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JPH079325Y2 - 密封型リレー - Google Patents

密封型リレー

Info

Publication number
JPH079325Y2
JPH079325Y2 JP1989075282U JP7528289U JPH079325Y2 JP H079325 Y2 JPH079325 Y2 JP H079325Y2 JP 1989075282 U JP1989075282 U JP 1989075282U JP 7528289 U JP7528289 U JP 7528289U JP H079325 Y2 JPH079325 Y2 JP H079325Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic pole
base
armature
pole plate
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1989075282U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0297742U (ja
Inventor
正美 堀
好信 岡田
紀公 梶
広海 西村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP1989075282U priority Critical patent/JPH079325Y2/ja
Priority to US07/411,313 priority patent/US4933654A/en
Priority to CA000613228A priority patent/CA1316566C/en
Priority to EP89117752A priority patent/EP0361392B1/en
Priority to DE68912861T priority patent/DE68912861T2/de
Priority to KR1019890013901A priority patent/KR900005520A/ko
Publication of JPH0297742U publication Critical patent/JPH0297742U/ja
Priority to KR9212518U priority patent/KR920006262Y1/ko
Application granted granted Critical
Publication of JPH079325Y2 publication Critical patent/JPH079325Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/02Non-polarised relays
    • H01H51/04Non-polarised relays with single armature; with single set of ganged armatures
    • H01H51/06Armature is movable between two limit positions of rest and is moved in one direction due to energisation of an electromagnet and after the electromagnet is de-energised is returned by energy stored during the movement in the first direction, e.g. by using a spring, by using a permanent magnet, by gravity
    • H01H51/10Contacts retained open or closed by a latch which is controlled by an electromagnet
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H51/00Electromagnetic relays
    • H01H51/22Polarised relays
    • H01H51/2236Polarised relays comprising pivotable armature, pivoting at extremity or bending point of armature
    • H01H51/2245Armature inside coil
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H11/00Apparatus or processes specially adapted for the manufacture of electric switches
    • H01H2011/0087Welding switch parts by use of a laser beam
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/36Stationary parts of magnetic circuit, e.g. yoke

