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JPH0797376A - 有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物の脱硫法 - Google Patents

有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物の脱硫法

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Publication number
JPH0797376A
JPH0797376A JP6150633A JP15063394A JPH0797376A JP H0797376 A JPH0797376 A JP H0797376A JP 6150633 A JP6150633 A JP 6150633A JP 15063394 A JP15063394 A JP 15063394A JP H0797376 A JPH0797376 A JP H0797376A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mercapto
nickel
organic
cobalt
iron
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6150633A
Other languages
English (en)
Inventor
Ferdinand Hagedorn
フエルデイナント・ハゲドルン
Helmut Dr Fiege
ヘルムート・フイーゲ
Hans-Joachim Traenckner
ハンス−ヨアヒム・トレンクナー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Bayer AG
Original Assignee
Bayer AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Bayer AG filed Critical Bayer AG
Publication of JPH0797376A publication Critical patent/JPH0797376A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D235/00Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings
    • C07D235/02Heterocyclic compounds containing 1,3-diazole or hydrogenated 1,3-diazole rings, condensed with other rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D235/04Benzimidazoles; Hydrogenated benzimidazoles
    • C07D235/06Benzimidazoles; Hydrogenated benzimidazoles with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached in position 2
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D277/00Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings
    • C07D277/60Heterocyclic compounds containing 1,3-thiazole or hydrogenated 1,3-thiazole rings condensed with carbocyclic rings or ring systems
    • C07D277/62Benzothiazoles
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07BGENERAL METHODS OF ORGANIC CHEMISTRY; APPARATUS THEREFOR
    • C07B61/00Other general methods

