JPH07504080A - 喫煙製品用シート材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、−以上の芳香物質が添合され、紙巻きたｌｆこ、葉巻たばこのような 喫煙製品の製造に用し）られるシート材、本発明は、煙を不都合に変性させたり 、喫煙前をこ物質力τわかってしまうようなことなく、−以上の芳香物質力（、 喫煙前に消失したり、早期変性したりすることを防く゛ことを目的とする。

また、本発明は、−以上の芳香物質を、熱シこよるその物質の変質を防ぐために 十分に低ν１温度で、喫煙９に、直接煙もしくは副流煙の中に発散することをも 目的とする。

本発明によるシート材は、喫煙製品の包装として使用することができる。

また、周知の製紙法によって製造される代用たｌｆこ葉（ｒｅｃｏｎｓｔｉｔｕ ｔｅｄ　ｔｏｂａｃｃｏ　１ｅａｆ）としても使用すること力（できる。

芳香物質、あるいは非芳香物質をペースト状にして、紙の製造に使用することは 、すでに提案されている。

アメリカ合衆国特許第２．８８６．０４２号（レイノルズ）では、ナトリウムと カリウム塩を最初の紙パルプに溶解させることを提案しているが、これは紙の燃 焼性と品質を高めることが目的である。

ヨーロッパ特許第０２５１１３２号（シバナイ）の特許においては、分子包接化 合物を形成し、それらを紙、特に包装紙の製造に用いられるパルプと水の中に混 合するために、物質、特に香水をシクロデキストリンに包接させることを提案し ている。

この特許では、この分子包接は全体的なものであってはならない。もしそうであ れば、紙が紙白体の臭いを発散できなくなってしまうようなことになってしまう 。

ここでは、長い芳香効果について触れるが、これは分子は部分的にシクロデキス トリン、あるいは混合物の乳濁液中に吸収され、紙の製造過程においてペースト 状にされたときに、しだいに蒸発していくことによって起こるものである。

芳香を発散するために、シクロデキストリンや包接化合物を劣化するような熱効 果を与えることは、いままでに示唆されたことはない。

先行文書においては、喫煙製品の包装紙とされる紙に添合された芳香物質が、そ の製品が消費されるときまで保護され、十分に低い温度、すなわち、自然燃焼で あれ強制燃焼であれ、喫煙の際に高温の炎にさらされる前に発散されることは何 も企図されていない。

本発明は、以上のような結果を得ることを目的とし、そのために、葉巻たばこ、 紙巻きたばこ、その他類似の喫煙製品の製造用のシート材の製造方法であって、 それ自体上記シート材の製造に用いられるペーストに、いくつかの芳香物質、ま たは、喫煙製品の燃焼の瞬間まで発散されないようにし、分子カプセル化あるい はシクロデキストリンとの錯化を含む調製物を導入し、上記芳香物質は全てシク ロデキストリンに包接されるような手段がとられることによって特徴付けられる 製造方法を提案する。

上記物質を包接することは、例えば加熱したり、洗浄したりすることによって、 包接されていない芳香物質、特にシクロデキストリンの表面に吸着しているだけ の包接生成物を取り除くことによって、包接処理の後完了する。

このような、包接されていない物質の除去は、製紙機の内部でコート材を乾燥す ることによっても行うことができる。

全体の包接の結果、上記芳香物質は、たばこには移動せず、点火した製品の炎に よって起こる熱変化により、シクロデキストリンが、再度、保護している芳香物 質を急激に発散するまで保存される。この激しい再発散は、製品の喫煙のあいだ 徐々に進んでいく。

シート材は、上記芳香物質のほかに、例えば、熱劣化することなく自然芳香を発 散するような別の種類の物質によっても供給されることができる。この場合、上 記物質のようにカプセル化されたり、錯化されたりする必要はない。

