JPH076164B2 - 人工芝構造体 - Google Patents
人工芝構造体Info
- Publication number
- JPH076164B2 JPH076164B2 JP1080991A JP8099189A JPH076164B2 JP H076164 B2 JPH076164 B2 JP H076164B2 JP 1080991 A JP1080991 A JP 1080991A JP 8099189 A JP8099189 A JP 8099189A JP H076164 B2 JPH076164 B2 JP H076164B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leaf
- members
- bundle
- turf
- artificial turf
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Road Paving Structures (AREA)
- Carpets (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、例えば、ゴルフ場のティーグラウンドや、公
園、歩道、遊戯場に使用できる人工芝構造体に関する。
園、歩道、遊戯場に使用できる人工芝構造体に関する。
(従来の技術及びその解決すべき課題) 従来より、人工芝として、タフト機により編組生地表面
に繊維ループを突出させ、その裏面をゴムなどにより裏
打ちした絨毯状のものを、そのまま、又はそのループの
先端をカットしたものに砂を散布した人工芝が知られて
いる。
に繊維ループを突出させ、その裏面をゴムなどにより裏
打ちした絨毯状のものを、そのまま、又はそのループの
先端をカットしたものに砂を散布した人工芝が知られて
いる。
しかしながら、このような従来の人工芝においては、繊
維ループの高さを大きくすることは機械の性質上難し
く、せいぜい4cmが限度であり、また、生地部及び裏打
ち部の厚さが小さいために、自然感に乏しく、しかもゴ
ルフ場用の人工芝とした場合には、クラブを打ち込む時
に簡単に抉りとられるなど強度が低く、更に耐久性にも
劣っていた。また、散布された砂も、風や雨により容易
に飛散し、これにより自然感の乏しい人工芝となるなど
問題となっていた。
維ループの高さを大きくすることは機械の性質上難し
く、せいぜい4cmが限度であり、また、生地部及び裏打
ち部の厚さが小さいために、自然感に乏しく、しかもゴ
ルフ場用の人工芝とした場合には、クラブを打ち込む時
に簡単に抉りとられるなど強度が低く、更に耐久性にも
劣っていた。また、散布された砂も、風や雨により容易
に飛散し、これにより自然感の乏しい人工芝となるなど
問題となっていた。
一方、最近、碁盤目状にプラスチック製枠を設定し、そ
の碁盤目中に苗状の人工芝用部材を嵌め込み、固定し、
その上に砂を散布することにより人工芝を形成する方法
が知られている。
の碁盤目中に苗状の人工芝用部材を嵌め込み、固定し、
その上に砂を散布することにより人工芝を形成する方法
が知られている。
しかしながら、プラスチック製枠であるために自然感及
び耐久性に乏しく、しかも製造コストがかかるなど問題
となっていた。
び耐久性に乏しく、しかも製造コストがかかるなど問題
となっていた。
本発明者らは、従来の人工芝の有する上記問題点に鑑
み、自然感、強度及び耐久性に優れるとともに、安価で
しかも容易に人工芝を提供できるようにするため、配列
された熱可塑性合成樹脂からなる細条部材の列を複数有
する芝様部材の根元部を、土砂粘結体により固定した人
工芝構造体について特許出願を行った(特願昭63-19853
1号(特開年2-47405号))。
み、自然感、強度及び耐久性に優れるとともに、安価で
しかも容易に人工芝を提供できるようにするため、配列
された熱可塑性合成樹脂からなる細条部材の列を複数有
する芝様部材の根元部を、土砂粘結体により固定した人
工芝構造体について特許出願を行った(特願昭63-19853
1号(特開年2-47405号))。
しかしながら、上記の発明により従来の人工芝構造体に
比べて優れた効果が得られるものの、長期使用によって
直立している細条部材が踏みつけられることにより、横
方向に倒れたり、細条部材の束が固くなり易く、人工芝
構造体としての自然感がなくなるなど問題となってい
た。また、細条部材の束が固くなることにより、ティー
グラウンドとして使用した時に、ティーが容易に刺さら