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Thiazole And Isothizaole Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 硫化水素の水素化分解的脱離によつて有機メ
ルカプト及び/又はジスルフイド化合物から硫黄含量の
減ぜられた及び硫黄を含まない有機化合物を製造するこ
と。 【構成】 有機溶媒の存在下に水性の非酸化性強酸と元
素状の鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛を用いて有機メ
ルカプト及び/又はジスルフイド化合物を水素化分解処
理する際に、触媒量のニツケル及び/又はコバルトを存
在させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、硫化水素の水素化分解的脱離に
よつて有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物か
ら硫黄含量の減ぜられた有機化合物及び硫黄を含まない
有機化合物を製造する方法に関する。
【0002】メルカプト化合物の、ラネーニツケルを用
いる脱硫は、多数の印刷物の主題である[例えばケム・
レブ(Chem. Rev.)、62、347〜404(196
2)及びオーグ・リアクシヨンズ(Org. Reactions)、
12、356〜529(1961)を参照]。これら
は、実際の試剤がラネーニツケルに付着した又はラネー
合金の塩基性加水分解で生成した水素である方法に基づ
く。これらの反応は一般にアルカリないし中性の範囲内
で行われる。これが大過剰のラネーニツケルが必要とさ
れる理由である。
【0003】2−メルカプトベンゾチアゾールの、酢酸
/エタノール/水混合物中鉄粉末を用いる還元は、ベン
ゾチアゾールを、理論量の51%にすぎない収率で生成
する[アクタ・ケム・スカンド(Acta. Chem. Scan
d.)、16(4)、1052(1962)]。
【0004】他の2−メルカプトベンゾチアゾールから
ベンゾチアゾールを製造する水素化法(例えば米国特許
第2,402,642号及びCS第263,891号を参
照)は、三硫化コバルトを触媒として使用し、そして高
収率を得ようとするならば、高圧と過度の安全性に留意
してはじめて使用しうる溶媒(例えば1,4−ジオキサ
ン)を必要とする。これらの方法における収率は理論量
の80〜99%である。
【0005】今回、硫化水素の水素化分解的脱離によつ
て有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物から硫
黄含量の減ぜられた有機化合物及び硫黄を含まない有機
化合物を製造するに際して、硫化水素の脱離を、有機溶
媒の存在下において、水性の非酸化性強酸及び元素状の
鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛を触媒量のニツケル及
び/又はコバルトの存在下に用いて行う、該硫黄含量の
減ぜられた有機化合物及び硫黄を含まない有機化合物の
製造法が発見された。
【0006】本発明の方法では、広範な有機メルカプト
及びジスルフイド化合物が使用できる。好適には単数又
は複数の窒素原子が環の一部であつてよい或いは置換基
として環に結合していてよい環式の、含窒素メルカプト
及びジスルフイド化合物に対して使用される。この環は
例えばそれぞれ5又は6員の原子が環を形成する単環式
又は二環式系であつてよい。
【0007】特に好ましくは、本発明の方法で使用され
る物質は、ベンゾチアゾール及びベンズイミダゾールの
メルカプト及びジスルフイド化合物、例えば2−メルカ
プトベンゾチアゾール、2−メルカプトベンズイミダゾ
ール及び2,2−ビス−(ベンゾチアゾリル)ジスルフ
イドである。
【0008】本発明の方法において、メルカプト又はジ
スルフイド基は一般に使用する物質から非常に選択的に
除去される。即ち例えばメルカプトベンゾチアゾール及
びビス−(ベンゾチアゾリル)ジスルフイドは、ベンゾ
チアゾールの(例えばN−メチルアニリンへの)更なる
脱硫化が実質的に起こらないで対応するベンゾチアゾー
ルを与える。例えば本発明の方法においてベンズイミダ
ゾールのメルカプト又はジスルフイド化合物を用いるな
らば、対応するベンズイミダゾールが得られる。
【0009】本発明の方法に対する適当な有機溶媒の例
は、反応混合物中において不活で、強水性酸と混和しう
るものである。適当な溶媒の例は炭素数1〜6の脂肪族
アルコール及び炭素数1〜4のカルボン酸である。好適
なものはメタノール、エタノール、イソプロパノール及
び酢酸、特にメタノールである。溶媒は用いる有機メル
カプト又はジスルフイド化合物1gに対して、例えば
0.5〜50mlの量で使用しうる。本発明の方法は用
いる物質が完全に又は一部懸濁した形で存在しても行い
うるから、用いる物質の透明な溶液を得るのに十分な溶
媒を添加することは必ずしも必要でない。
