JPH0753345B2 - ロータ式ショットピーニング装置 - Google Patents
ロータ式ショットピーニング装置Info
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- JPH0753345B2 JPH0753345B2 JP9681688A JP9681688A JPH0753345B2 JP H0753345 B2 JPH0753345 B2 JP H0753345B2 JP 9681688 A JP9681688 A JP 9681688A JP 9681688 A JP9681688 A JP 9681688A JP H0753345 B2 JPH0753345 B2 JP H0753345B2
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- DAZSWUUAFHBCGE-KRWDZBQOSA-N n-[(2s)-3-methyl-1-oxo-1-pyrrolidin-1-ylbutan-2-yl]-3-phenylpropanamide Chemical compound N([C@@H](C(C)C)C(=O)N1CCCC1)C(=O)CCC1=CC=CC=C1 DAZSWUUAFHBCGE-KRWDZBQOSA-N 0.000 description 6
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、例えば金属材料等の表面処理を行なうため
のロータ式ショットピーニング装置に関する。
のロータ式ショットピーニング装置に関する。
(従来の技術) 従来、例えば車両に使用されるばねや歯車等のワークに
対して応力集中を受ける部分の表面に小さな金属球であ
るショットを投射し、圧縮応力を高めて疲労強度を向上
させるショットピーニング装置が知られている。この装
置によれば、特に浸炭焼入れしたワークの表面には粒界
酸化層が形成されて疲労強度が低下しているが、ショッ
トの投射によりこの層を除去することができてピーニン
グ効果はきわめて大きい。
対して応力集中を受ける部分の表面に小さな金属球であ
るショットを投射し、圧縮応力を高めて疲労強度を向上
させるショットピーニング装置が知られている。この装
置によれば、特に浸炭焼入れしたワークの表面には粒界
酸化層が形成されて疲労強度が低下しているが、ショッ
トの投射によりこの層を除去することができてピーニン
グ効果はきわめて大きい。
このようなショットピーニング装置として量産型であっ
てロータ式のものを、例えば第7図及び第8図に示す。
同図において、ショットピーニング装置101はワーク103
を載置するための大テーブル105及び小テーブル107を備
えている。大テーブル105はキャビネット109に対して回
転可能となっており、小テーブル107は大テーブル105に
対して回転可能となっている。ワーク103は小テーブル1
07上に載置され、従ってワーク103は自公転可能となっ
ている。
てロータ式のものを、例えば第7図及び第8図に示す。
同図において、ショットピーニング装置101はワーク103
を載置するための大テーブル105及び小テーブル107を備
えている。大テーブル105はキャビネット109に対して回
転可能となっており、小テーブル107は大テーブル105に
対して回転可能となっている。ワーク103は小テーブル1
07上に載置され、従ってワーク103は自公転可能となっ
ている。
ショットピーニング装置101は、ショット111をワーク10
3に投射するための第1ロータ113及び第2ロータ115を
備えている。各ロータ113,115は異なるワーク103に対し
て同時にショット111を投射できるよう配設されてい
る。
3に投射するための第1ロータ113及び第2ロータ115を
備えている。各ロータ113,115は異なるワーク103に対し
て同時にショット111を投射できるよう配設されてい
る。
投射後のショット111はバケットコンベア117により上部
ショットだめ119に循環され、摩耗等により球径が小さ
くなりピーニング効果の小さいショット111は上部ショ
ットだめ119の下部に設けられた1つのショット分離装
置121により分離されて廃却される。
ショットだめ119に循環され、摩耗等により球径が小さ
くなりピーニング効果の小さいショット111は上部ショ
ットだめ119の下部に設けられた1つのショット分離装
置121により分離されて廃却される。
このようなショット分離装置121及び第1ロータ113の拡
大された斜視図を例えば第7図に示す。同図において、
ショット分離装置121はメッシュ123を備え、例えばショ
ット111は球径がメッシュ123を通過しない0.3mm以上の
