JPH07306387A - 遮光用レンズ - Google Patents
遮光用レンズInfo
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- JPH07306387A JPH07306387A JP9895094A JP9895094A JPH07306387A JP H07306387 A JPH07306387 A JP H07306387A JP 9895094 A JP9895094 A JP 9895094A JP 9895094 A JP9895094 A JP 9895094A JP H07306387 A JPH07306387 A JP H07306387A
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- lens
- light
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Abstract
(57)【要約】
【目的】視感の光量低下を防ぎ、かつコントラスト感度
の向上と羞明感の緩和を可能とし、特に夜間の使用に適
した遮光用レンズを提供する。 【構成】合成樹脂製のレンズに染色を施した遮光用レン
ズにおいて、吸収ピーク波長が390〜410nm、そ
の吸収ピーク波長での分光透過率が0〜70%、その吸
収ピーク波長での分子吸光係数が20°Cで2×103
となるイエロー系分散染料により、染色加工した。又、
JIS−Z−8701に規定される測定基準光源をCと
したときの主波長を565nm〜575nm、刺激純度
を1〜40%とし、更に視感度透過率を60%以上と
し、500nm〜650nmの範囲の分光特性をニュー
トラルなものとした。そして、400nm〜500nm
の波長域のうち短波長側を長波長側よりも減光させた。
の向上と羞明感の緩和を可能とし、特に夜間の使用に適
した遮光用レンズを提供する。 【構成】合成樹脂製のレンズに染色を施した遮光用レン
ズにおいて、吸収ピーク波長が390〜410nm、そ
の吸収ピーク波長での分光透過率が0〜70%、その吸
収ピーク波長での分子吸光係数が20°Cで2×103
となるイエロー系分散染料により、染色加工した。又、
JIS−Z−8701に規定される測定基準光源をCと
したときの主波長を565nm〜575nm、刺激純度
を1〜40%とし、更に視感度透過率を60%以上と
し、500nm〜650nmの範囲の分光特性をニュー
トラルなものとした。そして、400nm〜500nm
の波長域のうち短波長側を長波長側よりも減光させた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、遮光用レンズに関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】日中など光量が十分な状態での健常正視
眼においては、常に高いコントラスト感度を有してお
り、物体の細部に亘り鮮明な像を捕らえることが可能で
ある。また、400〜500nmの波長域の光量過剰状
態で生じる羞明感(眩しさ)は、可視光線域を減光する
遮光用レンズの利用により、比較的容易に快適な視界を
得ることができる。
眼においては、常に高いコントラスト感度を有してお
り、物体の細部に亘り鮮明な像を捕らえることが可能で
ある。また、400〜500nmの波長域の光量過剰状
態で生じる羞明感(眩しさ)は、可視光線域を減光する
遮光用レンズの利用により、比較的容易に快適な視界を
得ることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、夜間の
ような光量不足状態では、コントラスト感度は日中と比
べて著しく低下する。また、光量不足に加え、視野中心
に眩しさの存在する状態ではコントラスト感度はさらに
低下する。このような現象は、例えば夜間の自動車の運
転において対向車からのヘッドライトが視野中心にある
場合などに発生する。
ような光量不足状態では、コントラスト感度は日中と比
べて著しく低下する。また、光量不足に加え、視野中心
に眩しさの存在する状態ではコントラスト感度はさらに
低下する。このような現象は、例えば夜間の自動車の運
転において対向車からのヘッドライトが視野中心にある
場合などに発生する。
