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JPH0743637A - プロジエクタ装置 - Google Patents

プロジエクタ装置

Info

Publication number
JPH0743637A
JPH0743637A JP5191943A JP19194393A JPH0743637A JP H0743637 A JPH0743637 A JP H0743637A JP 5191943 A JP5191943 A JP 5191943A JP 19194393 A JP19194393 A JP 19194393A JP H0743637 A JPH0743637 A JP H0743637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
projection lens
projector device
specular
light
Prior art date
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Granted
Application number
JP5191943A
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English (en)
Other versions
JP3383013B2 (ja
Inventor
Nobuyuki Hara
信行 原
Junichi Iwai
順一 岩井
Takeshi Matsui
健 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Texas Instruments Inc
Original Assignee
Sony Corp
Texas Instruments Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp, Texas Instruments Inc filed Critical Sony Corp
Priority to JP19194393A priority Critical patent/JP3383013B2/ja
Publication of JPH0743637A publication Critical patent/JPH0743637A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3383013B2 publication Critical patent/JP3383013B2/ja
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Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Liquid Crystal (AREA)
  • Mechanical Light Control Or Optical Switches (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、プロジエクタ装置において、簡易か
つ小型化し得ると共に表示映像を高輝度化し有用性を格
段的に向上する。 【構成】リレーレンズ手段9R、9G、9Bで、鏡面偏
向型光変調器2R〜2Bの有効反射光を投射レンズ11
の直前位置Aに、投射レンズ11の開口より小さい像と
して結像させることにより、投射レンズ駆動手段で投射
レンズ11をリレーレンズ手段9R〜9Bの光軸に平行
でかつ上下左右に移動させても、収差が発生することな
く映像表示面41上の映像40の表示位置を移動させる
ことができ、かくしてプロジエクタ装置1全体を移動さ
せて表示位置を調整する場合に比して、格段的に容易に
表示位置を調整でき、有用性を格段的に向上し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図6) 作用(図6) 実施例 (1)プロジエクタ装置の全体構成(図1〜図5) (2)実施例のプロジエクタ装置(図1、図6及び図
7) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はプロジエクタ装置に関
し、例えばカラー映像を映写するものに適用して好適な
