JPH07304484A - 自動二輪車用エンジンの動力伝達装置 - Google Patents
自動二輪車用エンジンの動力伝達装置Info
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- JPH07304484A JPH07304484A JP9672994A JP9672994A JPH07304484A JP H07304484 A JPH07304484 A JP H07304484A JP 9672994 A JP9672994 A JP 9672994A JP 9672994 A JP9672994 A JP 9672994A JP H07304484 A JPH07304484 A JP H07304484A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- vehicle body
- engine
- main shaft
- power transmission
- Prior art date
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- Withdrawn
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62K—CYCLES; CYCLE FRAMES; CYCLE STEERING DEVICES; RIDER-OPERATED TERMINAL CONTROLS SPECIALLY ADAPTED FOR CYCLES; CYCLE AXLE SUSPENSIONS; CYCLE SIDE-CARS, FORECARS, OR THE LIKE
- B62K25/00—Axle suspensions
- B62K25/04—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork
- B62K25/28—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay
- B62K25/283—Axle suspensions for mounting axles resiliently on cycle frame or fork with pivoted chain-stay for cycles without a pedal crank, e.g. motorcycles
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62M—RIDER PROPULSION OF WHEELED VEHICLES OR SLEDGES; POWERED PROPULSION OF SLEDGES OR SINGLE-TRACK CYCLES; TRANSMISSIONS SPECIALLY ADAPTED FOR SUCH VEHICLES
- B62M7/00—Motorcycles characterised by position of motor or engine
- B62M7/02—Motorcycles characterised by position of motor or engine with engine between front and rear wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Arrangement Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン全体のコンパクト化を可能にして重
心回りの慣性モーメントを軽減でき、また車体搭載位置
上の自由度を向上できるとともに、軸間距離を短縮でき
る自動二輪車用エンジンの動力伝達装置を提供する。 【構成】 変速機構51を構成するメイン軸52及びド
ライブ軸53とクランク軸50とを平行に配置し、クラ
ンク軸50の回転を上記メイン軸52からドライブ軸5
3を介して後輪7に伝達する自動二輪車用エンジン10
の動力伝達装置を構成する場合に、上記メイン軸52を
クランク軸50より下方かつ車体前方に配置する。また
上記ドライブ軸53をメイン軸52より車体後方でかつ
上記クランク軸50より車体前方に配置する。さらに駆
動スプロケット55を有する出力軸54を上記クランク
軸50と平行に配置し、該出力軸54とリヤアーム6の
ピボット軸43とを同軸上に配置する。
心回りの慣性モーメントを軽減でき、また車体搭載位置
上の自由度を向上できるとともに、軸間距離を短縮でき
る自動二輪車用エンジンの動力伝達装置を提供する。 【構成】 変速機構51を構成するメイン軸52及びド
ライブ軸53とクランク軸50とを平行に配置し、クラ
ンク軸50の回転を上記メイン軸52からドライブ軸5
3を介して後輪7に伝達する自動二輪車用エンジン10
の動力伝達装置を構成する場合に、上記メイン軸52を
クランク軸50より下方かつ車体前方に配置する。また
上記ドライブ軸53をメイン軸52より車体後方でかつ
上記クランク軸50より車体前方に配置する。さらに駆
動スプロケット55を有する出力軸54を上記クランク
軸50と平行に配置し、該出力軸54とリヤアーム6の
ピボット軸43とを同軸上に配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動二輪車用エンジン
の動力伝達装置における動力伝達軸の配置構造に関す
る。
