JPH0785538B2 - 情報伝送装置 - Google Patents
情報伝送装置Info
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- JPH0785538B2 JPH0785538B2 JP1187900A JP18790089A JPH0785538B2 JP H0785538 B2 JPH0785538 B2 JP H0785538B2 JP 1187900 A JP1187900 A JP 1187900A JP 18790089 A JP18790089 A JP 18790089A JP H0785538 B2 JPH0785538 B2 JP H0785538B2
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- 230000005236 sound signal Effects 0.000 description 24
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
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- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はディジタル情報の伝送技術に関し、特にオーデ
ィオ信号やビデオ信号などにディジタルコード情報を重
畳して伝送する技術に関する。
ィオ信号やビデオ信号などにディジタルコード情報を重
畳して伝送する技術に関する。
従来の技術 オーディオ機器やビデオ機器を相互接続する場合、オー
ディオ信号やビデオ信号の伝送ラインにディジタルコー
ド情報を多重して伝送することができれば、例えば、機
器の制御コード伝送に使用できる等、便利なことが多
い。また、同時に伝送しているオーディオ信号やビデオ
信号の属性もコード情報として伝送することができる。
例えば、送信側で機器番号などをコード化して送信信号
に多重しておけば、送信信号の送信元の機器を受信先の
機器で識別することができる。また、受信側において、
録音或は録画されては困る場合には、送信側で記録禁止
を促すコードを伝送するようにし、受信側でこのコード
に基づいて記録動作を停止するような応用ができる。こ
のようにオーディオ信号やビデオ信号の伝送ラインにデ
ィジタルコード情報を多重して伝送することの便利さは
多い反面、伝送しているオーディオ信号やビデオ信号の
品質を低下させることが懸念される。従って、多重され
るコード情報のレベルは、オーディオ信号やビデオ信号
のレベルに比べて充分小さいものでなければならない。
このような場合に用いられる技術として、スペクトル拡
散通信の技術がある。
ディオ信号やビデオ信号の伝送ラインにディジタルコー
ド情報を多重して伝送することができれば、例えば、機
器の制御コード伝送に使用できる等、便利なことが多
い。また、同時に伝送しているオーディオ信号やビデオ
信号の属性もコード情報として伝送することができる。
例えば、送信側で機器番号などをコード化して送信信号
に多重しておけば、送信信号の送信元の機器を受信先の
機器で識別することができる。また、受信側において、
録音或は録画されては困る場合には、送信側で記録禁止
を促すコードを伝送するようにし、受信側でこのコード
に基づいて記録動作を停止するような応用ができる。こ
のようにオーディオ信号やビデオ信号の伝送ラインにデ
ィジタルコード情報を多重して伝送することの便利さは
多い反面、伝送しているオーディオ信号やビデオ信号の
品質を低下させることが懸念される。従って、多重され
るコード情報のレベルは、オーディオ信号やビデオ信号
のレベルに比べて充分小さいものでなければならない。
このような場合に用いられる技術として、スペクトル拡
散通信の技術がある。
以下、スペクトル拡散通信方式(以下、SS方式と略
す。)の概略を説明する。SS方式の基盤になっているの
は、シー・イー・シャノンの提唱したチャンネル容量に
関する法則である。即ち、C=通信容量(bps)、W=
帯域幅(Hz)、S=信号電力(ワット)、N=雑音電力
(ワット)とすると、 C=W×log2(1+S/N) …(1) また、S/N≪1の場合には C=W×1.44×S/N …(2) と表わせる。(1),(2)式によれば、雑音Nが信号
Sよりもずっと強く、S/N比がどんなに悪くても、帯域
幅Wを広くすれば所望の通信容量Cを得ることができ