発明を実施するための最良の形態 以下に、本発明によるシート材の製造の例を挙げる。

実施例１ 室温（１５から２５℃）にて、粉末状のβ、ジシクロキストリン３部と水１部か らなる混合物を混線し、均質なペーストを得る。

まえもってエチルアルコールに溶解したバニリンを、β−シクロデキストリンに 対して、１３重量パーセント混合する。

錯体が得られるまで混合し、換気式乾燥機内において４０℃で１２時間乾燥させ る。

つぎに、錯体を１．　Ｏ０℃で２４時間加熱する。

このようにして得られた粉末に、４％の濃度になるように水を加え、１５℃より 低い温度で攪拌する。水には、塩が含まれていてもよい。このようにして得られ た水溶液を、望ましくは１５℃より低い温度に保ち、製紙機のサイズプレス部に 置く。

製紙機は、輻３．６５ｍで、２８８　ｍ／ｍｉｎで作動する。

サイズプレスでの消費は、約２０　１部ｍｉｎである。

所望の紙の重量を変えないために、調整が行われる。

出来上がった紙は、紙に対して４％のβ−シクロデキストリンとバニリンの錯体 を含有する。この紙は、なんの香気も発せず、市販の紙巻きたばこのマイルドた ばこ混合物を用いて紙巻きたばこを作る際に用いられる。

これらの紙巻きたばこは、専門家のパネルによって試され、彼らは、砂糖やバニ ラのような甘い感じの微妙で心地好い、直接煙の魅力を変えることのない傾向を 、副流煙に見い出した。

実施例２ 実施例１の方法と同様に、バニリンの代わりにχ−ウンデカラクトンを同じ割合 で用いて錯体を調製した。このようにして得られた粉末に、実施例１と同様の濃 度になるように攪拌しながら水を加えたが、まえもってローンホウレン（Ｒｈｏ ｎｅ−Ｐｏｕｌｅｎｃ）社製のロドボール（Ｒｈｏｄｏｐｏｌ）Ｂ　Ｐ　２３の 商標をもつ二元重合体の懸濁液を加えておく。

この紙とマイルドたばこの混合物を用いて製造された紙巻きたばこの直接煙と副 流煙は、洗糾された味わいを示した。

実施例３ ９０％のβ−シクロデキストリンと１０％のＰＭＣＤ（リンデツクスカンパニー （Ｒｉｎｇｄｅｘ　Ｃｏｍｐａｎｙ）製の部分的にメチル化されたシクロデキス トリン）の混合物を用ν１て、（−）カルヴオンのカプセル化を実施例１と同様 の方法で、行った。

この紙を用いて製造された紙巻きたばこの煙は、スペアミントのような香りを示 した。直接煙の刺激は和らぎ、たばこの味が強化された。副流煙は、より甘くな った。

実施例４ 室温（１５から２５℃）にて、粉末状のβ−シクロデキストリン１部と水３部か らなる混合物を混練して、均質なペーストを得る。

１／ｌＯ重量部のクマリン香料を加える。

４０℃未満の温度で１２時間乾燥させる。

カプセル化されていない香料を除去するために、適切な溶剤で洗浄する。

その後、引き砕き、ふるいにかけて、望ましくは粒のサイズが１から１００１の 粉末を得る。

得られた粉末を水中に懸濁させ、そのままで、あるいは、添加物や適当な混ぜ物 を加えて、製紙過程のサイズプレスにかける。濃度は、沈殿率や機械の速度によ って、好ましν）量の関数として調整される。

実施例５ ２５．５　ｋ　ｇの粉末状のβ−シクロデキストリンと２．５ｋｇの香料を、常 温で１５がら２ｏ分混練し、乾燥させる。

得られた２８ｋｇのペーストを５１ｋｇの冷水に加え、がなり低い温度（１５度 未満）で３０から４０分間攪拌する。

このようにカプセル化された混合物を、懸濁剤として０゜２％のロドボールＢＰ ２３を水に加えた６４９ｋｇの懸濁水溶液のなかに加える。

得られた溶液を、１５℃より低い温度に保ち、製紙機のサイズプレス部に配置す る。乾燥の際に、シクロデキストリン内にカプセル化されなかった香料の分子は 、蒸発によって除去される。