【0004】この眩しさを防ぐ手段として上記遮光用レ
ンズを使用することが考えられる。ここで、一般の遮光
用レンズは、視感度の最も高い波長域である500〜5
50nmの光線を含む400〜550nmの光線を良く
吸収するため視感の光量低下が著しく、上記のように夜
間等の光量不足状態での羞明感改善に使用すると十分な
視力やコントラスト感度が得られないという欠点があ
る。
ンズを使用することが考えられる。ここで、一般の遮光
用レンズは、視感度の最も高い波長域である500〜5
50nmの光線を含む400〜550nmの光線を良く
吸収するため視感の光量低下が著しく、上記のように夜
間等の光量不足状態での羞明感改善に使用すると十分な
視力やコントラスト感度が得られないという欠点があ
る。
【0005】そのため、夜間に上記遮光用レンズを装用
すると、更に光量不足が促進されて視力低下を引き起こ
し、コントラスト感度が得られない。逆に、夜間におけ
る必要視力の得られる程度に、すなわち十分なコントラ
スト感度が得られる程度に、遮光用レンズの染料濃度を
下げた場合には、防眩効果が同時に低下しまう。
すると、更に光量不足が促進されて視力低下を引き起こ
し、コントラスト感度が得られない。逆に、夜間におけ
る必要視力の得られる程度に、すなわち十分なコントラ
スト感度が得られる程度に、遮光用レンズの染料濃度を
下げた場合には、防眩効果が同時に低下しまう。
【0006】従って、従来の遮光用レンズの染色濃度の
調整では、夜間運転の支障をなくしかつヘッドライトの
眩しさを防ぐことはできなくなり、結局、従来の遮光用
レンズでは特に夜間における実用性がなかった。
調整では、夜間運転の支障をなくしかつヘッドライトの
眩しさを防ぐことはできなくなり、結局、従来の遮光用
レンズでは特に夜間における実用性がなかった。
【0007】本発明は、視感の光量低下を防ぎ、かつコ
ントラスト感度の向上と羞明感の緩和を可能とし、特に
夜間の使用に適した遮光用レンズを提供することにあ
る。
ントラスト感度の向上と羞明感の緩和を可能とし、特に
夜間の使用に適した遮光用レンズを提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、請求項1に記載の発明では、合成樹脂製
のレンズに染色を施した遮光用レンズにおいて、400
nm〜500nmの波長域のうち短波長側を長波長側よ
りも減光させた。
成するために、請求項1に記載の発明では、合成樹脂製
のレンズに染色を施した遮光用レンズにおいて、400
nm〜500nmの波長域のうち短波長側を長波長側よ
りも減光させた。
【0009】又、請求項2に記載の発明では、請求項1
記載の遮光用レンズにおいて、請求項1記載の遮光用レ
ンズにおいて、JIS−Z−8701に規定される測定
基準光源をCとしたときの主波長を565nm〜575
nm、刺激純度を1〜40%とし、更に視感度透過率を
60%以上とし、500nm〜650nmの範囲の分光
特性をニュートラルなものとした。
記載の遮光用レンズにおいて、請求項1記載の遮光用レ
ンズにおいて、JIS−Z−8701に規定される測定
基準光源をCとしたときの主波長を565nm〜575
nm、刺激純度を1〜40%とし、更に視感度透過率を
60%以上とし、500nm〜650nmの範囲の分光
特性をニュートラルなものとした。
【0010】更に、請求項3に記載の発明では、請求項
1又は請求項2記載の遮光用レンズにおいて、請求項1
又は請求項2に記載の遮光用レンズにおいて、前記レン
ズを、吸収ピーク波長が390〜410nm、その吸収
ピーク波長での分光透過率が0〜70%、その吸収ピー
ク波長での分子吸光係数が20°Cで2×103 となる
イエロー系分散染料により、染色加工した。
1又は請求項2記載の遮光用レンズにおいて、請求項1
又は請求項2に記載の遮光用レンズにおいて、前記レン
ズを、吸収ピーク波長が390〜410nm、その吸収
ピーク波長での分光透過率が0〜70%、その吸収ピー
ク波長での分子吸光係数が20°Cで2×103 となる
イエロー系分散染料により、染色加工した。
【0011】400nm〜500nmの波長域のうち短
波長側を長波長側よりも減光させたのは、次の理由から
である。すなわち、400nm〜500nmの波長域