る。そのためにベースバンドの原信号を疑似ランダム信
号で変調し、広帯域信号に変換してから伝送する。第6
図に無線通信におけるSS方式の実施例を示す。また、第
7図に第6図の例の各部における信号スペクトルを示
す。第6図において、201は搬送波発生器、202は一次変
調器、203は拡散変調器、204は疑似雑音発生器、205及
び206は各々送信アンテナ及び受信アンテナ、207は逆拡
散変調器、208は疑似雑音発生器204の発生する疑似雑音
と同じ疑似雑音を発生する疑似雑音発生器、209は一次
変調器202で変調した信号から原信号を復調する復調器
である。第6図の例では第7図(a)の様なスペクトル
を持った原信号はまず、一次変調器202において搬送波
発生器201の出力する搬送波で変調され、第7図(b)
の如きスペクトルとなる。その後、拡散変調器203にお
いて疑似雑音発生器204の発生する疑似雑音で更に変調
されるが、この時点で送信信号の帯域幅は、第7図
(c)のように原信号のそれよりもはるかに広くなって
いる。そして、送信アンテナ205から空中へ送出され
る。この時、第7図(c)のように、送信した拡散信号
は斜線を施した雑音に埋もれている。受信側では、これ
を受信アンテナ206で受信し、逆拡散変調器207におい
て、疑似雑音発生器208で発生した送信側の疑似雑音と
全く同じ疑似雑音を用いて送信側での拡散変調を第7図
(b)の如く復調し、更に復調器209で一次変調器202で
の変調を復調して、第7図(e)の復調信号を得る。第
7図(c)において、拡散していた信号成分が集中する
ことで雑音に埋もれていた信号の振幅が大きくなり、S/
N比が改善されている。拡散変調器203における変調は、
例えば疑似雑音信号で平衡変調して直接位相変調を施し
て行われる。また、逆拡散変調器207における復調は、
同じく疑似雑音信号で平衡変調することで行われる。疑
似雑音信号は、例えばM系列符号のような有限の繰り返
し周期を有するランダム符号系列である。逆拡散変調器
207は、受信信号の拡散変調の位相と疑似雑音発生器208
の出力する疑似雑音信号との位相がちょうど一致した場
合にのみ拡散変調を復調して元の帯域幅に戻す。
す。)の概略を説明する。SS方式の基盤になっているの
は、シー・イー・シャノンの提唱したチャンネル容量に
関する法則である。即ち、C=通信容量(bps)、W=
帯域幅(Hz)、S=信号電力(ワット)、N=雑音電力
(ワット)とすると、 C=W×log2(1+S/N) …(1) また、S/N≪1の場合には C=W×1.44×S/N …(2) と表わせる。(1),(2)式によれば、雑音Nが信号
Sよりもずっと強く、S/N比がどんなに悪くても、帯域
幅Wを広くすれば所望の通信容量Cを得ることができ
る。そのためにベースバンドの原信号を疑似ランダム信
号で変調し、広帯域信号に変換してから伝送する。第6
図に無線通信におけるSS方式の実施例を示す。また、第
7図に第6図の例の各部における信号スペクトルを示
す。第6図において、201は搬送波発生器、202は一次変
調器、203は拡散変調器、204は疑似雑音発生器、205及
び206は各々送信アンテナ及び受信アンテナ、207は逆拡
散変調器、208は疑似雑音発生器204の発生する疑似雑音
と同じ疑似雑音を発生する疑似雑音発生器、209は一次
変調器202で変調した信号から原信号を復調する復調器
である。第6図の例では第7図(a)の様なスペクトル
を持った原信号はまず、一次変調器202において搬送波
発生器201の出力する搬送波で変調され、第7図(b)
の如きスペクトルとなる。その後、拡散変調器203にお
いて疑似雑音発生器204の発生する疑似雑音で更に変調
されるが、この時点で送信信号の帯域幅は、第7図
(c)のように原信号のそれよりもはるかに広くなって
いる。そして、送信アンテナ205から空中へ送出され
る。この時、第7図(c)のように、送信した拡散信号
は斜線を施した雑音に埋もれている。受信側では、これ
を受信アンテナ206で受信し、逆拡散変調器207におい
て、疑似雑音発生器208で発生した送信側の疑似雑音と
全く同じ疑似雑音を用いて送信側での拡散変調を第7図
(b)の如く復調し、更に復調器209で一次変調器202で
の変調を復調して、第7図(e)の復調信号を得る。第
7図(c)において、拡散していた信号成分が集中する
ことで雑音に埋もれていた信号の振幅が大きくなり、S/
