JPH0743052Y2 - クランプ式物品搬送装置 - Google Patents
クランプ式物品搬送装置Info
- Publication number
- JPH0743052Y2 JPH0743052Y2 JP1988021421U JP2142188U JPH0743052Y2 JP H0743052 Y2 JPH0743052 Y2 JP H0743052Y2 JP 1988021421 U JP1988021421 U JP 1988021421U JP 2142188 U JP2142188 U JP 2142188U JP H0743052 Y2 JPH0743052 Y2 JP H0743052Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- cam
- pair
- shaft
- interlocked
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、物品を把持する一対のクランプアームを備え
たクランプ式物品搬送装置に関し、より詳しくは上記ク
ランプアームで把持した物品を回転体の回転に伴なって
回転移送するようにしたクランプ式物品搬送装置に関す
る。
たクランプ式物品搬送装置に関し、より詳しくは上記ク
ランプアームで把持した物品を回転体の回転に伴なって
回転移送するようにしたクランプ式物品搬送装置に関す
る。
「従来の技術」 従来、この種のクランプ式物品搬送装置として、フレー
ムと、このフレームに回転自在に設けた回転体と、この
回転体に回転自在に軸支して相互に逆方向に回転するよ
うに連動させた一対のクランプ軸と、各クランプ軸に取
付けた開閉可能な一対のクランプアームと、該クランプ
アームを開閉作動させるカム機構とを備えたものが知ら
れている(米国特許第4,124,112号明細書)。
ムと、このフレームに回転自在に設けた回転体と、この
回転体に回転自在に軸支して相互に逆方向に回転するよ
うに連動させた一対のクランプ軸と、各クランプ軸に取
付けた開閉可能な一対のクランプアームと、該クランプ
アームを開閉作動させるカム機構とを備えたものが知ら
れている(米国特許第4,124,112号明細書)。
しかるに、かかる構成のクランプ式物品搬送装置では、
上記一対のクランプアームの開閉作動位置は上記カム部
材のカム曲線に従って一義的に定められるため、例えば
一対のクランプアームを閉じさせて大型の物品を所定位
置で把持できるように上記カム曲線を定めた場合には、
その位置では小型の物品を把持することができず、クラ
ンプアームがさらに閉じてから小型の物品を把持するた
め、把持位置が異なる結果となる。
上記一対のクランプアームの開閉作動位置は上記カム部
材のカム曲線に従って一義的に定められるため、例えば
一対のクランプアームを閉じさせて大型の物品を所定位
置で把持できるように上記カム曲線を定めた場合には、
その位置では小型の物品を把持することができず、クラ
ンプアームがさらに閉じてから小型の物品を把持するた
め、把持位置が異なる結果となる。
これは物品の解放位置についても同様であり、大型の物
品を所定位置で解放できるように上記カム曲線を定めた
場合には、その位置となる前に小型の物品を解放してし
まうので、解放位置が異なることとなる。
品を所定位置で解放できるように上記カム曲線を定めた
場合には、その位置となる前に小型の物品を解放してし
まうので、解放位置が異なることとなる。
このような欠点を解決するため、従来、上記回転体に設
けた一対のクランプアームをばねで閉じる方向に付勢し
ておき、上記回転体に昇降自在に設けたカム部材の上端
部に形成した円錐部を両クランプアーム間に介在させる
とともに、該カム部材をフレームに設けた円筒状のカム
レール上に転動可能に載置させ、さらに該カムレールを
昇降可能としたものが提案されている(特開昭62-52096
号公報)。
けた一対のクランプアームをばねで閉じる方向に付勢し
ておき、上記回転体に昇降自在に設けたカム部材の上端
部に形成した円錐部を両クランプアーム間に介在させる
とともに、該カム部材をフレームに設けた円筒状のカム
レール上に転動可能に載置させ、さらに該カムレールを
昇降可能としたものが提案されている(特開昭62-52096
号公報)。
かかる構成を有するクランプ式物品搬送装置によれば、
上記回転体の回転によるカム部材の昇降量はカムレール
