JPH0736012A - プロジエクタ装置 - Google Patents
プロジエクタ装置Info
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- JPH0736012A JPH0736012A JP5188966A JP18896693A JPH0736012A JP H0736012 A JPH0736012 A JP H0736012A JP 5188966 A JP5188966 A JP 5188966A JP 18896693 A JP18896693 A JP 18896693A JP H0736012 A JPH0736012 A JP H0736012A
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- mirror
- light
- colors
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- Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、プロジエクタ装置において、簡易か
つ小型化し得ると共に表示映像を高輝度化し有用性を格
段的に向上する。 【構成】2色以上の映像データに応じて時分割で変調さ
れる鏡面偏向型光変調器に、それぞれ異なる入射角でか
つ反射角が同一方向となるように、2色以上の投射光を
照射し、この結果鏡面偏向型光変調器で反射された映像
データに応じた有効反射光を合成手段で合成する。
つ小型化し得ると共に表示映像を高輝度化し有用性を格
段的に向上する。 【構成】2色以上の映像データに応じて時分割で変調さ
れる鏡面偏向型光変調器に、それぞれ異なる入射角でか
つ反射角が同一方向となるように、2色以上の投射光を
照射し、この結果鏡面偏向型光変調器で反射された映像
データに応じた有効反射光を合成手段で合成する。
Description
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図6) 作用(図6) 実施例(図1〜図8) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明はプロジエクタ装置に関
し、例えばカラー映像を映写するものに適用して好適な
ものである。
し、例えばカラー映像を映写するものに適用して好適な
ものである。
【0003】
【従来の技術】従来、この種のプロジエクタ装置とし
て、映像データの赤、緑、青色成分を3本のCRT(陰
極線管)に各別に映出するようになされたものがある。
この投影型3管式プロジエクタ装置の前面には、映像投
影面側にそれぞれ赤、緑、青色の色フイルタと、プロジ
エクシヨンレンズとが順次配置された3本のCRTが配
置されている。
て、映像データの赤、緑、青色成分を3本のCRT(陰
極線管)に各別に映出するようになされたものがある。
この投影型3管式プロジエクタ装置の前面には、映像投
影面側にそれぞれ赤、緑、青色の色フイルタと、プロジ
エクシヨンレンズとが順次配置された3本のCRTが配
置されている。
【0004】CRTは映写時に映像データの赤、緑、青
色成分を各別にスクリーンに直接投影するようになさ
れ、これによりスクリーン上でそれぞれのCRTから投
影された赤、緑、青色成分の投影光が合成されて1つの
画像が形成され、全体としてカラー映像が映写される。
色成分を各別にスクリーンに直接投影するようになさ
れ、これによりスクリーン上でそれぞれのCRTから投
影された赤、緑、青色成分の投影光が合成されて1つの
画像が形成され、全体としてカラー映像が映写される。
【0005】また投影型3管式プロジエクタ装置に代
え、ボツクス内部に3本のCRTを配置した反射型3管
式プロジエクタ装置がある。このプロジエクタ装置の場
合、投影型3管式プロジエクタ装置と同様の光路をボツ
クス内部に配置したミラーで反射して折り曲げ、すりガ
ラス状の半透明スクリーンに裏面から投影光を照射す
る。
え、ボツクス内部に3本のCRTを配置した反射型3管
式プロジエクタ装置がある。このプロジエクタ装置の場
合、投影型3管式プロジエクタ装置と同様の光路をボツ
クス内部に配置したミラーで反射して折り曲げ、すりガ
ラス状の半透明スクリーンに裏面から投影光を照射す
る。
【0006】これによりスクリーン上でそれぞれのCR
Tから射出された赤、緑、青色成分の投影光が合成され
て1つの画像が形成され、全体としてカラー映像が映写
される。この反射型3管式プロジエクタ装置の場合、光
路を折り曲げて小型化すると共にスクリーン自体を一体
に形成することにより、投影型3管式プロジエクタ装置
に比して小型なプロジエクタ装置を実現し得、ユーザの
使い使い勝手を向上し得る。
Tから射出された赤、緑、青色成分の投影光が合成され
て1つの画像が形成され、全体としてカラー映像が映写
される。この反射型3管式プロジエクタ装置の場合、光
路を折り曲げて小型化すると共にスクリーン自体を一体
に形成することにより、投影型3管式プロジエクタ装置
に比して小型なプロジエクタ装置を実現し得、ユーザの
使い使い勝手を向上し得る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところがかかる構成の
投影型3管式プロジエクタ装置や反射型3管式プロジエ
クタ装置においては、光源としてCRTを用いると共に
CRTから投影された映像がスクリーン上に拡大表示さ
れるため、装置全体が大型化することを避け得ないと共
に、表示映像を高輝度化することが困難であるという問
題があつた。
投影型3管式プロジエクタ装置や反射型3管式プロジエ
クタ装置においては、光源としてCRTを用いると共に
