JPH07321862A - ディジタル変調波復調装置 - Google Patents
ディジタル変調波復調装置Info
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- JPH07321862A JPH07321862A JP6111243A JP11124394A JPH07321862A JP H07321862 A JPH07321862 A JP H07321862A JP 6111243 A JP6111243 A JP 6111243A JP 11124394 A JP11124394 A JP 11124394A JP H07321862 A JPH07321862 A JP H07321862A
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- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04L—TRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
- H04L27/00—Modulated-carrier systems
- H04L27/18—Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
- H04L27/22—Demodulator circuits; Receiver circuits
- H04L27/233—Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
- H04L27/2338—Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using sampling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 移動体通信,ATV,衛星通信等の民生用機
器として汎用性のある、ディジタル検波処理形復調回路
を提供する。 【構成】 ディジタル化された変調波信号は、ラッチ回
路9,10により2系列に分配される。ラッチ回路9に
は、クロック4Fsymの1/2の周波数が供給され、ラ
ッチ回路10には、2Fsymに比較して位相が180度
異なる反転クロックが供給される。各ラッチ回路9,1
0の出力は、+1,−1を乗算する乗算回路11,1
2,13,14に入力される。乗算された信号は、デー
タセレクタ回路15,16入力され、同一の周波数特性
を有するディジタルチャネルフィルタ17,18へ供給
される。ここでは、要求されるスペクトラムにディジタ
ルデータを整形する。片方のディジタルチャネルフィル
タの出力は、補間回路19に供給され、1クロック前の
データとの平均をとり補間信号が形成出力される。
器として汎用性のある、ディジタル検波処理形復調回路
を提供する。 【構成】 ディジタル化された変調波信号は、ラッチ回
路9,10により2系列に分配される。ラッチ回路9に
は、クロック4Fsymの1/2の周波数が供給され、ラ
ッチ回路10には、2Fsymに比較して位相が180度
異なる反転クロックが供給される。各ラッチ回路9,1
0の出力は、+1,−1を乗算する乗算回路11,1
2,13,14に入力される。乗算された信号は、デー
タセレクタ回路15,16入力され、同一の周波数特性
を有するディジタルチャネルフィルタ17,18へ供給
される。ここでは、要求されるスペクトラムにディジタ
ルデータを整形する。片方のディジタルチャネルフィル
タの出力は、補間回路19に供給され、1クロック前の
データとの平均をとり補間信号が形成出力される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衛星通信,衛星放送,
地上通信及び地上放送等において利用されるものであ
り、特にディジタル直交変調波の復調装置に関するもの
である。
地上通信及び地上放送等において利用されるものであ
り、特にディジタル直交変調波の復調装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】通信ニ−ズの増大や通信技術の発展に伴
い種々の通信システムが開発されており、その中でも映
像信号及び音声信号等を伝送するシステムにおいては、
高品質な伝送及び周波数利用効率の向上に有効なディジ
タル変調技術がある。
い種々の通信システムが開発されており、その中でも映
像信号及び音声信号等を伝送するシステムにおいては、
高品質な伝送及び周波数利用効率の向上に有効なディジ
タル変調技術がある。
【0003】従来から、地上ディジタルマイクロ波通信
等では周波数利用効率の良い16QAM(16値直交振
幅変調)、32QAM(32値直交振幅変調)、64Q
AM(64値直交振幅変調)などの多値直交振幅変調が
用いられており、また衛星通信ではQPSK(4相位相
変調)方式等が、一般に用いられてきた。
等では周波数利用効率の良い16QAM(16値直交振
幅変調)、32QAM(32値直交振幅変調)、64Q
AM(64値直交振幅変調)などの多値直交振幅変調が
用いられており、また衛星通信ではQPSK(4相位相
変調)方式等が、一般に用いられてきた。
【0004】近年このディジタル伝送技術が、移動体通
信やATV(アドバンストテレビジョン)等民生用とし
ても多く利用されるようになり、高品質信号伝送特性及
び周波数利用効率や他メディアとの融合性に優れている
点から見ても、今後ますます普及すると考えられる。民
生用のシステムとしては、ハ−ドウエア構成が簡単で規
模が小さいこと,調整箇所,温度ドリフト等が少なくI
C化に適したものであることが、最も重要なことであ
る。
信やATV(アドバンストテレビジョン)等民生用とし
ても多く利用されるようになり、高品質信号伝送特性及
び周波数利用効率や他メディアとの融合性に優れている
点から見ても、今後ますます普及すると考えられる。民
生用のシステムとしては、ハ−ドウエア構成が簡単で規
模が小さいこと,調整箇所,温度ドリフト等が少なくI
C化に適したものであることが、最も重要なことであ
る。
【0005】図7は、ディジタル信号処理技術を用いた
従来の復調回路ブロック図である。入力端子30に入力
された変調波は二つに分配されて、同相検波器31、直
交検波器32に入力される。局部発振器34の信号(以
下、局発と略称する)は、0度位相の局発として、さら
に90度位相器33に入力されて90度位相の局発にな
り、それぞれ検波器31,32に入力される。検波器で
は、入力変調波信号を局発からの信号と乗算処理してベ
−スバンドに周波数変換する。検波器31,32の直交
検波出力はそれぞれアンプ,バッファ回路35、36を
通過して、アナログ低域通過フィルタ37,38に入力
され、検波出力の高調波成分が除去される。アナログ低
域通過フィルタ37,38の出力は、アンプ,バッファ
回路39,40を通過して、A/D変換器41,42に
入力される。A/D変換器41,42でサンプルクロッ
ク発生回路43からのサンプルクロックで標本化され、
ディジタル信号に変換される。このサンプルクロック速
度は、入力変調波信号の占有帯域幅の少なくとも2倍以
上の速さであり、通常は4倍以上に高速なものである。
さらにディジタル化された検波出力は、同一の周波数伝
達特性を有するディジタルチャネルフィルタ44,45
にそれぞれ入力され、スペクトル整形される。これらの