のカム曲線に従って一定となるので、両クランプアーム
の開閉作動位置も一定となるが、同一回転角度位置にお
ける両クランプアームの間隔は上記カムレールを昇降さ
せることによって調整できるので、その間隔を大型の物
品を把持するのに適した間隔、又は小型の物品を把持す
るのに適した間隔に設定することにより、両物品ともに
同一回転角度位置で把持又は解放させることができる。
上記回転体の回転によるカム部材の昇降量はカムレール
のカム曲線に従って一定となるので、両クランプアーム
の開閉作動位置も一定となるが、同一回転角度位置にお
ける両クランプアームの間隔は上記カムレールを昇降さ
せることによって調整できるので、その間隔を大型の物
品を把持するのに適した間隔、又は小型の物品を把持す
るのに適した間隔に設定することにより、両物品ともに
同一回転角度位置で把持又は解放させることができる。
「考案が決しようとする課題」 しかしながら上記一対のクランプアーム間に介在させた
カム部材を昇降させてクランプアームを開閉作動させる
ようにした場合には、クランプアームの開閉作動方向と
カム部材の昇降方向とが直交するようになるため、クラ
ンプアームの軸受部にガタが発生し易く、或いはクラン
プアームとカム部材との接触部が摩耗し易いという欠点
がある。
カム部材を昇降させてクランプアームを開閉作動させる
ようにした場合には、クランプアームの開閉作動方向と
カム部材の昇降方向とが直交するようになるため、クラ
ンプアームの軸受部にガタが発生し易く、或いはクラン
プアームとカム部材との接触部が摩耗し易いという欠点
がある。
「課題を解決するための手段」 本考案はそのような事情に鑑み、上述した従来一般のク
ランプ式物品搬送装置を基礎として、すなわちフレーム
と、このフレームに回転自在に設けた回転体と、この回
転体に回転自在に軸支して相互に逆方向に回転するよう
に連動させた一対のクランプ軸と、各クランプ軸に取付
けた開閉可能な一対のクランプアームと、該クランプア
ームを開閉作動させるカム機構とを備えたクランプ式物
品搬送装置において、 上記クランプ軸のそれぞれにギヤを設けるとともに、各
ギヤを相互に噛合させて各クランプ軸を相互に逆方向に
回転するように連動させ、また上記カム機構を、上記ク
ランプ軸に連動させた揺動レバーと、この揺動レバーに
設けたカムフォロワと、上記フレームに昇降自在に設け
た円錐状のカム部材と、このカム部材を昇降させる昇降
機構とから構成し、上記カムフォロワを上記カム部材の
円錐面にその半径方向から係合させ、該円錐面のカム曲
線に従う上記揺動レバーの揺動によりクランプ軸を回転
させて上記一対のクランプアームを開閉作動させるよう
にし、さらに上記カム部材を昇降させて同一回転角度位
置におけるカムフォロワを上記円錐面の傾斜に従って半
径方向に変位させるようにしたものである。
ランプ式物品搬送装置を基礎として、すなわちフレーム
と、このフレームに回転自在に設けた回転体と、この回
転体に回転自在に軸支して相互に逆方向に回転するよう
に連動させた一対のクランプ軸と、各クランプ軸に取付
けた開閉可能な一対のクランプアームと、該クランプア
ームを開閉作動させるカム機構とを備えたクランプ式物
品搬送装置において、 上記クランプ軸のそれぞれにギヤを設けるとともに、各
ギヤを相互に噛合させて各クランプ軸を相互に逆方向に
回転するように連動させ、また上記カム機構を、上記ク
ランプ軸に連動させた揺動レバーと、この揺動レバーに
設けたカムフォロワと、上記フレームに昇降自在に設け
た円錐状のカム部材と、このカム部材を昇降させる昇降
機構とから構成し、上記カムフォロワを上記カム部材の
円錐面にその半径方向から係合させ、該円錐面のカム曲
線に従う上記揺動レバーの揺動によりクランプ軸を回転
させて上記一対のクランプアームを開閉作動させるよう
にし、さらに上記カム部材を昇降させて同一回転角度位
置におけるカムフォロワを上記円錐面の傾斜に従って半
径方向に変位させるようにしたものである。
「作用」 上記構成によれば、一対のクランプアームはクランプ軸
の回転動作によって開閉作動され、しかも該クランプ軸
は、上記カム部材のカム面に半径方向から係合させたカ
ムフォロワによる揺動レバーの揺動に伴なって回転駆動
されるので、その駆動機構に無理な力が加わるようなこ
とがなく、優れた耐久性を得ることができる。
の回転動作によって開閉作動され、しかも該クランプ軸