CRTから投影された映像がスクリーン上に拡大表示さ
れるため、装置全体が大型化することを避け得ないと共
に、表示映像を高輝度化することが困難であるという問
題があつた。
【0008】このような問題を解決するため、CRTに
代えて映像源として3枚の液晶パネル板を用い、各液晶
パネル板にそれぞれ赤、緑、青色成分を表示すると共
に、液晶パネル板の一面側から光を照射して、その透過
光をそれぞれ赤色、緑色及び青色の色フイルタを通して
スクリーン上で結像させるようになされたいわゆる液晶
プロジエクタ装置がある。
代えて映像源として3枚の液晶パネル板を用い、各液晶
パネル板にそれぞれ赤、緑、青色成分を表示すると共
に、液晶パネル板の一面側から光を照射して、その透過
光をそれぞれ赤色、緑色及び青色の色フイルタを通して
スクリーン上で結像させるようになされたいわゆる液晶
プロジエクタ装置がある。
【0009】この液晶プロジエクタ装置の場合、液晶パ
ネルを用いるためにCRTを用いるプロジエクタ装置に
比較して装置全体を格段的に小型化し得るが、液晶パネ
ル板自体は光の透過率が低く表示映像を高輝度化すると
いう点では実用上未だ不十分であつた。
ネルを用いるためにCRTを用いるプロジエクタ装置に
比較して装置全体を格段的に小型化し得るが、液晶パネ
ル板自体は光の透過率が低く表示映像を高輝度化すると
いう点では実用上未だ不十分であつた。
【0010】ところでデイスプレイシステムとして微小
な鏡面素子を画素に応じて平面状に配置し、各々の鏡面
素子の反射を利用した鏡面偏向型光変調器(以下これを
ミラーライトバルブと呼ぶ)を用いたものが提案されて
いる(特開昭60-179781 号公報、特開平3-40693 号公
報、特開平3-174112号公報)。
な鏡面素子を画素に応じて平面状に配置し、各々の鏡面
素子の反射を利用した鏡面偏向型光変調器(以下これを
ミラーライトバルブと呼ぶ)を用いたものが提案されて
いる(特開昭60-179781 号公報、特開平3-40693 号公
報、特開平3-174112号公報)。
【0011】このミラーライトバルブを映像源に用い
て、カラー映像を拡大投影するプロジエクタ装置を形成
することができれば、装置全体の構成を液晶プロジエク
タ装置と同様の規模に簡易化し得ると共に小型化し得、
さらに液晶に比して光源の利用効率を向上し得ることに
より、表示映像を格段的に高輝度化することができると
考えられる。
て、カラー映像を拡大投影するプロジエクタ装置を形成
することができれば、装置全体の構成を液晶プロジエク
タ装置と同様の規模に簡易化し得ると共に小型化し得、
さらに液晶に比して光源の利用効率を向上し得ることに
より、表示映像を格段的に高輝度化することができると
考えられる。
【0012】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、簡易かつ小型化し得ると共に表示映像を高輝度化し
有用性を格段的に向上し得るプロジエクタ装置を提案し
ようとするものである。
で、簡易かつ小型化し得ると共に表示映像を高輝度化し
有用性を格段的に向上し得るプロジエクタ装置を提案し
ようとするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、それぞれの反射面の傾斜角が3つ
以上の安定状態を有する鏡面素子が、映像データの画素
に応じて配置され、2色以上の映像データに応じて時分
割で変調される鏡面偏向型光変調器と、2つ以上の傾斜
角に応じて、それぞれ異なる入射角でかつ反射角が同一
方向となるように、鏡面偏向型光変調器を照射する2色
以上の投射光と、鏡面偏向型光変調器で反射された映像
データに応じた有効反射光を合成する合成手段とを設
け、それぞれ映像データに応じた有効反射光を合成し
て、映像データを表示するようにした。
め本発明においては、それぞれの反射面の傾斜角が3つ
以上の安定状態を有する鏡面素子が、映像データの画素
に応じて配置され、2色以上の映像データに応じて時分
割で変調される鏡面偏向型光変調器と、2つ以上の傾斜
角に応じて、それぞれ異なる入射角でかつ反射角が同一
方向となるように、鏡面偏向型光変調器を照射する2色
以上の投射光と、鏡面偏向型光変調器で反射された映像
データに応じた有効反射光を合成する合成手段とを設
け、それぞれ映像データに応じた有効反射光を合成し
て、映像データを表示するようにした。
【0014】また本発明においては、それぞれの反射面
の傾斜角が3つの安定状態を有する鏡面素子が、映像デ
ータの画素に応じて配置され、2色以上の映像データに
応じて時分割で変調される第1の鏡面偏向型光変調器4
1RBと、2つの傾斜角に応じて、それぞれ異なる入射
角でかつ反射角が同一方向となるように、第1の鏡面偏
向型光変調器41RBを照射する2色の投射光LR、L
Bと、それぞれの反射面の傾斜角が2つの安定状態を有
する鏡面素子が、映像データの画素に応じて配置される
と共に、2色以外の色の映像データに応じて変調される
第2の鏡面偏向型光変調器41Gと、その第2の鏡面偏
向型光変調器41Gを照射する2色以外の色の投射光L
Gと、第1及び第2の鏡面偏向型光変調器41RB、4
1Gで反射された映像データに応じた有効反射光を合成
する合成手段43G、43RBとを設け、それぞれ映像
データに応じた有効反射光を合成して、映像データを表
示するようにした。
の傾斜角が3つの安定状態を有する鏡面素子が、映像デ
ータの画素に応じて配置され、2色以上の映像データに
応じて時分割で変調される第1の鏡面偏向型光変調器4
1RBと、2つの傾斜角に応じて、それぞれ異なる入射
角でかつ反射角が同一方向となるように、第1の鏡面偏
向型光変調器41RBを照射する2色の投射光LR、L
Bと、それぞれの反射面の傾斜角が2つの安定状態を有