ディジタルチャネルフィルタは、ディジタルデ−タ伝送
における符号間干渉防止に要求される伝送特性を形成す
るフィルタであり、一般にロ−ルオフフィルタと呼ばれ
る。このフィルタは送信側のフィルタ特性と組み合わさ
れたときに、所望の特性が得られるように設計されてい
る。故に、ディジタルチャネルフィルタ44,45の出
力で、各検波出力はアイ開口率が大きくなるようにスペ
クトル整形される。スペクトル整形されたディジタル検
波出力は、復調回路46に入力される。復調回路46で
Iチャネルデ−タ、Qチャネルデ−タを復調して出力す
る。
従来の復調回路ブロック図である。入力端子30に入力
された変調波は二つに分配されて、同相検波器31、直
交検波器32に入力される。局部発振器34の信号(以
下、局発と略称する)は、0度位相の局発として、さら
に90度位相器33に入力されて90度位相の局発にな
り、それぞれ検波器31,32に入力される。検波器で
は、入力変調波信号を局発からの信号と乗算処理してベ
−スバンドに周波数変換する。検波器31,32の直交
検波出力はそれぞれアンプ,バッファ回路35、36を
通過して、アナログ低域通過フィルタ37,38に入力
され、検波出力の高調波成分が除去される。アナログ低
域通過フィルタ37,38の出力は、アンプ,バッファ
回路39,40を通過して、A/D変換器41,42に
入力される。A/D変換器41,42でサンプルクロッ
ク発生回路43からのサンプルクロックで標本化され、
ディジタル信号に変換される。このサンプルクロック速
度は、入力変調波信号の占有帯域幅の少なくとも2倍以
上の速さであり、通常は4倍以上に高速なものである。
さらにディジタル化された検波出力は、同一の周波数伝
達特性を有するディジタルチャネルフィルタ44,45
にそれぞれ入力され、スペクトル整形される。これらの
ディジタルチャネルフィルタは、ディジタルデ−タ伝送
における符号間干渉防止に要求される伝送特性を形成す
るフィルタであり、一般にロ−ルオフフィルタと呼ばれ
る。このフィルタは送信側のフィルタ特性と組み合わさ
れたときに、所望の特性が得られるように設計されてい
る。故に、ディジタルチャネルフィルタ44,45の出
力で、各検波出力はアイ開口率が大きくなるようにスペ
クトル整形される。スペクトル整形されたディジタル検
波出力は、復調回路46に入力される。復調回路46で
Iチャネルデ−タ、Qチャネルデ−タを復調して出力す
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、変調波入力端子30から同相,直交検波器3
1,32,アンプ,バッファ回路35,36,39,4
0低域通過フィルタ37,38,A/D変換器41,4
2まで同相、直交系の2系列の直交検波処理までは、全
てアナログ信号処理で行われる。アナログ信号処理で用
いられる、能動素子(トランジスタ、ダイオ−ド、演算
増幅器等)は、温度ドリフト、経年変化、電源電圧変動
等の影響を受けやすく、安定性の問題では不十分であっ
た。またアナログ信号処理回路を同相、直交の2系列に
用いているため初期調整箇所も多くコスト的にも高いも
のであり、IC化にも十分に適したものではなく民生用
の復調装置として用いるには問題が多かった。
成では、変調波入力端子30から同相,直交検波器3
1,32,アンプ,バッファ回路35,36,39,4
0低域通過フィルタ37,38,A/D変換器41,4
2まで同相、直交系の2系列の直交検波処理までは、全
てアナログ信号処理で行われる。アナログ信号処理で用
いられる、能動素子(トランジスタ、ダイオ−ド、演算
増幅器等)は、温度ドリフト、経年変化、電源電圧変動
等の影響を受けやすく、安定性の問題では不十分であっ
た。またアナログ信号処理回路を同相、直交の2系列に
用いているため初期調整箇所も多くコスト的にも高いも
のであり、IC化にも十分に適したものではなく民生用
の復調装置として用いるには問題が多かった。
【0007】本発明の目的は、上記従来の問題点を解決
して、移動体通信,ATV,衛星通信等の民生用機器と
して汎用性のある、ディジタル検波処理形復調回路を提
供することにある。
して、移動体通信,ATV,衛星通信等の民生用機器と
して汎用性のある、ディジタル検波処理形復調回路を提
供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のディジタル変調波復調装置は、入力される
ディジタル変調波信号を局部発振器からの局部発振信号
と乗算することにより、シンボル周波数と変調波の中心
周波数が略等しくなる変調波出力を得る周波数変換手段
と、前記周波数変換手段の変調波出力の高調波成分を除
去するフィルタ手段と、入力変調波のシンボル周波数よ
り4倍高速であるクロックを発生するクロック発生手段
と、前記フィルタ手段の出力を前記シンボル周波数の4
倍のクロックでインターリーブ形のI,Qディジタルデ
ータとして出力するアナログディジタル変換手段と、前
記アナログディジタル変換手段の出力をI,Qデータに
分離出力する分離手段と、前記I,Qデータにそれぞれ
+1,−1を乗算する乗算手段と、前記乗算手段の出力
信号をセレクトスイッチするセレクトスイッチ手段と、
前記セレクトスイッチ手段の出力が供給されI,Qデー
タのスペクトル整形を行うディジタルチャネルフィルタ
手段と、片方のディジタルチャネルフィルタの出力信号
の補間信号を形成出力する補間手段と、この補間手段の
出力信号の振幅レベル値を制御するレベル調整手段と、
このレベル調整手段の出力信号と他の一方のディジタル
チャネルフィルタ出力とのタイミングを一致させるタイ
ミング制御手段と、前記タイミング制御手段の出力信号
が供給され位相誤差検出及び波形整形を行う波形等化手
段と、前記波形等化手段の出力信号が入力されデータ識
別を行う手段を備えて構成することを特徴とする。
に、本発明のディジタル変調波復調装置は、入力される
ディジタル変調波信号を局部発振器からの局部発振信号
と乗算することにより、シンボル周波数と変調波の中心
周波数が略等しくなる変調波出力を得る周波数変換手段
と、前記周波数変換手段の変調波出力の高調波成分を除
去するフィルタ手段と、入力変調波のシンボル周波数よ
り4倍高速であるクロックを発生するクロック発生手段
と、前記フィルタ手段の出力を前記シンボル周波数の4
倍のクロックでインターリーブ形のI,Qディジタルデ
ータとして出力するアナログディジタル変換手段と、前
記アナログディジタル変換手段の出力をI,Qデータに
分離出力する分離手段と、前記I,Qデータにそれぞれ
+1,−1を乗算する乗算手段と、前記乗算手段の出力
信号をセレクトスイッチするセレクトスイッチ手段と、
前記セレクトスイッチ手段の出力が供給されI,Qデー
タのスペクトル整形を行うディジタルチャネルフィルタ
手段と、片方のディジタルチャネルフィルタの出力信号
の補間信号を形成出力する補間手段と、この補間手段の
出力信号の振幅レベル値を制御するレベル調整手段と、
このレベル調整手段の出力信号と他の一方のディジタル
チャネルフィルタ出力とのタイミングを一致させるタイ
ミング制御手段と、前記タイミング制御手段の出力信号
が供給され位相誤差検出及び波形整形を行う波形等化手
段と、前記波形等化手段の出力信号が入力されデータ識
別を行う手段を備えて構成することを特徴とする。
【0009】
【作用】前記の如く構成される本発明の復調回路の作用
について説明する。
について説明する。
【0010】本発明のディジタル変調波復調装置は、ま
