JPH0733341A - 油圧エレベーターの制御装置 - Google Patents
油圧エレベーターの制御装置Info
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- JPH0733341A JPH0733341A JP5182285A JP18228593A JPH0733341A JP H0733341 A JPH0733341 A JP H0733341A JP 5182285 A JP5182285 A JP 5182285A JP 18228593 A JP18228593 A JP 18228593A JP H0733341 A JPH0733341 A JP H0733341A
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- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 27
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 claims description 16
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract description 5
- 238000004904 shortening Methods 0.000 abstract description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 5
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- Types And Forms Of Lifts (AREA)
- Elevator Control (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 油圧エレベーターにおいて、上昇運転開始時
に行なわれる運転準備に要する時間を短縮し、運転効率
の良い油圧エレベーターの制御装置を提供する。 【構成】 油圧エレベーターの油タンク6から油圧ジャ
ッキ7に油を圧油する油圧ポンプ4を駆動するポンプモ
ータ3と、このポンプモータ3の回転速度を可変制御す
る速度制御手段14と、エレベーターのドアの全閉を検
出した際に第1の検出信号を出力し、ドアの所定開度を
検出した際に第2の検出信号を出力する開閉位置検出手
段と、油圧エレベーターが上昇運転を開始する際に、第
2の検出信号を入力した際に、ポンプモータ3の通常運
転時の回転数より低い回転数を示す低速度指令を速度制
御手段14に出力し、第1の検出信号を入力した際に
は、ポンプモータ3の通常運転時の回転数を示す通常速
度指令を速度制御手段14に出力する回転速度指令手段
15とにより構成される。
に行なわれる運転準備に要する時間を短縮し、運転効率
の良い油圧エレベーターの制御装置を提供する。 【構成】 油圧エレベーターの油タンク6から油圧ジャ
ッキ7に油を圧油する油圧ポンプ4を駆動するポンプモ
ータ3と、このポンプモータ3の回転速度を可変制御す
る速度制御手段14と、エレベーターのドアの全閉を検
出した際に第1の検出信号を出力し、ドアの所定開度を
検出した際に第2の検出信号を出力する開閉位置検出手
段と、油圧エレベーターが上昇運転を開始する際に、第
2の検出信号を入力した際に、ポンプモータ3の通常運
転時の回転数より低い回転数を示す低速度指令を速度制
御手段14に出力し、第1の検出信号を入力した際に
は、ポンプモータ3の通常運転時の回転数を示す通常速
度指令を速度制御手段14に出力する回転速度指令手段
15とにより構成される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は油圧エレベーターの制御
装置に関する。
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に示される従来の油圧エレベーター
において、エレベーターの上昇運転を開始しようとする
場合、エレベーターのドア(図示せず)が完全に閉って