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Electromagnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、気密構造のケースを有する密封型リレーに関
するものである。
【従来の技術】
この種の密封型リレーは、基本的には第4図に示すよう
な構成を有している。この構成では、アマチュア21の周
囲にコイル25が巻装され、アマチュア21は右端部が枢支
されて左端部が上下に揺動自在となっている。また、ア
マチュア21を枢支しているヨーク22は、ベース11に立設
されている。一方、アマチュア21の右端部は第1の磁極
板26aと第2の磁極板26bとの間に挿入されており、両磁
極板26a,26bの間には永久磁石27が介装されて両磁極板2
6a,26bが互いに異極に磁化されるようになっている。ヨ
ーク22と第1の磁極板26aとは、磁性体よりなるベース1
1を介して磁気的に結合されている。 しかるに、永久磁石27が下向きに磁化されているとすれ
ば、無励磁のときには、永久磁石27→第1の磁極板26a
→ベース11→ヨーク22→アマチュア21→第2の磁極板26
b→永久磁石27という磁路が形成され、アマチュア21が
第2の磁極板26bに吸着される方向に力が作用する。次
に、永久磁石27の磁力を打ち消すようにコイル25を励磁
すると、アマチュア21→ヨーク22→ベース11→第1の磁
極板26a→アマチュア21と第1の磁極板26aとの間のギャ
ップ→アマチュア21という磁路を通して磁束が流れる
が、アマチュア21が第2の磁極板26bの近傍に位置して
いるときには、第1の磁極板26aとアマチュア21との距
離が比較的大きいから、磁気抵抗が大きく、永久磁石27
の磁束をあまり打ち消すことができない。また、アマチ
ュア21が第1の磁極板26aに近付くと、磁気抵抗が小さ
くなり磁束が十分に流れるようになるから、大きな吸引
力が作用することになる。
【考案が解決しようとする課題】 上述したように、従来構成では、コイル25を無励磁状態
から励磁状態にしたときに、アマチュア21に対する第1
の磁極板26aから吸引力が弱く、第21図のような特性し
か得られない。すなわち、アマチュア21が第2の磁極板
26bの近傍に位置しているときには、無励磁状態(破
線)と励磁状態(実線)との磁力の差である吸引力が小
さいものであるから、接点機構部の可動ばね板から作用
するばね負荷(一点鎖線)との整合がとりにくいという
問題があった。 本考案は上記問題点を解決することを目的とするもので
あり、アマチュアが揺動範囲のどちら側に位置している
ときでも、略均等な吸引力を作用させることができ、し
かも無励磁状態から励磁状態に移行する際に従来よりも
高感度に動作するようにし、さらには、ばね負荷の特性
に応じた所望の特性に調節できるようにした密封型リレ
ーを提供しようとするものである。
【課題を解決するための手段】
本考案では、磁性体よりなるベースおよびベースに気密
的に被嵌されるカバーにより形成されたケースと、ベー
スに対して一端部が揺動自在に枢支されたアマチュアを
備えベース上に固定された有極電磁石装置と、ベース上
の定位置に設けられアマチュアの揺動に伴って開閉され
る接点機構部とを備え、有極電磁石装置を、アマチュア
が揺動自在となるようにアマチュアの周囲に巻回された
コイルと、一端部がベースに磁気結合され他端部がカバ
ーの内周面に略直交する第1の磁極板と、第1の磁極板
に対向する第2の磁極板と、両磁極板の間の一部に介装
され両磁極板を互いに異極に磁化する永久磁石とで構成
した密封型リレーを共通構成とし、上記目的を達成する
ために、請求項1の構成では、カバーを磁性体により形
成するとともにベースに磁気結合し、アマチュアの他端
部を両磁極板の一方に選択的に当接するように両磁極板
の間で永久磁石とは異なる部位に挿入し、第2の磁極板
をカバーに近接して所定のギャップを介して配設してい
る。 また、請求項2の構成では、第1の磁極板と第2の磁極
板と永久磁石とは非磁性体よりなる保持体により結合
し、保持体において上記ギャップに対応する部位に、カ
バーの内周面に当接する位置決め突起を突設している。 また、請求項3の構成として、カバーを非磁性体により
形成し、ベースにアマチュアの一端部に対応する部位で
ヨークを立設し、第2の磁極板に一端部がアマチュアの
一端部を挟んでヨークの先端面に対向する補助ヨークの
他端部を磁気結合し、ヨークの先端面と補助ヨークの上
記一端部との間にアマチュアの一端部が揺動可能となる
間隙を形成してもよい。 上述の各構成において、請求項4の構成では、ベースに
挿通された端子ピンの先端面に接点機構部を構成する導
電板をベースの表面に沿う形で当接させ、端子ピンと導
電板との接触箇所をレーザ溶接により接合しているので
ある。
【作用】
請求項1の構成によれば、無励磁状態から励磁状態に移
行するときに、第2の磁極板とカバーとの間に形成され
ているギャップを介して磁束が流れるから、アマチュア
が第2の磁極板の近傍に位置しているときでも、永久磁
石の磁束を十分に打ち消すことができ、その結果、アマ
チュアが第2の磁極板の近傍に位置しているときには、
第1の磁極板からアマチュアに対する吸引力を高めたの
と同様の効果が得られるのである。また、ギャップによ