ず変調波入力信号を局発から発振周波数信号を乗算する
ことにより、変換されたベースバンド変調波信号の中心
周波数とシンボル周波数とが一致するように動作する。
その変換出力を変調波信号の中心周波数に等しいシンボ
ル周波数の4倍高速の周波数4Fsymでサンプリングし
てディジタル信号に変換する。ディジタル信号に変換さ
れたデータは、1/2変換周波数2Fsymのタイミング
とそれより180度位相の異なる2Fsymの反転タイミ
ングでラッチして2系列に分配される。さらに2系列の
ラッチされた信号にそれぞれ+1,−1の乗算を行う。
乗算された信号は、セレクトスイッチ手段により、スイ
ッチされてディジタルチャネルフィルタに供給さる。さ
らに片方のディジタルチャネルフィルタの出力信号の補
間信号を形成し及び振幅レベルを調整することにより、
他の一方のディジタルチャネルフィルタ出力信号との振
幅値とタイミングを一致させる。このことにより同相
(I)、直交(Q)検波を行う。
ず変調波入力信号を局発から発振周波数信号を乗算する
ことにより、変換されたベースバンド変調波信号の中心
周波数とシンボル周波数とが一致するように動作する。
その変換出力を変調波信号の中心周波数に等しいシンボ
ル周波数の4倍高速の周波数4Fsymでサンプリングし
てディジタル信号に変換する。ディジタル信号に変換さ
れたデータは、1/2変換周波数2Fsymのタイミング
とそれより180度位相の異なる2Fsymの反転タイミ
ングでラッチして2系列に分配される。さらに2系列の
ラッチされた信号にそれぞれ+1,−1の乗算を行う。
乗算された信号は、セレクトスイッチ手段により、スイ
ッチされてディジタルチャネルフィルタに供給さる。さ
らに片方のディジタルチャネルフィルタの出力信号の補
間信号を形成し及び振幅レベルを調整することにより、
他の一方のディジタルチャネルフィルタ出力信号との振
幅値とタイミングを一致させる。このことにより同相
(I)、直交(Q)検波を行う。
【0011】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例のディジタル
変調波復調装置の実施例を図面を参照して説明する。
変調波復調装置の実施例を図面を参照して説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施例におけるディ
ジタル変調波復調装置のブロック図である。入力端子1
に入力されたディジタル変調波信号は、ミキサ回路2の
一方の入力端子に入力され、局部発振器6からの発振周
波数信号が他方の入力端子に入力されることによって、
ベースバンド変調波信号に周波数変換される。周波数変
換された信号は、アンプ,バッファ回路3を通り高域の
成分を除去するために低域通過フィルタ4に入力され、
低域通過フィルタ4の出力は、バッファ,アンプ回路5
でゲイン整形される。ゲイン整形された変調波信号は、
A/D変換器7に入力され、ディジタルデータに変換さ
れる。A/D変換器7には、サンプリングクロック発振
器8からベースバンドへ変換された変調波の中心周波数
Fcと等しいシンボル周波数Fsymの4倍の速度である4
Fsymのクロック信号が供給される。ディジタル化され
た変調波信号は、ラッチ回路9,10により2系列
(I,Q)に分配される。ラッチ回路9には、クロック
4Fsymの1/2の周波数2Fsymクロックが供給され、
ラッチ回路10には、2Fsymに比較して位相が180
度異なる反転クロックが供給される。各ラッチ回路9,
10の出力は、それぞれ+1,−1を乗算する乗算回路
11,12,13,14に入力される。+1,−1を乗
算された信号は、言い替えれば符号反転された信号とラ
ッチされた元の信号とを、2Fsymの周波数で交互にス
イッチするデータセレクタ回路15,16入力され 同
一の周波数特性を有するディジタルチャネルフィルタ1
7,18へ供給される。ディジタルチャネルフィルタで
は、要求されるスペクトラムにディジタルデータを整形
する。片方のディジタルチャネルフィルタの出力は、補
間回路19に供給され、1クロック前のデータとの平均
をとり補間信号が形成出力される。補間回路の構成は図
11に示す。補間信号は、レベル調整回路20に入力さ
れて振幅値が制御される。
ジタル変調波復調装置のブロック図である。入力端子1
に入力されたディジタル変調波信号は、ミキサ回路2の
一方の入力端子に入力され、局部発振器6からの発振周
波数信号が他方の入力端子に入力されることによって、
ベースバンド変調波信号に周波数変換される。周波数変
換された信号は、アンプ,バッファ回路3を通り高域の
成分を除去するために低域通過フィルタ4に入力され、
低域通過フィルタ4の出力は、バッファ,アンプ回路5
でゲイン整形される。ゲイン整形された変調波信号は、
A/D変換器7に入力され、ディジタルデータに変換さ
れる。A/D変換器7には、サンプリングクロック発振
器8からベースバンドへ変換された変調波の中心周波数
Fcと等しいシンボル周波数Fsymの4倍の速度である4
Fsymのクロック信号が供給される。ディジタル化され
た変調波信号は、ラッチ回路9,10により2系列
(I,Q)に分配される。ラッチ回路9には、クロック
4Fsymの1/2の周波数2Fsymクロックが供給され、
ラッチ回路10には、2Fsymに比較して位相が180
度異なる反転クロックが供給される。各ラッチ回路9,
10の出力は、それぞれ+1,−1を乗算する乗算回路
11,12,13,14に入力される。+1,−1を乗
算された信号は、言い替えれば符号反転された信号とラ
ッチされた元の信号とを、2Fsymの周波数で交互にス
イッチするデータセレクタ回路15,16入力され 同
一の周波数特性を有するディジタルチャネルフィルタ1
7,18へ供給される。ディジタルチャネルフィルタで
は、要求されるスペクトラムにディジタルデータを整形
する。片方のディジタルチャネルフィルタの出力は、補
間回路19に供給され、1クロック前のデータとの平均
をとり補間信号が形成出力される。補間回路の構成は図
11に示す。補間信号は、レベル調整回路20に入力さ
れて振幅値が制御される。
【0013】さらに、ラッチ回路21,22では、補間
及びレベル調整されたデータと他の一方のディジタルチ
ャネルフィルタ出力のタイミングをシンボル周波数(速
度)に一致させる。タイミングをシンボル周波数に一致
させられた2系列の信号は、波形等化器23に入力され
る。波形等化器では、位相誤差検出と波形整形され、デ
ータ識別を行う、判定器24に供給される。判定器24
から復調データとして出力端子25に出力される。
及びレベル調整されたデータと他の一方のディジタルチ
ャネルフィルタ出力のタイミングをシンボル周波数(速
度)に一致させる。タイミングをシンボル周波数に一致
させられた2系列の信号は、波形等化器23に入力され
る。波形等化器では、位相誤差検出と波形整形され、デ
ータ識別を行う、判定器24に供給される。判定器24
から復調データとして出力端子25に出力される。
【0014】以下、上記構成のディジタル変調波復調装
置の動作について説明する。ミキサ回路2に入力された
変調波信号は、局部発振器6からの発振周波数信号によ
りベースバンド変調波に周波数変換される。ここで局部
発振器の発振周波数は、ベースバンドへ変換された変調
波の中心周波数(Fc)とシンボル周波数(Fsym)と
が、一致するように設定されている。図8(a)に示す
ように例えば、入力変調波が中間周波41MHZ〜47