から、交流電源1からコンタクタ2を介して電力を供給
しポンプモータ3を起動することにより油圧ポンプ4を
駆動し、油圧バルブ5を開き、油タンク6から油圧ジャ
ッキ7へ油を流しエレベーターかご8を上昇させてい
た。
において、エレベーターの上昇運転を開始しようとする
場合、エレベーターのドア(図示せず)が完全に閉って
から、交流電源1からコンタクタ2を介して電力を供給
しポンプモータ3を起動することにより油圧ポンプ4を
駆動し、油圧バルブ5を開き、油タンク6から油圧ジャ
ッキ7へ油を流しエレベーターかご8を上昇させてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の場合、乗客がか
ご8に乗り、エレベーターのドアが完全に閉ってからエ
レベーターが上昇運転を開始するまでには、ポンプモー
タ3の回転速度が零から定常回転数になるまでの時間、
さらにポンプモータ3の回転速度が定常回転数になって
から油圧ポンプ4の吐出圧力が零から油圧ジャッキ側圧
力まで上昇するまでの時間を必要としていた。このた
め、かご8に乗込んだ乗客は、エレベーターのドアが完
全に閉ってからエレベーターが動き出すまでの待ち時間
により乗客に焦燥感をもたらし、さらに、この待ち時間
により運転効率の悪化を招いていた。これはドアが完全
に閉ってからポンプモータ3を起動することに起因す
る。
ご8に乗り、エレベーターのドアが完全に閉ってからエ
レベーターが上昇運転を開始するまでには、ポンプモー
タ3の回転速度が零から定常回転数になるまでの時間、
さらにポンプモータ3の回転速度が定常回転数になって
から油圧ポンプ4の吐出圧力が零から油圧ジャッキ側圧
力まで上昇するまでの時間を必要としていた。このた
め、かご8に乗込んだ乗客は、エレベーターのドアが完
全に閉ってからエレベーターが動き出すまでの待ち時間
により乗客に焦燥感をもたらし、さらに、この待ち時間
により運転効率の悪化を招いていた。これはドアが完全
に閉ってからポンプモータ3を起動することに起因す
る。
【0004】本発明は、上昇運転開始時に行なわれる上
述した運転準備に要する時間を短時間化することにより
運転効率の良い油圧エレベーターの制御装置を提供する
ことを目的とする。
述した運転準備に要する時間を短時間化することにより
運転効率の良い油圧エレベーターの制御装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は油
圧エレベーターの油タンクから油圧ジャッキに油を圧油
する油圧ポンプを駆動するポンプモータと、このポンプ
モーターの回転速度を可変制御する速度制御手段と、前
記エレベーターのドアの全閉を検出した際に第1の検出
信号を出力し、前記ドアの所定閉度を検出した際に第2
の検出信号を出力する開閉位置検出手段と、前記油圧エ
レベーターが上昇運転を開始する際に、前記第2の検出
信号を入力した際に前記ポンプモータの通常運転時の回
転数より低い回転数を示す低速度指令を前記速度制御手
段に出力し、前記第1の検出信号を入力した際には、前
記ポンプモータの通常運転時の回転数を示す通常速度指
令を前記速度制御手段に出力する回転速度指令手段とを
有する油圧エレベーターの制御装置である。
圧エレベーターの油タンクから油圧ジャッキに油を圧油
する油圧ポンプを駆動するポンプモータと、このポンプ
モーターの回転速度を可変制御する速度制御手段と、前
記エレベーターのドアの全閉を検出した際に第1の検出
信号を出力し、前記ドアの所定閉度を検出した際に第2
の検出信号を出力する開閉位置検出手段と、前記油圧エ
レベーターが上昇運転を開始する際に、前記第2の検出
信号を入力した際に前記ポンプモータの通常運転時の回
転数より低い回転数を示す低速度指令を前記速度制御手
段に出力し、前記第1の検出信号を入力した際には、前
記ポンプモータの通常運転時の回転数を示す通常速度指
令を前記速度制御手段に出力する回転速度指令手段とを
有する油圧エレベーターの制御装置である。
【0006】請求項2記載の発明は油圧エレベーターの
油タンクから油圧ジャッキに油を圧油する油圧ポンプを
駆動するポンプモータと、このポンプモータの回転速度
を可変制御する速度制御手段と、前記エレベーターのド