ないなど問題となっていた。
比べて優れた効果が得られるものの、長期使用によって
直立している細条部材が踏みつけられることにより、横
方向に倒れたり、細条部材の束が固くなり易く、人工芝
構造体としての自然感がなくなるなど問題となってい
た。また、細条部材の束が固くなることにより、ティー
グラウンドとして使用した時に、ティーが容易に刺さら
ないなど問題となっていた。
従って、本発明は、従来の人工芝構造体よりも長期間使
用するに当たって、自然感及び柔軟性を保持することの
できる人工芝構造体を提供することを目的とする。
用するに当たって、自然感及び柔軟性を保持することの
できる人工芝構造体を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明者らは、上記目的を達成するために鋭意検討した
結果、人工芝構造体を以下のように構成することにより
上記目的を達成できることを見出し、本発明に到ったも
のである。
結果、人工芝構造体を以下のように構成することにより
上記目的を達成できることを見出し、本発明に到ったも
のである。
即ち、本発明は、 配列された複数の熱可塑性樹脂からなる葉部材の束と、
該葉部材の束の外側で該葉部材を緊密に固定するように
包囲する網状部材とからなる芝部材を複数配列し、土砂
とポリマーラテックスとの混合物から形成した結合層に
より、前記芝部材の少なくとも根元部を覆うようにして
該芝部材を相互に固定するとともに、前記網状部材が、
交点の融着した合成樹脂繊維から構成されていることを
特徴とする人工芝構造体、 に関するものである。
該葉部材の束の外側で該葉部材を緊密に固定するように
包囲する網状部材とからなる芝部材を複数配列し、土砂
とポリマーラテックスとの混合物から形成した結合層に
より、前記芝部材の少なくとも根元部を覆うようにして
該芝部材を相互に固定するとともに、前記網状部材が、
交点の融着した合成樹脂繊維から構成されていることを
特徴とする人工芝構造体、 に関するものである。
(実施例) 以下、図面を参照しながら、本発明の実施例について説
明する。
明する。
第1図には、本発明の人工芝構造体に使用される芝部材
の一態様が示されている。この芝部材1においては、一
例として9つの葉部材2の束4が、全体として断面が矩
形となるように相互にまとめられている。各束4は、第
2図に示されるように、上下方向に順次配列され、かつ
短冊状にカットされた熱可塑性合成樹脂からなる複数の
葉部材2から成り、その束4の外周には、第3図に示さ
れるような網状部材3が設けられ、束4を構成する葉部
材2を緊密に固定し、包囲している。第3図に示されて
いるような網状部材3は、既に公知であり、例えば、ポ
リプロピレンや、ポリ塩化ビニリデン、ナイロンなどの
合成樹脂などを押出し、延伸すること(延伸倍率:5〜7
倍)により形成され、その過程で、繊維部分3aとその融
着した交点三bとが形成される。
の一態様が示されている。この芝部材1においては、一
例として9つの葉部材2の束4が、全体として断面が矩
形となるように相互にまとめられている。各束4は、第
2図に示されるように、上下方向に順次配列され、かつ
短冊状にカットされた熱可塑性合成樹脂からなる複数の
葉部材2から成り、その束4の外周には、第3図に示さ
れるような網状部材3が設けられ、束4を構成する葉部
材2を緊密に固定し、包囲している。第3図に示されて
いるような網状部材3は、既に公知であり、例えば、ポ
リプロピレンや、ポリ塩化ビニリデン、ナイロンなどの
合成樹脂などを押出し、延伸すること(延伸倍率:5〜7
倍)により形成され、その過程で、繊維部分3aとその融
着した交点三bとが形成される。
第4図には、上記芝部材1を使用して形成された人工芝
構造体9の部分断面斜視図が示されている。この人工芝
構造体9は、先ず第1図に示されている芝部材1を枠部
材(図示せず)を使用して所定の間隔で配置し、固定し
た後、全体を裏返して、芝部材1の根元部を上にし、そ
の上から土砂とポリマーラテックスとからなる土砂粘結
体を注入し、乾燥し、結合層5とすることにより形成さ
れる。なお、このように形成された人工芝構造体9に
は、最後に上から砂が散布され、自然感のある人工芝構
造体が形成される。
構造体9の部分断面斜視図が示されている。この人工芝
構造体9は、先ず第1図に示されている芝部材1を枠部
材(図示せず)を使用して所定の間隔で配置し、固定し
た後、全体を裏返して、芝部材1の根元部を上にし、そ