N比が改善されている。拡散変調器203における変調は、
例えば疑似雑音信号で平衡変調して直接位相変調を施し
て行われる。また、逆拡散変調器207における復調は、
同じく疑似雑音信号で平衡変調することで行われる。疑
似雑音信号は、例えばM系列符号のような有限の繰り返
し周期を有するランダム符号系列である。逆拡散変調器
207は、受信信号の拡散変調の位相と疑似雑音発生器208
の出力する疑似雑音信号との位相がちょうど一致した場
合にのみ拡散変調を復調して元の帯域幅に戻す。
さて、SS方式の特徴は、第7図(c)のように劣悪な雑
音環境であっても元の信号を復調することができる点で
あり、対雑音性能の非常に高い通信方式と言える。通信
容量Cは、(1)式あるいは(2)式で与えられ、第8
図のような関係となる。例えば、S/N比が10-4(−40d
B)であれば、10bpsの通信容量を得るのにおよそ100KHz
の帯域幅が必要である。従って、10bpsの原信号を約100
00倍に広帯域化して伝送すれば、S/N比が−40dBしか確
保できなくても受信側での復調が可能となる。
音環境であっても元の信号を復調することができる点で
あり、対雑音性能の非常に高い通信方式と言える。通信
容量Cは、(1)式あるいは(2)式で与えられ、第8
図のような関係となる。例えば、S/N比が10-4(−40d
B)であれば、10bpsの通信容量を得るのにおよそ100KHz
の帯域幅が必要である。従って、10bpsの原信号を約100
00倍に広帯域化して伝送すれば、S/N比が−40dBしか確
保できなくても受信側での復調が可能となる。
発明が解決しようとする課題 さて、このSS方式を用いて、オーディオ信号やビデオ信
号にディジタルコード情報を多重して伝送する場合、オ
ーディオ信号やビデオ信号の品位を下げないためには、
重畳するディジタルコード情報のレベルは、オーディオ
信号やビデオ信号のそれに比べて充分小さくする必要が
ある。例として、10bpsの通信容量Cを得ようとする場
合を考える。オーディオ信号の帯域はおよそ20KHzであ
るのでディジタルコード情報を20KHzの帯域幅に拡散変
調して重畳するとすれば、(1)式あるいは(2)式か
ら、S/N比は3.5×10-4以上即ち−35dB以上必要である。
ここで、Sは拡散変調したディジタルコードを、Nはオ
ーディオ信号を表わす、しかし、このような大きなレベ
ルで拡散変調したディジタルコード情報を重畳すると、
オーディオ信号の品位は劣化せざるをえない。
号にディジタルコード情報を多重して伝送する場合、オ
ーディオ信号やビデオ信号の品位を下げないためには、
重畳するディジタルコード情報のレベルは、オーディオ
信号やビデオ信号のそれに比べて充分小さくする必要が
ある。例として、10bpsの通信容量Cを得ようとする場
合を考える。オーディオ信号の帯域はおよそ20KHzであ
るのでディジタルコード情報を20KHzの帯域幅に拡散変
調して重畳するとすれば、(1)式あるいは(2)式か
ら、S/N比は3.5×10-4以上即ち−35dB以上必要である。
ここで、Sは拡散変調したディジタルコードを、Nはオ
ーディオ信号を表わす、しかし、このような大きなレベ
ルで拡散変調したディジタルコード情報を重畳すると、
オーディオ信号の品位は劣化せざるをえない。
課題を解決するための手段 本発明においては、上記した問題点に鑑みて次のように
構成している。
構成している。
即ち、オーディオ信号やビデオ信号は、一般に時間的に
近接する区間では非常に強い相関を持つ信号である。こ
れに対し、疑似ランダム信号はオーディオ信号やビデオ
信号とも無相関であるばかりでなく、近接する区間でも
相関がない。従って、受信側で受信信号の相関を利用し
てオーディオ信号やビデオ信号のみを抑圧することがで
きる。そこで本発明ではオーディオ信号やビデオ信号等
のアナログ信号にディジタルコード情報を重畳して伝送
する情報伝送装置において、送信側に疑似雑音発生器と
変調器DA変換器とアナログ加算器とを設け、前記変調器
においてディジタルコード情報に基づいて前記疑似雑音
発生器の発生する疑似ランダム信号の伝送を制御し、こ
の変調器の出力を前記DA変換器でアナログ信号に変換
し、前記アナログ加算器によってオーディオ信号やビデ
オ信号と加算し伝送信号とする。受信側には、伝送信号
の予測フィルタを設け、受信信号と、この予測フィルタ
の出力とを引算して予測誤差信号を得るようにし、さら
に送信側の疑似雑音発生器の発生する疑似ランダム信号
