JPH07335774A - BiMOS半導体装置及びその製造方法 - Google Patents
BiMOS半導体装置及びその製造方法Info
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- JPH07335774A JPH07335774A JP6145671A JP14567194A JPH07335774A JP H07335774 A JPH07335774 A JP H07335774A JP 6145671 A JP6145671 A JP 6145671A JP 14567194 A JP14567194 A JP 14567194A JP H07335774 A JPH07335774 A JP H07335774A
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Links
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Landscapes
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
- Semiconductor Memories (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 バイポーラトランジスタ部の電流駆動能力等
を低下させず、且つMOSトランジスタ部に高抵抗領域
を設けるにも拘らず、製造コストを低くする。 【構成】 バイポーラトランジスタ62のエミッタの一
部と高抵抗負荷型SRAM61の配線とを同一層の多結
晶Si層53で形成するが、高抵抗負荷型SRAM61
の配線のうちで抵抗素子にすべき部分は、膜厚方向の一
部にSiO2 層65を形成して、膜厚が薄い多結晶Si
層53aにする。このため、別個の層の多結晶Si層を
形成する場合に比べて、製造工程が少なくてよいので製
造コストが低い。
を低下させず、且つMOSトランジスタ部に高抵抗領域
を設けるにも拘らず、製造コストを低くする。 【構成】 バイポーラトランジスタ62のエミッタの一
部と高抵抗負荷型SRAM61の配線とを同一層の多結
晶Si層53で形成するが、高抵抗負荷型SRAM61
の配線のうちで抵抗素子にすべき部分は、膜厚方向の一
部にSiO2 層65を形成して、膜厚が薄い多結晶Si
層53aにする。このため、別個の層の多結晶Si層を
形成する場合に比べて、製造工程が少なくてよいので製
造コストが低い。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願の発明は、バイポーラトラン
ジスタ部とMOSトランジスタ部とを含むBiMOS半
導体装置及びその製造方法に関するものである。
ジスタ部とMOSトランジスタ部とを含むBiMOS半
導体装置及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図4は、高抵抗負荷型SRAMのメモリ
セルの等価回路を示している。このメモリセルのフリッ
プフロップ11は、駆動用のNMOSトランジスタ1
2、13と負荷用の抵抗素子14、15とから成ってお
り、このフリップフロップ11と転送用のNMOSトラ
ンジスタ16、17とでメモリセルが構成されている。
セルの等価回路を示している。このメモリセルのフリッ
プフロップ11は、駆動用のNMOSトランジスタ1
2、13と負荷用の抵抗素子14、15とから成ってお
り、このフリップフロップ11と転送用のNMOSトラ
ンジスタ16、17とでメモリセルが構成されている。
【0003】NMOSトランジスタ12、13のソース
には接地線21が接続されており、抵抗素子14、15
には電源線22が接続されている。また、ワード線23
がNMOSトランジスタ16、17のゲート配線になっ
ており、これらのNMOSトランジスタ16、17の各
々の一方のソース/ドレインに真補のビット線24、2
5が接続されている。
には接地線21が接続されており、抵抗素子14、15
には電源線22が接続されている。また、ワード線23
がNMOSトランジスタ16、17のゲート配線になっ
ており、これらのNMOSトランジスタ16、17の各
々の一方のソース/ドレインに真補のビット線24、2
5が接続されている。
【0004】図5は、図4に示した高抵抗負荷型SRA
Mとバイポーラトランジスタとを含むBiMOS半導体
装置の一従来例を示している。この一従来例を製造する
ためには、図6(a)に示す様に、P型のSi基板31
にボロン及びリンを夫々選択的にイオン注入して、Pウ
ェル32とバイポーラトランジスタのコレタクになるN
ウェル33とを形成する。
Mとバイポーラトランジスタとを含むBiMOS半導体
装置の一従来例を示している。この一従来例を製造する
ためには、図6(a)に示す様に、P型のSi基板31
にボロン及びリンを夫々選択的にイオン注入して、Pウ
ェル32とバイポーラトランジスタのコレタクになるN
ウェル33とを形成する。
【0005】その後、膜厚が400nm程度のSiO2
膜34をLOCOS法で形成して素子分離領域を区画
