JPH0773213B2 - A/dコンバータ - Google Patents
A/dコンバータInfo
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- JPH0773213B2 JPH0773213B2 JP62294558A JP29455887A JPH0773213B2 JP H0773213 B2 JPH0773213 B2 JP H0773213B2 JP 62294558 A JP62294558 A JP 62294558A JP 29455887 A JP29455887 A JP 29455887A JP H0773213 B2 JPH0773213 B2 JP H0773213B2
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- Japan
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- reference voltage
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- signal
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/06—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters
- H03M1/08—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of noise
- H03M1/0809—Continuously compensating for, or preventing, undesired influence of physical parameters of noise of bubble errors, i.e. irregularities in thermometer codes
-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/34—Analogue value compared with reference values
- H03M1/36—Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type
- H03M1/361—Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type
- H03M1/362—Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type the reference values being generated by a resistive voltage divider
- H03M1/365—Analogue value compared with reference values simultaneously only, i.e. parallel type having a separate comparator and reference value for each quantisation level, i.e. full flash converter type the reference values being generated by a resistive voltage divider the voltage divider being a single resistor string
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、A/Dコンバータに関し、特にフラッシュ型A
/Dコンバータの改良に関する。
/Dコンバータの改良に関する。
[従来の技術] いわゆるフラッシュ型A/Dコンバータは、高速処理が可
能なため、画像処理の分野等で用いられている。第7図
は、たとえば“Monolithic Expandable6Bit20MHz CMOS/
SOS A/D Converter"Andrew G.F.Dingwall著IEEE JOURNA
L OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.SC−14,No.6,DECEMBE
R1979p.926〜932に示された従来のフラッシュ型A/Dコン
バータの一例を示す回路図である。図において、基準電
圧素子3および4には、それぞれ、基準電圧VR+およびV
R-が印加されている。これら基準電圧VR+とVR-の間の電
圧は、基準電圧素子3および4の間に、抵抗6を128個
直列に接続することにより分割される。今、基準電圧VR
-からVR+へ向けて抵抗6に0から127なる番号を付ける
とすると、第m番目の抵抗の一端のノードN(m)の電
位VR(m)は、 VR(m)=(m/128)・(VR+−VR-)+VR- …(1) となる。
能なため、画像処理の分野等で用いられている。第7図
は、たとえば“Monolithic Expandable6Bit20MHz CMOS/
SOS A/D Converter"Andrew G.F.Dingwall著IEEE JOURNA
L OF SOLID−STATE CIRCUITS,VOL.SC−14,No.6,DECEMBE
R1979p.926〜932に示された従来のフラッシュ型A/Dコン
バータの一例を示す回路図である。図において、基準電
圧素子3および4には、それぞれ、基準電圧VR+およびV
R-が印加されている。これら基準電圧VR+とVR-の間の電
圧は、基準電圧素子3および4の間に、抵抗6を128個
直列に接続することにより分割される。今、基準電圧VR
-からVR+へ向けて抵抗6に0から127なる番号を付ける
とすると、第m番目の抵抗の一端のノードN(m)の電
位VR(m)は、 VR(m)=(m/128)・(VR+−VR-)+VR- …(1) となる。
これらの抵抗分割された127個の電圧は、127個の比較器
7の各−側端子に印加される。すべての比較器7の+側
端子には、アナログ信号入力端子1からアナログ入力電
圧Vinが印加されている。
7の各−側端子に印加される。すべての比較器7の+側
端子には、アナログ信号入力端子1からアナログ入力電
圧Vinが印加されている。