って磁束の一部が第2の磁極板に流れているから、アマ
チュアが第1の磁極板に近付いても、従来構成に比較す
れば、アマチュアに対する吸引力は弱くなり、両磁極板
のアマチュアに対する吸引力を略均等にすることができ
るのである。さらに、ギャップを調節すれば、アマチュ
アに対して接点機構部から作用するばね負荷に対して、
適正な吸引特性を与えることができるから、ばね負荷に
対する整合性を高めることができる。 このように、請求項1の構成は、基本的にはカバーのな
い状態でベースと両磁極板と永久磁石とアマチュアとに
より形成されている磁気回路に対して、ベースとともに
ケースを構成するカバーを磁性体で形成してベースと磁
気結合し、かつ第2の磁極板をカバーに対して所定のギ
ャップを介して近接して配設することにより、カバーも
磁気回路の一部として利用した点に特徴がある。したが
って、カバーは主としてコイルの励磁により生じた磁束
を通す磁路として機能するのであって、励磁時において
アマチュアの移動開始から移動終了までの期間に作用す
る第2の磁極板とアマチュアとの反発力および第1の磁
極板とアマチュアとの吸引力を、カバーと第2の磁極板
との間のギャップ寸法のみで調節できるのである。 請求項2の構成によれば、第1の磁極板と第2の磁極板
と永久磁石とを非磁性体よりなる保持体により結合し、
保持体において上記ギャップに対応する部位に、カバー
の内周面に当接する位置決め突起を突設しているから、
保持体に形成された位置決め突起がカバーに当接するこ
とにより、第2の磁極板とカバーとの距離が位置決め突
起により一定距離に保たれるのであり、ギャップの寸法
を正確に設定でき、特性が安定するという利点を有す
る。 請求項3の構成によれば、アマチュアの一端部に対応す
る部位でベースにヨークを立設し、第2の磁極板に一端
部がアマチュアの一端部を挟んでヨークの先端面に対向
する補助ヨークの他端部を磁気結合し、ヨークの先端面
と補助ヨークの一端部との間にアマチュアの一端部が揺
動可能となる間隙を形成しているから、双安定型の構成
とすることができるのであり、単安定型と双安定型との
密封型リレーにおいて共用できる部品点数が多くなり、
製造工程も共用化できる結果、単安定型と双安定型との
2種の密封型リレーを製造する際に、製造コストや部品
コストが低減できるという利点がある。 請求項4の構成によれば、ベースに挿通された端子ピン
の先端面に接点機構部を構成する導電板がベースの表面
に沿う形で当接し、端子ピンと導電板との接触箇所がレ
ーザ溶接により接合されているから、ベースに挿通され
た端子ピンに対し接点機構部を構成する導電板を接合す
るにあたって、導電板をベースの表面に沿って配置し、
かつ端子ピンの先端面に導電板を当接させていることに
より、端子ピンの位置がベースの表面に沿う面内でずれ
ていたとしても導電板の大きさの範囲内であれば、端子
ピンと導電板とを接触させることができる。一般にこの
種の密封型リレーでは端子ピンも封止されるが、この種
の端子ピンはベースの表面に沿う面内では位置精度が悪
く、導電板を端子ピンの側面に当接させる構成を採用す
ると導電板との位置合わせが難しいという問題があるの
に対して、請求項4の構成を採用することによって、ば
らつきの少ない端子ピンのベースからの突出寸法のみを
管理することで、端子ピンと導電板との接合が可能にな
り生産性が向上するのである。
【実施例1】 第1図および第2図に示すように、ケース10は、金属磁
性体により形成され、平板状のベース11と、ベース11に
被嵌される下面開口した箱状のカバー12とにより構成さ
れる。カバー12の下側開口縁にはフランジ13が形成さ
れ、フランジ13をベース11に重複させるとともに、溶着
等の方法でベース11に固着することによりケース10を気
密的に密封する。ケース10内には窒素等の不活性ガスが
封入される。ベース11には複数本の端子ピン31a〜31eが
挿通され、各端子ピン31a〜31eはガラス等の絶縁体14に
より支持された形で気密を保つようにしてベース11に固
着される。すなわち、いわゆるハーメッチックシール構
造となっている。 端子ピン31a〜31cには、第1図中左から右に向かって順
に、接点機構部を構成する常開接点板32、常閉接点板3
3、可動ばね板34が溶接により固着され、右端の端子ピ
ン31dには後述するコイル25の端末線25aが接続される。
端子ピン31a〜31eは2列設けられ、接点機構部は一対設
けられている。常閉接点板33は連結板33aを介して端子
ピン31bに接続され、また、可動ばね板34は一体に設け
た支持突片34aが端子ピン31cに固着される。常開接点板
32と常閉接点板33とは常閉接点板33が上になるようにし
て上下に対向し、その間に可動ばね板34の端部が挿入さ
れる。可動ばね板34は無荷重では常開接点板32と常閉接
点板33とに対して中立位置を保つように設定されてい
る。可動ばね板34の中間部はカード35の下端部に形成さ
れた係止溝35aに挿通され、カード35の上端部に形成さ
れた貫通孔35bにはアマチュア21の一端部が挿通され
る。 アマチュア21は、ベース11に立設されたヨーク22、コイ
ルボビン24に巻装されたコイル25、第1の磁極板26a、
第2の磁極板26b、両磁極板26a,26bの間に介装された永
久磁石27などとともに有極電磁石装置を構成する。アマ
チュア21の一端部は、ベース11の右端部に立設されたヨ
