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JPH07281640A - アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ

Info

Publication number
JPH07281640A
JPH07281640A JP7234394A JP7234394A JPH07281640A JP H07281640 A JPH07281640 A JP H07281640A JP 7234394 A JP7234394 A JP 7234394A JP 7234394 A JP7234394 A JP 7234394A JP H07281640 A JPH07281640 A JP H07281640A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
liquid crystal
signal line
data signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP7234394A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Toyama
広 遠山
Hiroshi Hamano
広 濱野
Hiromasa Sugano
裕雅 菅野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP7234394A priority Critical patent/JPH07281640A/ja
Publication of JPH07281640A publication Critical patent/JPH07281640A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 低電力で多階調表示を可能とする。 【構成】 データ信号線2−iには、交流化信号S4の
極性に応じた基準電圧が複数個の基準電圧の中から1個
選択されて出力され、選択された基準電圧がtw期間だけ
供給され、データ信号線2−iの電位は、tw期間だけ基
準電圧に等しくなる。そして、tw期間が終わるデータ信
号線2−iは、ハイインピーダンス状態となるためデー
タ信号線2−iに付随する配線容量に蓄積された電荷に
より電圧が保持される。そして、デ−タ信号線2−iに
付随する全ての配線容量にランプ駆動電圧が供給され、
ハイインピーダンス状態におけるデータ信号線2−iの
電圧は、走査信号回路60、及びコモン電極駆動回路1
00により生成されたランプ駆動電圧の波形に追従して
同等な電圧変化を起こす。tw期間が終わった直後のデー
タ信号線2−iの電圧とコモン電極8の電圧との電位差
が、液晶セルの書き込み電圧となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
型液晶パネルを備えたアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの階調駆動方法およびアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;テレビジョン学会誌、42[1](198
8)、P.10−29 文献2;電子技術、[6]、(1993)、P.45−
49 アクティブマトリクス型液晶パネルを備えたアクティブ
マトリクス型液晶ディスプレイは、製造工程が複雑であ
るが、フルカラー画像表示性能が優れているため、注目
され、種々の提案がされている。以下、図面を参照しつ
つ、代表的なアクティブマトリクス型液晶パネルとして
知られる薄膜トランマジスタ(Thin Film Transistor、
以下TFTという)および液晶表示素子(以下、LCD
という)を組み合わせて構成したTFT−LCDの概略
を説明する。
【0003】図2は前記文献1の記載されたTFT−L
CDの概略断面図である。アクティブマトリクス型液晶
パネルの一つであるTFT−LCDでは、例えば透明な
ガラス基板からなる背面基板1と前面基板6とが対向配
置されている。背面基板1上に絶縁膜(図示せず)を介
して複数のデータ信号線2−iと複数の走査信号線3−
jとが交差配置され、その交点に各画素電極4に対応し
たスイッチング素子としてTFT5が接続されている。
前面基板1上には、各表示セルの画素電極4と対向する
部分に、表示色に対応する赤、緑、青のカラーフィルタ
7が設けられ、さらにその上に透明な共通電極(以下、
コモン電極と呼ぶ)8が設けられている。背面基板1及
び前面基板6の両表面には、適当な方向に配向処理され
た配向膜が設けられ、それら両基板1,6の配向膜が液
晶層9を介して対向配置されて貼り合わされている。さ
らに、背面基板1及び前面基板6の背面には、互いの偏
光軸が平行あるいは垂直になるように偏光膜10,11
がそれぞれ貼り付けられている。このようなTFT−L
CDを備えたアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
では、背面基板1の裏側からバックライトBLを当て、
TFT5を介して供給される画素電極4の電圧とコモン
電極8の電圧との電位差により、それら両電極4,8間
に挟まれた部分の液晶層9をスイッチングすることによ
り、画像表示をするようになっている。
【0004】図3は、図2に示すTFT−LCDにおい
て、2枚の偏光膜10,11を平行になるように貼り付
けた構成にした場合のTN(Twisted Neamatic) 液晶セ
ルの電気−光学特性を示す図である。TFT−LCDに
使用されるTN液晶セルは、画素電極4の電圧VP とコ
モン電極8の電圧VCOM との電位差Vに対して、光透過
率が急激に増加する閾値電圧VTHと、光透過率の変動が
なくなる飽和電圧VSAT が存在し、VTH〜VSAT の電圧
範囲ΔVにおいては、電圧変動により光透過率の変化が
起こるものであるが、一方向電界を駆け続けると応答し
なくなる特性を持っている。そのため、正極性と負極性
の書き込みを交互に行う必要がある。そこで、完全なオ
ン状態を達成するためには、VSAT <VP −VCOM 、負
極性においては、VSAT <VCOM −VPの電圧条件にそ
れぞれ設定し、完全なオフ状態を達成するためには、V
TH>VP−VCOM 、負極性においては、VTH>VCOM
P の電圧条件にそれぞれ設定し、階調表示をするため
には、正極性においては、VSAT >VP −VCOM
TH、負極性においては、VSAT >VCOM −VP >VTH
の電圧条件に設定しそれぞれ書き込みを可変制御し、液
晶セルのスイッチングを行うようになっている。
【0005】図4は図2のTFT−LCDを備えた従来
のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの概略の回
路図を示し、図5は図2の液晶セルの等価回路を示し、
図6は従来のTFT−LCDの駆動タイミングチャート
を示す。図4に示すように、TFT5のスイッチング手
段として、走査信号線3−jには走査信号回路21が接
続され、データ信号線2−iには表示信号回路20がそ
れぞれ接続されている。TFT5と電圧VCOM が印加さ
れるコモン電極8との間には、液晶セル12が接続され
ている。図5に示すように、TFT5とには寄生容量C
GSが存在する。液晶セル12とコモン電極8間の容量C
LCがある。コモン電極8と走査信号線3−j間には寄生
容量CGCがあり、データ信号線2−iと走査信号線3−
jとの間には寄生容量CGDがあり、データ信号線2−i
とコモン電極8との間には容量CDCがある。
【0006】図6は、図4に示すアクティブマトリクス
型液晶デイスプレイの駆動タイミングチャートであり、
この図を参照しつつ図4の動作を説明する。TFT5の
