1アーム126が軸125を
回転中心とするクランク、軸127がクランクピンとなっ
て、ミラー保持枠132を押し上げる働きをする。この
時、囲い部126aには開口部が設けてあるので、軸129の
動きは制限されない。つまり、軸125の前半の半回転で
は保持枠132を動かすことはないが、後半の半回転によ
ってこれを押しあげる。第1アーム126が第2アーム12
8、第3アーム130と略一直線となるまで回転するように
第8ギヤー70と第9ギヤー124のギヤー比が設定されて
いる。すなわちこの時が、フィルム送り系の中の回転規
制盤61とミラー上昇係止爪62が係合した時である。
だけ軸125が回った後で、第4図に示すように第3アー
ム130に固定された板ばね133の先端の爪部133aが第2ア
ーム128を引掛けるためこのアーム128と第3アーム130
とは係合状態となり、以降は1つのアームとして作用す
る。これがロッドの働きをし、第1アーム126が軸125を
回転中心とするクランク、軸127がクランクピンとなっ
て、ミラー保持枠132を押し上げる働きをする。この
時、囲い部126aには開口部が設けてあるので、軸129の
動きは制限されない。つまり、軸125の前半の半回転で
は保持枠132を動かすことはないが、後半の半回転によ
ってこれを押しあげる。第1アーム126が第2アーム12
8、第3アーム130と略一直線となるまで回転するように
第8ギヤー70と第9ギヤー124のギヤー比が設定されて
いる。すなわちこの時が、フィルム送り系の中の回転規
制盤61とミラー上昇係止爪62が係合した時である。
ミラーが上昇し終った時の状態を第5図に示す。この状
態ではミラー保持枠132と一体に設けられた腕132aがこ
の枠132の上昇完了付近でミラー停止スイッチ134をONす
る。この信号により制御回路185の作用でモータ30は停
止する。なおモータ30は不図示のスリップ機構を持って
おり、外力で回転を停止された時にはスリップ可能であ
るものとする。これはカメラをモータで駆動する場合の
付属機構として公知であり、かつ常識となっているもの
なので図示しない。
態ではミラー保持枠132と一体に設けられた腕132aがこ
の枠132の上昇完了付近でミラー停止スイッチ134をONす
る。この信号により制御回路185の作用でモータ30は停
止する。なおモータ30は不図示のスリップ機構を持って
おり、外力で回転を停止された時にはスリップ可能であ
るものとする。これはカメラをモータで駆動する場合の
付属機構として公知であり、かつ常識となっているもの
なので図示しない。
第5図の状態があまり長くつづくと、一直線となってい
る第2アーム128と第3アーム130が図中で軸129が右方
に移動する方向に座屈する心配がある。これに対処する
ためには板ばね133に第2アーム128の裏面と当接する付
勢力を持たせておくことが望ましい。このようにすれ
ば、第2アーム128の裏面と板ばね133の表面の間に摩擦
力が生ずるので、この座屈を防止することができる。
る第2アーム128と第3アーム130が図中で軸129が右方
に移動する方向に座屈する心配がある。これに対処する
ためには板ばね133に第2アーム128の裏面と当接する付
勢力を持たせておくことが望ましい。このようにすれ
ば、第2アーム128の裏面と板ばね133の表面の間に摩擦
力が生ずるので、この座屈を防止することができる。
以上の様にして、絞りを開放絞りから所望の絞りまで絞
って、しかる後にレフレックスミラーを光路から退避さ
せシャッタの作動に備える体勢が出来た。
って、しかる後にレフレックスミラーを光路から退避さ
せシャッタの作動に備える体勢が出来た。
ここで適宜のタイミングで先幕コイル135に通電する
と、一時的に永久磁石136の吸着力が弱まり、ばね137の
付勢力によりアマチュア119とヨーク120との吸着が失わ
れて先幕爪116は左旋し、フック116aは先幕アーム113の
鉤部113aの係合を解放するので、不図示の先幕駆動ばね
の力で先幕115が走行する。次に設定したシャッター速
度が得られる時期に後幕コイル135′に通電すると、先
幕の場合とまったく同様に後幕115′が走行する。後幕
走行の始め又は終り付近で、それまでのチャージ状態で
はOFFであった後幕スイッチ138が、後幕アーム113′の
別の腕部113′aに当接することにより、ONとなる。
と、一時的に永久磁石136の吸着力が弱まり、ばね137の
付勢力によりアマチュア119とヨーク120との吸着が失わ
れて先幕爪116は左旋し、フック116aは先幕アーム113の
鉤部113aの係合を解放するので、不図示の先幕駆動ばね
の力で先幕115が走行する。次に設定したシャッター速
度が得られる時期に後幕コイル135′に通電すると、先
幕の場合とまったく同様に後幕115′が走行する。後幕
走行の始め又は終り付近で、それまでのチャージ状態で
はOFFであった後幕スイッチ138が、後幕アーム113′の
別の腕部113′aに当接することにより、ONとなる。
この信号により制御回路185の作用でただちに又は適当
なタイムラグを与えて今度はモータ30が図中の矢印とは
反対に回転(右旋)をはじめる。するとミラーがリター
ンするとともに絞りが開放され、各部が第1図に示した
状態に戻る。
なタイムラグを与えて今度はモータ30が図中の矢印とは
反対に回転(右旋)をはじめる。するとミラーがリター
ンするとともに絞りが開放され、各部が第1図に示した
状態に戻る。