は、人間が眩しいと感じる波長域であり、この波長域を
減光させれば防眩効果が得られる。一方、この波長域全
てを減光すると、コントラスト感度が低下してしまう。
コントラスト感度の低下の要因としては短波長が散乱す
ることにより像がぼけることが挙げられるため、400
nm〜500nmの波長域のうち、特に短波長側のみを
減光させればコントラスト感度の低下を防止し、かつ防
眩効果が得られるのである。従って、400nm〜45
0nmの波長域の減光率を450nm〜500nmの波
長域の減光率よりも高くすれば、防眩効果が得られるば
かりか、コントラスト感度は裸眼の場合よりも向上する
ことになる。
波長側を長波長側よりも減光させたのは、次の理由から
である。すなわち、400nm〜500nmの波長域
は、人間が眩しいと感じる波長域であり、この波長域を
減光させれば防眩効果が得られる。一方、この波長域全
てを減光すると、コントラスト感度が低下してしまう。
コントラスト感度の低下の要因としては短波長が散乱す
ることにより像がぼけることが挙げられるため、400
nm〜500nmの波長域のうち、特に短波長側のみを
減光させればコントラスト感度の低下を防止し、かつ防
眩効果が得られるのである。従って、400nm〜45
0nmの波長域の減光率を450nm〜500nmの波
長域の減光率よりも高くすれば、防眩効果が得られるば
かりか、コントラスト感度は裸眼の場合よりも向上する
ことになる。
【0012】イエロー系分散染料には、20°Cでの分
子吸光係数が2×103 以上であるものが用いられる。
これはレンズに含有される色素を低濃度に抑えるととも
に、夜間等の光量の低い状況でも十分な光量を得られる
色調を現出させるためである。20°Cでの分子吸光係
数が2×103 以下のイエロー系分散染料はレンズに含
有される色素の量を増大させることとなり好ましくな
い。又、イエロー系分散染料の吸収ピーク波長を390
〜410nmとすることにより、上記の400nm〜4
50nmの波長域を減光することが可能となる。
子吸光係数が2×103 以上であるものが用いられる。
これはレンズに含有される色素を低濃度に抑えるととも
に、夜間等の光量の低い状況でも十分な光量を得られる
色調を現出させるためである。20°Cでの分子吸光係
数が2×103 以下のイエロー系分散染料はレンズに含
有される色素の量を増大させることとなり好ましくな
い。又、イエロー系分散染料の吸収ピーク波長を390
〜410nmとすることにより、上記の400nm〜4
50nmの波長域を減光することが可能となる。
【0013】刺激純度を1〜40%とした理由は、1%
以下ではレンズが無色に近くなり短波長の光線を吸収し
なくなるためであり、40%以上ではレンズの色が濃く
なりすぎて光線を吸収し過ぎるためである。
以下ではレンズが無色に近くなり短波長の光線を吸収し
なくなるためであり、40%以上ではレンズの色が濃く
なりすぎて光線を吸収し過ぎるためである。
【0014】500〜650nmの波長範囲においての
吸収特性をニュートラルなものとしたのは、イエロー系
分散染料による機能を減殺しないためである。染色加工
後の視感度透過率を60%以上とする理由は、視感度透
過率が60%以下では視感の光量低下により、逆にコン
トラスト低下を引き起こす要因となるため、好ましくな
いからである。特に、視感度透過率を70%とすれば視
感の光量が十分なものとなり、夜間の装用に適したもの
となる。
吸収特性をニュートラルなものとしたのは、イエロー系
分散染料による機能を減殺しないためである。染色加工
後の視感度透過率を60%以上とする理由は、視感度透
過率が60%以下では視感の光量低下により、逆にコン
トラスト低下を引き起こす要因となるため、好ましくな
いからである。特に、視感度透過率を70%とすれば視
感の光量が十分なものとなり、夜間の装用に適したもの
となる。
【0015】かかる分散染料の種類としては、モノアゾ
系、ジアゾ系、アントラキノン系、スチリル系などが挙
げられる。染色加工の方法としては、イエロー系分散染
料と少なくとも一種以上のレッド系、ブルー系、グレー
系分散染料を別の染色槽とし、順次浸漬する方法があ
る。又、他の方法としては前記各染料を混合して1つの
染色槽で染色する方法がある。これらの方法については
特定されず、どのような染色方法であってもよい。更