【0010】水性の、非酸化性強酸は、特に水素を発生
しつつ鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛を溶解し、また
反応条件下において殆んど溶解しない鉄、アルミニウム
及び/又は亜鉛の硫化物が生成しないものである。好適
なものは鉱酸、特に水性塩酸及び水性硫酸、例えば5〜
40重量%の水性塩酸及び5〜40重量%の水性硫酸で
ある。特に好適には25〜40重量%の水性塩酸であ
る。
【0011】有利には、用いる物質中に存在するメルカ
プト及びジスルフイド基を硫化水素に転化するのに理論
的に必要とされる如き十分な水素を、用いる元素状の
鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛により発生させるため
に少くとも必要とされる理論量で使用される。好ましく
は、必要とされる理論量の2倍量までの過剰な酸が使用
される。
【0012】鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛は元素
で、好ましくは微粉砕形で使用される。好ましくは鉄及
びアルミニウム、特に鉄リボン、鉄粉、原子状の鉄、及
び/又はアルミニウム粉末である。
【0013】例えばメルカプト又はジスルフイド化合物
1モル当り1〜12モルの鉄、アルミニウム及び/又は
亜鉛が使用される。好ましくは鉄、アルミニウム及び/
又は亜鉛の使用量は、用いるメルカプト化合物1モルに
対して1〜2モル、そして用いるジスルフイド化合物1
モルに対して2〜4モルである。特に金属が微粉砕形で
存在しないならば、多い方の量での金属が有利である。
【0014】本発明の方法を行う間、発生する水素と用
いたメルカプト又はジスルフイド化合物の間に良好な接
触を保証することは有利である。これは例えば公知の撹
拌又は泡鐘塔技術を適用することによつて行われる。
【0015】本方法を接触量のニツケル及び/又はコバ
ルトの存在下に行うということは本方法の本質的な特徴
である。ニツケル及び/又はコバルトは金属の形で又は
塩の形で添加しうる。好ましくは、元素状ニツケル又は
元素状コバルトをラネーニツケル又はラネーコバルトの
形で使用する。これらのうち特に好ましくは、使用済み
触媒、即ち他の工程例えば元素状水素を用いる接触水素
化においてすでに触媒として使用したラネーニツケル、
ラネーコバルト、ラネーニツケル/コバルトである。特
にラネーニツケルはラネーニツケル/鉄の形でも添加し
うる。塩の形のニツケル及び/又はコバルトは塩化物の
形で使用される。
【0016】元素状の鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛
1モル当り、例えば0.01〜0.5モルの、元素状の形
又は塩の形のニツケル及び/又はコバルトを使用するこ
とができる。好ましくはこの量は0.01〜0.3モルで
ある。
【0017】本発明の方法は例えば0〜120℃の温度
で行うことができる。好ましくは40〜100℃の範囲
の温度である。還流下に沸とうする溶媒を用いることは
特に好適である。
【0018】本発明の方法は常圧、昇圧又は減圧下に行
うことができる。好ましくは反応は常圧で行われる。し
かし還流する溶媒中で反応を行いたいが、その溶媒の大
気圧での沸点が反応温度と異なる場合には、例えば0.
1〜5バールの範囲の昇圧又は減圧が有利である。
【0019】本発明の方法は、例えば次のようにして行
なうことができる。最初にメルカプト又はジスルフイド
化合物を、溶媒及び元素状の鉄、アルミニウム及び/又
は亜鉛並びに金属形又は塩形のニツケル及び/又はコバ
ルトと一緒に導入し、次いで混合物を所望の反応温度ま
で加熱し、激しく撹拌しながら酸を導入する。発生する
硫化水素は公知の方法で、例えば水酸化ナトリウム水溶
液での洗浄により或いは硫化水素をクラウス(Claus)
法へ供して元素状硫黄を得ることにより回収し、廃棄す
ることができる。
【0020】酸の添加が完結した後、少くとも水素の発
生が終るまで反応温度で撹拌し続けることが有利であ
る。過剰量の元素状の鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛
が存在するならば、反応混合物中に溶解形で存在するニ
ツケル及び/又はコバルトがその上に沈着する。反応混
合物の処理は、最初に液相を存在しているかもしれない
金属残渣から分離し、溶媒を蒸留により回収し、そして
得られた生成物を水蒸気蒸留又は適当な溶媒での抽出に
より単離する。分離した金属残渣は再使用しうる。これ
は用いた全部のニツケル及び/又はコバルトを実質的に
含有するから、この金属を外部から一定に導入する必要
はない。
【0021】詳細に記述した本発明の具体例は、多くの
方法で変形することができる。例えば本発明の方法は連
続式又は回分式で行うことができる。
【0022】一般に本発明の方法は、有機メルカプト及
びジスルフイド化合物から硫黄含量の減ぜられた及び/
