JPH0728381Y2 - 扉開閉機構 - Google Patents
扉開閉機構Info
- Publication number
- JPH0728381Y2 JPH0728381Y2 JP1988101925U JP10192588U JPH0728381Y2 JP H0728381 Y2 JPH0728381 Y2 JP H0728381Y2 JP 1988101925 U JP1988101925 U JP 1988101925U JP 10192588 U JP10192588 U JP 10192588U JP H0728381 Y2 JPH0728381 Y2 JP H0728381Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- door
- case
- closing mechanism
- guide
- door opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05D—HINGES OR SUSPENSION DEVICES FOR DOORS, WINDOWS OR WINGS
- E05D15/00—Suspension arrangements for wings
- E05D15/56—Suspension arrangements for wings with successive different movements
- E05D15/58—Suspension arrangements for wings with successive different movements with both swinging and sliding movements
- E05D15/582—Suspension arrangements for wings with successive different movements with both swinging and sliding movements with horizontal swinging axis
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47B—TABLES; DESKS; OFFICE FURNITURE; CABINETS; DRAWERS; GENERAL DETAILS OF FURNITURE
- A47B81/00—Cabinets or racks specially adapted for other particular purposes, e.g. for storing guns or skis
- A47B81/06—Furniture aspects of radio, television, gramophone, or record cabinets
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E05—LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
- E05Y—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
- E05Y2900/00—Application of doors, windows, wings or fittings thereof
- E05Y2900/20—Application of doors, windows, wings or fittings thereof for furniture, e.g. cabinets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はテレビ置台等に用いられる扉開閉機構に関する
ものである。
ものである。
[従来の技術] 従来の一般的なヒンジ式の扉は、そのヒンジ部が固定的
に設けられ、扉は単にヒンジ部を中心に回転して開閉す
るのみであるが、ヒンジ部を扉の全開した水平状態でケ
ース内部方向に移動可能にして、開いた扉をケース内部
に収納可能にしたヒンジ部移動式の扉開閉機構もある。
この種の従来のヒンジ部移動式の扉開閉機構において
は、単にヒンジ部を移動可能にした構造、例えば、ケー
ス本体の天井面あるいは側壁内面に設けた水平方向のガ
イド溝にヒンジ部を移動可能に係合させた構造等であ
る。
に設けられ、扉は単にヒンジ部を中心に回転して開閉す