の上から土砂とポリマーラテックスとからなる土砂粘結
体を注入し、乾燥し、結合層5とすることにより形成さ
れる。なお、このように形成された人工芝構造体9に
は、最後に上から砂が散布され、自然感のある人工芝構
造体が形成される。
土砂としては、種々の土砂が使用され、例えば海砂や、
山砂、川砂、砕砂等が挙げられる。使用目的や景観等の
観点から、どの砂を使用するかが決定されるが、例えば
ゴルフ場のティーグラウンドにおいては、通常、灰色の
色彩の出せる川砂や山砂が使用される。
山砂、川砂、砕砂等が挙げられる。使用目的や景観等の
観点から、どの砂を使用するかが決定されるが、例えば
ゴルフ場のティーグラウンドにおいては、通常、灰色の
色彩の出せる川砂や山砂が使用される。
土砂の粒子の大きさは特に限定されることはなく、一般
に0.3〜1.2mmの範囲内で採用される。一般に粒径の小さ
いものほど、粒子間隙が狭くなり、それだけゴムの入り
込む量が少なくなり、土結合層の硬度は大きくなる。一
方、粒径が大きくなると、粒子間に入り込むゴムの量が
多くなり弾性の大きいものが得られる。
に0.3〜1.2mmの範囲内で採用される。一般に粒径の小さ
いものほど、粒子間隙が狭くなり、それだけゴムの入り
込む量が少なくなり、土結合層の硬度は大きくなる。一
方、粒径が大きくなると、粒子間に入り込むゴムの量が
多くなり弾性の大きいものが得られる。
ポリマーラテックスとしては、一般に天然ゴムや合成ゴ
ム、その誘導体が使用される。例えば、前加硫又は後加
硫天然ゴム(硫黄系、有機過酸化物系など)、メタクリ
ル酸メチルをグラフト重合した天然ゴム、解重合天然ゴ
ムがあり、合成ゴム系としては、スチレン−ブタジェン
ゴム(SBR)、カルボキシル化スチレン−ブタジェンゴ
ム(X−SBR)、クロロプレン(CR)、アクリロニトリ
ル−ブタジェンゴム(NBR)が挙げられる。また、弾性
を有するアルリル系ポリマーや、ポリウレタンゴム等も
使用することができる。経済的観点から、天然ゴム系の
ゴムが好ましい。また、これらのポリマーを組み合わせ
て使用してもよい。
ム、その誘導体が使用される。例えば、前加硫又は後加
硫天然ゴム(硫黄系、有機過酸化物系など)、メタクリ
ル酸メチルをグラフト重合した天然ゴム、解重合天然ゴ
ムがあり、合成ゴム系としては、スチレン−ブタジェン
ゴム(SBR)、カルボキシル化スチレン−ブタジェンゴ
ム(X−SBR)、クロロプレン(CR)、アクリロニトリ
ル−ブタジェンゴム(NBR)が挙げられる。また、弾性
を有するアルリル系ポリマーや、ポリウレタンゴム等も
使用することができる。経済的観点から、天然ゴム系の
ゴムが好ましい。また、これらのポリマーを組み合わせ
て使用してもよい。
ポリマーラテックスの濃度は一般に5〜70重量%の範囲
で使用される。5重量%より濃度が小さい場合には、取
り扱いが容易となるが、土砂粘結体の強度が小さくなる
ので好ましくない。一方、70重量%より濃度が大きくな
ると、土砂と混合した時に、直ちに皮膜を形成してしま
い、取り扱いにくくなる。
で使用される。5重量%より濃度が小さい場合には、取
り扱いが容易となるが、土砂粘結体の強度が小さくなる
ので好ましくない。一方、70重量%より濃度が大きくな
ると、土砂と混合した時に、直ちに皮膜を形成してしま
い、取り扱いにくくなる。
ポリマーラテックスと土砂との混合物に対するポリマー
固形分の割合(ポリマー含量)は、種々変化させること
ができるが、ゴム状弾性を有する結合層とするために
は、ポリマー含量を一般に45〜60重量%の範囲で使用す
るのが好ましい。そして、ポリマー含量が大きくなるに
従って弾性は大きくなるが、透水性が小さくなり、一方
ポリマー含量が小さいほど弾性は小さくなるが、透水性
は大きくなる。
固形分の割合(ポリマー含量)は、種々変化させること
ができるが、ゴム状弾性を有する結合層とするために
は、ポリマー含量を一般に45〜60重量%の範囲で使用す
るのが好ましい。そして、ポリマー含量が大きくなるに
従って弾性は大きくなるが、透水性が小さくなり、一方
ポリマー含量が小さいほど弾性は小さくなるが、透水性
は大きくなる。
なお、土砂粘結体に、更にゴム砕片を配合することが好
ましい。これにより、長期使用においても結合層が柔軟
な状態で保持される。
ましい。これにより、長期使用においても結合層が柔軟
な状態で保持される。
第5図には、第1図の芝様部材1に使用される葉部材12
の束14の別の態様が示されている。この態様において
は、葉部材としてフラットヤーンが使用され、このフラ
