JPH0728301Y2 - 防音防振パネル - Google Patents
防音防振パネルInfo
- Publication number
- JPH0728301Y2 JPH0728301Y2 JP1986094490U JP9449086U JPH0728301Y2 JP H0728301 Y2 JPH0728301 Y2 JP H0728301Y2 JP 1986094490 U JP1986094490 U JP 1986094490U JP 9449086 U JP9449086 U JP 9449086U JP H0728301 Y2 JPH0728301 Y2 JP H0728301Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- vibration
- synthetic resin
- plywood layer
- soundproof
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Floor Finish (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はコンクリートスラブ上に直接施工して効果的な
防音防振作用を発揮する直貼用床材としてのパネルに関
するものである。
防音防振作用を発揮する直貼用床材としてのパネルに関
するものである。
(従来技術とその問題点) 従来から、この種のパネルとしては、例えば、実開昭54
−135011号公報に記載されているものが知られている。
−135011号公報に記載されているものが知られている。
このパネルは、合板層の下面に緩衝材を直接一体に貼着
してなるものであり、このような構造によれば、合板層
上に発生する振動を直接下層の緩衝材により吸収させる
ようにしているため、特定の振動に対しては有効である
が、合板層が容易に振動して発生する音が緩衝材を透過
し、下層階側に伝達されることになり、充分な防音防振
効果を奏することができないという問題点があった。
してなるものであり、このような構造によれば、合板層
上に発生する振動を直接下層の緩衝材により吸収させる
ようにしているため、特定の振動に対しては有効である
が、合板層が容易に振動して発生する音が緩衝材を透過
し、下層階側に伝達されることになり、充分な防音防振
効果を奏することができないという問題点があった。
本考案はこのような問題点をなくしたもので、上層階側
で発生する音や振動を効果的に吸収して下層階側に伝達
させないようにした防音防振パネルの提供を目的とする
ものである。
で発生する音や振動を効果的に吸収して下層階側に伝達
させないようにした防音防振パネルの提供を目的とする
ものである。
(問題点を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の防音防振パネル
は、実施例に対応する図面に示すように、表面に化粧単
板その他の化粧層(2)を設けている長方形状の合板層
(1)の下面に、長さ方向に一定間隔を有するように幅
方向の凹溝(3)を設け、この合板層(1)の下面にゴ
ム、合成樹脂等よりなる弾性シート(4)を介してグラ
スウール、発泡合成樹脂等よりなる緩衝材層(5)を一
体に貼着してなることを特徴とするものである。
は、実施例に対応する図面に示すように、表面に化粧単
板その他の化粧層(2)を設けている長方形状の合板層
(1)の下面に、長さ方向に一定間隔を有するように幅
方向の凹溝(3)を設け、この合板層(1)の下面にゴ
ム、合成樹脂等よりなる弾性シート(4)を介してグラ
スウール、発泡合成樹脂等よりなる緩衝材層(5)を一
体に貼着してなることを特徴とするものである。
(作用) 合板層(1)の下面に一定間隔毎に設けられた凹溝
(3)により合板層(1)が適度の柔軟性を付与され、
該合板層(1)に発生する振動を遮断すると共に合板層
全体の振幅が小さくなる。
(3)により合板層(1)が適度の柔軟性を付与され、
該合板層(1)に発生する振動を遮断すると共に合板層
全体の振幅が小さくなる。
又、この合板層(1)の下面に貼着した弾性シート
(4)が凹溝(3)によって変形し易くなり、振動の吸
収が良好に行われると共に溝内の空気が圧縮、流動して
振動が該空気の移動エネルギーに変換されることにより
吸収される。さらに、弾性シート(4)によって合板層
(1)が振動するのを防止し、合板層(1)の変形を吸
収する。この弾性シート(4)の下面に貼着した緩衝材
層(5)は遮音機能、吸音、吸振作用を発揮すると共に
コンクリートスラブの不陸に対応してなじむものであ
る。
(4)が凹溝(3)によって変形し易くなり、振動の吸
収が良好に行われると共に溝内の空気が圧縮、流動して
振動が該空気の移動エネルギーに変換されることにより
吸収される。さらに、弾性シート(4)によって合板層
(1)が振動するのを防止し、合板層(1)の変形を吸
