JPH07281639A - アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ - Google Patents
アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイInfo
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- JPH07281639A JPH07281639A JP7234294A JP7234294A JPH07281639A JP H07281639 A JPH07281639 A JP H07281639A JP 7234294 A JP7234294 A JP 7234294A JP 7234294 A JP7234294 A JP 7234294A JP H07281639 A JPH07281639 A JP H07281639A
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- liquid crystal
- circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 低電力で多階調表示を可能とする。
【構成】 データ信号線2−iには、交流化信号S2の
極性に応じた基準電圧がtw期間だけ供給され、データ信
号線2−iの電位は、tw期間だけ基準電圧に等しくな
る。そして、tw期間が終わるデータ信号線2−iは、ハ
イインピーダンス状態となるためデータ信号線2−iに
付随する配線容量に蓄積された電荷により電圧が保持さ
れる。そして、デ−タ信号線2−iに付随する全ての配
線容量にランプ駆動電圧が供給され、ハイインピーダン
ス状態におけるデータ信号線2−iの電圧は、走査信号
回路60、及びコモン電極駆動回路100により生成さ
れたランプ駆動電圧の波形に追従して同等な電圧変化を
起こす。tw期間が終わった直後のデータ信号線2−iの
電圧とコモン電極8の電圧との電位差が液晶セルの書き
込み電圧となる。
極性に応じた基準電圧がtw期間だけ供給され、データ信
号線2−iの電位は、tw期間だけ基準電圧に等しくな
る。そして、tw期間が終わるデータ信号線2−iは、ハ
イインピーダンス状態となるためデータ信号線2−iに
付随する配線容量に蓄積された電荷により電圧が保持さ
れる。そして、デ−タ信号線2−iに付随する全ての配
線容量にランプ駆動電圧が供給され、ハイインピーダン
ス状態におけるデータ信号線2−iの電圧は、走査信号
回路60、及びコモン電極駆動回路100により生成さ
れたランプ駆動電圧の波形に追従して同等な電圧変化を
起こす。tw期間が終わった直後のデータ信号線2−iの
電圧とコモン電極8の電圧との電位差が液晶セルの書き
込み電圧となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクティブマトリクス
型液晶パネルを備えたアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの階調駆動方法およびアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイに関するものである。
型液晶パネルを備えたアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの階調駆動方法およびアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の技術としては、
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;テレビジョン学会誌、42[1](198
8)、P.10−29 文献2;電子技術、[6]、(1993)、P.45−
49 アクティブマトリクス型液晶パネルを備えたアクティブ
マトリクス型液晶ディスプレイは、製造工程が複雑であ
るが、フルカラー画像表示性能が優れているため、注目
され、種々の提案がされている。以下、図面を参照しつ
つ、代表的なアクティブマトリクス型液晶パネルとして
知られる薄膜トランマジスタ(Thin Film Transistor、
以下TFTという)および液晶表示素子(以下、LCD
という)を組み合わせて構成したTFT−LCDの概略
を説明する。
例えば、次のような文献に記載されるものがあった。 文献1;テレビジョン学会誌、42[1](198
8)、P.10−29 文献2;電子技術、[6]、(1993)、P.45−
49 アクティブマトリクス型液晶パネルを備えたアクティブ
マトリクス型液晶ディスプレイは、製造工程が複雑であ
るが、フルカラー画像表示性能が優れているため、注目
され、種々の提案がされている。以下、図面を参照しつ
つ、代表的なアクティブマトリクス型液晶パネルとして
知られる薄膜トランマジスタ(Thin Film Transistor、
以下TFTという)および液晶表示素子(以下、LCD
という)を組み合わせて構成したTFT−LCDの概略
を説明する。
【0003】図2は前記文献1の記載されたTFT−L
CDの概略断面図である。アクティブマトリクス型液晶
パネルの一つであるTFT−LCDでは、例えば透明な
ガラス基板からなる背面基板1と前面基板6とが対向配
置されている。背面基板1上に絶縁膜(図示せず)を介
して複数のデータ信号線2−iと複数の走査信号線3−
jとが交差配置され、その交点に各画素電極4に対応し
たスイッチング素子としてTFT5が接続されている。
前面基板1上には、各表示セルの画素電極4と対向する
部分に、表示色に対応する赤、緑、青のカラーフィルタ
7が設けられ、さらにその上に透明な共通電極(以下、
コモン電極と呼ぶ)8が設けられている。背面基板1及
び前面基板6の両表面には、適当な方向に配向処理され
た配向膜が設けられ、それら両基板1,6の配向膜が液
晶層9を介して対向配置されて貼り合わされている。さ
らに、背面基板1及び前面基板6の背面には、互いの偏
光軸が平行あるいは垂直になるように偏光膜10,11
がそれぞれ貼り付けられている。このようなTFT−L
CDを備えたアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
では、背面基板1の裏側からバックライトBLを当て、
TFT5を介して供給される画素電極4の電圧とコモン
電極8の電圧との電位差により、それら両電極4,8間
に挟まれた部分の液晶層9をスイッチングすることによ
り、画像表示をするようになっている。
CDの概略断面図である。アクティブマトリクス型液晶
パネルの一つであるTFT−LCDでは、例えば透明な
ガラス基板からなる背面基板1と前面基板6とが対向配
置されている。背面基板1上に絶縁膜(図示せず)を介
して複数のデータ信号線2−iと複数の走査信号線3−
jとが交差配置され、その交点に各画素電極4に対応し
たスイッチング素子としてTFT5が接続されている。
前面基板1上には、各表示セルの画素電極4と対向する
部分に、表示色に対応する赤、緑、青のカラーフィルタ
7が設けられ、さらにその上に透明な共通電極(以下、
コモン電極と呼ぶ)8が設けられている。背面基板1及
び前面基板6の両表面には、適当な方向に配向処理され
た配向膜が設けられ、それら両基板1,6の配向膜が液
晶層9を介して対向配置されて貼り合わされている。さ
