JP3260077B2 - 二次元同時運動装置 - Google Patents
二次元同時運動装置Info
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Description
の運動曲線に沿った運動を与えるための二次元同時運動
装置に関する。
組み立て機械における溶接機、各種の彫刻や描画用のヘ
ッド等、各種の物体に所望の運動曲線に沿った運動を与
えるための装置が従来提案されていた。そして、この種
装置としては、X方向に移動するX方向移動部材上にY
方向に移動するY方向移動部材を組み合わせたX−Yテ
ーブルが公知であった。
装置には次のような問題点が存した。 所望の運動曲線に沿った運動を与えるために、X方向
移動部材及びY方向移動部材にそれぞれ送り機構を設け
ると共に、その移動量及び移動順序を制御する制御装置
が必要であった。
びY方向移動部材のそれぞれにそれを移動するためにモ
ータが必要となり、しかもこのモータは精密な位置制御
を可能とするためのサーボモータでなくてはならない。
それを移動するためのモータが搭載されなければならず
必然的に質量が大きくなるが、これをX方向に高速移動
させた場合には慣性力により設定した制御位置よりオー
バーランするおそれが時として生じた。
来技術の問題点に鑑みて創作されたものであり、従来の
X−Yテーブルとは全く新たな発想に基づいた二次元同
時運動装置を提供することを目的とする。
動装置本体に対して回転運動を行うレールに、このレー
ルに沿って直線運動を行う移動部材を設けると共に、こ
の移動部材に所望の運動曲線に沿った運動を与えるため
の任意のカムを運動装置本体に設けたことを特徴とす
る。
添付図面に基づいて説明する。この発明の二次元同時運
動装置の一例を示すカム本体を取り外した状態の平面図
を図1として、同上カム本体を取り付けた状態の一部切
り欠き側面図を図2として、同上カム本体を取り外した
状態の分解斜視図を図3としてそれぞれ図示する。
この基台1の上面には環状レール10が固定される。こ
の環状レール10は直線レール20を支持し、且つ円運
動を行わせるためのものであり、直線レール20は環状
レール10の直径方向に転動自在に架け渡されることに
より、環状レール10の中心を回転中心として回転する
こととなる。図中符号21はこの場合に直線レール20
の両端を環状レール10に沿って転動させるためのガイ
ドであり、ここではガイド21より垂設した溝22A付
きの3個のローラ22により環状レール10両側に突設
された突条10Aを挟持することにより転動手段として
いる。
垂設した回転軸23を、基台1に設けたモータ2よりの
回転軸3に連結することにより回転駆動自在とされる
(図2参照)。尚、図中符号4は、この場合に回転軸3
と回転軸23間に介在される弾性素材よりなる緩衝ジョ
イントである。
20に沿って直線運動を行う移動部材であり、直線レー
ル20に対して転動自在としている。図中符号31はこ
の場合に転動させるためのガイドであり、ここではガイ
ド31より垂設した溝32A付きの4個のローラ32に
より直線レール20両側に突設された突条20Aを挟持
することにより転動手段としている。
照)。このカム本体40は支柱5を介して基台1に固定
されるものであり、そこに設けられた任意のカム溝41
(図1において仮想線にて図示)に上記の移動部材30
上面に突設される回転ピン33が摺動自在に組み合わさ
れる。
運動装置によれば、移動部材30は直線レール20に沿
って直線方向に移動自在であり、一方、直線レール20
は環状レール10に沿って環状レール10の中心を回転
中心として回転自在なのだから、結局平面上のあらゆる
座標に移動可能な作用を生じる。
力を与え、一方、移動部材30より突設した回転ピン3
3をカム本体40の任意のカム溝41に組み合わすこと
により、移動部材30はカム溝41に沿った任意の二次
元同時運動を行う作用を生じる(図4参照)。
カム溝41を用意すれば、移動部材30は所望の運動を
行うことが可能となるので、移動部材30に各種のヘッ
ドや工具を固定して所望の運動を行わせることが可能と
なる。
の効果を奏する。 所望の運動曲線に対応した任意のカムを組み合わせる
だけで所望の運動を得られるので、従来技術のX−Yテ
ーブルのようにX方向移動部材及びY方向移動部材にそ
れぞれ送り機構を設け、その移動量及び移動順序を制御
する制御装置が不要となり、単にテンプレートとして任
意のカムを用意するだけでよい。
方向移動部材及びY方向移動部材用の2個のモータを用
意する必要がなく、しかも上記のように位置制御はカム
により行われるのだから、精密な位置制御を可能とする
ためのサーボモータでなく通常のモータで済み、制御装
置が不要なことと相まって極めて低コストな二次元同時
運動装置が実現される。
場合のX方向移動部材に比べて格段の小型で質量が小さ
く、又、移動部材にはその回転ピンが摺動すべきカム溝
との摺動抵抗が加わるので、高速運動させた場合でもオ
ーバーランが生ずることがなく、簡易な構成でありなが
ら極めて高い位置精度を得ることができる。
術のX−Yテーブルでは不可能であった極めて高速な二
次元同時運動を実現できるので、これを利用する各種装
置の作業のスピードアップが図られる。
り外した状態の平面図。
き側面図。
図。
した状態の平面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 基台上に環状レールを設けると共に、こ
の環状レールの中心を回転中心として動力装置により回
転すべき直線レールを環状レールの直径方向に転動自在
に架け渡し、この直線レールには移動部材を転動自在に
設けると共に、この移動部材に突設した回転ピンを基台
上に固定された任意のカムのカム溝に摺動自在に組み合
わせたことを特徴とする二次元同時運動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11713196A JP3260077B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 二次元同時運動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11713196A JP3260077B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 二次元同時運動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09277130A JPH09277130A (ja) | 1997-10-28 |
JP3260077B2 true JP3260077B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=14704218
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11713196A Expired - Fee Related JP3260077B2 (ja) | 1996-04-16 | 1996-04-16 | 二次元同時運動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3260077B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN100387393C (zh) * | 2005-06-08 | 2008-05-14 | 大连机床集团有限责任公司 | 四曲线低冲击高速抬起机构 |
JP5224125B2 (ja) * | 2008-12-18 | 2013-07-03 | アイシン精機株式会社 | 駆動力伝達装置 |
CN108188498B (zh) * | 2018-01-31 | 2023-05-02 | 天津大学 | 一种实现鼓形齿加工的刨齿机滑枕机构 |
-
1996
- 1996-04-16 JP JP11713196A patent/JP3260077B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09277130A (ja) | 1997-10-28 |
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