する鏡面素子が、映像データの画素に応じて配置される
と共に、2色以外の色の映像データに応じて変調される
第2の鏡面偏向型光変調器41Gと、その第2の鏡面偏
向型光変調器41Gを照射する2色以外の色の投射光L
Gと、第1及び第2の鏡面偏向型光変調器41RB、4
1Gで反射された映像データに応じた有効反射光を合成
する合成手段43G、43RBとを設け、それぞれ映像
データに応じた有効反射光を合成して、映像データを表
示するようにした。
【0015】
【作用】2色以上の映像データに応じて時分割で変調さ
れる鏡面偏向型光変調器に、それぞれ異なる入射角でか
つ反射角が同一方向となるように、2色以上の投射光を
照射し、この結果鏡面偏向型光変調器で反射された映像
データに応じた有効反射光を合成手段で合成することに
より、簡易かつ小型化し得ると共に、表示映像を高輝度
化し得る。
れる鏡面偏向型光変調器に、それぞれ異なる入射角でか
つ反射角が同一方向となるように、2色以上の投射光を
照射し、この結果鏡面偏向型光変調器で反射された映像
データに応じた有効反射光を合成手段で合成することに
より、簡易かつ小型化し得ると共に、表示映像を高輝度
化し得る。
【0016】また2色の映像データに応じて時分割で変
調される第1の鏡面偏向型光変調器41RBに、それぞ
れ異なる入射角でかつ反射角が同一方向となるように、
2色の投射光LR、LBを照射すると共に2色以外の色
の映像データで変調される第2の鏡面偏向型光変調器4
1Gに、2色以外の色の投射光LGを照射し、この結果
第1及び第2の鏡面偏向型光変調器41RB及び41G
で反射された映像データに応じた有効反射光を合成手段
43G、43RBで合成することにより、簡易かつ小型
化し得ると共に、表示映像を高輝度化し得る。
調される第1の鏡面偏向型光変調器41RBに、それぞ
れ異なる入射角でかつ反射角が同一方向となるように、
2色の投射光LR、LBを照射すると共に2色以外の色
の映像データで変調される第2の鏡面偏向型光変調器4
1Gに、2色以外の色の投射光LGを照射し、この結果
第1及び第2の鏡面偏向型光変調器41RB及び41G
で反射された映像データに応じた有効反射光を合成手段
43G、43RBで合成することにより、簡易かつ小型
化し得ると共に、表示映像を高輝度化し得る。
【0017】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
する。
【0018】(1)プロジエクタ装置の全体構成 図1において、1は全体として赤、緑、青色のそれぞれ
の映像データに対応した3つのミラーライトバルブ2
R、2G、2Bを用いるプロジエクタ装置を示す。実際
上、図1との対応部分に同一符号を付した図2及び図3
に示すように、高輝度白色光源3より射出されたプロジ
エクシヨン光L1は、UVフイルタ(図示せず)で不要
な紫外線が除去されると共に、コンデンサレンズ4を通
じて平行光に変換されて、第1の反射ミラー5で折り曲
げられると共に分離用ダイクロイツクミラー6R、6
G、6Bに入射する。
の映像データに対応した3つのミラーライトバルブ2
R、2G、2Bを用いるプロジエクタ装置を示す。実際
上、図1との対応部分に同一符号を付した図2及び図3
に示すように、高輝度白色光源3より射出されたプロジ
エクシヨン光L1は、UVフイルタ(図示せず)で不要
な紫外線が除去されると共に、コンデンサレンズ4を通
じて平行光に変換されて、第1の反射ミラー5で折り曲
げられると共に分離用ダイクロイツクミラー6R、6
G、6Bに入射する。
【0019】分離用ダイクロイツクミラー6R、6G、
6Bは、白色光でなるプロジエクシヨン光L2を赤、
緑、青色光LR、LG及びLBに分離する。この赤、
緑、青色光LR、LG、LBは、それぞれビーム整形用
シリンドリカルレンズ7R、7G、7Bを通じて第2の
反射ミラー8R、8G、8Bで斜め上方に折り曲げら
れ、ミラーライトバルブ2R、2G、2Bの反射面に照
射される。
6Bは、白色光でなるプロジエクシヨン光L2を赤、
緑、青色光LR、LG及びLBに分離する。この赤、
緑、青色光LR、LG、LBは、それぞれビーム整形用
シリンドリカルレンズ7R、7G、7Bを通じて第2の
反射ミラー8R、8G、8Bで斜め上方に折り曲げら
れ、ミラーライトバルブ2R、2G、2Bの反射面に照
射される。
【0020】ミラーライトバルブ2R、2G、2Bは、
それぞれ映像データの画素の配列(例えば 768× 576個
でなる)に応じて、例えば17〔μm 〕角程度でなる微小
鏡面素子が複数配列されて構成され、これにより1/2
インチCCD(固体撮像素子)と同程度の大きさの反射
面が形成されている。この微小鏡面素子は映像データの
画素の配列に応じたフレームメモリの各メモリセルに対
応して配置され、各メモリセルの状態に応じて対応する
微小鏡面素子の傾き状態がそれぞれ別個に変化するよう
になされている。
それぞれ映像データの画素の配列(例えば 768× 576個
でなる)に応じて、例えば17〔μm 〕角程度でなる微小
鏡面素子が複数配列されて構成され、これにより1/2
インチCCD(固体撮像素子)と同程度の大きさの反射
面が形成されている。この微小鏡面素子は映像データの
画素の配列に応じたフレームメモリの各メモリセルに対
応して配置され、各メモリセルの状態に応じて対応する
微小鏡面素子の傾き状態がそれぞれ別個に変化するよう
になされている。
【0021】実際上それぞれの微小鏡面素子は中立状態
に対して、メモリセルがオン状態すなわち画素として有
効な場合に図4(A)に示すように+10°傾き、逆にメ
モリセルがオフ状態すなわち画素として無効な場合に図
4(B)に示すように−10°傾くようになされている。
これにより入射光に対して鏡面で反射される反射光が、