らに、背面基板1及び前面基板6の背面には、互いの偏
光軸が平行あるいは垂直になるように偏光膜10,11
がそれぞれ貼り付けられている。このようなTFT−L
CDを備えたアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
では、背面基板1の裏側からバックライトBLを当て、
TFT5を介して供給される画素電極4の電圧とコモン
電極8の電圧との電位差により、それら両電極4,8間
に挟まれた部分の液晶層9をスイッチングすることによ
り、画像表示をするようになっている。
【0004】図3は、図2に示すTFT−LCDにおい
て、2枚の偏光膜10,11を平行になるように貼り付
けた構成にした場合のTN(Twisted Neamatic) 液晶セ
ルの電気−光学特性を示す図である。TFT−LCDに
使用されるTN液晶セルは、画素電極4の電圧VP とコ
モン電極8の電圧VCOM との電位差Vに対して、光透過
率が急激に増加する閾値電圧VTHと、光透過率の変動が
なくなる飽和電圧VSAT が存在し、VTH〜VSAT の電圧
範囲ΔVにおいては、電圧変動により光透過率の変化が
起こるものであるが、一方向電界を駆け続けると応答し
なくなる特性を持っている。そのため、正極性と負極性
の書き込みを交互に行う必要がある。そこで、完全なオ
ン状態を達成するためには、VSAT <VP −VCOM 、負
極性においては、VSAT <VCOM −VPの電圧条件にそ
れぞれ設定し、完全なオフ状態を達成するためには、V
TH>VP−VCOM 、負極性においては、VTH>VCOM −
VP の電圧条件にそれぞれ設定し、階調表示をするため
には、正極性においては、VSAT >VP −VCOM >
VTH、負極性においては、VSAT >VCOM −VP >VTH
の電圧条件に設定しそれぞれ書き込みを可変制御し、液
晶セルのスイッチングを行うようになっている。
て、2枚の偏光膜10,11を平行になるように貼り付
けた構成にした場合のTN(Twisted Neamatic) 液晶セ
ルの電気−光学特性を示す図である。TFT−LCDに
使用されるTN液晶セルは、画素電極4の電圧VP とコ
モン電極8の電圧VCOM との電位差Vに対して、光透過
率が急激に増加する閾値電圧VTHと、光透過率の変動が
なくなる飽和電圧VSAT が存在し、VTH〜VSAT の電圧
範囲ΔVにおいては、電圧変動により光透過率の変化が
起こるものであるが、一方向電界を駆け続けると応答し
なくなる特性を持っている。そのため、正極性と負極性
の書き込みを交互に行う必要がある。そこで、完全なオ
ン状態を達成するためには、VSAT <VP −VCOM 、負
極性においては、VSAT <VCOM −VPの電圧条件にそ
れぞれ設定し、完全なオフ状態を達成するためには、V
TH>VP−VCOM 、負極性においては、VTH>VCOM −
VP の電圧条件にそれぞれ設定し、階調表示をするため
には、正極性においては、VSAT >VP −VCOM >
VTH、負極性においては、VSAT >VCOM −VP >VTH
の電圧条件に設定しそれぞれ書き込みを可変制御し、液
晶セルのスイッチングを行うようになっている。
【0005】図4は図2のTFT−LCDを備えた従来
のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの概略の回
路図を示し、図5は図2の液晶セルの等価回路を示し、
図6は従来のTFT−LCDの駆動タイミングチャート
を示す。図4に示すように、TFT5のスイッチング手
段として、走査信号線3−jには走査信号回路21が接
続され、データ信号線2−iには表示信号回路20がそ
れぞれ接続されている。TFT5と電圧VCOM が印加さ
れるコモン電極8との間には、液晶セル12が接続され
ている。図5に示すように、TFT5とには寄生容量C
GSが存在する。液晶セル12とコモン電極8間の容量C
LCがある。コモン電極8と走査信号線3−j間には寄生
容量CGCがあり、データ信号線2−iと走査信号線3−
jとの間には寄生容量CGDがあり、データ信号線2−j
とコモン電極8との間には容量CDCがある。
のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの概略の回
路図を示し、図5は図2の液晶セルの等価回路を示し、
図6は従来のTFT−LCDの駆動タイミングチャート
を示す。図4に示すように、TFT5のスイッチング手
段として、走査信号線3−jには走査信号回路21が接
続され、データ信号線2−iには表示信号回路20がそ
れぞれ接続されている。TFT5と電圧VCOM が印加さ
れるコモン電極8との間には、液晶セル12が接続され
ている。図5に示すように、TFT5とには寄生容量C
GSが存在する。液晶セル12とコモン電極8間の容量C
LCがある。コモン電極8と走査信号線3−j間には寄生
容量CGCがあり、データ信号線2−iと走査信号線3−
jとの間には寄生容量CGDがあり、データ信号線2−j
とコモン電極8との間には容量CDCがある。
【0006】図6は、図4に示すアクティブマトリクス
型液晶デイスプレイの駆動タイミングチャートであり、
この図を参照しつつ図4の動作を説明する。TFT5の
スイッング手段として設けられた走査信号回路21及び
表示信号回路20のうち、該TFT5の選択信号とし
て、走査信号回路21から時間順次にオン電圧VG(+)、
又はオフ電圧VG(-) が供給される。さらに、ビデオ入
力信号である輝度データ信号として、表示信号回路20
から正極性の書き込み電圧VD( +)と負極性の書き込み電
圧VD(-)が供給される。すると、TFT5によって書き
込まれた画素電極4の電圧VP は、図6に示すように、
該TFT5の選択信号がオン状態からオフ状態に変化す
る時に、該選択信号が供給されるTFT5の寄生容量C
GSの影響により次式(1)で示されるΔV1 だけ電圧変
動を起こす。 ΔV1 =(CGS/(CGS+CLC))×(VG(+)−VG(-)) ・・・(1) このために、画素電極4とコモン電極8との間の電位差
が、画素電極4の電圧VP の変動に対して、正極性の書
き込み時と負極性の書き込み時とで均等になるようにコ
モン電極8に対してVCOM が供給される。
型液晶デイスプレイの駆動タイミングチャートであり、
この図を参照しつつ図4の動作を説明する。TFT5の
スイッング手段として設けられた走査信号回路21及び
表示信号回路20のうち、該TFT5の選択信号とし
て、走査信号回路21から時間順次にオン電圧VG(+)、
又はオフ電圧VG(-) が供給される。さらに、ビデオ入
力信号である輝度データ信号として、表示信号回路20
から正極性の書き込み電圧VD( +)と負極性の書き込み電
圧VD(-)が供給される。すると、TFT5によって書き
込まれた画素電極4の電圧VP は、図6に示すように、
該TFT5の選択信号がオン状態からオフ状態に変化す
る時に、該選択信号が供給されるTFT5の寄生容量C
GSの影響により次式(1)で示されるΔV1 だけ電圧変
動を起こす。 ΔV1 =(CGS/(CGS+CLC))×(VG(+)−VG(-)) ・・・(1) このために、画素電極4とコモン電極8との間の電位差
が、画素電極4の電圧VP の変動に対して、正極性の書
き込み時と負極性の書き込み時とで均等になるようにコ
モン電極8に対してVCOM が供給される。
【0007】図7は、前記文献2の記載された従来の表