まずミラーのリターンであるが、第7ギヤー59が左旋す
ると、第8ギヤー70、第9ギヤー124と回転が伝えら
れ、軸125、第1アーム126が右旋し始める。これにとも
ない、第2アーム128及び、第3アーム130は第1図中で
下方に引張られ、ミラー保持枠132は第5図に示す上昇
状態から下降して行く。そして、第1アーム126が下方
を向いた時に囲い部126aが軸129に当接し、以降は第1
アーム126及び、第2アーム128は軸125回りの同軸運動
を行ない、第1図の状態にもどって保持枠132は動かな
くなる。すなわちミラーのリターン時においては、軸12
5の回転(右旋)の前半において保持枠132が下降し、後
半においては全く移動しないのである。
ると、第8ギヤー70、第9ギヤー124と回転が伝えら
れ、軸125、第1アーム126が右旋し始める。これにとも
ない、第2アーム128及び、第3アーム130は第1図中で
下方に引張られ、ミラー保持枠132は第5図に示す上昇
状態から下降して行く。そして、第1アーム126が下方
を向いた時に囲い部126aが軸129に当接し、以降は第1
アーム126及び、第2アーム128は軸125回りの同軸運動
を行ない、第1図の状態にもどって保持枠132は動かな
くなる。すなわちミラーのリターン時においては、軸12
5の回転(右旋)の前半において保持枠132が下降し、後
半においては全く移動しないのである。
この状態で軸125が何回右旋したとしても、板ばね133の
爪部133aの背後に設けられたテーパ部133bにより、第2
アーム128が板ばね133に当接しても、爪部133aは変位し
て逃げるためやはり第3アーム130は回転せず、ミラー
保持枠132は動かない。
爪部133aの背後に設けられたテーパ部133bにより、第2
アーム128が板ばね133に当接しても、爪部133aは変位し
て逃げるためやはり第3アーム130は回転せず、ミラー
保持枠132は動かない。
次に絞りの開放であるが、ギヤー59の左旋時には絞り込
みカム71も左旋してリフト量をしだいに増加させる。し
たがってピン83は上方に押し上げられ、絞り規制レバー
80は左旋しレバー79を上昇させるのでレンズ78の絞りは
開放になる。レバー80の左旋時にはばね76の付勢力によ
り絞り保持レバー75は右旋し、そのフック部75aがピン8
1を係止するため、絞りの解放状態は維持される。な
お、絞り込みカム71の左旋にともないその先端71aが保
持解除レバー102の端部102aを持ち上げるが、この時に
はレバー102がばね141に逆って右旋するだけであり、絞
り保持レバー75が左旋することはない。したがって絞り
込みカム71が何回左旋したとしても、絞りは解放状態に
保たれる。
みカム71も左旋してリフト量をしだいに増加させる。し
たがってピン83は上方に押し上げられ、絞り規制レバー
80は左旋しレバー79を上昇させるのでレンズ78の絞りは
開放になる。レバー80の左旋時にはばね76の付勢力によ
り絞り保持レバー75は右旋し、そのフック部75aがピン8
1を係止するため、絞りの解放状態は維持される。な
お、絞り込みカム71の左旋にともないその先端71aが保
持解除レバー102の端部102aを持ち上げるが、この時に
はレバー102がばね141に逆って右旋するだけであり、絞
り保持レバー75が左旋することはない。したがって絞り
込みカム71が何回左旋したとしても、絞りは解放状態に
保たれる。
絞り規制レバー80の左旋時には拡大ギヤー列93も共に回
転するが、この回転方向においては絞り係止爪90の爪部
90aがギヤー93aを係止しない形状になっている。なお、
この部分で発する騒音や負荷が問題になる時には、撮影
後絞りが開放に戻りはじめる以前の適当な時期に係止爪
90を右旋させてギヤー93aと接触しないようにしておけ
ば良い。またギヤー59すなわち軸69の左旋時にはマグネ
ットリセットカム72も同方向に回転し、その回転途中で
マグネットリセットばね73を押圧することになり、アマ
チュア88をヨーク87に吸着させる。このように、モータ
30は露出後に右旋して軸69を左旋させることによりミラ
ーを撮影光路中に復帰させるとともに、絞りを解放状態
に復帰させ、その後その状態に保ったまゝさらに右旋を
続けることが可能となるように構成されている。
転するが、この回転方向においては絞り係止爪90の爪部
90aがギヤー93aを係止しない形状になっている。なお、
この部分で発する騒音や負荷が問題になる時には、撮影
後絞りが開放に戻りはじめる以前の適当な時期に係止爪
90を右旋させてギヤー93aと接触しないようにしておけ
ば良い。またギヤー59すなわち軸69の左旋時にはマグネ
ットリセットカム72も同方向に回転し、その回転途中で
マグネットリセットばね73を押圧することになり、アマ
チュア88をヨーク87に吸着させる。このように、モータ
30は露出後に右旋して軸69を左旋させることによりミラ
ーを撮影光路中に復帰させるとともに、絞りを解放状態
に復帰させ、その後その状態に保ったまゝさらに右旋を
続けることが可能となるように構成されている。
次にシャッタチャージ系の作動につき説明する。露光後
のモータ30の右旋に伴い第10ギヤー60が図中の矢印と反
対の方向へ回転(右旋)をはじめると、先幕チャージギ
ヤー109は左旋し、先幕セクターギヤー110とかみ合う
と、このギヤー110をばね111の作用に逆らって右旋させ
る。しかし、ギヤー110に植設されたピン114が先幕アー