ーク22の上端面とコイルボビン24に装着された保持ばね
23との間に挟持されており、アマチュア21の中間部はコ
イルボビン24内に上下に揺動自在となるように挿通され
ている。コイルボビン24はヨーク22に近い端部に一対の
脚部24aを備え、両脚部24aの下端がベース11に当接す
る。また、コイルボビン24におけるカード35に近い端部
には突片24bが突設され、この突片24bはベース11に係合
する。コイル25の端末線25aは、両脚部24a内を通して外
部に引き出される。ベース11とコイル25との間には、絶
縁ベース17が介装される。ヨーク22は下端に突設された
突起22aがベース11の端部に形成された凹所15に嵌合し
て溶接ないし接着により固着される。また、アマチュア
21の他端部は上下に対向して配置された第1の磁極板26
aと第2の磁極板26bとの間に挿入される。両磁極板26a,
26bの間には永久磁石27が介装されており、両磁極板26
a,26bが互いに異極に磁化される。第1の磁極板26aは略
逆L形に形成されており、縦片の下端に突設された突起
28がベース11の端部に形成された凹所16に嵌合して溶接
ないし接着により固着される。また、第2の磁極板26b
は、カバー12に対して所定のギャップgを介して配設さ
れる。 ところで、両磁極板26a,26bと永久磁石27とは揮発ガス
が少なく寸法安定性が高い芳香族ポリエステルなどの絶
縁材料よりなる保持体40に保持される。すなわち、保持
体40は、第3図に示すように、ベース11上に接着等によ
り固着される台板41を備え、台板41の上面には支持板42
と、支持板42に略直交する仕切板43とが立設されてい
る。支持板42の上端には、アマチュア21の長手方向に貫
通した角孔状の保持孔44aを有する保持筒44が形成され
ている。保持孔44aの両側壁の内周面には突条45が突設
され、突条45の上下各面と保持孔44aの上下の内周面と
の間には溝部45a,45bが形成される。各溝部45a,45bには
それぞれ磁極板26a,26bの両側部が挿入されるのであ
り、両磁極板26a,26bは突条45の上下寸法だけ離間する
ことになる。また、保持孔44aに永久磁石27が収まるよ
うに突条45の一端部は切欠されている。すなわち、永久
磁石27の突条45の端面に当接することにより位置決めさ
れるのである。 上記仕切板43の両側には、それぞれ保持板46が対向して
形成され、仕切板43と各保持板46との間にはそれぞれ保
持溝47が形成される。各保持溝47には、それぞれ常閉接
点板33に連続する連結板33aの一部が挿入される。ま
た、常開接点板32と常閉接点板33との一部は、支持板42
に形成された位置決め溝48a,48bに挿入され、常開接点
板32と常閉接点板33との距離が一定になるように位置固
定される。また、仕切板43により両接点機構部が分離さ
れることになる。 このように保持体40により、両磁極板26a,26bと永久磁
石27とが一体化されるのであり、さらに、常開接点板32
と常閉接点板33との位置決めがなされるのである。した
がって、両磁極板26a,26bの間の寸法精度や、常開接点
板32と常閉接点板33との間の寸法精度が、保持体40の成
形精度に依存することになり、寸法精度を高めることが
でき、結果的に、動作特性が安定するのである。 ここにおいて、保持体40は、両磁極板26a,26bや永久磁
石27とは別に成形した後、両磁極板26a,26bや永久磁石2
7を圧入したり、また両磁極板26a,26bや永久磁石27と同
時成形することができ、さらに、保持体40は絶縁ベース
17と一体に形成してもよい。 次に動作を説明する。第4図は無励磁の状態を示し、こ
のとき、アマチュア21が第2の磁極板26bに接触するこ
とにより、永久磁石27→第1の磁極板26a→ベース11→
ヨーク22→アマチュア21→第2の磁極板26b→永久磁石2
7という磁路が形成され、アマチュア21は第2の磁極板2
6bに吸引された状態に保持される。ここで、アマチュア
21が第2の磁極板26bから受けている吸引力を打ち消す
ようにコイル25に通電すると、アマチュア21→ヨーク22
→ベース11→第1の磁極板26a→第1の磁極板26aとアマ
チュア21との間のギャップ→アマチュア21という磁路
と、アマチュア21→ヨーク22→ベース11→カバー12→ギ
ャップg→(第2の磁極板26b)→第2の磁極板26bとア
マチュア21との間のギャップ→アマチュア21という磁路
との2つの磁路が形成され、後者の磁路は第2の磁極板
26b側で永久磁石27の磁力を打ち消すように作用するか
ら、永久磁石27により第2の磁極板26bからアマチュア2
1に作用する吸引力が弱められ、見掛け上、アマチュア2
1に対する第1の磁極板26aからの吸引力を高めることに
なる。こうして、第5図に示すように、第1の磁極板26
a側で、無励磁状態(破線)と励磁状態(実線)との吸
引力の差を大きくすることができるのである。一方、磁
路が2つに分岐されているから、アマチュア21が第1の
磁極板26aに接近したときにアマチュア21に対して第1
の磁極板26aから作用する吸引力は、従来例ほどには大
きくなく、第1の磁極板26a側での吸引力が従来よりも
小さくなる。その結果、第1の磁極板26aと第2の磁極
板26bとのアマチュア21に対する吸引力は略均等にな
り、可動ばね板34から第5図に一点鎖線で示しているよ