画を形成するために必要な有効反射光と無効な無効反射
光で20°の光路差を有するように切換られる。
に対して、メモリセルがオン状態すなわち画素として有
効な場合に図4(A)に示すように+10°傾き、逆にメ
モリセルがオフ状態すなわち画素として無効な場合に図
4(B)に示すように−10°傾くようになされている。
これにより入射光に対して鏡面で反射される反射光が、
画を形成するために必要な有効反射光と無効な無効反射
光で20°の光路差を有するように切換られる。
【0022】このプロジエクタ装置1の場合、各ミラー
ライトバルブ2R、2G、2Bに応じたフレームメモリ
に、それぞれ赤、緑、青色の1フレーム分の映像データ
を設定することにより、有効反射光としてそれぞれ赤、
緑、青色の映像光が形成される。この赤、緑、青色の映
像光はそれぞれ対応する集光レンズ9R、9G、9Bを
通じて合成用ダイクロイツクミラー10R、10G、1
0Bに導かれて、カラー映像光として合成され、これが
プロジエクシヨンレンズ11を通じて、プロジエクタ装
置1の外部に離れて配置されたスクリーン(図示せず)
上に拡大投影される。
ライトバルブ2R、2G、2Bに応じたフレームメモリ
に、それぞれ赤、緑、青色の1フレーム分の映像データ
を設定することにより、有効反射光としてそれぞれ赤、
緑、青色の映像光が形成される。この赤、緑、青色の映
像光はそれぞれ対応する集光レンズ9R、9G、9Bを
通じて合成用ダイクロイツクミラー10R、10G、1
0Bに導かれて、カラー映像光として合成され、これが
プロジエクシヨンレンズ11を通じて、プロジエクタ装
置1の外部に離れて配置されたスクリーン(図示せず)
上に拡大投影される。
【0023】またこのプロジエクタ装置1の場合、高輝
度白色光源3、コンデンサレンズ4、第1の反射ミラー
5、分離用ダイクロイツクミラー6R〜6B、シリンド
リカルレンズ7R〜7Bを経て第2の反射ミラー8R〜
8Bに至るプロジエクシヨン光L1、L2の光学系の光
軸と、ミラーライトバルブ2R〜2Bで反射され集光レ
ンズ9R〜9B、合成用ダイクロイツクミラー10R〜
10B、プロジエクシヨンレンズ11に至る有効反射光
の光軸は所定の高さ分だけずらされて配置され、これに
よりプロジエクシヨン光と有効反射光及び無効反射光の
干渉を未然に防止し得るようになされている。
度白色光源3、コンデンサレンズ4、第1の反射ミラー
5、分離用ダイクロイツクミラー6R〜6B、シリンド
リカルレンズ7R〜7Bを経て第2の反射ミラー8R〜
8Bに至るプロジエクシヨン光L1、L2の光学系の光
軸と、ミラーライトバルブ2R〜2Bで反射され集光レ
ンズ9R〜9B、合成用ダイクロイツクミラー10R〜
10B、プロジエクシヨンレンズ11に至る有効反射光
の光軸は所定の高さ分だけずらされて配置され、これに
よりプロジエクシヨン光と有効反射光及び無効反射光の
干渉を未然に防止し得るようになされている。
【0024】さらにこのプロジエクタ装置1の場合、プ
ロジエクシヨン光はシリンドリカルレンズ7R〜7Bで
ビーム形状が整形され、これにより第2の反射ミラー8
R〜8Bで斜め上方に反射されても、ミラーライトバル
ブ2R〜2Bの反射面を均一の照度で照射し得るように
なされている。
ロジエクシヨン光はシリンドリカルレンズ7R〜7Bで
ビーム形状が整形され、これにより第2の反射ミラー8
R〜8Bで斜め上方に反射されても、ミラーライトバル
ブ2R〜2Bの反射面を均一の照度で照射し得るように
なされている。
【0025】ここでこのプロジエクタ装置1において
は、図1〜図3について上述した光学部の下部に、図1
との対応部分に同一符号を付した図5に示す回路部が配
設されている。このプロジエクタ装置1では表示するビ
デオ信号として、ビデオ機器よりRGB信号で入力され
るビデオ信号S1や、パーソナルコンピユータ等よりV
GA(video graphics arrey)に対応して送られるビデ
オ信号S2、さらにVGAパターンのビデオ信号S3を
選択し得るようになされている。
は、図1〜図3について上述した光学部の下部に、図1
との対応部分に同一符号を付した図5に示す回路部が配
設されている。このプロジエクタ装置1では表示するビ
デオ信号として、ビデオ機器よりRGB信号で入力され
るビデオ信号S1や、パーソナルコンピユータ等よりV
GA(video graphics arrey)に対応して送られるビデ
オ信号S2、さらにVGAパターンのビデオ信号S3を
選択し得るようになされている。
【0026】これらのビデオ信号S1、S2、S3は、
それぞれビデオセレクト回路21に入力されて選択さ
れ、この結果得られるビデオ信号S4がアナログデジタ
ル変換回路22でデジタルビデオ信号S5に変換され、
ガンマ補正回路23に入力される。このガンマ補正回路
23には、必要に応じてテストパターン発生回路24で
発生されたテストパターン信号S6が入力される。これ
によりガンマ補正回路23は、設定されたガンマ補正パ
ラメータS7に従つて、デジタルビデオ信号S5又はテ
ストパターン信号S6をガンマ補正し、この結果得られ
るデジタルビデオ信号S8をリフオーマツト回路25に
送出する。
それぞれビデオセレクト回路21に入力されて選択さ
れ、この結果得られるビデオ信号S4がアナログデジタ
ル変換回路22でデジタルビデオ信号S5に変換され、
ガンマ補正回路23に入力される。このガンマ補正回路
23には、必要に応じてテストパターン発生回路24で
発生されたテストパターン信号S6が入力される。これ
によりガンマ補正回路23は、設定されたガンマ補正パ
ラメータS7に従つて、デジタルビデオ信号S5又はテ
ストパターン信号S6をガンマ補正し、この結果得られ
るデジタルビデオ信号S8をリフオーマツト回路25に