ム113からむしろ遠ざかる方向であるので、この時先幕
アーム113は動かない。同様に後幕アーム113′も動かな
い。
のモータ30の右旋に伴い第10ギヤー60が図中の矢印と反
対の方向へ回転(右旋)をはじめると、先幕チャージギ
ヤー109は左旋し、先幕セクターギヤー110とかみ合う
と、このギヤー110をばね111の作用に逆らって右旋させ
る。しかし、ギヤー110に植設されたピン114が先幕アー
ム113からむしろ遠ざかる方向であるので、この時先幕
アーム113は動かない。同様に後幕アーム113′も動かな
い。
その後、先幕チャージギヤー109と先幕セクターギヤー1
10とのかみ合いが外れて、先幕セクターギヤー110はば
ね111の付勢力により左旋して図示の位置にもどる。後
幕セクターギヤー110も同様に右旋後ばね111′の作用で
左旋してもどる。このようにシャッタチャージ系につい
ても露光後モータ30の右旋が何回行なわれても構わない
構成になっている。
10とのかみ合いが外れて、先幕セクターギヤー110はば
ね111の付勢力により左旋して図示の位置にもどる。後
幕セクターギヤー110も同様に右旋後ばね111′の作用で
左旋してもどる。このようにシャッタチャージ系につい
ても露光後モータ30の右旋が何回行なわれても構わない
構成になっている。
今度はフィルム送り系の動作について説明する。露光後
モータ30すなわちピニオン32が右旋すると、減速ギヤー
列を軽油して、第3ギヤー37は左旋する。この時第3ギ
ヤー37に植設されたピン37aもそれに伴って移動し、巻
上げ制限解除レバー65の腕部65aを押すためこのレバー6
5は右旋する。
モータ30すなわちピニオン32が右旋すると、減速ギヤー
列を軽油して、第3ギヤー37は左旋する。この時第3ギ
ヤー37に植設されたピン37aもそれに伴って移動し、巻
上げ制限解除レバー65の腕部65aを押すためこのレバー6
5は右旋する。
それにともない65の他端下面に植設されたピン68が中間
レバー56の腕部56aを押すため、このレバー56は左旋す
る。その結果、レバー56の他方の腕部56bが巻上制限レ
バー9の一端に植設されたピン9eを押すのでこのレバー
9は右旋し、先端のフック9bと巻上制限盤12の切欠き12
aとの係合が外れて巻上制限盤12は回転可能となる。す
なわちモータ30の駆動によって巻上の制限を確実に解除
できる。またこれに伴ないレバー9の先端9dが巻上制限
保持レバー53の先端53aに係止され、巻上制限解除状態
が保持される。
レバー56の腕部56aを押すため、このレバー56は左旋す
る。その結果、レバー56の他方の腕部56bが巻上制限レ
バー9の一端に植設されたピン9eを押すのでこのレバー
9は右旋し、先端のフック9bと巻上制限盤12の切欠き12
aとの係合が外れて巻上制限盤12は回転可能となる。す
なわちモータ30の駆動によって巻上の制限を確実に解除
できる。またこれに伴ないレバー9の先端9dが巻上制限
保持レバー53の先端53aに係止され、巻上制限解除状態
が保持される。
第3ギヤー37の左旋時には同時に回転規制盤61がミラー
上昇係止爪62に係止された位置から左旋を始めるととも
に、フィルム送り板39も同方向に回転する。そして第1
図に示すように送り板39の突起39aとフィルム送り爪40
のフック部40aとが係合すると、第4ギヤー42が左旋を
始める。ギヤー42が回れば、フリクション機構43を介し
てスプール29は矢印方向へ回転する。第4ギヤー42の回
転はまた第5ギヤー44、第6ギヤー45と伝わり、溝45a
とスプロケット上ピン46との係合を介してスプロケット
軸47も左旋する。したがってフィルム28は進行して行
く。
上昇係止爪62に係止された位置から左旋を始めるととも
に、フィルム送り板39も同方向に回転する。そして第1
図に示すように送り板39の突起39aとフィルム送り爪40
のフック部40aとが係合すると、第4ギヤー42が左旋を
始める。ギヤー42が回れば、フリクション機構43を介し
てスプール29は矢印方向へ回転する。第4ギヤー42の回
転はまた第5ギヤー44、第6ギヤー45と伝わり、溝45a
とスプロケット上ピン46との係合を介してスプロケット
軸47も左旋する。したがってフィルム28は進行して行
く。
フィルムの進行が開始されるとまもなくして、巻上制限
盤12の凸部12cに代わって最大外径部12bが巻上制限保持
レバー53に植設されたピン53bに当接することになり、
このレバー53はばね55の作用で軸54のまわりに左旋し
て、レバー9の先端9dの係止を解除する。すなわち、こ
れにより巻上制限解除保持状態が解除される。そのため
レバー9はばね52の作用で左旋し、そのフック部9bは制
限盤12の最大外径部12bに当接するようになる。
盤12の凸部12cに代わって最大外径部12bが巻上制限保持
レバー53に植設されたピン53bに当接することになり、
このレバー53はばね55の作用で軸54のまわりに左旋し
て、レバー9の先端9dの係止を解除する。すなわち、こ
れにより巻上制限解除保持状態が解除される。そのため
レバー9はばね52の作用で左旋し、そのフック部9bは制
限盤12の最大外径部12bに当接するようになる。
なおこの後、切欠き12aの部分がピン53bに相対すること
になるが、ピン53bの形状が丸いこと、及び巻上げ制限
保持レバー53の所定量以上の右旋が巻上げ制限レバー9
の先端9dにより制限されていることにより、ピン53bが