るのみであるが、ヒンジ部を扉の全開した水平状態でケ
ース内部方向に移動可能にして、開いた扉をケース内部
に収納可能にしたヒンジ部移動式の扉開閉機構もある。
この種の従来のヒンジ部移動式の扉開閉機構において
は、単にヒンジ部を移動可能にした構造、例えば、ケー
ス本体の天井面あるいは側壁内面に設けた水平方向のガ
イド溝にヒンジ部を移動可能に係合させた構造等であ
る。
[考案が解決しようとする問題点] 上記従来の単なるヒンジ部移動式の扉開閉機構は、開い
た扉をケース内部に収納することができるので扉が邪魔
にならない、美観を損なわない、ガラスの扉でも割る危
険が少ない等の長所があるが、扉をケース内部にスライ
ドさせる際の動作が円滑でなく、十分注意して左右を均
等に押し込まないと、扉の動きに扉幅方向のがたつきが
生じるという欠点がある。
た扉をケース内部に収納することができるので扉が邪魔
にならない、美観を損なわない、ガラスの扉でも割る危
険が少ない等の長所があるが、扉をケース内部にスライ
ドさせる際の動作が円滑でなく、十分注意して左右を均
等に押し込まないと、扉の動きに扉幅方向のがたつきが
生じるという欠点がある。
本考案は上記従来の欠点を解消するためになされたも
ので、ヒンジ部移動式の扉において、開いた扉を収納す
る際の動作を円滑に行うことのできる扉開閉機構を提供
することを目的とする。
ので、ヒンジ部移動式の扉において、開いた扉を収納す
る際の動作を円滑に行うことのできる扉開閉機構を提供
することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本考案では上記課題を解決するために、扉の上縁部に線
材をクランク状に屈曲してなる横ぶれ規制部材の左右の
アーム部間の中間軸部を回転可能に、かつ扉幅方向に移
動しないように取り付け、前記横ぶれ規制部材の左右の
アーム部の先端の端軸部を、ケース本体の左右の側板に
固定したガイドプレートにあけたガイド溝に沿って移動
可能に、かつガイドプレートにより扉幅方向の移動を拘
束されるように係合させた。
材をクランク状に屈曲してなる横ぶれ規制部材の左右の
アーム部間の中間軸部を回転可能に、かつ扉幅方向に移
動しないように取り付け、前記横ぶれ規制部材の左右の
アーム部の先端の端軸部を、ケース本体の左右の側板に
固定したガイドプレートにあけたガイド溝に沿って移動
可能に、かつガイドプレートにより扉幅方向の移動を拘
束されるように係合させた。
[作用] 上記構成において、扉を水平になるまで開きその状態で
扉をケース内部方向に押し込むと、ヒンジ部が移動して
扉はケース内部に収納される。
扉をケース内部方向に押し込むと、ヒンジ部が移動して
扉はケース内部に収納される。
この収納動作の際、横振れ規制部材の左右のアーム部の
先端の端軸部は、ガイドプレートのガイド溝により扉幅
方向の移動を拘束されつつガイド溝に沿って移動する。
したがって、横ぶれ規制部材は扉幅方向の動きを拘束さ
れ、この横ぶれ規制部材と扉幅方向に相対移動のない扉
も同じく、扉幅方向の動きを規制され、扉幅方向にがた
つくことなく安定した円滑な動作でケース内部に押し込
まれる。また、扉を引き出す際の動作も同様に円滑に行
われる。
先端の端軸部は、ガイドプレートのガイド溝により扉幅
方向の移動を拘束されつつガイド溝に沿って移動する。
したがって、横ぶれ規制部材は扉幅方向の動きを拘束さ
れ、この横ぶれ規制部材と扉幅方向に相対移動のない扉
も同じく、扉幅方向の動きを規制され、扉幅方向にがた
つくことなく安定した円滑な動作でケース内部に押し込
まれる。また、扉を引き出す際の動作も同様に円滑に行
われる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を図面を参照して説明する。
第1実施例を第1図〜第8図に示す。第1図は扉開閉機
構の側面図、第2図は同じく要部の平面図、第3図は分
解斜視図、第4図および第5図は扉の開閉動作を示す斜
視図、また第6図〜第8図は同じく扉の開閉動作を示す
側面図である。各図において、例えばガラスより成る扉
1の上端部に鉄板をU字形に折曲したカザリオビ(磁性
金属片)2が固定され、このカザリオビ2に線材をクラ
ンク状に屈曲してなる横ぶれ規制部材4が扉幅方向左右
位置の軸受け3により回転可能に取り付けられている。
この左右の軸受け3は、横ぶれ規制部材4の中間軸部4a
の左右端位置を押さえた状態でねじ17でカザリオビ2に
固定されており、横ぶれ規制部材4と扉1との間に扉幅