MHZの帯域でシンボル周波数5.0MHZの信号を変調
しているとき、局部発振器6の発振周波数は、49.0
MHZに設定することになる。ベースバンドへの周波数
変換後は、同図(b)に示すように変調波の中心周波数
は、5.0MHZとなりシンボル周波数(速度)と一致
する。周波数変換された変調波信号は、ミキサ回路2等
で発生した高域成分とノイズ等を除去するために、低域
通過フィルタ4に供給される。周波数変換された変調波
信号は、アンプ,バッファ回路3で振幅整形される。そ
して低域通過フィルタ4で帯域制限されてアンプ,バッ
ファ回路5に入力され、A/D変換器7に適合する振幅
に形成されて、A/D変換器に供給される。
置の動作について説明する。ミキサ回路2に入力された
変調波信号は、局部発振器6からの発振周波数信号によ
りベースバンド変調波に周波数変換される。ここで局部
発振器の発振周波数は、ベースバンドへ変換された変調
波の中心周波数(Fc)とシンボル周波数(Fsym)と
が、一致するように設定されている。図8(a)に示す
ように例えば、入力変調波が中間周波41MHZ〜47
MHZの帯域でシンボル周波数5.0MHZの信号を変調
しているとき、局部発振器6の発振周波数は、49.0
MHZに設定することになる。ベースバンドへの周波数
変換後は、同図(b)に示すように変調波の中心周波数
は、5.0MHZとなりシンボル周波数(速度)と一致
する。周波数変換された変調波信号は、ミキサ回路2等
で発生した高域成分とノイズ等を除去するために、低域
通過フィルタ4に供給される。周波数変換された変調波
信号は、アンプ,バッファ回路3で振幅整形される。そ
して低域通過フィルタ4で帯域制限されてアンプ,バッ
ファ回路5に入力され、A/D変換器7に適合する振幅
に形成されて、A/D変換器に供給される。
【0015】図9は、A/D変換器7での入力変調波の
サンプリングポイントとラッチ回路9,10の動作を示
すタイミング波形である。図9(X)は、A/D変換器
7に入力される変調入力アナログ信号である。それぞれ
位相が90度異なるI,Q(同相,直交)信号波形が合
成されて入力されるが、ここでは概念的に位相が互いに
90度異なる、正弦波信号で示す。図9(J)は、サン
プリングクロック発生器8からA/D変換器7に供給さ
れる4Fsymのクロック波形である。ベースバンド変換
後の変調波中心周波数と、シンボル周波数(Fsym)と
は一致する周波数である。ここで、4Fsymクロックの
立ち上がりエッジでサンプリングすると、I信号波形に
ついては、図9(X)のa,b,c,d,e,f,g,
hのポイント、Q信号波形については、i,j,k,
l,m,n,o,pのポイントをサンプリングすること
になる。サンプリングされたデータは、ラッチ回路9,
10に供給される。ラッチ回路9では、4Fsymクロッ
クから作られた図9(K)に示す、2Fsymクロックが
供給され、立ち上がりエッジでラッチすることによりI
信号波形b,d,f,hのポイントをラッチすることに
なり、ラッチデータは、図9(M)に示すようにI
(b),I(d),I(f),I(h)のようなデータ
列信号になる。ラッチ回路10には、2Fsymの反転ク
ロックが図9(L)に示すクロックが供給され立ち上が
りエッジでラッチすることにより、Q信号波形のi,
k,m,oのポイントをラッチすることになり、ラッチ
データは、図9(N)に示すようにQ(i),Q
(k),Q(m),Q(o)のようなデータ列信号にな
る。互いに直交された2系列の信号にラッチ分離された
データは、+1,−1の乗算器11,12,13,14
で符号変換される。ここで、+1を乗算することは、デ
ータ値は元のままであり、−1を乗算することは符号を
反転することである。符号変換されたデータは、それぞ
れセレクトスイッチ回路15,16に供給され、2Fsy
mのクロックでスイッチされ出力される。セレクタ15
の出力は、図9(O)のI(b),−I(d),I
(f),−I(h)に示すように+1,−1の乗算結果
が交互に出力されるようにスイッチ出力される。セレク
タ16の出力も同様に−Q(i),Q(k),−Q
(m),Q(o)の+1,−1の乗算結果が交互に出力
される。前記ディジタル検波について説明する。
サンプリングポイントとラッチ回路9,10の動作を示
すタイミング波形である。図9(X)は、A/D変換器
7に入力される変調入力アナログ信号である。それぞれ
位相が90度異なるI,Q(同相,直交)信号波形が合
成されて入力されるが、ここでは概念的に位相が互いに
90度異なる、正弦波信号で示す。図9(J)は、サン
プリングクロック発生器8からA/D変換器7に供給さ
れる4Fsymのクロック波形である。ベースバンド変換
後の変調波中心周波数と、シンボル周波数(Fsym)と
は一致する周波数である。ここで、4Fsymクロックの
立ち上がりエッジでサンプリングすると、I信号波形に
ついては、図9(X)のa,b,c,d,e,f,g,
hのポイント、Q信号波形については、i,j,k,
l,m,n,o,pのポイントをサンプリングすること
になる。サンプリングされたデータは、ラッチ回路9,
10に供給される。ラッチ回路9では、4Fsymクロッ
クから作られた図9(K)に示す、2Fsymクロックが
供給され、立ち上がりエッジでラッチすることによりI
信号波形b,d,f,hのポイントをラッチすることに
なり、ラッチデータは、図9(M)に示すようにI
(b),I(d),I(f),I(h)のようなデータ
列信号になる。ラッチ回路10には、2Fsymの反転ク
ロックが図9(L)に示すクロックが供給され立ち上が
りエッジでラッチすることにより、Q信号波形のi,
k,m,oのポイントをラッチすることになり、ラッチ
データは、図9(N)に示すようにQ(i),Q
(k),Q(m),Q(o)のようなデータ列信号にな
る。互いに直交された2系列の信号にラッチ分離された
データは、+1,−1の乗算器11,12,13,14
で符号変換される。ここで、+1を乗算することは、デ
ータ値は元のままであり、−1を乗算することは符号を
反転することである。符号変換されたデータは、それぞ
れセレクトスイッチ回路15,16に供給され、2Fsy
mのクロックでスイッチされ出力される。セレクタ15
の出力は、図9(O)のI(b),−I(d),I
(f),−I(h)に示すように+1,−1の乗算結果
が交互に出力されるようにスイッチ出力される。セレク
タ16の出力も同様に−Q(i),Q(k),−Q
(m),Q(o)の+1,−1の乗算結果が交互に出力
される。前記ディジタル検波について説明する。
【0016】ここで、搬送波再生とクロック再生が完全
に行われていると仮定する。図9(X)に示すA/D変
換器の入力ベースバンド変調波とサンプルポイントの位
相関係から、サンプルされたデータ値に0,1,0,−
1の値を順次乗算すれば検波できることがわかる。つま
り、I(同相)信号ラッチ回路9のデータI(b),I
(d),I(f),I(h)に+1,−1を交互に乗算
すれば、I信号を検波できることになり、同じようにQ
(直交)信号ラッチ回路10のデータQ(i),Q
(k),Q(m),Q(o)にも+1,−1を交互に乗
算することにより検波できる。よって、図3(O),
(P)に示すセレクタ回路のスイッチ出力は、ディジタ
ル検波されていることになる。ディジタル検波されたデ
ータは、それぞれディジタルチャネルフィルタ17,1
8に入力されて、要求されるディジタル伝送における符