今、電位VR(m)が入力される比較器7の出力の論理値
をC(m)とし、 VR(m)<Vin<VR(m+1) …(2) なるアナログ信号Vinが入力されたとすると、k番号の
比較器の出力C(k)は、 となる。
をC(m)とし、 VR(m)<Vin<VR(m+1) …(2) なるアナログ信号Vinが入力されたとすると、k番号の
比較器の出力C(k)は、 となる。
これら比較器7の出力は、クロック端子2から入力され
るサンプリングクロックパルスφに同期してD型フリッ
プフロップ8でラッチされる。ここで、出力C(m)の
入力されたD型フリップフロップ8の出力をE(m)と
すると、ANDゲート9は、 F(m)=E(m)∩(m+1) …(4) なる演算を行なう。ここで、F(m)は、ANDゲート9
の出力値である。k番目のANDゲート9の出力F(k)
は、 となる。まとめると、 VR(m)<Vin<VR(m+1) …(6) なる入力に対しては、F(m)だけが“1"となり、他は
0となる。
るサンプリングクロックパルスφに同期してD型フリッ
プフロップ8でラッチされる。ここで、出力C(m)の
入力されたD型フリップフロップ8の出力をE(m)と
すると、ANDゲート9は、 F(m)=E(m)∩(m+1) …(4) なる演算を行なう。ここで、F(m)は、ANDゲート9
の出力値である。k番目のANDゲート9の出力F(k)
は、 となる。まとめると、 VR(m)<Vin<VR(m+1) …(6) なる入力に対しては、F(m)だけが“1"となり、他は
0となる。
エンコーダ10は、ROM等を含み、0から127のアドレスに
対して、第8図に示す出力b0〜b7を導出する。すなわ
ち、アドレスmに対して、バイナリのmを出力する。出
力b0〜b7は、インバータ12から出力される反転サンプリ
ングクロックパルスに同期してD型フリップフロップ
11でラッチされる。D型フリップフロップ11はディジタ
ル信号D0〜D7を出力する。
対して、第8図に示す出力b0〜b7を導出する。すなわ
ち、アドレスmに対して、バイナリのmを出力する。出
力b0〜b7は、インバータ12から出力される反転サンプリ
ングクロックパルスに同期してD型フリップフロップ
11でラッチされる。D型フリップフロップ11はディジタ
ル信号D0〜D7を出力する。
以上のようにして、従来のフラッシュ型A/Dコンバータ
は、アナログ値をディジタル値に変換する。
は、アナログ値をディジタル値に変換する。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のようなフラッシュ型A/Dコンバータでは、比較器
7の分解能の絶対値として、少なくとも (VR+−VR-)/128 …(7) が必要である。たとえば、VR+−VR-=3Vとすると、必要
とされる分解能は、約23mVである。このような分解能を
達成することは技術的に非常に難しく、特にMOSトラン
ジスタを用いた場合は、そのしきい値のプロセス上の変
動が大きく難しい。したがって、設計やプロセス上の問
題で比較器7の分解能が満たされないことがある。この
ような場合、前記第(2)式のような入力があっても、
C(k)(k=0,1…,127)は、前記第(3)式のよう
に必ずしもならない。
7の分解能の絶対値として、少なくとも (VR+−VR-)/128 …(7) が必要である。たとえば、VR+−VR-=3Vとすると、必要
とされる分解能は、約23mVである。このような分解能を
達成することは技術的に非常に難しく、特にMOSトラン
ジスタを用いた場合は、そのしきい値のプロセス上の変
動が大きく難しい。したがって、設計やプロセス上の問
題で比較器7の分解能が満たされないことがある。この
ような場合、前記第(2)式のような入力があっても、
C(k)(k=0,1…,127)は、前記第(3)式のよう
に必ずしもならない。
たとえば、 VR(62)<Vin<VR(63) …(8) なる入力があったとする。比較器7の分解能が、前記第
(7)式を満たしておらず、たとえば、C(61),C(6
2)を出力する比較器は0を、C(63),C(64)を出力
する比較器は1を出力しやすい傾向を持っているとす
る。このような状況は、たとえば比較器7を半導体基板
に上に作り込む際にパターニングの折返し点付近で発生
することがある。そのため、比較基7が、第9図に示す
ように、 C(0),…,C(60)=1 C(61),C(62)=0 C(63),C(64)=1 C(65),…,C(127)=0 …(9) と出力したとする。この場合、本来、比較器7が必要な
分解能を持っておれば、 C(0),…,C(62)=1 C(63),…,C(127)=0 …(10) なのであるが、分解能が悪いため、C(61),…,C(6
4)は誤った出力となっている。
(7)式を満たしておらず、たとえば、C(61),C(6
2)を出力する比較器は0を、C(63),C(64)を出力
する比較器は1を出力しやすい傾向を持っているとす
る。このような状況は、たとえば比較器7を半導体基板
に上に作り込む際にパターニングの折返し点付近で発生
することがある。そのため、比較基7が、第9図に示す
ように、 C(0),…,C(60)=1 C(61),C(62)=0 C(63),C(64)=1 C(65),…,C(127)=0 …(9) と出力したとする。この場合、本来、比較器7が必要な
分解能を持っておれば、 C(0),…,C(62)=1 C(63),…,C(127)=0 …(10) なのであるが、分解能が悪いため、C(61),…,C(6
4)は誤った出力となっている。
これら比較器7の出力により、ANDゲート9の出力、す
なわち、エンコーダ10への入力は、 となる。
なわち、エンコーダ10への入力は、 となる。
エンコーダ10は、通常ROMによって構成され、前記第(1
1)式のように複数のアドレスが選択されると、それぞ
れのアドレスに対応する出力のビットごとの論理和ある
いは論理積が出力される。第10図は、論理和が出力され
るエンコーダの一部分の回路図である。これまで説明し
てきた例では、エンコーダ10のアドレスは、“60"と“6
4"が選択されるので、エンコーダ10の出力は、“60"す
なわち“00111100"と“64"すなわち“01000000"とのビ
ット毎の論理和がとられて、“01111100"すなわち“12
4"となる。
1)式のように複数のアドレスが選択されると、それぞ