に、イエロー系の分散染料のみの使用も可能であるが、
ブルー系,レッド系,グレー系の各分散染料のうち一種
以上を併用した場合には、色調に対する装用時の違和感
が減少するため実用上好ましい。
系、ジアゾ系、アントラキノン系、スチリル系などが挙
げられる。染色加工の方法としては、イエロー系分散染
料と少なくとも一種以上のレッド系、ブルー系、グレー
系分散染料を別の染色槽とし、順次浸漬する方法があ
る。又、他の方法としては前記各染料を混合して1つの
染色槽で染色する方法がある。これらの方法については
特定されず、どのような染色方法であってもよい。更
に、イエロー系の分散染料のみの使用も可能であるが、
ブルー系,レッド系,グレー系の各分散染料のうち一種
以上を併用した場合には、色調に対する装用時の違和感
が減少するため実用上好ましい。
【0016】又、合成樹脂レンズのモノマーには、ジエ
チレングリコールビスアリルカーボネイトを主成分とす
るものが用いられるが、それ以外にも重合によりプラス
チックレンズを成型可能であれば、アルキル(メタ)ア
クリレート類、スチレン誘導体類など他のモノマーの使
用も可能であり、特定されるものではない。又、これら
のモノマーを適宜選択し混合して得られた合成樹脂材料
を使用してもよい。
チレングリコールビスアリルカーボネイトを主成分とす
るものが用いられるが、それ以外にも重合によりプラス
チックレンズを成型可能であれば、アルキル(メタ)ア
クリレート類、スチレン誘導体類など他のモノマーの使
用も可能であり、特定されるものではない。又、これら
のモノマーを適宜選択し混合して得られた合成樹脂材料
を使用してもよい。
【0017】上記モノマー及びモノマー混合物には、架
橋剤・酸化防止剤および離型剤などが任意成分として添
加され得る。架橋剤は耐薬品性、耐熱性の向上に寄与
し、酸化防止剤は耐候性の向上と基材黄変の防止に寄与
し、離型剤は重合終了後の離型性向上に寄与する。かか
る任意成分は通常使用されるものであれば特に限定され
るものではなく、いずれも使用可能である。
橋剤・酸化防止剤および離型剤などが任意成分として添
加され得る。架橋剤は耐薬品性、耐熱性の向上に寄与
し、酸化防止剤は耐候性の向上と基材黄変の防止に寄与
し、離型剤は重合終了後の離型性向上に寄与する。かか
る任意成分は通常使用されるものであれば特に限定され
るものではなく、いずれも使用可能である。
【0018】又、上記の如く適宜用いられる紫外線吸収
剤は、合成樹脂モノマーに添加され、成型されたレンズ
に波長380nm以下の遮光機能を付加し、コントラス
ト向上及び有害光線からの眼球保護の役割を果たす。使
用される紫外線吸収剤には、ベンゾトリアゾール系、ベ
ンゾフェノン系などがある。具体的には、ベンゾトリア
ゾール系では、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3,5−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3,5−tert−アルフェニル)ベンゾトリアゾール
等がある。ベンゾフェノン系では、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オク
チロキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン等がある。
剤は、合成樹脂モノマーに添加され、成型されたレンズ
に波長380nm以下の遮光機能を付加し、コントラス
ト向上及び有害光線からの眼球保護の役割を果たす。使
用される紫外線吸収剤には、ベンゾトリアゾール系、ベ
ンゾフェノン系などがある。具体的には、ベンゾトリア
ゾール系では、2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3,5−tert−ブチルフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−(2−ヒドロキシ−5−tert−オクチルフ
ェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2−ヒドロキシ−
3,5−tert−アルフェニル)ベンゾトリアゾール
等がある。ベンゾフェノン系では、2−ヒドロキシ−4