の動力伝達装置における動力伝達軸の配置構造に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に自動二輪車用エンジンの動力伝達
装置は、クランク軸の回転を、変速機構を構成する複数
組の歯車列が装着されたメイン軸からドライブ軸に伝達
し、該ドライブ軸から取り出した動力をスプロケット,
チェーンを介して後輪スプロケットに伝達するように構
成されている。このような動力伝達装置では、従来、上
記メイン軸,ドライブ軸をクランク軸と平行に配置する
とともに、該クランク軸より車体後方に配置した構造が
一般的である。
装置は、クランク軸の回転を、変速機構を構成する複数
組の歯車列が装着されたメイン軸からドライブ軸に伝達
し、該ドライブ軸から取り出した動力をスプロケット,
チェーンを介して後輪スプロケットに伝達するように構
成されている。このような動力伝達装置では、従来、上
記メイン軸,ドライブ軸をクランク軸と平行に配置する
とともに、該クランク軸より車体後方に配置した構造が
一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
のメイン軸,ドライブ軸の配置構造では、クランクケー
スが車体後方に突出する分だけエンジンの前後方向長さ
が長くなり、大型化するという問題がある。このためエ
ンジン重量が車両重心から分散し、重心回りの慣性モー
メントが大きくなり易く、しかも車体搭載位置上の自由
度が低い。
のメイン軸,ドライブ軸の配置構造では、クランクケー
スが車体後方に突出する分だけエンジンの前後方向長さ
が長くなり、大型化するという問題がある。このためエ
ンジン重量が車両重心から分散し、重心回りの慣性モー
メントが大きくなり易く、しかも車体搭載位置上の自由
度が低い。
【0004】また上記従来の配置構造では、ドライブ軸
が後方に位置していることから出力軸も後方に位置する
こととなり、それだけ前輪,後輪の軸間距離(ホイール
ベース)が長くなり、操縦性の向上を図る上で不利とな
っている。
が後方に位置していることから出力軸も後方に位置する
こととなり、それだけ前輪,後輪の軸間距離(ホイール
ベース)が長くなり、操縦性の向上を図る上で不利とな
っている。
【0005】本発明は、上記従来の状況に鑑みてなされ
たもので、エンジンの前後方向長さを縮小してコンパク
ト化に対応でき、ひいてはエンジン重量を車両重心に集
中させることにより重心回りの慣性モーメントを軽減で
きるとともに、車体搭載位置上の自由度を向上でき、さ
らには軸間距離を短縮できる自動二輪車用エンジンの動
力伝達装置を提供することを目的としている。
たもので、エンジンの前後方向長さを縮小してコンパク
ト化に対応でき、ひいてはエンジン重量を車両重心に集
中させることにより重心回りの慣性モーメントを軽減で
きるとともに、車体搭載位置上の自由度を向上でき、さ
らには軸間距離を短縮できる自動二輪車用エンジンの動
力伝達装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、変速
機構を構成するメイン軸及びドライブ軸とクランク軸と
を平行に配置し、クランク軸の回転を上記メイン軸から
ドライブ軸を介して後輪に伝達するようにした自動二輪
車用エンジンの動力伝達装置において、上記メイン軸を
クランク軸より下方かつ車体前方に配置したことを特徴
としている。
機構を構成するメイン軸及びドライブ軸とクランク軸と
を平行に配置し、クランク軸の回転を上記メイン軸から
ドライブ軸を介して後輪に伝達するようにした自動二輪
車用エンジンの動力伝達装置において、上記メイン軸を
クランク軸より下方かつ車体前方に配置したことを特徴
としている。
【0007】請求項2の発明は、上記ドライブ軸がメイ
ン軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方に
配置されていることを特徴としている。
ン軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方に
配置されていることを特徴としている。
【0008】請求項3の発明は、上記ドライブ軸からの
動力を後輪に伝達する駆動スプロケットを有する出力軸
が上記クランク軸と平行に配置されており、該出力軸と
リヤアームのピボット軸とが同軸をなしていることを特
徴としている。
動力を後輪に伝達する駆動スプロケットを有する出力軸
が上記クランク軸と平行に配置されており、該出力軸と
リヤアームのピボット軸とが同軸をなしていることを特
徴としている。
【0009】
【作用】請求項1の発明に係る自動二輪車用エンジンの
動力伝達装置によれば、メイン軸をクランク軸より下方
かつ車体前方に配置したので、従来のメイン軸をクラン
ク軸後方に配置する場合に比べてエンジンの前後方向長
さが短縮され、これによりエンジン重量を車両重心に集
中させることができ、重心回りの慣性モーメントを軽減
できる。またエンジン全体をコンパクト化できることか
ら、車体搭載位置上の自由度を向上でき、エンジン補機
等の配置スペースに余裕ができる。
動力伝達装置によれば、メイン軸をクランク軸より下方
かつ車体前方に配置したので、従来のメイン軸をクラン
ク軸後方に配置する場合に比べてエンジンの前後方向長
さが短縮され、これによりエンジン重量を車両重心に集
中させることができ、重心回りの慣性モーメントを軽減
できる。またエンジン全体をコンパクト化できることか
ら、車体搭載位置上の自由度を向上でき、エンジン補機
等の配置スペースに余裕ができる。