れのアドレスに対応する出力のビットごとの論理和ある
いは論理積が出力される。第10図は、論理和が出力され
るエンコーダの一部分の回路図である。これまで説明し
てきた例では、エンコーダ10のアドレスは、“60"と“6
4"が選択されるので、エンコーダ10の出力は、“60"す
なわち“00111100"と“64"すなわち“01000000"とのビ
ット毎の論理和がとられて、“01111100"すなわち“12
4"となる。
以上のように、比較器7の分解能が不十分であると、た
とえば、正しくは“63"のコードを出力すべきようなア
ナログ入力があったとしても、誤って、“124"を出力し
てしまう場合がある。
とえば、正しくは“63"のコードを出力すべきようなア
ナログ入力があったとしても、誤って、“124"を出力し
てしまう場合がある。
上記のような誤りの原因は、エンコーダ10のアドレスを
複数個選択してしまうことろにある。上の例では、ディ
ジタル出力は、正しい値と61もの差があり、致命的なミ
スを招く。
複数個選択してしまうことろにある。上の例では、ディ
ジタル出力は、正しい値と61もの差があり、致命的なミ
スを招く。
この発明は、上記のような従来のものの問題点を解消す
るためになされたもので、出力誤りを最小限に防ぎ、致
命的な誤りを回避し得るようなA/Dコンバータを提供す
ることを目的とする。
るためになされたもので、出力誤りを最小限に防ぎ、致
命的な誤りを回避し得るようなA/Dコンバータを提供す
ることを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るA/Dコンバータはアナログ信号をディジ
タル信号に変換するものであって、入力端子と、基準電
圧発生手段と、複数の比較手段と、複数の記憶手段と、
シフト手段と、ディジタル信号発生手段とを備える。入
力端子にはアナログ信号が与えられる。基準電圧発生手
段は、上位側から下位側にいくほど低くなる複数の基準
電圧を並列的に発生する。複数の比較手段は、複数の基
準電圧に対応して設けられる。複数の比較手段の各々
は、入力端子の電圧を対応する基準電圧と比較し、入力
端子の電圧が対応する基準電圧よりも低いとき第1の論
理を出力し、入力端子の電圧が対応する基準電圧よりも
高いとき第2の論理を出力する。複数の記憶手段は、複
数の比較手段に対応して設けられる。複数の記憶手段の
各々は、対応する比較手段から出力された論理を記憶す
る。シフト手段は、複数の記憶手段のうち1つの記憶手
段に第1の論理が記憶されかつその1つの記憶手段より
も上位側にあるいずれかの記憶手段に第2の論理が記憶
されているとき、そのいずれかの記憶手段のうち最下位
にある記憶手段の第2の論理がその1つの記憶手段に記
憶されるまでそのいずれかの記憶手段の第2の論理を下
位側にシフトする。ディジタル信号発生手段は、複数の
記憶手段の論理に応答してディジタル信号を発生する。
タル信号に変換するものであって、入力端子と、基準電
圧発生手段と、複数の比較手段と、複数の記憶手段と、
シフト手段と、ディジタル信号発生手段とを備える。入
力端子にはアナログ信号が与えられる。基準電圧発生手
段は、上位側から下位側にいくほど低くなる複数の基準
電圧を並列的に発生する。複数の比較手段は、複数の基
準電圧に対応して設けられる。複数の比較手段の各々
は、入力端子の電圧を対応する基準電圧と比較し、入力
端子の電圧が対応する基準電圧よりも低いとき第1の論
理を出力し、入力端子の電圧が対応する基準電圧よりも
高いとき第2の論理を出力する。複数の記憶手段は、複
数の比較手段に対応して設けられる。複数の記憶手段の
各々は、対応する比較手段から出力された論理を記憶す
る。シフト手段は、複数の記憶手段のうち1つの記憶手
段に第1の論理が記憶されかつその1つの記憶手段より
も上位側にあるいずれかの記憶手段に第2の論理が記憶
されているとき、そのいずれかの記憶手段のうち最下位
にある記憶手段の第2の論理がその1つの記憶手段に記
憶されるまでそのいずれかの記憶手段の第2の論理を下
位側にシフトする。ディジタル信号発生手段は、複数の
記憶手段の論理に応答してディジタル信号を発生する。
好ましくは、上記A/Dコンバータはさらに複数の転送手
段を備える。複数の転送手段は、複数の比較手段に対応
して設けられ、外部から与えられた所定のサンプリング
信号に応答して複数の比較手段から出力された論理を複
数の記憶手段にそれぞれ転送する。そして、上記シフト
手段はさらに、サンプリング信号よりも遅いシフトイネ
ーブル信号に応答して能動化される。
段を備える。複数の転送手段は、複数の比較手段に対応
して設けられ、外部から与えられた所定のサンプリング
信号に応答して複数の比較手段から出力された論理を複
数の記憶手段にそれぞれ転送する。そして、上記シフト
手段はさらに、サンプリング信号よりも遅いシフトイネ
ーブル信号に応答して能動化される。
好ましくは、上記基準電圧発生手段は、第1の基準電圧
端子と、第2の基準電圧端子と、複数の抵抗素子とを含
む。第1の基準電圧端子には第1の基準電圧が印加され
る。第2の基準電圧端子には第1の基準電圧よりも低い
第2の基準電圧が印加される。複数の抵抗素子は、複数
の基準電圧に対応し、かつ第1の基準電圧端子と第2の
基準電圧端子との間に直列に接続される。複数の抵抗素
子の各々の一方の端子には、対応する基準電圧が発生さ
れる。
端子と、第2の基準電圧端子と、複数の抵抗素子とを含
む。第1の基準電圧端子には第1の基準電圧が印加され
る。第2の基準電圧端子には第1の基準電圧よりも低い
第2の基準電圧が印加される。複数の抵抗素子は、複数
の基準電圧に対応し、かつ第1の基準電圧端子と第2の
基準電圧端子との間に直列に接続される。複数の抵抗素
子の各々の一方の端子には、対応する基準電圧が発生さ
れる。
好ましくは、上記ディジタル信号発生手段は、アドレス
信号発生手段と、エンコーダ手段とを含む。アドレス信
号発生手段は、複数の記憶手段の論理に応答して所定の
アドレス信号を発生する。エンコーダ手段は、アドレス
信号をエンコーダすることによりディジタル信号を出力
する。
信号発生手段と、エンコーダ手段とを含む。アドレス信
号発生手段は、複数の記憶手段の論理に応答して所定の
アドレス信号を発生する。エンコーダ手段は、アドレス
信号をエンコーダすることによりディジタル信号を出力
する。
[作用] この発明においては、複数の記憶手段が複数の比較手段