−メトキシベンゾフェノン、2−ヒドロキシ−4−オク
チロキシベンゾフェノン、2,2′,4,4′−テトラ
ヒドロキシベンゾフェノン等がある。
【0019】その使用量については合成樹脂モノマーに
対して好ましくは0.05〜5重量%であり、特に好ま
しくは0.05〜2重量%である。0.05重量%未満
では紫外線吸収効果が十分に得られず、5重量%以上で
はレンズ成型上好ましくない。
対して好ましくは0.05〜5重量%であり、特に好ま
しくは0.05〜2重量%である。0.05重量%未満
では紫外線吸収効果が十分に得られず、5重量%以上で
はレンズ成型上好ましくない。
【0020】又、上記方法によって得られた遮光用レン
ズには、公知の方法により紫外線吸収剤、表面硬化膜、
反射防止膜などを形成してもよい。更に、防曇性、帯電
防止性、撥水性などを付与することも可能であり、これ
らの機能を複数組み合わせることも可能である。
ズには、公知の方法により紫外線吸収剤、表面硬化膜、
反射防止膜などを形成してもよい。更に、防曇性、帯電
防止性、撥水性などを付与することも可能であり、これ
らの機能を複数組み合わせることも可能である。
【0021】
【実施例】以下、本発明についての各実施例について説
明する。 (実施例1)ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート96.10重量%、紫外線吸収剤として2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン0.06重量%、重
合開始剤としてジイソプロピルパーオキシカーボネート
3.84重量%を撹拌機により十分に撹拌し、化学強化
を施したガラス製モールドと樹脂製ガスケットよりなる
成型型に上記混合液を注入後、電気炉により熱重合を行
い合成樹脂レンズを得た。
明する。 (実施例1)ジエチレングリコールビスアリルカーボネ
ート96.10重量%、紫外線吸収剤として2−ヒドロ
キシ−4−メトキシベンゾフェノン0.06重量%、重
合開始剤としてジイソプロピルパーオキシカーボネート
3.84重量%を撹拌機により十分に撹拌し、化学強化
を施したガラス製モールドと樹脂製ガスケットよりなる
成型型に上記混合液を注入後、電気炉により熱重合を行
い合成樹脂レンズを得た。
【0022】この合成樹脂レンズを、純粋1リットルに
対し三井東圧染料株式会社製のイエロー系分散染料「M
LP GOLD YELLOW−2」を5グラム加えて
染色液を調整した後、液温90°Cで5分間浸漬し遮光
用レンズを得た。
対し三井東圧染料株式会社製のイエロー系分散染料「M
LP GOLD YELLOW−2」を5グラム加えて
染色液を調整した後、液温90°Cで5分間浸漬し遮光
用レンズを得た。
【0023】この遮光用レンズの主波長、刺激純度、視
感度透過率、吸収ピーク波長分光透過率の測定値(イエ
ローピーク波長/透過率)は、表1に示すように、それ
ぞれ573nm、35.2%、83.6%、410nm
/19.9%であった。
感度透過率、吸収ピーク波長分光透過率の測定値(イエ
ローピーク波長/透過率)は、表1に示すように、それ
ぞれ573nm、35.2%、83.6%、410nm
/19.9%であった。
【0024】又、日立製作所株式会社製の自記分光光度
計「U−3500」による分光曲線を図1に示した。図
1から400nm〜500nmの波長域のうち短波長側
が長波長側よりも減光されていることが分かる。
計「U−3500」による分光曲線を図1に示した。図
1から400nm〜500nmの波長域のうち短波長側
が長波長側よりも減光されていることが分かる。
【0025】この遮光用レンズを24名の被検者に装用
させ、VISTEC社製コントラストテスター「MCT
−800」により夜間視中心グレア存在下の状態でのコ
ントラスト感度を測定したところ、図5に示すように、
低周波から高周波までの全ての帯域で裸眼での平均値を
上回る高値を示した。この結果から、実施例1の遮光用
レンズを用いた場合には裸眼の場合よりもコントラスト
感度が向上することが判明した。
させ、VISTEC社製コントラストテスター「MCT
−800」により夜間視中心グレア存在下の状態でのコ
ントラスト感度を測定したところ、図5に示すように、
低周波から高周波までの全ての帯域で裸眼での平均値を