は、上記カム部材のカム面に半径方向から係合させたカ
ムフォロワによる揺動レバーの揺動に伴なって回転駆動
されるので、その駆動機構に無理な力が加わるようなこ
とがなく、優れた耐久性を得ることができる。
しかも、上記カムフォロワに対して円錐状のカム面を昇
降させることにより、そのカム面に係合するカムフォロ
ワを半径方向に変位させることができるので、上記回転
体の回転によるクランプアームの開閉作動位置がカム部
材のカム曲線に従って一定であるとしても、同一回転角
度位置における両クランプアームの間隔を上記カム部材
の昇降によって調整することが可能となる。
降させることにより、そのカム面に係合するカムフォロ
ワを半径方向に変位させることができるので、上記回転
体の回転によるクランプアームの開閉作動位置がカム部
材のカム曲線に従って一定であるとしても、同一回転角
度位置における両クランプアームの間隔を上記カム部材
の昇降によって調整することが可能となる。
したがってその間隔を大型の物品を把持するのに適した
間隔や小型の物品を把持するのに適した間隔に設定する
ことにより、大小の物品を同一位置で把持、解放するこ
とが可能となる。
間隔や小型の物品を把持するのに適した間隔に設定する
ことにより、大小の物品を同一位置で把持、解放するこ
とが可能となる。
「実施例」 以下図示実施例について本考案を説明すると、第1図に
おいて、供給コンベヤ1によって搬送されてきた容器2
は、タイミングスクリュウ3によって本考案に係るクラ
ンプ式物品搬送装置4の作動に同期されて搬送され、所
定の把持位置Xにおいて一対のクランプアーム5a、5bで
把持される。
おいて、供給コンベヤ1によって搬送されてきた容器2
は、タイミングスクリュウ3によって本考案に係るクラ
ンプ式物品搬送装置4の作動に同期されて搬送され、所
定の把持位置Xにおいて一対のクランプアーム5a、5bで
把持される。
そして一対のクランプアーム5a、5bで把持された容器2
はクランプ式物品搬送装置4を構成する回転体6の回転
に伴なって回転移送され、所定の解放位置Yでクランプ
アーム5a、5bから解放され、回転式充填機7の図示しな
い充填ノズルの直下位置に搬入される。
はクランプ式物品搬送装置4を構成する回転体6の回転
に伴なって回転移送され、所定の解放位置Yでクランプ
アーム5a、5bから解放され、回転式充填機7の図示しな
い充填ノズルの直下位置に搬入される。
上記クランプ式物品搬送装置4は、第2図に示すよう
に、フレーム8に軸受9を介して回転自在に軸支した鉛
直方向の回転軸10と、この回転軸10の上端部に連結固定
した回転体6とを備えており、上記回転体10の下端部を
図示しないモータに連動させている。また、上記回転体
6は、回転軸10の上端に固定した円板状の上部板6aと、
この上部板6aの下方に配設したリング状の下部板6bと、
両者を連結する円筒部材6cとから構成している。
に、フレーム8に軸受9を介して回転自在に軸支した鉛
直方向の回転軸10と、この回転軸10の上端部に連結固定
した回転体6とを備えており、上記回転体10の下端部を
図示しないモータに連動させている。また、上記回転体
6は、回転軸10の上端に固定した円板状の上部板6aと、
この上部板6aの下方に配設したリング状の下部板6bと、
両者を連結する円筒部材6cとから構成している。
上記回転体6にはその外周部等間隔位置に複数のクラン
プ機構12を設けてあり(第1図参照)、第2図、第3図
に示すように、各クランプ機構12は、回転体6の上部板
6aに鉛直方向に軸支した一対のクランプ軸13a、13bと、
各クランプ軸の下部に取付けて相互に噛合させた歯車14
a、14bと、さらに各クランプ軸の上部に取付けたクラン
プアーム5a、5bを備えている。
プ機構12を設けてあり(第1図参照)、第2図、第3図
に示すように、各クランプ機構12は、回転体6の上部板
6aに鉛直方向に軸支した一対のクランプ軸13a、13bと、
各クランプ軸の下部に取付けて相互に噛合させた歯車14
a、14bと、さらに各クランプ軸の上部に取付けたクラン
プアーム5a、5bを備えている。
したがって、一方のクランプ軸13aを正逆方向に回転駆
動することにより、上記歯車14a、14bを介して一対のク
ランプアーム5a、5bを開閉作動させることができる。
動することにより、上記歯車14a、14bを介して一対のク
ランプアーム5a、5bを開閉作動させることができる。