から出力された論理をそれぞれ記憶するとともに、その
記憶された複数の論理中に生じた論理の不連続部分を下
位側にシフトすることにより、その論理の不連続部分が
詰められて同一の論理が連続して続くものに変換され
る。したがって、エンコーダ手段における複数アドレス
の選択が回避される。
から出力された論理をそれぞれ記憶するとともに、その
記憶された複数の論理中に生じた論理の不連続部分を下
位側にシフトすることにより、その論理の不連続部分が
詰められて同一の論理が連続して続くものに変換され
る。したがって、エンコーダ手段における複数アドレス
の選択が回避される。
[実施例] 具体的な実施例を説明する前に、比較器の分解能が不足
しているときにエンコーダのアドレスの複数選択を防止
するためのいくつかの方法について考察してみる。ここ
では、第7図および第9図に示す従来例を用いて説明す
る。
しているときにエンコーダのアドレスの複数選択を防止
するためのいくつかの方法について考察してみる。ここ
では、第7図および第9図に示す従来例を用いて説明す
る。
上記方法としては、以下の3つが考えられる。
まず、C(63),C(64)のような不連続に生じる1
を0に変える方法である。
を0に変える方法である。
この方法によれば、ANDゲート9の出力のうちF(60)
のみが1となり、他は0となる。したがって、エンコー
ダ10のアドレスは複数選択されない。しかし、この方法
によると、前述のごとく、C(61),C(62)を出力する
比較器7は0を、C(63),C(64)を出力する比較器7
は1を出力しやすい傾向を持っている場合、第3図に示
すように、実際の出力は、60が何度か続き、その後に60
から64または65に飛んでしまう。通常、アナログ信号は
連続的に変化するから、この方法では、隣接するコード
間での直線性が悪くなる。
のみが1となり、他は0となる。したがって、エンコー
ダ10のアドレスは複数選択されない。しかし、この方法
によると、前述のごとく、C(61),C(62)を出力する
比較器7は0を、C(63),C(64)を出力する比較器7
は1を出力しやすい傾向を持っている場合、第3図に示
すように、実際の出力は、60が何度か続き、その後に60
から64または65に飛んでしまう。通常、アナログ信号は
連続的に変化するから、この方法では、隣接するコード
間での直線性が悪くなる。
2番目の方法としては、C(63),C(64)のような
不連続に生じる1とC(0)〜C(60)のような連続し
た1との間の0、すなわちC(61)やC(62)を1に変
える方法である。
不連続に生じる1とC(0)〜C(60)のような連続し
た1との間の0、すなわちC(61)やC(62)を1に変
える方法である。
この方法によれば、と同様の理由で、第4図に示すよ
うに、実際の出力は最悪時60から64に飛んでしまい、64
がその後いくつか続く。したがって、この方法もの方
法と同様に、隣接するコード間での直線性が悪くなる。
うに、実際の出力は最悪時60から64に飛んでしまい、64
がその後いくつか続く。したがって、この方法もの方
法と同様に、隣接するコード間での直線性が悪くなる。
3番目の方法としては、C(63),C(64)のような
不連続に生じる1を、C(60)の方へシフトする方法で
ある。
不連続に生じる1を、C(60)の方へシフトする方法で
ある。
この方法によれば、第5図に示すように、実際の出力は
比較的連続的に変化する。すなわち、隣接するコード間
での直線性が保たれる。
比較的連続的に変化する。すなわち、隣接するコード間
での直線性が保たれる。
以上の理由により、本発明は、上記の方法を採用して
エンコーダの複数アドレスの同時選択を回避するもので
ある。以下、具体的な実施例について説明する。
エンコーダの複数アドレスの同時選択を回避するもので
ある。以下、具体的な実施例について説明する。
第1図はこの発明の一実施例のフラッシュ型A/Dコンバ
ータを示す回路図である。なお、この実施例は以下の点
を除いて第7図に示す従来のA/Dコンバータと同様の構
成であり、相当する部分には同一の参照番号を付し、そ
の説明を省略する。この実施例の最も大きな特徴は、第
7図のD型フリップフロップ8に代えてハンドシェーク
型のデータ転送回路13を設けたことである。このデータ
転送回路13において、破線で囲まれた部分が1ビット分
であり、比較器7と同じ数だけのビット数を有してい
る。各ビットは、セット信号Sが与えられるセット端子
とリセット信号Rが与えられるリセット端子とを有し、
Q出力と出力とを導出する。また、各ビット共通にシ
フトイネーブル信号SEが与えられる。このシフトイネー
ブル信号SEは、インバータ12から出力される反転サンプ
リングクロックパルスφである。各ビットへのセット信
号Sとリセット信号Rは、セット/リセット信号作成回
路14で作成される。このセット/リセット信号作成回路
14は、各比較器7に対応して設けられ、2つのANDゲー
ト14aおよび14bと、インバータ14cとによって構成され
る。ANDゲート14aおよび14bの各一方入力には、サンプ
リングクロックパルスφが与えられる。ANDゲート14aの
他方入力には対応の比較器7の出力が与えられる。AND
ゲート14bの他方入力には対応の比較器7の出力をイン
バータ14cで反転したものが与えられる。かかる構成に
よって、サンプリングクロックパルスφが1のときにAN
Dゲート14aおよび14bが開き、データ転送回路13の各ビ
ットにセット信号Sまたはリセット信号Rが与えられ
る。すなわち、比較器7の出力が1のときはデータ転送
回路13の対応のビットにセット信号S(=1)が与えら
れ、比較器7の出力が0のときはデータ転送回路13の対
応のビットにリセット信号R(=0)が与えられる。な
お、各ANDゲート9は、データ電送回路13の隣り合うビ
ットのQ出力と出力との論理積をとるように配置され
る。
ータを示す回路図である。なお、この実施例は以下の点
を除いて第7図に示す従来のA/Dコンバータと同様の構
成であり、相当する部分には同一の参照番号を付し、そ
の説明を省略する。この実施例の最も大きな特徴は、第
7図のD型フリップフロップ8に代えてハンドシェーク
型のデータ転送回路13を設けたことである。このデータ
転送回路13において、破線で囲まれた部分が1ビット分
であり、比較器7と同じ数だけのビット数を有してい
る。各ビットは、セット信号Sが与えられるセット端子
