JPH078464B2 - テーブルの位置決め機構 - Google Patents
テーブルの位置決め機構Info
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- JPH078464B2 JPH078464B2 JP28676490A JP28676490A JPH078464B2 JP H078464 B2 JPH078464 B2 JP H078464B2 JP 28676490 A JP28676490 A JP 28676490A JP 28676490 A JP28676490 A JP 28676490A JP H078464 B2 JPH078464 B2 JP H078464B2
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- JP
- Japan
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- link
- positioning mechanism
- sliding members
- guide shaft
- shaft
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は精密測定器具、精密加工機械、一般産業機械お
よび産業用ロボット等に適用可能なテーブルの位置決め
機構に関するものである。
よび産業用ロボット等に適用可能なテーブルの位置決め
機構に関するものである。
(従来の技術) 従来の一般産業機械等における作業用テーブルの位置決
め機構は、左右一対の直線案内軸受と一つの送り機構に
より、一方向に移動可能に構成した一軸移動機構を2組
備えると共に、それらの一軸移動機構の移動方向を直交
軸に一致するように、上下に組み合わせ構成することに
より、直交軸上の位置決めを可能にしている。
め機構は、左右一対の直線案内軸受と一つの送り機構に
より、一方向に移動可能に構成した一軸移動機構を2組
備えると共に、それらの一軸移動機構の移動方向を直交
軸に一致するように、上下に組み合わせ構成することに
より、直交軸上の位置決めを可能にしている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、かかる構成では機構の占有スペースが大
きく、部品点数が多く高価になる等の問題点がある。
きく、部品点数が多く高価になる等の問題点がある。
本発明はこのような点を解決すると共に、簡単な構成
で、保持位置を自在に調節することが可能な自由度の高
いテーブルの位置決め機構を提供することを目的とする
ものである。
で、保持位置を自在に調節することが可能な自由度の高
いテーブルの位置決め機構を提供することを目的とする
ものである。
(課題を解決するための手段) 前記した課題を解決するために、本発明は支持台に直線
状の案内軸を設け、この案内軸に複数の摺動部材を配設
して、これら複数の摺動部材はそれぞれ、駆動機構によ
り前記案内軸上を摺動するようにし、前記複数の摺動部
材にそれぞれリンクの一端部を軸着すると共にこれらリ
ンクの他端部にテーブルを軸着保持する構成とし、前記
複数の摺動部材の案内軸における相対位置関係を制御す
ることによりそれぞれのリンクを連動変位させること
で、案内軸の軸方向における前記テーブルの保持位置を
調節自在とすると共に、前記テーブルを案内軸の軸方向
に対して傾斜変位させ保持位置を調節するようにしたも
のである。
状の案内軸を設け、この案内軸に複数の摺動部材を配設
して、これら複数の摺動部材はそれぞれ、駆動機構によ
り前記案内軸上を摺動するようにし、前記複数の摺動部
材にそれぞれリンクの一端部を軸着すると共にこれらリ
ンクの他端部にテーブルを軸着保持する構成とし、前記
複数の摺動部材の案内軸における相対位置関係を制御す
ることによりそれぞれのリンクを連動変位させること
で、案内軸の軸方向における前記テーブルの保持位置を
調節自在とすると共に、前記テーブルを案内軸の軸方向
に対して傾斜変位させ保持位置を調節するようにしたも
のである。
また、本発明における駆動機構は、案内軸の軸方向と同