送出する。
【0027】リフオーマツト回路25はRGB信号で入
力されるビデオ信号S1、VGAのビデオ信号S2、S
3に対応したデジタルビデオ信号S8を、例えば 768画
素×576ライン分でなるミラーライトバルブ2R〜2B
の鏡面素子の配列に応じてリフオーマツトし、この結果
得られる赤、緑、青色成分のデジタルビデオ信号S9
R、S9B、S9Gを、それぞれ対応するフレームメモ
リ26R、26G、26Bに送出する。
力されるビデオ信号S1、VGAのビデオ信号S2、S
3に対応したデジタルビデオ信号S8を、例えば 768画
素×576ライン分でなるミラーライトバルブ2R〜2B
の鏡面素子の配列に応じてリフオーマツトし、この結果
得られる赤、緑、青色成分のデジタルビデオ信号S9
R、S9B、S9Gを、それぞれ対応するフレームメモ
リ26R、26G、26Bに送出する。
【0028】このフレームメモリ26R〜26Bはそれ
ぞれミラーライトバルブ2R〜2Bに対応しており、タ
イミング制御回路27から入力される制御信号S10に
応じて、順次1フレーム毎にフレームメモリ26R〜2
6Bの内容がミラーライトバルブ2R〜2Bに書き込ま
れ、これにより有効反射光として、それぞれ赤、緑、青
色の映像光が形成される。
ぞれミラーライトバルブ2R〜2Bに対応しており、タ
イミング制御回路27から入力される制御信号S10に
応じて、順次1フレーム毎にフレームメモリ26R〜2
6Bの内容がミラーライトバルブ2R〜2Bに書き込ま
れ、これにより有効反射光として、それぞれ赤、緑、青
色の映像光が形成される。
【0029】なおこのプロジエクタ装置1の場合タイミ
ング制御回路27は、入力されるビデオ信号S1〜S3
に基づく位相制御信号S11に応じてクロツク発生回路
28で発生されたシステムクロツクS12を用いて、フ
レームメモリ26R〜26B、ミラーライトバルブ2R
〜2Bを制御する制御信号S10を発生するようになさ
れている。
ング制御回路27は、入力されるビデオ信号S1〜S3
に基づく位相制御信号S11に応じてクロツク発生回路
28で発生されたシステムクロツクS12を用いて、フ
レームメモリ26R〜26B、ミラーライトバルブ2R
〜2Bを制御する制御信号S10を発生するようになさ
れている。
【0030】またこのプロジエクタ装置1の場合、電源
スイツチ(図示せず)が投入されるとAC電源S13が
電源供給回路30及びランプ駆動回路31に供給され
る。このうち電源供給回路30は、各回路部に対して所
定のDC電源S14を供給してプロジエクタ装置1の動
作を開始させる。またランプ駆動回路31は高輝度白色
光源3を点灯駆動し、これにより白色光源3よりプロジ
エクシヨン光L1が照射される。
スイツチ(図示せず)が投入されるとAC電源S13が
電源供給回路30及びランプ駆動回路31に供給され
る。このうち電源供給回路30は、各回路部に対して所
定のDC電源S14を供給してプロジエクタ装置1の動
作を開始させる。またランプ駆動回路31は高輝度白色
光源3を点灯駆動し、これにより白色光源3よりプロジ
エクシヨン光L1が照射される。
【0031】このプロジエクタ装置1の構成によれば、
映像源としてそれぞれ赤、緑、青色に対応したミラーラ
イトバルブ2R、2G、2Bを用い、このミラーライト
バルブ2R〜2Bを、それぞれ赤、緑、青色のビデオ信
号で駆動すると共に、それぞれ白色光を色分離してなる
赤、緑、青色のプロジエクシヨン光を照射し、その有効
反射光を色合成して、拡大投影するようにしたことによ
り、従来のCRTを用いたプロジエクタ装置と比較して
格段的に小型軽量かつ簡易な構成のプロジエクタ装置1
を実現できる。
映像源としてそれぞれ赤、緑、青色に対応したミラーラ
イトバルブ2R、2G、2Bを用い、このミラーライト
バルブ2R〜2Bを、それぞれ赤、緑、青色のビデオ信
号で駆動すると共に、それぞれ白色光を色分離してなる
赤、緑、青色のプロジエクシヨン光を照射し、その有効
反射光を色合成して、拡大投影するようにしたことによ
り、従来のCRTを用いたプロジエクタ装置と比較して
格段的に小型軽量かつ簡易な構成のプロジエクタ装置1
を実現できる。
【0032】またミラーライトバルブ2R〜2Bは、プ
ロジエクシヨン光を反射するようになされているため、
液晶プロジエクタ装置に比較して光の利用効率を格段的
に向上し得、かくして小型軽量化し得ると共に表示映像
を高輝度化し得るプロジエクタ装置を実現できる。
ロジエクシヨン光を反射するようになされているため、
液晶プロジエクタ装置に比較して光の利用効率を格段的
に向上し得、かくして小型軽量化し得ると共に表示映像
を高輝度化し得るプロジエクタ装置を実現できる。
【0033】(2)実施例のプロジエクタ装置 図2との対応部分に同一符号を付して示す図6におい
て、40は全体として本発明によるプロジエクタ装置を
示し、図1〜図5について上述したプロジエクタ装置1
において3枚のミラーライトバルブ2R〜2Gを用いた
構成に代えて、時分割的に赤及び青色分の映像データを
変調するミラーライトバルブ41RBと、緑色を変調す
るミラーライトバルブ41Gとを組み合わせて構成され
ている。
て、40は全体として本発明によるプロジエクタ装置を
示し、図1〜図5について上述したプロジエクタ装置1
において3枚のミラーライトバルブ2R〜2Gを用いた
構成に代えて、時分割的に赤及び青色分の映像データを
変調するミラーライトバルブ41RBと、緑色を変調す
るミラーライトバルブ41Gとを組み合わせて構成され
ている。
【0034】すなわち図2のプロジエクタ装置1と同様
に、白色光源3から射出されたプロジエクシヨン光L1
は、コンデンサレンズ4を通じて平行光に変換されて、
反射ミラー5で折り曲げられて、分離用ダイクロイツク