方向の相対移動が生じないようにしている。
構の側面図、第2図は同じく要部の平面図、第3図は分
解斜視図、第4図および第5図は扉の開閉動作を示す斜
視図、また第6図〜第8図は同じく扉の開閉動作を示す
側面図である。各図において、例えばガラスより成る扉
1の上端部に鉄板をU字形に折曲したカザリオビ(磁性
金属片)2が固定され、このカザリオビ2に線材をクラ
ンク状に屈曲してなる横ぶれ規制部材4が扉幅方向左右
位置の軸受け3により回転可能に取り付けられている。
この左右の軸受け3は、横ぶれ規制部材4の中間軸部4a
の左右端位置を押さえた状態でねじ17でカザリオビ2に
固定されており、横ぶれ規制部材4と扉1との間に扉幅
方向の相対移動が生じないようにしている。
一方、扉1を設けるケース本体の両側板6a,6bの内面に
は、前記クランク状の横ぶれ規制部材4の左右のアーム
部4bの各先端の端軸部4cをガイドするためのガイド溝5a
を持つガイドプレート5がねじ7により固定されてい
る。このガイドプレート5のガイド溝5aには、前記横ぶ
れ規制部材4の左右の端軸部4cに取り付けられた周溝付
きのローラ8がその周溝において嵌めこまれ、こうし
て、横ぶれ規制部材4は扉幅方向の移動を拘束されてい
る。
は、前記クランク状の横ぶれ規制部材4の左右のアーム
部4bの各先端の端軸部4cをガイドするためのガイド溝5a
を持つガイドプレート5がねじ7により固定されてい
る。このガイドプレート5のガイド溝5aには、前記横ぶ
れ規制部材4の左右の端軸部4cに取り付けられた周溝付
きのローラ8がその周溝において嵌めこまれ、こうし
て、横ぶれ規制部材4は扉幅方向の移動を拘束されてい
る。
また、このガイドプレート5の内面側には、扉1を閉じ
た位置で扉1を回転可能に支持し、かつ扉1のケース内
部方向への移動を円滑に行うためのローラ9が回転可能
に取り付けられている。そして、扉1の開閉位置でロー
ラ9に係合する一部弧状のヒンジ金具(すなわちヒンジ
部)10が、前記ローラ9の外周を抱く形でカザリオビ2
に固定されている。また、扉1の下端縁の例えば右端部
にマグネットキャッチ片11が取り付けられ、このマグネ
ットキャッチ片11に対向してケース本体の底板13にマグ
ネットキャッチ12が設けられている。そして、扉1をケ
ース本体内に収納するための収納部(実施例の場合単な
る収納空間)14がケース本体上部板15の下面近傍に形成
されている。そして、扉1を収納部14に収納したときに
カザリオビ2を磁力により吸着するマグネットキャッチ
16が前記上部板15のほぼ中央部の適宜な位置に設けられ
ている。前記マグネットキャッチ12,16は、一度押した
ときにマグネットキャッチ片11またはカザリオビ2を磁
力で吸着し、再度押すと吸着力が解除される構造であ
る。なお、第3図において、18はマグネットキャッチ片
11を扉1に固定するためのねじを示す。
た位置で扉1を回転可能に支持し、かつ扉1のケース内
部方向への移動を円滑に行うためのローラ9が回転可能
に取り付けられている。そして、扉1の開閉位置でロー
ラ9に係合する一部弧状のヒンジ金具(すなわちヒンジ
部)10が、前記ローラ9の外周を抱く形でカザリオビ2
に固定されている。また、扉1の下端縁の例えば右端部
にマグネットキャッチ片11が取り付けられ、このマグネ
ットキャッチ片11に対向してケース本体の底板13にマグ
ネットキャッチ12が設けられている。そして、扉1をケ
ース本体内に収納するための収納部(実施例の場合単な
る収納空間)14がケース本体上部板15の下面近傍に形成
されている。そして、扉1を収納部14に収納したときに
カザリオビ2を磁力により吸着するマグネットキャッチ
16が前記上部板15のほぼ中央部の適宜な位置に設けられ
ている。前記マグネットキャッチ12,16は、一度押した
ときにマグネットキャッチ片11またはカザリオビ2を磁
力で吸着し、再度押すと吸着力が解除される構造であ
る。なお、第3図において、18はマグネットキャッチ片
11を扉1に固定するためのねじを示す。
上記構成の扉開閉機構の動作について第4図〜第8図を
用いて説明する。第1図および第4図に示すように扉1
は、閉じた状態ではヒンジ金具10がローラ9に掛かって
支持されており、またマグネットキャッチ12にマグネッ
トキャッチ片11が吸着された状態になっている。ここ
で、第6図に示すように指で扉1を押すとマグネットキ
ャッチ片11がマグネットキャッチ12から離れて扉1が開
けられる状態になる。次に第7図に示すように扉1をあ
