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JP2971083B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JP2971083B2
JP2971083B2 JP1325393A JP32539389A JP2971083B2 JP 2971083 B2 JP2971083 B2 JP 2971083B2 JP 1325393 A JP1325393 A JP 1325393A JP 32539389 A JP32539389 A JP 32539389A JP 2971083 B2 JP2971083 B2 JP 2971083B2
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JP
Japan
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channel
drain
diffusion layer
film
channel mosfet
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JP1325393A
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JPH03185859A (ja
Inventor
寿代 百瀬
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Memories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、半導体装置に関し、特に、薄膜トランジス
タを有するスタティックRAM(SRAM)の構造に関するも
のである。
(従来技術) 薄膜トランジスタを有する従来のSRAMセルの回路図の
一例は、第2図のように示される。このSRAMセルは、4
個のnチャネルMOSFETQ1、Q2、Q3、Q4と、2個のpチャ
ネルMOSFETQ5、Q6とからなり、pチャネルMOSFETQ5、Q6
が薄膜トランジスタにより構成されている。
また、SRAMセルのパターン例は第3図のように示され
る。実線はn型拡散層、破線は薄膜を示している。半導
体基板上に4個のnチャネルMOSFETを形成し、その上層
に2個のpチャネルMOSFETを積層化して1つのSRAMセル
を構成する。この際、半導体基板上のMOSFETの拡散層は
ポリシリコンゲート電極をマスクにセルフアラインで形
成されるため、nチャネルMOSFETの拡散層(ソース、ド
レイン)はSRAMセル内で単一の濃度であった。この様子
を第4図の製造工程を示す図を参照して説明する。第4
図は、第3図のA−A′線に沿ったそれぞれの工程にお
ける断面図を示している。
第4図(a)に示されるように、n型シリコン基板1
に形成されたpウェル領域2にシリコン酸化膜からなる
素子分離領域3を形成する。露出したpウェル領域2の
表面にゲート絶縁膜4を形成し、ゲート絶縁膜4上に選
択的にnチャネルMOSFETのゲート電極5を形成する。こ
のゲート電極5はポリシリコンからなる。ゲート電極5
をマスクにして、n型不純物、例えばAsまたはPのイオ
ン注入6を行い、第4図(b)に示されるように、セル
フアラインにn型不純物拡散領域7を形成する。次に、
第4図(c)に示されるように、全面に絶縁膜8を形成
し、拡散領域7a上に選択的にp型薄膜MOSトランジスタ
のチャネル領域9を形成する。また、素子分離領域3上
にはp型薄膜MOSトランジスタのソース・ドレイン配線
層10を形成する。
このような従来の技術では、nチャネルMOSFETの拡散
層はポリシリコンゲート電極5をマスクにしてセルフア
ラインに形成されるので、SRAMセル内のnチャネルMOSF
ETのソースとドレインは同一の濃度であった。
ところで、従来のSRAMセルでは、ドライバートランジ
スタとなる基板上のnチャネルMOSFETQ1、Q2のドレイン
領域7aが、積層化されたpチャネルMOSFETQ3、Q4のゲー
ト電極として用いられるので、pチャネルMOSFETQ3、Q4
の性能を向上するには、pチャネルMOSFETQ3、Q4のゲー
ト絶縁膜8を薄膜化する必要があった。
しかし、nチャネルMOSFETQ1、Q2のソース及びドレイ
ン領域の濃度は、上述したように同一の濃度を有し、ソ
ース及びドレイン領域の抵抗を低減化するために、通常
約1×1020cm-3の高濃度にしなければならなかった。従
って、pチャネルMOSFETQ3、Q4のゲートリークが生じた
り、pチャネルMOSFETQ3、Q4を高耐圧にできないという