スイッング手段として設けられた走査信号回路21及び
表示信号回路20のうち、該TFT5の選択信号とし
て、走査信号回路21から時間順次にオン電圧VG(+)
又はオフ電圧VG(-)が供給される。さらに、ビデオ入力
信号である輝度データ信号として、表示信号回路20か
ら正極性の書き込み電圧VD(+)と負極性の書き込み電圧
D(-)が供給される。すると、TFT5によって書き込
まれた画素電極4の電圧VP は、図6に示すように、該
TFT5の選択信号がオン状態からオフ状態に変化する
時に、該選択信号が供給されるTFT5の寄生容量CGS
の影響により次式(1)で示されるΔV1 だけ電圧変動
を起こす。 ΔV1 =(CGS/(CGS+CLC))×(VG(+)−VG(-)) ・・・(1) このために、画素電極4とコモン電極8との間の電位差
が、画素電極4の電圧VP の変動に対して、正極性の書
き込み時と負極性の書き込み時とで均等になるようにコ
モン電極8に対してVCOM が供給される。
【0007】図7は、前記文献2の記載された従来の表
示信号回路20内のアナログドライバとディジタルドラ
イバの出力段の構成を示す回路図である。図7(a)
は、アナログドライバの出力段の例である。このアナロ
グドライバは、アナログのビデオ信号ASの電位をホー
ルドするサンプルホールド部を構成する2個の容量3
0,31と、バッファ出力部を構成する電流源34、オ
ペアンプ33、及びトランジスタ35と、これらの各要
素間の接続を制御する6個のスイッチ32a〜32fを
備えている。このアナログドライバは、階調表示におけ
る中間調に対応する電圧をアナログ信号ASとして入力
し、各画素電極4に割り当てて出力端子OUTから出力
するものである。入力されたビデオ信号ASは、サンプ
ルホールド部に蓄積された後、バッファ出力部を介して
出力端子OUTから出力される。このアナログドライバ
は、オペアンプ33を電流源34により駆動しているた
め、階調の多階調化が図れる反面、消費電力が大きくな
る欠点を有し、駆動回路のIC化では高集積化が困難で
ある。
【0008】一方、図7(b)は、8階調のディジタル
ドライバの出力段回路構成例である。デジタルドライバ
とは、その中間調に対応する電圧レベルをデジタルコー
ドとして入力し、デジタル/アナログ変換を行って所望
の電圧レベルを出力するものである。このデジタルドラ
イバは、クロック信号CK及びスタートパルスSPを入
力するタイミングジェネレータ40と、タイミングジェ
ネレータ40からのタイミング信号でカラービデオ信号
DS1〜DS3を順次取り込むデータレジスタ41とを
有している。データレジスタ41は、ラッチストローブ
信号STBでデータレジスタ41に格納してデータを一
斉に取り込んで記憶するデータレジスタ42に接続され
ている。データレジスタ42の出力側には、デコード及
びデコード結果のレベルをシフトするデコード・レベル
シフト回路53に接続されている。デコード・レベルシ
フト回路53の出力側には、階調用電圧V0 〜V7 に接
続されたアナログスイッチ44−1〜44−8によりデ
コード・レベルシフト回路53の出力に基づいていずれ
かの階調用電圧V0 〜V7 を選択するデジタル/アナロ
グ変換回路44に接続されている。デジタル/アナログ
変換回路44により、カラービデオ信号DS1〜DS3
の階調に応じた電圧が出力端子OUTより出力される。
この構成のドライバにおいては、出力段がアナログスイ
ッチ44−1〜44−8で構成されているため、消費電
力が少なくなる反面、多階調化を図る場合に、階調再現
数相当の外部の電源が必要とする。そのため、駆動回路
のIC化を行うとIC内部における電源入力ラインの配
線系の占める面積が増大し、経済的でなくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方
法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおい
ては、次のような課題があった。アクティブマトリクス
型液晶パネルに対する輝度データ信号を、図7(a)の
ように、アナログ信号で供給する場合、多階調化により
高画質をすることができるが、消費電力が大きいという
問題点がある。また、図7(b)に示すように中間調に
対応するデジタルコードを入力し、デジタル/アナログ
変換を行って階調された電圧レベルを出力する場合、階
調数分の電源を必要とし、電源ラインなどによって高集
積化が困難となるという問題点があった。すなわち、低
消費電力、高画質、高集積化が可能なアクティブマトリ
クス型液晶ディスプレイを実現することができなかっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、透光性の背面基板と、前記背面基板
上に交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走
査信号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇
所に各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄
膜トランジスタと、前記背面基板に対向して配置された
透光性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画
素電極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカ
ラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透
光性の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面に
それぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配
向膜と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装
された液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそ
れぞれ貼着された偏光膜とを、備えたTFT−LCD等
のアクティブマトリクス型液晶パネルと、ビデオ入力信
号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記データ信号線
に出力する表示信号回路と、前記走査信号線に走査信号
を出力する走査信号回路と、前記共通電極を駆動する共
通電極駆動回路とを備え、前記アクティブマトリクス型
液晶パネルの交流駆動を行うアクティブマトリクス型液
晶ディスプレイの階調駆動方法において、以下の手段を
講じている。すなわち、前記表示信号回路により、前記
ビデオ入力信号に基づいてパルス幅変調し、該ビデオ入
力信号の階調レベルに応じて、該パルス幅変調されたパ
ルスの出力期間に交流駆動するその極性に応じた基準電
圧を複数個の基準電圧の中から1個を選択して前記デー
タ信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は前記デー
タ信号線をハイインピーダンス状態とし、共通電極駆動
回路により、前記記共通電極に交流駆動するその極性に
応じて、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を印
加し、前記走査信号回路により、前記走査信号に交流駆
動するその極性に応じて順次上昇あるいは低下するラン
プ駆動電圧を重畳させた信号を前記走査信号線に出力す
るようにしている。
【0011】第2の発明は、第1の発明のTFT−LC
D等のアクティブマトリクス型液晶パネルと、ビデオ入
力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記データ信