切欠き12aに嵌入して巻上げ制限盤12の回転を係止して
しまうことはない。
になるが、ピン53bの形状が丸いこと、及び巻上げ制限
保持レバー53の所定量以上の右旋が巻上げ制限レバー9
の先端9dにより制限されていることにより、ピン53bが
切欠き12aに嵌入して巻上げ制限盤12の回転を係止して
しまうことはない。
巻上げ制限盤12が回転してその切欠き12aが巻上げ制限
レバー9のフック9bと対向する状態になると、両者はか
み合って制限盤12は回転不能となり、以降の巻上げは進
行しなくなる。これによってフィルム一駒分の巻上げが
完了する。これと同時に左旋する巻上げ制限レバー9の
腕部9aが第1図中で右方に変位するため、巻上げ制限ス
イッチ10はOFFとなりモータ制御回路185がこれを検知し
てモータ30の右旋を停止させる。
レバー9のフック9bと対向する状態になると、両者はか
み合って制限盤12は回転不能となり、以降の巻上げは進
行しなくなる。これによってフィルム一駒分の巻上げが
完了する。これと同時に左旋する巻上げ制限レバー9の
腕部9aが第1図中で右方に変位するため、巻上げ制限ス
イッチ10はOFFとなりモータ制御回路185がこれを検知し
てモータ30の右旋を停止させる。
なお、この間スプロケット軸47に固着されスプロケット
上ギヤー50及び枚数計ギヤー51も回転をつづけており、
送り爪部25の第1図中左方への移動にともなってその爪
部25bは枚数計ラチェット車17を一歯分だけ送り、枚数
盤20の一つ進んだ目盛が指標24と反対することになる。
一方、送り爪25が右方へ返って行く時には、枚数計係止
爪13の係止部13aにより枚数計ラチェット車17の逆転は
阻止される。またこのフィルム送りの間、前記絞り駆動
系、シャッタチャージ系及びミラー駆動系は何れも空回
りしている。
上ギヤー50及び枚数計ギヤー51も回転をつづけており、
送り爪部25の第1図中左方への移動にともなってその爪
部25bは枚数計ラチェット車17を一歯分だけ送り、枚数
盤20の一つ進んだ目盛が指標24と反対することになる。
一方、送り爪25が右方へ返って行く時には、枚数計係止
爪13の係止部13aにより枚数計ラチェット車17の逆転は
阻止される。またこのフィルム送りの間、前記絞り駆動
系、シャッタチャージ系及びミラー駆動系は何れも空回
りしている。
以上が撮影及びそれに引き続くフィルム送りに関する動
作の説明である。次に撮影を行なうためには再び押しボ
タン100を押せば良い。すなわちボタン30を押すと前述
したシーケンスが繰り返されることゝなる。
作の説明である。次に撮影を行なうためには再び押しボ
タン100を押せば良い。すなわちボタン30を押すと前述
したシーケンスが繰り返されることゝなる。
次にフィルム1本の撮影が終った後の巻戻し動作につい
て説明する。巻戻しボタン7を上方へ押すと、常時下方
に付勢されているスプロケット軸47は上昇し巻戻し保持
レバー6の一端6bがばね139の付勢力によりボタン7の
段付部7aの下に入り込み、スプロケット軸47を上昇位置
に保つ。そのためスプロケット上ピン47aは第6ギヤー4
5の溝45aから上方に脱出し、スプロケット49及びスプロ
ケット軸47は第6ギヤー45及びそれに連動しているギヤ
ー44、42とは別に自由に回転できるようになる。
て説明する。巻戻しボタン7を上方へ押すと、常時下方
に付勢されているスプロケット軸47は上昇し巻戻し保持
レバー6の一端6bがばね139の付勢力によりボタン7の
段付部7aの下に入り込み、スプロケット軸47を上昇位置
に保つ。そのためスプロケット上ピン47aは第6ギヤー4
5の溝45aから上方に脱出し、スプロケット49及びスプロ
ケット軸47は第6ギヤー45及びそれに連動しているギヤ
ー44、42とは別に自由に回転できるようになる。
一方、スプロケット上ギヤー50とスプロケット軸47とは
一体になっているため軸47の上昇時にはギヤー50も同様
に上昇位置となり、このギヤー50に設けられた円錐形状
部50aにより巻戻し連動第1レバー150をばね151に逆ら
って軸152のまわりに左旋させる。このレバー150の軸15
2には巻戻し連動第2レバー153が同様に固着されてお
り、レバー150の左旋時にはその先端153aは第1図中で
左方に移動する。
一体になっているため軸47の上昇時にはギヤー50も同様
に上昇位置となり、このギヤー50に設けられた円錐形状
部50aにより巻戻し連動第1レバー150をばね151に逆ら
って軸152のまわりに左旋させる。このレバー150の軸15
2には巻戻し連動第2レバー153が同様に固着されてお
り、レバー150の左旋時にはその先端153aは第1図中で
左方に移動する。
次に巻戻しレバー155をほぼ90°右旋方向に回すと、軸1
56を介して一体となっている巻戻しカム157も同じ角度
だけ回転し、下方に付勢されている巻戻し軸158はこの
カム157により上昇する。軸158はピン158aと長孔159aを
介してプーリ159に上下動可能に保持されるとともに上
端には巻戻しフォーク161を備えており、軸158が上昇す
るとフォーク161は不図示のパトローネのスプールと係
合可能となる。前記カム157の右旋時には巻戻しスイッ
チ162が押され、ONとなる。この信号で制御回路185の作
用によりモータ30は右旋をはじめ、フィルム送り板39は
左旋し、この送り板39とフィルム送り爪40との係合は間