【0010】さらに本発明では、上記メイン軸をクラン
ク軸前方に配置したので、前輪,後輪の軸間距離を短縮
でき、それだけ操縦性を向上できる。一方、軸間距離を
同じとした場合はリヤアームが長くなることから、後輪
の一定ストローク当たりのリヤアームの揺動角を小さく
でき、挙動の安定化を図ることがてきる。
ク軸前方に配置したので、前輪,後輪の軸間距離を短縮
でき、それだけ操縦性を向上できる。一方、軸間距離を
同じとした場合はリヤアームが長くなることから、後輪
の一定ストローク当たりのリヤアームの揺動角を小さく
でき、挙動の安定化を図ることがてきる。
【0011】請求項2の発明では、ドライブ軸をメイン
軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方に配
置したので、エンジンの前後方向長さをさらに縮小で
き、よりコンパクト化に貢献できる。
軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方に配
置したので、エンジンの前後方向長さをさらに縮小で
き、よりコンパクト化に貢献できる。
【0012】請求項3の発明では、出力軸とリヤアーム
のピボット軸とを同軸上に配置したので、軸間距離が長
くなるのを回避しながら、後輪の上下動に起因するチェ
ーン等の張力変動を抑制できる。即ち、上記メイン軸,
ドライブ軸をクランク軸前方に配置することで出力軸を
別個に設けながら軸間距離の延長を回避できる。通常、
出力軸を別個に設けると、出力軸が後方に位置すること
となるので、それだけ軸間距離が長くなるが、本発明で
はメイン軸,ドライブ軸の前方配置により出力軸の後方
配置を回避できるものである。
のピボット軸とを同軸上に配置したので、軸間距離が長
くなるのを回避しながら、後輪の上下動に起因するチェ
ーン等の張力変動を抑制できる。即ち、上記メイン軸,
ドライブ軸をクランク軸前方に配置することで出力軸を
別個に設けながら軸間距離の延長を回避できる。通常、
出力軸を別個に設けると、出力軸が後方に位置すること
となるので、それだけ軸間距離が長くなるが、本発明で
はメイン軸,ドライブ軸の前方配置により出力軸の後方
配置を回避できるものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図に基づいて説明す
る。図1ないし図6は、請求項1〜3の発明に係る一実
施例による自動二輪車用エンジンの動力伝達装置を説明
するための図であり、図1は本実施例エンジンを車体フ
レームに懸架支持した状態の側面図、図2〜図4はそれ
ぞれ自動二輪車の側面図,正面図,底面図であり、図5
は車体フレームの背面図、図6はリヤアームの底面図で
ある。
る。図1ないし図6は、請求項1〜3の発明に係る一実
施例による自動二輪車用エンジンの動力伝達装置を説明
するための図であり、図1は本実施例エンジンを車体フ
レームに懸架支持した状態の側面図、図2〜図4はそれ
ぞれ自動二輪車の側面図,正面図,底面図であり、図5
は車体フレームの背面図、図6はリヤアームの底面図で
ある。
【0014】図において、1はオフロード用自動二輪車
であり、これの車体フレーム2の前端にはヘッドパイプ
3が溶接されており、該ヘッドパイプ3には前フォーク
4の操向軸が左右に操向自在に軸支され、該前フォーク
4の下端で前輪5が軸支されている。また上記車体フレ
ーム2の後端にはリヤアーム6が上下に揺動自在に軸支
されており、該アーム6の後端で後輪7が軸支されてい
る。
であり、これの車体フレーム2の前端にはヘッドパイプ
3が溶接されており、該ヘッドパイプ3には前フォーク
4の操向軸が左右に操向自在に軸支され、該前フォーク
4の下端で前輪5が軸支されている。また上記車体フレ
ーム2の後端にはリヤアーム6が上下に揺動自在に軸支
されており、該アーム6の後端で後輪7が軸支されてい
る。
【0015】上記車体フレーム2にはエンジンユニット
10が懸架支持されており、該エンジンユニット10の
上方にはシート11が配設され、該シート11の下方に
は燃料タンク12が配設されている。この燃料タンク1
2はシート11の前部,後部にわたって延びており、こ
れによりマスの集中を考慮するとともに容量配分の適正
化を図っている。また上記シート11の周囲はサイドカ
バー13で囲まれており、上記車体フレーム2,エンジ
ンユニット10,及び前フォーク4部分はアッパ,ロア
カウリング14a,14bで囲まれている。このロアカ
ウリング14bの底部には図示しないツールボックス収
納部が形成されている。
10が懸架支持されており、該エンジンユニット10の
上方にはシート11が配設され、該シート11の下方に
は燃料タンク12が配設されている。この燃料タンク1
2はシート11の前部,後部にわたって延びており、こ
れによりマスの集中を考慮するとともに容量配分の適正
化を図っている。また上記シート11の周囲はサイドカ
バー13で囲まれており、上記車体フレーム2,エンジ
ンユニット10,及び前フォーク4部分はアッパ,ロア
カウリング14a,14bで囲まれている。このロアカ
ウリング14bの底部には図示しないツールボックス収
納部が形成されている。
【0016】上記エンジンユニット10は、水冷式4サ
イクル5バルブのL型ツインエンジンであり、これはク
ランクケース15の上壁に上側シリンダボディ16a,
シリンダヘッド17aを、前壁に前側シリンダボディ1
6b,シリンダヘッド17bをそれぞれ締結し、各シリ
ンダヘッド17a,17bにヘッドカバー18a,18