ミラー42G、42R、42Bに入射する。この分離用
ダイクロイツクミラー6R、6G、6Bは、白色光でな
るプロジエクシヨン光L2を、それぞれ緑、赤、青色光
LG、LR、LBに分離する。このうち緑色光LGは、
ミラーライトバルブ41Gの反射面を照射し、赤、青色
光LR、LGは、それぞれ異なる入射角でミラーライト
バルブ41RBを照射する。
に、白色光源3から射出されたプロジエクシヨン光L1
は、コンデンサレンズ4を通じて平行光に変換されて、
反射ミラー5で折り曲げられて、分離用ダイクロイツク
ミラー42G、42R、42Bに入射する。この分離用
ダイクロイツクミラー6R、6G、6Bは、白色光でな
るプロジエクシヨン光L2を、それぞれ緑、赤、青色光
LG、LR、LBに分離する。このうち緑色光LGは、
ミラーライトバルブ41Gの反射面を照射し、赤、青色
光LR、LGは、それぞれ異なる入射角でミラーライト
バルブ41RBを照射する。
【0035】ミラーライトバルブ42G、42RBは、
それぞれ反射面に映像データの画素の配列(例えば 768
× 576個でなる)に応じて、複数の微小鏡面素子が配列
されて構成されている。この微小鏡面素子は映像データ
の画素の配列に応じたフレームメモリの各メモリセルに
対応して配置され、各メモリセルの状態に応じて対応す
る微小鏡面素子の傾き状態がそれぞれ別個に変化するよ
うになされている。
それぞれ反射面に映像データの画素の配列(例えば 768
× 576個でなる)に応じて、複数の微小鏡面素子が配列
されて構成されている。この微小鏡面素子は映像データ
の画素の配列に応じたフレームメモリの各メモリセルに
対応して配置され、各メモリセルの状態に応じて対応す
る微小鏡面素子の傾き状態がそれぞれ別個に変化するよ
うになされている。
【0036】実際上ミラーライトバルブ42Gのそれぞ
れの微小鏡面素子は、図2のプロジエクタ装置1の場合
と同様に中立状態に対して、メモリセルがオン状態すな
わち画素として有効な場合に+10°傾き、逆にメモリセ
ルがオフ状態すなわち画素として無効な場合に−10°傾
くようになされている。これにより入射光に対して鏡面
で反射される反射光が、画を形成するために必要な有効
反射光と無効な無効反射光で20°の光路差を有するよう
に切換られる。
れの微小鏡面素子は、図2のプロジエクタ装置1の場合
と同様に中立状態に対して、メモリセルがオン状態すな
わち画素として有効な場合に+10°傾き、逆にメモリセ
ルがオフ状態すなわち画素として無効な場合に−10°傾
くようになされている。これにより入射光に対して鏡面
で反射される反射光が、画を形成するために必要な有効
反射光と無効な無効反射光で20°の光路差を有するよう
に切換られる。
【0037】これに対して、ミラーライトバルブ42R
Bにおいては、図7及び図8に原理を示すように、微小
鏡面素子の傾きがセンター位置及び±θ(例えばθは10
°でなる)の傾きの3つの安定状態を有することを利用
するようになされている。すなわち微小鏡面素子が赤色
光源3R側にθだけ傾いたとき、コンデンサレンズ4R
で平行光になされた赤色プロジエクシヨン光LRが、微
小鏡面素子上で反射され、プロジエクシヨンレンズ11
を通じて、スクリーン44上に投影される。
Bにおいては、図7及び図8に原理を示すように、微小
鏡面素子の傾きがセンター位置及び±θ(例えばθは10
°でなる)の傾きの3つの安定状態を有することを利用
するようになされている。すなわち微小鏡面素子が赤色
光源3R側にθだけ傾いたとき、コンデンサレンズ4R
で平行光になされた赤色プロジエクシヨン光LRが、微
小鏡面素子上で反射され、プロジエクシヨンレンズ11
を通じて、スクリーン44上に投影される。
【0038】ミラーライトバルブ42RB上の微小鏡面
素子が−θ傾いている時間に比例した投射光量を得るこ
とができるので、各微小鏡面素子を単独に制御すること
によつて、赤色の濃淡画像を得ることができる。一方青
色光源側に微小鏡面素子がθ傾いたときも、上述と同様
な動作により、青色の濃淡画像を得ることができる。
素子が−θ傾いている時間に比例した投射光量を得るこ
とができるので、各微小鏡面素子を単独に制御すること
によつて、赤色の濃淡画像を得ることができる。一方青
色光源側に微小鏡面素子がθ傾いたときも、上述と同様
な動作により、青色の濃淡画像を得ることができる。
【0039】このような動作を時分割で交互に行い、1
秒間に数十回以上繰り返すことによつて、ちらつきのな
い赤及び青色の濃淡画像を得ることができ、この画像
と、緑色について1枚のミラーライトバルブ42Gで表
示した緑色の濃淡画像を合成用ダイクロイツクミラー4
3G、43RBで合成することにより、全色表示の投射
光として合成される。このようにしてこのプロジエクタ
装置40では、2枚のミラーライトバルブ42G及び4
2RBを用いて、カラー映像を拡大表示し得るようにな
されている。
秒間に数十回以上繰り返すことによつて、ちらつきのな
い赤及び青色の濃淡画像を得ることができ、この画像
と、緑色について1枚のミラーライトバルブ42Gで表
示した緑色の濃淡画像を合成用ダイクロイツクミラー4
3G、43RBで合成することにより、全色表示の投射
光として合成される。このようにしてこのプロジエクタ
装置40では、2枚のミラーライトバルブ42G及び4
2RBを用いて、カラー映像を拡大表示し得るようにな
されている。
【0040】これによりこの実施例のプロジエクタ装置
40では、3個のミラーライトバルブ2R〜2Bを用い
た構成に比して、格段的に簡易な光学系の構成でカラー
映像を表示し得るようになされ、また1個のミラーライ
トバルブに赤、緑、青色のフイルタをモザイク状に配し
てカラー映像を表示する場合に比して、高い解像度を得
ることができる。