ものとメッシュ123を通過する0.3mm未満のものとに分離
される。
大された斜視図を例えば第7図に示す。同図において、
ショット分離装置121はメッシュ123を備え、例えばショ
ット111は球径がメッシュ123を通過しない0.3mm以上の
ものとメッシュ123を通過する0.3mm未満のものとに分離
される。
そして、球径が0.3mm以上のショット111は、ショット供
給管125を介して第1ロータ113のドラム127に供給され
る。第1ロータ113は、径方向に延設された複数のブレ
ード129を備えている。ドラム127内のショット111はブ
レード129の根元部に供給されて予備加速され、回転す
る第1ロータ113のブレード129に沿って遠心加速されて
ワーク(図示しない)に投射されピーニング効果が得ら
れる。
給管125を介して第1ロータ113のドラム127に供給され
る。第1ロータ113は、径方向に延設された複数のブレ
ード129を備えている。ドラム127内のショット111はブ
レード129の根元部に供給されて予備加速され、回転す
る第1ロータ113のブレード129に沿って遠心加速されて
ワーク(図示しない)に投射されピーニング効果が得ら
れる。
なお、第2ロータ115も第1ロータ113と同様の構成とな
っており、同様に作用する。
っており、同様に作用する。
(発明が解決しようとする課題) ところで、第1ロータ113の回転数及び第2ロータ115の
回転数はほぼ同一となっているのに対し、ショット分離
装置121により分離されて第1ロータ113又は第2ロータ
115側に供給されるショット111の球径は摩耗等によりば
ら付いている。このため、第1ロータ113及びロータ115
により一様に遠心加速される各ショット111の運動エネ
ルギにばら付きが生じてピーニング効果が不均一とな
り、ワークの品質が不安定になる虞れがある。
回転数はほぼ同一となっているのに対し、ショット分離
装置121により分離されて第1ロータ113又は第2ロータ
115側に供給されるショット111の球径は摩耗等によりば
ら付いている。このため、第1ロータ113及びロータ115
により一様に遠心加速される各ショット111の運動エネ
ルギにばら付きが生じてピーニング効果が不均一とな
り、ワークの品質が不安定になる虞れがある。
この発明は、上記課題に着目してなされたもので、異な
る球径を有するショットの運動エネルギをほぼ均一化し
てワークの品質を安定化することができ、しかも装置全
体の寿命を向上させることができるロータ式ショットピ
ーニング装置の提供を目的とする。
る球径を有するショットの運動エネルギをほぼ均一化し
てワークの品質を安定化することができ、しかも装置全
体の寿命を向上させることができるロータ式ショットピ
ーニング装置の提供を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この発明は、回転自在な複
数のロータを備え、各ロータの径方向に延設された複数
のブレードを有し、このブレードのロータ中心側にショ
ットを供給して回転するロータの外周部から遠心加速さ
れたショットをワークに投射するロータ式ショットピー
ニング装置であって、前記ロータを各別に回転させる駆
動手段と、前記ショットを球径に応じて選別する選別手
段と、この選別手段により選別されたショットを球径に
応じて異なるロータに供給する供給手段と、この供給手
段により供給されたショットを投射する際の各運動エネ
ルギがほぼ均一となるよう球径に応じて前記駆動手段を
駆動し各ロータの回転数を制御する制御手段と異なるロ
ータの相互間において球径と回転数との関係を所定時間
経過後に交換させる交換機構とを備える構成とした。
数のロータを備え、各ロータの径方向に延設された複数
のブレードを有し、このブレードのロータ中心側にショ
ットを供給して回転するロータの外周部から遠心加速さ
れたショットをワークに投射するロータ式ショットピー
ニング装置であって、前記ロータを各別に回転させる駆
動手段と、前記ショットを球径に応じて選別する選別手
段と、この選別手段により選別されたショットを球径に
応じて異なるロータに供給する供給手段と、この供給手
段により供給されたショットを投射する際の各運動エネ
ルギがほぼ均一となるよう球径に応じて前記駆動手段を
駆動し各ロータの回転数を制御する制御手段と異なるロ
ータの相互間において球径と回転数との関係を所定時間
経過後に交換させる交換機構とを備える構成とした。
また、前記制御手段は、一のショットの球径をr1とし、
このショットが供給される一のロータの回転数をn1とし
たとき、他のショットの球径をr2とし、このショットが
供給される他のロータの回転数をn2とすると、r1 3n1=r
2 3n2式を満たすよう制御する構成とした。