然して、上記回転体6の下部板6bには、上記一方のクラ
ンプ軸13aと同一軸線上において駆動軸15を回転自在に
軸支してあり、該駆動軸15と上記クランプ軸13aとをば
ね16を介して連結し、かつ上記駆動軸15を後述するカム
機構17によって回転駆動するようにしている。
ンプ軸13aと同一軸線上において駆動軸15を回転自在に
軸支してあり、該駆動軸15と上記クランプ軸13aとをば
ね16を介して連結し、かつ上記駆動軸15を後述するカム
機構17によって回転駆動するようにしている。
上記クランプ軸13aの下端部と駆動軸15の上端部には上
記ばね16を囲む連結管18a、18bをそれぞれ取付けるとと
もに、上方の連結管18aの下端面と下方の連結管18bの上
端面とのそれぞれに櫛刃状の凹凸を形成している。そし
て一方の凸部19aを他方の凹部19b内に円周方向に所定の
間隙をあけて嵌合させ、かつ上記ばね16の捩れにより下
方の連結管18bを基準として上方の連結管18aすなわちク
ランプ軸13aを上記クランプアーム5aが容器2を把持す
る方向に回転付勢させ、通常は一方の凸部19aが他方の
凹部19bの壁面に弾接した初期状態に保持している。
記ばね16を囲む連結管18a、18bをそれぞれ取付けるとと
もに、上方の連結管18aの下端面と下方の連結管18bの上
端面とのそれぞれに櫛刃状の凹凸を形成している。そし
て一方の凸部19aを他方の凹部19b内に円周方向に所定の
間隙をあけて嵌合させ、かつ上記ばね16の捩れにより下
方の連結管18bを基準として上方の連結管18aすなわちク
ランプ軸13aを上記クランプアーム5aが容器2を把持す
る方向に回転付勢させ、通常は一方の凸部19aが他方の
凹部19bの壁面に弾接した初期状態に保持している。
したがって、クランプ軸13aに連結したクランプアーム5
aが容器2を把持してその回転が停止した状態で駆動軸1
5がさらにクランプアーム5aを閉じる方向に回転駆動さ
れた際には、該ばね16の上記初期状態からの捩れの戻り
によって駆動軸15の回転を許容することができる。
aが容器2を把持してその回転が停止した状態で駆動軸1
5がさらにクランプアーム5aを閉じる方向に回転駆動さ
れた際には、該ばね16の上記初期状態からの捩れの戻り
によって駆動軸15の回転を許容することができる。
他方、上記クランプアーム5aが容器2を把持した状態か
ら、上記駆動軸15がクランプアーム5aを開く方向に回転
駆動された際に、何等かの理由によりクランプアーム5a
が容器2に接着して容器2から離隔されないような場合
であっても、上述した初期状態において一方の凸部19a
が他方の凹部19bの壁面に当接して両軸15、13aを機械的
に連結させるので、上記クランプアーム5aを容器2から
強制的に離隔させることができる。
ら、上記駆動軸15がクランプアーム5aを開く方向に回転
駆動された際に、何等かの理由によりクランプアーム5a
が容器2に接着して容器2から離隔されないような場合
であっても、上述した初期状態において一方の凸部19a
が他方の凹部19bの壁面に当接して両軸15、13aを機械的
に連結させるので、上記クランプアーム5aを容器2から
強制的に離隔させることができる。
次に、上記駆動軸15の下端部には揺動レバー20の一端を
取付けてあり、該揺動レバー20の他端に上述したカム機
構17の一部を構成するカムフォロワ21を取付けている。
該駆動軸15は、上記連結管18bと下部板6bとの間に設け
たリターンスプリング22によって第3図の時計方向に回
転され、それによってカムフォロワ21をカム部材23の円
錐状のカム面に半径方向外方から当接係合させている。
取付けてあり、該揺動レバー20の他端に上述したカム機
構17の一部を構成するカムフォロワ21を取付けている。
該駆動軸15は、上記連結管18bと下部板6bとの間に設け
たリターンスプリング22によって第3図の時計方向に回
転され、それによってカムフォロワ21をカム部材23の円
錐状のカム面に半径方向外方から当接係合させている。
第3図に示すように、上記カム部材23は大径円弧状部23
aと小径円弧状部23bとから構成してあり、大径円弧状部
23aにおいて上記カムフォロワ21を半径方向外方に変位
させてクランプアーム5a、5bを閉じさせ、また小径円弧
状部23bにおいてカムフォロワ21を半径方向内方に変位
させてクランプアーム5a、5bを開放させるようにしてい
る。