とリセット信号Rが与えられるリセット端子とを有し、
Q出力と出力とを導出する。また、各ビット共通にシ
フトイネーブル信号SEが与えられる。このシフトイネー
ブル信号SEは、インバータ12から出力される反転サンプ
リングクロックパルスφである。各ビットへのセット信
号Sとリセット信号Rは、セット/リセット信号作成回
路14で作成される。このセット/リセット信号作成回路
14は、各比較器7に対応して設けられ、2つのANDゲー
ト14aおよび14bと、インバータ14cとによって構成され
る。ANDゲート14aおよび14bの各一方入力には、サンプ
リングクロックパルスφが与えられる。ANDゲート14aの
他方入力には対応の比較器7の出力が与えられる。AND
ゲート14bの他方入力には対応の比較器7の出力をイン
バータ14cで反転したものが与えられる。かかる構成に
よって、サンプリングクロックパルスφが1のときにAN
Dゲート14aおよび14bが開き、データ転送回路13の各ビ
ットにセット信号Sまたはリセット信号Rが与えられ
る。すなわち、比較器7の出力が1のときはデータ転送
回路13の対応のビットにセット信号S(=1)が与えら
れ、比較器7の出力が0のときはデータ転送回路13の対
応のビットにリセット信号R(=0)が与えられる。な
お、各ANDゲート9は、データ電送回路13の隣り合うビ
ットのQ出力と出力との論理積をとるように配置され
る。
上記のような構成において、データ転送回路13は、シフ
トイネーブル信号SEが0のときにセット信号Sおよびリ
セット信号Rに応じてデータのラッチを行ない、シフト
イネーブル信号SEが1のときにこのラッチされたデータ
のうち不連続に生じる1を転送方向(第1図では上から
下)へ詰める。すなわち、このデータ転送回路13が前記
の動作を行なうことにより、データの不連続を解消す
る。
トイネーブル信号SEが0のときにセット信号Sおよびリ
セット信号Rに応じてデータのラッチを行ない、シフト
イネーブル信号SEが1のときにこのラッチされたデータ
のうち不連続に生じる1を転送方向(第1図では上から
下)へ詰める。すなわち、このデータ転送回路13が前記
の動作を行なうことにより、データの不連続を解消す
る。
第2図は、第1図に示すデータ転送回路13の構成の一例
を示す回路図である。この第2図では、特に1ビット分
の構成とそれに前後するビットの一部分の構成とを示し
ている。この第2図において、データの転送方向は、左
から右の方向である。データ転送回路13の1ビット分
は、2つのRSフリップフロップ130および131と、2つの
ANDゲート132および133と、3つのORゲート134〜137
と、2つのインバータ138および139とを含む。なお、各
ビットはいずれも同じ構成であるため、各ビットにおい
て相当する部分には同一の参照番号を付しておく。ただ
し、説明の便宜上、前段の各構成エレメントの参照番号
の末尾にはフォワードの頭文字fを、後段の各構成エレ
メントの参照番号の末尾にはバックの頭文字bを付して
おく。
を示す回路図である。この第2図では、特に1ビット分
の構成とそれに前後するビットの一部分の構成とを示し
ている。この第2図において、データの転送方向は、左
から右の方向である。データ転送回路13の1ビット分
は、2つのRSフリップフロップ130および131と、2つの
ANDゲート132および133と、3つのORゲート134〜137
と、2つのインバータ138および139とを含む。なお、各
ビットはいずれも同じ構成であるため、各ビットにおい
て相当する部分には同一の参照番号を付しておく。ただ
し、説明の便宜上、前段の各構成エレメントの参照番号
の末尾にはフォワードの頭文字fを、後段の各構成エレ
メントの参照番号の末尾にはバックの頭文字bを付して
おく。
次に、第2図を参照して、データ転送回路13の動作を説
明する。
明する。
(1) シフトイネーブル信号SEが0の場合 この場合、ANDゲート132および133はいずれも閉じてお
り、その出旅は0である。この状態で、セット信号S,リ
セット信号Rのいずれか一方が1であれば、RSフリップ
フロップ130はリセットされる。一方、RSフリップフロ
ップ131は、セット信号Sが1であれば、ORゲート136を
介してRSフリップフロップ131のセット入力端に1が入
力されるためセットされる。逆に、リセット信号Rが1
の場合は、RSフリップフロップ131はリセットされる。
り、その出旅は0である。この状態で、セット信号S,リ
セット信号Rのいずれか一方が1であれば、RSフリップ
フロップ130はリセットされる。一方、RSフリップフロ
ップ131は、セット信号Sが1であれば、ORゲート136を
介してRSフリップフロップ131のセット入力端に1が入
力されるためセットされる。逆に、リセット信号Rが1
の場合は、RSフリップフロップ131はリセットされる。
以上まとめると、 S=1 R=0 の場合、RSフリップフロップ131はセットされ、RSフリ
ップフロップ130はリセットされる。また、 S=0 R=1 の場合、RSフリップフロップ130および131はいずれもリ
セットされる。すなわち、SE=0の場合は、RSフリップ
フロップ130が強制的にリセットされるとともに、各比
較器7の出力が対応のRSフリップフロップ131にラッチ
される。
ップフロップ130はリセットされる。また、 S=0 R=1 の場合、RSフリップフロップ130および131はいずれもリ
セットされる。すなわち、SE=0の場合は、RSフリップ
フロップ130が強制的にリセットされるとともに、各比
較器7の出力が対応のRSフリップフロップ131にラッチ
される。
(2) シフトイネーブル信号SEが1の場合 この場合、前述のごとくSE=0で各ビットのRSフリップ
フロップ131には各比較器7の出力が既にラッチされて
いるものとする。このような状態でシフトイネーブル信
号SE(=φ)が1になると、サンプリングクロックパル
スφは0になるため、前記ANDゲート14aおよび14bがい
ずれも閉じた状態となり、セット信号Sおよびリセット
信号Rは共に0になる。
フロップ131には各比較器7の出力が既にラッチされて
いるものとする。このような状態でシフトイネーブル信
号SE(=φ)が1になると、サンプリングクロックパル
スφは0になるため、前記ANDゲート14aおよび14bがい
ずれも閉じた状態となり、セット信号Sおよびリセット