と同じ疑似ランダム信号を発生する疑似雑音発生器と、
相関検出器とを設け、この相関検出器に前記予測誤差信
号と疑似ランダム信号とを入力して、この予測誤差信号
に疑似雑音が含まれているかどうかを相関値より判定す
る。
近接する区間では非常に強い相関を持つ信号である。こ
れに対し、疑似ランダム信号はオーディオ信号やビデオ
信号とも無相関であるばかりでなく、近接する区間でも
相関がない。従って、受信側で受信信号の相関を利用し
てオーディオ信号やビデオ信号のみを抑圧することがで
きる。そこで本発明ではオーディオ信号やビデオ信号等
のアナログ信号にディジタルコード情報を重畳して伝送
する情報伝送装置において、送信側に疑似雑音発生器と
変調器DA変換器とアナログ加算器とを設け、前記変調器
においてディジタルコード情報に基づいて前記疑似雑音
発生器の発生する疑似ランダム信号の伝送を制御し、こ
の変調器の出力を前記DA変換器でアナログ信号に変換
し、前記アナログ加算器によってオーディオ信号やビデ
オ信号と加算し伝送信号とする。受信側には、伝送信号
の予測フィルタを設け、受信信号と、この予測フィルタ
の出力とを引算して予測誤差信号を得るようにし、さら
に送信側の疑似雑音発生器の発生する疑似ランダム信号
と同じ疑似ランダム信号を発生する疑似雑音発生器と、
相関検出器とを設け、この相関検出器に前記予測誤差信
号と疑似ランダム信号とを入力して、この予測誤差信号
に疑似雑音が含まれているかどうかを相関値より判定す
る。
作用 本発明は上記のように構成することで、受信信号の中の
ディジタルコード情報はそのままにしてオーディオ信号
やビデオ信号のみを抑圧するので、送信側で重畳するデ
ィジタルコード情報のレベルを充分に小さなものとして
も、受信側で復調が可能となる。従って、オーディオ信
号やビデオ信号の品位を損なうことがない。
ディジタルコード情報はそのままにしてオーディオ信号
やビデオ信号のみを抑圧するので、送信側で重畳するデ
ィジタルコード情報のレベルを充分に小さなものとして
も、受信側で復調が可能となる。従って、オーディオ信
号やビデオ信号の品位を損なうことがない。
実施例 第1図は、本発明の一実施例である情報伝送装置のブロ
ック図を示す。第1図において、(a)は送信側、
(b)は受信側の要部ブロック図である。第1図(a)
において、1は送信器の識別番号等からなるディジタル
コード信号I(n)を発生する符号発生器、2は符号長
がLのM系列信号M(n)を発生するM系列発生器、3
は符号発生器1の出力I(n)でM系列発生器2の出力
M(n)の伝送を制御する変調器である。5は1ビット
のDA変換器であり、変調器3の出力D(n)をアナログ
信号に変換する。DA変調器5は、1ビットのレジスタで
実現できる。6はDA変換器5の出力信号の振幅及びオフ
セットを調整する増幅器、7は増幅器6の出力信号D
(t)とオーディオ信号或はビデオ信号X(t)とを加
算して伝送信号C(t)とするアナログ加算器である。
ック図を示す。第1図において、(a)は送信側、
(b)は受信側の要部ブロック図である。第1図(a)
において、1は送信器の識別番号等からなるディジタル
コード信号I(n)を発生する符号発生器、2は符号長
がLのM系列信号M(n)を発生するM系列発生器、3
は符号発生器1の出力I(n)でM系列発生器2の出力
M(n)の伝送を制御する変調器である。5は1ビット
のDA変換器であり、変調器3の出力D(n)をアナログ
信号に変換する。DA変調器5は、1ビットのレジスタで
実現できる。6はDA変換器5の出力信号の振幅及びオフ
セットを調整する増幅器、7は増幅器6の出力信号D
(t)とオーディオ信号或はビデオ信号X(t)とを加
算して伝送信号C(t)とするアナログ加算器である。
第1図(b)において、8は受信した伝送信号C(t)
をディジタル化するAD変換器、91はAD変換器8の出力C
(n)を1サンプル分遅延させるレジスタ、92はAD変換
器8の出力C(n)からレジスタ91の出力C(n−1)
を引算する引算器である。そして、このレジスタ91と引
算器92とで予測符号器9を構成している。10は第1図
(a)におけるM系列発生器と同じM系列を発生するM
系列発生器、11は予測符号器9の出力Y(n)とM系列
発生器10の出力M(n)との相関を計算する相関器、12
は相関器11の出力R(n)からディジタルコード信号I
(n)を再生する符号再生器である。
をディジタル化するAD変換器、91はAD変換器8の出力C