号線に出力する表示信号回路と、前記走査信号線に走査
信号を出力する走査信号回路と、前記共通電極を駆動す
る共通電極駆動回路とを備え前記アクティブマトリクス
型液晶パネルの交流駆動を行うアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイにおいて、以下の回路を備えている。
すなわち、前記表示信号回路が、前記ビデオ入力信号に
基づいてパルス幅変調するパルス幅変換回路と、複数個
の基準電圧と、該パルス幅変調されたパルスの出力期間
に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を前記複数個
の基準電圧の中から1個を選択するセレクタ回路と、前
記セレクタ回路により選択された基準電圧を前記パルス
出力期間に前記データ信号線に出力し、当該パルス出力
期間以外は前記データ信号線をハイインピーダンス状態
とするスイッチ回路とを備え、共通電極駆動回路が、交
流駆動するその極性に応じて、順次上昇あるいは低下す
るランプ駆動電圧を生成するランプ電圧駆動回路を備
え、前記走査信号回路が、交流駆動するその極性に応じ
て、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成す
るランプ電圧駆動回路と、前記走査信号に前記ランプ駆
動電圧を重畳する走査信号変換回路とを備え、該走査信
号変換回路の出力信号を前記走査信号線に出力するよう
にしている。
【0012】第3の発明によれば、第2の発明において
基準電圧を同じ電位差毎に、前記ビデオ入力信号の上位
ビットに対応した数だけ設け、前記パルス幅変換回路
は、前記ビデオ入力信号の下位ビットの値に基づいてパ
ルス幅変調し、前記ランプ駆動回路は、前記ランプ駆動
電圧の傾斜電圧の変動量が前記複数個の基準電圧の最小
の電位差に等しくなるようにしている。第4の発明によ
れば、第2または第3の発明において、画素電極に補助
容量と、該補助容量に電圧を印加するための補助容量線
とを設け、前記補助容量線には前記ランプ駆動電圧を印
加するようにしている。第5の発明によれば、第2また
は第3の発明において、画素電極と該画素電極に薄膜ト
ランジスタを介して接続される走査信号線の前段の走査
信号線との間に補助容量を設けている。
【0013】
【作用】第1及び第2の本発明によれば、以上のように
アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方
法を構成したので、表示信号回路により、前記ビデオ入
力信号に基づいてパルス幅変調し、該ビデオ入力信号の
階調レベルに応じて、該パルス幅変調されたパルスの出
力期間に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を複数
個の基準電圧の中から1個を選択して前記データ信号線
に出力し、当該パルス出力期間以外は前記データ信号線
をハイインピーダンス状態とする。共通電極駆動回路に
より、前記記共通電極に交流駆動するその極性に応じ
て、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を印加す
る。走査信号回路により、走査信号に交流駆動するその
極性に応じて順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧
を重畳させた信号を走査信号線に出力する。データ信号
線がハイインピーダンス状態になった時点において、デ
ータ信号線の電位が、データ信号線と共通電極との間の
容量、及びデータ信号線と走査信号線との間の配線容量
によりランプ駆動電圧と同等に追従して変化するので、
画素電極の電位と共通電極との間の電位差はデータ信号
線がハイインピーダンスになった時点において決まる。
一方、パルスの出力期間が長ければそれだけデータ信号
線の変化する電位は小さくなり、画素電極の電位と共通
電極との間の電位差が大きくなる。すなわち、ビデオ入
力信号の階調レベルに応じて、画素電極の電位と共通電
極との間の電位差が変化する。また、ハイインピーダン
ス状態において、パルス幅変調されたパルスの出力期間
に交流駆動するその極性に応じて選択された基準電圧か
らランプ駆動電圧と同等に追従して変化するので、基準
電圧及びランプ駆動電圧の変動量によりビデオ入力信号
の階調レベルが表される。
【0014】第3の発明によれば、基準電圧を同じ電位
差毎に、前記ビデオ入力信号の上位ビットに対応した数
だけ設け、パルス幅変換回路は、ビデオ入力信号の下位
ビットの値に基づいてパルス幅変調する。そして、ラン
プ駆動回路は、前記ランプ駆動電圧の傾斜電圧の変動量
が複数個の基準電圧の最小の電位差に等しくなるように
し、ランプ駆動電圧が複数個の基準電圧の最小の電位差
の変動量するので、この変動量分だけ、画素電極の電位
と共通電極との間の電位差が変化する。第4の発明によ
れば、補助容量線にランプ駆動電圧を印加するので、補
助容量にはこのランプ駆動電圧が印加される。よって、
データ信号線がハイインピーダス状態において画素電極
の電位がランプ駆動電圧に追従して変化する。第5の発
明によれば、補助容量には走査信号線によりランプ電圧
が印加されるので、データ信号線がハイインピーダス状
態において画素電極の電位がランプ駆動電圧に追従して
変化する。従って、前記課題を解決できるのである。
【0015】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例のアクティブマトリクス
型液晶ディスプレイの階調駆動方法を説明するためのT
FT−LCDを備えたアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路図であり、従来の図4中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。図1に示す階調駆
動回路は、従来の図4のアクティブマトリクス型液晶デ
ィスプレイ内に設けられるものであり、表示信号回路5
0、走査信号回路60、及びコモン電極駆動回路100
により構成されている。この階調駆動回路が、従来の階
調駆動回路と異なる点は、表示信号回路50、及び走査
信号回路60が、従来の表示信号回路20、及び走査信
号回路21と回路構成が異なっており、またコモン電極
8にランプ駆動電圧を印加するためにコモン電極駆動回
路100を設けたことである。
【0016】図8は、図1中の表示信号回路50の回路
図である。図8に示すように、この表示信号回路50は
rビットのビデオ入力信号としての表示輝度データ信号
S1、及び表示クロック信号S2を入力する入力端子に
接続されたシフトレジスタ51を有している。シフトレ
ジスタ51の出力側には、ラッチ信号S3を入力する入
力端子に接続されたラッチ回路52が接続されている。
ラッチ回路52の出力側には、ラッチ回路52の上位p
ビットのデータを入力し、交流化信号S4の極性、及び
表示輝度データ信号S10の上位pビットの値に応じ
て、電源電位を選択するセレクタ53、及びラッチ回路
52の下位qビットのデータを入力し、パルス幅変換す
るパルス幅変換回路54が接続されている。セレクタ5
3、及びパルス幅変換回路54の出力側には、電圧のレ
ベルをシフトするレベルシフト回路55が接続されてい
る。レベルシフト回路55の出力側には、データ信号ド
ライバ56が接続されている。データ信号ドライバ56
には、図1中のデータ走査線2−i(i=1〜m)が接
続されている。Yi は、データ走査線2−iの電圧であ
る。
【0017】図9は、図8中のデータ信号ドライバ56
の内のデータ走査線2−iに接続されたデータ信号ドラ
イバ56の回路図である。図9に示すように、このデー
タ信号ドライバ56は、レベルシフト回路55から各デ
ータ走査線2−Yi に対応して出力される信号S55a
i −j(j=1〜2P )を入力するアナログスイッチ5