信号Rは共に0になる。
RSフリップフロップ131が0を記憶している(すな
わちリセットされている)場合 この場合、RSフリップフロップ131のQ出力は0であ
り、出力は1である。したがって、ANDゲート132は、
前段のRSフリップフロップ131fがセットされていれば、
そのQ出力(=1)を通過させ、RSフリップフロップ13
0をセットさせる。逆に、RSフリップフロップ131fがリ
セットされていれば、何も起こらず、RSフリップフロッ
プ130および131は以前の記憶状態を保つ。
わちリセットされている)場合 この場合、RSフリップフロップ131のQ出力は0であ
り、出力は1である。したがって、ANDゲート132は、
前段のRSフリップフロップ131fがセットされていれば、
そのQ出力(=1)を通過させ、RSフリップフロップ13
0をセットさせる。逆に、RSフリップフロップ131fがリ
セットされていれば、何も起こらず、RSフリップフロッ
プ130および131は以前の記憶状態を保つ。
RSフリップフロップ130がセットされると、その出力
が0となる。この出力はインバータ139fで1に反転さ
れた後、ORゲート137fを介してRSフリップフロップ131f
のリセット入力端に戻される。したがって、RSフリップ
フロップ131fはリセットされる。
が0となる。この出力はインバータ139fで1に反転さ
れた後、ORゲート137fを介してRSフリップフロップ131f
のリセット入力端に戻される。したがって、RSフリップ
フロップ131fはリセットされる。
一方、後段のRSフリップフロップ130bは、シフトイネー
ブル信号SEが0のときにリセットされているから、その
出力は1である。この出力はANDゲート133に与えら
れる。したがって、RSフリップフロップ130のQ出力がA
NDゲート133およびORゲート136を通ってRSフリップフロ
ップ131のセット入力端に与えられる。そのため、RSフ
リップフロップ130の記憶内容がRSフリップフロップ131
に書込まれる。
ブル信号SEが0のときにリセットされているから、その
出力は1である。この出力はANDゲート133に与えら
れる。したがって、RSフリップフロップ130のQ出力がA
NDゲート133およびORゲート136を通ってRSフリップフロ
ップ131のセット入力端に与えられる。そのため、RSフ
リップフロップ130の記憶内容がRSフリップフロップ131
に書込まれる。
以上のように、RSフリップフロップ131が0を記憶して
おり(すなわちリセットされており)、RSフリップフロ
ップ131fが1を記憶している(すなわちセットされてい
る)ならば、前段のRSフリップフロップ131fの記憶内容
(=1)がRSフリップフロップ131にシフトされ、RSフ
リップフロッフ131fはリセットされる。このシフト動作
は、シフトイネーブル信号SEが1の間繰返して行なわれ
る。
おり(すなわちリセットされており)、RSフリップフロ
ップ131fが1を記憶している(すなわちセットされてい
る)ならば、前段のRSフリップフロップ131fの記憶内容
(=1)がRSフリップフロップ131にシフトされ、RSフ
リップフロッフ131fはリセットされる。このシフト動作
は、シフトイネーブル信号SEが1の間繰返して行なわれ
る。
RSフリップフロップ131が1を記憶している(すな
わちセットされている)場合 この場合、RSフリップフロップ131のQ出力は1で、
出力は0である。したがって、ANDゲート132は後段のRS
フリップフロップ131fのQ出力の如何にかかわらず、閉
じている。したがって、RSフリップフロップ130は以前
の記憶状態を保つ。
わちセットされている)場合 この場合、RSフリップフロップ131のQ出力は1で、
出力は0である。したがって、ANDゲート132は後段のRS
フリップフロップ131fのQ出力の如何にかかわらず、閉
じている。したがって、RSフリップフロップ130は以前
の記憶状態を保つ。
以上のように、シフトイネーブル信号SEが1の場合は、
或るビットに1が保持されていると、後段のビットに0
が保持されていれば、次々と後段のビットへシフトされ
てゆき、予め1が保持されたビットの直前で止まる。す
なわち、不連続に生じた1が詰められる。
或るビットに1が保持されていると、後段のビットに0
が保持されていれば、次々と後段のビットへシフトされ
てゆき、予め1が保持されたビットの直前で止まる。す
なわち、不連続に生じた1が詰められる。
次に、第1図の説明に戻る。前記第(8)式で示すよう
なアナログ入力があったとする。比較器7は分解能が良
くなく、第6図のC(k)のように出力したとする。こ
れら出力C(k)をデータ転送回路11の各ビットにセッ
トし、その後にシフトイネーブル信号SEを1にし、シフ
トさせ、1を詰める。すると、データ転送回路13の各ビ
ットのQ出力は、第6図のG(k)のようになる。これ
により、ANDゲート9の出力F(k)は、 となり、エンコーダ10のアドレスが複数選択されること
はない。データ転送回路13のない第1図の従来回路で
は、正しくは、63を出力すべきところ、124を出力し
た。データ転送回路13を付加した第1図の実施例では、
62を出力し、従来回路のような致命的な誤出力はしな
い。また、隣接コード間の直線性も保たれる。
なアナログ入力があったとする。比較器7は分解能が良
くなく、第6図のC(k)のように出力したとする。こ
れら出力C(k)をデータ転送回路11の各ビットにセッ
トし、その後にシフトイネーブル信号SEを1にし、シフ
トさせ、1を詰める。すると、データ転送回路13の各ビ
ットのQ出力は、第6図のG(k)のようになる。これ
により、ANDゲート9の出力F(k)は、 となり、エンコーダ10のアドレスが複数選択されること
はない。データ転送回路13のない第1図の従来回路で
は、正しくは、63を出力すべきところ、124を出力し
た。データ転送回路13を付加した第1図の実施例では、
62を出力し、従来回路のような致命的な誤出力はしな
い。また、隣接コード間の直線性も保たれる。
なお、第1図および第2図で用いた各論理ゲートは、同
様の機能を達成するものであれば、他の回路あるいは、
他の論理ゲートの組合わせに置換えることはもちろん可
能である。
様の機能を達成するものであれば、他の回路あるいは、
他の論理ゲートの組合わせに置換えることはもちろん可
能である。