うなばね負荷をアマチュア21に与えているとすれば、ば
ね負荷との整合がとりやすくなるのである。また、無励
磁状態から励磁状態へ移行するときに、アマチュア21に
対して従来よりも大きな吸引力が作用するから、従来よ
りも高感度に動作することになるのである。 ところで、ギャップgの幅を変えると、第6図に示すよ
うに、アマチュア21に対する吸引力が変化する。すなわ
ち、第1の磁極板26a側では第6図(a)のようにな
り、第2の磁極板26b側では第6図(b)のようにな
る。このように、ギャップgの幅を変えることにより、
各磁極板26a,26bのアマチュア21に対する吸引力が最大
になる点が存在するから、ギャップgを調節すれば、所
望の動作特性が得られる。適正なギャップgを得るに
は、所望の特性が得られるように第2の磁極板26bの寸
法を設定した後、ベース11とカバー12とを密封すればよ
いのである。
【実施例2】 本実施例では、第7図に示すように、保持体40における
位置決め溝48a,48b内に突起49a,49bを突設している。し
たがって、常開接点板32および常閉接点板33を圧入する
ことにより、常開接点板32および常閉接点板33の固定強
度を一層高くすることができるのである。他の構成は実
施例1と同様であるから説明を省略する。
【実施例3】 実施例1では、両磁極板26a,26bと永久磁石27とを保持
体40を用いて一体化していたが、本実施例では、第8図
に示すように、両磁極板26a,26bと永久磁石27とを接着
して一体化した構成としている。他の構成については実
施例1と同様である。
【実施例4】 本実施例では、第9図ないし第11図に示すように、ヨー
ク22の先端部を略L形に折曲して支持片26bを形成し、
支持片22bの上に載置されるアマチュア21の一端部に、
アマチュア21の両端方向に略直交しかつ揺動方向に略直
交する方向に走る支点突条21aを形成している。支点突
条21aは周面が弧状に形成されており、支持片22bに当接
させることにより、アマチュア21の揺動範囲においてア
マチュア21とヨーク22とがほぼ一定の接触面積を保つよ
うにしているのである。すなわち、アマチュア21が揺動
しても、アマチュア21とヨーク22との間の磁気抵抗がほ
ぼ一定に保たれ、安定した動作が得られるのである。ま
た、支点突条21aと支持片22bとを設けたことにより、接
触部分の面積が比較的大きくなり、磁気抵抗の低減にも
つながるものとなっている。 保持ばね23は、略逆L形に形成されている。保持ばね23
の横片は、アマチュア21の上面に重複するとともにアマ
チュア21に対して溶接ないしかしめにより固定される。
また、保持ばね23の縦片は、ヨーク22の外側面に沿って
配設され、縦片の先端部に形成されたフック23aを、ヨ
ーク22の要部に穿孔された固定孔22cに係合させること
により、ヨーク22に対して固定される。この構成によれ
ば、保持ばね23によってアマチュア21とヨーク22との接
触部の浮き上がりが防止でき、しかも、保持ばね23をヨ
ーク22に結合するだけで、アマチュア21とヨーク22との
結合が容易に行えるのである。 上述の例では、支点突条21aの周面を弧状としている
が、角のある形状としてヨーク22に対して線状に接触さ
せるようにしてもよい。また、保持ばね23は実施例1と
同等のものを用いてもよい。 ところで、本実施例では、絶縁ベース17が保持体40と一
体に形成されており、絶縁ベース17にはヨーク22の表面
に沿って絶縁壁17aが立設されている。また、保持体40
の仕切板43には引掛凹所43aが形成されている。絶縁壁1
7aの上端面とヨーク22の支持片22aの下面とは離間して
間隙を形成しており、コイルボビン24の一方の脚部24a
はこの間隙に挿入可能な高さに設定され、他方の脚部24
aにはこの間隙に挿入できない高さに設定されている。
上記一方の脚部24aの先端面はベース11の表面に沿う方
向においてヨーク22に近い一端の突出量が他端の突出量
よりも大きくなる傾斜面24dとされている。傾斜面24dに
おいてヨーク22側の一端のコイルボビン24の端面からの
突出量は、コイルボビン24の端面とヨーク22の対向面と
の距離よりも若干大きく設定されている。したがって、
コイルボビン24にアマチュア21を挿通しカード35を装着
した状態で、傾斜面24dをヨーク22に当接させるように
してベース11の表面に沿ってコイルボビン24をスライド
させながら装着すると、傾斜面24dがヨーク22の側縁を
乗り越えた時点で、両脚部24aの間にヨーク22が挟持さ
れる。したがって、コイルボビン24の横方向への移動が
規制されるのである。また、コイルボビン24の突片24b
の先端部には係合フック24cが形成され、上記引掛凹所4
3aに係合フック24cが係合することにより、コイルボビ
ン24の浮き上がりが防止される。以上のようにして、ベ
ース11の表面に沿ってコイルボビン24を装着するから、
アマチュア21とヨーク22とを接触させずに装着すること
ができるのである。他の構成は実施例1と同様であるか
ら説明を省略する。
【実施例5】 本実施例では、第12図に示すように、保持体40における
カバー12との対向面に、カバー12の内周面に当接する位
置決め突起18を突設した構成としている。位置決め突起
18は、カバー12と第2の磁極板26bとの間に形成される
ギャップgに対応する部位で、第12図の紙面に直交する