上回る高値を示した。この結果から、実施例1の遮光用
レンズを用いた場合には裸眼の場合よりもコントラスト
感度が向上することが判明した。
【0026】又、この遮光用レンズを眼鏡として加工し
5名に夜間常用させたところ、表2に示すように、5名
全員がコントラスト感度の向上を自覚するとともに、3
名が対向車のヘッドライト照射などによる眩しさの自覚
的改善を示した。 (実施例2)実施例1と同様の合成樹脂レンズに対し、
以下の比率で染色液を調整した。
5名に夜間常用させたところ、表2に示すように、5名
全員がコントラスト感度の向上を自覚するとともに、3
名が対向車のヘッドライト照射などによる眩しさの自覚
的改善を示した。 (実施例2)実施例1と同様の合成樹脂レンズに対し、
以下の比率で染色液を調整した。
【0027】染色液1:三井東圧染料株式会社製「ML
P GOLD YELLOW−2」を5グラムに対し純
粋1リットル 染色液2:三井東圧染料株式会社製「MLP RED−
2」を5グラムに対し純粋1リットル 染色液3:三井東圧染料株式会社製「MLP BLUE
−2」を5グラムに対し純粋1リットル 染色液1乃至染色液3の各染色液温を92°Cとし、染
色液1に1分間、染色液2に30秒間、染色液3に20
秒間、順次浸漬し着色レンズを得た。
P GOLD YELLOW−2」を5グラムに対し純
粋1リットル 染色液2:三井東圧染料株式会社製「MLP RED−
2」を5グラムに対し純粋1リットル 染色液3:三井東圧染料株式会社製「MLP BLUE
−2」を5グラムに対し純粋1リットル 染色液1乃至染色液3の各染色液温を92°Cとし、染
色液1に1分間、染色液2に30秒間、染色液3に20
秒間、順次浸漬し着色レンズを得た。
【0028】この得られた着色レンズの主波長、刺激純
度、視感度透過率、吸収ピーク波長分光透過率の測定値
は、表1に示すように、それぞれ572nm、13.0
%、82.6%、410nm/48.5%であった。
又、この実施例2の遮光用レンズの分光曲線を図2に示
した。図2から400nm〜500nmの波長域のうち
短波長側が長波長側よりも極端に減光されていることが
分かる。
度、視感度透過率、吸収ピーク波長分光透過率の測定値
は、表1に示すように、それぞれ572nm、13.0
%、82.6%、410nm/48.5%であった。
又、この実施例2の遮光用レンズの分光曲線を図2に示
した。図2から400nm〜500nmの波長域のうち
短波長側が長波長側よりも極端に減光されていることが
分かる。
【0029】又、この遮光用レンズを眼鏡として加工し
5名に夜間常用させたところ、表2に示すように、3名
がコントラスト感度向上と眩しさの自覚的改善を示し
た。 (実施例3)実施例1,2と同様の合成樹脂レンズを用
いるとともに、実施例2と同様の比率で染色液を使用
し、その浸漬時間を変更して実施した。
5名に夜間常用させたところ、表2に示すように、3名
がコントラスト感度向上と眩しさの自覚的改善を示し
た。 (実施例3)実施例1,2と同様の合成樹脂レンズを用
いるとともに、実施例2と同様の比率で染色液を使用
し、その浸漬時間を変更して実施した。
【0030】すなわち、染色液1乃至染色液3の各染色
液温を92°Cとし、染色液1に1分間、染色液2に3
0秒間、染色液3に40秒間、順次浸漬し遮光用レンズ
を得た。
液温を92°Cとし、染色液1に1分間、染色液2に3
0秒間、染色液3に40秒間、順次浸漬し遮光用レンズ
を得た。
【0031】この得られた着色レンズの主波長、刺激純
度、視感度透過率、吸収ピーク波長分光透過率の測定値
は、表1に示すように、それぞれ570nm、14.1
%、77.7%、433nm/54.5%であった。
又、この実施例3の遮光用レンズの分光曲線を図3に示
した。図3から400nm〜500nmの波長域のうち
短波長側が長波長側よりも極端に減光されていることが
分かる。
度、視感度透過率、吸収ピーク波長分光透過率の測定値
は、表1に示すように、それぞれ570nm、14.1
%、77.7%、433nm/54.5%であった。
又、この実施例3の遮光用レンズの分光曲線を図3に示
した。図3から400nm〜500nmの波長域のうち
短波長側が長波長側よりも極端に減光されていることが
分かる。