アの全閉を検出した際に第1の検出信号を出力し、前記
ドアの所定開度を検出した際に第2の検出信号を出力す
る開閉位置検出手段と、前記油圧エレベーターが上昇運
転を開始する際に、前記第2の検出信号を入力した際に
前記ポンプモータの通常運転時の回転数より低い回転数
を示す低速度指令を前記速度制御手段に出力し、前記第
1の検出信号を入力した際には、前記ポンプモータの通
常運転時の回転数を示す通常速度指令を前記速度制御手
段に出力する回転速度指令手段と、前記油タンクと前記
油圧ジャッキ間に設けられた油圧バルブと前記油圧ジャ
ッキ間の油圧を検出する第1の油圧検出手段と、前記油
圧バルブと前記油圧ポンプ間の油圧を検出する第2の油
圧検出手段と、前記第1の油圧検出手段及び第2の油圧
検出手段に検出値の差が所定値になるように前記低速度
指令を補正する回転速度補正手段とを有する油圧エレベ
ーターの制御装置である。
油タンクから油圧ジャッキに油を圧油する油圧ポンプを
駆動するポンプモータと、このポンプモータの回転速度
を可変制御する速度制御手段と、前記エレベーターのド
アの全閉を検出した際に第1の検出信号を出力し、前記
ドアの所定開度を検出した際に第2の検出信号を出力す
る開閉位置検出手段と、前記油圧エレベーターが上昇運
転を開始する際に、前記第2の検出信号を入力した際に
前記ポンプモータの通常運転時の回転数より低い回転数
を示す低速度指令を前記速度制御手段に出力し、前記第
1の検出信号を入力した際には、前記ポンプモータの通
常運転時の回転数を示す通常速度指令を前記速度制御手
段に出力する回転速度指令手段と、前記油タンクと前記
油圧ジャッキ間に設けられた油圧バルブと前記油圧ジャ
ッキ間の油圧を検出する第1の油圧検出手段と、前記油
圧バルブと前記油圧ポンプ間の油圧を検出する第2の油
圧検出手段と、前記第1の油圧検出手段及び第2の油圧
検出手段に検出値の差が所定値になるように前記低速度
指令を補正する回転速度補正手段とを有する油圧エレベ
ーターの制御装置である。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明は、油圧エレベーターが上
昇運転を行なう際にドアが閉じはじめ、所定閉度になっ
たことが検出されると、油圧ポンプモータの通常運転時
の回転数より低い回転数にて、油圧ポンプモータを駆動
し、ドアが全閉状態となった際には、油圧ポンプモータ
を通常運転時の回転数にて駆動することにより、上昇運
転開始時の運転準備に要する時間を短縮することができ
る。
昇運転を行なう際にドアが閉じはじめ、所定閉度になっ
たことが検出されると、油圧ポンプモータの通常運転時
の回転数より低い回転数にて、油圧ポンプモータを駆動
し、ドアが全閉状態となった際には、油圧ポンプモータ
を通常運転時の回転数にて駆動することにより、上昇運
転開始時の運転準備に要する時間を短縮することができ
る。
【0008】請求項2記載の発明は、油圧エレベーター
が上昇運転を行なう際にドアが閉じはじめ、所定開度に
なったことが検出されると、油圧ポンプモータの通常運
転時の回転数より低い回転数にて、油圧ポンプモータを
駆動し、ドアが全閉状態となった際には、油圧ポンプモ
ータを通常運転時の回転数にて駆動し、さらに、油圧バ
ルブの油圧ジャッキ側の油圧と油圧ポンプ側の油圧の圧
力差を所定以内にするためにドアが全閉するまでの間
に、油圧ポンプモータの回転速度を補正することによ
り、上昇運転開始時の運転準備に要する時間を短縮する
とともに油圧バルブの油圧ジャッキ側の油圧と油タンク
側の油圧の油圧を均等に安定した状態に制御することが
できる。
が上昇運転を行なう際にドアが閉じはじめ、所定開度に
なったことが検出されると、油圧ポンプモータの通常運
転時の回転数より低い回転数にて、油圧ポンプモータを
駆動し、ドアが全閉状態となった際には、油圧ポンプモ
ータを通常運転時の回転数にて駆動し、さらに、油圧バ
ルブの油圧ジャッキ側の油圧と油圧ポンプ側の油圧の圧
力差を所定以内にするためにドアが全閉するまでの間
に、油圧ポンプモータの回転速度を補正することによ
り、上昇運転開始時の運転準備に要する時間を短縮する
とともに油圧バルブの油圧ジャッキ側の油圧と油タンク