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のプロジエクタ装置とし
て、映像データの赤、緑、青色成分を3本のCRT(陰
極線管)に各別に映出するようになされたものがある。
この投影型3管式プロジエクタ装置の前面には、映像投
影面側にそれぞれ赤、緑、青色の色フイルタと、プロジ
エクシヨンレンズとが順次配置された3本のCRTが配
置されている。
【0004】CRTは映写時に映像データの赤、緑、青
色成分を各別にスクリーンに直接投影するようになさ
れ、これによりスクリーン上でそれぞれのCRTから投
影された赤、緑、青色成分の投影光が合成されて1つの
画像が形成され、全体としてカラー映像が映写される。
【0005】また投影型3管式プロジエクタ装置に代
え、ボツクス内部に3本のCRTを配置した反射型3管
式プロジエクタ装置がある。このプロジエクタ装置の場
合、投影型3管式プロジエクタ装置と同様の光路をボツ
クス内部に配置したミラーで反射して折り曲げ、すりガ
ラス状の半透明スクリーンに裏面から投影光を照射す
る。
【0006】これによりスクリーン上でそれぞれのCR
Tから射出された赤、緑、青色成分の投影光が合成され
て1つの画像が形成され、全体としてカラー映像が映写
される。この反射型3管式プロジエクタ装置の場合、光
路を折り曲げて小型化すると共にスクリーン自体を一体
に形成することにより、投影型3管式プロジエクタ装置
に比して小型なプロジエクタ装置を実現し得、ユーザの
使い使い勝手を向上し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構成の
投影型3管式プロジエクタ装置や反射型3管式プロジエ
クタ装置においては、光源としてCRTを用いると共に
CRTから投影された映像がスクリーン上に拡大表示さ
れるため、装置全体が大型化することを避け得ないと共
に、表示映像を高輝度化することが困難であるという問
題があつた。
【0008】このような問題を解決するため、CRTに
代えて映像源として3枚の液晶パネル板を用い、各液晶
パネル板にそれぞれ赤、緑、青色成分を表示すると共
に、液晶パネル板の一面側から光を照射して、その透過
光をそれぞれ赤色、緑色及び青色の色フイルタを通して
スクリーン上で結像させるようになされたいわゆる液晶
プロジエクタ装置がある。
【0009】この液晶プロジエクタ装置の場合、液晶パ
ネルを用いるためにCRTを用いるプロジエクタ装置に
比較して装置全体を格段的に小型化し得るが、液晶パネ
ル板自体は光の透過率が低く表示映像を高輝度化すると
いう点では実用上未だ不十分であつた。
【0010】ところでデイスプレイシステムとして微小
な鏡面素子を画素に応じて平面状に配置し、各々の鏡面
素子の反射を利用した鏡面偏向型光変調器(以下これを
ミラーライトバルブと呼ぶ)を用いたものが提案されて
いる(特開昭60-179781 号公報、特開平3-40693 号公
報、特開平3-174112号公報)。
【0011】このミラーライトバルブを映像源に用い
て、カラー映像を拡大投影するプロジエクタ装置を形成
することができれば、装置全体の構成を液晶プロジエク
タ装置と同様の規模に簡易化し得ると共に小型化し得、
さらに液晶に比して光源の利用効率を向上し得ることに
より、表示映像を格段的に高輝度化することができると
考えられる。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易かつ小型化し得ると共に表示映像を高輝度化し
有用性を格段的に向上し得るプロジエクタ装置を提案し
ようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、映像データの画素の応じて配置さ
れた複数の微小鏡面素子を有する鏡面偏向型光変調器2
R、2G、2Bに照明光L1を照射すると共に、鏡面偏
向型光変調器2R〜2Bを映像データによつて変調し、
映像データに応じた鏡面偏向型光変調器2R〜2Bの有
効反射光で映像表示面41に所望の映像40を表示する
プロジエクタ装置1において、鏡面偏向型光変調器2R
〜2Bの有効反射光を投射レンズ11の直前位置Aに、
投射レンズ11の開口より小さい像に結像させるリレー
レンズ手段9R、9G、9Bと、投射レンズ11をリレ
ーレンズ手段9R〜9Bの光軸に平行でかつ上下左右に
移動させる投射レンズ駆動手段とを設け、投射レンズ駆
動手段によつて投射レンズ11を移動させて映像表示面