け、扉1をその面がケース本体上部板14の面とほぼ平行
になるまで、つまり、ケースの開口面(扉で閉ざすべき
開口平面)に対して直角の水平状態となるまで持ち上げ
る。この間、ヒンジ金具10がローラ9の外周に追随して
回転するので、扉1は、ヒンジ金具10を介してローラ9
に支持されたまま回転する。次に、この扉1を手で前記
上部板15と平行な内部方向に押し込むと、第5図にも示
すように、この扉1のカザリオビ2が上部板15の奥部に
設けられたマグネットキャッチ16に吸着される。上記動
作に際して、前記ヒンジ金具10はローラ9の外周の一部
のみを抱く形状をしているのでローラ9から離れる。ま
た、横ぶれ規制部材4は、その両端の端軸部4cに取り付
けた周溝付きのローラ8がガイドプレート5のガイド溝
5aに移動可能に係合していることにより扉幅方向の移動
を拘束され、したがってこの横ぶれ規制部材4と相対移
動のない扉1は、ケース内部に収納される際、この横ぶ
れ規制部材4によって扉幅方向の無用な動き、つまり横
ぶれを規制される。このように、扉1は横ぶれ規制部材
4により横振れを抑制されるので、扉1を押し込む際、
扉1の幅方向のどこを押してもがたつきがなく移動し、
全体的にスムーズな収納動作が行われる。また、扉1の
押し込みの際にはローラ9が扉1を支え扉1の移動に追
随して回転するので、この点でも扉1は安定したスムー
ズな動作で前記収納部14に収納される。上記のように開
いた扉1がケース内部に収納されると、扉が邪魔になる
ことがなく、また、扉を閉じた状態でも開いた状態でも
美観を損なうことがなく、さらに、扉がガラス製の場合
に開いた扉が割れる危険も少ない。
用いて説明する。第1図および第4図に示すように扉1
は、閉じた状態ではヒンジ金具10がローラ9に掛かって
支持されており、またマグネットキャッチ12にマグネッ
トキャッチ片11が吸着された状態になっている。ここ
で、第6図に示すように指で扉1を押すとマグネットキ
ャッチ片11がマグネットキャッチ12から離れて扉1が開
けられる状態になる。次に第7図に示すように扉1をあ
け、扉1をその面がケース本体上部板14の面とほぼ平行
になるまで、つまり、ケースの開口面(扉で閉ざすべき
開口平面)に対して直角の水平状態となるまで持ち上げ
る。この間、ヒンジ金具10がローラ9の外周に追随して
回転するので、扉1は、ヒンジ金具10を介してローラ9
に支持されたまま回転する。次に、この扉1を手で前記
上部板15と平行な内部方向に押し込むと、第5図にも示
すように、この扉1のカザリオビ2が上部板15の奥部に
設けられたマグネットキャッチ16に吸着される。上記動
作に際して、前記ヒンジ金具10はローラ9の外周の一部
のみを抱く形状をしているのでローラ9から離れる。ま
た、横ぶれ規制部材4は、その両端の端軸部4cに取り付
けた周溝付きのローラ8がガイドプレート5のガイド溝
5aに移動可能に係合していることにより扉幅方向の移動
を拘束され、したがってこの横ぶれ規制部材4と相対移
動のない扉1は、ケース内部に収納される際、この横ぶ
れ規制部材4によって扉幅方向の無用な動き、つまり横
ぶれを規制される。このように、扉1は横ぶれ規制部材
4により横振れを抑制されるので、扉1を押し込む際、
扉1の幅方向のどこを押してもがたつきがなく移動し、
全体的にスムーズな収納動作が行われる。また、扉1の
押し込みの際にはローラ9が扉1を支え扉1の移動に追
随して回転するので、この点でも扉1は安定したスムー
ズな動作で前記収納部14に収納される。上記のように開
いた扉1がケース内部に収納されると、扉が邪魔になる
ことがなく、また、扉を閉じた状態でも開いた状態でも
美観を損なうことがなく、さらに、扉がガラス製の場合
に開いた扉が割れる危険も少ない。
そして、扉1を閉ざす場合は、水平に収納されている扉
1を押してマグネットキャッチ16からカザリオビ2を離
し、その後、第8図に示すように手で扉1を引き出す
と、ヒンジ金具10がローラ9に係合し、この状態で扉1
を下方に回転させて閉ざし、マグネットキャッチ片11を
ケース本体底部のマグネットキャッチ12に吸着させる。
この扉1を引き出す際の動作についても前記と同様であ
り円滑な動作で行われる。
1を押してマグネットキャッチ16からカザリオビ2を離
し、その後、第8図に示すように手で扉1を引き出す
と、ヒンジ金具10がローラ9に係合し、この状態で扉1
を下方に回転させて閉ざし、マグネットキャッチ片11を
ケース本体底部のマグネットキャッチ12に吸着させる。