i −jを有している。アナログスイッチ57i −jの
他方の端子には、基準電源VBJに接続されている。アナ
ログスイッチ57i −jの出力側には、アナログスイッ
チ58i が接続されている。また、アナログスイッチ5
i には、レベルシフト回路55を介してパルス幅変換
回路54から供給される信号S54bを入力するためレ
ベルシフト回路55が接続されている。アナログスイッ
チ58i の出力側には、データ走査線2−iが接続され
ている。基準電源VBJとVB(J+1)との間の電位差が一定
になるように各基準電源VBJが設定されている。
【0018】図10は、図1中の走査信号回路60の回
路図である。図10に示すように、この走査信号回路6
0は、変換部61を有している。変換部61は、走査信
号S10を入力する入力端子に接続され、変換走査クロ
ックS70a及び変換走査データ信号S70bからなる
変換制御信号S70を生成して走査ドライバ90に供給
する制御信号変換回路70、及びVdd1(+),Vdd1(+)
dd2(+),Vdd2(+),Vdd3(+),Vdd3(-)の電源電位に
接続され、ランプ駆動電圧S80を生成して走査ドライ
バ90に供給する電源電圧変換回路80とにより構成さ
れている。制御信号変換回路70は、変換走査クロック
S70a及び変換走査データ信号S70bからなる変換
制御信号S70を生成して走査ドライバ90に供給する
回路である。電源電圧変換回路80は、交流化信号S1
の極性に応じて、順次上昇または低下するランプ駆動電
圧S80を生成するランプ駆動電圧回路である。走査信
号変換回路70、及び電源電圧変換回路80の出力側に
は、走査信号ドライバ90が接続されている。制御信号
変換回路70、及び走査ドライバ90は、走査信号S1
0とランプ駆動電圧S80とを重畳して、走査信号線3
−jに供給する回路である。
【0019】図11は、図10中の制御信号変換回路7
0の回路図である。図11に示すように、この制御信号
変換回路70は、ロジック電源電位VL(+)に接続された
抵抗71a,71bを有している。抵抗71aは、フォ
トカプラ72aに接続されている。抵抗71bは、フォ
トカプラ72bに接続されている。また、フォトカプラ
72a、及び72bには、後述する図12中の電源電圧
変換回路80の可変抵抗82b、第2のオペアンプ84
b、抵抗85b、第3のオペアンプ86、及びパワーM
OSトランジスタ等で構成されるバッファ87から構成
され、第3のオペアンプ86の(+) 入力端子に交流化信
号S4が入力される電源電圧変換回路によって生成され
た変換ロジック電源VCL(+) 、及びVCL(-) が接続され
ている。フォトカプラ72aからは、変換走査クロック
信号S70aが走査信号ドライバ90に出力され、フォ
トカプラ72bからは変換走査データ信号S70bが走
査信号ドライバ90に変換走査制御信号S70として出
力される。
【0020】図12は、図10中の電源電圧変換回路8
0の一例を示す図である。図12に示すようにこの電源
電圧変換回路80は、電源電位Vdd1(+)に接続されたア
ナログスイッチ81aと電源電位Vdd1(-)に接続された
アナログスイッチ81bとを有している。アナログスイ
ッチ81a、及び81bの他方の端子には、抵抗82a
の一方の端子が接続されている。抵抗82bの他方の端
子には、アナログスイッチ81c、81dが接続されて
いる。アナログスイッチ81cの他方の端子には、電源
電位Vdd2(+)に接続され、アナログスイッチ81dの他
方の端子には、電源電位Vdd2(-)に接続されている。ア
ナログスイッチ81c、及び81dは、容量83及び第
1のオペアンプ84aの(-) 入力端子に接続されてい
る。第1のオペアンプ84aの(+) 入力端子には、接地
電位に接続されている。容量83の他方の端子と第1の
オペアンプ84aの出力側が接続され、この接続点に抵
抗85aが接続されている。アナログスイッチ81aに
は、スイッチングの制御信号として交流化信号S4が入
力され、アナログスイッチ81bには、スイッチングの
制御信号として交流化信号S4のインバータ81eによ
る反転信号が入力される。
【0021】一方の端子が電源電位Vdd3(+)に接続さ
れ、他方の端子が電源電位Vdd3(-)に接続された可変抵
抗82bが第2のオペアンプ84bの(+) 入力端子に接
続されている。第2のオペアンプ84bの出力側には、
この第2のオペアンプ84bの(-) 側の入力端子、及び
抵抗85bの一方の端子が接続されている。抵抗85b
の他方の端子には、抵抗85aの他方の端子が接続され
ている。抵抗85a、及び85bには、第3のオペアン
プ86の(-) 入力端子が接続され、第3のオペアンプ8
6の(+) 入力端子は、接地電位に接続されている。第3
のオペアンプ86の出力側には、パワーMOSトランジ
スタ等で構成されるバッファ87が接続され、バッファ
87からはランプ駆動電圧S80が出力される。図1に
示すコモン電極駆動回路110は、図12に示す電源電
圧変換回路80と同様の回路により構成され、その出力
側にコモン電極8が接続されている。
【0022】次に、図8中の表示信号回路50の動作を
説明する。シフトレジスタ51では、rビットで入力さ
れる表示輝度データ信号S1を表示クロック信号S2に
同期して表示セル毎に分離してm段蓄積し、蓄積したデ
ータをラッチ回路52に出力する。ラッチ回路52で
は、ラッチ信号S3により一斉にシフトレジスタ51で
蓄積したデータを取り込んで保持し、ラッチ回路52に
保持された各表示セルに対応するrビットの内、上位p
ビットのデータはセレクタ回路53に出力し、下位qビ
ットのデータはパルス幅変換回路54に出力する。ここ
で、各表示セルのrビットのデータはr=(p+q)で
あるとする。
【0023】セレクタ回路53では、入力された上位p
ビットのデータの重み付けと交流化信号S4の極性に対
応する基準電源の電圧を選択するための2P 個の信号を
レベルシフト回路55に出力する。パルス幅変換回路5
4では、入力された下位qビットのデータの重み付けに
応じた期間だけオン信号を出力するパルス幅信号S54
−i(i=1〜m)に変換し、レベルシフト回路55に
出力する。
【0024】レベルシフト回路55では、セレクタ回路
53の2P 個の出力信号、及びパルス幅変換回路54の
出力の電圧をデータ信号ドライバ56が動作可能となる
レベルにレベルシフトし、各データ信号線2−i毎に信
号S55ai −j(j=1〜2P )、及びS55bi
データ信号ドライバ56に出力する。データ信号ドライ
バ56では、各データ信号線2−i(i=1〜m)ごと
に設けられた図9に示されるデータ信号ドライバによ
り、レベルシフト回路55から出力されたセレクタ回路
53から供給された2P 個の信号S55ai −k(k=
1〜2P )毎に、同等電位差だけ増加する毎に設けられ
た基準電圧VBK(k=1〜2P )から、1個だけ書き込
み用の電源が選択され、2P 個のアナログスイッチ57
i −kの中から該当する電圧に接続されるアナログスイ
ッチだけがオン状態になる。そして、2P 個のアナログ
スイッチ57i −kの共通端子に接続されるアナログス
イッチ58i にはレベルシフト回路55を介してパルス
幅変換回路54から供給される信号S55bi が供給さ
れて、各表示セルのデータの下位qビットの重み付けに
応じたパルス幅期間だけアナログスイッチ58i がオン
状態になり、それぞれのデータ信号線2−iに対してア
ナログスイッチ57i −kで選択した書き込み用の基準
電源電圧が供給され、該パルス幅期間以外の期間ではア
ナログスイッチ58i がオフ状態になり、それぞれのデ
ータ信号線2−iはハイインピーダンス状態となる。
【0025】次に、図10中の走査信号回路60の動作
を説明する。走査信号回路60の図11に示す制御信号