もなく解除される。すなわち、巻戻しボタン7を押して
前記レバー153の先端153aが左方に移動した時点では全
フィルムの巻上が完了し最後の巻上げ一駒分に満たない
うちに不能になる場合がほとんどであるので、フィルム
送り爪40の突起40bは前記第2レバー153の先端153aと対
向した位置にあるとは限らないが、上記巻戻し操作によ
りフィルム送り板39が左旋すると一回転以内で突起40b
はレバー153の先端153aにより押され、フック部40aは第
1図中で右方へ変位し、送り板39の突起39aとの係合が
解除される。この状態を第3図に示す。
56を介して一体となっている巻戻しカム157も同じ角度
だけ回転し、下方に付勢されている巻戻し軸158はこの
カム157により上昇する。軸158はピン158aと長孔159aを
介してプーリ159に上下動可能に保持されるとともに上
端には巻戻しフォーク161を備えており、軸158が上昇す
るとフォーク161は不図示のパトローネのスプールと係
合可能となる。前記カム157の右旋時には巻戻しスイッ
チ162が押され、ONとなる。この信号で制御回路185の作
用によりモータ30は右旋をはじめ、フィルム送り板39は
左旋し、この送り板39とフィルム送り爪40との係合は間
もなく解除される。すなわち、巻戻しボタン7を押して
前記レバー153の先端153aが左方に移動した時点では全
フィルムの巻上が完了し最後の巻上げ一駒分に満たない
うちに不能になる場合がほとんどであるので、フィルム
送り爪40の突起40bは前記第2レバー153の先端153aと対
向した位置にあるとは限らないが、上記巻戻し操作によ
りフィルム送り板39が左旋すると一回転以内で突起40b
はレバー153の先端153aにより押され、フック部40aは第
1図中で右方へ変位し、送り板39の突起39aとの係合が
解除される。この状態を第3図に示す。
一方第3ギヤー37と巻戻しギヤー163とは常時かみ合っ
ているために、ギヤー37の左旋時にはこれが固着された
軸164及び第1プーリ165は右旋する。第1プーリ165と
前記第2プーリ158との間にはベルト166がたるみ取りロ
ーラ167により与えられる張力を持って張られている。
したがって第1プーリ165の右旋時には第2プーリ158も
同方向へ回転し、それの上部に設けられた縦溝159aとピ
ン158aの係合により、ピンの取り付けられている巻戻し
軸159も回転する。よって巻戻しフォーク161を介して不
図示のパトローネのスプールが回転してフィルムが巻戻
される。
ているために、ギヤー37の左旋時にはこれが固着された
軸164及び第1プーリ165は右旋する。第1プーリ165と
前記第2プーリ158との間にはベルト166がたるみ取りロ
ーラ167により与えられる張力を持って張られている。
したがって第1プーリ165の右旋時には第2プーリ158も
同方向へ回転し、それの上部に設けられた縦溝159aとピ
ン158aの係合により、ピンの取り付けられている巻戻し
軸159も回転する。よって巻戻しフォーク161を介して不
図示のパトローネのスプールが回転してフィルムが巻戻
される。
この時前述の如くスプロケット49は自由に逆転できる
が、スプール29はフリクション機構43のスリップにより
逆転が可能となっているのは従来の機構と同じである。
フィルムの巻戻しが終った時点で、巻戻しレバー155を
第1図の位置までもどすと、巻戻しフォーク161は下降
し、また巻戻しスイッチ162もOFFになり、制御回路185
の作用でモータ30は停止する。なお、フィルム28のカー
リング力のため、又は巻戻時にギヤー42が回転されるの
を防ぐために逆転防止爪189が設けられている。以上で
巻き戻しが終る。この後で裏蓋を開けてパトローネを取
り出せばよい。
が、スプール29はフリクション機構43のスリップにより
逆転が可能となっているのは従来の機構と同じである。
フィルムの巻戻しが終った時点で、巻戻しレバー155を
第1図の位置までもどすと、巻戻しフォーク161は下降
し、また巻戻しスイッチ162もOFFになり、制御回路185
の作用でモータ30は停止する。なお、フィルム28のカー
リング力のため、又は巻戻時にギヤー42が回転されるの
を防ぐために逆転防止爪189が設けられている。以上で
巻き戻しが終る。この後で裏蓋を開けてパトローネを取
り出せばよい。
今度は多重露出時の動作につき説明する。カメラは常に
フィルム送り完了の状態で停止しているため、多重露出
を指令する操作は第1露光を与える前に行う。多重露出
レバー171を右旋させると、軸172、多重レバー173も一
体となって右旋し、このレバー173の先端173aは、ピン1
74に当接する。レバー173は右旋時に巻上制限解除レバ
ー65の腕部65bを押すため、このレバー65はばね66に逆
らって左旋させられ、不図示の機構によりその位置で保
持される。このため解除レバー65の腕部65aは第3ギヤ
ー37に植設されたピン37aと係合し得る位置から退避し
てしまう。従ってレバー65、56を介してレバー9が右旋
されることはない。このように多重露出の指令を行った
場合には、露光(後幕走行完了)後モータの所定回転角
の右旋(ミラー復帰工程)においても、巻上制限盤12が
回転可能とならない。そのためモータ30の右旋すなわち
ギヤー37の左旋は、フィルム送り板39とフィルム送り爪
40が係合する時点で機械的に阻止され、モータ30の慣性
により引き続いてフィルム送りに入ることはない。これ