し、膜厚が16nm程度のSiO2 膜35を素子活性領
域の表面に形成してゲート酸化膜とする。そして、膜厚
が150nm程度でありリンをドープした多結晶Si層
と膜厚が150nm程度であるWSi2 層とを順次に全
面に堆積させてポリサイド層36を形成し、このポリサ
イド層36をNMOSトランジスタ12、13のゲート
配線及びワード線23等のパターンに加工する。
膜34をLOCOS法で形成して素子分離領域を区画
し、膜厚が16nm程度のSiO2 膜35を素子活性領
域の表面に形成してゲート酸化膜とする。そして、膜厚
が150nm程度でありリンをドープした多結晶Si層
と膜厚が150nm程度であるWSi2 層とを順次に全
面に堆積させてポリサイド層36を形成し、このポリサ
イド層36をNMOSトランジスタ12、13のゲート
配線及びワード線23等のパターンに加工する。
【0006】次に、図6(b)に示す様に、所定のパタ
ーンのレジスト(図示せず)とSiO2 膜34とをマス
クにしてボロンをイオン注入して、バイポーラトランジ
スタのベースになるP拡散層37をNウェル33に形成
する。
ーンのレジスト(図示せず)とSiO2 膜34とをマス
クにしてボロンをイオン注入して、バイポーラトランジ
スタのベースになるP拡散層37をNウェル33に形成
する。
【0007】その後、所定のパターンのレジスト(図示
せず)とポリサイド層36及びSiO2 膜34とをマス
クにして、30keVの加速エネルギー及び5×1015
cm-2のドーズ量でヒ素をイオン注入して、NMOSト
ランジスタ12、13、16、17のソース/ドレイン
になるN+ 拡散層41をPウェル32に形成すると共
に、バイポーラトランジスタのコレクタ電極取り出し領
域になるN+ 拡散層(図示せず)をNウェル33に形成
する。
せず)とポリサイド層36及びSiO2 膜34とをマス
クにして、30keVの加速エネルギー及び5×1015
cm-2のドーズ量でヒ素をイオン注入して、NMOSト
ランジスタ12、13、16、17のソース/ドレイン
になるN+ 拡散層41をPウェル32に形成すると共
に、バイポーラトランジスタのコレクタ電極取り出し領
域になるN+ 拡散層(図示せず)をNウェル33に形成
する。
【0008】次に、図6(c)に示す様に、膜厚が15
0nm程度であるSiO2 層42を層間絶縁膜として全
面に堆積させ、NMOSトランジスタ12、13のソー
スになるN+ 拡散層41に達する接続孔43をSiO2
層42等に形成する。そして、膜厚が100nm程度で
ありリンをドープした多結晶Si層と膜厚が100nm
程度であるWSi2 層とを順次に全面に堆積させてポリ
サイド層44を形成し、このポリサイド層44を接地線
21のパターンに加工する。
0nm程度であるSiO2 層42を層間絶縁膜として全
面に堆積させ、NMOSトランジスタ12、13のソー
スになるN+ 拡散層41に達する接続孔43をSiO2
層42等に形成する。そして、膜厚が100nm程度で
ありリンをドープした多結晶Si層と膜厚が100nm
程度であるWSi2 層とを順次に全面に堆積させてポリ
サイド層44を形成し、このポリサイド層44を接地線
21のパターンに加工する。
【0009】次に、図7(a)に示す様に、膜厚が10
0nm程度であるSiO2 層45を層間絶縁膜として全
面に堆積させ、NMOSトランジスタ12、13のドレ
イン及びNMOSトランジスタ16、17の他方のソー
ス/ドレインになるN+ 拡散層41とNMOSトランジ
スタ13、12のゲート配線になるポリサイド層36と
の両方に達する接続孔46をSiO2 層45、42等に
形成する。
0nm程度であるSiO2 層45を層間絶縁膜として全
面に堆積させ、NMOSトランジスタ12、13のドレ
イン及びNMOSトランジスタ16、17の他方のソー
ス/ドレインになるN+ 拡散層41とNMOSトランジ
スタ13、12のゲート配線になるポリサイド層36と
の両方に達する接続孔46をSiO2 層45、42等に
形成する。
【0010】その後、膜厚が50nm程度である多結晶
Si層47を全面に堆積させ、この多結晶Si層47を
抵抗素子14、15及び電源線22のパターンに加工す
る。そして、所定のパターンのレジスト(図示せず)を
マスクにして、多結晶Si層47のうちで抵抗素子1
4、15とN+ 拡散層41との接続部及び電源線22の
部分に、30keVの加速エネルギー及び3×1015c
m-2のドーズ量でヒ素をイオン注入する。
Si層47を全面に堆積させ、この多結晶Si層47を
抵抗素子14、15及び電源線22のパターンに加工す
る。そして、所定のパターンのレジスト(図示せず)を
マスクにして、多結晶Si層47のうちで抵抗素子1
4、15とN+ 拡散層41との接続部及び電源線22の
部分に、30keVの加速エネルギー及び3×1015c
m-2のドーズ量でヒ素をイオン注入する。
【0011】次に、図7(b)に示す様に、膜厚が10
0nm程度であるSiO2 層51を層間絶縁膜として全
面に堆積させ、P拡散層37に達する接続孔52をSi
O2層51、45、42等に形成する。そして、膜厚が
120nm程度である多結晶Si層53を全面に堆積さ