ットヤーンの種類を選択することにより、種々の強度を
有する芝様部材を構成することができる。
の束14の別の態様が示されている。この態様において
は、葉部材としてフラットヤーンが使用され、このフラ
ットヤーンの種類を選択することにより、種々の強度を
有する芝様部材を構成することができる。
第6図には、更に別の態様の葉部材22の束24が示されて
おり、この態様においては葉部材として二種類の繊維を
撚った複合繊維が使用されている。
おり、この態様においては葉部材として二種類の繊維を
撚った複合繊維が使用されている。
第7図には、第1図で使用される網状部材3の別の網状
部材13が示されている。この態様においては、網状部材
として、延伸をしないことを除いて第3図に示された網
状部材3の製造工程と同様にして製造されたものであ
り、この場合には繊維の交点は融着しているが、玉状と
はなっていない。
部材13が示されている。この態様においては、網状部材
として、延伸をしないことを除いて第3図に示された網
状部材3の製造工程と同様にして製造されたものであ
り、この場合には繊維の交点は融着しているが、玉状と
はなっていない。
第8図には、断面が円形である別の態様の芝部材21が示
されている。この態様においては、葉部材の束21aの外
側に、更に葉部材の束21bが設けられている。このよう
に二重に葉部材が網状部材23a、23bにより保持されてい
るので、芝部材21は安定し、人工芝構造体を製造するの
に大変に便利である。
されている。この態様においては、葉部材の束21aの外
側に、更に葉部材の束21bが設けられている。このよう
に二重に葉部材が網状部材23a、23bにより保持されてい
るので、芝部材21は安定し、人工芝構造体を製造するの
に大変に便利である。
第9図には、別の態様の芝部材31が示されている。この
態様においては、葉部材32の束が全体として三角錘とな
るように、その葉部材32の束の外周を網状部材33で包囲
するとともに、その根元部Aにおいて糸36により強固に
締めることにより、葉部材32を固定保持したものであ
る。
態様においては、葉部材32の束が全体として三角錘とな
るように、その葉部材32の束の外周を網状部材33で包囲
するとともに、その根元部Aにおいて糸36により強固に
締めることにより、葉部材32を固定保持したものであ
る。
第10図には、上記第9図に示される芝部材31を複数使用
して製造した本発明人工芝構造体39の部分断面斜視図が
示されている。この態様において、芝部材32を所定の枠
体(図示せず)により固定し、この状態で全体を裏返
し、根元部Aを上にして、その上から土砂粘結体35を注
入し、乾燥することにより製造されたものである。
して製造した本発明人工芝構造体39の部分断面斜視図が
示されている。この態様において、芝部材32を所定の枠
体(図示せず)により固定し、この状態で全体を裏返
し、根元部Aを上にして、その上から土砂粘結体35を注
入し、乾燥することにより製造されたものである。
第11図には、別の態様の芝部材41が示されている。この
態様においては、図において上下方向に配列された複数
の葉部材42の束が、葉部材42の一端において開口するよ
うにシート状の網状部材43により包囲され、かつ図の下
方で根元部Aを形成するように糸46で固定されている。
この態様の芝部材41は、葉部材42の束を、円筒状の網状
部材43で包み、その一側で網状部材43をカットすること
により製造することができる。
態様においては、図において上下方向に配列された複数
の葉部材42の束が、葉部材42の一端において開口するよ
うにシート状の網状部材43により包囲され、かつ図の下
方で根元部Aを形成するように糸46で固定されている。
この態様の芝部材41は、葉部材42の束を、円筒状の網状
部材43で包み、その一側で網状部材43をカットすること
により製造することができる。
第12図には、第11図に示される芝部材43を使用して製造
された本発明人工芝構造体49の部分断面斜視図が示され
ている。この人工芝構造体49は、第4図又は第10図にお
ける人工芝構造体9、39の製造方法と同様にして、先ず
複数の芝部材41をスペーサ(図示せず)により、所定の
間隔となるように固定し、その状態で裏返し、その上か
ら土砂粘結体を注入し、乾燥することにより製造され
る。
された本発明人工芝構造体49の部分断面斜視図が示され
ている。この人工芝構造体49は、第4図又は第10図にお
ける人工芝構造体9、39の製造方法と同様にして、先ず