方向に支持台に設けられたねじシャフトと、このねじシ
ャフト上を進退移動するめねじ部材とを具備し、前記ね
じシャフトの一端部に、ねじシャフトに駆動用モータを
取着し、前記めねじ部材を前記複数の摺動部材にそれぞ
れ取り付けたものである。
方向に支持台に設けられたねじシャフトと、このねじシ
ャフト上を進退移動するめねじ部材とを具備し、前記ね
じシャフトの一端部に、ねじシャフトに駆動用モータを
取着し、前記めねじ部材を前記複数の摺動部材にそれぞ
れ取り付けたものである。
さらに、本発明におけるリンクとテーブルとは球面軸受
機構を介して軸着するようにしたものである。
機構を介して軸着するようにしたものである。
(作用) 本発明によれば、駆動機構によって、複数の摺動部材の
位置を案内軸上においてそれぞれ、移動調節することに
より、リンクを連動変位させ、テーブルを案内軸の軸方
向に移動調節することが可能となる他、テーブルを自在
に傾斜変位させて保持位置を調節することが可能とな
る。すなわち、この位置決め機構はテーブルを、案内
軸の軸方向に対して所定角度傾斜(ピッチング)するよ
うに調節して保持することができる。また、テーブル
を、テーブルの複数の摺動部材との対向する面にリンク
を軸着する構成としたものにあっては、案内軸を含む
面内にて、テーブルを回動変位(ヨーイング)調節する
ことができる。さらに、複数の摺動部材を別個に相対位
置を調節し、リンクとテーブルとを球面軸受機構を介し
て軸着することにより、案内軸の軸方向の直角に交叉
する面方向において、テーブルを所定角度傾斜(ローリ
ング)するように調節して保持することが可能となる。
位置を案内軸上においてそれぞれ、移動調節することに
より、リンクを連動変位させ、テーブルを案内軸の軸方
向に移動調節することが可能となる他、テーブルを自在
に傾斜変位させて保持位置を調節することが可能とな
る。すなわち、この位置決め機構はテーブルを、案内
軸の軸方向に対して所定角度傾斜(ピッチング)するよ
うに調節して保持することができる。また、テーブル
を、テーブルの複数の摺動部材との対向する面にリンク
を軸着する構成としたものにあっては、案内軸を含む
面内にて、テーブルを回動変位(ヨーイング)調節する
ことができる。さらに、複数の摺動部材を別個に相対位
置を調節し、リンクとテーブルとを球面軸受機構を介し
て軸着することにより、案内軸の軸方向の直角に交叉
する面方向において、テーブルを所定角度傾斜(ローリ
ング)するように調節して保持することが可能となる。
このように、複数の摺動部材の移動方向を一致させて、
複数の摺動部材の移動により、テーブルを自在に摺動部
材の移動方向に移動させて保持することができ、摺動部
材の移動によって連動するリンク機構により、前記複数
の摺動部材の移動方向以外の方向へテーブルを移動して
位置決めを達成しているので、位置決めの自由度は高
く、特別な伝達機構は不要で構造を簡略化でき、占有ス
ペースも小さなものとなる。
複数の摺動部材の移動により、テーブルを自在に摺動部
材の移動方向に移動させて保持することができ、摺動部
材の移動によって連動するリンク機構により、前記複数
の摺動部材の移動方向以外の方向へテーブルを移動して
位置決めを達成しているので、位置決めの自由度は高
く、特別な伝達機構は不要で構造を簡略化でき、占有ス
ペースも小さなものとなる。
(実施例) 次に、本発明にかかるテーブルの位置決め機構の1実施
例を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
例を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
第1図、第2図において、参照符号1はテーブルの位置
決め機構を示し、この位置決め機構1は、支持台2に固
定された直線状の案内軸であるガイドレール3a、3bと、
このガイドレール3a、3b上を摺動する第1の摺動部材4
a、第2の摺動部材4bおよび第3の摺動部材4cとを具備
する。前記第1摺動部材4aには第1のリンク5a、第2摺
動部材4bには第2のリンク5b、そして第3摺動部材4cに
は第3のリンク5cの一端部がそれぞれ軸着される。前記