41上の映像40の表示位置を調整するようにした。
【0014】
【作用】リレーレンズ手段9R、9G、9Bで、鏡面偏
向型光変調器2R〜2Bの有効反射光を投射レンズ11
の直前位置Aに、投射レンズ11の開口より小さい像と
して結像させることにより、投射レンズ駆動手段で投射
レンズ11をリレーレンズ手段9R〜9Bの光軸に平行
でかつ上下左右に移動させても、収差が発生することな
く映像表示面41上の映像40の表示位置を移動させる
ことができ、かくしてプロジエクタ装置1全体を移動さ
せて表示位置を調整する場合に比して、格段的に容易に
表示位置を調整でき、有用性を格段的に向上し得る。
【0015】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0016】(1)プロジエクタ装置の全体構成 図1において、1は全体として赤、緑、青色のそれぞれ
の映像データに対応した3つのミラーライトバルブ2
R、2G、2Bを用いるプロジエクタ装置を示す。実際
上、図1との対応部分に同一符号を付した図2及び図3
に示すように、高輝度白色光源3より射出されたプロジ
エクシヨン光L1は、UVフイルタ(図示せず)で不要
な紫外線が除去されると共に、コンデンサレンズ4を通
じて平行光に変換されて、第1の反射ミラー5で折り曲
げられると共に分離用ダイクロイツクミラー6R、6
G、6Bに入射する。
【0017】分離用ダイクロイツクミラー6R、6G、
6Bは、白色光でなるプロジエクシヨン光L2を赤、
緑、青色光LR、LG及びLBに分離する。この赤、
緑、青色光LR、LG、LBは、それぞれビーム整形用
シリンドリカルレンズ7R、7G、7Bを通じて第2の
反射ミラー8R、8G、8Bで斜め上方に折り曲げら
れ、ミラーライトバルブ2R、2G、2Bの反射面に照
射される。
【0018】ミラーライトバルブ2R、2G、2Bは、
それぞれ映像データの画素の配列(例えば 768× 576個
でなる)に応じて、例えば17〔μm 〕角程度でなる微小
鏡面素子が複数配列されて構成され、これにより1/2
インチCCD(固体撮像素子)と同程度の大きさの反射
面が形成されている。この微小鏡面素子は映像データの
画素の配列に応じたフレームメモリの各メモリセルに対
応して配置され、各メモリセルの状態に応じて対応する
微小鏡面素子の傾き状態がそれぞれ別個に変化するよう
になされている。
【0019】実際上それぞれの微小鏡面素子は中立状態
に対して、メモリセルがオン状態すなわち画素として有
効な場合に図4(A)に示すように+10°傾き、逆にメ
モリセルがオフ状態すなわち画素として無効な場合に図
4(B)に示すように−10°傾くようになされている。
これにより入射光に対して鏡面で反射される反射光が、
画を形成するために必要な有効反射光と無効な無効反射
光で20°の光路差を有するように切換られる。
【0020】このプロジエクタ装置1の場合、各ミラー
ライトバルブ2R、2G、2Bに応じたフレームメモリ
に、それぞれ赤、緑、青色の1フレーム分の映像データ
を設定することにより、有効反射光としてそれぞれ赤、
緑、青色の映像光が形成される。この赤、緑、青色の映
像光はそれぞれ対応するリレーレンズ9R、9G、9B
を通じて合成用ダイクロイツクミラー10R、10G、
10Bに導かれて、カラー映像光として合成され、これ
がプロジエクシヨンレンズ11を通じて、プロジエクタ
装置1の外部に離れて配置されたスクリーン(図示せ
ず)上に拡大投影される。
【0021】またこのプロジエクタ装置1の場合、高輝
度白色光源3、コンデンサレンズ4、第1の反射ミラー
5、分離用ダイクロイツクミラー6R〜6B、シリンド
リカルレンズ7R〜7Bを経て第2の反射ミラー8R〜
8Bに至るプロジエクシヨン光L1、L2の光学系の光
軸と、ミラーライトバルブ2R〜2Bで反射されリレー
レンズ9R〜9B、合成用ダイクロイツクミラー10R
〜10B、プロジエクシヨンレンズ11に至る有効反射
光の光軸は所定の高さ分だけずらされて配置され、これ
によりプロジエクシヨン光と有効反射光及び無効反射光
の干渉を未然に防止し得るようになされている。
【0022】さらにこのプロジエクタ装置1の場合、プ
ロジエクシヨン光はシリンドリカルレンズ7R〜7Bで
ビーム形状が整形され、これにより第2の反射ミラー8
R〜8Bで斜め上方に反射されても、ミラーライトバル
ブ2R〜2Bの反射面を均一の照度で照射し得るように