bを装着した構造のものである。上記上側シリンダボデ
ィ16aの気筒は略垂直に向けられており、下側シリン
ダボディ16bの気筒は略水平に向けられている。な
お、19は吸気,排気バルブ用カム軸を回転駆動するカ
ムチェーンである。
イクル5バルブのL型ツインエンジンであり、これはク
ランクケース15の上壁に上側シリンダボディ16a,
シリンダヘッド17aを、前壁に前側シリンダボディ1
6b,シリンダヘッド17bをそれぞれ締結し、各シリ
ンダヘッド17a,17bにヘッドカバー18a,18
bを装着した構造のものである。上記上側シリンダボデ
ィ16aの気筒は略垂直に向けられており、下側シリン
ダボディ16bの気筒は略水平に向けられている。な
お、19は吸気,排気バルブ用カム軸を回転駆動するカ
ムチェーンである。
【0017】上記クランクケース15の後部にはこれに
近接させてリヤクッション20が配設されており、該ク
ッション20の軸芯は上側シリンダボディ16aの気筒
と略平行となっている。上記リヤクッション20の上端
20aは上記車体フレーム2の支持部2aに軸支されて
おり、下端20bは車体フレーム2とリヤアーム6の間
に介設されたリンク部材21に軸支されている。
近接させてリヤクッション20が配設されており、該ク
ッション20の軸芯は上側シリンダボディ16aの気筒
と略平行となっている。上記リヤクッション20の上端
20aは上記車体フレーム2の支持部2aに軸支されて
おり、下端20bは車体フレーム2とリヤアーム6の間
に介設されたリンク部材21に軸支されている。
【0018】上記クランクケース15の左側部にはジェ
ネレータ25が配設されており、右側部にはクラッチ機
構26が配設されている。また上記両シリンダボディ1
6a,16bの間にはスタータモータ27が、これの上
部の車体フレーム2内にはオイルタンク28がそれぞれ
配設されており、下側シリンダボディ16bの下部には
ウオータポンプ24が配設されている。
ネレータ25が配設されており、右側部にはクラッチ機
構26が配設されている。また上記両シリンダボディ1
6a,16bの間にはスタータモータ27が、これの上
部の車体フレーム2内にはオイルタンク28がそれぞれ
配設されており、下側シリンダボディ16bの下部には
ウオータポンプ24が配設されている。
【0019】上記各シリンダヘッド17a,17bには
それぞれ吸気ダクト29,29が接続されており、この
両ダクト29の軸芯は車幅方向中心線から左右に若干偏
位している。また上記両ダクト29の途中にはスロット
ルボディ29aが介設され、これの下流側には図示しな
い燃料噴射用インジェクタが配設されている。上記吸気
ダクト29は車体フレーム2の前端部に配置されたエア
クリーナ30に接続されており、このエアクリーナ30
への導風ダクト30aは車体前方に延び、上記アッパカ
ウリング14a部分に開口している。またエアクリーナ
30内には一対のエレメント31が左右に配設されてお
り、上記導風ダクト30aはエアクリーナ30の上端の
吸い込み口に連通している。これにより耐水性,防塵性
の向上を図っている。
それぞれ吸気ダクト29,29が接続されており、この
両ダクト29の軸芯は車幅方向中心線から左右に若干偏
位している。また上記両ダクト29の途中にはスロット
ルボディ29aが介設され、これの下流側には図示しな
い燃料噴射用インジェクタが配設されている。上記吸気
ダクト29は車体フレーム2の前端部に配置されたエア
クリーナ30に接続されており、このエアクリーナ30
への導風ダクト30aは車体前方に延び、上記アッパカ
ウリング14a部分に開口している。またエアクリーナ
30内には一対のエレメント31が左右に配設されてお
り、上記導風ダクト30aはエアクリーナ30の上端の
吸い込み口に連通している。これにより耐水性,防塵性
の向上を図っている。
【0020】また上記車体フレーム2の前方左右にはそ
れぞれラジエータ32a,32bが配設されており、右
側ラジエータ32aの下部にはバッテリ33が配置され
ている。各ラジエータ32a,32bに臨むアッパカウ
リング14a部分には開口が形成されており、該開口か
らの走行風をラジエータ32a,32bに導入するダク
ト32c,32dが形成されている。この走行風がラジ
エータを通過した後エンジン補機等を冷却するようにな
っている。また上記両ダクト32c,32dはマッドガ
ードの機能を果たしている。
れぞれラジエータ32a,32bが配設されており、右
側ラジエータ32aの下部にはバッテリ33が配置され
ている。各ラジエータ32a,32bに臨むアッパカウ
リング14a部分には開口が形成されており、該開口か
らの走行風をラジエータ32a,32bに導入するダク
ト32c,32dが形成されている。この走行風がラジ
エータを通過した後エンジン補機等を冷却するようにな
っている。また上記両ダクト32c,32dはマッドガ
ードの機能を果たしている。
【0021】上記上側シリンダヘッド17aの背面に上
側排気管35が、下側シリンダヘッド17bの下面に下
側排気管36がそれぞれ接続されている。上記上側排気
管35は、シリンダヘッド17aから一旦後方に延びた
のち前方左側部に屈曲し、続いてジェネレータ25の外
周を回り込んで車体下部後方に延びている。
側排気管35が、下側シリンダヘッド17bの下面に下
側排気管36がそれぞれ接続されている。上記上側排気
管35は、シリンダヘッド17aから一旦後方に延びた
のち前方左側部に屈曲し、続いてジェネレータ25の外
周を回り込んで車体下部後方に延びている。