号間干渉防止の伝送特性にスペクトル整形される。ディ
ジタルチャネルフィルタ17の出力は、補間回路19に
供給される。補間回路19では、1クロック前のデータ
との補間信号を形成してレベル調整回路20へ出力す
る。レベル調整回路20で、他の一方のデータとの振幅
値(I,Qの振幅値)が同じになるように制御されてラ
ッチ回路21に出力する。
に行われていると仮定する。図9(X)に示すA/D変
換器の入力ベースバンド変調波とサンプルポイントの位
相関係から、サンプルされたデータ値に0,1,0,−
1の値を順次乗算すれば検波できることがわかる。つま
り、I(同相)信号ラッチ回路9のデータI(b),I
(d),I(f),I(h)に+1,−1を交互に乗算
すれば、I信号を検波できることになり、同じようにQ
(直交)信号ラッチ回路10のデータQ(i),Q
(k),Q(m),Q(o)にも+1,−1を交互に乗
算することにより検波できる。よって、図3(O),
(P)に示すセレクタ回路のスイッチ出力は、ディジタ
ル検波されていることになる。ディジタル検波されたデ
ータは、それぞれディジタルチャネルフィルタ17,1
8に入力されて、要求されるディジタル伝送における符
号間干渉防止の伝送特性にスペクトル整形される。ディ
ジタルチャネルフィルタ17の出力は、補間回路19に
供給される。補間回路19では、1クロック前のデータ
との補間信号を形成してレベル調整回路20へ出力す
る。レベル調整回路20で、他の一方のデータとの振幅
値(I,Qの振幅値)が同じになるように制御されてラ
ッチ回路21に出力する。
【0017】他方のディジタルチャネルフィルタ18の
出力信号は、ラッチ回路22に供給される。ラッチ回路
21,22は、シンボル周波数のFsymのクロックで、
データをラッチしてI,Qデータのタイミングを一致さ
せる。図10(R)にI信号ラッチタイミングb,d,
fを示す。図10(S)には、I信号ラッチデータより
補間されたデータタイミングi´,k´,m´を示す。
補間されたデータは、Q信号のラッチタイミング図10
(T)のi,k,mと等しくなり、図10(U)のシン
ボル周波数Fsymクロックの立ち上がりで、ラッチする
ことでI,Qデータ信号のタイミングを一致できる。シ
ンボル周波数(速度)でタイミングが一致したI,Qラ
ッチデータは、波形等化器23に入力される。波形等化
器23で位相誤差検出及び波形整形を行い判定器24へ
出力する。判定器24で復調データとして出力端子25
へ出力する。
出力信号は、ラッチ回路22に供給される。ラッチ回路
21,22は、シンボル周波数のFsymのクロックで、
データをラッチしてI,Qデータのタイミングを一致さ
せる。図10(R)にI信号ラッチタイミングb,d,
fを示す。図10(S)には、I信号ラッチデータより
補間されたデータタイミングi´,k´,m´を示す。
補間されたデータは、Q信号のラッチタイミング図10
(T)のi,k,mと等しくなり、図10(U)のシン
ボル周波数Fsymクロックの立ち上がりで、ラッチする
ことでI,Qデータ信号のタイミングを一致できる。シ
ンボル周波数(速度)でタイミングが一致したI,Qラ
ッチデータは、波形等化器23に入力される。波形等化
器23で位相誤差検出及び波形整形を行い判定器24へ
出力する。判定器24で復調データとして出力端子25
へ出力する。
【0018】(実施例2)図6は、本発明の第1の実施
例におけるディジタル変調波復調装置の他の実施例のブ
ロック図である。以下図面を参照して説明する。図6に
おいて、図1の回路と同一部分には同一符号をつけてい
る。図1に示した+1,−1の乗算器11,12,1
3,14とデータセレクタスイッチ回路15,16と同
じ機能をもたせたROM26,27を配置した構成であ
り、その他の回路構成は、(実施例1)で説明した構成
と同じである。以下動作について説明する。
例におけるディジタル変調波復調装置の他の実施例のブ
ロック図である。以下図面を参照して説明する。図6に
おいて、図1の回路と同一部分には同一符号をつけてい
る。図1に示した+1,−1の乗算器11,12,1
3,14とデータセレクタスイッチ回路15,16と同
じ機能をもたせたROM26,27を配置した構成であ
り、その他の回路構成は、(実施例1)で説明した構成
と同じである。以下動作について説明する。
【0019】(実施例1)で説明した同一部分について
は省略する。2Fsymクロックでラッチ回路9でラッチ
されたデータ信号とシンボル周波数クロックFsym信号
とが、ROM26に供給される。ROM26に入力され
たデータ信号タイミングとシンボル周波数Fsymクロッ
クのHigh,Lowの関係からデータを変換する。図10
(R),(U)に示すラッチタイミングbのときは、ク
ロックFsymはLowである。よってラッチデータに+1を
乗算する。すなわちデータをそのまま出力する。ラッチ
タイミングdのときは、FsymクロックはHighより−1
を乗算する。すなわち、データの符号を反転して出力す
るようにプログラムされている。よって、ROM25に
入力される2Fsymクロックで動作するデータ信号は、
Fsymクロックとの関係で交互に+1,−1を乗算する
ことと等価になり、ディジタル検波されることになる。
ROM27においても同様に、データ信号に+1,−1
を乗算することになりQ信号のディジタル検波を行う。
ラッチ回路10のラッチタイミングi.kとラッチ回路
28のFsymのラッチタイミングは、Fsymクロックのエ
ッジにかかるるので、Fsymクロックを遅延させてエッ
ジにかからないようにする必要がある。また、ラッチデ
ータに+1,−1を乗算するタイミングは、回路等の遅
延とシンボル周波数Fsymを構成する回路を考慮する
と、前記FsymのHigh、Lowの関係と反転しても動作原理
は変わらない。
は省略する。2Fsymクロックでラッチ回路9でラッチ
されたデータ信号とシンボル周波数クロックFsym信号
とが、ROM26に供給される。ROM26に入力され
たデータ信号タイミングとシンボル周波数Fsymクロッ
クのHigh,Lowの関係からデータを変換する。図10
(R),(U)に示すラッチタイミングbのときは、ク
ロックFsymはLowである。よってラッチデータに+1を
乗算する。すなわちデータをそのまま出力する。ラッチ
タイミングdのときは、FsymクロックはHighより−1
を乗算する。すなわち、データの符号を反転して出力す
るようにプログラムされている。よって、ROM25に
入力される2Fsymクロックで動作するデータ信号は、
Fsymクロックとの関係で交互に+1,−1を乗算する
ことと等価になり、ディジタル検波されることになる。
ROM27においても同様に、データ信号に+1,−1
を乗算することになりQ信号のディジタル検波を行う。
ラッチ回路10のラッチタイミングi.kとラッチ回路
28のFsymのラッチタイミングは、Fsymクロックのエ
ッジにかかるるので、Fsymクロックを遅延させてエッ
ジにかからないようにする必要がある。また、ラッチデ
ータに+1,−1を乗算するタイミングは、回路等の遅
延とシンボル周波数Fsymを構成する回路を考慮する
と、前記FsymのHigh、Lowの関係と反転しても動作原理
は変わらない。
【0020】(実施例3)ディジタル検波型復調回路に
おいて、A/D変換器に入力される変調波がDCオフセ
ットをもつと、ディジタル検波されるI,Q信号が正確
に再生されずデータ復調を誤ってしまう問題がある。こ