変換回路70は、ロジックレベルの制御信号S10とし
て、走査クロック信号S10aと走査データ信号S10
bをフォトカプラ72a、72bにそれぞれ入力する。
フォトカプラ72a、72bでは、走査クロック信号S
10a、及び走査データ信号S10bを図12に示す電
源電圧変換回路80の一部の回路と同様の構成の電源電
圧変換回路により生成された変換ロジック電源VCL(+)
とVCL(-) の電圧レベルに変換して変換走査クロック信
号70a、と変換走査データ信号70bを生成し、走査
信号ドライバ90に供給する。図12に示す電源電圧変
換回路80では、4つのアナログスイッチ81a、81
b、81c、81dと第1のオペアンプ84、抵抗82
a、及び容量83とによりランプ波形を生成し、可変抵
抗82b、第2のオペアンプ84b、抵抗85a、及び
抵抗85bとにより電圧レベルを設定し、バッファ87
によりそれぞれの電圧レベルに設定されたランプ駆動電
圧を変換電源電圧として出力する。
【0026】ランプ波形の最大振幅を決める基準電圧を
dd1(+)とVdd1(-)とし、傾斜電圧の初期電圧を決める
基準電圧をVdd2(+)及びVdd2(-)とした場合のランプ波
形を以下の過程で生成する。交流化信号S4が負極性の
場合、まずアナログスイッチ81cだけをオン状態にす
ることにより第1のオペアンプ84aの(-) 入力端子に
dd2(+)を供給し、第1のオペアンプ84aの初期電圧
dd2(+)に設定する。次に、アナログスイッチ81cを
オフ状態としアナログスイッチ81aをオン状態にする
と、抵抗82aと容量83の積分回路により第1のオペ
アンプ84の出力をVdd2(+)からVdd 1(+)に向かって電
位が上昇するランプ波形を生成することができる。交流
化信号S4が正極性の場合、まずアナログスイッチ81
dだけをオン状態にすることにより第1のオペアンプ8
4aの(-) 入力端子にVdd2(-)を供給し、第1のオペア
ンプ84aの初期電圧Vdd2(-)に設定する。次に、アナ
ログスイッチ81dをオフ状態としアナログスイッチ8
1bをオン状態にすると、抵抗82aと容量83の積分
回路により第1のオペアンプ84の出力をVdd2(-)から
dd 1(-)に向かって電位が低下するランプ波形を生成す
ることができる。そして、任意の時間経過後にアナログ
81a、81bの両者をオフ状態とすることにより最終
的に到達した電圧、例えばVdd1(+)やVdd1(-)に保持で
きる。このようにして、交流化信号S4の極性に応じ
て、4つのアナログスイッチ81a,81b,81c,
81dを制御し、抵抗82aの抵抗値と容量83の容量
値で決まる時定数を最適化することにより所望の形のラ
ンプ波形が得られる。またこの際のランプ波形のそれぞ
れの極性における電圧傾斜分の電圧変動量は2P 個設け
られた基準電圧同士の最小の電位差と同等に設定されて
おり、Vdd1( +)−Vdd2(+)とVdd2(-)−Vdd1(-)とは、
例えばVB2とVB1と同等に設定されている。
【0027】一方、ランプ波形のDC的な電圧レベルを
決める基準電圧Vdd3(+)とVdd3(-)と可変抵抗82bと
により生成された電圧を第2のオペアンプ84bの(+)
入力端子に入力し、(-) 入力端子と出力とを接続するこ
とによってボルテージフォロワー回路を構成し、負荷に
よる電圧変化のないDC的な電圧レベルを生成する。第
1オペアンプ84aの出力を抵抗85aを介して第3の
オペアンプ86の(-) 入力端子に入力して、第2オペア
ンプ84bの出力を抵抗85bを介して第3オペアンプ
86の(-) 入力端子に入力して加算回路を構成し、ラン
プ波形の電圧レベルを所望する電圧レベルにDC的にシ
フトしたランプ波形を生成し、出力電流の十分にとれる
バッファー87を介して所望する電圧レベルに設定され
たランプ駆動電圧S80を生成し、走査ドライバ90に
供給する。走査ドライバ90では、変換走査信号S70
とランプ駆動電圧S80とを重畳して走査信号線3−j
に供給する。図1中のコモン電極駆動回路100では、
前述したように電源電圧変換回路180と同様に動作
し、ランプ駆動電圧を生成してコモン電極8に出力す
る。
【0028】図13は図1のアクティブマトリクス型の
液晶ディスプレイの駆動波形図であり、この図を用い
て、本発明のアクイィブマトリクス型の液晶ディスプレ
イの階調駆動方法を説明する。図1の表示信号回路50
のパルス幅変換回路51からオン信号S54−iがtw期
間だけレベルシフト回路55を介してアナログスイッチ
58i に供給され、図12に示すようにデータ信号線2
−iの電位Yi は、それぞれの表示セルに対応する書き
込み極性及び輝度データ信号の階調レベルに応じた基準
電圧VBK(k=1〜2P )がtw期間だけ供給される。こ
こで負極性においては、VB1は表示セルのデータの上位
pビットの重み付けの最大値に相当し、VB2P は重み付
けの最小値に相当し、正極性においては、VB1は重み付
け最小値に相当し、VB2P は重み付けの最大値に相当す
る。そして、tw期間が終わるとデータ信号線2−iは、
ハイインピーダンス状態になるためデータ信号線2−i
に付随する配線容量に蓄積された電荷により電圧が保持
される。データ信号線2−iに付随する配線容量は、図
5中のデータ信号線2とコモン電極8との間の容量CDC
とデータ信号線2−iと走査信号線3−jとの間の容量
GDであるが、コモン電極8にはコモン電極駆動回路1
10によりランプ駆動電圧VCOM が供給され、走査信号
回路60が接続された走査信号線3−jには走査信号と
ランプ駆動電圧を重畳させた信号Xj がそれぞれ供給さ
れている。そのため、データ信号線2−iに付随する全
ての配線容量にランプ駆動電圧が供給され、ハイインピ
ーダンス状態におけるデータ信号線2−iの電圧Yi
ランプ駆動電圧の波形に追従して同等な電圧変化を起こ
す。
【0029】このため、tw期間が終わった直後のデータ
信号線2−iの電圧Yi とコモン電極8の電圧VCOM
の電位差VLCと、走査信号線3−jの電位Xj がオフ状
態となる書き込み時におけるデータ信号線2−iの電圧
i の電圧とコモン電極8の電圧VCOM との電位差VLC
が同等になり、tw期間が終わった直後のデータ信号線2
−iの電圧Yi とコモン電極8の電圧VCOM との電位差
LCが液晶セル12の書き込み電圧となる。期間twが長
いと、それだけハイインピーダンス状態の期間が短くな
り、データ信号線2−iの電圧Yi の変動量が小さくな
りデータ信号線2−iの電圧Yi とコモン電極8の電圧
COM との電位差VLCがそれだけ高くなる。すなわち、
表示輝度データ信号S1の輝度レベルに応じて液晶セル
12の書き込み電圧を設定することができる。また、こ
の際にTFT5により書き込まれた画素電極4の電圧V
P は、TFT5の走査信号Xj がオン状態からオフ状態
に変化する時に、走査信号Xj が供給されるTFT5の
寄生容量CGSの影響によりΔV1 (ΔV1 =(CGS
(CLC+CGS))×(VG(+)−VG(-))だけ電圧変動を
起こす。そこで、画素電極4の電圧VP とコモン電極8
の電圧VCOM との間の電位差VLCが、画素電極4の電圧
P の変動に対して正極性の書き込み時と負極性の書き
込み時とで均等になるように、コモン電極駆動回路10
0によりΔV1 分シフトしてランプ駆動電圧Vdd1( -)
dd1(+)を設定してコモン電極8に対して電圧VCOM
供給する。この結果、液晶セル12に供給される電圧V
LCは図13のように変化する。
【0030】以上説明したように、本第1の実施例で
は、パルス幅変調されたパルスの出力期間に複数個設け
られた基準電圧からそれぞれの表示セルに対応する書き
込み極性及び輝度データ信号の上位ビットの値に応じた
1個の基準電圧を選択してデータ信号線2−iに印加す
るとともに、当該パルス以外の期間はデータ信号線2−