また、上記実施例では、正論理で説明したが、負論理で
回路を構成することももちろん可能である。
回路を構成することももちろん可能である。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、隣接するコード間の
直線性を損なうことなく、エンコーダのアドレスの複数
選択を防ぎ、精度の良いA/Dコンバータを得ることがで
きる。
直線性を損なうことなく、エンコーダのアドレスの複数
選択を防ぎ、精度の良いA/Dコンバータを得ることがで
きる。
第1図はこの発明の一実施例のフラッシュ型A/Dコンバ
ータを示すブロック図である。 第2図は第1図に示すデータ転送回路13の一部分の構成
を示す回路図である。 第3図〜第5図は、エンコーダのアドレスの複数選択を
防止するために考えられる3つの方式のそれぞれのディ
ジタル出力値を示す図で、特に第5図がこの発明に採用
された方式のディジタル出力値を示している。 第6図は第1図に示すこの発明の一実施例のA/Dコンバ
ータの動作を説明するための図である。 第7図は従来のフラッシュ型A/Dコンバータの一例を示
すブロック図である。 第8図は第1図もしくは第7図に示すエンコーダ10の入
出力関係を示す図である。 第9図は分解能の悪い比較器がある場合の従来のフラッ
シュ型A/Dコンバータの動作を説明するための図であ
る。 第10図は第1図もしくは第7図に示すエンコーダ10の回
路構成の一例を示す図である。 図において、1はアナログ信号入力端子、2はクロック
端子、3および4は基準電圧端子、7は比較器、10はエ
ンコーダ、11はD型フリップフロップ、12はインバー
タ、13はデータ転送回路、14はセット/リセット信号作
成回路、130,131,131fおよび130bはRSフリップフロップ
を示す。
ータを示すブロック図である。 第2図は第1図に示すデータ転送回路13の一部分の構成
を示す回路図である。 第3図〜第5図は、エンコーダのアドレスの複数選択を
防止するために考えられる3つの方式のそれぞれのディ
ジタル出力値を示す図で、特に第5図がこの発明に採用
された方式のディジタル出力値を示している。 第6図は第1図に示すこの発明の一実施例のA/Dコンバ
ータの動作を説明するための図である。 第7図は従来のフラッシュ型A/Dコンバータの一例を示
すブロック図である。 第8図は第1図もしくは第7図に示すエンコーダ10の入
出力関係を示す図である。 第9図は分解能の悪い比較器がある場合の従来のフラッ
シュ型A/Dコンバータの動作を説明するための図であ
る。 第10図は第1図もしくは第7図に示すエンコーダ10の回
路構成の一例を示す図である。 図において、1はアナログ信号入力端子、2はクロック
端子、3および4は基準電圧端子、7は比較器、10はエ
ンコーダ、11はD型フリップフロップ、12はインバー
タ、13はデータ転送回路、14はセット/リセット信号作
成回路、130,131,131fおよび130bはRSフリップフロップ
を示す。
Claims (4)
- 【請求項1】アナログ信号をディジタル信号に変換する
ためのA/Dコンバータであって、 前記アナログ信号が与えられる入力端子と、 上位側から下位側にいくほど低くなる複数の基準電圧を
並列的に発生する基準電圧発生手段と、 前記複数の基準電圧に対応して設けられ、各々が前記入
力端子の電圧を対応する基準電圧と比較し、電気入力端
子の電圧が前記対応する基準電圧よりも低いとき第1の
論理を出力し、前記入力端子の電圧が前記対応する基準
電圧よりも高いとき第2の論理を出力する複数の比較手
段と、 前記複数の比較手段に対応して設けられ、各々が対応す
る比較手段から出力された論理を記憶する複数の記憶手
段と、 前記複数の記憶手段のうち1つの記憶手段に第1の論理
が記憶されかつ前記1つの記憶手段よりも上位側にある
いずれかの記憶手段に第2の論理が記憶されていると
き、前記いずれかの記憶手段のうち最下位にある記憶手
段の第2の論理が前記1つの記憶手段に記憶されるまで
前記いずれかの記憶手段の第2の論理を下位側にシフト
するシフト手段と、 前記複数の記憶手段の論理に応答して前記ディジタル信
号を発生するディジタル信号発生手段とを備えた、A/D
コンバータ。 - 【請求項2】前記複数の比較手段に対応して設けられ、
外部から与えられた所定のサンプリング信号に応答して
前記複数の比較手段から出力された論理を前記複数の記
憶手段にそれぞれ転送する複数の転送手段をさらに備
え、 前記シフト手段はさらに、前記サンプリング信号よりも
遅いシフトイネーブル信号に応答して能動化されること
を特徴とする特許請求の範囲第1項記載のA/Dコンバー
タ。 - 【請求項3】前記基準電圧発生手段は、 第1の基準電圧が印加される第1の基準電圧端子と、 前記第1の基準電圧よりも低い第2の基準電圧が印加さ
れる第2の基準電圧端子と、 前記複数の基準電圧に対応しかつ前記第1の基準電圧端
子と前記第2の基準電圧端子との間に直列に接続され、
各々の一方の端子に対応する基準電圧が発生される複数
の抵抗素子とを含むことを特徴とする特許請求の範囲第
1項または第2項記載のA/Dコンバータ。 - 【請求項4】前記ディジタル信号発生手段は、 前記複数の記憶手段の論理に応答して所定のアドレス信
号を発生するアドレス信号発生手段と、 前記アドレス信号をエンコードすることにより前記ディ
ジタル信号を出力するエンコーダ手段とを含むことを特
徴とする特許請求の範囲第1項から第3項のいずれかに
記載のA/Dコンバータ。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62294558A JPH0773213B2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | A/dコンバータ |
DE3831552A DE3831552A1 (de) | 1987-11-20 | 1988-09-16 | Analog-digital-wandler |
US07/265,223 US4918451A (en) | 1987-11-20 | 1988-11-01 | A/D converter with prevention of comparator output discontinuities |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62294558A JPH0773213B2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | A/dコンバータ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01136422A JPH01136422A (ja) | 1989-05-29 |