示信号回路20内のアナログドライバとディジタルドラ
イバの出力段の構成を示す回路図である。図7(a)
は、アナログドライバの出力段の例である。このアナロ
グドライバは、アナログのビデオ信号ASの電位をホー
ルドするサンプルホールド部を構成する2個の容量3
0,31と、バッファ出力部を構成する電流源34、オ
ペアンプ33、及びトランジスタ35と、これらの各要
素間の接続を制御する6個のスイッチ32a〜32fを
備えている。このアナログドライバは、階調表示におけ
る中間調に対応する電圧をアナログ信号ASとして入力
し、各画素電極4に割り当てて出力端子OUTから出力
するものである。入力されたビデオ信号ASは、サンプ
ルホールド部に蓄積された後、バッファ出力部を介して
出力端子OUTから出力される。このアナログドライバ
は、オペアンプ33を電流源34により駆動しているた
め、階調の多階調化が図れる反面、消費電力が大きくな
る欠点を有し、駆動回路のIC化では高集積化が困難で
ある。
示信号回路20内のアナログドライバとディジタルドラ
イバの出力段の構成を示す回路図である。図7(a)
は、アナログドライバの出力段の例である。このアナロ
グドライバは、アナログのビデオ信号ASの電位をホー
ルドするサンプルホールド部を構成する2個の容量3
0,31と、バッファ出力部を構成する電流源34、オ
ペアンプ33、及びトランジスタ35と、これらの各要
素間の接続を制御する6個のスイッチ32a〜32fを
備えている。このアナログドライバは、階調表示におけ
る中間調に対応する電圧をアナログ信号ASとして入力
し、各画素電極4に割り当てて出力端子OUTから出力
するものである。入力されたビデオ信号ASは、サンプ
ルホールド部に蓄積された後、バッファ出力部を介して
出力端子OUTから出力される。このアナログドライバ
は、オペアンプ33を電流源34により駆動しているた
め、階調の多階調化が図れる反面、消費電力が大きくな
る欠点を有し、駆動回路のIC化では高集積化が困難で
ある。
【0008】一方、図7(b)は、8階調のディジタル
ドライバの出力段回路構成例である。デジタルドライバ
とは、その中間調に対応する電圧レベルをデジタルコー
ドとして入力し、デジタル/アナログ変換を行って所望
の電圧レベルを出力するものである。このデジタルドラ
イバは、クロック信号CK及びスタートパルスSPを入
力するタイミングジェネレータ40と、タイミングジェ
ネレータ40からのタイミング信号でカラービデオ信号
DS1〜DS3を順次取り込むデータレジスタ41とを
有している。データレジスタ41は、ラッチストローブ
信号STBでデータレジスタ41に格納してデータを一
斉に取り込んで記憶するデータレジスタ42に接続され
ている。データレジスタ42の出力側には、デコード及
びデコード結果のレベルをシフトするデコード・レベル
シフト回路53に接続されている。デコード・レベルシ
フト回路53の出力側には、階調用電圧V0 〜V7 に接
続されたアナログスイッチ44−1〜44−8によりデ
コード・レベルシフト回路53の出力に基づいていずれ
かの階調用電圧V0 〜V7 を選択するデジタル/アナロ
グ変換回路44に接続されている。デジタル/アナログ
変換回路44により、カラービデオ信号DS1〜DS3
の階調に応じた電圧が出力端子OUTより出力される。
この構成のドライバにおいては、出力段がアナログスイ
ッチ44−1〜44−8で構成されているため、消費電
力が少なくなる反面、多階調化を図る場合に、階調再現
数相当の外部の電源が必要とする。そのため、駆動回路
のIC化を行うとIC内部における電源入力ラインの配
線系の占める面積が増大し、経済的でなくなる。
ドライバの出力段回路構成例である。デジタルドライバ
とは、その中間調に対応する電圧レベルをデジタルコー
ドとして入力し、デジタル/アナログ変換を行って所望
の電圧レベルを出力するものである。このデジタルドラ
イバは、クロック信号CK及びスタートパルスSPを入
力するタイミングジェネレータ40と、タイミングジェ
ネレータ40からのタイミング信号でカラービデオ信号
DS1〜DS3を順次取り込むデータレジスタ41とを
有している。データレジスタ41は、ラッチストローブ
信号STBでデータレジスタ41に格納してデータを一
斉に取り込んで記憶するデータレジスタ42に接続され
ている。データレジスタ42の出力側には、デコード及
びデコード結果のレベルをシフトするデコード・レベル
シフト回路53に接続されている。デコード・レベルシ
フト回路53の出力側には、階調用電圧V0 〜V7 に接
続されたアナログスイッチ44−1〜44−8によりデ
コード・レベルシフト回路53の出力に基づいていずれ
かの階調用電圧V0 〜V7 を選択するデジタル/アナロ
グ変換回路44に接続されている。デジタル/アナログ
変換回路44により、カラービデオ信号DS1〜DS3
の階調に応じた電圧が出力端子OUTより出力される。
この構成のドライバにおいては、出力段がアナログスイ
ッチ44−1〜44−8で構成されているため、消費電
力が少なくなる反面、多階調化を図る場合に、階調再現
数相当の外部の電源が必要とする。そのため、駆動回路
のIC化を行うとIC内部における電源入力ラインの配
線系の占める面積が増大し、経済的でなくなる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方
法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおい
ては、次のような課題があった。アクティブマトリクス
型液晶パネルに対する輝度データ信号を、図7(a)の
ように、アナログ信号で供給する場合、多階調化により
高画質をすることができるが、消費電力が大きいという
問題点がある。また、図7(b)に示すように中間調に
対応するデジタルコードを入力し、デジタル/アナログ
変換を行って階調された電圧レベルを出力する場合、階
調数分の電源を必要とし、電源ラインなどによって高集
積化が困難となるという問題点があった。すなわち、低
消費電力、高画質、高集積化が可能なアクティブマトリ
クス型液晶ディスプレイを実現することができなかっ
た。
アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方
法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおい
ては、次のような課題があった。アクティブマトリクス
型液晶パネルに対する輝度データ信号を、図7(a)の
ように、アナログ信号で供給する場合、多階調化により
高画質をすることができるが、消費電力が大きいという
問題点がある。また、図7(b)に示すように中間調に
対応するデジタルコードを入力し、デジタル/アナログ
変換を行って階調された電圧レベルを出力する場合、階
調数分の電源を必要とし、電源ラインなどによって高集
積化が困難となるという問題点があった。すなわち、低
消費電力、高画質、高集積化が可能なアクティブマトリ
クス型液晶ディスプレイを実現することができなかっ
た。
【0010】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、前記課題
を解決するために、透光性の背面基板と、前記背面基板
上に交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走