収する。この弾性シート(4)の下面に貼着した緩衝材
層(5)は遮音機能、吸音、吸振作用を発揮すると共に
コンクリートスラブの不陸に対応してなじむものであ
る。
(実施例) 本考案の実施例を図面について説明すると、(1)は厚
さ7.5mm、幅150mm、長さ909mmの長方形状の合板層であ
り、その上面に化粧層(2)として厚さ0.5mmの合成樹
脂注入処理オーク単板を層着していると共に下面には長
さ方向に150mm間隔毎に深さ4mm、幅3mmの凹溝(3)
(3)・・・(3)が刻設されてあり、さらに、この合
板層(1)の下面に厚さ1.5mmのSBRシートよりなる弾性
シート(4)を貼着し、該弾性シート(4)の下面に緩
衝材層(5)として厚さ5mmの30倍発泡ポリエチレンシ
ートが接着剤によって貼着、一体化してある。
さ7.5mm、幅150mm、長さ909mmの長方形状の合板層であ
り、その上面に化粧層(2)として厚さ0.5mmの合成樹
脂注入処理オーク単板を層着していると共に下面には長
さ方向に150mm間隔毎に深さ4mm、幅3mmの凹溝(3)
(3)・・・(3)が刻設されてあり、さらに、この合
板層(1)の下面に厚さ1.5mmのSBRシートよりなる弾性
シート(4)を貼着し、該弾性シート(4)の下面に緩
衝材層(5)として厚さ5mmの30倍発泡ポリエチレンシ
ートが接着剤によって貼着、一体化してある。
合板層(1)の上面に貼着した化粧層(2)としては、
合成樹脂注入処理単板に限らず、他の化粧単板等であっ
てもよいが、合成樹脂注入処理単板を用いることによっ
て表面の耐摩耗性が向上すると共に木目が顕現した独特
の外観を付与することができる。
合成樹脂注入処理単板に限らず、他の化粧単板等であっ
てもよいが、合成樹脂注入処理単板を用いることによっ
て表面の耐摩耗性が向上すると共に木目が顕現した独特
の外観を付与することができる。
又、弾性シート(4)としては、軟質或いは半硬質性の
ゴム以外に弾性を有する合成樹脂シートを採用してもよ
く、さらに、最下層を形成する緩衝材層(5)として
は、前記発泡合成樹脂以外にガラス繊維板、ロックウー
ル、木質繊維板等の遮音性、吸音性、吸振性を有する材
料が使用される。
ゴム以外に弾性を有する合成樹脂シートを採用してもよ
く、さらに、最下層を形成する緩衝材層(5)として
は、前記発泡合成樹脂以外にガラス繊維板、ロックウー
ル、木質繊維板等の遮音性、吸音性、吸振性を有する材
料が使用される。
(6)(7)は合板層(1)の両側面に形成した雌雄実
部である。
部である。
このように構成したパネルは、第3図に示すように、コ
ンクリートスラブ(8)上に接着剤等によって固定さ
れ、固定したパネルに次のパネルを互いに雌雄実部
(6)(7)を嵌合することにより接続し、このように
して順次施工していくものである。
ンクリートスラブ(8)上に接着剤等によって固定さ
れ、固定したパネルに次のパネルを互いに雌雄実部
(6)(7)を嵌合することにより接続し、このように
して順次施工していくものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の防音防振パネルによれば、表面に
化粧単板その他の化粧層(2)を設けている長方形状の
合板層(1)の下面に、長さ方向に一定間隔毎に幅方向
の凹溝(3)を設け、この合板層(1)の下面にゴム、
合成樹脂等よりなる弾性シート(4)を介してグラスウ
ール、発泡合成樹脂等よりなる緩衝材層(5)を一体に
貼着してなるものであるから、合板層(1)の下面に長
さ方向に一定間隔毎に幅方向の凹溝(3)を設けている
ので、これらの凹溝(3)によって合板層(1)に適度
の柔軟性を付与することができて合板層(1)に発生す
る振動を遮断すると共に合板層(1)全体の振幅を小さ
くすることができるものであり、さらに、この合板層
(1)の下面に貼着した弾性シート(4)が前記合板層
(1)の凹溝部分で変形が容易となって振動を一層効果
的に吸収し、合板層(1)の振動、変形を防止すること
ができるものである。又、合板層(1)の凹溝(3)内
の空気は、弾性シート(4)の上面で封入された状態と
なり、弾性シート(4)の弾性変形によって圧縮流動し
て振動を該空気の移動エネルギーに変換することがで
き、一層良好な吸振効果を奏するものである。
化粧単板その他の化粧層(2)を設けている長方形状の
合板層(1)の下面に、長さ方向に一定間隔毎に幅方向
の凹溝(3)を設け、この合板層(1)の下面にゴム、
合成樹脂等よりなる弾性シート(4)を介してグラスウ
ール、発泡合成樹脂等よりなる緩衝材層(5)を一体に
貼着してなるものであるから、合板層(1)の下面に長
さ方向に一定間隔毎に幅方向の凹溝(3)を設けている
ので、これらの凹溝(3)によって合板層(1)に適度
の柔軟性を付与することができて合板層(1)に発生す
る振動を遮断すると共に合板層(1)全体の振幅を小さ