第2リンク5bおよび第3リンク5cとは同一の長さを有す
るものであり、第1リンク5aと、第2リンク5bおよび第
3リンク5cとは、交叉状態にあり、第1リンク5a、第2
リンク5bおよび第3リンク5cの他端部にはテーブル6が
軸着されている。
決め機構を示し、この位置決め機構1は、支持台2に固
定された直線状の案内軸であるガイドレール3a、3bと、
このガイドレール3a、3b上を摺動する第1の摺動部材4
a、第2の摺動部材4bおよび第3の摺動部材4cとを具備
する。前記第1摺動部材4aには第1のリンク5a、第2摺
動部材4bには第2のリンク5b、そして第3摺動部材4cに
は第3のリンク5cの一端部がそれぞれ軸着される。前記
第2リンク5bおよび第3リンク5cとは同一の長さを有す
るものであり、第1リンク5aと、第2リンク5bおよび第
3リンク5cとは、交叉状態にあり、第1リンク5a、第2
リンク5bおよび第3リンク5cの他端部にはテーブル6が
軸着されている。
かかる位置決め機構1は、以下のような駆動機構7を具
備する。すなわち、駆動機構7はガイドレール3a、3bの
軸方向と同方向に指向するように支持台2両端部の支持
部材8a、8b間に介在されるねじシャフト9a、9b、9cと、
このねじシャフト9a、9b、9c上を進退移動するめねじ部
材10a、10b、10cとを具備し、前記ねじシャフト9a、9
b、9cの一端部に、摺動用モータ11a、11b、11cを取着
し、前記めねじ部材10a、10b、10cをそれぞれ、前記第
1摺動部材4a、第2摺動部材4bおよび第3摺動部材4cに
取り付けたものである。
備する。すなわち、駆動機構7はガイドレール3a、3bの
軸方向と同方向に指向するように支持台2両端部の支持
部材8a、8b間に介在されるねじシャフト9a、9b、9cと、
このねじシャフト9a、9b、9c上を進退移動するめねじ部
材10a、10b、10cとを具備し、前記ねじシャフト9a、9
b、9cの一端部に、摺動用モータ11a、11b、11cを取着
し、前記めねじ部材10a、10b、10cをそれぞれ、前記第
1摺動部材4a、第2摺動部材4bおよび第3摺動部材4cに
取り付けたものである。
かかる構成のテーブルの位置決め機構1の動作は以下の
通りである。
通りである。
テーブルの位置決め機構1は、テーブル6をガイドレー
ル3a、3bの軸方向に移動調節することが可能となる他、
自在に傾斜駆動させて保持位置を調節することが可能と
なる。
ル3a、3bの軸方向に移動調節することが可能となる他、
自在に傾斜駆動させて保持位置を調節することが可能と
なる。
かかる機能を図を参照しながら説明すると、テーブル6
を上昇移動させるには、第3図に示すように、駆動用モ
ータ11aを駆動することによりねじシャフト9aを回転さ
せ、めねじ部材10aを第1摺動部材4aと共にねじシャフ
ト9a上を進退移動させればよい。この場合、第2摺動部
材4bおよび第3摺動部材4cは静止状態にあり、第2リン
ク5bおよび第3リンク5cとは同一の長さを有するもので
あるから、第1リンク5a、第2リンク5bおよび第3リン
ク5cの連動によってテーブル6は傾くことなく、当初の
保持位置におけるテーブル6面に平行に上昇する。な
お、前記テーブル6をガイドレール3a、3bの軸方向に対
して鉛直上方に移動させるには、駆動用モータ11a、11
b、11cをそれぞれ駆動させて、第1摺動部材4a、第2摺
動部材4bおよび第3摺動部材4cを移動調節すればよい。
を上昇移動させるには、第3図に示すように、駆動用モ
ータ11aを駆動することによりねじシャフト9aを回転さ
せ、めねじ部材10aを第1摺動部材4aと共にねじシャフ
ト9a上を進退移動させればよい。この場合、第2摺動部
材4bおよび第3摺動部材4cは静止状態にあり、第2リン
ク5bおよび第3リンク5cとは同一の長さを有するもので
あるから、第1リンク5a、第2リンク5bおよび第3リン
ク5cの連動によってテーブル6は傾くことなく、当初の
保持位置におけるテーブル6面に平行に上昇する。な
お、前記テーブル6をガイドレール3a、3bの軸方向に対
して鉛直上方に移動させるには、駆動用モータ11a、11