【0022】また上記下側排気管36は、下側シリンダ
ボディ17から一旦下方に延びたのち車体右側部に屈曲
し、続いてエンジンの外周を回り込んで車体左側部に延
び、ここから車体後方に延びて上記上側排気管35に合
流している。そしてこの合流部37aにマフラ37が接
続されている。このように各排気管35,36を屈曲さ
せることにより排気管の必要長さを確保し、もって低中
速域での出力の向上を図っている。
ボディ17から一旦下方に延びたのち車体右側部に屈曲
し、続いてエンジンの外周を回り込んで車体左側部に延
び、ここから車体後方に延びて上記上側排気管35に合
流している。そしてこの合流部37aにマフラ37が接
続されている。このように各排気管35,36を屈曲さ
せることにより排気管の必要長さを確保し、もって低中
速域での出力の向上を図っている。
【0023】上記車体フレーム2は、上記ヘッドパイプ
3と、該ヘッドパイプ3から車体後方に延びる左, 右一
対のメインフレーム41,41´とから構成されてい
る。この両メインフレーム41,41´はエンジンユニ
ット10の左, 右側方を覆う幅広の板状のものであり、
該両フレーム41,41´は前部から後端にかけて略平
行に形成されており、かつ側面視でヘッドパイプ3とピ
ボット軸42とを略直線状に結ぶ形状となっている。さ
らに上記両メインフレーム41,41´の間隔はエンジ
ンユニット10の幅より若干広い程度の幅に設定されて
おり、これにより該両フレーム41,41´でエンジン
ユニット10を挟み込んでいる。
3と、該ヘッドパイプ3から車体後方に延びる左, 右一
対のメインフレーム41,41´とから構成されてい
る。この両メインフレーム41,41´はエンジンユニ
ット10の左, 右側方を覆う幅広の板状のものであり、
該両フレーム41,41´は前部から後端にかけて略平
行に形成されており、かつ側面視でヘッドパイプ3とピ
ボット軸42とを略直線状に結ぶ形状となっている。さ
らに上記両メインフレーム41,41´の間隔はエンジ
ンユニット10の幅より若干広い程度の幅に設定されて
おり、これにより該両フレーム41,41´でエンジン
ユニット10を挟み込んでいる。
【0024】そして上記左側のメインフレーム41は上
部フレーム41aと下部フレーム41bとの2分割構造
となっており、該両フレーム41a,41bはボルトで
着脱可能に結合されている。またこの上部フレーム41
aと下部フレーム41bとの間にはジェネレータ25の
外周に沿う円弧状の逃げ穴41cが形成されている。ま
た上記左右のメインフレーム41,41´の上部には三
角形状の開口41dが形成されており、該開口41d間
に上記オイルタンク28が架け渡して配置されている。
部フレーム41aと下部フレーム41bとの2分割構造
となっており、該両フレーム41a,41bはボルトで
着脱可能に結合されている。またこの上部フレーム41
aと下部フレーム41bとの間にはジェネレータ25の
外周に沿う円弧状の逃げ穴41cが形成されている。ま
た上記左右のメインフレーム41,41´の上部には三
角形状の開口41dが形成されており、該開口41d間
に上記オイルタンク28が架け渡して配置されている。
【0025】上記両メインフレーム41,41´の後端
部外側面にはリヤアーム支持ブラケット42がボルト締
め固定されており、この支持ブラケット42によりリヤ
アーム6の左右ピボット部40aがピボット軸43を介
して軸支されている。上記リヤアーム6は、左, 右一対
のアーム本体40,40の中央部同士を接続してなる平
面視大略H状のもので、各アーム本体40の前端に上記
ピボット部40aが一体形成されている。上記両アーム
本体40の後端間には車軸7aが挿通締結されており、
該車軸7aに上記後輪7が軸支されている。
部外側面にはリヤアーム支持ブラケット42がボルト締
め固定されており、この支持ブラケット42によりリヤ
アーム6の左右ピボット部40aがピボット軸43を介
して軸支されている。上記リヤアーム6は、左, 右一対
のアーム本体40,40の中央部同士を接続してなる平
面視大略H状のもので、各アーム本体40の前端に上記
ピボット部40aが一体形成されている。上記両アーム
本体40の後端間には車軸7aが挿通締結されており、
該車軸7aに上記後輪7が軸支されている。
【0026】また上記両メインフレーム41,41´の
後端部内側には、上記リヤクッション20に沿って上下
方向に延びる左,右一対のリブ部46が一体形成されて
いる。このリブ部46の上端間に上記リヤクッション2
0を軸支する支持部2aが一体形成されており、これに
よりバウンド荷重に対する剛性,強度を確保している。
また上記リブ部46の下端同士は連結部材46a及びボ
ルト46bによって互いに結合されており、この連結部
材46aに形成されたブラケット46cによって上記リ
ンク部材21の前端部21aが軸支されている。
後端部内側には、上記リヤクッション20に沿って上下
方向に延びる左,右一対のリブ部46が一体形成されて
いる。このリブ部46の上端間に上記リヤクッション2
0を軸支する支持部2aが一体形成されており、これに
よりバウンド荷重に対する剛性,強度を確保している。
また上記リブ部46の下端同士は連結部材46a及びボ
ルト46bによって互いに結合されており、この連結部
材46aに形成されたブラケット46cによって上記リ
ンク部材21の前端部21aが軸支されている。
【0027】上記クランクケース15内にはクランク軸
50が車幅方向に配置されており、該クランク軸のクラ