査信号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇
所に各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄
膜トランジスタと、前記背面基板に対向して配置された
透光性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画
素電極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカ
ラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透
光性の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面に
それぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配
向膜と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装
された液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそ
れぞれ貼着された偏光膜とを、備えたTFT−LCD等
のアクティブマトリクス型液晶パネルと、ビデオ入力信
号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記データ信号線
に出力する表示信号回路と、前記走査信号線に走査信号
を出力する走査信号回路と、前記共通電極を駆動する共
通電極駆動回路とを備えたアクティブマトリクス型液晶
パネルの交流駆動を行うアクティブマトリクス型液晶デ
ィスプレイの階調駆動方法において、次にような手段を
講じている。すなわち、前記表示信号回路が、前記ビデ
オ入力信号の階調度に応じてパルス幅変調し、該パルス
幅変調されたパルスの出力期間に交流駆動するその極性
に応じた基準電圧を前記データ信号線に出力し、当該パ
ルス出力期間以外は前記データ信号線をハイインピーダ
ンス状態とし、前記共通電極駆動回路が、前記共通電極
には交流駆動するその極性に応じて、順次上昇あるいは
低下するランプ駆動電圧を印加し、前記走査信号回路
が、前記走査信号に前記ランプ駆動電圧を重畳させた信
号を前記走査信号線に出力するようにしている。
を解決するために、透光性の背面基板と、前記背面基板
上に交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走
査信号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇
所に各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄
膜トランジスタと、前記背面基板に対向して配置された
透光性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画
素電極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカ
ラーフィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透
光性の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面に
それぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配
向膜と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装
された液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそ
れぞれ貼着された偏光膜とを、備えたTFT−LCD等
のアクティブマトリクス型液晶パネルと、ビデオ入力信
号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記データ信号線
に出力する表示信号回路と、前記走査信号線に走査信号
を出力する走査信号回路と、前記共通電極を駆動する共
通電極駆動回路とを備えたアクティブマトリクス型液晶
パネルの交流駆動を行うアクティブマトリクス型液晶デ
ィスプレイの階調駆動方法において、次にような手段を
講じている。すなわち、前記表示信号回路が、前記ビデ
オ入力信号の階調度に応じてパルス幅変調し、該パルス
幅変調されたパルスの出力期間に交流駆動するその極性
に応じた基準電圧を前記データ信号線に出力し、当該パ
ルス出力期間以外は前記データ信号線をハイインピーダ
ンス状態とし、前記共通電極駆動回路が、前記共通電極
には交流駆動するその極性に応じて、順次上昇あるいは
低下するランプ駆動電圧を印加し、前記走査信号回路
が、前記走査信号に前記ランプ駆動電圧を重畳させた信
号を前記走査信号線に出力するようにしている。
【0011】第2の発明は、第1の発明のTFT−LC
D等のアクティブマトリクス型液晶パネルと、ビデオ入
力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記データ信
号線に出力する表示信号回路と、前記走査信号線に走査
信号を出力する走査信号回路と、前記共通電極を駆動す
る共通電極駆動回路とを備え前記アクティブマトリクス
型液晶パネルの交流駆動を行うアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイにおいて、以下の回路を備えている。
すなわち、前記表示信号回路は、前記ビデオ入力信号の
階調度に応じてパルス幅変調するパルス幅変換回路と、
該パルス幅変調されたパルスの出力期間に交流駆動する
その極性に応じた基準電圧を前記データ信号線に出力
し、当該パルス出力期間以外は前記データ信号線をハイ
インピーダンス状態とするスイッチ回路とを備え、共通
電極駆動回路は、交流駆動するその極性に応じて、順次
上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成するランプ
電圧駆動回路を備え、前記走査信号回路は、交流駆動す
るその極性に応じて、順次上昇あるいは低下するランプ
駆動電圧を生成するランプ電圧駆動回路と、前記走査信
号に前記ランプ駆動電圧を重畳する走査信号変換回路と
を備えている。
D等のアクティブマトリクス型液晶パネルと、ビデオ入
力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記データ信
号線に出力する表示信号回路と、前記走査信号線に走査
信号を出力する走査信号回路と、前記共通電極を駆動す
る共通電極駆動回路とを備え前記アクティブマトリクス
型液晶パネルの交流駆動を行うアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイにおいて、以下の回路を備えている。
すなわち、前記表示信号回路は、前記ビデオ入力信号の
階調度に応じてパルス幅変調するパルス幅変換回路と、
該パルス幅変調されたパルスの出力期間に交流駆動する
その極性に応じた基準電圧を前記データ信号線に出力
し、当該パルス出力期間以外は前記データ信号線をハイ
インピーダンス状態とするスイッチ回路とを備え、共通
電極駆動回路は、交流駆動するその極性に応じて、順次