問題があった。
(発明が解決しようとする課題) このように、nチャネルMOSFETに対して積層化された
pチャネルMOSFETを有する従来のSRAMセルでは、pチャ
ネルMOSFETのゲートリークが生じたり、pチャネルMOSF
ETを高耐圧にできないという問題があった。上記のゲー
ト耐圧の問題は、薄膜トランジスタのソース、ドレイ
ン、チャネル領域となる導電体層をアモルファスシリコ
ンの堆積によって形成する際に特に顕著となる問題であ
る。
本発明は、前述の問題点を回避するためになされたも
ので、nチャネルMOSFETに対して積層化されたnチャネ
ルMOSFETを有するSRAMセルにおいて、nチャネルMOSFET
の駆動力、スピードを低減することなく、高性能かつ高
信頼性を有する積層化されたpチャネルMOSFETを提供す
ることを目的とする。
[発明を構成] (課題を解決するための手段) 上記課題を解決するための本発明に係る半導体装置
は、半導体基板に形成された複数のnチャネルMOSFET
と、前記nチャネルMOSFETの内の一のnチャネルMOSFET
のドレイン拡散層をゲート電極として使用し、前記ドレ
イン拡散層上に積層された導電性膜にソース、ドレイ
ン、チャネル領域が形成されたpチャネルMOSFETとによ
りフリップフロップを構成するスタティックRAMのメモ
リセルにおいて、前記一のnチャネルMOSFETのドレイン
拡散層の濃度を他のnチャネルMOSFETより低くしたこと
を特徴とする。
(作用) ドレイン拡散層がソース拡散層の濃度より低濃度に設
定されるので、pMOSFETのゲート耐圧が向上する。
また、ドライバートランジスタのドレイン拡散層を低
濃度にすることによって懸念されるドライバートランジ
スタの駆動力低下の問題は、ドレイン拡散層のみ低濃度
化し、ソース拡散層の濃度を高くし、ドライバートラン
ジスタを電流の飽和領域で動作させるので問題は生じな
い。
ソース拡散層とドレイン拡散層の抵抗が異なるために
より生じる非対称性は、セル内の2個のドライバートラ
ンジスタを対称に用いるので、問題は生じない。
従って、本発明により、性能の劣化をもたらすことは
なく、高信頼性のSRAMセルを得ることができる。
(実施例) 第1図を参照して、本発明に係るSRAMセルの実施例を
説明する。尚、第1図はSRAMセルの断面図であるが、こ
のSRAMセルの回路図及びパターンはそれぞれ第2図及び
第3図に示されているものと同一である。
第1図(a)に示すように、単結晶n型シリコン基板
1の表面にpウェル領域2及び素子分離領域3を形成し
た後、HClを用いた希釈酸化により、シリコン酸化膜4
を形成し、ゲート絶縁膜とする。次に、ダイレクトコン
タクト形成部を開孔した後、減圧CVD(LPCVD)法によ
り、多結晶シリコン膜を約400nm選択的に堆積し、POCl3
ガスを用いて前記多結晶シリコン膜にP(リン)を導入
する。そしてこの後、レジストを用いて前記多結晶シリ
コン膜をパターニングし、n型のゲート電極5を形成す
る。ゲート電極5を形成する際に、ゲート電極5の下に
存在するゲート絶縁膜4以外の絶縁膜は除去されるの
で、ゲート電極5を形成した後前面に絶縁膜4aを形成す
る。
この後、ゲート電極5をマスクにしてゲート電極5に
対してセルフアラインにて、pウェル領域2内にn型の
不純物P(リン)もしくはAs(ヒ素)をイオン注入11に
より導入する。
その後、第1図(b)に示すように、選択的にパター
ニングされたレジスト15を形成し、高濃度のn型拡散層
(ソース)となる領域に第2のn型不純物p(リン)も
しくはAs(ヒ素)をイオン注入12によって導入する。
その後、第1図(c)に示すように、熱工程、例えば
N2雰囲気中での850℃、30分のアニールにより、異なる
濃度の、nチャネルMOSFETの拡散層13、14を形成する。
低濃度の拡散層13はドレインとして機能し、高濃度の拡
散層14はソースとして機能する。
その後、O2雰囲気中の酸化によりpチャネルMOSFETの
ゲート酸化膜8の厚さを所望のものとする。次に1層め
の多結晶シリコン膜5とのコンタクト孔を開孔の後、薄
膜トランジスタのチャネル、ソース、ドレインとなる導
電層膜9をゲート酸化膜8上に形成する。この、導電性
膜9は、550℃のSiH4雰囲気中でアモルファスシリコン
膜を堆積した後、600℃、2時間のN2雰囲気でアモルフ
ァスシリコン膜をアニールによって局部的に単結晶化す
ることにより形成される。
その後、レジストのパターニングにより、導電性膜9
のチャネル部分にn型もしくはp型の不純物を、導電性
膜9のソース、ドレイン及び配線部分10に1×1015cm-2