ンクピン50aは上記両気筒で共用されている。また上
記クランクケース15の下部には変速機構51が収容配
置されている。この変速機構51はメイン軸52,ドラ
イブ軸53に装着された多数の変速歯車同士を噛合させ
たもので、上記メイン軸52,ドライブ軸53は上記ク
ランク軸50と平行に配置されており、該メイン軸52
の右端に上記クラッチ機構26が装着されている。
50が車幅方向に配置されており、該クランク軸のクラ
ンクピン50aは上記両気筒で共用されている。また上
記クランクケース15の下部には変速機構51が収容配
置されている。この変速機構51はメイン軸52,ドラ
イブ軸53に装着された多数の変速歯車同士を噛合させ
たもので、上記メイン軸52,ドライブ軸53は上記ク
ランク軸50と平行に配置されており、該メイン軸52
の右端に上記クラッチ機構26が装着されている。
【0028】上記変速機構51のメイン軸52は上記ク
ランク軸50より下方で、かつ車体前方に配置されてお
り、上記ドライブ軸53は上記メイン軸52より後方
で、かつクランク軸50より車体前方に配置されてい
る。
ランク軸50より下方で、かつ車体前方に配置されてお
り、上記ドライブ軸53は上記メイン軸52より後方
で、かつクランク軸50より車体前方に配置されてい
る。
【0029】また上記クランクケース15内のドライブ
軸53の後方には出力軸54が上記クランク軸50と平
行に配設されており、該出力軸54は上記ピボット軸4
3と同軸上に配置されている。
軸53の後方には出力軸54が上記クランク軸50と平
行に配設されており、該出力軸54は上記ピボット軸4
3と同軸上に配置されている。
【0030】ここで上記上側のシリンダボディ16aが
略垂直になっている点と、上記出力軸54がクランク軸
下方でかつこれの後側近傍に位置していることから、上
記上側シリンダボディ16aの後壁とクランクケース後
壁15aとが略面一で垂直をなすこととなり、この点か
らエンジン後側にデッドスペースを生じさせることなく
リヤクッション20をエンジンユニット10により近接
させることができる。
略垂直になっている点と、上記出力軸54がクランク軸
下方でかつこれの後側近傍に位置していることから、上
記上側シリンダボディ16aの後壁とクランクケース後
壁15aとが略面一で垂直をなすこととなり、この点か
らエンジン後側にデッドスペースを生じさせることなく
リヤクッション20をエンジンユニット10により近接
させることができる。
【0031】また上記出力軸54には図示しない出力歯
車が結合されており、該出力歯車は上記ドライブ軸53
の駆動歯車に噛合している。また上記出力軸54の右端
部はケースから突出しており、該突出部には駆動スプロ
ケット55が結合されている。また、この出力軸54は
上述のリヤアーム60のピボット軸43と同軸をなして
いる。
車が結合されており、該出力歯車は上記ドライブ軸53
の駆動歯車に噛合している。また上記出力軸54の右端
部はケースから突出しており、該突出部には駆動スプロ
ケット55が結合されている。また、この出力軸54は
上述のリヤアーム60のピボット軸43と同軸をなして
いる。
【0032】上記駆動スプロケット55と上記後輪7に
固定された従動スプロケット56とはチェーン57で連
結されている。このチェーン57の図示上側部分は上記
リヤアーム6の右側のアーム本体40´に前後方向に貫
通形成されたガイド穴40a内に配設されている。また
このチェーン57にはこれを内側に絞り込むチェンガイ
ド58,59が噛合している。該チェンガイド58,5
9は上記リヤアーム6に回転自在に軸支されており、か
つリヤアーム軸線Aと直角方向位置を調節可能になって
いる。なお、上記チェーンガイド58は上記ガイド穴4
0a内に配設されている。この上側チェンガイド58は
駆動時におけるチェーンの張り側の角度調整用のもの
で、下側チェンガイド59はエンジンブレーキ時の調整
用のものである。
固定された従動スプロケット56とはチェーン57で連
結されている。このチェーン57の図示上側部分は上記
リヤアーム6の右側のアーム本体40´に前後方向に貫
通形成されたガイド穴40a内に配設されている。また
このチェーン57にはこれを内側に絞り込むチェンガイ
ド58,59が噛合している。該チェンガイド58,5
9は上記リヤアーム6に回転自在に軸支されており、か
つリヤアーム軸線Aと直角方向位置を調節可能になって
いる。なお、上記チェーンガイド58は上記ガイド穴4
0a内に配設されている。この上側チェンガイド58は
駆動時におけるチェーンの張り側の角度調整用のもの
で、下側チェンガイド59はエンジンブレーキ時の調整
用のものである。
【0033】上記チェンガイド58,又は59は、上記
ピボット軸43と後輪7の車軸7aとを結ぶリヤアーム
軸線Aとチェーン57の上側ラインB又は下側ラインC
とのなす角度θを0度あるいはこれより若干大きい角度
に調整可能となっている。ここで上記θを0度に調整す
ることによって上記リヤアーム軸線Aと直角方向の分力
を零にすることができ、このようにすることにより実走
時の車体ピッチングを抑制でき、操縦性を向上できる。
ピボット軸43と後輪7の車軸7aとを結ぶリヤアーム
軸線Aとチェーン57の上側ラインB又は下側ラインC
とのなす角度θを0度あるいはこれより若干大きい角度
に調整可能となっている。ここで上記θを0度に調整す
ることによって上記リヤアーム軸線Aと直角方向の分力
を零にすることができ、このようにすることにより実走
時の車体ピッチングを抑制でき、操縦性を向上できる。