側の油圧の油圧を均等に安定した状態に制御することが
できる。
【0009】
【実施例】本発明に基づく一実施例を図面を用いて説明
する。図1は請求項1記載の発明による一実施例の構成
を表わすブロック図である。エレベーター上昇運転開始
時にはエレベーター運転制御装置9より上昇運転指令10
が出力されると、ドア位置検出手段11よりドアの開閉位
置が検出され、ドア位置信号12が出力される。回転速度
指令装置13は、ドア位置信号12を入力し、ドアが完全に
閉る前に(例えばドアが半分閉った時)速度制御手段14
に対し、回転速度N1でポンプモータ3を速度制御する
ように回転速度指令15を出力する。回転速度N1は、ポ
ンプモータ3の通常回転速度N2よりも低く万一油圧バ
ルブ5が全開となったとしてもエレベーターが動き出さ
ない程度のゆっくりした回転速度である。このため、ポ
ンプモータ3はドア全閉前に回転速度N1にて回転し油
圧ポンプ4を駆動し、油圧バルブ5内の圧力を上昇させ
る。その後ドアが完全に閉りきると、回転速度指令手段
13は、速度制御手段14に対し通常の回転速度N2で回転
するよう回転速度指令15を出力し、ポンプモータ3は回
転速度をN1からN2まで上昇し、これにより油圧ポン
プ4の吐出圧力が油圧ジャッキ側圧力を上まわると油圧
バルブ6を開きエレベーターは上へ動き出す。
する。図1は請求項1記載の発明による一実施例の構成
を表わすブロック図である。エレベーター上昇運転開始
時にはエレベーター運転制御装置9より上昇運転指令10
が出力されると、ドア位置検出手段11よりドアの開閉位
置が検出され、ドア位置信号12が出力される。回転速度
指令装置13は、ドア位置信号12を入力し、ドアが完全に
閉る前に(例えばドアが半分閉った時)速度制御手段14
に対し、回転速度N1でポンプモータ3を速度制御する
ように回転速度指令15を出力する。回転速度N1は、ポ
ンプモータ3の通常回転速度N2よりも低く万一油圧バ
ルブ5が全開となったとしてもエレベーターが動き出さ
ない程度のゆっくりした回転速度である。このため、ポ
ンプモータ3はドア全閉前に回転速度N1にて回転し油
圧ポンプ4を駆動し、油圧バルブ5内の圧力を上昇させ
る。その後ドアが完全に閉りきると、回転速度指令手段
13は、速度制御手段14に対し通常の回転速度N2で回転
するよう回転速度指令15を出力し、ポンプモータ3は回
転速度をN1からN2まで上昇し、これにより油圧ポン
プ4の吐出圧力が油圧ジャッキ側圧力を上まわると油圧
バルブ6を開きエレベーターは上へ動き出す。
【0010】次に図1の速度制御手段14とドア位置検出
手段11をより具体的構成とした場合の構成について図2
を用いて説明する。図2において、図1に示されるもの
と同一のものには同一符号を付して説明を省略する。16
はポンプモータ3の回転速度を回転速度指令装置13の発
生する回転速度指令15により制御するインバータ装置、
17はエレベータードア辺近に設けられドアの開閉度が半
閉であることを検出する第1のドアカムスイッチ、18は
エレベータードア辺近に設けられドアの開閉度が全閉で
あることを検出する第2のドアカムスイッチでそれぞれ
のドア位置信号19,20を回転速度指令装置13に出力して
いる。以上のように構成された本発明の実施例について
その作用について説明する。
手段11をより具体的構成とした場合の構成について図2
を用いて説明する。図2において、図1に示されるもの
と同一のものには同一符号を付して説明を省略する。16
はポンプモータ3の回転速度を回転速度指令装置13の発
生する回転速度指令15により制御するインバータ装置、
17はエレベータードア辺近に設けられドアの開閉度が半
閉であることを検出する第1のドアカムスイッチ、18は
エレベータードア辺近に設けられドアの開閉度が全閉で
あることを検出する第2のドアカムスイッチでそれぞれ
のドア位置信号19,20を回転速度指令装置13に出力して
いる。以上のように構成された本発明の実施例について
その作用について説明する。
【0011】エレベーターが上昇運転をしようとする
と、エレベーター運転制御装置9は上昇運転指令10を出
力する。次にドアが閉動作を開始し、半分まで閉まると