又は硫黄を含まない生成物を理論量の90%以上の収率
で生成する。
【0023】本発明の方法は従来の水素化法と比べて、
それが常圧で行え且つ触媒量のニツケル及び/又はコバ
ルトしか必要としないという重要な利点を有する。更な
る利点は、穏和な反応温度、例えば室温から用いる反応
媒体の沸点までの温度が選択できないことである。驚く
べき特徴は、穏やかな反応条件にも拘らず、高収率と高
選択率を与えることである。本発明の最大の利点は、従
来の方法と比べて触媒量のニツケル及び/又はコバルト
しか必要としない事実であり、これは生態学的理由から
非常に望ましい。それにも拘らず収率は高く、例えば鉄
だけを用いる方法よりも明らかに有利である。
【0024】以下の実施例は本発明の方法を例示する
が、これを限定するものではない。
【0025】
【実施例】実施例1 2−メルカプトベンゾチアゾール87.9g、鉄リボン
111.7g及び塩化ニツケル(NiCl2×6H2O)
9.5gをメタノール250mlに懸濁させた。混合物
を撹拌しながら還流下に沸とう(約70℃)するまで加
熱し、そして濃水性塩酸165mlを2時間にわたつて
滴下した。発生する硫化水素を流下する水酸化ナトリウ
ム溶液で捕集した。次いでこの混合物を更に70℃で1
時間撹拌し、次いで冷却し、未溶解の金属残渣を分離
し、そして得られた透明な溶液をHPLC分析で試験し
た。これはベンゾチアゾール64.7gの収量、即ち理
論量の96%に相当する収率を示した。
【0026】実施例2 2−メルカプトベンゾチアゾール16.7g、亜鉛粉末
13.6g及び塩化ニツケル(NiCl2×6H2O)1
1.8gをメタノール250ml中に懸濁させ、混合物
を撹拌しながら70℃まで加熱した。この還流する混合
物に、濃水性塩酸50mlを70℃で2時間にわたつて
添加した。この期間中に生成する硫化水素ガスを降流す
る水酸化ナトリウム洗浄液で捕捉した。更に30分間撹
拌した後、未溶解の金属残渣を分離し、得られた溶液を
HPLC分析に供した。これは、理論量の90.3%の
収率に相当する12.5gのベンゾチアゾール含量を示
した。 実施例3 ビス−(ベンゾチアゾリン)ジスルフイド16.6g、
鉄リボン22.4g及び塩化ニツケル(NiCl2×6H
2O)11.8gをメタノール250mlに懸濁させた。
この混合物を撹拌しながら70℃に加熱し、そして還流
する混合物に、濃水性塩酸を2時間にわたつて添加し
た。発生する硫化水素を水酸化ナトリウム洗浄液で捕捉
した。次いで反応混合物を70℃で30分間更に撹拌し
た。冷却後、反応混合物を吸引濾別し、金属残渣11.
5gを得た。分離した溶液のHPLC分析は理論量の9
4%に相当する12.7gのベンゾチアゾールの存在を
示した。
【0027】実施例4 2−メルカプトベンズイミダゾール15.0g、鉄リボ
ン22.4g及び塩化ニツケル(NiCl2×6H2O)
11.8gをメタノール250mlに懸濁させ、メタノ
ールが還流下に沸とうするまで混合物を撹拌しながら加
熱した。次いで濃水性塩酸50mlを2時間にわたつて
滴下し、発生する硫化水素を水酸化ナトリウム洗浄液で
捕捉した。この混合物を70℃で更に30分間撹拌し、
金属残渣を吸引濾別した。HPLC分析によると、残り
の溶液は理論量の91.9%に相当するベンズイミダゾ
ール10.9gを含有した。
【0028】実施例5 最初に純度95%のメルカプトベンゾチアゾール87.
9g、鉄リボン111.7g及び使用済みラネーニツケ
ル触媒3gを撹拌フラスコ中に導入し、混合物をメタノ
ール250ml中において撹拌しながら還流温度まで加
熱した。濃水性塩酸165mlを70℃で2時間にわた
つて滴下し、発生する硫化水素を水酸化ナトリウム水溶
液で捕捉した。次いで混合物を70℃で更に1時間撹拌
し、室温まで冷却し、吸引濾別した、濾液及びメタノー
ル及び水からなる洗浄液を一緒にし、HPLC分析に供
した。理論量の97.6%に相当するベンゾチアゾール
65.9gが存在した。
【0029】実施例6 最初に純度95%のメルカプトベンゾチアゾール87.
9g、塩化ニツケル(NiCl2×6H2O)11.8g
及びメタノール250mlを撹拌フラスコ中に導入し、
混合物を撹拌しながら還流温度まで加熱した。濃水性塩
酸165mlを70℃で2時間にわたつて滴下し、発生
する硫化水素を水酸化ナトリウム水溶液で捕捉した。次
いで混合物を70℃で更に1時間撹拌し、次いで水20
0mlで希釈し、メタノール200mlを留去した。残
存する混合物を水酸化ナトリウム水溶液でpH5.6に
し、水蒸気蒸留した。次いで水蒸気蒸留物をトルエンで
抽出した。溶媒の蒸留による除去は、純度93.7%
(GC)の無色のベンゾチアゾール66.3gを与え
た。残りの5.3%はトルエンであつた。なお収率は理
論量の92%に相当した。
【0030】本発明の特徴及び態様は以下の通りであつ
た。
【0031】1.硫化水素の水素化分解的脱離によつて
有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物から硫黄