なされている。
【0023】ここでこのプロジエクタ装置1において
は、図1〜図3について上述した光学部の下部に、図1
との対応部分に同一符号を付した図5に示す回路部が配
設されている。このプロジエクタ装置1では表示するビ
デオ信号として、ビデオ機器よりRGB信号で入力され
るビデオ信号S1や、パーソナルコンピユータ等よりV
GA(video graphics arrey)に対応して送られるビデ
オ信号S2、さらにVGAパターンのビデオ信号S3を
選択し得るようになされている。
【0024】これらのビデオ信号S1、S2、S3は、
それぞれビデオセレクト回路21に入力されて選択さ
れ、この結果得られるビデオ信号S4がアナログデジタ
ル変換回路22でデジタルビデオ信号S5に変換され、
ガンマ補正回路23に入力される。このガンマ補正回路
23には、必要に応じてテストパターン発生回路24で
発生されたテストパターン信号S6が入力される。これ
によりガンマ補正回路23は、設定されたガンマ補正パ
ラメータS7に従つて、デジタルビデオ信号S5又はテ
ストパターン信号S6をガンマ補正し、この結果得られ
るデジタルビデオ信号S8をリフオーマツト回路25に
送出する。
【0025】リフオーマツト回路25はRGB信号で入
力されるビデオ信号S1、VGAのビデオ信号S2、S
3に対応したデジタルビデオ信号S8を、例えば 768画
素×576ライン分でなるミラーライトバルブ2R〜2B
の鏡面素子の配列に応じてリフオーマツトし、この結果
得られる赤、緑、青色成分のデジタルビデオ信号S9
R、S9B、S9Gを、それぞれ対応するフレームメモ
リ26R、26G、26Bに送出する。
【0026】このフレームメモリ26R〜26Bはそれ
ぞれミラーライトバルブ2R〜2Bに対応しており、タ
イミング制御回路27から入力される制御信号S10に
応じて、順次1フレーム毎にフレームメモリ26R〜2
6Bの内容がミラーライトバルブ2R〜2Bに書き込ま
れ、これにより有効反射光として、それぞれ赤、緑、青
色の映像光が形成される。
【0027】なおこのプロジエクタ装置1の場合タイミ
ング制御回路27は、入力されるビデオ信号S1〜S3
に基づく位相制御信号S11に応じてクロツク発生回路
28で発生されたシステムクロツクS12を用いて、フ
レームメモリ26R〜26B、ミラーライトバルブ2R
〜2Bを制御する制御信号S10を発生するようになさ
れている。
【0028】またこのプロジエクタ装置1の場合、電源
スイツチ(図示せず)が投入されるとAC電源S13が
電源供給回路30及びランプ駆動回路31に供給され
る。このうち電源供給回路30は、各回路部に対して所
定のDC電源S14を供給してプロジエクタ装置1の動
作を開始させる。またランプ駆動回路31は高輝度白色
光源3を点灯駆動し、これにより白色光源3よりプロジ
エクシヨン光L1が照射される。
【0029】このプロジエクタ装置1の構成によれば、
映像源としてそれぞれ赤、緑、青色に対応したミラーラ
イトバルブ2R、2G、2Bを用い、このミラーライト
バルブ2R〜2Bを、それぞれ赤、緑、青色のビデオ信
号で駆動すると共に、それぞれ白色光を色分離してなる
赤、緑、青色のプロジエクシヨン光を照射し、その有効
反射光を色合成して、拡大投影するようにしたことによ
り、従来のCRTを用いたプロジエクタ装置と比較して
格段的に小型軽量かつ簡易な構成のプロジエクタ装置1
を実現できる。
【0030】またミラーライトバルブ2R〜2Bは、プ
ロジエクシヨン光を反射するようになされているため、
液晶プロジエクタ装置に比較して光の利用効率を格段的
に向上し得、かくして小型軽量化し得ると共に表示映像
を高輝度化し得るプロジエクタ装置を実現できる。
【0031】(2)実施例のプロジエクタ装置 ここでこの実施例の場合、ミラーライトバルブ2R〜2
Bで反射された有効反射光はそれぞれのリレーレンズ9
R〜9Bによつて、プロジエクシヨンレンズ11の直前
の空間の仮想結像点A(図1)に約2倍の大きさで結像
画像を形成するようになされている。またリレーレンズ
の倍率は、この仮想結像点Aにおける結像画像の大きさ
が、プロジエクシヨンレンズ11の開口より小さい大き
さになるように選定されている。
【0032】このプロジエクシヨンレンズ11は、移動
機構(図示せず)によつて光軸と平行に上下左右に移動
し得るようになされ、これによりプロジエクシヨンレン