第1のドアカムスイッチ17がこれを検出しドア半閉検出
信号19を回転速度指令装置13に出力する。回転速度指令
装置13はこれを受けてインバータ装置16に対し回転速度
N1でポンプモータ3を回す様、回転速度指令15を出力
する。これによりポンプモータ3はドアが全閉する前に
回転速度N1で回転し油圧バルブ5の内部圧力を上昇さ
せる。この回転速度N1は通常のポンプモータ回転速度
N2より低い回転速度であり、万一油圧バルブ5が全開
してもエレベーターが動き出さない程度の回転速度であ
らかじめ実験等で求めてある回転速度である。
と、エレベーター運転制御装置9は上昇運転指令10を出
力する。次にドアが閉動作を開始し、半分まで閉まると
第1のドアカムスイッチ17がこれを検出しドア半閉検出
信号19を回転速度指令装置13に出力する。回転速度指令
装置13はこれを受けてインバータ装置16に対し回転速度
N1でポンプモータ3を回す様、回転速度指令15を出力
する。これによりポンプモータ3はドアが全閉する前に
回転速度N1で回転し油圧バルブ5の内部圧力を上昇さ
せる。この回転速度N1は通常のポンプモータ回転速度
N2より低い回転速度であり、万一油圧バルブ5が全開
してもエレベーターが動き出さない程度の回転速度であ
らかじめ実験等で求めてある回転速度である。
【0012】その後、ドアが完全に閉まると第2のドア
カムスイッチ18がこれを検出し、回転速度指令装置13に
ドア全閉信号20を出力する。回転速度指令装置13はこれ
を受けてインバータ装置16に対し通常の回転速度N2で
ポンプモータ3を回すよう回転速度指令15を出力する。
カムスイッチ18がこれを検出し、回転速度指令装置13に
ドア全閉信号20を出力する。回転速度指令装置13はこれ
を受けてインバータ装置16に対し通常の回転速度N2で
ポンプモータ3を回すよう回転速度指令15を出力する。
【0013】これによりポンプモータは回転速度をN1
からN2まで増し、油圧ポンプ4の吐出圧力を増す。こ
の油圧ポンプ4の吐出圧力が油圧バルブ5の油圧ジャッ
キ側圧力より高くなると油圧バルブ5が開き、エレベー
ターは上昇を開始する。
からN2まで増し、油圧ポンプ4の吐出圧力を増す。こ
の油圧ポンプ4の吐出圧力が油圧バルブ5の油圧ジャッ
キ側圧力より高くなると油圧バルブ5が開き、エレベー
ターは上昇を開始する。
【0014】上述の実施例によれば、エレベーター上昇
運転の際にドア全閉時にはポンプモータの回転速度が既
にN1まで上がっているので、零からスタートする従来
の装置に比べ油圧ポンプ4の吐出圧力を事前に上昇開始
時の圧力に近づけておけるので、早期にスタートするこ
とが可能である。また、ドアが半閉から全閉になるまで
のの間油圧バルブに圧力がかかることになるが、エレベ
ーターを上昇させるだけの圧力はかからないので、万一
油圧バルブが開いた場合にもエレベーターがドアを開い
たまま動き出すことはなく安全性も確保される。
運転の際にドア全閉時にはポンプモータの回転速度が既
にN1まで上がっているので、零からスタートする従来
の装置に比べ油圧ポンプ4の吐出圧力を事前に上昇開始
時の圧力に近づけておけるので、早期にスタートするこ
とが可能である。また、ドアが半閉から全閉になるまで
のの間油圧バルブに圧力がかかることになるが、エレベ
ーターを上昇させるだけの圧力はかからないので、万一
油圧バルブが開いた場合にもエレベーターがドアを開い
たまま動き出すことはなく安全性も確保される。
【0015】次に、請求項2記載の発明による一実施例
について、その構成を示す図3を用いて説明する。図に
おいて、21は油圧バルブ5よりポンプ側の圧力を検出す
る圧力センサ、22は油圧バルブよりジャッキ側の圧力を
検出する圧力センサ、23,24はそれぞれの圧力信号で回
転速度指令装置25に入力される。
について、その構成を示す図3を用いて説明する。図に
おいて、21は油圧バルブ5よりポンプ側の圧力を検出す
る圧力センサ、22は油圧バルブよりジャッキ側の圧力を
検出する圧力センサ、23,24はそれぞれの圧力信号で回
転速度指令装置25に入力される。
【0016】以上のように構成された実施例について以
下にその作用を説明する。エレベーター上昇運転開始時