せ、この多結晶Si層53をバイポーラトランジスタの
エミッタのパターンに加工する。
0nm程度であるSiO2 層51を層間絶縁膜として全
面に堆積させ、P拡散層37に達する接続孔52をSi
O2層51、45、42等に形成する。そして、膜厚が
120nm程度である多結晶Si層53を全面に堆積さ
せ、この多結晶Si層53をバイポーラトランジスタの
エミッタのパターンに加工する。
【0012】その後、30keVの加速エネルギー及び
3×1015cm-2のドーズ量で、多結晶Si層53にヒ
素をイオン注入する。そして、熱処理で多結晶Si層5
3からヒ素を拡散させて、バイポーラトランジスタのエ
ミッタの一部になるN+ 拡散層54をP拡散層37に形
成する。
3×1015cm-2のドーズ量で、多結晶Si層53にヒ
素をイオン注入する。そして、熱処理で多結晶Si層5
3からヒ素を拡散させて、バイポーラトランジスタのエ
ミッタの一部になるN+ 拡散層54をP拡散層37に形
成する。
【0013】次に、図5に示した様に、層間絶縁膜55
を平坦に形成し、多結晶Si層53に達する接続孔56
とNMOSトランジスタ16、17の一方のソース/ド
レインであるN+ 拡散層41に達する接続孔(図示せ
ず)とを、層間絶縁膜55等に形成する。
を平坦に形成し、多結晶Si層53に達する接続孔56
とNMOSトランジスタ16、17の一方のソース/ド
レインであるN+ 拡散層41に達する接続孔(図示せ
ず)とを、層間絶縁膜55等に形成する。
【0014】そして、Al層57を全面に堆積させ、エ
ミッタ直列抵抗を低下させるためのエミッタ電極及びビ
ット線24、25等のパターンにAl層57を加工し
て、高抵抗負荷型SRAM61とバイポーラトランジス
タ62とを形成する。その後、表面保護膜(図示せず)
等を形成して、BiMOS半導体装置63を完成させ
る。
ミッタ直列抵抗を低下させるためのエミッタ電極及びビ
ット線24、25等のパターンにAl層57を加工し
て、高抵抗負荷型SRAM61とバイポーラトランジス
タ62とを形成する。その後、表面保護膜(図示せず)
等を形成して、BiMOS半導体装置63を完成させ
る。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ポリサイド
層36、44及び多結晶Si層47の何れかでエミッタ
をも形成すれば、多結晶Si層53が不要になり、製造
工程が少なくなって製造コストが低くなるので、このこ
とが従来から検討されてきた。
層36、44及び多結晶Si層47の何れかでエミッタ
をも形成すれば、多結晶Si層53が不要になり、製造
工程が少なくなって製造コストが低くなるので、このこ
とが従来から検討されてきた。
【0016】しかし、ポリサイド層では、ポリサイド層
を構成している多結晶Si層中の不純物が多結晶Si層
とシリサイド層との界面やシリサイド層中に偏析するこ
とによる不純物の再分布が一般に生じて、多結晶Si層
の抵抗値が高くなる。このため、ポリサイド層36、4
4でエミッタをも形成すると、エミッタ直列抵抗が増大
して、バイポーラトランジスタの電流駆動能力が低下す
る。
を構成している多結晶Si層中の不純物が多結晶Si層
とシリサイド層との界面やシリサイド層中に偏析するこ
とによる不純物の再分布が一般に生じて、多結晶Si層
の抵抗値が高くなる。このため、ポリサイド層36、4
4でエミッタをも形成すると、エミッタ直列抵抗が増大
して、バイポーラトランジスタの電流駆動能力が低下す
る。
【0017】また、多結晶Si層47は抵抗素子14、
15をも形成するために用いられているので、抵抗値を
高くするために、多結晶Si層47の膜厚は通常は数十
nm程度と薄い。一方、多結晶Si層53上には接続孔
56を形成するので、そのエッチングによって多結晶S
i層53がなくならない様に、多結晶Si層53の膜厚
は100nm程度よりも厚くする必要がある。従って、
多結晶Si層47、53に対する要求が互いに矛盾して
おり、これらの一方で他方を兼ねることはできなかっ
た。
15をも形成するために用いられているので、抵抗値を
高くするために、多結晶Si層47の膜厚は通常は数十
nm程度と薄い。一方、多結晶Si層53上には接続孔
56を形成するので、そのエッチングによって多結晶S
i層53がなくならない様に、多結晶Si層53の膜厚
は100nm程度よりも厚くする必要がある。従って、
多結晶Si層47、53に対する要求が互いに矛盾して
おり、これらの一方で他方を兼ねることはできなかっ
た。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1のBiMOS半
導体装置63は、バイポーラトランジスタ部62のエミ
ッタの一部になっており膜厚が相対的に厚い第1の半導
体層53と、MOSトランジスタ部61の配線になって
おり少なくとも一部の領域53aの膜厚が相対的に薄い
第2の半導体層53とが、同一層の半導体層53から形
成されていることを特徴としている。
導体装置63は、バイポーラトランジスタ部62のエミ
ッタの一部になっており膜厚が相対的に厚い第1の半導
体層53と、MOSトランジスタ部61の配線になって