の問題を解決するディジタル変調波復調装置として、図
2にその復調装置の実施例を示す。以下図面を参照して
説明する。I,Q両ディジタルチャネルフィルタ出力信
号に補間回路を用いて、さらに片方のチャネルの信号に
レベル調整回路を設け、I,Q信号のタイミング制御回
路を配置した構成でありその他の回路構成は、前記実施
例の構成と同じである。図2において、既に述べたディ
ジタル変調波復調装置(図1)と同一部分には同一符号
をつけている。また、同一回路部分についての説明は省
略する。
おいて、A/D変換器に入力される変調波がDCオフセ
ットをもつと、ディジタル検波されるI,Q信号が正確
に再生されずデータ復調を誤ってしまう問題がある。こ
の問題を解決するディジタル変調波復調装置として、図
2にその復調装置の実施例を示す。以下図面を参照して
説明する。I,Q両ディジタルチャネルフィルタ出力信
号に補間回路を用いて、さらに片方のチャネルの信号に
レベル調整回路を設け、I,Q信号のタイミング制御回
路を配置した構成でありその他の回路構成は、前記実施
例の構成と同じである。図2において、既に述べたディ
ジタル変調波復調装置(図1)と同一部分には同一符号
をつけている。また、同一回路部分についての説明は省
略する。
【0021】ディジタルチャネルフィルタ17,18の
両出力信号が補間回路19,200に供給されて、それ
ぞれ1クロック前のデータとの平均された補間信号が形
成される。そして、片方の補間信号がレベル調整回路2
0で振幅レベルがI,Qとも一致するように調整され
る。I,Q信号ともタイミング一致するようにタイミン
グ制御回路201,202で制御されて、波形等化器2
3に出力する。
両出力信号が補間回路19,200に供給されて、それ
ぞれ1クロック前のデータとの平均された補間信号が形
成される。そして、片方の補間信号がレベル調整回路2
0で振幅レベルがI,Qとも一致するように調整され
る。I,Q信号ともタイミング一致するようにタイミン
グ制御回路201,202で制御されて、波形等化器2
3に出力する。
【0022】このように、I,Q両チャネルの信号の補
間信号を構成することは、A/D変換器7に入力される
変調波のDCオフセット成分を除去するこになり、さら
に振幅,タイミングとも一致したI,Qデータとして正
確にデータ復調ができる。
間信号を構成することは、A/D変換器7に入力される
変調波のDCオフセット成分を除去するこになり、さら
に振幅,タイミングとも一致したI,Qデータとして正
確にデータ復調ができる。
【0023】(実施例4)中心周波数がシンボル周波数
と等しくなるように周波数変換された変調波が、A/D
変換器に入力されてシンボル周波数の4倍の速度で、サ
ンプリングしてディジタル処理を行うディジタル検波型
復調装置において、周波数変換された変調波のシンボル
周波数と中心周波数が一致しないとき、ディジタル直交
検波されるI,Q信号が正確に再生されずデータ復調を
誤ってしまう問題がある。この問題を解決するディジタ
ル検波型復調装置として、図3にその復調装置を示す。
と等しくなるように周波数変換された変調波が、A/D
変換器に入力されてシンボル周波数の4倍の速度で、サ
ンプリングしてディジタル処理を行うディジタル検波型
復調装置において、周波数変換された変調波のシンボル
周波数と中心周波数が一致しないとき、ディジタル直交
検波されるI,Q信号が正確に再生されずデータ復調を
誤ってしまう問題がある。この問題を解決するディジタ
ル検波型復調装置として、図3にその復調装置を示す。
【0024】以下、図面を参照して説明する。波形等化
器23の位相誤差情報から所定の周波数誤差を検出して
制御信号を得て、乗算器305,306,307,30
8にフィードバックする周波数制御ループを配置した構
成であり、その他の回路構成は、(実施例1)の構成と
同じである。図3において同一回路には、同一符号を付
けて説明は省略する。
器23の位相誤差情報から所定の周波数誤差を検出して
制御信号を得て、乗算器305,306,307,30
8にフィードバックする周波数制御ループを配置した構
成であり、その他の回路構成は、(実施例1)の構成と
同じである。図3において同一回路には、同一符号を付
けて説明は省略する。
【0025】波形等化器23で入力されるI,Q信号に
より位相誤差情報が検出され、周波数誤差検出器300
に供給される。周波数誤差検出器で所定の周波数との誤
差を検出して、周波数誤差信号をループフィルタ301
に出力する。ループフィルタで積分平滑化して周波数制
御信号を、数値制御発振器(NCO)302へ出力す
る。数値制御発振器302で入力された周波数制御信号
から発振信号をサイン,コサイン特性変換器303,3
04へ出力する。サイン,コサイン特性にデータ変換さ
れた信号は乗算器305,306,307,308へ入
力さる。
より位相誤差情報が検出され、周波数誤差検出器300
に供給される。周波数誤差検出器で所定の周波数との誤
差を検出して、周波数誤差信号をループフィルタ301
に出力する。ループフィルタで積分平滑化して周波数制
御信号を、数値制御発振器(NCO)302へ出力す
る。数値制御発振器302で入力された周波数制御信号
から発振信号をサイン,コサイン特性変換器303,3
04へ出力する。サイン,コサイン特性にデータ変換さ
れた信号は乗算器305,306,307,308へ入
力さる。
【0026】このように、乗算器では、ラッチデータと
サイン,コサインデータを乗算することにより、検波動
作と同時に周波数補正をおこなうことになり、安定した
I,Qデータ復調が行える。
サイン,コサインデータを乗算することにより、検波動
作と同時に周波数補正をおこなうことになり、安定した
I,Qデータ復調が行える。
【0027】(実施例5)中心周波数がシンボル周波数
と等しくなるように周波数変換された変調波が、A/D
変換器に入力されてシンボル周波数の4倍の速度で、サ
ンプリングしてディジタル直交検波処理を行うディジタ
ル検波型復調装置において、I,Q信号の補間信号を構
成することによる、I,Q信号の振幅値の変動を補正す
る復調装置を図4に示す。
と等しくなるように周波数変換された変調波が、A/D
変換器に入力されてシンボル周波数の4倍の速度で、サ
ンプリングしてディジタル直交検波処理を行うディジタ
ル検波型復調装置において、I,Q信号の補間信号を構
成することによる、I,Q信号の振幅値の変動を補正す
る復調装置を図4に示す。
【0028】位相差90度異なるI,Q信号に分離出力
した片方の信号に+1,−1を乗算し、他の一方の信号
には、データ判定器24からの制御信号により係数制御
回路400で形成する係数制御信号を乗算器401,4
02へフィードバックするループを構成する。図4にお
いて、上述した回路と同一回路には、同一符号をつけ説
明は省略する。
した片方の信号に+1,−1を乗算し、他の一方の信号
には、データ判定器24からの制御信号により係数制御
回路400で形成する係数制御信号を乗算器401,4
02へフィードバックするループを構成する。図4にお
いて、上述した回路と同一回路には、同一符号をつけ説
明は省略する。
【0029】波形等化器からの信号によりデータ復調す
る判定器24で所定のデータとの振幅誤差成分を検出し
て、係数制御回路400へ出力する。係数制御回路で、
振幅誤差情報から補正係数を形成して乗算器401,4
02へ出力する。補正係数とラッチ回路9,からの信号