b、11cをそれぞれ駆動させて、第1摺動部材4a、第2摺
動部材4bおよび第3摺動部材4cを移動調節すればよい。
次に、テーブル6を、ガイドレール3a、3bの軸方向に
対して所定角度傾斜(ピッチング)するように調節して
保持する作用について説明する。この場合、第3摺動部
材4cを静止状態として、第2リンク5bとテーブル6との
軸着点を中心としてテーブル6を回動することにより、
テーブル6を調節保持することができる。
対して所定角度傾斜(ピッチング)するように調節して
保持する作用について説明する。この場合、第3摺動部
材4cを静止状態として、第2リンク5bとテーブル6との
軸着点を中心としてテーブル6を回動することにより、
テーブル6を調節保持することができる。
先ず、第4図に示すように、テーブル6を時計廻り方向
に傾動させるには、第1摺動部材4aおよび第2摺動部材
4bを矢印方向(左方)に移動させる。また、テーブル6
を反時計廻り方向に傾動させるには、第5図に示すよう
に、第1摺動部材4aおよび第2摺動部材4bを矢印方向
(右方)に移動させればよい。
に傾動させるには、第1摺動部材4aおよび第2摺動部材
4bを矢印方向(左方)に移動させる。また、テーブル6
を反時計廻り方向に傾動させるには、第5図に示すよう
に、第1摺動部材4aおよび第2摺動部材4bを矢印方向
(右方)に移動させればよい。
次に、第6図に本発明にかかるテーブルの位置決め機構
の別の実施例を示す。なお、本実施例にかかるテーブル
の位置決め機構20は、前記実施例にかかるテーブルの位
置決め機構1と同様の構成要素からなるので同符号を付
してその説明は省略する。
の別の実施例を示す。なお、本実施例にかかるテーブル
の位置決め機構20は、前記実施例にかかるテーブルの位
置決め機構1と同様の構成要素からなるので同符号を付
してその説明は省略する。
この位置決め機構20は、第1リンク5a、第2リンク5bお
よび第3リンク5cを第1摺動部材4a、第2摺動部材4bお
よび第3摺動部材4cの上面と、テーブル6のガイドレー
ル3a、3bに対向する面に取り付けるようにしたものであ
る。
よび第3リンク5cを第1摺動部材4a、第2摺動部材4bお
よび第3摺動部材4cの上面と、テーブル6のガイドレー
ル3a、3bに対向する面に取り付けるようにしたものであ
る。
かかる位置決め機構20によれば、テーブル6をガイドレ
ール3a、3bの軸方向に移動することができる他、テーブ
ル6を水平方向に移動したり、さらに、テーブル6自体
をテーブル6を含む面内にて、回動変位(ヨーイング)
して調節することができる。
ール3a、3bの軸方向に移動することができる他、テーブ
ル6を水平方向に移動したり、さらに、テーブル6自体
をテーブル6を含む面内にて、回動変位(ヨーイング)
して調節することができる。
すなわち、テーブル6を水平方向に移動させるには、第
7図に示すように、第2摺動部材4bおよび第3摺動部材
4cは静止状態として、第1摺動部材4aを左方に移動させ
ればよい。
7図に示すように、第2摺動部材4bおよび第3摺動部材
4cは静止状態として、第1摺動部材4aを左方に移動させ
ればよい。
また、テーブル6自体をテーブル6を含む面内にて、回
動変位調節(ヨーイング)するには、第3摺動部材4cを
静止状態として、第1摺動部材4aおよび第2摺動部材4b
を同時に同方向に移動させればよい(第8図、第9図参
照)。
動変位調節(ヨーイング)するには、第3摺動部材4cを
静止状態として、第1摺動部材4aおよび第2摺動部材4b
を同時に同方向に移動させればよい(第8図、第9図参
照)。
以上、本発明について、位置決め機構1および位置決め
機構20を実施例としてあげ、説明したが、第10図に示す
ような構成とすれば、テーブル6をガイドレール3a、3b
の軸方向に対して傾斜変位(ローリング)させ保持位置
を調節することが可能となる。この場合の位置決め機構
30の構成は以下の通りである。
機構20を実施例としてあげ、説明したが、第10図に示す
ような構成とすれば、テーブル6をガイドレール3a、3b
の軸方向に対して傾斜変位(ローリング)させ保持位置
を調節することが可能となる。この場合の位置決め機構