【0034】次に本実施例の作用効果について説明す
る。本実施例の自動二輪車1によれば、変速機構51の
メイン軸52をクランク軸50の下方かつ車体前方に配
置し、ドライブ軸53をメイン軸52の後方かつクラン
ク軸50より車体前方に配置したので、エンジンユニッ
ト10全体の車体前後方向長さを短縮することができ、
これによりエンジン重量を車両重心に集中させることが
でき、重心回りの慣性モーメントを軽減できる。
る。本実施例の自動二輪車1によれば、変速機構51の
メイン軸52をクランク軸50の下方かつ車体前方に配
置し、ドライブ軸53をメイン軸52の後方かつクラン
ク軸50より車体前方に配置したので、エンジンユニッ
ト10全体の車体前後方向長さを短縮することができ、
これによりエンジン重量を車両重心に集中させることが
でき、重心回りの慣性モーメントを軽減できる。
【0035】上記エンジン全体をコンパクト化できるこ
とから、エンジン,エンジン補機,あるいはリヤクッシ
ョン等の車体搭載位置の自由度を向上でき、操縦性,走
破性の向上を図ることができる。即ち、上記リヤクッシ
ョン20,燃料タンク12等の重量物を車両重心に集中
させることができ、この点からも慣性モーメントの低減
が可能となる。
とから、エンジン,エンジン補機,あるいはリヤクッシ
ョン等の車体搭載位置の自由度を向上でき、操縦性,走
破性の向上を図ることができる。即ち、上記リヤクッシ
ョン20,燃料タンク12等の重量物を車両重心に集中
させることができ、この点からも慣性モーメントの低減
が可能となる。
【0036】また本実施例では、上記メイン軸52,ド
ライブ軸53をクランク軸50前方に配置したので、そ
れだけ前,後輪5,7の軸間距離を短縮でき、操縦性を
向上できる。ここで、上記軸間距離を同じとした場合は
リヤアーム6を長くすることができるから、揺動角を小
さくできる分だけ挙動の安定化を図ることができる。
ライブ軸53をクランク軸50前方に配置したので、そ
れだけ前,後輪5,7の軸間距離を短縮でき、操縦性を
向上できる。ここで、上記軸間距離を同じとした場合は
リヤアーム6を長くすることができるから、揺動角を小
さくできる分だけ挙動の安定化を図ることができる。
【0037】さらに本実施例では、エンジン出力軸54
とリヤアーム6のピボット軸43とを同軸上に配置した
ので、後輪7の上下動に起因するチェーン57の張力変
動を抑制できるとともに、軸間距離が長くなるのを抑制
できる。またこの場合、上側シリンダボディ16aを略
垂直に配置し、出力軸をクランク軸の後側近傍に配置し
たので、クランクケース後壁が略面一かつ略垂直とな
り、クッションユニット20をよりエンジンユニットに
近接させることができ、この点からも重量物を車体重心
に近づけることができ、重心回りの慣性モーメントを軽
減できる。
とリヤアーム6のピボット軸43とを同軸上に配置した
ので、後輪7の上下動に起因するチェーン57の張力変
動を抑制できるとともに、軸間距離が長くなるのを抑制
できる。またこの場合、上側シリンダボディ16aを略
垂直に配置し、出力軸をクランク軸の後側近傍に配置し
たので、クランクケース後壁が略面一かつ略垂直とな
り、クッションユニット20をよりエンジンユニットに
近接させることができ、この点からも重量物を車体重心
に近づけることができ、重心回りの慣性モーメントを軽
減できる。
【0038】また、本実施例では、両メインフレーム4
1,41´でエンジンユニット10の左, 右側方を覆う
ようにしたので、上下方向の幅寸法を充分に確保でき、
捩じり剛性,横剛性の向上を図りながら落下強度に対す
る縦剛性を向上できる。また両メインフレーム41,4
1´間の寸法を狭くし、かつ平行としたので、ヘッドパ
イプ回りの捩じりモーメントを小さくでき、この点から
も剛性を向上できる。
1,41´でエンジンユニット10の左, 右側方を覆う
ようにしたので、上下方向の幅寸法を充分に確保でき、
捩じり剛性,横剛性の向上を図りながら落下強度に対す
る縦剛性を向上できる。また両メインフレーム41,4
1´間の寸法を狭くし、かつ平行としたので、ヘッドパ
イプ回りの捩じりモーメントを小さくでき、この点から
も剛性を向上できる。
【0039】さらに上記メインフレーム41,41´の
間隔を狭小化したので、これに伴ってシート11,燃料
タンク12,あるいはラジエータ32等のエンジン補機
をスリム化でき、ひいては車体全体をスリム化でき、操
縦性を向上できる。
間隔を狭小化したので、これに伴ってシート11,燃料
タンク12,あるいはラジエータ32等のエンジン補機
をスリム化でき、ひいては車体全体をスリム化でき、操
縦性を向上できる。
【0040】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明に係る自動
二輪車用エンジンの動力伝達装置によれば、変速機構を
構成するメイン軸をクランク軸より下方かつ車体前方に
配置したので、エンジン全体をコンパクト化でき、重心
回りの慣性モーメントを軽減できる効果があり、また車
体搭載位置の自由度を向上でき、さらには軸間距離を短
縮できる分だけ操縦性を向上できる効果がある。
二輪車用エンジンの動力伝達装置によれば、変速機構を
構成するメイン軸をクランク軸より下方かつ車体前方に
配置したので、エンジン全体をコンパクト化でき、重心
回りの慣性モーメントを軽減できる効果があり、また車
体搭載位置の自由度を向上でき、さらには軸間距離を短
縮できる分だけ操縦性を向上できる効果がある。