(n)を1サンプル分遅延させるレジスタ、92はAD変換
器8の出力C(n)からレジスタ91の出力C(n−1)
を引算する引算器である。そして、このレジスタ91と引
算器92とで予測符号器9を構成している。10は第1図
(a)におけるM系列発生器と同じM系列を発生するM
系列発生器、11は予測符号器9の出力Y(n)とM系列
発生器10の出力M(n)との相関を計算する相関器、12
は相関器11の出力R(n)からディジタルコード信号I
(n)を再生する符号再生器である。
次に、第1図の実施例の動作を説明する。
第2図は第1図(a)における符号発生器1の出力I
(n)、M系列発生器2の出力M(n)及び変調器3の
出力D(n)の波形例を示している。この例では、M
(n)はI(n)によってゲートされ、D(n)の如き
波形となる。ここで、I(n)は1または0の値である
ので、D(n)はある時間区間において、M(n)が存
在するかしないかでI(n)を表現している。変調器3
は2入力のアンドゲートで構成できる。
(n)、M系列発生器2の出力M(n)及び変調器3の
出力D(n)の波形例を示している。この例では、M
(n)はI(n)によってゲートされ、D(n)の如き
波形となる。ここで、I(n)は1または0の値である
ので、D(n)はある時間区間において、M(n)が存
在するかしないかでI(n)を表現している。変調器3
は2入力のアンドゲートで構成できる。
D(n)はDA変換器5でアナログ信号に変換され、増幅
器6で振幅とオフセットを調整された後、アナログ加算
器7においてオーディオ信号X(t)と加算されてC
(t)として送出される。
器6で振幅とオフセットを調整された後、アナログ加算
器7においてオーディオ信号X(t)と加算されてC
(t)として送出される。
受信側では、伝送信号C(t)をAD変換器8でディジタ
ル化する。AD変換器8の出力C(n)は、レジスタ91と
引算器92とに導かれる。レジスタ91はC(n)を1サン
プル分遅延し、その結果引算器92の出力Y(n)は、 Y(n)=C(n)−C(n−1) …(3) となる。レジスタ91は受信サンプルの予測値として前サ
ンプルを用いる予測フィルタとして働く。従って、Y
(n)は予測誤差信号となる。
ル化する。AD変換器8の出力C(n)は、レジスタ91と
引算器92とに導かれる。レジスタ91はC(n)を1サン
プル分遅延し、その結果引算器92の出力Y(n)は、 Y(n)=C(n)−C(n−1) …(3) となる。レジスタ91は受信サンプルの予測値として前サ
ンプルを用いる予測フィルタとして働く。従って、Y
(n)は予測誤差信号となる。
伝送信号C(t)は、 C(t)=X(t)+D(t) …(4) であり、AD変換器8においてディジタル化されて、 C(n)=X(n)+D(n) …(5) となる。従って、引算器92の出力である予測誤差信号Y
(n)は、 Y(n)=C(n)−C(n−1) …(6) =X(n)−X(n−1)+D(n)−D(n−1)
…(7) ここで、D(n)及びD(n−1)は、M系列信号であ
るので、その1周期はある原始多項式から生成された符
号語である。従って、D(n)−D(n−1)もまた同
一のM系列となる。故に、D(n)−D(n−1)を新
たにD(n)と置き換えて Y(n)=X(n)−X(n−1)+D(n)…(8) (8)式より、予測誤差信号Y(n)には、D(n)が
復帰することがわかる。
(n)は、 Y(n)=C(n)−C(n−1) …(6) =X(n)−X(n−1)+D(n)−D(n−1)
…(7) ここで、D(n)及びD(n−1)は、M系列信号であ
るので、その1周期はある原始多項式から生成された符
号語である。従って、D(n)−D(n−1)もまた同
一のM系列となる。故に、D(n)−D(n−1)を新
たにD(n)と置き換えて Y(n)=X(n)−X(n−1)+D(n)…(8) (8)式より、予測誤差信号Y(n)には、D(n)が
復帰することがわかる。
次に、第3図を用いて相関器11による拡散変調の復調動
作を説明する。この動作原理は、相関検出法としてよく
知られた相互相関による周期信号の抽出方法と同じであ
る。第3図に於て、(a)はM系列発生器11の発生する
M系列M′(k)を表わしている。(b)は予測誤差信
号Y(n)に含まれる拡散変調信号D(n)のうち、相
関計算の対照となる長さLの時間窓に含まれる区間を表
現している。この時間窓に入るD(n)は1サンプル時
間毎にシフトし、第3図(b)のD(n−2+k)〜D