は前記撮影動作とは異なる現象である。すなわち撮影時
にはミラーの途中でピン37aが前記レバー65を右旋させ
ることにより、レバー56を介してレバー9を右旋させ、
巻上制限盤12が巻上げ制限レバー9により係止状態にな
っているのを解除されていたのである。
フィルム送り完了の状態で停止しているため、多重露出
を指令する操作は第1露光を与える前に行う。多重露出
レバー171を右旋させると、軸172、多重レバー173も一
体となって右旋し、このレバー173の先端173aは、ピン1
74に当接する。レバー173は右旋時に巻上制限解除レバ
ー65の腕部65bを押すため、このレバー65はばね66に逆
らって左旋させられ、不図示の機構によりその位置で保
持される。このため解除レバー65の腕部65aは第3ギヤ
ー37に植設されたピン37aと係合し得る位置から退避し
てしまう。従ってレバー65、56を介してレバー9が右旋
されることはない。このように多重露出の指令を行った
場合には、露光(後幕走行完了)後モータの所定回転角
の右旋(ミラー復帰工程)においても、巻上制限盤12が
回転可能とならない。そのためモータ30の右旋すなわち
ギヤー37の左旋は、フィルム送り板39とフィルム送り爪
40が係合する時点で機械的に阻止され、モータ30の慣性
により引き続いてフィルム送りに入ることはない。これ
は前記撮影動作とは異なる現象である。すなわち撮影時
にはミラーの途中でピン37aが前記レバー65を右旋させ
ることにより、レバー56を介してレバー9を右旋させ、
巻上制限盤12が巻上げ制限レバー9により係止状態にな
っているのを解除されていたのである。
モータ30への通電は、第3ギヤー37に設けられたピン37
aが多重スイッチ連動レバー176を軸177のまわりに左旋
させることにより、送り板39の係止部39aと送り板40の
フック部40aとが係合する前に多重用停止スイッチ178を
ONし、制御回路185の作用で断たれることゝなる。
aが多重スイッチ連動レバー176を軸177のまわりに左旋
させることにより、送り板39の係止部39aと送り板40の
フック部40aとが係合する前に多重用停止スイッチ178を
ONし、制御回路185の作用で断たれることゝなる。
前述した通常の撮影モードにおいては制御回路185の作
用により後幕スイッチ138がシャッタの作動に関連してO
Nとなると、モータ30が右旋をはじめ、巻上制限スイッ
チ10がミラーの復帰に伴なって一旦ONとなり、フィルム
送り完了でOFFとなるとモータ30への通電が断たれる。
しかし、多重撮影モードの場合は、スイッチ10はミラー
復帰時もOFFのまゝであるので、このスイッチ10がOFFで
かつスイッチ178がONの時制御回路185の作用でモータ30
が停止されるようになっている。以上で第1露光が終了
する。
用により後幕スイッチ138がシャッタの作動に関連してO
Nとなると、モータ30が右旋をはじめ、巻上制限スイッ
チ10がミラーの復帰に伴なって一旦ONとなり、フィルム
送り完了でOFFとなるとモータ30への通電が断たれる。
しかし、多重撮影モードの場合は、スイッチ10はミラー
復帰時もOFFのまゝであるので、このスイッチ10がOFFで
かつスイッチ178がONの時制御回路185の作用でモータ30
が停止されるようになっている。以上で第1露光が終了
する。
次いで第2露光を行なうわけであるが、この場合には多
重露光レバー171を手動で左旋させて元に戻すか、又は
第1露光に関連して公知の方法で左旋させれば、巻上制
限解除レバー65はばね66の付勢力により右旋されて図示
の位置へもどり、前に詳述した動作を行う。つまり、撮
影後フィルム28を一駒分送って停止するのである。三重
露光以上の多重露光についても事情は全く同様である。
重露光レバー171を手動で左旋させて元に戻すか、又は
第1露光に関連して公知の方法で左旋させれば、巻上制
限解除レバー65はばね66の付勢力により右旋されて図示
の位置へもどり、前に詳述した動作を行う。つまり、撮
影後フィルム28を一駒分送って停止するのである。三重
露光以上の多重露光についても事情は全く同様である。
第6図には前記各スイッチとモータ制御回路185、絞り
制御回路182及びシャッタ制御回路184等との関係を示す
が、これらは既に説明済みのものであるため、改めて言
及しない。第1図では図示されていないが、レンズ78の
中にはレバー79によって作動される絞り191、カメラの
適所には電源192及び撮影に先だって投入される公知の
電源スイッチ193が配置されている。
制御回路182及びシャッタ制御回路184等との関係を示す
が、これらは既に説明済みのものであるため、改めて言
及しない。第1図では図示されていないが、レンズ78の
中にはレバー79によって作動される絞り191、カメラの
適所には電源192及び撮影に先だって投入される公知の
電源スイッチ193が配置されている。
以上各系の作動とそれを制限するスイッチ等との関係を
第7図に基づいてまとめる。押ボタンスイッチ11は線図
が高いレベルを示している時がオンで、低いレベルを示
している時はオフである。モーター30は線図が停止時を
示す基準線より上の時が左旋を示し、下の時が右旋を示
す。受光装置181の線図はその出力レベルを示す。絞り
制御用マグネット85のコイルの線図は電流値を示す。ミ
ラー保持枠132の線図は上昇、下降を示す。ミラー停止
スイッチ134の線図は高いレベルの時がオンで、低い時