【0041】請求項2の発明では、ドライブ軸をメイン
軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方に配
置したので、エンジンの前後方向長さをさらに縮小で
き、よりコンパクト化に貢献できる。
軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方に配
置したので、エンジンの前後方向長さをさらに縮小で
き、よりコンパクト化に貢献できる。
【0042】請求項3の発明では、出力軸とリヤアーム
のピボット軸とを同軸上に配置したので、軸間距離が長
くなるのを回避しながら、後輪の上下動に起因するチェ
ーン等の張力変動を抑制できる効果がある。
のピボット軸とを同軸上に配置したので、軸間距離が長
くなるのを回避しながら、後輪の上下動に起因するチェ
ーン等の張力変動を抑制できる効果がある。
【図1】請求項1〜3の発明の一実施例による自動二輪
車用エンジンの動力伝達装置を説明するための側面図で
ある。
車用エンジンの動力伝達装置を説明するための側面図で
ある。
【図2】上記実施例エンジンを搭載した自動二輪車の側
面図である。
面図である。
【図3】上記実施例の自動二輪車の正面図である。
【図4】上記実施例エンジンの底面図である。
【図5】上記実施例の車体フレームの背面図である。
【図6】上記実施例のリヤアームの底面図である。
【図7】上記実施例の車体フレームの右側面図である。
【図8】上記実施例の車体フレームの左側面図である。
1 自動二輪車 6 リヤアーム 7 後輪 10 エンジンユニット 43 ピボット軸 50 クランク軸 51 変速機構 52 メイン軸 53 ドライブ軸 55 駆動スプロケット
Claims (3)
- 【請求項1】 変速機構を構成するメイン軸及びドライ
ブ軸とクランク軸とを平行に配置し、クランク軸の回転
を上記メイン軸からドライブ軸を介して後輪に伝達する
ようにした自動二輪車用エンジンの動力伝達装置におい
て、上記メイン軸をクランク軸より下方かつ車体前方に
配置したことを特徴とする自動二輪車用エンジンの動力
伝達装置。 - 【請求項2】 請求項1において、上記ドライブ軸がメ
イン軸より車体後方でかつ上記クランク軸より車体前方
に配置されていることを特徴とする自動二輪車用エンジ
ンの動力伝達装置。 - 【請求項3】 請求項1又は2において、上記ドライブ
軸からの動力を後輪に伝達する駆動スプロケットを有す
る出力軸が上記クランク軸と平行に配置されており、該
出力軸とリヤアームのピボット軸とが同軸をなしている
ことを特徴とする自動二輪車用エンジンの動力伝達装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9672994A JPH07304484A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 自動二輪車用エンジンの動力伝達装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9672994A JPH07304484A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 自動二輪車用エンジンの動力伝達装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07304484A true JPH07304484A (ja) | 1995-11-21 |
Family
ID=14172826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9672994A Withdrawn JPH07304484A (ja) | 1994-05-10 | 1994-05-10 | 自動二輪車用エンジンの動力伝達装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07304484A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1652766A3 (en) * | 2004-10-27 | 2008-12-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
WO2015124709A1 (en) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | Alter Ego S.A.S. | Vehicle having two or three wheels |
-
1994
- 1994-05-10 JP JP9672994A patent/JPH07304484A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1652766A3 (en) * | 2004-10-27 | 2008-12-03 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Straddle-type vehicle |
WO2015124709A1 (en) * | 2014-02-21 | 2015-08-27 | Alter Ego S.A.S. | Vehicle having two or three wheels |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010731 |