方向において一対が離間して形成されている。位置決め
突起18は、ベース11にカバー12を被嵌する際に、カバー
12の内周面に圧接するように形成されており、位置決め
突起18の突出量によって、カバー12と第2の磁極板26b
との間のギャップgの寸法が規制されることになる。す
なわち、成形品である保持体40の成形精度に依存してギ
ャップgが規制されることになり、ギャップgの寸法精
度が高くなるのである。 ちなみに、位置決め突起18を設けていない場合に、ギャ
ップgのばらつきが0.2mmで、無励磁時の吸引力が約8g
であったものについて、位置決め突起18を設けたとこ
ろ、ギャップgのばらつきが0.5mmになり、無励磁時の
吸引力が約2gに減少した。つまり、ギャップgのばらつ
きが少なくなるとともに、励磁時の感度が高くなったの
である。ここにおいて、吸引力はカード35のストローク
を0.015mmとして測定した。 以上のようにして、ギャップgの寸法精度が高くなり、
第2の磁極板26bからカバー12に漏洩する磁束を所望量
に設定できるのである。他の構成については実施例1と
同様であるから説明を省略する。
【実施例6】 上記実施例では、アマチュア21が、無励磁時に第2の磁
極板26bに吸引され、励磁時に第1の磁極板26aに吸引さ
れるようにした単安定型の密封型リレーを示したが、本
実施例では、第13図に示すように、一端部がヨーク22の
上端面に対向し、他端部が第2の磁極板26bに磁気的に
結合された補助ヨーク29を設け、双安定型とした密封型
リレーを示す。 すなわち、補助ヨーク29の一端部はヨーク22の上端面に
対向し、ヨーク22と補助ヨーク29との間でアマチュア21
の一端部が揺動できるように配置される、補助ヨーク29
はコイルボビン24に保持される。アマチュア21が挿通さ
れているコイルボビン24の中心孔の内周面には、支点突
起24cが突設され、この支点突起24cを中心としてアマチ
ュア21が揺動するようになっている。コイル25は1巻
線、2巻線のいずれでもよく、2巻線とする場合には両
コイル25の共通線を端子ピン31fに接続すればよい。ま
た、カバー12は非磁性体により形成されている。 以上の構成によれば、第14図(a)に示すように、アマ
チュア21が一方の向き(右端がS極となる向き)に励磁
されているときには、アマチュア21→第2の磁極板26b
→永久磁石27→第1の磁極板26a→ベース11→ヨーク22
→アマチュア21という閉磁路が形成され、この状態でコ
イル25への通電を停止してもアマチュア21の位置は保持
される。また、アマチュア21が逆向き(右端がN極とな
る向き)に励磁されているときには、アマチュア21→補
助ヨーク29→第2の磁極板26b→永久磁石27→第1の磁
極板26a→アマチュア21という閉磁路が形成され、この
状態でもコイル25への通電を停止してもアマチュア21の
位置は保持される。すなわち、双安定動作をするのであ
る。また、実施例1の構成に比較して、補助ヨーク29を
付加した点などの最小限の変更により双安定(ラッキン
グ)型のリレーとしているのであり、部品の共用化、組
立ラインの共用化が図れるのである。 以上の構成によれば、第15図のような動作特性が得られ
る。ここに、下の実線は第14図(a)に対応する励磁時
の吸引力、上の実線は第14図(b)に対応する励磁時の
吸引力、破線は無励磁時の吸引力、一点鎖線は可動ばね
板34のばね負荷、下の二点鎖線は第14図(a)に対応す
る励磁電圧、上の二点鎖線は第14図(b)に対応する励
磁電圧である。
【実施例7】 ところで、各接合箇所をレーザ溶接により固着するよう
にすれば、作業が一貫し、部品の熱変形が起こりにく
く、接合精度が向上するといった利点を生じる。また、
抵抗溶接に比較すれば、電極が不要で精密な作業に適
し、半田付けに比較すれば、フラックスが接点機構部に
付着して信頼性を損なうという問題も発生しない。さら
には、接合箇所が多箇所で照射方向も異なる場合に、光
ファイバを用いてレーザ光を導けば、レーザ光を多箇所
に導いたり、照射方向を変えるのが容易になるのであっ
て、生産設備が小型化できるのである。このような観点
に基づいて、各接合箇所をレーザ溶接により接合するよ
うにするとよい。 すなわち、常開接点板32、常閉接点板33、可動ばね板34
は、第16図(a)(b)(c)に示すように、各端子ピ
ン31a〜31cの上端面に接合される。レーザ光は図中に矢
印で示す方向から照射する。ここにおいて、隣接する端
子ピン31の間のピッチ(第17図にPで示す)は、比較的
ばらつきが大きいものであるから、端子ピン31a〜31cに
接合される常開接点板32、常閉接点板33、可動ばね板34
の位置関係を接合時に調節することによって、このばら
つきを吸収することが従来の課題となっていた。第16図
に示した形式でレーザ溶接を行うことにより、比較的ば
らつきの少ない端子ピン31の高さHのみを考慮すればよ
くなり、接合時の作業性が向上するとともに、位置精度
も高くなるのである。また、端子ピン31a〜31cは2列に
列設されており、ケース1はDIP状であるから、左右各
列を同時にレーザ溶接することが容易にでき、複数箇所
の同時溶接が行えるのであって、作業時間が大幅に短縮
されることになる。 ヨーク22の突起22aとベース11の凹所15との固着部位、
および、第1の磁極板26aの突起28とベース11の凹所16