aと小径円弧状部23bとから構成してあり、大径円弧状部
23aにおいて上記カムフォロワ21を半径方向外方に変位
させてクランプアーム5a、5bを閉じさせ、また小径円弧
状部23bにおいてカムフォロワ21を半径方向内方に変位
させてクランプアーム5a、5bを開放させるようにしてい
る。
また上記カム部材23は、第2図に示すように、上記回転
軸10の周囲に配設してフレーム8に固定した筒状部材24
の外周に昇降自在に設けてあり、このとき、上記筒状部
材24に設けたキー部材25によってカム部材23の昇降は許
容するが回転するのは阻止するようにしている。
軸10の周囲に配設してフレーム8に固定した筒状部材24
の外周に昇降自在に設けてあり、このとき、上記筒状部
材24に設けたキー部材25によってカム部材23の昇降は許
容するが回転するのは阻止するようにしている。
上記カム部材23を昇降させる昇降機構26は、鉛直方向に
配設して上記カム部材23にねじ結合させ、かつ上記筒状
部材24に回転自在に軸支したねじ軸27と、このねじ軸27
に取付けた平歯車28に噛合する平歯車29と傘歯車30とを
設けた垂直歯車軸31と、さらに上記傘歯車30に噛合する
傘歯車32を設けた水平駆動軸33とを備えており、該水平
駆動軸33を図示しないモータ或いは手動によって正逆転
させることにより、上記カム部材23を昇降させることが
できるようにしている。
配設して上記カム部材23にねじ結合させ、かつ上記筒状
部材24に回転自在に軸支したねじ軸27と、このねじ軸27
に取付けた平歯車28に噛合する平歯車29と傘歯車30とを
設けた垂直歯車軸31と、さらに上記傘歯車30に噛合する
傘歯車32を設けた水平駆動軸33とを備えており、該水平
駆動軸33を図示しないモータ或いは手動によって正逆転
させることにより、上記カム部材23を昇降させることが
できるようにしている。
以上の構成において、クランプ式物品搬送装置4で小径
の容器2aを把持して搬送させる際には、上記昇降機構26
によりカム部材23を第2図の実線で示す上方位置に位置
させる。この状態では、カムフォロワ21はカム部材23の
傾斜した円錐カム面によりリターンスプリング22の弾撥
力に抗して第3図の反時計方向に回転されるので、一対
のクランプアーム5a、5bの間隔が狭くなる。
の容器2aを把持して搬送させる際には、上記昇降機構26
によりカム部材23を第2図の実線で示す上方位置に位置
させる。この状態では、カムフォロワ21はカム部材23の
傾斜した円錐カム面によりリターンスプリング22の弾撥
力に抗して第3図の反時計方向に回転されるので、一対
のクランプアーム5a、5bの間隔が狭くなる。
これに対し、大径の容器2bを把持させる際には、上記昇
降機構26によりカム部材23を第2図の想像線で示す下方
位置に位置させる。この際には、カムフォロワ21はカム
部材23の傾斜した円錐カム面によりリターンスプリング
22の弾撥力によって第3図の時計方向に回転されるの
で、一対のクランプアーム5a、5bの間隔が広くなる。
降機構26によりカム部材23を第2図の想像線で示す下方
位置に位置させる。この際には、カムフォロワ21はカム
部材23の傾斜した円錐カム面によりリターンスプリング
22の弾撥力によって第3図の時計方向に回転されるの
で、一対のクランプアーム5a、5bの間隔が広くなる。
そしてそれぞれの状態において、上記一対のクランプア
ーム5a、5bの開閉位置と開閉作動量とを同一にすること
ができるので、小径の容器と大径の容器との把持位置お
よび解放位置を同一位置に調整することができることは
明らかである。
ーム5a、5bの開閉位置と開閉作動量とを同一にすること
ができるので、小径の容器と大径の容器との把持位置お
よび解放位置を同一位置に調整することができることは
明らかである。
これに加えて、上記一対のクランプアーム5a、5bの開閉
作動は、カム部材23のカム面によるカムフォロワ21およ
び揺動レバー20の半径方向の揺動と、その揺動レバー20
の揺動による駆動軸15の回転作動と、さらにばね16を介
してのクランプ軸13a、13bの回転作動とによって得られ
るので、その駆動機構に無理な力が加わるようなことが
なく、優れた耐久性を得ることができる。
作動は、カム部材23のカム面によるカムフォロワ21およ
び揺動レバー20の半径方向の揺動と、その揺動レバー20
の揺動による駆動軸15の回転作動と、さらにばね16を介