JPH0773213B2 true JPH0773213B2 (ja) | 1995-08-02 |
Family
ID=17809343
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62294558A Expired - Lifetime JPH0773213B2 (ja) | 1987-11-20 | 1987-11-20 | A/dコンバータ |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4918451A (ja) |
JP (1) | JPH0773213B2 (ja) |
DE (1) | DE3831552A1 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5237326A (en) * | 1989-02-02 | 1993-08-17 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Flash type analog-to-digital converter having MOS comparators |
JPH02268521A (ja) * | 1989-04-11 | 1990-11-02 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | A/d変換方法及びa/d変換装置 |
US5012246A (en) * | 1990-01-31 | 1991-04-30 | International Business Machines Corporation | BiCMOS analog-to-digital converter with minimized metastability |
KR0139657B1 (ko) * | 1994-11-09 | 1998-07-01 | 문정환 | 자동레벨선택기능을 가지는 신호수신장치 |
US7132972B2 (en) * | 2003-06-27 | 2006-11-07 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Continuous-time digital signal generation, transmission, storage and processing |
WO2006063192A1 (en) * | 2004-12-07 | 2006-06-15 | The Trustees Of Columbia University In The City Of New York | Systems and methods for continuous-time digital modulation |
US8878713B1 (en) * | 2013-06-20 | 2014-11-04 | Fujitsu Limited | Crossbar switch calibration system for facilitating analog-to-digital conversion monotonicity |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4276543A (en) * | 1979-03-19 | 1981-06-30 | Trw Inc. | Monolithic triple diffusion analog to digital converter |
JPS5871726A (ja) * | 1981-10-26 | 1983-04-28 | Nec Corp | アナログ−デジタル変換器 |
JPS6253025A (ja) * | 1985-09-02 | 1987-03-07 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | A/d変換器 |
JPH0754910B2 (ja) * | 1986-03-10 | 1995-06-07 | 株式会社日立製作所 | Ad変換器 |
US4712087A (en) * | 1987-02-09 | 1987-12-08 | Tektronix, Inc. | Analog-to-digital converter error correction circuit |
US4768016A (en) * | 1987-08-17 | 1988-08-30 | General Electric Company | Timing and control circuitry for flash analog to digital converters with dynamic encoders |
JPS6448522A (en) * | 1987-08-18 | 1989-02-23 | Fujitsu Ltd | All parallel a/d converter |
-
1987
- 1987-11-20 JP JP62294558A patent/JPH0773213B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-09-16 DE DE3831552A patent/DE3831552A1/de active Granted
- 1988-11-01 US US07/265,223 patent/US4918451A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4918451A (en) | 1990-04-17 |
DE3831552C2 (ja) | 1990-07-05 |
JPH01136422A (ja) | 1989-05-29 |
DE3831552A1 (de) | 1989-06-01 |
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