iがハインピーダンス状態とし、コモン電極8にはラン
プ駆動電圧をコモン電極駆動回路100より供給し、走
査信号線3−jには走査信号にランプ駆動電圧を重畳さ
せた信号を走査信号回路60より供給することにより、
ハインピーダンス状態においてはデータ信号線2−iの
電位が、輝度データ信号の下位ビットの値に応じて変化
するので、表示信号回路50の階調ドライバに外部から
供給する電源数を減らし、且つドライバの出力回路部を
アナログスイッチとすることができたので、低電力な多
階調表示を可能とするディスプレイを提供することがで
きるという利点がある。
【0031】第2の実施例 図14は、本発明の第2の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第2の実施例の液晶ディスプレイの回路は、第1
の実施例の液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第1
の実施例のアクティブマトリクス型液晶パネルにの各画
素電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示せ
ず)を設け、データ信号線2−iと絶縁層(図示せず)
を介して補助容量電極に接続され直行配置される補助容
量線101を設け、該補助容量電極/絶縁膜/画素電極
4によって補助容量102を形成し、補助容量線101
にはコモン電極4の電位VCOM を印加するようにしたこ
とである。以下、図14のアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
【0032】第1の実施例と同様に、データ信号線2−
iに表示信号回路50からパルス幅変調されたパルスの
出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性、及び輝度デ
ータ信号の階調レベルに応じた基準電圧VBK(k=1〜
P )がtw期間だけ供給され、当該パルスの出力期間tw
以外は表示信号回路50がハイインピーダンス状態とな
る。データ信号線2−iが補助容量線101には、ラン
プ駆動電圧が印加されたコモン電極8の電位VCOM が印
加され、このランプ駆動電圧が補助容量電極に印加され
る。そのため、ハイインピーダンス状態においては、画
素電極4には補助容量102を介してランプ駆動電圧が
印加され、画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波
形と同等に追従して変化する。以上説明したように、液
晶パネルの各画素電極4に補助容量102を設け、各補
助容量102に対して補助容量線101を介してランプ
駆動電圧を印加したので、データ信号線2−iに付随す
る配線容量によってランプ駆動電圧の波形に追従させる
第1の実施例よりもハイインピーダンス状態において画
素電極4の電位VP を確実にランプ駆動電圧の波形と同
等に追従して変化させることができ、表示品質の高い高
画質のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイを実現
することができるという利点がある。
【0033】第3の実施例 図15は、本発明の第2の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第3の実施例の液晶ディスプレイの駆動回路は、
第1の実施例の液晶ディスプレイの駆動回路と異なる点
は、第1の実施例の液晶ディスプレイの駆動回路にさら
に液晶パネルの各画素電極4の背面に絶縁膜を介して補
助容量電極(図示せず)を設け、補助容量電極と対応す
る画素電極4とTFT5を介して接続される走査信号線
3−jの前段の走査信号線3−(j−1)と該補助容量
電極とを接続し、補助容量電極/絶縁膜/画素電極4に
よって補助容量112を形成するようにしたことであ
る。以下、図15のアクティブマトリクス型液晶ディス
プレイの駆動回路の動作を説明する。
【0034】第1の実施例と同様に、表示信号駆動回路
50より図8中のアナログスイッチ58i に接続された
データ信号線2−iには、それぞれの表示セルに対応す
る書き込み極性及び輝度データ信号の階調レベルに応じ
た基準電圧VBK(k=1〜2P )がtw期間だけ供給さ
れ、期間twが終了するとハイインピーダンス状態にな
る。走査信号線3−jにはランプ駆動電圧が印加され、
補助容量112を介して画素電極4に印加される。その
ためデータ信号線2−iがハイインピーダンス状態にお
いて、画素電極4の電位はランプ駆動電圧の波形と同等
に追従して変化する。この際にTFT5により書き込ま
れた画素電極4の電圧VP は、TFT5の走査信号Xj
がオン状態からオフ状態に変化する時に、走査信号Xj
が供給されるTFT5の寄生容量CGSの影響によりΔV
1 だけ電圧変動を起こす。このため、画素電極4の電圧
P とコモン電極8の電圧VCOM との間の電位差V
LCが、画素電極4の電圧VP の変動に対して正極性の書
き込み時と負極性の書き込み時とで均等になるようにコ
モン電極8に対して電圧VCOM が供給される。この結
果、液晶セル9に供給される電圧VLCは図11のように
変化する。以上説明したように、液晶パネルの各画素電
極4と前段の走査信号線2−(j−1)との間に補助容
量112を設け、各補助容量112に対して走査信号線
2−(j−1)を介してランプ駆動電圧を印加したの
で、ハイインピーダンス状態において、データ信号線2
−jに付随する配線容量によってランプ駆動電圧の波形
に追従させる第1の実施例よりも画素電極4の電位を確
実にランプ駆動電圧の波形に追従させることができ、表
示品質の高い、経済的で高画質の液晶ディスプレイを実
現することができるという利点がある。
【0035】第4の実施例 図16は、本発明の第2の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第4の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの階調駆動回路が第1の実施例と異なる点は、
表示信号回路120を第1の実施例の表示信号回路50
と異なる構成にしたことである。図17は、図16中の
表示信号回路120のブロック図である。図17に示す
ように、この表示信号回路120はrビットの表示輝度
データ信号S1及び表示クロック信号S2を入力する入
力端子に接続されたシフトレジスタ121を有してい
る。シフトレジスタ121の出力側には、ラッチ信号S
3を入力する入力端子に接続されたラッチ回路122が
接続されている。ラッチ回路122の出力側には、ラッ
チ回路122の下位qビットのデータを入力し、パルス
幅変換するパルス幅変換回路123が接続されている。
ラッチ回路122、及びパルス幅変換回路123の出力
側には、ラッチ回路122の上位pビットのデータを入
力し、交流化信号S4の極性、及び表示輝度データ信号
S1の上位pビットの値に応じて、電源電位及び供給す
る時間を選択するセレクタ回路124が接続されてい
る。セレクタ回路124の出力側には、電圧のレベルを
シフトするレベルシフト回路125が接続されている。
レベルシフト回路125の出力側には、データ信号ドラ
イバ126が接続されている。データ信号ドライバ12
6には、各データ走査線2−i(i=1〜m)が接続さ
れている。Yi は、データ走査線2−iの電圧である。
【0036】図18は、図17中のデータ信号ドライバ
126の内データ走査線2−iに接続されたデータ信号
ドライバ126の回路図である。図18に示すように、
このデータ信号ドライバ126は、レベルシフト回路1
25からデータ走査線2−i(i=1〜m)に対応して
出力される信号S125i −j(j=1〜2P )を入力
するアナログスイッチ127i −jを有している。アナ
ログスイッチ127i −jの他方の端子には、基準電源