上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成するランプ
電圧駆動回路を備え、前記走査信号回路は、交流駆動す
るその極性に応じて、順次上昇あるいは低下するランプ
駆動電圧を生成するランプ電圧駆動回路と、前記走査信
号に前記ランプ駆動電圧を重畳する走査信号変換回路と
を備えている。
【0012】第3の発明は、第2の発明において、前記
交流駆動するその極性により変動する基準電圧と同等の
電圧振幅を有する電源電圧及び基準電圧と同等の電圧振
幅を重畳させた制御信号を前記表示信号回路に供給する
ようにしている。第4の発明は、第2または第3の発明
において、前記画素電極に対して補助容量と該補助容量
に電圧を印加するための補助容量線とを設け、前記補助
容量線には前記ランプ駆動電圧を印加するようにしてい
る。第5の発明は、第2または第3の発明において、前
記画素電極と該画素電極に薄膜トランドスタを介して接
続される走査信号線の前段の走査信号線との間に補助容
量を設けている。
交流駆動するその極性により変動する基準電圧と同等の
電圧振幅を有する電源電圧及び基準電圧と同等の電圧振
幅を重畳させた制御信号を前記表示信号回路に供給する
ようにしている。第4の発明は、第2または第3の発明
において、前記画素電極に対して補助容量と該補助容量
に電圧を印加するための補助容量線とを設け、前記補助
容量線には前記ランプ駆動電圧を印加するようにしてい
る。第5の発明は、第2または第3の発明において、前
記画素電極と該画素電極に薄膜トランドスタを介して接
続される走査信号線の前段の走査信号線との間に補助容
量を設けている。
【0013】
【作用】第1及び第2の発明によれば、以上のようにア
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法
及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイを構成し
たので、表示信号回路により、ビデオ入力信号の階調度
に応じてパルス幅変調し、該パルス幅変調されたパルス
の出力期間に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を
前記データ信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は
前記データ信号線をハイインピーダンス状態とする。共
通電極駆動回路により、共通電極には交流駆動するその
極性に応じて、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電
圧を印加し、走査信号回路により、走査信号にランプ駆
動電圧を重畳させた信号を走査信号線に出力する。デー
タ信号線がハイインピーダンス状態になった時点におい
て、データ信号線の電位が、データ信号線と共通電極と
の間の容量、及びデータ信号線と走査信号線との間の配
線容量によりランプ駆動電圧と同等に追従して変化する
ので、画素電極の電位と共通電極との間の電位差はデー
タ信号線がハイインピーダンスになった時点において決
まってしまう。一方、パルスの出力期間が長ければそれ
だけデータ信号線の変化する電位は小さくなり、画素電
極の電位と共通電極との間の電位差が大きくなる。すな
わち、ビデオ入力信号の階調度に応じて、画素電極の電
位と共通電極との間の電位差が変化する。第3の発明に
よれば、交流駆動するその極性により変動する基準電圧
と同等の電圧振幅を有する電源電圧及び基準電圧と同等
の電圧振幅を重畳させた制御信号を前記表示信号回路に
供給するので、スイッチ回路の基準電圧の見掛け上の変
動をゼロにする。第4の発明によれば、補助容量線にラ
ンプ駆動電圧を印加するので、補助容量にはこのランプ
駆動電圧が印加される。よって、データ信号線がハイイ
ンピーダス状態において画素電極の電位がランプ駆動電
圧に追従して変化する。第5の発明によれば、補助容量
には走査信号線によりランプ電圧が印加されるので、デ
ータ信号線がハイインピーダス状態において画素電極の
電位がランプ駆動電圧と同等に追従して変化する。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法
及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイを構成し
たので、表示信号回路により、ビデオ入力信号の階調度
に応じてパルス幅変調し、該パルス幅変調されたパルス
の出力期間に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を
前記データ信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は
前記データ信号線をハイインピーダンス状態とする。共
通電極駆動回路により、共通電極には交流駆動するその
極性に応じて、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電
圧を印加し、走査信号回路により、走査信号にランプ駆
動電圧を重畳させた信号を走査信号線に出力する。デー
タ信号線がハイインピーダンス状態になった時点におい
て、データ信号線の電位が、データ信号線と共通電極と
の間の容量、及びデータ信号線と走査信号線との間の配
線容量によりランプ駆動電圧と同等に追従して変化する
ので、画素電極の電位と共通電極との間の電位差はデー
タ信号線がハイインピーダンスになった時点において決
まってしまう。一方、パルスの出力期間が長ければそれ
だけデータ信号線の変化する電位は小さくなり、画素電
極の電位と共通電極との間の電位差が大きくなる。すな
わち、ビデオ入力信号の階調度に応じて、画素電極の電
位と共通電極との間の電位差が変化する。第3の発明に
よれば、交流駆動するその極性により変動する基準電圧
と同等の電圧振幅を有する電源電圧及び基準電圧と同等
の電圧振幅を重畳させた制御信号を前記表示信号回路に
供給するので、スイッチ回路の基準電圧の見掛け上の変
動をゼロにする。第4の発明によれば、補助容量線にラ
ンプ駆動電圧を印加するので、補助容量にはこのランプ
駆動電圧が印加される。よって、データ信号線がハイイ
ンピーダス状態において画素電極の電位がランプ駆動電
圧に追従して変化する。第5の発明によれば、補助容量
には走査信号線によりランプ電圧が印加されるので、デ
ータ信号線がハイインピーダス状態において画素電極の
電位がランプ駆動電圧と同等に追従して変化する。従っ
て、前記課題を解決できるのである。
【0014】
【実施例】第1の実施例 図1は、本発明の第1の実施例のアクティブマトリクス
型液晶ディスプレイの階調駆動方法を説明するためのT
FT−LCDを備えたアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路図であり、従来の図4中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。図1に示す階調駆
動回路は、従来の図4のアクティブマトリクス型液晶デ
ィスプレイ内に設けられるものであり、表示信号回路5
0、走査信号回路60、及びコモン電極駆動回路100
により構成されている。この階調駆動回路が、従来の階
調駆動回路と異なる点は、表示信号回路50、及び走査
信号回路60が、従来の表示信号回路20、及び走査信