くすることができるものであり、さらに、この合板層
(1)の下面に貼着した弾性シート(4)が前記合板層
(1)の凹溝部分で変形が容易となって振動を一層効果
的に吸収し、合板層(1)の振動、変形を防止すること
ができるものである。又、合板層(1)の凹溝(3)内
の空気は、弾性シート(4)の上面で封入された状態と
なり、弾性シート(4)の弾性変形によって圧縮流動し
て振動を該空気の移動エネルギーに変換することがで
き、一層良好な吸振効果を奏するものである。
さらに、この弾性シート(4)の下面に貼着した緩衝材
層(5)が施工時においてコンクリートスラブの不陸に
良くなじみ、正確な施工を可能にすると共に上記弾性シ
ート(4)と相俟って下層階への遮音機能並びに吸音、
吸振機能を有効に発揮して音や振動が下層階に伝達する
のを防止することができるものである。
層(5)が施工時においてコンクリートスラブの不陸に
良くなじみ、正確な施工を可能にすると共に上記弾性シ
ート(4)と相俟って下層階への遮音機能並びに吸音、
吸振機能を有効に発揮して音や振動が下層階に伝達する
のを防止することができるものである。
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は斜視図、
第2図は縦断側面図、第3図は施工状態を示す縦断正面
図である。 (1)……合板層、(2)……化粧層、(3)……凹
溝、(4)……弾性シート、(5)……緩衝材層。
第2図は縦断側面図、第3図は施工状態を示す縦断正面
図である。 (1)……合板層、(2)……化粧層、(3)……凹
溝、(4)……弾性シート、(5)……緩衝材層。
Claims (2)
- 【請求項1】表面に化粧単板その他の化粧層(2)を設
けている長方形状の合板層(1)の下面に、一定間隔毎
に幅方向の凹溝(3)を設け、この合板層(1)の下面
にゴム、合成樹脂等よりなる弾性シート(4)を介して
グラスウール、発泡合成樹脂等よりなる緩衝材層(5)
を一体に貼着してなる防音防振パネル。 - 【請求項2】合板層(1)の表面化粧層(2)は、合成
樹脂注入処理単板である実用新案登録請求の範囲第1項
記載の防音防振パネル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986094490U JPH0728301Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 防音防振パネル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986094490U JPH0728301Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 防音防振パネル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS631139U JPS631139U (ja) | 1988-01-06 |
JPH0728301Y2 true JPH0728301Y2 (ja) | 1995-06-28 |
Family
ID=30958010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986094490U Expired - Lifetime JPH0728301Y2 (ja) | 1986-06-20 | 1986-06-20 | 防音防振パネル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0728301Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0757985B2 (ja) * | 1987-12-15 | 1995-06-21 | 松下電工株式会社 | 防音床材の構造 |
JPH0635049Y2 (ja) * | 1988-10-31 | 1994-09-14 | 大建工業株式会社 | 直貼り床材 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6122109Y2 (ja) * | 1978-03-11 | 1986-07-02 | ||
JPS6033214U (ja) * | 1983-08-11 | 1985-03-07 | 大建工業株式会社 | 床材 |
JPH0331781Y2 (ja) * | 1984-11-12 | 1991-07-05 |
-
1986
- 1986-06-20 JP JP1986094490U patent/JPH0728301Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS631139U (ja) | 1988-01-06 |
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