複数の芝部材41をスペーサ(図示せず)により、所定の
間隔となるように固定し、その状態で裏返し、その上か
ら土砂粘結体を注入し、乾燥することにより製造され
る。
第13図には、別の態様の芝部材51が示されている。この
態様においては、断面が楕円形でしかも外周が網状部材
53により緊密に包囲された葉部材52の束54を複数横方向
に配列し、図において束54の一端に根元部Aが形成され
るように、その下端を布などのシート58により糸56を介
して固定することにより形成される。
態様においては、断面が楕円形でしかも外周が網状部材
53により緊密に包囲された葉部材52の束54を複数横方向
に配列し、図において束54の一端に根元部Aが形成され
るように、その下端を布などのシート58により糸56を介
して固定することにより形成される。
(発明の効果) 本発明の人工芝構造体に使用される芝部材においては、
複数の葉部材が、交点の融着した合成樹脂繊維から構成
された網状部材により外側で緊密に固定されているの
で、芝部材が上から押圧され、葉部材が押しつぶされて
も、押圧が解除されれば、網状部材の構造に由来する剛
性及び復元力によって元の状態に戻る。従って、この芝
部材を使用する本発明の人工芝構造体においては、葉部
材に踏圧が繰り返しかかっても、倒れた状態で硬くなる
ことがなく、長期間安定して直立した状態で保持され
る。このため、本発明の人工芝構造体は、長期にわたっ
て、芝部材におけるティーの突き刺しが容易であるとと
もに、自然感を保持することができる。
複数の葉部材が、交点の融着した合成樹脂繊維から構成
された網状部材により外側で緊密に固定されているの
で、芝部材が上から押圧され、葉部材が押しつぶされて
も、押圧が解除されれば、網状部材の構造に由来する剛
性及び復元力によって元の状態に戻る。従って、この芝
部材を使用する本発明の人工芝構造体においては、葉部
材に踏圧が繰り返しかかっても、倒れた状態で硬くなる
ことがなく、長期間安定して直立した状態で保持され
る。このため、本発明の人工芝構造体は、長期にわたっ
て、芝部材におけるティーの突き刺しが容易であるとと
もに、自然感を保持することができる。
第1図は、本発明の人工芝構造体に使用される芝部材の
斜視図であり、 第2図は、第1図の芝部材に使用される葉部材の束の斜
視図であり、 第3図は、第1図の芝部材に使用される網状部材の斜視
図であり、 第4図は、第1図に示される芝部材を使用して製造され
た人工芝構造体の部分断面斜視図であり、 第5図及び第6図は、第2図に示される葉部材の束とは
別の態様の葉部材の束の構造を示す斜視図であり、 第7図は、第3図に示す網状部材とは別の態様の網状部
材の構造を示す平面図であり、 第8図及び第9図は、第1図に示される芝部材とは別の
態様の芝部材の斜視図であり、 第10図は、第9図に示す芝部材を使用してて製造した人
工芝構造体の断面斜視図であり、 第11図は、第1図とは別の態様の芝部材の平面図であ
り、 第12図は、第11図の芝部材を使用して製造した人工芝構
造体の部分断面斜視図であり、 第13図は、第11図とは別の態様の芝部材の平面図を示
す。 1、21、31……芝部材 2、12、22、32、42、52……葉部材 3、13、2333、43、53……網状部材 4、14、24、54……葉部材の束 5、35、45……結合層
斜視図であり、 第2図は、第1図の芝部材に使用される葉部材の束の斜
視図であり、 第3図は、第1図の芝部材に使用される網状部材の斜視
図であり、 第4図は、第1図に示される芝部材を使用して製造され
た人工芝構造体の部分断面斜視図であり、 第5図及び第6図は、第2図に示される葉部材の束とは
別の態様の葉部材の束の構造を示す斜視図であり、 第7図は、第3図に示す網状部材とは別の態様の網状部
材の構造を示す平面図であり、 第8図及び第9図は、第1図に示される芝部材とは別の
態様の芝部材の斜視図であり、 第10図は、第9図に示す芝部材を使用してて製造した人
工芝構造体の断面斜視図であり、 第11図は、第1図とは別の態様の芝部材の平面図であ
り、 第12図は、第11図の芝部材を使用して製造した人工芝構
造体の部分断面斜視図であり、 第13図は、第11図とは別の態様の芝部材の平面図を示
す。 1、21、31……芝部材 2、12、22、32、42、52……葉部材 3、13、2333、43、53……網状部材 4、14、24、54……葉部材の束 5、35、45……結合層
Claims (6)