号回路21と回路構成が異なっており、またコモン電極
8にランプ駆動電圧を印加するコモン電極駆動回路10
0を設けたことである。
型液晶ディスプレイの階調駆動方法を説明するためのT
FT−LCDを備えたアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路図であり、従来の図4中の要素と共通の
要素には共通の符号が付されている。図1に示す階調駆
動回路は、従来の図4のアクティブマトリクス型液晶デ
ィスプレイ内に設けられるものであり、表示信号回路5
0、走査信号回路60、及びコモン電極駆動回路100
により構成されている。この階調駆動回路が、従来の階
調駆動回路と異なる点は、表示信号回路50、及び走査
信号回路60が、従来の表示信号回路20、及び走査信
号回路21と回路構成が異なっており、またコモン電極
8にランプ駆動電圧を印加するコモン電極駆動回路10
0を設けたことである。
【0015】図8は、図1中の表示信号回路50の回路
図である。図8に示すように、この表示信号回路50
は、ビデオ信号S1を入力する入力端子に接続され、ビ
デオ信号S1の階調度に応じてパルス幅変換するパルス
幅変換回路50を有している。パルス幅変換回路50の
出力側には、交流化信号S2及び交流化信号S1の極性
に応じて印加する基準電源VB1およびVB2を入力する入
力端子に接続されたアナログスイッチ回路52が接続さ
れている。アナログスイッチ回路52は、基準電源VB1
およびVB2が印加される2つの入力端子、及びこれらの
いずれかの基準電源を選択する制御信号としての交流化
信号S2を入力する入力端子に接続され、各データ信号
線2−i(i=1〜m)毎に設けられたアナログスイッ
チ52−i(i=1〜m)有している。アナログスイッ
チ52−i、及びパルス幅変換回路50の出力側には、
アナログスイッチ53−iが接続されている。
図である。図8に示すように、この表示信号回路50
は、ビデオ信号S1を入力する入力端子に接続され、ビ
デオ信号S1の階調度に応じてパルス幅変換するパルス
幅変換回路50を有している。パルス幅変換回路50の
出力側には、交流化信号S2及び交流化信号S1の極性
に応じて印加する基準電源VB1およびVB2を入力する入
力端子に接続されたアナログスイッチ回路52が接続さ
れている。アナログスイッチ回路52は、基準電源VB1
およびVB2が印加される2つの入力端子、及びこれらの
いずれかの基準電源を選択する制御信号としての交流化
信号S2を入力する入力端子に接続され、各データ信号
線2−i(i=1〜m)毎に設けられたアナログスイッ
チ52−i(i=1〜m)有している。アナログスイッ
チ52−i、及びパルス幅変換回路50の出力側には、
アナログスイッチ53−iが接続されている。
【0016】図9は、図1中の走査信号回路60の回路
図である。図9に示すように、この走査信号回路60
は、変換部61を有している。変換部61は、走査信号
S10として走査クロックS10a及び走査データ信号
S10bを入力する入力端子に接続され、変換走査クロ
ックS70a及び変換走査データ信号S70bからなる
変換制御信号S70を生成して走査ドライバ90に供給
する制御信号変換回路70、及びVdd1(+),Vdd1(-),
Vdd2(+),Vdd2(-)の電源電位に接続され、ランプ駆動
電圧S80を生成して走査ドライバ90に供給する電源
電圧変換回路80とにより構成されている。制御信号変
換回路70は、変換走査クロックS70a及び変換走査
データ信号S70bからなる変換制御信号S70を生成
して走査ドライバ90に供給する回路である。電源電圧
変換回路80は、交流化信号S1の極性に応じて、順次
上昇または低下するランプ駆動電圧S80を生成するラ
ンプ駆動電圧回路である。走査信号変換回路70、及び
電源電圧変換回路80の出力側には、走査信号ドライバ
90が接続されている。制御信号変換回路70、及び走
査ドライバ90は、走査信号S10とランプ駆動電圧S
80とを重畳する回路である。
図である。図9に示すように、この走査信号回路60
は、変換部61を有している。変換部61は、走査信号
S10として走査クロックS10a及び走査データ信号
S10bを入力する入力端子に接続され、変換走査クロ
ックS70a及び変換走査データ信号S70bからなる
変換制御信号S70を生成して走査ドライバ90に供給
する制御信号変換回路70、及びVdd1(+),Vdd1(-),
Vdd2(+),Vdd2(-)の電源電位に接続され、ランプ駆動
電圧S80を生成して走査ドライバ90に供給する電源
電圧変換回路80とにより構成されている。制御信号変
換回路70は、変換走査クロックS70a及び変換走査
データ信号S70bからなる変換制御信号S70を生成
して走査ドライバ90に供給する回路である。電源電圧
変換回路80は、交流化信号S1の極性に応じて、順次
上昇または低下するランプ駆動電圧S80を生成するラ
ンプ駆動電圧回路である。走査信号変換回路70、及び
電源電圧変換回路80の出力側には、走査信号ドライバ
90が接続されている。制御信号変換回路70、及び走
査ドライバ90は、走査信号S10とランプ駆動電圧S
80とを重畳する回路である。
【0017】図10は、図9中の制御信号変換回路70
の回路図である。図10に示すように、この制御信号変
換回路70は、ロジック電源電位VL(+)に接続された抵
抗71a及び71bを有している。抵抗71aは、フォ
トカプラ72aに接続され、抵抗71bは、フォトカプ
ラ72bに接続されている。フォトカプラ72aは、走
査線クロック信号S10aを入力する入力端子に接続さ
れ、フォトカプラ72bは、走査線データ信号S10b
を入力する入力端子に接続さている。また、フォトカプ
ラ72a、及び72bには、後述する図11中の電源電
圧変換回路80によって生成された変換ロジック電源V
CL(+) 、及びVCL(- ) が接続されている。フォトカプラ
72aからは、変換走査クロック信号S70aが走査信
号ドライバ90に出力され、フォトカプラ72bからは
変換走査データ信号S70bが走査信号ドライバ90に
変換走査制御信号S70として出力される。
の回路図である。図10に示すように、この制御信号変
換回路70は、ロジック電源電位VL(+)に接続された抵
抗71a及び71bを有している。抵抗71aは、フォ
トカプラ72aに接続され、抵抗71bは、フォトカプ
ラ72bに接続されている。フォトカプラ72aは、走
査線クロック信号S10aを入力する入力端子に接続さ
れ、フォトカプラ72bは、走査線データ信号S10b
を入力する入力端子に接続さている。また、フォトカプ
ラ72a、及び72bには、後述する図11中の電源電
圧変換回路80によって生成された変換ロジック電源V
CL(+) 、及びVCL(- ) が接続されている。フォトカプラ
72aからは、変換走査クロック信号S70aが走査信
号ドライバ90に出力され、フォトカプラ72bからは
変換走査データ信号S70bが走査信号ドライバ90に
変換走査制御信号S70として出力される。
【0018】図11は、図9中の電源電圧変換回路80
の一例を示す図である。図11に示すようにこの電源電
圧変換回路80は、電源電位Vdd1(+)に接続されたアナ
ログスイッチ81aと電源電位Vdd1(-)に接続されたア
ナログスイッチ81bとを有している。アナログスイッ
チ81a、及び81bの他方の端子には、抵抗82aが