おり少なくとも一部の領域53aの膜厚が相対的に薄い
第2の半導体層53とが、同一層の半導体層53から形
成されていることを特徴としている。
【0019】請求項2のBiMOS半導体装置63の製
造方法は、バイポーラトランジスタ部62のエミッタの
一部とMOSトランジスタ部61の配線とのパターン
に、同一層の半導体層53を加工する工程と、前記半導
体層53のうちで前記配線にすべき部分の少なくとも一
部の領域53aにおける膜厚方向の一部を酸化する工程
とを有することを特徴としている。
造方法は、バイポーラトランジスタ部62のエミッタの
一部とMOSトランジスタ部61の配線とのパターン
に、同一層の半導体層53を加工する工程と、前記半導
体層53のうちで前記配線にすべき部分の少なくとも一
部の領域53aにおける膜厚方向の一部を酸化する工程
とを有することを特徴としている。
【0020】請求項3のBiMOS半導体装置63の製
造方法は、請求項2のBiMOS半導体装置63の製造
方法において、前記半導体層53のうちで前記一部の領
域53a以外の領域をマスク層64で覆う工程と、前記
マスク層64をマスクにして前記酸化を行う工程とを有
することを特徴としている。
造方法は、請求項2のBiMOS半導体装置63の製造
方法において、前記半導体層53のうちで前記一部の領
域53a以外の領域をマスク層64で覆う工程と、前記
マスク層64をマスクにして前記酸化を行う工程とを有
することを特徴としている。
【0021】請求項4のBiMOS半導体装置63の製
造方法は、請求項3のBiMOS半導体装置63の製造
方法において、前記酸化で形成した酸化膜65をマスク
にして、前記半導体層53に不純物を導入する工程を有
することを特徴としている。
造方法は、請求項3のBiMOS半導体装置63の製造
方法において、前記酸化で形成した酸化膜65をマスク
にして、前記半導体層53に不純物を導入する工程を有
することを特徴としている。
【0022】請求項5のBiMOS半導体装置63の製
造方法は、バイポーラトランジスタ部62のエミッタの
一部とMOSトランジスタ部61の配線とのパターン
に、同一層の半導体層53を加工する工程と、前記半導
体層53のうちで前記配線にすべき部分の少なくとも一
部の領域53aにおける膜厚方向の一部をエッチングす
る工程とを有することを特徴としている。
造方法は、バイポーラトランジスタ部62のエミッタの
一部とMOSトランジスタ部61の配線とのパターン
に、同一層の半導体層53を加工する工程と、前記半導
体層53のうちで前記配線にすべき部分の少なくとも一
部の領域53aにおける膜厚方向の一部をエッチングす
る工程とを有することを特徴としている。
【0023】
【作用】請求項1のBiMOS半導体装置63では、バ
イポーラトランジスタ部62のエミッタの一部になって
いるのが半導体層53であってポリサイド層ではないの
で、不純物の再分布に起因するエミッタ直列抵抗の増大
がなく、また、エミッタの一部になっている半導体層5
3の膜厚が相対的に厚いので、エミッタ電極57用の接
続孔56が形成されていてもエミッタが確実に残ってい
る。
イポーラトランジスタ部62のエミッタの一部になって
いるのが半導体層53であってポリサイド層ではないの
で、不純物の再分布に起因するエミッタ直列抵抗の増大
がなく、また、エミッタの一部になっている半導体層5
3の膜厚が相対的に厚いので、エミッタ電極57用の接
続孔56が形成されていてもエミッタが確実に残ってい
る。
【0024】更に、MOSトランジスタ部61の配線に
なっている半導体層53のうちで少なくとも一部の領域
53aの膜厚が相対的に薄いので、この一部の領域53
aの抵抗値が相対的に高い。しかも、エミッタの一部に
なっている半導体層53と配線になっている半導体層5
3とが同一層の半導体層53から形成されているので、
製造工程が少なくてよい。
なっている半導体層53のうちで少なくとも一部の領域
53aの膜厚が相対的に薄いので、この一部の領域53
aの抵抗値が相対的に高い。しかも、エミッタの一部に
なっている半導体層53と配線になっている半導体層5
3とが同一層の半導体層53から形成されているので、
製造工程が少なくてよい。
【0025】請求項2のBiMOS半導体装置63の製
造方法では、ポリサイド層ではなく半導体層53でバイ
ポーラトランジスタ部62のエミッタの一部を形成して
いるので、不純物の再分布に起因するエミッタ直列抵抗
の増大がない。
造方法では、ポリサイド層ではなく半導体層53でバイ
ポーラトランジスタ部62のエミッタの一部を形成して
いるので、不純物の再分布に起因するエミッタ直列抵抗
の増大がない。
【0026】また、同一層の半導体層53のうちでMO
Sトランジスタ部61の配線にすべき部分の少なくとも
一部の領域53aにおける膜厚方向の一部を酸化してい
るので、エミッタの一部にすべき半導体層53の膜厚が
相対的に厚くなり、配線にすべき部分の少なくとも一部
の領域53aにおける膜厚が相対的に薄くなる。
Sトランジスタ部61の配線にすべき部分の少なくとも
一部の領域53aにおける膜厚方向の一部を酸化してい