程度のp型不純物をイオン注入する。その後、800℃、3
0分程度のN2雰囲気中でのアニールにより、pチャネルM
OSFETの拡散層(ソース、ドレイン)を形成する。
その後、CVD法により、SiO2膜を堆積後、所望の領域
にnチャネルMOSFETのゲート、ソース、ドレイン部に対
するコンタクトを形成する。そして、Siを1%程含有す
るArターゲットを用いて、スパッタにより1層めのAl配
線層を堆積し、パターニングする。その後、プラズマCV
DによりSiO2膜を堆積した後、1層めのAl配線に対する
コンタクト部を開孔し、2層めのAl配線層を1層めのAl
配線層と同様の方法にて堆積し、パターニングする。そ
の後、表面にプラズマCVDによりSiN膜をパシベーション
膜として堆積後、パッド部分のパシベーション膜を除去
する。
以上のようにして、本発明のSRAMセルが形成される。
このSRAMセルでは、ドライバトランジスタのドレイン拡
散層13の不純物濃度がソース拡散層14の不純物濃度より
低く設定されている。
本発明は以上の実施例に限定されない。薄膜pチャネ
ルMOSFETのゲート電極を、半導体基板上に形成されたド
ライバートランジスタとしての2個のnチャネルMOSFET
のドレイン拡散層上に形成してもよい。
また、pチャネルMOSFETのゲート電極を、ソース、ド
レイン、チャネル領域となる導電性膜の更に上層に形成
してもよい。
pチャネルMOSFETのソース、ドレイン、チャネル領域
を形成する導電性膜を多結晶シリコン膜で作製してもよ
い。
更に、pチャネルMOSFETのソース、ドレインのゲート
電極側の領域に、ソース、ドレイン部と同導電性で且つ
低濃度の領域を設けてもよい。
また更に、本発明は6個のMOSFETを用いたシングルポ
ートのSRAMセルについて述べたが、MOSFETの個数に拘る
ものではなく、複数のnチャネルMOSFETを備え、そのう
ちの少なくとも一つのnチャネルMOSFET上にpチャネル
MOSFETを前述したように積層形成した全てのセル、例え
ばデュアルポートのSRAMセルにも適用することができ
る。
[発明の効果] 本発明によれば、pチャネルMOSFETのゲート電極を兼
ねるnチャネルMOSFETのドレイン拡散層の不純物濃度
を、他のnチャネルMOSFETの拡散層に比べ低濃度にして
いるので、薄膜トランジスタであるpチャネルMOSFETの
ゲート絶縁膜の耐圧を向上させ、信頼性の高いスタティ
ックRAMが得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)乃至(c)は本発明のSRAMセルの構成を説
明するための図であって第3図のA−A′線に沿った断
面図、第2図は薄膜トランジスタを用いたSRAMセルの回
路図、第3図は薄膜トランジスタを用いたSRAMセルのパ
ターン図、第4図は従来のSRAMセルの構成を説明するた
めの図であって第3図のA−A′線に沿った断面図であ
る。 1……n型シリコン基板、2……pウェル領域、3……
素子分離領域、4,8……ゲート絶縁膜、5……nチャネ
ルMOSFETのゲート電極、6……n型不純物のイオン注
入、7……n型不純物の拡散領域、9……薄膜pチャネ
ルMOSFETのチャネル部分、10……薄膜pチャネルMOSFET
のソース・ドレイン配線部分、11,12……n型不純物の
イオン注入、13……低濃度のn型不純物拡散層、14……
高濃度のn型不純物拡散層、15……レジスト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 27/092 H01L 27/11 H01L 21/8238 H01L 21/8244

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板に形成された複数のnチャネル
    MOSFETと、前記nチャネルMOSFETの内の一のnチャネル
    MOSFETのドレイン拡散層をゲート電極として使用し、前
    記ドレイン拡散層上に積層された導電性膜にソース、ド
    レイン、チャネル領域が形成されたpチャネルMOSFETと
    によりフリップフロップを構成するスタティックRAMの
    メモリセルにおいて、前記一のnチャネルMOSFETのドレ
    イン拡散層の濃度を他のnチャネルMOSFETより低くした
    ことを特徴とする半導体装置。
JP1325393A 1989-12-15 1989-12-15 半導体装置 Expired - Fee Related JP2971083B2 (ja)

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