このショットが供給される一のロータの回転数をn1とし
たとき、他のショットの球径をr2とし、このショットが
供給される他のロータの回転数をn2とすると、r1 3n1=r
2 3n2式を満たすよう制御する構成とした。
(作用) 上記構成において、選別手段がショットを球径に応じて
選別した後、供給手段が球径に応じて異なるロータにシ
ョットを供給し、制御手段が駆動手段の駆動を制御しシ
ョットを投射する際の各運動エネルギがほぼ同一となる
よう球径に応じてロータの回転数を変えることにより、
各ショットの運動エネルギがほぼ同一となる。そして、
交換機構が異なるロータの相互間において球径と回転数
との関係を所定時間経過後に交換させるため、一のロー
タが常に高速回転することがない。
選別した後、供給手段が球径に応じて異なるロータにシ
ョットを供給し、制御手段が駆動手段の駆動を制御しシ
ョットを投射する際の各運動エネルギがほぼ同一となる
よう球径に応じてロータの回転数を変えることにより、
各ショットの運動エネルギがほぼ同一となる。そして、
交換機構が異なるロータの相互間において球径と回転数
との関係を所定時間経過後に交換させるため、一のロー
タが常に高速回転することがない。
(実施例) 以下、図面に基づいてこの発明の実施例を詳細に説明す
る。
る。
第1図乃至第4図は、この発明の一実施例に係わるロー
タ式ショットピーニング装置として量産用のものを示し
ている。
タ式ショットピーニング装置として量産用のものを示し
ている。
まず構成を説明すると、ショットピーニング装置1はキ
ャビネット3内に複数のワーク5を載置するための大テ
ーブル7及び複数の小テーブル9を備えている。大テー
ブル7はキャビネット3に対して回転可能となってお
り、小テーブル9は大テーブル7に対して回転可能とな
っている。ワーク5は小テーブル9上に載置され、従っ
てワーク5は自公転可能となっている。この実施例では
ワーク5として例えば複数の歯車が載置されている。ま
た、各小テーブル9,9間には、個々のワーク5を独立し
てピーニングするための仕切板11が設けられている。
ャビネット3内に複数のワーク5を載置するための大テ
ーブル7及び複数の小テーブル9を備えている。大テー
ブル7はキャビネット3に対して回転可能となってお
り、小テーブル9は大テーブル7に対して回転可能とな
っている。ワーク5は小テーブル9上に載置され、従っ
てワーク5は自公転可能となっている。この実施例では
ワーク5として例えば複数の歯車が載置されている。ま
た、各小テーブル9,9間には、個々のワーク5を独立し
てピーニングするための仕切板11が設けられている。
ショットピーニング装置1はキャビネット3に隣設して
ショット13をワーク5に投射するための回転自在な第1
ロータ15及び第2ロータ17を備えている。各ロータ15.1
7は、異なるワーク5に対して同時にショット13を投射
できるよう配設されている。この実施例では、例えば第
1ロータ15はワーク5に対し上方からショット13を投射
し、第2ロータ17は下方からショット13を投射するよう
になっている。また、キャビネット3の第1及び第2ロ
ータ15,17と反対側には、ワーク15を交換するための作
業孔19が形成されている。
ショット13をワーク5に投射するための回転自在な第1
ロータ15及び第2ロータ17を備えている。各ロータ15.1
7は、異なるワーク5に対して同時にショット13を投射
できるよう配設されている。この実施例では、例えば第
1ロータ15はワーク5に対し上方からショット13を投射
し、第2ロータ17は下方からショット13を投射するよう
になっている。また、キャビネット3の第1及び第2ロ
ータ15,17と反対側には、ワーク15を交換するための作
業孔19が形成されている。
第1ロータ15及び第2ロータ17には、それぞれ独立した
駆動手段としてモータM1,M2が連結され、各モータM1,M2
の駆動は制御手段たる回転数制御計1又は2により制御
される。また、第1及び第2ロータ15,17は、径方向に
所定の長さを有して延設された複数の平板状のブレード
20を備えている。
駆動手段としてモータM1,M2が連結され、各モータM1,M2
の駆動は制御手段たる回転数制御計1又は2により制御
される。また、第1及び第2ロータ15,17は、径方向に
所定の長さを有して延設された複数の平板状のブレード
20を備えている。
第1ロータ15及び第2ロータ17に供給されるショット13
は、選別手段たるショット分離装置21により球径に応じ
て選別される。
は、選別手段たるショット分離装置21により球径に応じ
て選別される。
ショット分離装置21は、第3図に示すように上方から第
1枠23、第2枠25及び第3枠27を有している。第1枠23