ドアが半閉すると回転速度指令装置25は、インバータ装
置16に対し回転速度N1でポンプモータ3を回すよう指
令を出す。これによりポンプモータ3は油圧ポンプ4を
起動し吐出圧力を高める。圧力センサ21がポンプ側圧力
P2を検出する。また、ジャッキ側圧力センサ22はジャ
ッキ側の圧力P1を検出する。回転速度指令装置25にお
いて両圧力信号23,24 を入力しジャッキ側圧力P1とポ
ンプ側圧力P2との差が一定となるようインバータ装置
に対する回連速度指令15を補正する。
下にその作用を説明する。エレベーター上昇運転開始時
ドアが半閉すると回転速度指令装置25は、インバータ装
置16に対し回転速度N1でポンプモータ3を回すよう指
令を出す。これによりポンプモータ3は油圧ポンプ4を
起動し吐出圧力を高める。圧力センサ21がポンプ側圧力
P2を検出する。また、ジャッキ側圧力センサ22はジャ
ッキ側の圧力P1を検出する。回転速度指令装置25にお
いて両圧力信号23,24 を入力しジャッキ側圧力P1とポ
ンプ側圧力P2との差が一定となるようインバータ装置
に対する回連速度指令15を補正する。
【0017】このことにより、全戸閉までには油圧バル
ブ5の前後において上述の関係が成り立つ様ポンプ側圧
力が調整され、エレベーターがいつでも上昇運転を開始
できる状態となる。その後、全戸閉になると回転速度指
令が通常の回転速度N2まで高められる結果エレベータ
ーは即時スタートする。
ブ5の前後において上述の関係が成り立つ様ポンプ側圧
力が調整され、エレベーターがいつでも上昇運転を開始
できる状態となる。その後、全戸閉になると回転速度指
令が通常の回転速度N2まで高められる結果エレベータ
ーは即時スタートする。
【0018】油圧エレベーターの上昇運転開始時にドア
が完全に閉る前に、油圧ポンプを通常より遅い回転速度
で駆動させ、油圧バルブのポンプ側圧力を事前に高めて
おくことで、ドアが完全に閉った後、すぐにエレベータ
ーを動かすことが可能となり、全戸閉後エレベーターが
動き出すまでの待ち時間を減らすことができる。また、
ドアが完全に閉まるまでは通常より遅い回転数でポンプ
を回す為、万一油圧バルブが開いてもドアを開いたまま
エレベーターが動き出す危険性は無い。
が完全に閉る前に、油圧ポンプを通常より遅い回転速度
で駆動させ、油圧バルブのポンプ側圧力を事前に高めて
おくことで、ドアが完全に閉った後、すぐにエレベータ
ーを動かすことが可能となり、全戸閉後エレベーターが
動き出すまでの待ち時間を減らすことができる。また、
ドアが完全に閉まるまでは通常より遅い回転数でポンプ
を回す為、万一油圧バルブが開いてもドアを開いたまま
エレベーターが動き出す危険性は無い。
【0019】さらに、油圧バルブの前後に圧力センサを
設けることにより完全戸閉の前にエレベーターが動き出
す寸前の状態まで、圧力を高められるので、全戸閉後エ
レベーターが動き出すまでのロス時間をさらに短縮する
ことができる。
設けることにより完全戸閉の前にエレベーターが動き出
す寸前の状態まで、圧力を高められるので、全戸閉後エ
レベーターが動き出すまでのロス時間をさらに短縮する
ことができる。
【0020】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、油圧エレ
ベーターの上昇運転開始時に行なわれる運転準備に要す
る時間を短縮することができ、これにより、運転効率の
良い油圧エレベーターの制御装置を提供することができ
る。
ベーターの上昇運転開始時に行なわれる運転準備に要す
る時間を短縮することができ、これにより、運転効率の
良い油圧エレベーターの制御装置を提供することができ
る。
【0021】また、請求項2記載の発明によれば、油圧
エレベーターの上昇運転開始時にドアが全閉するまでの
間に油圧バルブの油圧ジャッキ側の油圧と油圧ポンプ側
の油圧をほぼ等しい圧力に制御することにより、全閉し
たときにただちに、上昇運転を開始することができ、よ
り運転効率の良い油圧エレベーターの制御装置を提供す
ることができる。
エレベーターの上昇運転開始時にドアが全閉するまでの
間に油圧バルブの油圧ジャッキ側の油圧と油圧ポンプ側
の油圧をほぼ等しい圧力に制御することにより、全閉し