がオフである。先幕115の線図は基準線より下へ向かう
のがチャージ方向であり、基準線が走行完了位置であ
る。これは後幕115′についても同様である。先幕マグ
ネツト135用のコイルの線図は電流を示す。これは後幕
マグネツト用のコイル135′についても同様である。後
幕走行完了スイッチ138、多重巻上停止スイッチ178、巻
上制限スイッチ10及び巻き戻しスイッチ162の線図につ
いては何れも高いレベルがオン、低いレベルがオフを示
す。
第7図に基づいてまとめる。押ボタンスイッチ11は線図
が高いレベルを示している時がオンで、低いレベルを示
している時はオフである。モーター30は線図が停止時を
示す基準線より上の時が左旋を示し、下の時が右旋を示
す。受光装置181の線図はその出力レベルを示す。絞り
制御用マグネット85のコイルの線図は電流値を示す。ミ
ラー保持枠132の線図は上昇、下降を示す。ミラー停止
スイッチ134の線図は高いレベルの時がオンで、低い時
がオフである。先幕115の線図は基準線より下へ向かう
のがチャージ方向であり、基準線が走行完了位置であ
る。これは後幕115′についても同様である。先幕マグ
ネツト135用のコイルの線図は電流を示す。これは後幕
マグネツト用のコイル135′についても同様である。後
幕走行完了スイッチ138、多重巻上停止スイッチ178、巻
上制限スイッチ10及び巻き戻しスイッチ162の線図につ
いては何れも高いレベルがオン、低いレベルがオフを示
す。
ここで、第7図のタイムチャートに従って撮影シーケン
スを概括してみる。フィルムカウンタが「1」を示した
処で被写体を決定してスイッチ11をONさせると、モータ
30が左旋し、絞り駆動系及びシャッタチャージ系が駆動
される。その後ミラー駆動系が駆動されて保持枠132が
観察位置から上昇し、撮影位置となる。保持枠132が上
昇するとスイッチ134がオンとなり、モータ30が停止す
る。続けて露光のためにチャージされていた先幕115及
び後幕115′が走行し、その際マグネツト135、135′の
励磁電流がオンとなる。
スを概括してみる。フィルムカウンタが「1」を示した
処で被写体を決定してスイッチ11をONさせると、モータ
30が左旋し、絞り駆動系及びシャッタチャージ系が駆動
される。その後ミラー駆動系が駆動されて保持枠132が
観察位置から上昇し、撮影位置となる。保持枠132が上
昇するとスイッチ134がオンとなり、モータ30が停止す
る。続けて露光のためにチャージされていた先幕115及
び後幕115′が走行し、その際マグネツト135、135′の
励磁電流がオンとなる。
後幕135の走行が完了すると、スイッチ138がオンとな
り、これによってモータ30が右旋し始める。これによっ
てミラー保持枠102が下降するとともに絞りが開放され
ることとなる。モータ30は引き続き右旋し、巻上系を駆
動してフィルムを一駒送る。この間絞り駆動系、シャッ
タチャージ系及びミラー駆動系は何れも駆動されない。
モータ30の右旋は、スイッチ10がオフすることによって
停止する。全駒撮影後ボタン7を押してピン47aと溝45a
との係合を解放し、モータ30と巻上系との連結を断ち、
巻戻しカプリング161をパトローネに係合させる。巻戻
時にはスイッチ162がオンし、モータ30が右旋して露光
済のフィルムをパトローネに格納する。巻戻しが終了す
るとスイッチ162をオフしてモータ30が停止する。な
お、多重露出時にはスイッチ178がオンになると、モー
タ30の右旋が停止して以後の工程がカットされる。な
お、本実施例においては、ミラー復帰及び絞り開放を行
なう機構が露光準備系を構成する。
り、これによってモータ30が右旋し始める。これによっ
てミラー保持枠102が下降するとともに絞りが開放され
ることとなる。モータ30は引き続き右旋し、巻上系を駆
動してフィルムを一駒送る。この間絞り駆動系、シャッ
タチャージ系及びミラー駆動系は何れも駆動されない。
モータ30の右旋は、スイッチ10がオフすることによって
停止する。全駒撮影後ボタン7を押してピン47aと溝45a
との係合を解放し、モータ30と巻上系との連結を断ち、
巻戻しカプリング161をパトローネに係合させる。巻戻
時にはスイッチ162がオンし、モータ30が右旋して露光
済のフィルムをパトローネに格納する。巻戻しが終了す
るとスイッチ162をオフしてモータ30が停止する。な
お、多重露出時にはスイッチ178がオンになると、モー
タ30の右旋が停止して以後の工程がカットされる。な
お、本実施例においては、ミラー復帰及び絞り開放を行
なう機構が露光準備系を構成する。
第1図は本発明の一実施例が応用された一眼レフカメラ
の斜視図、第2図及び第3図、第4図及び第5図はその
作動説明図、第6図は電気回路図、第7図はタイムチャ
ート図である。 〔主要部分の符号の説明〕 29……スプール 30……モータ 37……ギヤー 49……スプロケット 115……先幕 115′……後幕 171……撮影モード設定手段 176……多重スイッチ連動レバー 178……多重用停止スイッチ
の斜視図、第2図及び第3図、第4図及び第5図はその
作動説明図、第6図は電気回路図、第7図はタイムチャ
ート図である。 〔主要部分の符号の説明〕 29……スプール 30……モータ 37……ギヤー 49……スプロケット 115……先幕 115′……後幕 171……撮影モード設定手段 176……多重スイッチ連動レバー 178……多重用停止スイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】フィルムの給送動作を行なうフィルム給送