(n+2+k)は1サンプル時間ずつ遅延した信号を表
わす。例えば、D(n−1+k)はD(n−2+k)に
対して1サンプル時間後に時間窓に含まれる信号であ
る。M′(k)は左から“10110〜100"であり、D(n
−2+k)〜D(n+2+k)の各信号と比較するとD
(n+k)のみが“10110〜100"で、M′(k)と対応
するビットがすべて一致することが解る。M′(n)と
D(n)の相関値R(n)は、次式で表わされる。
作を説明する。この動作原理は、相関検出法としてよく
知られた相互相関による周期信号の抽出方法と同じであ
る。第3図に於て、(a)はM系列発生器11の発生する
M系列M′(k)を表わしている。(b)は予測誤差信
号Y(n)に含まれる拡散変調信号D(n)のうち、相
関計算の対照となる長さLの時間窓に含まれる区間を表
現している。この時間窓に入るD(n)は1サンプル時
間毎にシフトし、第3図(b)のD(n−2+k)〜D
(n+2+k)は1サンプル時間ずつ遅延した信号を表
わす。例えば、D(n−1+k)はD(n−2+k)に
対して1サンプル時間後に時間窓に含まれる信号であ
る。M′(k)は左から“10110〜100"であり、D(n
−2+k)〜D(n+2+k)の各信号と比較するとD
(n+k)のみが“10110〜100"で、M′(k)と対応
するビットがすべて一致することが解る。M′(n)と
D(n)の相関値R(n)は、次式で表わされる。
(9)式の計算によって求められるR(n)を、第3図
(c)に示している。相関器11は1サンプル時間毎に
(9)式を実行して相関値R(n)を求める。D(n)
にM(n)が含まれている区間ではD(n)とM′
(n)の双方のM系列の位相が一致している時点に相関
値R(n)のピークができるので、このことを利用して
Y(n)の中のD(n)にM(n)が含まれていたかど
うかを検出することができる。符号再生器12は、入力さ
れるR(n)が、ピークを有するかどうか判定すること
でI(n)が“0"であったか“1"であったかを識別する
のである。
(c)に示している。相関器11は1サンプル時間毎に
(9)式を実行して相関値R(n)を求める。D(n)
にM(n)が含まれている区間ではD(n)とM′
(n)の双方のM系列の位相が一致している時点に相関
値R(n)のピークができるので、このことを利用して
Y(n)の中のD(n)にM(n)が含まれていたかど
うかを検出することができる。符号再生器12は、入力さ
れるR(n)が、ピークを有するかどうか判定すること
でI(n)が“0"であったか“1"であったかを識別する
のである。
次に、本発明の第2の実施例の図面を用いながら説明す
る。第1の実施例では予測値として前サンプルを用いる
最も簡単なモデルについて実現したものであった。第2
の実施例では、予測値として前後のサンプルの平均を用
いて、予測精度を向上させ、結果として予測誤差信号に
含まれる拡散変調信号のS/N比をさらに改善するもので
ある。
る。第1の実施例では予測値として前サンプルを用いる
最も簡単なモデルについて実現したものであった。第2
の実施例では、予測値として前後のサンプルの平均を用
いて、予測精度を向上させ、結果として予測誤差信号に
含まれる拡散変調信号のS/N比をさらに改善するもので
ある。
第4図は第2の実施例による情報伝送装置の受信側のブ
ロック図である。送信側については第1図の例と同一で
あるので、説明を省略する。第4図の実施例において
は、第1図の実施例の予測符号器9の代わりに予測符号
器91を備えている。その他は同一の構成であるので対応
する各々の構成要素に同一の番号を付して説明を省略す
る。
ロック図である。送信側については第1図の例と同一で
あるので、説明を省略する。第4図の実施例において
は、第1図の実施例の予測符号器9の代わりに予測符号
器91を備えている。その他は同一の構成であるので対応
する各々の構成要素に同一の番号を付して説明を省略す
る。
第4図の予測符号器91において、911〜912はレジスタで
あり、913は入力“−2"倍する積算器である。また、914
は加算器である。従って、レジスタ912の出力は予測符
号器91への入力C(n)を2サンプル遅延したものであ
り、積算器913の出力はC(n)を1サンプル遅延した
ものを“−2"倍したものである。よって予測符号器91の
出力Y(n)は、 Y(n)=C(n)−2C(n−1)+C(n−2) …