してのクランプ軸13a、13bの回転作動とによって得られ
るので、その駆動機構に無理な力が加わるようなことが
なく、優れた耐久性を得ることができる。
「考案の効果」 以上のように、本考案によれば、カム部材を昇降させる
だけで、同一回転角度位置におけるクランプアームの間
隔を物品の大きさに適合した間隔に設定することができ
るので、大小の物品を同一位置で把持、解放させること
ができ、しかもクランプアームの駆動機構に無理な力が
加わることがないため、優れた耐久性を得ることができ
るという効果が得られる。
だけで、同一回転角度位置におけるクランプアームの間
隔を物品の大きさに適合した間隔に設定することができ
るので、大小の物品を同一位置で把持、解放させること
ができ、しかもクランプアームの駆動機構に無理な力が
加わることがないため、優れた耐久性を得ることができ
るという効果が得られる。
第1図は本考案の一実施例を示す平面図、第2図は第1
図の要部の断面図、第3図は第2図の要部の平面図であ
る。 6……回転体、9……軸受 10……回転軸、12……クランプ機構 13a、13b……クランプ軸 20……揺動レバー、21……カムフォロワ 23……カム部材、26……昇降機構 27……ねじ軸
図の要部の断面図、第3図は第2図の要部の平面図であ
る。 6……回転体、9……軸受 10……回転軸、12……クランプ機構 13a、13b……クランプ軸 20……揺動レバー、21……カムフォロワ 23……カム部材、26……昇降機構 27……ねじ軸
Claims (1)
- 【請求項1】フレームと、このフレームに回転自在に設
けた回転体と、この回転体に回転自在に軸支して相互に
逆方向に回転するように連動させた一対のクランプ軸
と、各クランプ軸に取付けた開閉可能な一対のクランプ
アームと、該クランプアームを開閉作動させるカム機構
とを備えたクランプ式物品搬送装置において、 上記クランプ軸のそれぞれにギヤを設けるとともに、各
ギヤを相互に噛合させて各クランプ軸を相互に逆方向に
回転するように連動させ、また上記カム機構を、上記ク
ランプ軸に連動させた揺動レバーと、この揺動レバーに
設けたカムフォロワと、上記フレームに昇降自在に設け
た円錐状のカム部材と、このカム部材を昇降させる昇降
機構とから構成し、上記カムフォロワを上記カム部材の
円錐面にその半径方向から係合させ、該円錐面のカム曲
線に従う上記揺動レバーの揺動によりクランプ軸を回転
させて上記一対のクランプアームを開閉作動させるよう
にし、さらに上記カム部材を昇降させて同一回転角度位
置におけるカムフォロワを上記円錐面の傾斜に従って半
径方向に変位させることを特徴とするクランプ式物品搬
送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988021421U JPH0743052Y2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | クランプ式物品搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988021421U JPH0743052Y2 (ja) | 1988-02-19 | 1988-02-19 | クランプ式物品搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01126329U JPH01126329U (ja) | 1989-08-29 |
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Cited By (1)
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1988
- 1988-02-19 JP JP1988021421U patent/JPH0743052Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
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JP2010089848A (ja) * | 2008-10-03 | 2010-04-22 | Shibuya Machinery Co Ltd | 容器受け渡し装置 |
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