この扉1を引き出す際の動作についても前記と同様であ
り円滑な動作で行われる。
第2実施例を第9図〜第16図に示す。前述の第1実施例
と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
この第2実施例は、全開した水平状態の扉1をケース内
部に引き込むための引っ張りばね20をケース内部に設け
たものである。第11図において、21はねじ22で扉1の上
端の幅方向中央部に固定される扉1側の引っ掛け金具、
23はケース本体上部板15に固定されるケース本体側の引
っ掛け金具で、前記引っ張りばね20は両引っ掛け金具2
1,23に取り付けられている。また、第9図に示すよう
に、ガイドプレート5のガイド溝5aは、前記第1実施例
のように下端部を開放せずに閉じた溝とされている。ま
た、ガイド溝5aの上端側には、ローラ8を上端位置で安
定して保持するため(つまり、閉じた扉1をみだりに開
かないようにロックするため)の切り欠き5bを設けてい
る。さらに、第9図、第10図等に示すように、扉1の収
納、引き出しの際の案内をする案内部24をローラ9と同
じ高さでガイドプレート5に設けている。
と共通の部分には同一の符号を付して説明を省略する。
この第2実施例は、全開した水平状態の扉1をケース内
部に引き込むための引っ張りばね20をケース内部に設け
たものである。第11図において、21はねじ22で扉1の上
端の幅方向中央部に固定される扉1側の引っ掛け金具、
23はケース本体上部板15に固定されるケース本体側の引
っ掛け金具で、前記引っ張りばね20は両引っ掛け金具2
1,23に取り付けられている。また、第9図に示すよう
に、ガイドプレート5のガイド溝5aは、前記第1実施例
のように下端部を開放せずに閉じた溝とされている。ま
た、ガイド溝5aの上端側には、ローラ8を上端位置で安
定して保持するため(つまり、閉じた扉1をみだりに開
かないようにロックするため)の切り欠き5bを設けてい
る。さらに、第9図、第10図等に示すように、扉1の収
納、引き出しの際の案内をする案内部24をローラ9と同
じ高さでガイドプレート5に設けている。
この実施例においては、扉1を水平になるまで開くと、
引っ張りばね20の力が働いて扉1が自動的にケース内部
に引き込まれるので、扉1の収納操作が容易である。な
お、扉1を閉ざす際には、第16図において扉1を十分に
引いた後戻してローラ8をガイドプレート5の切り欠き
5bに位置させる。これによりローラ8はこの切り欠き5b
に安定して止まり、扉1が引っ張りばね20の力でひとり
で開くことは防止される。つまり、扉1はみだりに開か
ないようにロックされる。また、扉1の収納の際には、
扉1を水平に開いた後若干引っ張ってローラ8を切り欠
き5bから外してロックを解除した後引っ張りばね20の力
で引き込ませるようにする。引っ張りばね20で扉1が引
き込まれる際、ガイドプレート5のガイド溝5aにローラ
8を介して係合する横ぶれ規制部材4によって扉1の横
ぶれが防止され、扉1が円滑に収納される点は、第1実
施例と同様である。また、扉1が引っ張りばね20の力で
引き込まれた収納状態では、アーム部4bの下端のローラ
8がガイド溝5aの閉じた下端縁で止まり、アーム部4bが
水平な扉1の先端部(カザリオビ2の部分)を支えるこ
とになる。
引っ張りばね20の力が働いて扉1が自動的にケース内部
に引き込まれるので、扉1の収納操作が容易である。な
お、扉1を閉ざす際には、第16図において扉1を十分に
引いた後戻してローラ8をガイドプレート5の切り欠き
5bに位置させる。これによりローラ8はこの切り欠き5b
に安定して止まり、扉1が引っ張りばね20の力でひとり
で開くことは防止される。つまり、扉1はみだりに開か
ないようにロックされる。また、扉1の収納の際には、
扉1を水平に開いた後若干引っ張ってローラ8を切り欠
き5bから外してロックを解除した後引っ張りばね20の力
で引き込ませるようにする。引っ張りばね20で扉1が引
き込まれる際、ガイドプレート5のガイド溝5aにローラ
8を介して係合する横ぶれ規制部材4によって扉1の横
ぶれが防止され、扉1が円滑に収納される点は、第1実
施例と同様である。また、扉1が引っ張りばね20の力で
引き込まれた収納状態では、アーム部4bの下端のローラ
8がガイド溝5aの閉じた下端縁で止まり、アーム部4bが
水平な扉1の先端部(カザリオビ2の部分)を支えるこ
とになる。