30の構成は以下の通りである。
図により容易に諒解されるように、この位置決め機構30
は、複数の摺動部材を第1ないし第6の摺動部材31a〜3
1fに分離構成すると共、それぞれ別個に相対位置を調節
するための駆動機構である駆動用モータ32a〜32f、ねじ
シャフト33a〜33fとめねじ部材34a〜34fとを設けたもの
である。
は、複数の摺動部材を第1ないし第6の摺動部材31a〜3
1fに分離構成すると共、それぞれ別個に相対位置を調節
するための駆動機構である駆動用モータ32a〜32f、ねじ
シャフト33a〜33fとめねじ部材34a〜34fとを設けたもの
である。
第1リンク5aおよび第2リンク5bとテーブル6とは第11
図aに示すように、球面軸受機構35を介して軸着されて
いる。この球面軸受機構35は第1リンク5aおよび第2リ
ンク5bにばね部材36、37を介して回動自在に保持された
軸部38を備し、この軸部38は先端部が球面状に形成され
た球面軸受部39を有し、この球面軸受部39を介してテー
ブル6を軸部38に対して屈曲自在に保持するようにした
ものである。前記ばね部材36、37によって、テーブル6
の動きに十分に追従できるようになっている。
図aに示すように、球面軸受機構35を介して軸着されて
いる。この球面軸受機構35は第1リンク5aおよび第2リ
ンク5bにばね部材36、37を介して回動自在に保持された
軸部38を備し、この軸部38は先端部が球面状に形成され
た球面軸受部39を有し、この球面軸受部39を介してテー
ブル6を軸部38に対して屈曲自在に保持するようにした
ものである。前記ばね部材36、37によって、テーブル6
の動きに十分に追従できるようになっている。
一方、第3リンク5cとテーブル6とは、第11図bに示す
ような球面軸受機構40を介して保持されるようになって
いる。この球面軸受機構40は、軸部41がベアリング42を
介して第3リンク5cに回動自在に保持される構成として
いる。
ような球面軸受機構40を介して保持されるようになって
いる。この球面軸受機構40は、軸部41がベアリング42を
介して第3リンク5cに回動自在に保持される構成として
いる。
かかる位置決め機構30によれば、第12図に示すように、
ガイドレール3a側の、第1ないし第3摺動部材31a〜31c
と、ガイドレール3b側の第4ないし第6摺動部材31d〜3
1fとの間で、それぞれ相対的に位置を制御することによ
り、テーブル6のガイドレール3a側およびガイドレール
3b側の保持高さを異ならしめ、ガイドレール3a、3bの軸
方向の直角方向にテーブル6を所定角度傾斜(ローリン
グ)するように調節して保持することが可能となる(第
13図参照)。
ガイドレール3a側の、第1ないし第3摺動部材31a〜31c
と、ガイドレール3b側の第4ないし第6摺動部材31d〜3
1fとの間で、それぞれ相対的に位置を制御することによ
り、テーブル6のガイドレール3a側およびガイドレール
3b側の保持高さを異ならしめ、ガイドレール3a、3bの軸
方向の直角方向にテーブル6を所定角度傾斜(ローリン
グ)するように調節して保持することが可能となる(第
13図参照)。
このように、本発明にかかるテーブルの位置決め機構
1、20、30は、ガイドレール3a、3bの軸方向と位置決め
すべき方向のうちの1軸とを一致させ、摺動部材の移動
によって連動するリンク機構によりテーブル6を昇降、
傾斜、回動させて位置決めをすることができ、位置決め
の自由度は高い。また、位置決め機構1、20、30におけ
る複数の駆動機はすべて前記ガイドレール3a、3bの軸方
向へ摺動部材を移動させるためのものであり、他の方向
への駆動機構は不要であるので、構造を簡略化でき、占
有スペースも小さなものとなる。
1、20、30は、ガイドレール3a、3bの軸方向と位置決め
すべき方向のうちの1軸とを一致させ、摺動部材の移動
によって連動するリンク機構によりテーブル6を昇降、
傾斜、回動させて位置決めをすることができ、位置決め
の自由度は高い。また、位置決め機構1、20、30におけ
る複数の駆動機はすべて前記ガイドレール3a、3bの軸方
向へ摺動部材を移動させるためのものであり、他の方向