を乗算器401,402で乗算することによりディジタ
ル検波動作を行うと同時に振幅レベル制御を行い、I,
Q信号のレベルを一致させることが出来る。このことに
より安定してI,Q信号の復調が正確に行える。
る判定器24で所定のデータとの振幅誤差成分を検出し
て、係数制御回路400へ出力する。係数制御回路で、
振幅誤差情報から補正係数を形成して乗算器401,4
02へ出力する。補正係数とラッチ回路9,からの信号
を乗算器401,402で乗算することによりディジタ
ル検波動作を行うと同時に振幅レベル制御を行い、I,
Q信号のレベルを一致させることが出来る。このことに
より安定してI,Q信号の復調が正確に行える。
【0030】(実施例6)中心周波数がシンボル周波数
と等しくなるように周波数変換された変調波が、A/D
変換器に入力されてシンボル周波数の4倍の速度で、サ
ンプリングしてディジタル直交検波処理を行うディジタ
ル直交検波型復調装置において、A/D変換以後は、2
系列で信号処理を行うため回路規模が大きくなる問題が
ある。この問題を解決する復調装置として、ディジタル
検波動作までを一系列で行う復調装置を示す。図4にお
いて、上述した回路と同一回路には、同一符号をつけ説
明は省略する。
と等しくなるように周波数変換された変調波が、A/D
変換器に入力されてシンボル周波数の4倍の速度で、サ
ンプリングしてディジタル直交検波処理を行うディジタ
ル直交検波型復調装置において、A/D変換以後は、2
系列で信号処理を行うため回路規模が大きくなる問題が
ある。この問題を解決する復調装置として、ディジタル
検波動作までを一系列で行う復調装置を示す。図4にお
いて、上述した回路と同一回路には、同一符号をつけ説
明は省略する。
【0031】A/D変換器7でデジタル化された信号
は、所望の帯域に周波数整形するディジタルバンドパス
フィルタ(BPF)に入力され周波数整形されて、乗算
器501,502に入力される。乗算器で、+1,−1
が乗算されデータセレクタ503へ出力される。データ
セレクタで、+I,+Q,−I,−Qの信号列になるよ
うにスイッチされて出力される。図9に示す(X),
(J)の入力変調波とA/D変換器のサンプリング4F
symの関係+I(b),+Q(k),−I(d),−Q(m)のよ
うに、つまりA/D変換器7でシンボル周波数の4倍で
サンプリングされたデータ列の関係に形成する。それ以
後は、ラッチ回路9,10へ出力されて、前記の実施例
の復調回路と同じ動作をしてデータ復調を行う。
は、所望の帯域に周波数整形するディジタルバンドパス
フィルタ(BPF)に入力され周波数整形されて、乗算
器501,502に入力される。乗算器で、+1,−1
が乗算されデータセレクタ503へ出力される。データ
セレクタで、+I,+Q,−I,−Qの信号列になるよ
うにスイッチされて出力される。図9に示す(X),
(J)の入力変調波とA/D変換器のサンプリング4F
symの関係+I(b),+Q(k),−I(d),−Q(m)のよ
うに、つまりA/D変換器7でシンボル周波数の4倍で
サンプリングされたデータ列の関係に形成する。それ以
後は、ラッチ回路9,10へ出力されて、前記の実施例
の復調回路と同じ動作をしてデータ復調を行う。
【0032】ディジタル検波動作まで一系列で処理する
構成の復調装置において、上記(実施例1)〜(実施例
5)で示した回路構成を適用してももちろんかまわな
い。
構成の復調装置において、上記(実施例1)〜(実施例
5)で示した回路構成を適用してももちろんかまわな
い。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のディジタ
ル変調波復調装置によれば、ディジタル変調波の復調装
置において、A/D変換までのアナログ信号処理部分は
一系列で行い、そしてA/D変換以降は、同相検波,直
交検波からデータ識別復調まで全てディジタル信号処理
を用いて行うことにより、ハードウエア構成の規模が小
さく抑えられ、これによりIC化が容易となり、ディジ
タル信号処理による無調整化も実現できる。また、温度
ドリフト,電源電圧変動等の安定性の良い,コスト的に
も安価な民生用に適した復調装置を得ることが出来る。
ル変調波復調装置によれば、ディジタル変調波の復調装
置において、A/D変換までのアナログ信号処理部分は
一系列で行い、そしてA/D変換以降は、同相検波,直
交検波からデータ識別復調まで全てディジタル信号処理
を用いて行うことにより、ハードウエア構成の規模が小
さく抑えられ、これによりIC化が容易となり、ディジ
タル信号処理による無調整化も実現できる。また、温度
ドリフト,電源電圧変動等の安定性の良い,コスト的に
も安価な民生用に適した復調装置を得ることが出来る。
【図1】本発明のディジタル変調波復調装置の第1の実
施例におけるブロック図
施例におけるブロック図
【図2】本発明のディジタル変調波復調装置の第2の実
施例におけるブロック図
施例におけるブロック図
【図3】本発明のディジタル変調波復調装置の第3の実
施例におけるブロック図
施例におけるブロック図
【図4】本発明のディジタル変調波復調装置の第4の実
施例におけるブロック図
施例におけるブロック図
【図5】本発明のディジタル変調波復調装置の第5の実
施例におけるブロック図
施例におけるブロック図
【図6】ROMを用いた本発明のディジタル変調波復調
装置の他の実施例を示すブロック図
装置の他の実施例を示すブロック図
【図7】従来のディジタル変調波復調装置のブロック図
【図8】図1におけるミキサ回路での周波数変換動作を
説明する図
説明する図
【図9】図1におけるディジタル検波の原理説明図
【図10】補間回路のタイミング説明図
【図11】補間回路のブロック図
2 ミキサ回路 3,5 アンプ,バッファ 4 低域通過フィルタ 6 局部発振器 7 A/D変換器 8 サンプリングクロック発生器 9,10,20,21 ラッチ回路 11,12,13,14,305,306,307,3
08 乗算器 17,18 ディジタルチャネルフィルタ 15,16 データセレクタ回路 19,200 補間回路 20 レベル調整回路 23 波形等化器 24 データ判定器 201,202 タイミング制御回路 300 周波数誤差検出器 301 ループフィルタ 302 数値制御発振器 303 サイン特性変換器 304 コサイン特性変換器 400 係数制御回路 401,402 乗算器 500 ディジタルバンドパスフィルタ
08 乗算器 17,18 ディジタルチャネルフィルタ 15,16 データセレクタ回路 19,200 補間回路 20 レベル調整回路 23 波形等化器 24 データ判定器 201,202 タイミング制御回路 300 周波数誤差検出器 301 ループフィルタ 302 数値制御発振器 303 サイン特性変換器 304 コサイン特性変換器 400 係数制御回路 401,402 乗算器 500 ディジタルバンドパスフィルタ
Claims (9)
- 【請求項1】ディジタル変調波の直交検波を行う復調器
に用いるものであって、入力されるディジタル変調波信
号を局部発振器からの局部発振信号と乗算することによ
り、シンボル周波数と変調波の中心周波数が略等しくな
る変調波出力を得る周波数変換手段と、前記周波数変換
手段の変調波出力の高調波成分を除去するフィルタ手段
と、入力変調波のシンボル周波数より4倍高速であるク
ロックを発生するクロック発生手段と、前記フィルタ手
段の出力を前記シンボル周波数の4倍のクロックでイン