40では、3個のミラーライトバルブ2R〜2Bを用い
た構成に比して、格段的に簡易な光学系の構成でカラー
映像を表示し得るようになされ、また1個のミラーライ
トバルブに赤、緑、青色のフイルタをモザイク状に配し
てカラー映像を表示する場合に比して、高い解像度を得
ることができる。
【0041】以上の構成によれば、赤及び青色の映像デ
ータに応じて時分割で変調されるミラーライトバルブ4
2RBに、それぞれ異なる入射角でかつ反射角が同一方
向となるように、赤及び青色のプロジエクシヨン光LR
及びLBを照射し、この結果ミラーライトバルブ42R
Bで反射された映像データに応じた有効反射光と、緑色
のプロジエクシヨン光LGを照射して緑色の映像データ
で変調されるミラーライトバルブ42Gで反射された有
効反射光を合成用ダイクロイツクミラー43G、43R
Bで合成して、カラー映像を映出し得るようにしたこと
により、簡易かつ小型化し得ると共に表示映像を高輝度
化し得るプロジエクタ装置を実現できる。
ータに応じて時分割で変調されるミラーライトバルブ4
2RBに、それぞれ異なる入射角でかつ反射角が同一方
向となるように、赤及び青色のプロジエクシヨン光LR
及びLBを照射し、この結果ミラーライトバルブ42R
Bで反射された映像データに応じた有効反射光と、緑色
のプロジエクシヨン光LGを照射して緑色の映像データ
で変調されるミラーライトバルブ42Gで反射された有
効反射光を合成用ダイクロイツクミラー43G、43R
Bで合成して、カラー映像を映出し得るようにしたこと
により、簡易かつ小型化し得ると共に表示映像を高輝度
化し得るプロジエクタ装置を実現できる。
【0042】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、鏡面偏向型光変調器とし
て、鏡面素子が中立と±θの傾きとの3つの安定状態を
有するミラーライトバルブを、赤及び青色の映像データ
に応じて時分割で変調した場合について述べたが、変調
する色はこれに限らず、赤及び緑色や青及び緑色の映像
データで変調しても良く、さらに補色で変調する場合で
も2色で変調すれば上述の実施例と同様の効果を実現で
きる。
て、鏡面素子が中立と±θの傾きとの3つの安定状態を
有するミラーライトバルブを、赤及び青色の映像データ
に応じて時分割で変調した場合について述べたが、変調
する色はこれに限らず、赤及び緑色や青及び緑色の映像
データで変調しても良く、さらに補色で変調する場合で
も2色で変調すれば上述の実施例と同様の効果を実現で
きる。
【0043】また上述の実施例においては、3つの安定
状態を有する鏡面偏向型光変調器を用いた場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、4つ以上の安定状態
を有する鏡面偏向型光変調器を用いるようにしても良
い。この場合には、3色以上の映像データに応じて時分
割で変調すると共に、当該映像データに応じた3色以上
の投射光をそれぞれの安定状態の傾斜角に応じた異なる
入射角で照射し、この結果得られる有効反射光を合成す
るようにすれば、1つの鏡面偏向型光変調器でプロジエ
クタ装置を実現でき、さらに一段と簡易かつ小型化し得
ると共に、有用性を格段的に向上し得る。
状態を有する鏡面偏向型光変調器を用いた場合について
述べたが、本発明はこれに限らず、4つ以上の安定状態
を有する鏡面偏向型光変調器を用いるようにしても良
い。この場合には、3色以上の映像データに応じて時分
割で変調すると共に、当該映像データに応じた3色以上
の投射光をそれぞれの安定状態の傾斜角に応じた異なる
入射角で照射し、この結果得られる有効反射光を合成す
るようにすれば、1つの鏡面偏向型光変調器でプロジエ
クタ装置を実現でき、さらに一段と簡易かつ小型化し得
ると共に、有用性を格段的に向上し得る。
【0044】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、2色以上
の映像データに応じて時分割で変調される鏡面偏向型光
変調器に、それぞれ異なる入射角でかつ反射角が同一方
向となるように、2色以上の投射光を照射し、この結果
鏡面偏向型光変調器で反射された映像データに応じた有
効反射光を合成手段で合成することにより、簡易かつ小
型化し得ると共に、表示映像を高輝度化し得るプロジエ
クタ装置を実現し得る。
の映像データに応じて時分割で変調される鏡面偏向型光
変調器に、それぞれ異なる入射角でかつ反射角が同一方
向となるように、2色以上の投射光を照射し、この結果
鏡面偏向型光変調器で反射された映像データに応じた有
効反射光を合成手段で合成することにより、簡易かつ小
型化し得ると共に、表示映像を高輝度化し得るプロジエ
クタ装置を実現し得る。
【0045】また2色の映像データに応じて時分割で変
調される第1の鏡面偏向型光変調器に、それぞれ異なる
入射角でかつ反射角が同一方向となるように2色の投射
光を照射すると共に2色以外の色の映像データで変調さ
れる第2の鏡面偏向型光変調器に、2色以外の色の投射
光を照射し、この結果第1及び第2の鏡面偏向型光変調
器で反射された映像データに応じた有効反射光を合成手
段で合成することにより、簡易かつ小型化し得ると共
に、表示映像を高輝度化し得るプロジエクタ装置を実現
し得る。
調される第1の鏡面偏向型光変調器に、それぞれ異なる
入射角でかつ反射角が同一方向となるように2色の投射
光を照射すると共に2色以外の色の映像データで変調さ
れる第2の鏡面偏向型光変調器に、2色以外の色の投射
光を照射し、この結果第1及び第2の鏡面偏向型光変調
器で反射された映像データに応じた有効反射光を合成手
段で合成することにより、簡易かつ小型化し得ると共
に、表示映像を高輝度化し得るプロジエクタ装置を実現