【0032】又、この遮光用レンズを眼鏡として加工し
5名に夜間常用させたところ、表2に示すように、3名
がコントラスト感度の向上を自覚するとともに、4名が
眩しさの自覚的改善を示した。 (比較例)実施例1と同様の調合および重合方法により
合成樹脂レンズを得た。この合成樹脂レンズを、純粋1
リットルに対し三井東圧染料株式会社製「MLP BL
UE−2」を5グラム加えて染色液を調整した後、液温
90°Cで2分間浸漬し遮光用レンズを得た。
5名に夜間常用させたところ、表2に示すように、3名
がコントラスト感度の向上を自覚するとともに、4名が
眩しさの自覚的改善を示した。 (比較例)実施例1と同様の調合および重合方法により
合成樹脂レンズを得た。この合成樹脂レンズを、純粋1
リットルに対し三井東圧染料株式会社製「MLP BL
UE−2」を5グラム加えて染色液を調整した後、液温
90°Cで2分間浸漬し遮光用レンズを得た。
【0033】この遮光用レンズの主波長、刺激純度、視
感度透過率は、表1に示すように、それぞれ492n
m、7.1%、76.7%であった。又、図4に比較例
の遮光用レンズの分光曲線を示した。図4から400n
m〜500nmの波長域が全て均一に減光されているこ
とが分かる。
感度透過率は、表1に示すように、それぞれ492n
m、7.1%、76.7%であった。又、図4に比較例
の遮光用レンズの分光曲線を示した。図4から400n
m〜500nmの波長域が全て均一に減光されているこ
とが分かる。
【0034】この遮光用レンズを10名の被検者に装用
させ、VISTEC社製コントラストテスター「MCT
−8000」により夜間視中心グレア存在下の状態での
コントラスト感度を測定したところ、図5に示すよう
に、特に中間周波数帯域において著しいコントラスト感
度の低下を示した。又、5名の被検者にこの遮光用レン
ズを夜間装用させたところ、4名がコントラスト感度低
下を自覚した。
させ、VISTEC社製コントラストテスター「MCT
−8000」により夜間視中心グレア存在下の状態での
コントラスト感度を測定したところ、図5に示すよう
に、特に中間周波数帯域において著しいコントラスト感
度の低下を示した。又、5名の被検者にこの遮光用レン
ズを夜間装用させたところ、4名がコントラスト感度低
下を自覚した。
【0035】
【表1】
【0036】
【表2】
【0037】以上、この発明の各実施例について説明し
たが、以上の記載から把握できる請求項以外の技術的思
想について、以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項1に記載の遮光用レンズにおいて、イエロ
ー系分散染料に加え、更に、レッド系,ブルー系又はグ
レー系分散染料のうち少なくとも一種以上の分散染料を
混合した遮光用レンズ。
たが、以上の記載から把握できる請求項以外の技術的思
想について、以下にそれらの効果と共に記載する。 (イ)請求項1に記載の遮光用レンズにおいて、イエロ
ー系分散染料に加え、更に、レッド系,ブルー系又はグ
レー系分散染料のうち少なくとも一種以上の分散染料を
混合した遮光用レンズ。
【0038】イエロー系分散染料のみを使用する場合に
は、遮光用レンズ自体が黄色となってしまい色調に対す
る違和感がある。この点、上記のように他の染料を混合
することにより、従来一般に存在するサングラスと類似
した色調となり、色調に対する装用時の違和感が減少す
る。
は、遮光用レンズ自体が黄色となってしまい色調に対す
る違和感がある。この点、上記のように他の染料を混合
することにより、従来一般に存在するサングラスと類似
した色調となり、色調に対する装用時の違和感が減少す
る。
【0039】(ロ)請求項2に記載の遮光用レンズにお
いて、視感度透過率を70%以上とした遮光用レンズ。
この構成によれば、視感の光量が十分なものとなり、特
に、夜間における装用に適したものとなる。
いて、視感度透過率を70%以上とした遮光用レンズ。
この構成によれば、視感の光量が十分なものとなり、特
に、夜間における装用に適したものとなる。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明によれば、コントラスト感度の向上と羞明感の緩和が
可能となるという優れた効果を奏する。