(10) となる。(10)式に(5)式を代入して、 Y(n)={X(n)−2X(n−1)+X(n−2)} +{D(n)−2D(n−1)+D(n−2)}…(11) となる。ここで、再びM系列の性質により(11)式の右
辺第2項は、D(n)と同じM系列に戻る。これを新た
にD(n)と表わして Y(n)={X(n)−2X(n−1)+X(n−2)} +D(n) …(12) (12)式の右辺で{ }の項は、X(n−1)の前後サ
ンプルの平均と、X(n−1)自身との差を2倍したも
のである。このようにして、伝送信号C(n)を予測符
号器で処理することでオーディオ信号の成分を抑圧し、
D(n)を再現することができる。
あり、913は入力“−2"倍する積算器である。また、914
は加算器である。従って、レジスタ912の出力は予測符
号器91への入力C(n)を2サンプル遅延したものであ
り、積算器913の出力はC(n)を1サンプル遅延した
ものを“−2"倍したものである。よって予測符号器91の
出力Y(n)は、 Y(n)=C(n)−2C(n−1)+C(n−2) …
(10) となる。(10)式に(5)式を代入して、 Y(n)={X(n)−2X(n−1)+X(n−2)} +{D(n)−2D(n−1)+D(n−2)}…(11) となる。ここで、再びM系列の性質により(11)式の右
辺第2項は、D(n)と同じM系列に戻る。これを新た
にD(n)と表わして Y(n)={X(n)−2X(n−1)+X(n−2)} +D(n) …(12) (12)式の右辺で{ }の項は、X(n−1)の前後サ
ンプルの平均と、X(n−1)自身との差を2倍したも
のである。このようにして、伝送信号C(n)を予測符
号器で処理することでオーディオ信号の成分を抑圧し、
D(n)を再現することができる。
第1図の実施例と第4図の実施例との違いは予測符号器
の構成にあった。第1図の予測符号器9が予測値として
前サンプルを用いるのに比べ、第4図の予測符号器91は
前後サンプルの平均値を用いるので予測誤差はより小さ
くなる。第5図において、(a)は伝送信号C(n)、
(b)は第1図の実施例の予測誤差信号Y(n)、
(c)は第4図の実施例における予測誤差信号Y(n)
を各々示す。
の構成にあった。第1図の予測符号器9が予測値として
前サンプルを用いるのに比べ、第4図の予測符号器91は
前後サンプルの平均値を用いるので予測誤差はより小さ
くなる。第5図において、(a)は伝送信号C(n)、
(b)は第1図の実施例の予測誤差信号Y(n)、
(c)は第4図の実施例における予測誤差信号Y(n)
を各々示す。
第5図より第4図の予測誤差信号Y(n)が第1図の場
合より小さくなっており、オーディオ信号の成分がより
抑圧されているのが理解される。
合より小さくなっており、オーディオ信号の成分がより
抑圧されているのが理解される。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、アナログ領域のオ
ーディオ信号やビデオ信号などの時間相関の強い原信号
の相関を利用して、原信号の成分を圧縮するようにし、
それによってS/N比の改善を可能にしたので、ディジタ
ルコード情報を付加しても、原信号の品質を損なうこと
が無く、非常に効率のよい情報伝送を行うことが出来
る。
ーディオ信号やビデオ信号などの時間相関の強い原信号
の相関を利用して、原信号の成分を圧縮するようにし、
それによってS/N比の改善を可能にしたので、ディジタ
ルコード情報を付加しても、原信号の品質を損なうこと
が無く、非常に効率のよい情報伝送を行うことが出来
る。
また、本発明の説明として第1図の実施例と第4図の実
施例を引用したが、この二つの実施例に留まらず、予測
符号器として近傍のサンプル値から予測したサンプル値
と実際のサンプル値との差分を求めるようにした他のい
かなる構成のものも用いることが出来るのはいうまでも
ない。
施例を引用したが、この二つの実施例に留まらず、予測
符号器として近傍のサンプル値から予測したサンプル値
と実際のサンプル値との差分を求めるようにした他のい
かなる構成のものも用いることが出来るのはいうまでも
ない。
第1図は本発明の第1の実施例における情報伝送装置の
ブロック図、第6図はスペクトル拡散通信方式の説明の
ための概念図、第7図は同方式の説明のためのスペクト
ル図、第8図は通信容量を表わすグラフ、第2図は第1
の実施例の説明に供する波形図、第3図は相関器11の動
作説明に供する信号の相関関係を示す図、第4図は本発