への駆動機構は不要であるので、構造を簡略化でき、占
有スペースも小さなものとなる。
以上、本発明にかかるテーブルの位置決め機構につい
て、種々の実施例を挙げ説明したが、駆動機構にリニア
モータを適用することもできる。かかるリニアモータを
適用すれば、駆動用モータのスペースが不要となり、一
層、位置決め機構の省スペース化が可能となる。
て、種々の実施例を挙げ説明したが、駆動機構にリニア
モータを適用することもできる。かかるリニアモータを
適用すれば、駆動用モータのスペースが不要となり、一
層、位置決め機構の省スペース化が可能となる。
(発明の効果) 本発明によれば、複数の摺動部材の移動方向を一致させ
て、複数の摺動部材の移動により、テーブルを自在に摺
動部材の移動方向に移動させて保持するようにし、摺動
部材の移動によって連動するリンク機構により、前記複
数の摺動部材の移動方向以外の方向へテーブルを移動し
て位置決めを達成しているので、簡単な構成で位置決め
の自由度は高く、占有スペースも小さなものとなる。
て、複数の摺動部材の移動により、テーブルを自在に摺
動部材の移動方向に移動させて保持するようにし、摺動
部材の移動によって連動するリンク機構により、前記複
数の摺動部材の移動方向以外の方向へテーブルを移動し
て位置決めを達成しているので、簡単な構成で位置決め
の自由度は高く、占有スペースも小さなものとなる。
第1図は本発明にかかるテーブルの位置決め機構の1実
施例を示す側面図、 第2図は第1図に示すテーブルの位置決め機構の平面
図、 第3図、第4図および第5図は第1図に示すテーブルの
位置決め機構の作用説明図、 第6図は本発明にかかるテーブルの位置決め機構の第2
の実施例を示す平面図、 第7図、第8図および第9図は第6図に示すテーブルの
位置決め機構の作用説明図、 第10図は本発明にかかるテーブルの位置決め機構の第3
の実施例を示す平面図、 第11図aおよび第11図bは第10図に示すテーブルの位置
決め機構に適用される球面軸受の断面説明図、 第12図は第10図に示すテーブルの位置決め機構の作用説
明図、 第13図は第11図aに示す球面軸受の作用説明図である。 1……位置決め機構、2……支持台、3a、3b……ガイド
レール、4a……第1摺動部材、4b……第2摺動部材、4c
……第3摺動部材、5a……第1リンク、5b……第2リン
ク、5c……第3リンク、6……テーブル、7……駆動機
構、8a、8b……支持部材、9a、9b、9c……ねじシャフ
ト、10a、10b、10c……めねじ部材、11a、11b、11c……
駆動用モータ、20……位置決め機構、30……位置決め機
構、31a〜31f……第1ないし第6の摺動部材、32a〜32f
……駆動用モータ、33a〜33f……ねじシャフト、34a〜3
4f……めねじ部材、35……球面軸受機構、36、37……ば
ね部材、38……軸部、39……球面軸受部、40……球面軸
受機構、41……軸部、42……ベアリング
施例を示す側面図、 第2図は第1図に示すテーブルの位置決め機構の平面
図、 第3図、第4図および第5図は第1図に示すテーブルの
位置決め機構の作用説明図、 第6図は本発明にかかるテーブルの位置決め機構の第2
の実施例を示す平面図、 第7図、第8図および第9図は第6図に示すテーブルの
位置決め機構の作用説明図、 第10図は本発明にかかるテーブルの位置決め機構の第3
の実施例を示す平面図、 第11図aおよび第11図bは第10図に示すテーブルの位置
決め機構に適用される球面軸受の断面説明図、 第12図は第10図に示すテーブルの位置決め機構の作用説
明図、 第13図は第11図aに示す球面軸受の作用説明図である。 1……位置決め機構、2……支持台、3a、3b……ガイド
レール、4a……第1摺動部材、4b……第2摺動部材、4c
……第3摺動部材、5a……第1リンク、5b……第2リン
ク、5c……第3リンク、6……テーブル、7……駆動機
構、8a、8b……支持部材、9a、9b、9c……ねじシャフ
ト、10a、10b、10c……めねじ部材、11a、11b、11c……
駆動用モータ、20……位置決め機構、30……位置決め機