には、ショットaが供給されると例えば球径が0.5mm未
満のショットcを通過させる第1メッシュ29が貼設され
ている。また、第2枠25には0.2mm未満のショットdを
通過させる第2メッシュ31が貼設され、第3枠27にはメ
ッユが貼設されていない。
1枠23、第2枠25及び第3枠27を有している。第1枠23
には、ショットaが供給されると例えば球径が0.5mm未
満のショットcを通過させる第1メッシュ29が貼設され
ている。また、第2枠25には0.2mm未満のショットdを
通過させる第2メッシュ31が貼設され、第3枠27にはメ
ッユが貼設されていない。
第1枠23及び第2枠25には、それぞれ順に供給手段とし
て第1ショット供給管33及び第2ショット供給管35の各
一端が連結されている。このような各ショット供給管3
3,35の他端は、第1タンク37及び第2タンク39に連結さ
れている。また、第3枠27にはショットdを廃却するた
めの廃却管41が連結されている。
て第1ショット供給管33及び第2ショット供給管35の各
一端が連結されている。このような各ショット供給管3
3,35の他端は、第1タンク37及び第2タンク39に連結さ
れている。また、第3枠27にはショットdを廃却するた
めの廃却管41が連結されている。
従って、0.5mm以上のショットbは第1タンク37に供給
され、0.5mm未満であって0.2mm以上のショットcは第2
タンク39に供給される。
され、0.5mm未満であって0.2mm以上のショットcは第2
タンク39に供給される。
第1タンク37には第1分岐管43及び第2分岐管45の各一
端が連結され、第2タンク39には第3分岐管47及び第4
分岐管49の各一端が連結されている。第1分岐管43及び
第4分岐管49の他端は第1ロータ15に連結され、第2分
岐管45及び第3分岐管47の他端は第2ロータ17に連結さ
れている。
端が連結され、第2タンク39には第3分岐管47及び第4
分岐管49の各一端が連結されている。第1分岐管43及び
第4分岐管49の他端は第1ロータ15に連結され、第2分
岐管45及び第3分岐管47の他端は第2ロータ17に連結さ
れている。
従って、第1ロータ15には第1分岐管43又は第4分岐管
49よりショットe1又はf1が供給され、第2ロータ17には
第2分岐管45又は第3分岐管47よりショットe2又はf2が
供給される。
49よりショットe1又はf1が供給され、第2ロータ17には
第2分岐管45又は第3分岐管47よりショットe2又はf2が
供給される。
第1乃至第4分岐管43,45,47,49の中間部には、第1乃
至第4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVがそれぞれ設けられ
ている。第1乃至第4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVは、
各第1乃至第4分岐管43,45,47,49をそれぞれ開閉して
ショットe1,e2,f1,f2の供給と遮断とを実行する。
至第4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVがそれぞれ設けられ
ている。第1乃至第4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVは、
各第1乃至第4分岐管43,45,47,49をそれぞれ開閉して
ショットe1,e2,f1,f2の供給と遮断とを実行する。
このような第1乃至第4分岐管43,45,47,49及び第1乃
至第4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVは、交換機構を構成
し、第5図に示すシーケンス制御回路により作動が制御
される。
至第4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVは、交換機構を構成
し、第5図に示すシーケンス制御回路により作動が制御
される。
すなわち、モータM1及びモータM2は切換回路51を介して
回転数制御計1又は2に接続され、切換回路51は電磁接
触器MCの作動により切換制御される。また、第1乃至第
4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVには開閉スイッチ53a,53
b,53c,53dがそれぞれ接続され、開閉スイッチ53a,53b,5
3c,53dは電磁接触器MCの作動により開閉制御される。こ
のような電磁接触器MCは制御回路55により作動される。
この実施例では、開閉スイッチがオンとなると各開閉弁
が開状態となり、オフとなると閉状態になるよう接続さ
れている。
回転数制御計1又は2に接続され、切換回路51は電磁接