るので、エミッタの一部にすべき半導体層53の膜厚が
相対的に厚くなり、配線にすべき部分の少なくとも一部
の領域53aにおける膜厚が相対的に薄くなる。
【0027】このため、エミッタ電極57用の接続孔5
6を形成してもエミッタが確実に残ると共に、配線にす
べき部分の少なくとも一部の領域53aの抵抗値が相対
的に高くなる。しかも、エミッタの一部と配線とを同一
層の半導体層53から形成しているので、製造工程が少
ない。
6を形成してもエミッタが確実に残ると共に、配線にす
べき部分の少なくとも一部の領域53aの抵抗値が相対
的に高くなる。しかも、エミッタの一部と配線とを同一
層の半導体層53から形成しているので、製造工程が少
ない。
【0028】請求項3のBiMOS半導体装置63の製
造方法では、半導体層53のうちでMOSトランジスタ
部61の配線にすべき部分の少なくとも一部の領域53
a以外の領域を覆うマスク層64をマスクにして酸化を
行っているので、半導体層53のうちで所望の領域のみ
を選択的に酸化することができる。
造方法では、半導体層53のうちでMOSトランジスタ
部61の配線にすべき部分の少なくとも一部の領域53
a以外の領域を覆うマスク層64をマスクにして酸化を
行っているので、半導体層53のうちで所望の領域のみ
を選択的に酸化することができる。
【0029】請求項4のBiMOS半導体装置63の製
造方法では、半導体層53に形成した酸化膜65をマス
クにしてこの半導体層53に不純物を導入しており、こ
の導入のために新たなマスク層を必要としていないの
で、酸化膜65を形成するためにマスク層64を形成し
ているにも拘らず、全体的な工程は増加していない。
造方法では、半導体層53に形成した酸化膜65をマス
クにしてこの半導体層53に不純物を導入しており、こ
の導入のために新たなマスク層を必要としていないの
で、酸化膜65を形成するためにマスク層64を形成し
ているにも拘らず、全体的な工程は増加していない。
【0030】請求項5のBiMOS半導体装置63の製
造方法では、ポリサイド層ではなく半導体層53でバイ
ポーラトランジスタ部62のエミッタの一部を形成して
いるので、不純物の再分布に起因するエミッタ直列抵抗
の増大がない。
造方法では、ポリサイド層ではなく半導体層53でバイ
ポーラトランジスタ部62のエミッタの一部を形成して
いるので、不純物の再分布に起因するエミッタ直列抵抗
の増大がない。
【0031】また、同一層の半導体層53のうちでMO
Sトランジスタ部61の配線にすべき部分の少なくとも
一部の領域53aにおける膜厚方向の一部をエッチング
しているので、エミッタの一部にすべき半導体層53の
膜厚が相対的に厚くなり、配線にすべき部分の少なくと
も一部の領域53aにおける膜厚が相対的に薄くなる。
Sトランジスタ部61の配線にすべき部分の少なくとも
一部の領域53aにおける膜厚方向の一部をエッチング
しているので、エミッタの一部にすべき半導体層53の
膜厚が相対的に厚くなり、配線にすべき部分の少なくと
も一部の領域53aにおける膜厚が相対的に薄くなる。
【0032】このため、エミッタ電極57用の接続孔5
6を形成してもエミッタが確実に残ると共に、配線にす
べき部分の少なくとも一部の領域53aの抵抗値が相対
的に高くなる。しかも、エミッタの一部と配線とを同一
層の半導体層53から形成しているので、製造工程が少
ない。
6を形成してもエミッタが確実に残ると共に、配線にす
べき部分の少なくとも一部の領域53aの抵抗値が相対
的に高くなる。しかも、エミッタの一部と配線とを同一
層の半導体層53から形成しているので、製造工程が少
ない。
【0033】
【実施例】以下、高抵抗負荷型SRAMとバイポーラト
ランジスタとを含むBiMOS半導体装置に適用した本
願の発明の一実施例を、図1〜4を参照しながら説明す
る。なお、図5〜7に示した一従来例と対応する構成部
分には、同一の符号を付してある。
ランジスタとを含むBiMOS半導体装置に適用した本
願の発明の一実施例を、図1〜4を参照しながら説明す
る。なお、図5〜7に示した一従来例と対応する構成部
分には、同一の符号を付してある。
【0034】図1が本実施例を示しているが、本実施例
の製造に際しても、図2(a)〜(c)に示す様に、ポ
リサイド層44で接地線21を形成し、図3(a)に示
す様に、層間絶縁膜としてSiO2 層45を全面に堆積
させるまでは、上述の一従来例と実質的に同様の工程を
実行する。
の製造に際しても、図2(a)〜(c)に示す様に、ポ
リサイド層44で接地線21を形成し、図3(a)に示
す様に、層間絶縁膜としてSiO2 層45を全面に堆積
させるまでは、上述の一従来例と実質的に同様の工程を
実行する。
【0035】しかし、本実施例では、図3(a)に示す
様に、その後、NMOSトランジスタ12、13のドレ
イン及びNMOSトランジスタ16、17の他方のソー
ス/ドレインになるN+ 拡散層41とNMOSトランジ
スタ13、12のゲート配線になるポリサイド層36と
の両方に達する接続孔46と、P拡散層37に達する接
続孔52とを、SiO2 層45、42等に同時に形成す
る。
様に、その後、NMOSトランジスタ12、13のドレ