し得る。
【図1】鏡面偏向型光変調器を用いたプロジエクタ装置
の全体構成を示す略線的斜視図である。
の全体構成を示す略線的斜視図である。
【図2】図1のプロジエクタ装置の光学系統の説明に供
する略線的平面図である。
する略線的平面図である。
【図3】図1のプロジエクタ装置の光学系統の説明に供
する略線的背面図である。
する略線的背面図である。
【図4】鏡面偏向型光変調器の鏡面素子の動作の説明に
供する略線図である。
供する略線図である。
【図5】図1のプロジエクタ装置の回路構成を示すブロ
ツク図である。
ツク図である。
【図6】本発明によるプロジエクタ装置の光学系統の説
明に供する略線的平面図である。
明に供する略線的平面図である。
【図7】図6のプロジエクタ装置で単板による2原色表
示の原理の説明に供する光学系統図である。
示の原理の説明に供する光学系統図である。
【図8】図7と同様に単板による2原色表示の原理の説
明に供する光学系統図である。
明に供する光学系統図である。
1、40……プロジエクタ装置、2、41G、41RB
……ミラーライトバルブ、3……高輝度白色光源、4…
…コンデンサレンズ、5……第1の反射ミラー、6、4
2G、42R、42B……分離用ダイクロイツクミラ
ー、7……ビーム整形用シリンドリカルレンズ、8……
第2の反射ミラー、9……集光レンズ、10、43G、
43RB……合成用ダイクロイツクミラー、11……プ
ロジエクシヨンレンズ、21……ビデオセレクト回路、
22……アナログデジタル変換回路、23……ガンマ補
正回路、24……テストパターン発生回路、25……リ
フオーマツト回路、26……フレームメモリ、27……
タイミング制御回路、28……クロツク発生回路、30
……電源供給回路、31……ランプ駆動回路。
……ミラーライトバルブ、3……高輝度白色光源、4…
…コンデンサレンズ、5……第1の反射ミラー、6、4
2G、42R、42B……分離用ダイクロイツクミラ
ー、7……ビーム整形用シリンドリカルレンズ、8……
第2の反射ミラー、9……集光レンズ、10、43G、
43RB……合成用ダイクロイツクミラー、11……プ
ロジエクシヨンレンズ、21……ビデオセレクト回路、
22……アナログデジタル変換回路、23……ガンマ補
正回路、24……テストパターン発生回路、25……リ
フオーマツト回路、26……フレームメモリ、27……
タイミング制御回路、28……クロツク発生回路、30
……電源供給回路、31……ランプ駆動回路。
Claims (2)
- 【請求項1】それぞれの反射面の傾斜角が3つ以上の安
定状態を有する鏡面素子が、映像データの画素に応じて
配置され、2色以上の映像データに応じて時分割で変調
される鏡面偏向型光変調器と、 2つ以上の上記傾斜角に応じて、それぞれ異なる入射角
でかつ反射角が同一方向となるように、上記鏡面偏向型
光変調器を照射する2色以上の投射光と、 上記鏡面偏向型光変調器で反射された上記映像データに
応じた有効反射光を合成する合成手段とを具え、それぞ
れ上記映像データに応じた有効反射光を合成して、上記
映像データを表示するようにしたことを特徴とするプロ
ジエクタ装置。 - 【請求項2】それぞれの反射面の傾斜角が3つの安定状
態を有する鏡面素子が、映像データの画素に応じて配置
され、2色の映像データに応じて時分割で変調される第
1の鏡面偏向型光変調器と、 2つの上記傾斜角に応じて、それぞれ異なる入射角でか
つ反射角が同一方向となるように、上記第1の鏡面偏向
型光変調器を照射する2色の投射光と、 それぞれの反射面の傾斜角が2つの安定状態を有する鏡
面素子が、映像データの画素に応じて配置されると共
に、上記2色以外の色の映像データに応じて変調される
第1の鏡面偏向型光変調器と、 当該第2の鏡面偏向型光変調器を照射する上記2色以外
の色の投射光と、 上記第1及び第2の鏡面偏向型光変調器で反射された上
記映像データに応じた有効反射光を合成する合成手段と
を具え、それぞれ上記映像データに応じた有効反射光を
合成して、上記映像データを表示するようにしたことを
特徴とするプロジエクタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188966A JPH0736012A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | プロジエクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5188966A JPH0736012A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | プロジエクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736012A true JPH0736012A (ja) | 1995-02-07 |
Family
ID=16233052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5188966A Pending JPH0736012A (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | プロジエクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736012A (ja) |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP5188966A patent/JPH0736012A/ja active Pending
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