触器MCの作動により切換制御される。また、第1乃至第
4開閉弁SVI,SVII,SVIII,SVIVには開閉スイッチ53a,53
b,53c,53dがそれぞれ接続され、開閉スイッチ53a,53b,5
3c,53dは電磁接触器MCの作動により開閉制御される。こ
のような電磁接触器MCは制御回路55により作動される。
この実施例では、開閉スイッチがオンとなると各開閉弁
が開状態となり、オフとなると閉状態になるよう接続さ
れている。
次に制御回路55の作動を第6図に示すタイムチャートを
参照しつつ説明する。
参照しつつ説明する。
まず始動ボタンスイッチSTがオンになると補助スイッチ
接点STRがオンとなり、補助抵抗器AUX−Rのb接点はオ
ンであるから自己保持回路が形成されて電磁接触器MCが
オンとなる。この結果、開閉スイッチ53a及び53cがオン
となって第1及び第3開閉弁SVI,SVIIIが開状態となり
開閉スイッチ53b及び53dがオフとなって第2及び第4開
閉弁SVII,SVIVが閉状態となる。これにより、第1ロー
タ15にショットe1が供給され、第2ロータ17にショット
f2が供給される。また、モータM1の回転数が回転数制御
計1に制御され、モータM2の回転数が回転数制御計2に
制御される。
接点STRがオンとなり、補助抵抗器AUX−Rのb接点はオ
ンであるから自己保持回路が形成されて電磁接触器MCが
オンとなる。この結果、開閉スイッチ53a及び53cがオン
となって第1及び第3開閉弁SVI,SVIIIが開状態となり
開閉スイッチ53b及び53dがオフとなって第2及び第4開
閉弁SVII,SVIVが閉状態となる。これにより、第1ロー
タ15にショットe1が供給され、第2ロータ17にショット
f2が供給される。また、モータM1の回転数が回転数制御
計1に制御され、モータM2の回転数が回転数制御計2に
制御される。
一方、補助スイッチ接点STRがオンとなると限時動作接
点TLR1が所定時間T1オンとなる。このT1の間は電磁接触
器MCがオン状態を保持する。そして、限時動作接点TLR1
がオンとなると限時継続器接点TLR2がオンとなり、限時
継続器接点TLR2は限時動作接点TLR1がオフとなった後の
所定時間T2経過後にオフとなる。
点TLR1が所定時間T1オンとなる。このT1の間は電磁接触
器MCがオン状態を保持する。そして、限時動作接点TLR1
がオンとなると限時継続器接点TLR2がオンとなり、限時
継続器接点TLR2は限時動作接点TLR1がオフとなった後の
所定時間T2経過後にオフとなる。
また、限時動作接点TLR1がオンでかつ限時継続器接点TL
R2がオンのとき補助抵抗器AUX−Rがオンとなり、補助
抵抗器AUX−Rのa接点がオンとなって自己保持回路を
形成する一方、b接点がオフとなって電磁接触器MC及び
限時動作接点TLR1がオフとなる。
R2がオンのとき補助抵抗器AUX−Rがオンとなり、補助
抵抗器AUX−Rのa接点がオンとなって自己保持回路を
形成する一方、b接点がオフとなって電磁接触器MC及び
限時動作接点TLR1がオフとなる。
従って、第1及び第3開閉弁SVI,SVIIIが閉状態となり
第2及び第4開閉弁SVII,SVIVが開状態となる。これに
より、第1ロータ15にショットf1が供給され、第2ロー
タ17にショットe2が供給される。また、モータM1の回転
数が回転数制御計2に制御され、モータM2の回転数が回
転数制御計1に制御される。
第2及び第4開閉弁SVII,SVIVが開状態となる。これに
より、第1ロータ15にショットf1が供給され、第2ロー
タ17にショットe2が供給される。また、モータM1の回転
数が回転数制御計2に制御され、モータM2の回転数が回
転数制御計1に制御される。
その後、限時継続器接点TLR2がオフになると、補助抵抗
器AUX−Rのa接点がオフとなる一方、b接点がオンと
なって再び電磁接触器MCがオンとなり限時動作接点TLR1
がオンとなる。
器AUX−Rのa接点がオフとなる一方、b接点がオンと
なって再び電磁接触器MCがオンとなり限時動作接点TLR1
がオンとなる。
以上の工程が停止用ボタンスイッチSTPを操作するまで
繰り返される。
繰り返される。
従って、第1ロータ15には、球径の小さいショットe1又
は球径の大きいショットf1が所定時間経過後に交互に供
給される。また、第2ロータ17には、第1ロータ15にシ
ョットe1が供給されているとき球径の大きいショットf2
が供給され、ショットf1が供給されているときショット
e2が供給される。
は球径の大きいショットf1が所定時間経過後に交互に供
給される。また、第2ロータ17には、第1ロータ15にシ
ョットe1が供給されているとき球径の大きいショットf2
が供給され、ショットf1が供給されているときショット