構、31a〜31f……第1ないし第6の摺動部材、32a〜32f
……駆動用モータ、33a〜33f……ねじシャフト、34a〜3
4f……めねじ部材、35……球面軸受機構、36、37……ば
ね部材、38……軸部、39……球面軸受部、40……球面軸
受機構、41……軸部、42……ベアリング
Claims (3)
- 【請求項1】支持台に直線状の案内軸を設け、この案内
軸に複数の摺動部材を配設して、これら複数の摺動部材
はそれぞれ、駆動機構により前記案内軸上を摺動するよ
うにし、前記複数の摺動部材にそれぞれリンクの一端部
を軸着すると共にこれらリンクの他端部にテーブルを軸
着保持する構成とし、前記複数の摺動部材の案内軸にお
ける相対位置関係を制御することによりそれぞれのリン
クを連動変位させることで、案内軸の軸方向における前
記テーブルの保持位置を調節自在とすると共に、前記テ
ーブルを案内軸の軸方向に対して傾斜変位させ保持位置
を調節することを特徴とするテーブルの位置決め機構。 - 【請求項2】請求項1記載の駆動機構は、案内軸の軸方
向と同方向に支持台に設けられたねじシャフトと、この
ねじシャフト上を進退移動するめねじ部材とを具備し、
前記ねじシャフトの一端部に、ねじシャフトに駆動用モ
ータを取着し、前記めねじ部材を前記複数の摺動部材に
それぞれ取り付けたものであることを特徴とするテーブ
ルの位置決め機構。 - 【請求項3】請求項1記載のリンクとテーブルとは球面
軸受機構を介して軸着してなることを特徴とするテーブ
ルの位置決め機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28676490A JPH078464B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | テーブルの位置決め機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28676490A JPH078464B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | テーブルの位置決め機構 |
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---|---|
JPH04159040A JPH04159040A (ja) | 1992-06-02 |
JPH078464B2 true JPH078464B2 (ja) | 1995-02-01 |
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ID=17708746
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP28676490A Expired - Fee Related JPH078464B2 (ja) | 1990-10-24 | 1990-10-24 | テーブルの位置決め機構 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH078464B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012144362A (ja) * | 2011-01-14 | 2012-08-02 | Tokkyokiki Corp | リフター及びリフターを用いたオーディオ機器の設置方法 |
CN103500587A (zh) * | 2013-09-22 | 2014-01-08 | 吴江市博众精工科技有限公司 | 一种双方向移动机构 |
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-
1990
- 1990-10-24 JP JP28676490A patent/JPH078464B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04159040A (ja) | 1992-06-02 |
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