ズ11を上方向に移動させれば、図6(A)に示すよう
に、表示映像40Uもスクリーン41に対して上方向に
移動する。この状態よりプロジエクシヨンレンズ11を
下方向に移動させ、リレーレンズ9R〜9Bの光軸とプ
ロジエクシヨンレンズ11の光軸を一致させれば、図6
(B)に示すように、表示映像40Mもスクリーン41
に対して下方向に移動して中央位置になる。
【0033】またさらにプロジエクシヨンレンズ11を
下方向に移動させれば、図6(C)に示すように、表示
映像40Dもスクリーン41に対して下方向に移動す
る。このようにプロジエクシヨンレンズ11を上下左右
に移動させることにより、プロジエクタ装置1自体を動
かすことなく、図7に示すように、スクリーン41上に
おける表示映像40の表示位置を容易かつ任意に選定す
ることができる。
【0034】このようにリレーレンズ9R〜9Bによつ
てプロジエクシヨンレンズ11の開口に比して小さい結
像画像を結像し得るのは、ミラーライトバルブ2R〜2
Gの大きさが、従来のCRTや液晶を映像源として用い
たプロジエクタ装置に比して小さいためである。これに
よりプロジエクシヨンレンズ11を上下左右に移動させ
ても、収差が発生することなくスクリーン41上におけ
る表示映像40の表示位置を移動させることができる。
【0035】実際上、CRTや液晶を映像源として用い
たプロジエクタ装置で、このようにプロジエクシヨンレ
ンズの直前で結像させようとすると、映像源自体がNT
SCやHDTVを考慮すると 2.5〜 5.5インチ程度の大
きさになり、プロジエクシヨンレンズの開口やレンズ自
体の大きさもこれに応じて大型化するため、実現が困難
である。従つて従来は、レンズの収差等を考慮してプロ
ジエクシヨンレンズを光軸で使用するようになされ、映
像の表示位置を調整するため、プロジエクタ装置自体を
上下左右に動かすようになされていた。
【0036】以上の構成によれば、リレーレンズ9R、
9G、9Bで、ミラーライトバルブ2R〜2Bの有効反
射光をプロジエクシヨンレンズ11の直前位置Aに、プ
ロジエクシヨンレンズ11の開口より小さい像として結
像させることにより、移動機構でプロジエクシヨンレン
ズ11をリレーレンズ9R〜9Bの光軸に平行でかつ上
下左右に移動させても、収差が発生することなくスクリ
ーン41上の表示映像40の表示位置を移動させること
ができる。
【0037】これによりプロジエクタ装置全体を移動さ
せて表示位置を調整する場合に比して、格段的に容易か
つ確実に表示位置を調整することができ、有用性を格段
的に向上し得ると共に、プロジエクタ装置全体を支える
位置決め用の部品等が不要になり、その分小型かつ簡略
化し得るプロジエクタ装置1を実現できる。またプロジ
エクシヨンレンズとして小型なレンズが使用し得るた
め、例えば35〔mm〕カメラ等で使用されている既製の標
準レンズが使用でき、倍率やズーム比等の設定に関して
高い自由度を有するプロジエクタ装置を実現できる。
【0038】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、鏡面偏向型光変調器とし
て、反射面にそれぞれ映像データの画素の配列に応じて
768× 576個の微小鏡面素子が配列されたものを用いた
場合について述べたが、微小鏡面素子の配列はこれに限
らず、種々選定するようにしても良く、さらに2次元配
列に限らず、微小鏡面素子を1次元に配列し、プロジエ
クシヨン光を走査して映像を形成するような場合でも上
述の実施例と同様の効果を実現できる。
【0039】また上述の実施例においては、それぞれ
赤、緑、青色映像に応じて駆動される鏡面偏向型光変調
器に、それぞれ赤、緑、青色のプロジエクシヨン光を照
射し、その有効反射光を合成して拡大表示する場合につ
いて述べたが、これに代え、単独の鏡面偏向型光変調器
を、順次時分割的に赤、緑、青色映像に応じて駆動し、
これに同期して順次時分割で赤、緑、青色のプロジエク
シヨン光を照射するものや、1つの鏡面偏向型光変調器
で2色以上の映像を映出するようなものを組み合わせた
プロジエクタ装置等に適用しても、上述の実施例と同様
の効果を実現できる。
【0040】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、リレーレ
ンズ手段で、鏡面偏向型光変調器の有効反射光を投射レ
ンズの直前位置に、投射レンズの開口より小さい像とし