この発明によって得られる紙は、燃焼されるまでなんの香気も発しない。その後 、炎と同じ温度、つまり、８００℃では変性することはないが、炎がら２〜３ミ リ手前の２８０〜３００℃の部分でシクロデキストリンの熱変化が起こり、喫煙 のあいだ、香料は急激に発散する。

実施例６ 通常の製紙の技術で、代用たばこ葉を作製する。しかし、水に浸したたばこ粉末 の液体から得られた濃縮水溶液は、冷却され、製紙機のサイズプレスにかけられ るまで、約１５℃に保たれる。

さらに、６％の合成芳香油を得るために、実施例４に記載の方法によってたばこ の芳香油のカプセル化が進められる。

この錯体は、製紙機のサイズプレス部にかけられる濃縮水溶液中に懸濁している 。錯体の導入割合は、水溶液の流れ、機械の速度、水の補給の割合の関数として 、周知の方法で０゜１％の香料が最終的な製品に含まれるようにして、決定され る。このようにして得られた代用たばこは、２０％の割合で、マイルドたばこ混 合物に導入される。

この混合物で製造された紙巻きたばこを、シクロデキストリンを含まない代用た ばこを用いて、同一の混合物で作ったものと比較した。パネルの専門家は、前者 は後者よりもアメリカ的な傾向があると判定した。

実施例７ １Ｏ〜１５％のたばこ粉末、２％のカルボキシメチルセルロースと、８０〜９０ ％の水からなるペーストを作る。

得られたペーストを、約１５０℃に加熱された、ステンレスバンドと乾燥トンネ ルからなる乾燥機のフィーディングホッパーに移動する。乾燥バンド」二に、約 ０　、５　ｍｍの厚さで付着した、ペーストの均一なコーティングが得られる。

乾燥トンネルにはいる直前に、バイブレータ−を使って、実施例１によって得ら れたβ−シクロデキストリンとバニリンの錯体をペーストの上に撒き散らす。使 用量は、ペーストの乾燥したものに対して約５％である。

乾燥後得られた均質化されたたばこは、香気を発せず、市販のたばこ混合物を使 って小型葉巻の製造に用いられる。

専門家パネルが、これらの小型葉巻を試した結果、煙の甘さと、バニラのような 感じを示した。

国際調査報告　ｏｒ−ｒｔｚ　ｏｔｌｎｎｔｔｔフロントページの続き （７２）発明者　マン、ジャン、モーリス、オージェヌフランス国、グラス　０ ６１３０、ルート　ドサン・マチニー　２９０、ドマン　サン・マチニー （７２）発明者　ニスノール、ダニエルフランス国、サン　ジャン　ド　ラ　ル エル　４５１４０、ルー　デラール　７２

Claims (8)

【特許請求の範囲】
1. １．葉巻たばこ、紙巻きたばこ、その他類似の喫煙製品の製造用のシート材の製 造方法であって、それ自体上記シート材の製造に用いられるペーストに、いくつ かの芳香物質、または、喫煙製品の燃焼の瞬間まで発散されないようにし、分子 カプセル化あるいはシクロデキストリンとの錯化を含む調製物を導入し、上記芳 香物質は全てシクロデキストリンに包接されるような手段がとられることによっ て特徴付けられる製造方法。
2. ２．上記芳香物質の包接製品を加熱することにより、包接操作の後に、上記芳香 物質の完全な包接がなされるクレーム１に記載の製造方法。
3. ３．上記芳香物質の包接製品の洗浄することにより、包接操作の後に、上記芳香 物質の完全な包接がなされるクレーム１に記載の製造方法。
4. ４．製紙機上でコーティング材を乾燥させることにより、包接操作の後に、上記 芳香物質の完全な包接がなされるクレーム１に記載の製造方法。
5. ５．クレーム１から４に記載の方法のうちの一つによって得られる、喫煙製品の 包装としての用途をもつシート材。
6. ６．クレーム１から４に記載の方法のうちの一つによって得られ、周知の製紙の 技術によって製造される代用たばこ葉としての用途をもつシート材。
7. ７．包装がクレーム５に記載のシート材からなる喫煙製品。
8. ８．少なくとも一部の混合物がクレーム６に記載の材料からなる喫煙製品。