e2が供給される。
ここで、回転数制御計1及び2による第1及び第2ロー
タ15,17の回転数は以下のようにして設定される。すな
わち、投射されるショット13の運動方程式は、 m1v2=m2v2 2 …(1) である。ただし、m1は一のショット13の質量、m2は他の
ショット13の質量、v1及びv2は各ショット13がブレード
20から投射されたときの初速である。
タ15,17の回転数は以下のようにして設定される。すな
わち、投射されるショット13の運動方程式は、 m1v2=m2v2 2 …(1) である。ただし、m1は一のショット13の質量、m2は他の
ショット13の質量、v1及びv2は各ショット13がブレード
20から投射されたときの初速である。
このとき、初速Vは v=2πnR/60 で表わせる。ただし、nはロータ15,17の回転数、Rは
ブレード20の径方向の長さである。
ブレード20の径方向の長さである。
また、ショット13の質量mは、 m=πr3ρ である。ここで、rはショット13の球径、ρはショット
9の比重である。
9の比重である。
従って、(1)式は r1 3n1=r2 3n2 …(2) となる。ここで、r1は前記一のショット13の球径、r2は
他のショット13の球径である。この球径r1及びr2は、例
えばショット分離装置21で選別された各ショット13の正
規分布の平均値がとられる。
他のショット13の球径である。この球径r1及びr2は、例
えばショット分離装置21で選別された各ショット13の正
規分布の平均値がとられる。
そして、制御手段により第ロータ15又は第2ロータ17の
回転数をそのロータに供給されるショット13の球径に対
して上記(2)式を満たすように設定する。すなわち、
この実施例では第1ロータ15の回転数より第2ロータ17
の回転数の方が大きく設定される。ロータの回転数は、
例えば制御盤の操作部等で直接設定することができる。
このため、第1ロータ15及び第2ロータ17により加速さ
れ各ショット13の運動エネルギはほぼ均一となる。
回転数をそのロータに供給されるショット13の球径に対
して上記(2)式を満たすように設定する。すなわち、
この実施例では第1ロータ15の回転数より第2ロータ17
の回転数の方が大きく設定される。ロータの回転数は、
例えば制御盤の操作部等で直接設定することができる。
このため、第1ロータ15及び第2ロータ17により加速さ
れ各ショット13の運動エネルギはほぼ均一となる。
そして、第1ロータ15及び第2ロータ17のそれぞれの回
転数は所定時間経過後に回転数制御計1と2との間で交
換される。従って、第1ロータ15又は第2ロータ17に対
しては、高回転と低回転とが交互に繰り返されることに
なる。
転数は所定時間経過後に回転数制御計1と2との間で交
換される。従って、第1ロータ15又は第2ロータ17に対
しては、高回転と低回転とが交互に繰り返されることに
なる。
次に作用を説明する。
上記構成において、モータM1及びモータM2の作動により
第1及び第2ロータ15,17を独立して回転させ、ショッ
ト13が回転する第1及び第2ロータ15,17のブレード20
に沿って遠心加速されて第1及び第2ロータ15,17の外
周部からワーク5に投射される。
第1及び第2ロータ15,17を独立して回転させ、ショッ
ト13が回転する第1及び第2ロータ15,17のブレード20
に沿って遠心加速されて第1及び第2ロータ15,17の外
周部からワーク5に投射される。
そして、この実施例によれば運動エネルギがほぼ均一化
されたショット13がワーク5に投射されて安定したピー
ニング効果を得ることができ、ワーク5の品質を安定化
することができる。また、摩耗等により球径が0.2mm未
満となったショット13は廃却されるため、従来と同様に
ピーニング効果の小さいショット13が第1及び第2ロー
タ15,17側に供給されるのを有効に防止することができ
る。
されたショット13がワーク5に投射されて安定したピー
ニング効果を得ることができ、ワーク5の品質を安定化
することができる。また、摩耗等により球径が0.2mm未
満となったショット13は廃却されるため、従来と同様に
ピーニング効果の小さいショット13が第1及び第2ロー
タ15,17側に供給されるのを有効に防止することができ
る。
しかも、第1ロータ15及び第2ロータ17の相互間におい
てショット13の球径と回転数との関係が所定時間経過後
に交換されるため、第1ロータ15又は第2ロータ17のう
ち1つが常に高速回転することがない。このため、ブレ
ード20やモータM1,M2又はベアリング等が高負荷となる
のを抑え、装置全体の寿命を向上させることができる。
てショット13の球径と回転数との関係が所定時間経過後
に交換されるため、第1ロータ15又は第2ロータ17のう