イン及びNMOSトランジスタ16、17の他方のソー
ス/ドレインになるN+ 拡散層41とNMOSトランジ
スタ13、12のゲート配線になるポリサイド層36と
の両方に達する接続孔46と、P拡散層37に達する接
続孔52とを、SiO2 層45、42等に同時に形成す
る。
【0036】そして、膜厚が120nm程度である多結
晶Si層53を全面に堆積させ、この多結晶Si層53
を抵抗素子14、15、電源線22及びバイポーラトラ
ンジスタのエミッタのパターンに加工する。
晶Si層53を全面に堆積させ、この多結晶Si層53
を抵抗素子14、15、電源線22及びバイポーラトラ
ンジスタのエミッタのパターンに加工する。
【0037】次に、図3(b)に示す様に、膜厚が20
nm程度であるSi3 N4 膜64を全面に堆積させ、こ
のSi3 N4 膜64のうちで抵抗素子14、15を形成
すべき領域上の部分を除去する。そして、Si3 N4 膜
64をマスクにして、950℃の水蒸気雰囲気中で多結
晶Si層53を酸化する。
nm程度であるSi3 N4 膜64を全面に堆積させ、こ
のSi3 N4 膜64のうちで抵抗素子14、15を形成
すべき領域上の部分を除去する。そして、Si3 N4 膜
64をマスクにして、950℃の水蒸気雰囲気中で多結
晶Si層53を酸化する。
【0038】この結果、Si3 N4 膜64が除去されて
いる部分に、膜厚が120nm程度であるSiO2 層6
5が形成され、多結晶Si層53のうちでSiO2 層6
5下の部分が、膜厚が55nm程度である多結晶Si層
53aになる。また、多結晶Si層53aの線幅も、多
結晶Si層53よりも0.1μm程度だけ細い0.4μ
m程度になる。
いる部分に、膜厚が120nm程度であるSiO2 層6
5が形成され、多結晶Si層53のうちでSiO2 層6
5下の部分が、膜厚が55nm程度である多結晶Si層
53aになる。また、多結晶Si層53aの線幅も、多
結晶Si層53よりも0.1μm程度だけ細い0.4μ
m程度になる。
【0039】その後、50keVの加速エネルギー及び
3×1015cm-2のドーズ量で、多結晶Si層53にヒ
素をイオン注入する。このイオン注入は全面に行うが、
上述の加速エネルギーでは、ヒ素はSi3 N4 膜64を
貫通するがSiO2 層65は貫通しないので、このSi
O2 層65がマスクになる。
3×1015cm-2のドーズ量で、多結晶Si層53にヒ
素をイオン注入する。このイオン注入は全面に行うが、
上述の加速エネルギーでは、ヒ素はSi3 N4 膜64を
貫通するがSiO2 層65は貫通しないので、このSi
O2 層65がマスクになる。
【0040】従って、多結晶Si層53のうちで、抵抗
素子14、15とN+ 拡散層41との接続部、電源線2
2の部分及びバイポーラトランジスタのエミッタの部分
にのみ、ヒ素がイオン注入される。その後、熱処理で多
結晶Si層53からヒ素を拡散させて、バイポーラトラ
ンジスタのエミッタの一部になるN+ 拡散層54をP拡
散層37に形成する。
素子14、15とN+ 拡散層41との接続部、電源線2
2の部分及びバイポーラトランジスタのエミッタの部分
にのみ、ヒ素がイオン注入される。その後、熱処理で多
結晶Si層53からヒ素を拡散させて、バイポーラトラ
ンジスタのエミッタの一部になるN+ 拡散層54をP拡
散層37に形成する。
【0041】次に、図1に示した様に、層間絶縁膜55
を平坦に形成し、バイポーラトランジスタのエミッタに
なる多結晶Si層53に達する接続孔56とNMOSト
ランジスタ16、17の一方のソース/ドレインである
N+ 拡散層41に達する接続孔(図示せず)とを、層間
絶縁膜55及びSi3 N4 膜64等に形成する。
を平坦に形成し、バイポーラトランジスタのエミッタに
なる多結晶Si層53に達する接続孔56とNMOSト
ランジスタ16、17の一方のソース/ドレインである
N+ 拡散層41に達する接続孔(図示せず)とを、層間
絶縁膜55及びSi3 N4 膜64等に形成する。
【0042】そして、Al層57を全面に堆積させ、エ
ミッタ直列抵抗を低下させるためのエミッタ電極及びビ
ット線24、25等のパターンにAl層57を加工し
て、高抵抗負荷型SRAM61とバイポーラトランジス
タ62とを形成する。その後、表面保護膜(図示せず)
等を形成して、BiMOS半導体装置63を完成させ
る。
ミッタ直列抵抗を低下させるためのエミッタ電極及びビ
ット線24、25等のパターンにAl層57を加工し
て、高抵抗負荷型SRAM61とバイポーラトランジス
タ62とを形成する。その後、表面保護膜(図示せず)
等を形成して、BiMOS半導体装置63を完成させ
る。
【0043】なお、以上の実施例では、SiO2 層65
を形成するための酸化に際してSi3 N4 膜64をマス
クにしたが、ある程度まで酸素を透過させるSiO2 層
等をSi3 N4 膜64の代わりに用いてもよい。この場
合でも、SiO2 層等を形成した部分では多結晶Si層
53が少ししか酸化されず、SiO2 層等を形成してい
ない部分では多結晶Si層53が多く酸化されるので、
上述の実施例と同様に多結晶Si層53の膜厚を各部分