BJに接続されている。アナログスイッチ127i −j
の出力側には、データ走査線2−iが接続されている。
【0037】次に、図17の表示信号回路120の動作
を説明する。シフトレジスタ121では、rビットで入
力される表示輝度データ信号S1を表示クロック信号S
2に同期して表示セル毎に分離してm段蓄積し、蓄積し
たデータをラッチ回路122に出力する。ラッチ回路1
22では、ラッチ信号S3により一斉にシフトレジスタ
121で蓄積したデータを取り込んで保持し、ラッチ回
路122に保持された各表示セルに対応するrビットの
内、上位pビットのデータはセレクタ回路124に出力
し、下位qビットのデータはパルス幅変換回路123に
出力する。ここで、各表示セルのrビットのデータはr
=(p+q)であるとする。パルス幅変換回路123で
は、入力された下位qビットのデータの重み付けに応じ
た期間だけオン信号を出力するパルス幅信号S123に
変換し、セレクタ回路124に出力する。セレクタ回路
124では、入力された上位pビットのデータの重み付
けと交流化信号S4の極性に対応する基準電源の電圧を
選択するための2P 個の信号と下位qビットのデータの
重み付けに応じた期間だけオン信号を出力するパルス幅
信号とを演算した信号をレベルシフト回路125に出力
する。レベルシフト回路125では、セレクタ回路12
4の出力信号の電圧をデータ信号ドライバ126が動作
可能な電位レベルにレベルシフトし、データ信号ドライ
バ126に出力する。
【0038】図18中のデータ信号ドライバ126で
は、レベルシフト回路125から供給された2P 個の信
号S125i −j(j=1〜2P )が対応するアナログ
イッチ127i −jに供給され、それぞれのアナログイ
ッチ127i −jに接続され同じ電位差だけ順次増加す
る2P 個の基準電源VB1〜VB2P から1個だけ液晶セル
に書き込み用の電源として選択するために、2P 個のア
ナログイッチ127i −jの中から該当する電圧に接続
されるアナログスイッチ1個だけをオン状態となる。オ
ン状態となったアナログスイッチは、セレクタ回路12
5で演算された下位qビットのデータの重み付けに応じ
た期間だけオン状態となり、それぞれのデータ信号線2
−iに対してアナログスイッチで選択した書き込み用の
基準電源電圧が供給され、それ以外の期間ではアナログ
スイッチがオフ状態となり、そぞれのデータ信号線2−
iはハイインピーダンス状態となる。図16のアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイの動作は、図1の第1
の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの
動作と同様である。
【0039】本第4の実施例は、第1の実施例と同様の
利点がある上に、さらに以下の利点がある。すなわち、
セレクタ回路124内でパルス幅変換回路123の出力
を演算してレベルシフト回路125を介して、データ信
号ドライバ126に出力するので、第1の実施例よりも
データ信号ドライバ126の簡略化を図ることができ
る。本発明は、上記実施例に限定されず種々の変形が可
能である。その変形例としては、例えば次のようなもの
がある。 (1) データ信号線及び走査信号線を有するアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイであれば、本実施例以
外の構成のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイに
適用することができる。 (2) 上記実施例以外の駆動方法を図示以外の駆動方
法に変えることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、ビデオ入力信号の階調度に応じてパ
ルス幅変調し、該パルス幅変調されたパルスの出力期間
に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を複数個の基
準電圧の中から1個を選択して前記データ信号線に出力
し、当該パルス出力期間以外は前記データ信号線をハイ
インピーダンス状態とし、共通電極には交流駆動するそ
の極性に応じて、順次上昇あるいは低下するランプ駆動
電圧を印加し、走査信号にランプ駆動電圧を重畳させた
信号を走査信号線に出力するので、表示信号回路に外部
から供給する電源数を減らし、低電力な多階調化が可能
となる。第3の発明によれば、基準電圧を同じ電位差毎
に、ビデオ入力信号の上位ビットに対応した数だけ設
け、パルス幅変換回路は、ビデオ入力信号の下位ビット
の値に基づいてパルス幅変調し、ランプ駆動回路は、ラ
ンプ駆動電圧の傾斜電圧の変動量が複数個の基準電圧の
最小の電位差に等しくなるようにしたので一層多階調化
を図ることができる。第4及び第5の発明によれば、画
素電極に対して補助容量を設け、この補助容量にランプ
駆動電圧を印加するようにしたので、表示品質をさらに
向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のアクティブマトリクス
型液晶ディスプレイの回路図である。
【図2】従来のTFT−LCDの概略の構造を示す断面
図である。
【図3】図2のTN液晶セルの電気−光学特性図であ
る。
【図4】図2のTFT−LCDの構造を備えた従来のア
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの概略の回路図
である。
【図5】図2の液晶セルの等価回路図である。
【図6】図4のアクティブマトリクス型液晶ディスプレ
イの駆動タイミングチャートである。
【図7】従来の表示信号回路内のドライバの回路図であ
る。
【図8】図1中の表示信号回路の回路図である。
【図9】図8中のデータ信号ドライバの回路図である。
【図10】図1中の走査信号回路の回路図である。
【図11】図10中の制御信号変換回路の回路図であ
る。
【図12】図10中の電源電圧変換回路の回路図であ
る。
【図13】図1のアクティブマトリクス型液晶ディスプ
レイの駆動波形図である。
【図14】本発明の第2の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図15】本発明の第3の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図16】本発明の第4の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図17】図16中の表示信号回路の回路図である。
【図18】図17中のデータ信号ドライバの回路図であ
る。
【符号の説明】
1 背面基板 2−i データ信号線 3−j 走査信号線 4 画素電極 5 TFT 6 前面基板 7 カラーフィルタ 8 コモン電極 9 液晶層 10,11 偏光膜 12 液晶セル 50,120 表示信号回路 51,121 シフトレジスタ 52,122 ラッチ回路 53,123 セレクタ回路 54,124 パルス幅変換回路 55,125 レベルシフト回路 56,126 データ信号ドライバ 57i−j,58i,127i−j(i=1〜m,j=
1〜2)アナログスイッチ 70 制御信号変換回路 80 電源電圧変換回路 101 補助容量線 102,112 補助容量

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性の背面基板と、前記背面基板上に
    交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走査信
    号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇所に
    各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄膜ト