接続されている。アナログスイッチ81aにはスイッチ
ングを制御する交流化信号S2が入力され、アナログス
イッチ81bにはスイッチングを制御する信号として交
流化信号S2のインバータ81cによる反転信号が入力
される。抵抗82bの他方の端子には、容量83及び第
1のオペアンプ84aの(-) 入力端子に接続されてい
る。第1のオペアンプ84aの(+) 入力端子には、接地
電位に接続されている。容量83の他方の端子と第1の
オペアンプ84aの出力側が接続され、この接続点には
抵抗85aが接続されている。一方の端子が電源電位V
dd2(+)に接続され、他方の端子が電源電位Vdd2(-)に接
続された可変抵抗82bが第2のオペアンプ84bの
(+) 入力端子に接続されている。第2のオペアンプ84
bの(-) 入力端子と出力が接続されている。第2のオペ
アンプ84bの出力側には、抵抗85bの一方の端子が
接続されている。抵抗85bの他方の端子は、抵抗85
aの他方の端子が接続され、さらに、第3のオペアンプ
86の(-) 入力端子が接続されている。第3のオペアン
プ86の(+) 入力端子は、接地電位に接続されている。
第3のオペアンプ86の出力側には、パワーMOSトラ
ンドスタ等で構成されたバッファ87が接続され、バッ
ファ87からは変換電源電圧S80が出力される。ま
た、図1中のコモン電極駆動回路100は、図11中の
電源電圧変換回路80と同等の回路で構成されている。
の一例を示す図である。図11に示すようにこの電源電
圧変換回路80は、電源電位Vdd1(+)に接続されたアナ
ログスイッチ81aと電源電位Vdd1(-)に接続されたア
ナログスイッチ81bとを有している。アナログスイッ
チ81a、及び81bの他方の端子には、抵抗82aが
接続されている。アナログスイッチ81aにはスイッチ
ングを制御する交流化信号S2が入力され、アナログス
イッチ81bにはスイッチングを制御する信号として交
流化信号S2のインバータ81cによる反転信号が入力
される。抵抗82bの他方の端子には、容量83及び第
1のオペアンプ84aの(-) 入力端子に接続されてい
る。第1のオペアンプ84aの(+) 入力端子には、接地
電位に接続されている。容量83の他方の端子と第1の
オペアンプ84aの出力側が接続され、この接続点には
抵抗85aが接続されている。一方の端子が電源電位V
dd2(+)に接続され、他方の端子が電源電位Vdd2(-)に接
続された可変抵抗82bが第2のオペアンプ84bの
(+) 入力端子に接続されている。第2のオペアンプ84
bの(-) 入力端子と出力が接続されている。第2のオペ
アンプ84bの出力側には、抵抗85bの一方の端子が
接続されている。抵抗85bの他方の端子は、抵抗85
aの他方の端子が接続され、さらに、第3のオペアンプ
86の(-) 入力端子が接続されている。第3のオペアン
プ86の(+) 入力端子は、接地電位に接続されている。
第3のオペアンプ86の出力側には、パワーMOSトラ
ンドスタ等で構成されたバッファ87が接続され、バッ
ファ87からは変換電源電圧S80が出力される。ま
た、図1中のコモン電極駆動回路100は、図11中の
電源電圧変換回路80と同等の回路で構成されている。
【0019】次に、図8の表示信号回路50の動作を説
明する。パルス幅変換回路50では、入力されたビデオ
信号S1の階調データを表示セル毎に蓄積し、ビデオ信
号S1の階調レベルに応じた期間だけオン信号となるパ
ルス幅信号S51−i(i=1〜m)に変換して、それ
ぞれの表示セルに対応するデータ信号線2−iに接続さ
れたアナログスイッチ53−iにそれぞれ供給する。ア
ナログスイッチ52−iでは、入力された交流化信号S
2の極性に応じて基準電圧VB1とVB2のいずれかの基準
電圧を選択し、該選択された基準電圧VB1またはVB2を
アナログスイッチ53−iに供給する。アナログスイッ
チ53−iでは、ビデオ信号S1の階調レベルに応じた
パルス幅期間だけオン状態となり、交流化信号S2の極
性に応じてアナログスイッチ53−iで選択した基準電
圧VB1またはVB2をデータ信号線2−iに供給する。ま
た、アナログスイッチ53−iは、該パルス幅期間以外
の期間ではオフになりデータ信号線2−iをハイインピ
ーダンスになる。
明する。パルス幅変換回路50では、入力されたビデオ
信号S1の階調データを表示セル毎に蓄積し、ビデオ信
号S1の階調レベルに応じた期間だけオン信号となるパ
ルス幅信号S51−i(i=1〜m)に変換して、それ
ぞれの表示セルに対応するデータ信号線2−iに接続さ
れたアナログスイッチ53−iにそれぞれ供給する。ア
ナログスイッチ52−iでは、入力された交流化信号S
2の極性に応じて基準電圧VB1とVB2のいずれかの基準
電圧を選択し、該選択された基準電圧VB1またはVB2を
アナログスイッチ53−iに供給する。アナログスイッ
チ53−iでは、ビデオ信号S1の階調レベルに応じた
パルス幅期間だけオン状態となり、交流化信号S2の極
性に応じてアナログスイッチ53−iで選択した基準電
圧VB1またはVB2をデータ信号線2−iに供給する。ま
た、アナログスイッチ53−iは、該パルス幅期間以外
の期間ではオフになりデータ信号線2−iをハイインピ
ーダンスになる。
【0020】次に、図9の走査信号回路60の動作を説
明する。まず、図9中の制御信号変換回路70は、ロジ
ックレベルの制御信号S10として、走査クロック信号
S10aと走査データ信号S10bをフォトカプラ72
a、72bにそれぞれ入力する。フォトカプラ72a、
72bでは、走査クロック信号S10a、及び走査デー
タ信号S10bを図11に示す電源電圧変換回路80の
一部の回路と同様の構成の電源電圧変換回路により生成
された変換ロジック電源VCL(+) とVCL(-) の電圧レベ
ルに変換して変換走査クロック信号70aと変換走査デ
ータ信号70bを生成し、該走査信号ドライバ90に供
給する。図11の電源電圧変換回路80では、アナログ
スイッチ81a、81bと第1のオペアンプ84a、抵
抗82a、及び容量83とによりランプ波形を生成し、
可変抵抗82b、第2のオペアンプ84b、抵抗85
a、及び抵抗85bとにより電圧レベルを設定し、87
によりそれぞれの電圧レベルに設定されたランプ駆動電
圧を変換電源電圧として出力するものである。ランプ波
形の最大振幅を決める基準電圧をVdd1(+)とVdd1(-)と
した場合のランプ波形を以下の過程で生成する。交流化
信号S2が負極性の場合、アナログスイッチ81aをオ
フ状態にして、アナログスイッチ81bをオン状態にし
て、抵抗82aと容量83の積分回路により第1のオペ
アンプ84の出力を0VからVdd1(+)に向かって電位が
上昇するランプ波形を生成する。一方、交流化信号S2
が正極性の場合、アナログスイッチ81bをオン状態に
して、アナログスイッチ81aをオフ状態にすると、抵
抗82aと容量83の積分回路により第1のオペアンプ
84の出力を0VからVdd 1(-)に向かって電位が低下す
るランプ波形を生成することができる。そして、任意の
時間経過後にアナログスイッチ81aと81bの両者を
オフ状態とすることにより最終的に到達した電圧、例え
ばVdd1(+)やVdd1(-)に保持する。
明する。まず、図9中の制御信号変換回路70は、ロジ
ックレベルの制御信号S10として、走査クロック信号
S10aと走査データ信号S10bをフォトカプラ72