との固着部位とは、第18図に示すように、矢印方向から
照射することにより接合される。 保持ばね23と、アマチュア21およびヨーク22とは、第19
図に矢印で示す方向からレーザ光を照射して接合され
る。すなわち、アマチュア21は機械的寿命を向上させる
目的でコーティングが施されているから、抵抗溶接を行
うとすれば、コーティングを剥がしたり、溶接部分にコ
ーティングを形成しないようにしなければならないが、
レーザ溶接によれば、このような問題はなく、全面にコ
ーティングを施していても溶接を行うことができるか
ら、作業が容易になるのである。また、アマチュア21に
保持ばね23をかしめる場合には、かしめ用のダボが必要
であるが、レーザ溶接ではダボは不要であるから、アマ
チュア21の形状が複雑になったり、収納スペースが大き
くなるという問題が解消されるのである。さらに、ヨー
ク22と保持ばね23との接合部分については、保持ばね23
の実施例5に比較して形状が簡略化されるという利点が
ある。 コイル25の端末線25aについては、第20図に示すよう
に、コイルボビン24にコイル端子板25bを一体に設け、
このコイル端子板25bを2つ折りにした後、コイル25の
端末線25aをコイル端子板25bに挟み込み、レーザ溶接を
行って端末線25aをコイル端子板25bに接合するようにし
ている。レーザ光は第20図の矢印方向から照射される。
この構成によれば、端末線25aに圧力をかけないから、
断線の発生が抑制されるのである。 さらに、ベース11に対するカバー12の接合にあたっても
レーザ溶接を行い、抵抗溶接の場合に必要なプロジェク
ションを除去することができる。すなわち、高さ寸法の
精度が向上するのであり、カバー12が磁性体よりなる場
合の吸引力のばらつきを抑制することができるのであ
る。
【考案の効果】
上述したように、請求項1の構成では、カバーを磁性体
により形成するとともにベースに磁気結合し、アマチュ
アの他端部を両磁極板の一方に選択的に当接するように
両磁極板の間で永久磁石とは異なる部位に挿入し、第2
の磁極板をカバーに近接して所定のギャップを介して配
設しているものであり、無励磁状態から励磁状態に移行
するときに、第2の磁極板とカバーとの間に形成されて
いるギャップを介して磁束が流れるから、アマチュアが
第2の磁極板の近傍に位置しているときでも、永久磁石
の磁束を十分に打ち消すことができ、その結果、アマチ
ュアが第2の磁極板の近傍に位置しているときには、第
1の磁極板からアマチュアに対する吸引力を高めたのと
同様の効果が得られるのである。また、ギャップによっ
て磁束の一部が第2の磁極板に流れているから、アマチ
ュアが第1の磁極板に近付いても、従来構成に比較すれ
ば、アマチュアに対する吸引力は弱くなり、両磁極板の
アマチュアに対する吸引力を略均等にすることができる
という利点がある。さらに、ギャップを調節すれば、ア
マチュアに対して接点機構部から作用するばね負荷に対
して、適正な吸引特性を与えることができるから、ばね
負荷に対する整合性を高めることができるのである。 要するに、請求項1の構成は、基本的にはカバーのない
状態でベースと両磁極板と永久磁石とアマチュアとによ
り形成されている磁気回路に対して、ベースとともにケ
ースを構成するカバーを磁性体で形成してベースと磁気
結合し、かつ第2の磁極板をカバーに対して所定のギャ
ップを介して近接して配設することにより、カバーも磁
気回路の一部として利用しているから、カバーは主とし
てコイルの励磁により生じた磁束を通す磁路として機能
するのであって、励磁時においてアマチュアの移動開始
から移動終了までの期間に作用する第2の磁極板とアマ
チュアとの反発力および第1の磁極板とアマチュアとの
吸引力を、カバーと第2の磁極板との間のギャップ寸法
のみで調節できるという効果を奏する。 請求項2の構成では、第1の磁極板と第2の磁極板と永
久磁石とを非磁性体よりなる保持体により結合し、保持
体において上記ギャップに対応する部位に、カバーの内
周面に当接する位置決め突起を突設しているから、保持
体に形成された位置決め突起がカバーに当接することに
より、第2の磁極板とカバーとの距離が位置決め突起に
より一定距離に保たれるのであり、ギャップの寸法を正
確に設定でき、特性が安定するという利点を有する。 請求項3の構成では、アマチュアの一端部に対応する部
位でベースにヨークを立設し、第2の磁極板に一端部が
アマチュアの一端部を挟んでヨークの先端面に対向する
補助ヨークの他端部を磁気結合し、ヨークの先端面と補
助ヨークの一端部との間にアマチュアの一端部が揺動可
能となる間隙を形成しているから、双安定型の構成とす
ることができるのであり、単安定型と双安定型との密封
型リレーにおいて共用できる部品点数が多くなり、製造
工程も共用化できる結果、単安定型と双安定型との2種
の密封型リレーを製造する際に、製造コストや部品コス
トが低減できるという利点がある。 請求項4の構成では、ベースに挿通された端子ピンの先
端面に接点機構部を構成する導電板がベースの表面に沿
う形で当接し、端子ピンと導電板との接触箇所がレーザ
溶接により接合されているから、ベースに挿通された端
子ピンに対し接点機構部を構成する導電板を接合するに
あたって、導電板をベースの表面に沿って配置し、かつ
端子ピンの先端面に導電板を当接させていることによ
り、端子ピンの位置がベースの表面に沿う面内でずれて