ターリーブ形のI,Qディジタルデータとして出力する
アナログディジタル変換手段と、前記アナログディジタ
ル変換手段の出力をI,Qデータに分離出力する分離手
段と、前記I,Qデータにそれぞれ+1,−1を乗算す
る乗算手段と、前記乗算手段の出力信号をセレクトスイ
ッチするセレクトスイッチ手段と、前記セレクトスイッ
チ手段の出力が供給されI,Qデータのスペクトル整形
を行うディジタルチャネルフィルタ手段と、片方のディ
ジタルチャネルフィルタの出力信号の補間信号を形成出
力する補間手段と、この補間手段の出力信号の振幅レベ
ル値を制御するレベル調整手段と、このレベル調整手段
の出力信号と他の一方のディジタルチャネルフィルタ出
力とのタイミングを一致させるタイミング制御手段と、
前記タイミング制御手段の出力信号が供給され位相誤差
検出及び波形整形を行う波形等化手段と、前記波形等化
手段の出力信号が入力されデータ識別を行う手段を備え
て構成することを特徴とするディジタル変調波復調装
置。 - 【請求項2】I,Qディジタルデータに分離された信号
に、それぞれ+1,−1を乗算する乗算手段、及び乗算
手段の出力信号をセレクトスイッチするセレクトスイッ
チ手段の機能をROMに置き換えて構成することを特徴
とする請求項1記載のディジタル変調波復調装置。 - 【請求項3】ディジタルチャネルフィルタ出力信号の補
間信号を形成する補間手段は、1クロック遅延させた信
号との和をとり平均化することにより、他方チャネルと
のタイミングを合わせることを特徴とする請求項1記載
のディジタル変調波復調装置。 - 【請求項4】補間手段の出力信号の振幅レベル値を制御
するレベル調整手段は、乗算器に補間信号出力を入力し
てある係数を乗算することによりレベル値を制御するこ
とを特徴とする請求項1記載のディジタル変調波復調装
置。 - 【請求項5】中心周波数がシンボル周波数と等しいよう
に周波数変換された変調波が、アナログディジタル変換
手段に入力されてシンボル周波数の4倍の速度でサンプ
リングする、ディジタル変調波の直交検波を行う復調器
に用いるものであり、アナログディジタル変換手段の出
力をI,Qデータに分離出力する分離手段と、前記I,
Qデータにそれぞれ+1,−1を乗算する乗算手段と、
前記乗算手段の出力信号をセレクトスイッチするセレク
トスイッチ手段と、前記セレクトスイッチ手段の出力が
供給されI,Qデータのスペクトル整形を行うディジタ
ルチャネルフィルタ手段と、前記ディジタルチャネルフ
ィルタ出力信号に補間信号を形成する補間手段をI,Q
両チャネルに用いて、入力変調波のアナログディジタル
変換器入力時のDCオフセットをキャンセルする機能を
もたせ、さらに片方チャネルの信号レベルを可変させて
両チャネルの信号レベルを一致させるレベル調整手段
と、前記レベル調整手段の両チャネル出力信号の時間タ
イミングを一致させるタイミング制御手段とを備えたこ
とを特徴とするディジタル変調波復調装置。 - 【請求項6】中心周波数がシンボル周波数と等しいよう
に周波数変換された変調波が、アナログディジタル変換
手段に入力されてシンボル周波数の4倍の速度でサンプ
リングする、ディジタル変調波の直交検波を行う復調器
に用いるものであり、アナログディジタル変換手段の出
力をI,Qデータに分離出力する分離手段と、前記I,
Qデータ出力それぞれに制御係数を掛ける乗算手段と、
前記乗算手段の出力信号をセレクトスイッチするセレク
トスイッチ手段と、前記セレクトスイッチ手段の出力が
供給されI,Qデータのスペクトル整形を行うディジタ
ルチャネルフィルタ手段と、片方のディジタルチャネル
フィルタの出力信号の補間信号を形成出力する補間手段
と、前記補間手段の出力信号の振幅レベル値を制御する
レベル調整手段と、前記レベル調整手段の出力信号と他
の一方のディジタルチャネルフィルタ出力とのタイミン
グを一致させるタイミング制御手段と、前記タイミング
制御手段の出力信号が供給され位相誤差検出及び波形整
形を行う波形等化手段と、前記波形等化手段の出力信号
が供給され復調データ出力を得る手段と、位相誤差情報
から局部発振周波数との所定の関係の周波数誤差を検出
して制御信号を得、前記乗算手段にフィードバックする
構成の周波数制御ループ手段とを備えたことを特徴とす
るディジタル変調波の復調装置。 - 【請求項7】周波数制御ループ手段は、周波数誤差出力
信号を積分平滑化するループフィルタと、前記ループフ
ィルタの出力により発振周波数が制御される数値制御発
振器と、前記数値制御発振器の発振出力データをサイ
ン,コサイン変換特性により各々データ変換する変換器
と、この両変換出力を、I,Qデータに分離出力された
信号に乗算する前記乗算手段に供給することを特徴とす
る請求項6記載のディジタル変調波復調装置。 - 【請求項8】中心周波数がシンボル周波数と等しいよう
に周波数変換された変調波が、アナログディジタル変換
手段に入力されてシンボル周波数の4倍の速度でサンプ
リングする、ディジタル変調波の直交検波を行う復調器
に用いるものであり、アナログディジタル変換手段の出
力をI,Qデータに分離出力し、片方のチャネル信号に
は+1,−1を乗算し、他の一方のチャネル信号には係
数制御手段からの制御信号を乗算する乗算手段とをそな
えて、前記I,Qデータ信号から復調信号を得る判定器
からの制御信号により前記乗算手段の係数をフィードバ
ック制御する係数制御ループを構成することを特徴とす
るディジタル変調波復調装置。 - 【請求項9】中心周波数とシンボル周波数とが等しい入
力変調波が供給され、シンボル周波数の4倍のクロック
で動作するアナログディジタル変換手段と、前記アナロ
グディジタル変換手段の出力信号が供給され所定の帯域
に周波数整形するチャネルバンドパスフィルタと、前記
チャネルバンドパスフィルタの出力信号に+1,−1を
乗算する乗算手段と、前記乗算手段の信号を所定のタイ
ミングで切り換えるスイッチ手段とを具備したことを特
徴とするディジタル変調波復調装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6111243A JPH07321862A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | ディジタル変調波復調装置 |
US08/447,889 US5610948A (en) | 1994-05-25 | 1995-05-23 | Digital demodulation apparatus |
EP95107864A EP0684718A1 (en) | 1994-05-25 | 1995-05-23 | Digital demodulation apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP6111243A JPH07321862A (ja) | 1994-05-25 | 1994-05-25 | ディジタル変調波復調装置 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH07321862A true JPH07321862A (ja) | 1995-12-08 |
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ID=14556217
Family Applications (1)
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