によって異ならせることができる。
を形成するための酸化に際してSi3 N4 膜64をマス
クにしたが、ある程度まで酸素を透過させるSiO2 層
等をSi3 N4 膜64の代わりに用いてもよい。この場
合でも、SiO2 層等を形成した部分では多結晶Si層
53が少ししか酸化されず、SiO2 層等を形成してい
ない部分では多結晶Si層53が多く酸化されるので、
上述の実施例と同様に多結晶Si層53の膜厚を各部分
によって異ならせることができる。
【0044】また、上述の実施例では、多結晶Si層5
3のうちで抵抗素子14、15にすべき部分の膜厚を薄
くするために、酸化によってSiO2 層65を形成して
いるが、エッチングによってこの部分の膜厚を薄くして
もよい。
3のうちで抵抗素子14、15にすべき部分の膜厚を薄
くするために、酸化によってSiO2 層65を形成して
いるが、エッチングによってこの部分の膜厚を薄くして
もよい。
【0045】また、上述の実施例は高抵抗負荷型SRA
Mを含むBiMOS半導体装置に本願の発明を適用した
ものであるが、TFT負荷型SRAMを含むBiMOS
半導体装置等にも本願の発明を適用することができる。
この場合は、多結晶Si層53のうちでSiO2 層65
下の膜厚が薄い部分をTFTのチャネル領域にして、こ
のTFTのオフ電流を低減させると共に、SiO2 層6
5をマスクとする不純物のイオン注入によってTFTの
ソース/ドレインを形成する。
Mを含むBiMOS半導体装置に本願の発明を適用した
ものであるが、TFT負荷型SRAMを含むBiMOS
半導体装置等にも本願の発明を適用することができる。
この場合は、多結晶Si層53のうちでSiO2 層65
下の膜厚が薄い部分をTFTのチャネル領域にして、こ
のTFTのオフ電流を低減させると共に、SiO2 層6
5をマスクとする不純物のイオン注入によってTFTの
ソース/ドレインを形成する。
【0046】
【発明の効果】請求項1のBiMOS半導体装置では、
エミッタ直列抵抗の増大がないのでバイポーラトランジ
スタ部の電流駆動能力が高く、また、エミッタが確実に
残っているので歩留りが高く、更に、MOSトランジス
タ部の配線のうちで少なくとも一部の領域の抵抗値が相
対的に高いのでこの一部の領域を高抵抗領域にすること
ができるにも拘らず、製造工程が少なくてよいので製造
コストが低い。
エミッタ直列抵抗の増大がないのでバイポーラトランジ
スタ部の電流駆動能力が高く、また、エミッタが確実に
残っているので歩留りが高く、更に、MOSトランジス
タ部の配線のうちで少なくとも一部の領域の抵抗値が相
対的に高いのでこの一部の領域を高抵抗領域にすること
ができるにも拘らず、製造工程が少なくてよいので製造
コストが低い。
【0047】請求項2、5のBiMOS半導体装置の製
造方法では、エミッタ直列抵抗の増大がないのでバイポ
ーラトランジスタ部の電流駆動能力を高くすることがで
き、また、エミッタが確実に残るので歩留りが高く、更
に、MOSトランジスタ部の配線のうちで少なくとも一
部の領域の抵抗値が相対的に高くなるのでこの一部の領
域を高抵抗領域にすることができるにも拘らず、製造工
程が少ないので製造コストを低くすることができる。
造方法では、エミッタ直列抵抗の増大がないのでバイポ
ーラトランジスタ部の電流駆動能力を高くすることがで
き、また、エミッタが確実に残るので歩留りが高く、更
に、MOSトランジスタ部の配線のうちで少なくとも一
部の領域の抵抗値が相対的に高くなるのでこの一部の領
域を高抵抗領域にすることができるにも拘らず、製造工
程が少ないので製造コストを低くすることができる。
【0048】請求項3のBiMOS半導体装置の製造方
法では、半導体層のうちで所望の領域のみを選択的に酸
化することができるので、所望の領域を高抵抗領域にす
ることができる。
法では、半導体層のうちで所望の領域のみを選択的に酸
化することができるので、所望の領域を高抵抗領域にす
ることができる。
【0049】請求項4のBiMOS半導体装置の製造方
法では、酸化膜を形成するためにマスク層を形成してい
るにも拘らず、全体的な工程は増加していないので、製
造コストが増大することはない。
法では、酸化膜を形成するためにマスク層を形成してい
るにも拘らず、全体的な工程は増加していないので、製
造コストが増大することはない。
【図1】本願の発明の一実施例の側断面図である。
【図2】一実施例の製造工程の前半を順次に示す側断面
図である。
図である。
【図3】一実施例の製造工程の後半を順次に示す側断面
図である。
図である。
【図4】BiMOS半導体装置に含むことができる高抵
抗負荷型SRAMのメモリセルの等価回路図である。
抗負荷型SRAMのメモリセルの等価回路図である。
【図5】本願の発明の一従来例の側断面図である。
【図6】一従来例の製造工程の前半を順次に示す側断面
図である。
図である。
【図7】一従来例の製造工程の後半を順次に示す側断面
図である。
図である。