たときにただちに、上昇運転を開始することができ、よ
り運転効率の良い油圧エレベーターの制御装置を提供す
ることができる。
【図1】図1は請求項1記載の発明による油圧エレベー
ターの制御装置の構成図である。
ターの制御装置の構成図である。
【図2】図2は請求項1記載の発明による油圧エレベー
ターの制御装置の一実施例の構成図である。
ターの制御装置の一実施例の構成図である。
【図3】図3は、請求項2記載の発明による油圧エレベ
ーターの制御装置の構成図である。
ーターの制御装置の構成図である。
【図4】図4は、従来の油圧エレベーターの制御装置の
構成図である。
構成図である。
1…交流電源 3…ポンプモータ 4…油圧ポンプ 5…油圧バルブ 6…油タンク 7…油圧ジャッキ 8…エレベーターかご 9…エレベーター運転制御装置 10…上昇運転指令 11…ドア位置検出手段 12…ドア位置検出信号 13…回転速度指令手段 14…速度制御手段 15…回転速度指令
Claims (2)
- 【請求項1】 油圧エレベーターの油タンクから油圧ジ
ャッキに油を圧油する油圧ポンプを駆動するポンプモー
タと、このポンプモータの回転速度を可変制御する速度
制御手段と、前記エレベーターのドアの全閉を検出した
際に第1の検出信号を出力し、前記ドアの所定閉度を検
出した際に第2の検出信号を出力する開閉位置検出手段
と、前記油圧エレベーターが上昇運転を行う際に、前記
第2の検出信号を入力した際に前記ポンプモータの通常
運転時の回転数より低い回転数を示す低速度指令を前記
速度制御手段に出力し、前記第1の検出信号を入力した
際には前記ポンプモータの通常運転時の回転数を示す通
常速度指令を前記速度制御手段に出力する回転速度指令
手段とを有する油圧エレベーターの制御装置。 - 【請求項2】 油圧エレベーターの油タンクから油圧ジ
ャッキに油を圧油する油圧ポンプを駆動するポンプモー
タと、このポンプモータの回転速度を可変制御する速度
制御手段と、前記エレベーターのドアの全閉を検出した
際に第1の検出信号を出力し、前記ドアの所定閉度を検
出した際に第2の検出信号を出力する開閉位置検出手段
と、前記油圧エレベーターが上昇運転を行う際に、前記
第2の検出信号を入力した際に前記ポンプモータの通常
運転時の回転数より低い回転数を示す低速度指令を前記
速度制御手段に出力し、前記第1の検出信号を入力した
際には前記ポンプモータの通常運転時の回転数を示す通
常速度指令を前記速度制御手段に出力する回転速度指令
手段と、前記油タンクと前記油圧ジャッキ間に設けられ
た油圧バルブと前記油圧ジャッキ間の油圧を検出する第
1の油圧検出手段と、前記油圧バルブと前記油圧ポンプ
間の油圧を検出する第2の油圧検出手段と、前記第1の
油圧検出手段及び第2の油圧検出手段に検出値の差が所
定値になるように前記低速度指令を補正する回転速度補
正手段とを有する油圧エレベーターの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5182285A JPH0733341A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5182285A JPH0733341A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733341A true JPH0733341A (ja) | 1995-02-03 |
Family
ID=16115608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5182285A Pending JPH0733341A (ja) | 1993-07-23 | 1993-07-23 | 油圧エレベーターの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733341A (ja) |
-
1993
- 1993-07-23 JP JP5182285A patent/JPH0733341A/ja active Pending
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