ち1つが常に高速回転することがない。このため、ブレ
ード20やモータM1,M2又はベアリング等が高負荷となる
のを抑え、装置全体の寿命を向上させることができる。
また、両ロータ15,17の回転数を交換するので両ロータ1
5,17がほぼ同様に摩耗するため、メンテナンス時に両ロ
ータ15,17を同時に交換することができ交換回数を削減
することができ作業性が向上する。
5,17がほぼ同様に摩耗するため、メンテナンス時に両ロ
ータ15,17を同時に交換することができ交換回数を削減
することができ作業性が向上する。
さらに、一のロータのみを高速回転させた場合、このロ
ータを交換する際はブレードが使用可能であってもこの
ブレードを廃却しなければならないが、同時交換が可能
であるため、設備維持費を低減することもできる。
ータを交換する際はブレードが使用可能であってもこの
ブレードを廃却しなければならないが、同時交換が可能
であるため、設備維持費を低減することもできる。
なお、この発明は上記実施例のものに限定されず、例え
ばシーケンス制御に代えてマイコン制御を行なっても同
様な効果が得られる。
ばシーケンス制御に代えてマイコン制御を行なっても同
様な効果が得られる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば、ショットを球
径に応じて選別し、ショットを球径に応じて異なるロー
タに供給して制御手段により投射されるショットの運動
エネルギがほぼ同一となるようロータの回転数を変える
ことができ、ピーニング効果を安定化することができて
ワークの品質を安定化させることができる。
径に応じて選別し、ショットを球径に応じて異なるロー
タに供給して制御手段により投射されるショットの運動
エネルギがほぼ同一となるようロータの回転数を変える
ことができ、ピーニング効果を安定化することができて
ワークの品質を安定化させることができる。
しかも、交換機構が異なるロータの相互間において球径
と回転数との関係を所定時間経過後に交換させるため、
一のロータが常に高速回転することがなく寿命を向上さ
せることができる。
と回転数との関係を所定時間経過後に交換させるため、
一のロータが常に高速回転することがなく寿命を向上さ
せることができる。
また、メンテナンス時にロータを一度に交換できるた
め、交換回数を減らすことができ作業性が向上する。
め、交換回数を減らすことができ作業性が向上する。
第1図はこの発明の一実施例に係わるロータ式ショット
ピーニング装置の横断面図、第2図は第1図のII−II断
面図、第3図は選別手段としてショット分離装置の拡大
された斜視図、第4図は第1図の概略的な全体構成図、
第5図は第1図のシーケンス制御回路図、第6図は第5
図のタイムチャート、第7図は従来例の第2図に対応す
る横断面図、第8図は第7図のVIII−VIII断面図、第9
図は第7図の要部の拡大された斜視図である。 5…ワーク、13…ショット 15…第1ロータ、17…第2ロータ 20…ブレード 21…ショット分離装置(選別手段) 33…第1ショット供給管(供給手段) 35…第2 〃 〃 43…第1分岐管 45…第2分岐管 47…第3分岐管 49…第4分岐管 (交換 SVI…第1開閉弁 機構) SVII…第2開閉弁 SVIII…第3開閉弁 SVIV…第4開閉弁
ピーニング装置の横断面図、第2図は第1図のII−II断
面図、第3図は選別手段としてショット分離装置の拡大
された斜視図、第4図は第1図の概略的な全体構成図、
第5図は第1図のシーケンス制御回路図、第6図は第5
図のタイムチャート、第7図は従来例の第2図に対応す
る横断面図、第8図は第7図のVIII−VIII断面図、第9
図は第7図の要部の拡大された斜視図である。 5…ワーク、13…ショット 15…第1ロータ、17…第2ロータ 20…ブレード 21…ショット分離装置(選別手段) 33…第1ショット供給管(供給手段) 35…第2 〃 〃 43…第1分岐管 45…第2分岐管 47…第3分岐管 49…第4分岐管 (交換 SVI…第1開閉弁 機構) SVII…第2開閉弁 SVIII…第3開閉弁 SVIV…第4開閉弁
Claims (1)
- 【請求項1】回転自在な複数のロータを備え、各ロータ
の径方向に延設された複数のブレードを有し、このブレ
ードのロータ中心側にショットを供給して回転するロー
タの外周部から遠心加速されたショットをワークに投射
するロータ式ショットピーニング装置に於いて、前記ロ
ータを各別に回転させる駆動手段と、前記ショットを球
径に応じて選別する選別手段と、この選別手段により選
別されたショットを球径に応じて異なるロータに供給す
る供給手段と、この供給手段により供給されたショット
を投射する際の各運動エネルギがほぼ均一となるよう球