系と、 前記フィルム給送動作以外の動作であって、次の露光の
ための撮影機構の初期状態から撮影状態への動作を行な
う第1露光準備動作と、該第1露光準備動作後に行なわ
れる動作であって、該撮影機構の該撮影状態から該初期
状態への動作を行なう第2露光準備動作と、を行なうと
ともに、該第1、第2露光準備動作の一方においてシャ
ッタチャージ動作を行なう露光準備系と、 前記第1露光準備動作と前記第2露光準備動作との間に
露光動作を行なうシャッタと、 前記フィルム給送系と前記露光準備系との両方の駆動を
兼ねる正逆回転可能なモータとを有するモータドライブ
カメラにおいて、 前記第2露光準備動作後に引き続き行なわれる前記フィ
ルムの給送動作を許容する第1撮影モードと、該第2露
光準備動作後に引き続き行なわれる前記フィルムの給送
動作を禁止する第2撮影モードとを、択一的に設定する
設定手段と、 前記設定手段により設定された撮影モードに応じて、前
記モータへの通電を制御するとともに、前記シャッタに
よる露光動作を制御する制御手段と、 前記モータの駆動力を、前記フィルム給送系と前記露光
準備系とに択一的に伝達する伝達手段とを有し、 前記モータは、正回転、該正回転の停止、逆回転を該記
載順序で順次行なう前期の回転動作と、該前期の回転動
作後に行なわれる回転動作であって、前記逆回転を継続
して行なう後期の回転動作とを行ない、 前記伝達手段は、 前記モータに連動する機構であって、前記モータの前記
前期の回転動作中における正回転時の駆動力を前記露光
準備系に伝達して、前記第1露光準備動作を完了せし
め、該前期の回転動作中における逆回転時の駆動力を該
露光準備系に伝達して、前記第2露光準備動作を完了せ
しめるモータ連結機構と、 前記第1撮影モード設定時において、前記フィルム給送
系と一体的に駆動可能であり、且つ前記モータの前記前
期の回転動作中は、前記モータ連結部材から離脱した状
態を保ち、該モータの前記後期の回転動作中には、該前
期の回転動作中における逆回転に伴って接近する前記モ
ータ連結機構の一部と係合して該モータの駆動力を前記
フィルム給送系に伝達する給送連結部材と、を含み、 前記制御手段は、 前記第1撮影モード設定時には、前記露光動作後に、前
記前期の回転動作の逆回転と前記後期の回転動作とを、
前記モータに順次行わしめ、 前記第2撮影モード設定時には、前記露光動作後に、前
記前期の回転動作の逆回転のみを前記モータに行わしめ
ることを特徴とするモータドライブカメラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56077940A JPH0799422B2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | モータドライブカメラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56077940A JPH0799422B2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | モータドライブカメラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57192935A JPS57192935A (en) | 1982-11-27 |
JPH0799422B2 true JPH0799422B2 (ja) | 1995-10-25 |
Family
ID=13648056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56077940A Expired - Lifetime JPH0799422B2 (ja) | 1981-05-25 | 1981-05-25 | モータドライブカメラ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0799422B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0638147B2 (ja) * | 1983-03-19 | 1994-05-18 | オリンパス光学工業株式会社 | フイルムの空送り機能を有するモ−タドライブ装置 |
JPH0752272B2 (ja) * | 1985-08-13 | 1995-06-05 | 株式会社ニコン | モ−タ内蔵カメラ |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS549886B2 (ja) * | 1972-09-20 | 1979-04-28 | ||
JPS55103543A (en) * | 1979-02-02 | 1980-08-07 | Olympus Optical Co Ltd | Motor driven camera |
-
1981
- 1981-05-25 JP JP56077940A patent/JPH0799422B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57192935A (en) | 1982-11-27 |
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