- 【請求項1】配列された複数の熱可塑性樹脂からなる葉
部材の束と、該葉部材の束の外側で該葉部材を緊密に固
定するように包囲する網状部材とからなる芝部材を複数
配列し、土砂とポリマーラテックスとの混合物から形成
した結合層により、前記芝部材の少なくとも根元部を覆
うようにして該芝部材を相互に固定するとともに、前記
網状部材が、交点の融着した合成樹脂繊維から構成され
ていることを特徴とする人工芝構造体。 - 【請求項2】前記葉部材が、フラットヤーンである請求
項1記載の人工芝構造体。 - 【請求項3】前記葉部材が、複数の糸からなる撚糸であ
る請求項1記載の人工芝構造体。 - 【請求項4】前記葉部材の束を複数含む請求項1記載の
人工芝構造体。 - 【請求項5】前記葉部材の断面が、矩形又は円形である
請求項1記載の人工芝構造体。 - 【請求項6】前記葉部材の束が、直線状に複数配列され
かつ前記束の下端において糸で固定されている請求項1
記載の人工芝構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1080991A JPH076164B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 人工芝構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1080991A JPH076164B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 人工芝構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02261104A JPH02261104A (ja) | 1990-10-23 |
JPH076164B2 true JPH076164B2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=13733970
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1080991A Expired - Fee Related JPH076164B2 (ja) | 1989-03-31 | 1989-03-31 | 人工芝構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH076164B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06189845A (ja) * | 1992-12-25 | 1994-07-12 | Nisshin Kk | タイル型カーペットとその製造方法 |
ES2685071T3 (es) * | 2009-04-15 | 2018-10-05 | TenCate Grass Holding B.V. | Método para formar una capa de césped artificial y producto de césped artificial para usarse en él |
NL1038310C2 (nl) | 2010-10-15 | 2012-04-17 | Hugo Vries | Werkwijze voor het vormen van een bodembedekkende laag en zo gevormde bodembedekkende laag. |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5525669B2 (ja) * | 1973-07-20 | 1980-07-08 | ||
JPS5682006U (ja) * | 1979-11-26 | 1981-07-02 | ||
JPS6234511A (ja) * | 1985-08-09 | 1987-02-14 | 井出 次彦 | 回転ブラシ用ワイヤ |
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1989
- 1989-03-31 JP JP1080991A patent/JPH076164B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH02261104A (ja) | 1990-10-23 |
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