径に応じて前記駆動手段を駆動し各ロータの回転数を制
御する制御手段と、異なるロータの相互間において球径
と回転数との関係を所定時間経過後に交換させる交換機
構とを備えたことを特徴とするロータ式ショットピーニ
ング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9681688A JPH0753345B2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 | ロータ式ショットピーニング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9681688A JPH0753345B2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 | ロータ式ショットピーニング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01271175A JPH01271175A (ja) | 1989-10-30 |
JPH0753345B2 true JPH0753345B2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=14175111
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9681688A Expired - Lifetime JPH0753345B2 (ja) | 1988-04-21 | 1988-04-21 | ロータ式ショットピーニング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0753345B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5272897A (en) * | 1992-05-12 | 1993-12-28 | Engineered Abrasives, Inc. | Part hold down apparatus for part processing machine |
FR2753406B1 (fr) * | 1996-09-16 | 1998-10-30 | Armines | Dispositif de traitement de pieces par grenaillage, plus particulierement au moyen de billes d'acier mises en mouvement par un champ ultrasonore |
US6238268B1 (en) | 1998-09-11 | 2001-05-29 | Michael J. Wern | Media blasting apparatus and method |
JP2010082727A (ja) * | 2008-09-30 | 2010-04-15 | Sintokogio Ltd | ショット処理装置およびショット処理用治具 |
MX2010007726A (es) | 2009-07-14 | 2011-01-24 | Engineered Abrasives Inc | Terminado amartillado. |
TWI499483B (zh) * | 2010-11-01 | 2015-09-11 | Sintokogio Ltd | Nozzle handling device |
JP2012101304A (ja) * | 2010-11-09 | 2012-05-31 | Sintokogio Ltd | ショット処理装置 |
JP2014024120A (ja) * | 2010-11-16 | 2014-02-06 | Sintokogio Ltd | ショット処理装置 |
JP2015077638A (ja) | 2012-02-13 | 2015-04-23 | 新東工業株式会社 | ショット処理装置及びショット処理方法 |
BR112016016511B8 (pt) | 2014-03-10 | 2022-03-22 | Sintokogio Ltd | Aparelho de processamento de jateamento |
-
1988
- 1988-04-21 JP JP9681688A patent/JPH0753345B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01271175A (ja) | 1989-10-30 |
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