含量の減ぜられた有機化合物及び硫黄を含まない有機化
合物を製造するに際して、硫化水素の脱離を、有機溶媒
の存在下において、水性の非酸化性強酸及び元素状の
鉄、アルミニウム及び/又は亜鉛を触媒量のニツケル及
び/又はコバルトの存在下に用いて行う、該硫黄含量の
減ぜられた有機化合物及び硫黄を含まない有機化合物の
製造法。
【0032】2.環式の含窒素メルカプト及び/又はジ
スルフイド化合物を用いる上記1の方法。
【0033】3.炭素数1〜6の脂肪族アルコール又は
炭素数1〜4のカルボン酸を有機溶媒として用いる上記
1及び2の方法。
【0034】4.有機溶媒を、用いる有機メルカプト及
び/又はジスルフイド化合物1gに対して0.5〜50
mlの量で用いる上記1〜3の方法。
【0035】5.水性塩酸又は水性硫酸を、非酸化性の
水性強酸として用いる上記1〜4の方法。
【0036】6.元素状の鉄、アルミニウム及び/又は
亜鉛を用いて、用いる物質中に存在するメルカプト及び
ジスルフイド基を硫化水素に転換するのに理論的に必要
とされる如き十分な水素を発生させるために、水性の非
酸化性強酸を少くとも理論的に必要とされる量で使用す
る上記1〜5の方法。
【0037】7.元素状の鉄、アルミニウム及び/又は
亜鉛を微粉砕形で使用する上記1〜6の方法。
【0038】8.メルカプト又はジスルフイド化合物1
モル当り1〜12モルの元素状の鉄、アルミニウム及び
/又は亜鉛を用いる上記1〜7の方法。
【0039】9.ニツケル及び/又はコバルトを、金属
形で又は塩の形で且つ元素状の鉄、アルミニウム及び/
又は亜鉛1モル当りニツケル及び/又はコバルト0.0
1〜0.5モルの量で使用する上記1〜8の方法。
【0040】10.0〜120℃の範囲の温度で行う上
記1〜9の方法。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 235/06 // C07B 61/00 300 C07D 277/72 (72)発明者 ハンス−ヨアヒム・トレンクナー ドイツ51375レーフエルクーゼン・アンデ ルシユタインリユツチユ30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硫化水素の水素化分解的脱離によつて有
    機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物から硫黄含
    量の減ぜられた有機化合物及び硫黄を含まない有機化合
    物を製造するに際して、硫化水素の脱離を、有機溶媒の
    存在下において、水性の非酸化性強酸及び元素状の鉄、
    アルミニウム及び/又は亜鉛を触媒量のニツケル及び/
    又はコバルトの存在下に用いて行う、該硫黄含量の減ぜ
    られた有機化合物及び硫黄を含まない有機化合物の製造
    法。
JP6150633A 1993-06-14 1994-06-09 有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物の脱硫法 Pending JPH0797376A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4319574A DE4319574A1 (de) 1993-06-14 1993-06-14 Verfahren zur Entschwefelung organischer Mercapto- und/oder Disulfid-Verbindungen
DE4319574.1 1993-06-14

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0797376A true JPH0797376A (ja) 1995-04-11

Family

ID=6490248

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6150633A Pending JPH0797376A (ja) 1993-06-14 1994-06-09 有機メルカプト及び/又はジスルフイド化合物の脱硫法

Country Status (6)

Country Link
US (1) US5463068A (ja)
EP (1) EP0629618A1 (ja)
JP (1) JPH0797376A (ja)
KR (1) KR950000682A (ja)
DE (1) DE4319574A1 (ja)
SK (1) SK72294A3 (ja)

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Publication number Publication date
EP0629618A1 (de) 1994-12-21
DE4319574A1 (de) 1994-12-15
SK72294A3 (en) 1995-02-08
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