明によれば、コントラスト感度の向上と羞明感の緩和が
可能となるという優れた効果を奏する。
【0041】又、請求項2記載の発明によれば、請求項
1記載の発明の効果に加え、さらに視感度透過率の低下
を極力おさえているため、夜間の使用に適した遮光用レ
ンズを得ることができるという優れた効果を奏する。
1記載の発明の効果に加え、さらに視感度透過率の低下
を極力おさえているため、夜間の使用に適した遮光用レ
ンズを得ることができるという優れた効果を奏する。
【0042】更に、請求項3記載の発明によれば、請求
項1又は請求項2記載の発明の効果をイエロー系分散染
料による染色のみで得ることができ、遮光用レンズの製
作が容易となるという優れた効果を奏する。
項1又は請求項2記載の発明の効果をイエロー系分散染
料による染色のみで得ることができ、遮光用レンズの製
作が容易となるという優れた効果を奏する。
【図1】本発明の実施例1に係る遮光用レンズの分光曲
線を示す特性図である。
線を示す特性図である。
【図2】本発明の実施例2に係る遮光用レンズの分光曲
線を示す特性図である。
線を示す特性図である。
【図3】本発明の実施例3に係る遮光用レンズの分光曲
線を示す特性図である。
線を示す特性図である。
【図4】実施例1乃至実施例3との比較例に係る遮光用
レンズの分光曲線を示す特性図である。
レンズの分光曲線を示す特性図である。
【図5】実施例1,比較例,裸眼での夜間コントラスト
感度を示す特性図である。
感度を示す特性図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂製のレンズに染色を施した遮光
用レンズにおいて、400nm〜500nmの波長域の
うち短波長側を長波長側よりも減光させたことを特徴と
する遮光用レンズ。 - 【請求項2】 請求項1記載の遮光用レンズにおいて、
JIS−Z−8701に規定される測定基準光源をCと
したときの主波長を565nm〜575nm、刺激純度
を1〜40%とし、更に視感度透過率を60%以上と
し、500nm〜650nmの範囲の分光特性をニュー
トラルなものとしたことを特徴とする遮光用レンズ。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の遮光用レ
ンズにおいて、前記レンズを、吸収ピーク波長が390
〜410nm、その吸収ピーク波長での分光透過率が0
〜70%、その吸収ピーク波長での分子吸光係数が20
°Cで2×103 となるイエロー系分散染料により、染
色加工したことを特徴とする遮光用レンズ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895094A JPH07306387A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 遮光用レンズ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9895094A JPH07306387A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 遮光用レンズ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07306387A true JPH07306387A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14233385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9895094A Pending JPH07306387A (ja) | 1994-05-12 | 1994-05-12 | 遮光用レンズ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07306387A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1994
- 1994-05-12 JP JP9895094A patent/JPH07306387A/ja active Pending
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