53 多結晶Si層 53a 多結晶Si層 61 高抵抗負荷型SRAM 62 バイポーラトランジスタ 63 BiMOS半導体装置 64 Si3 N4 膜 65 SiO2 層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 29/786 21/336 9056−4M H01L 29/78 311 C 9056−4M 311 P
Claims (5)
- 【請求項1】 バイポーラトランジスタ部のエミッタの
一部になっており膜厚が相対的に厚い第1の半導体層
と、MOSトランジスタ部の配線になっており少なくと
も一部の領域の膜厚が相対的に薄い第2の半導体層と
が、同一層の半導体層から形成されていることを特徴と
するBiMOS半導体装置。 - 【請求項2】 バイポーラトランジスタ部のエミッタの
一部とMOSトランジスタ部の配線とのパターンに、同
一層の半導体層を加工する工程と、 前記半導体層のうちで前記配線にすべき部分の少なくと
も一部の領域における膜厚方向の一部を酸化する工程と
を有することを特徴とするBiMOS半導体装置の製造
方法。 - 【請求項3】 前記半導体層のうちで前記一部の領域以
外の領域をマスク層で覆う工程と、 前記マスク層をマスクにして前記酸化を行う工程とを有
することを特徴とする請求項2記載のBiMOS半導体
装置の製造方法。 - 【請求項4】 前記酸化で形成した酸化膜をマスクにし
て、前記半導体層に不純物を導入する工程を有すること
を特徴とする請求項3記載のBiMOS半導体装置の製
造方法。 - 【請求項5】 バイポーラトランジスタ部のエミッタの
一部とMOSトランジスタ部の配線とのパターンに、同
一層の半導体層を加工する工程と、 前記半導体層のうちで前記配線にすべき部分の少なくと
も一部の領域における膜厚方向の一部をエッチングする
工程とを有することを特徴とするBiMOS半導体装置
の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6145671A JPH07335774A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | BiMOS半導体装置及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6145671A JPH07335774A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | BiMOS半導体装置及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335774A true JPH07335774A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=15390400
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6145671A Pending JPH07335774A (ja) | 1994-06-03 | 1994-06-03 | BiMOS半導体装置及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07335774A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6027962A (en) * | 1997-06-18 | 2000-02-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing semiconductor device having bipolar transistor and field-effect transistor |
WO2002091463A1 (en) * | 2001-05-04 | 2002-11-14 | Infineon Technologies Ag | Semiconductor process and integrated circuit |
-
1994
- 1994-06-03 JP JP6145671A patent/JPH07335774A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6027962A (en) * | 1997-06-18 | 2000-02-22 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Method of manufacturing semiconductor device having bipolar transistor and field-effect transistor |
WO2002091463A1 (en) * | 2001-05-04 | 2002-11-14 | Infineon Technologies Ag | Semiconductor process and integrated circuit |
CN1328782C (zh) * | 2001-05-04 | 2007-07-25 | 因芬尼昂技术股份公司 | 半导体工艺与集成电路 |
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