明の第2の実施例における情報伝送装置の受信側のブロ
ック図、第5図は本発明の第1及び第2の実施例におけ
る予測誤差信号を表わす波形図である。 1……符号発生器、2……M系列発生器、3……変調
器、5……D/A変換器、7……加算器、8……A/D変換
器、9……予測符号器、10……M系列発生器、11……相
関器、12……符号再生器。
ブロック図、第6図はスペクトル拡散通信方式の説明の
ための概念図、第7図は同方式の説明のためのスペクト
ル図、第8図は通信容量を表わすグラフ、第2図は第1
の実施例の説明に供する波形図、第3図は相関器11の動
作説明に供する信号の相関関係を示す図、第4図は本発
明の第2の実施例における情報伝送装置の受信側のブロ
ック図、第5図は本発明の第1及び第2の実施例におけ
る予測誤差信号を表わす波形図である。 1……符号発生器、2……M系列発生器、3……変調
器、5……D/A変換器、7……加算器、8……A/D変換
器、9……予測符号器、10……M系列発生器、11……相
関器、12……符号再生器。
Claims (2)
- 【請求項1】第1の信号にそれより振幅の充分に小さい
第2の信号を重畳して伝送する情報伝送装置であって、 送信側に、疑似雑音を発生する第1の疑似雑音発生器
と、前記第2の信号で前記第1の疑似雑音発生器の出力
する疑似雑音の伝送を制御する変調器と、前記第1の信
号に前記変調器の出力を重畳する加算器とを備え、 受信側に、受信信号から予測値を求め、この予測値と実
際の受信信号との差をとって予測誤差を求める予測符号
化器と、前記第1の疑似雑音発生器と同一の疑似雑音を
発生する第2の疑似雑音発生器と、前記予測符号化器の
出力する予測誤差と前記第2の疑似雑音発生器の出力す
る疑似雑音との相関の強さを求める相関器とを備え、 前記予測符号化器は、サンプル値とそのサンプル値の直
前のサンプル値との差分を予測誤差として出力すること
を特徴とする情報伝送装置。 - 【請求項2】予測符号化器は、サンプル値とそのサンプ
ル値の直前及び直後のサンプル値の平均値との差分を予
測誤差として出力することを特徴とする請求項1記載の
情報伝送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187900A JPH0785538B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 情報伝送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1187900A JPH0785538B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 情報伝送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0352430A JPH0352430A (ja) | 1991-03-06 |
JPH0785538B2 true JPH0785538B2 (ja) | 1995-09-13 |
Family
ID=16214163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1187900A Expired - Lifetime JPH0785538B2 (ja) | 1989-07-20 | 1989-07-20 | 情報伝送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0785538B2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6199433A (ja) * | 1984-10-19 | 1986-05-17 | Nec Corp | 多重通信装置 |
JPS62176232A (ja) * | 1986-01-29 | 1987-08-03 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 多重伝送方式 |
-
1989
- 1989-07-20 JP JP1187900A patent/JPH0785538B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0352430A (ja) | 1991-03-06 |
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