いたとしても導電板の大きさの範囲内であれば、端子ピ
ンと導電板とを接触させることができるという利点を有
する。すなわち、ばらつきの少ない端子ピンのベースか
らの突出寸法のみを管理することで、端子ピンと導電板
との接合が可能になり生産性が向上するという効果を奏
するのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例1を示す分解斜視図、第2図は
同上の断面図、第3図は同上の要部分解斜視図、第4図
は同上の概略構成図、第5図および第6図は同上の動作
説明図、第7図は本考案の実施例2を示す要部斜視図、
第8図(a)(b)はそれぞれ本考案の実施例3を示す
縦断面図と水平断面図、第9図(a)(b)はそれぞれ
本考案の実施例4を示す縦断面図と横断面図、第10図は
同上の分解斜視図、第11図は同上の要部分解斜視図、第
12図は本考案の実施例5を示す縦断面図、第13図(a)
(b)はそれぞれ本考案の実施例6を示す縦断面図と横
断面図、第14図(a)(b)は同上の概略構成図、第15
図は同上の動作説明図、第16図(a)〜(c)はそれぞ
れ本考案の実施例7を示す要部斜視図、第17図は同上の
要部断面図、第18図は同上の要部分解斜視図、第19図は
同上の要部分解斜視図、第20図は同上の要部斜視図、第
21図は従来例の動作説明図である。 10…ケース、11…ベース、12…カバー、18…位置決め突
起、21…アマチュア、21a…支点突条、22…ヨーク、25
…コイル、26a…第1の磁極板、26b…第2の磁極板、27
…永久磁石、29…補助ヨーク、34…可動ばね板、40…保
持体、g…ギャップ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 西村 広海 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−116729(JP,A) 特開 昭57−63740(JP,A) 実開 昭63−15535(JP,U) 実開 昭62−25454(JP,U) 実開 昭61−82344(JP,U)

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁性体よりなるベースおよびベースに気密
    的に被嵌されるカバーにより形成されたケースと、ベー
    スに対して一端部が揺動自在に枢支されたアマチュアを
    備えベース上に固定された有極電磁石装置と、ベース上
    の定位置に設けられアマチュアの揺動に伴って開閉され
    る接点機構部とを備えた密封型リレーにおいて、上記カ
    バーは磁性体により形成されかつベースに磁気結合さ
    れ、有極電磁石装置は、アマチュアが揺動自在となるよ
    うにアマチュアの周囲に巻回されたコイルと、一端部が
    ベースに磁気結合された第1の磁極板と、第1の磁極板
    に対向する第2の磁極板と、両磁極板の間の一部に介装
    され両磁極板を互いに異極に磁化する永久磁石とを具備
    し、アマチュアの他端部は両磁極板の一方に選択的に当
    接するように両磁極板の間で永久磁石とは異なる部位に
    挿入され、第2の磁極板はカバーに近接して所定のギャ
    ップを介して配設されて成る密封型リレー。
  2. 【請求項2】第1の磁極板と第2の磁極板と永久磁石と
    は非磁性体よりなる保持体により結合され、保持体にお
    いて上記ギャップに対応する部位には、カバーの内周面
    に当接する位置決め突起が突設されて成る請求項1記載
    の密封型リレー。
  3. 【請求項3】磁性体よりなるベースおよびベースに気密
    的に被嵌されるカバーにより形成されたケースと、ベー
    スに対して一端部が揺動自在に枢支されたアマチュアを
    備えベース上に固定された有極電磁石装置と、ベース上
    の定位置に設けられアマチュアの揺動に伴って開閉され
    る接点機構部とを備えた密封型リレーにおいて、上記カ
    バーは非磁性体により形成され、有極電磁石装置は、ア
    マチュアが揺動自在となるようにアマチュアの周囲に巻
    回されたコイルと、一端部がベースに磁気結合された第
    1の磁極板と、第1の磁極板に対向する第2の磁極板
    と、両磁極板の間の一部に介装され両磁極板を互いに異
    極に磁化する永久磁石とを具備し、アマチュアの他端部
    は両磁極板の一方に選択的に当接するように両異極板の
    間で永久磁石とは異なる部位に挿入され、ベースにはア
    マチュアの上記一端部に対応する部位にヨークが立設さ
    れ、第2の磁極板には一端部がアマチュアの上記一端部
    を挟んでヨークの先端面に対向する補助ヨークの他端部
    が磁気結合され、ヨークの先端面と補助ヨークの上記一
    端部との間にはアマチュアの上記一端部が揺動可能とな
    る間隙が形成されて成る密封型リレー。
  4. 【請求項4】ベースに挿入された端子ピンの先端面に接
    点機構部を構成する導電板がベースの表面に沿う形で当
    接し、端子ピンと導電板との接触箇所がレーザ溶接によ
    り接合されて成る請求項1ないし請求項3のいずれかに
    記載の密封型リレー。
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