    ランジスタと、前記背面基板に対向して配置された透光
    性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画素電
    極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカラー
    フィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透光性
    の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面にそれ
    ぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配向膜
    と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装され
    た液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそれぞ
    れ貼着された偏光膜とを、備えたアクティブマトリクス
    型液晶パネルと、 ビデオ入力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記
    データ信号線に出力する表示信号回路と、 前記走査信号線に走査信号を出力する走査信号回路と、 前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、 前記アクティブマトリクス型液晶パネルの交流駆動を行
    うアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動
    方法において、 前記表示信号回路により、前記ビデオ入力信号に基づい
    てパルス幅変調し、該ビデオ入力信号の階調レベルに応
    じて、該パルス幅変調されたパルスの出力期間に交流駆
    動するその極性に応じた基準電圧を複数個の基準電圧の
    中から1個を選択して前記データ信号線に出力し、当該
    パルス出力期間以外は前記データ信号線をハイインピー
    ダンス状態とし、 前記共通電極駆動回路により、前記記共通電極に交流駆
    動するその極性に応じて、順次上昇あるいは低下するラ
    ンプ駆動電圧を印加し、 前記走査信号回路により、前記走査信号に交流駆動する
    その極性に応じて順次上昇あるいは低下するランプ駆動
    電圧を重畳させた信号を前記走査信号線に出力すること
    を特徴とするアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
    の階調駆動方法。
  2. 【請求項2】 透光性の背面基板と、前記背面基板上に
    交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走査信
    号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇所に
    各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄膜ト
    ランジスタと、前記背面基板に対向して配置された透光
    性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画素電
    極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカラー
    フィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透光性
    の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面にそれ
    ぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配向膜
    と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装され
    た液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそれぞ
    れ貼着された偏光膜とを、備えたアクティブマトリクス
    型液晶パネルと、 ビデオ入力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記
    データ信号線に出力する表示信号回路と、 前記走査信号線に走査信号を出力する走査信号回路と、 前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、 前記アクティブマトリクス型液晶パネルの交流駆動を行
    うアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおいて、 前記表示信号回路が、前記ビデオ入力信号に基づいてパ
    ルス幅変調するパルス幅変換回路と、複数個の基準電圧
    と、該パルス幅変調されたパルスの出力期間に交流駆動
    するその極性に応じた基準電圧を前記複数個の基準電圧
    の中から1個を選択するセレクタ回路と、前記セレクタ
    回路により選択された基準電圧を前記パルス出力期間に
    前記データ信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は
    前記データ信号線をハイインピーダンス状態とするスイ
    ッチ回路とを備え、 前記共通電極駆動回路が、交流駆動するその極性に応じ
    て、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成す
    るランプ電圧駆動回路を備え、 前記走査信号回路が、交流駆動するその極性に応じて、
    順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成するラ
    ンプ電圧駆動回路と、前記走査信号に前記ランプ駆動電
    圧を重畳する走査信号変換回路とを備え、該走査信号変
    換回路の出力信号を前記走査信号線に出力するようにし
    たことを特徴とするアクティブマトリクス型液晶ディス
    プレイ。
  3. 【請求項3】 前記基準電圧を同じ電位差毎に、前記ビ
    デオ入力信号の上位ビットの値に対応した数だけ設け、 前記パルス幅変換回路は、前記ビデオ入力信号の下位ビ
    ットの値に基づいてパルス幅変調し、 前記ランプ駆動回路は、前記ランプ駆動電圧の傾斜電圧
    の変動量が前記複数個の基準電圧の最小の電位差に等し
    くなるようにしたことを特徴とする請求項2記載のアク
    ティブマトリクス型液晶ディスプレイ。
  4. 【請求項4】 前記画素電極に補助容量と、該補助容量
    に電圧を印加するための補助容量線とを設け、 前記補助容量線には前記ランプ駆動電圧を印加するよう
    にしたことを特徴とする請求項2または3記載のアクテ
    ィブマトリクス型液晶ディスプレイ。
  5. 【請求項5】 前記画素電極と該画素電極に薄膜トラン
    ジスタを介して接続される走査信号線の前段の走査信号
    線との間に補助容量を設けたことを特徴とする請求項2
    または3記載のアクティブマトリクス型液晶ディスプレ
    イ。
JP7234394A 1994-04-11 1994-04-11 アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ Withdrawn JPH07281640A (ja)

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