[考案の効果] 以上説明したように本考案によれば、扉の上縁部に線材
をクランク状に屈曲してなる横ぶれ規制部材の左右のア
ーム部間の中間軸部を回転可能に、かつ扉幅方向に移動
しないように取り付け、前記横ぶれ規制部材の左右のア
ーム部の先端の端軸部を、ケース本体の左右の側板に固
定したガイドプレートにあけたガイド溝に沿って移動可
能にかつガイドプレートにより扉幅方向の移動を拘束さ
れるように係合させたので、扉を収納しまたは引き出す
際、扉は横ぶれ規制部材により横ぶれを防止され、扉を
がたつきのない円滑な動きで収納しまたは引き出すこと
が可能となった。
をクランク状に屈曲してなる横ぶれ規制部材の左右のア
ーム部間の中間軸部を回転可能に、かつ扉幅方向に移動
しないように取り付け、前記横ぶれ規制部材の左右のア
ーム部の先端の端軸部を、ケース本体の左右の側板に固
定したガイドプレートにあけたガイド溝に沿って移動可
能にかつガイドプレートにより扉幅方向の移動を拘束さ
れるように係合させたので、扉を収納しまたは引き出す
際、扉は横ぶれ規制部材により横ぶれを防止され、扉を
がたつきのない円滑な動きで収納しまたは引き出すこと
が可能となった。
第1図〜第8図は本発明の第1実施例を示すもので、第
1図は扉開閉機構の側面図、第2図は同じく扉開閉機構
の要部平面図、第3図は扉開閉機構の分解斜視図、第4
図〜第8図は扉開閉機構の動作の説明図、第9図〜第16
図は第2実施例を示すもので、第9図は扉開閉機構の側
面図、第10図は同じく扉開閉機構の要部平面図、第11図
は扉開閉機構の分解斜視図、第12図〜第16図は扉開閉機
構の動作の説明図である。 1……扉、2……カザリオビ(磁性金属片)、4……横
ぶれ規制部材、4a……中間軸部、4b……アーム部、4c…
…端軸部、5……ガイドプレート、5a……ガイド溝、5b
……切り欠き、6a,6b……ケース本体の側板、8……ロ
ーラ、9……ローラ、10……ヒンジ金具(ヒンジ部)、
16……マグネットキャッチ、20……引っ張りばね。
1図は扉開閉機構の側面図、第2図は同じく扉開閉機構
の要部平面図、第3図は扉開閉機構の分解斜視図、第4
図〜第8図は扉開閉機構の動作の説明図、第9図〜第16
図は第2実施例を示すもので、第9図は扉開閉機構の側
面図、第10図は同じく扉開閉機構の要部平面図、第11図
は扉開閉機構の分解斜視図、第12図〜第16図は扉開閉機
構の動作の説明図である。 1……扉、2……カザリオビ(磁性金属片)、4……横
ぶれ規制部材、4a……中間軸部、4b……アーム部、4c…
…端軸部、5……ガイドプレート、5a……ガイド溝、5b
……切り欠き、6a,6b……ケース本体の側板、8……ロ
ーラ、9……ローラ、10……ヒンジ金具(ヒンジ部)、
16……マグネットキャッチ、20……引っ張りばね。
Claims (5)
- 【請求項1】扉の上縁部にケース内部方向に移動可能な
ヒンジ部を持ち、扉をケースの開口面に対して直角に開
いた水平状態で扉をケース内部に収納可能にした扉開閉
機構において、 扉の上縁部に線材をクランク状に屈曲してなる横ぶれ規
制部材の左右のアーム部間の中間軸部を回転可能に、か
つ扉幅方向に移動しないように取り付け、前記横ぶれ規
制部材の左右のアーム部の先端の端軸部を、ケース本体
の左右の側板に固定したガイドプレートにあけたガイド
溝に沿って移動可能にかつガイドプレートにより扉幅方
向の移動を拘束されるように係合させたことを特徴とす
る扉開閉機構。 - 【請求項2】前記横振れ規制部材の左右の端軸部に周溝
付きのガイドローラを取り付け、このガイドローラを前
記ガイドプレートのガイド溝に移動可能に係合させたこ
とを特徴とする請求項1記載の扉開閉機構。 - 【請求項3】前記扉を水平状態でケース内部に押し込ん
だ時に扉に固定された磁性金属片を吸着するマグネット
キャッチをケース内部に設けたこと特徴とする請求項1
または2記載の扉開閉機構。 - 【請求項4】前記扉が水平状態に開かれた時にこの水平
状態の扉をケース内部に引き込む引っ張りばねをケース
内部に設けたことを特徴とする請求項1,または2記載の
扉開閉機構。 - 【請求項5】前記ガイドプレートのガイド溝は、下端側
が閉じており、上端部に閉じた扉をロックするための切
り欠き部を持つことを特徴とする請求項4記載の扉開閉
機構。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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