て結像させることにより、投射レンズ駆動手段で投射レ
ンズをリレーレンズ手段の光軸に平行でかつ上下左右に
移動させても、収差が発生することなく映像表示面上の
映像の表示位置を移動させることができ、かくしてプロ
ジエクタ装置全体を移動させて表示位置を調整する場合
に比して、格段的に容易に表示位置を調整でき、有用性
を格段的に向上し得るプロジエクタ装置を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】鏡面偏向型光変調器を用いたプロジエクタ装置
の全体構成を示す略線的斜視図である。
【図2】図1のプロジエクタ装置の光学系統の説明に供
する略線的平面図である。
【図3】図1のプロジエクタ装置の光学系統の説明に供
する略線的背面図である。
【図4】鏡面偏向型光変調器の鏡面素子の動作の説明に
供する略線図である。
【図5】図1のプロジエクタ装置の回路構成を示すブロ
ツク図である。
【図6】実施例のプロジエクタ装置における表示位置の
調整の説明に供する略線図である。
【図7】図6と同様に実施例のプロジエクタ装置におけ
る表示位置の調整の説明に供する略線図である。
【符号の説明】
1……プロジエクタ装置、2……ミラーライトバルブ、
3……高輝度白色光源、4……コンデンサレンズ、5…
…第1の反射ミラー、6……分離用ダイクロイツクミラ
ー、7……ビーム整形用シリンドリカルレンズ、8……
第2の反射ミラー、9……リレーレンズ、10……合成
用ダイクロイツクミラー、11……プロジエクシヨンレ
ンズ、21……ビデオセレクト回路、22……アナログ
デジタル変換回路、23……ガンマ補正回路、24……
テストパターン発生回路、25……リフオーマツト回
路、26……フレームメモリ、27……タイミング制御
回路、28……クロツク発生回路、30……電源供給回
路、31……ランプ駆動回路。
フロントページの続き (72)発明者 岩井 順一 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内 (72)発明者 松井 健 東京都品川区北品川6丁目7番35号ソニー 株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】映像データの画素の応じて配置された複数
    の微小鏡面素子を有する鏡面偏向型光変調器に照明光を
    照射すると共に、上記鏡面偏向型光変調器を上記映像デ
    ータによつて変調し、上記映像データに応じた上記鏡面
    偏向型光変調器の有効反射光で映像表示面に所望の映像
    を表示するプロジエクタ装置において、 上記鏡面偏向型光変調器の有効反射光を投射レンズの直
    前位置に、上記投射レンズの開口より小さい像で結像さ
    せるリレーレンズ手段と、 上記投射レンズを上記リレーレンズ手段の光軸に平行で
    かつ上下左右に移動させる投射レンズ駆動手段とを具
    え、上記投射レンズ駆動手段によつて上記投射レンズを
    移動させて上記映像表示面上の上記映像の表示位置を調
    整するようにしたことを特徴とするプロジエクタ装置。
  2. 【請求項2】上記映像は、3個の上記鏡面偏向型光変調
    器にそれぞれ赤色、緑色、青色の照明光を照射すると共
    に、上記3個の鏡面偏向型光変調器をそれぞれ対応する
    赤色、緑色、青色の映像データによつて変調し、上記3
    色の映像データに応じた上記3個の鏡面偏向型光変調器
    の3色の有効反射光を合成して上記映像表示面に表示す
    るようにしたことを特徴とする請求項1に記載のプロジ
    エクタ装置。
  3. 【請求項3】上記映像は、上記鏡面偏向型項変調器に順
    次時分割で赤色、緑色、青色の照明光を循環的に照射す
    ると共に、上記鏡面偏向型光変調器を上記照明光の色に
    同期した赤色、緑色、青色の映像データによつて変調
    し、上記映像データに応じた上記鏡面偏向型光変調器の
    有効反射光で上記映像表示面に表示するようにしたこと
    を特徴とする請求項1に記載のプロジエクタ装置。
JP19194393A 1993-07-06 1993-07-06 プロジエクタ装置 Expired - Lifetime JP3383013B2 (ja)

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