a、72bにそれぞれ入力する。フォトカプラ72a、
72bでは、走査クロック信号S10a、及び走査デー
タ信号S10bを図11に示す電源電圧変換回路80の
一部の回路と同様の構成の電源電圧変換回路により生成
された変換ロジック電源VCL(+) とVCL(-) の電圧レベ
ルに変換して変換走査クロック信号70aと変換走査デ
ータ信号70bを生成し、該走査信号ドライバ90に供
給する。図11の電源電圧変換回路80では、アナログ
スイッチ81a、81bと第1のオペアンプ84a、抵
抗82a、及び容量83とによりランプ波形を生成し、
可変抵抗82b、第2のオペアンプ84b、抵抗85
a、及び抵抗85bとにより電圧レベルを設定し、87
によりそれぞれの電圧レベルに設定されたランプ駆動電
圧を変換電源電圧として出力するものである。ランプ波
形の最大振幅を決める基準電圧をVdd1(+)とVdd1(-)と
した場合のランプ波形を以下の過程で生成する。交流化
信号S2が負極性の場合、アナログスイッチ81aをオ
フ状態にして、アナログスイッチ81bをオン状態にし
て、抵抗82aと容量83の積分回路により第1のオペ
アンプ84の出力を0VからVdd1(+)に向かって電位が
上昇するランプ波形を生成する。一方、交流化信号S2
が正極性の場合、アナログスイッチ81bをオン状態に
して、アナログスイッチ81aをオフ状態にすると、抵
抗82aと容量83の積分回路により第1のオペアンプ
84の出力を0VからVdd 1(-)に向かって電位が低下す
るランプ波形を生成することができる。そして、任意の
時間経過後にアナログスイッチ81aと81bの両者を
オフ状態とすることにより最終的に到達した電圧、例え
ばVdd1(+)やVdd1(-)に保持する。
【0021】このようにして、交流化信号S2の極性に
応じて、2つのアナログスイッチ81aと81bを制御
し、抵抗82aの抵抗値と容量83の容量値で決まる時
定数を最適化することにより所望の形のランプ波形が得
られる。一方、ランプ波形のDC的な電圧レベルを決め
る基準電圧Vdd2(+)とVdd2(-)と可変抵抗82bとによ
り生成された電圧を第2のオペアンプ84bの(+) 入力
端子に入力し、(-) 入力端子と出力とを接続することに
よってボルテージフォロワー回路を構成し、負荷による
電圧変化のないDC的な電圧レベルを生成する。そし
て、第1オペアンプ84aの出力を抵抗85aを介して
第3のオペアンプ86の(-) 入力端子に入力し、第2オ
ペアンプ84bの出力を抵抗85bを介して第3オペア
ンプ86の(-) 入力端子に入力することにより加算回路
を構成し、ランプ波形の電圧レベルを所望する電圧レベ
ルにDC的にシフトしたランプ波形を生成する。さら
に、出力電流の十分にとれるバッファ87を介して所望
する電圧レベルに設定されたランプ駆動電圧S80を出
力する。そして、走査信号ドライバ90では、変換走査
信号S70にランプ駆動電圧S80を重畳して走査信号
線2−jに供給する。
応じて、2つのアナログスイッチ81aと81bを制御
し、抵抗82aの抵抗値と容量83の容量値で決まる時
定数を最適化することにより所望の形のランプ波形が得
られる。一方、ランプ波形のDC的な電圧レベルを決め
る基準電圧Vdd2(+)とVdd2(-)と可変抵抗82bとによ
り生成された電圧を第2のオペアンプ84bの(+) 入力
端子に入力し、(-) 入力端子と出力とを接続することに
よってボルテージフォロワー回路を構成し、負荷による
電圧変化のないDC的な電圧レベルを生成する。そし
て、第1オペアンプ84aの出力を抵抗85aを介して
第3のオペアンプ86の(-) 入力端子に入力し、第2オ
ペアンプ84bの出力を抵抗85bを介して第3オペア
ンプ86の(-) 入力端子に入力することにより加算回路
を構成し、ランプ波形の電圧レベルを所望する電圧レベ
ルにDC的にシフトしたランプ波形を生成する。さら
に、出力電流の十分にとれるバッファ87を介して所望
する電圧レベルに設定されたランプ駆動電圧S80を出
力する。そして、走査信号ドライバ90では、変換走査
信号S70にランプ駆動電圧S80を重畳して走査信号
線2−jに供給する。
【0022】次に、コモン電極駆動回路100の動作を
説明する。図1中のコモン電極駆動回路100は、図1
1中の電源電圧変換回路80と同等の回路で構成されて
おり、前述したようにコモン電極駆動回路100ではラ
ンプ駆動電圧をコモン電極8に供給する。図12は図1
のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの駆動波形
図である。以下、この図を参照しつつ本発明のアクティ
ブマトリクス型の液晶ディスプレイの階調駆動方法を説
明する。図8の表示信号回路50のパルス幅変換回路5
1からオン信号がビテオ信号S1の階調レベルに応じた
tw期間だけアナログスイッチ53−i(i=1〜m)に
供給される。アナログスイッチ53−iに接続されたデ
ータ信号線2−iには、交流化信号S2の極性に応じた
基準電圧VB1またはVB2がtw期間だけ供給され、データ
信号線2−iの電位Yi は、tw期間だけ基準電圧VB1ま
たはVB2に等しくなる。そして、tw期間が終わるデータ
信号線2−iは、ハイインピーダンス状態となるためデ
ータ信号線2−iに付随する配線容量に蓄積された電荷
により電圧が保持される。
説明する。図1中のコモン電極駆動回路100は、図1
1中の電源電圧変換回路80と同等の回路で構成されて
おり、前述したようにコモン電極駆動回路100ではラ
ンプ駆動電圧をコモン電極8に供給する。図12は図1
のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの駆動波形
図である。以下、この図を参照しつつ本発明のアクティ
ブマトリクス型の液晶ディスプレイの階調駆動方法を説
明する。図8の表示信号回路50のパルス幅変換回路5
1からオン信号がビテオ信号S1の階調レベルに応じた
tw期間だけアナログスイッチ53−i(i=1〜m)に
供給される。アナログスイッチ53−iに接続されたデ
ータ信号線2−iには、交流化信号S2の極性に応じた
基準電圧VB1またはVB2がtw期間だけ供給され、データ
信号線2−iの電位Yi は、tw期間だけ基準電圧VB1ま
たはVB2に等しくなる。そして、tw期間が終わるデータ
信号線2−iは、ハイインピーダンス状態となるためデ
ータ信号線2−iに付随する配線容量に蓄積された電荷
により電圧が保持される。
【0023】データ信号線2−iに付随する配線容量
は、図5中のデータ信号線2−iとコモン電極8との間
の容量CDCとデータ信号線2−iと走査信号線3−jと
の間の容量CGDであるが、コモン電極8にはランプ駆動
電圧VCOM が印加され、走査信号回路60が接続された
走査信号線3−jには走査信号S10とランプ駆動電圧
S80を重畳させた信号Xj がそれぞれ供給されてい
る。そのため、データ信号線2−iに付随する全ての配
線容量にランプ駆動電圧が供給され、ハイインピーダン
ス状態におけるデータ信号線2−iの電圧Yi はランプ
駆動電圧の波形に追従して同等な電圧変化を起こす。こ
のため、tw期間が終わった直後のデータ信号線2−iの
電圧Yi とコモン電極8の電圧VCOM との電位差V
LCと、走査信号線3−iの電位Xj がオフ状態となる書
き込み電圧確定時におけるデータ信号線2−iの電圧Y
i とコモン電極8の電圧VCOM との電位差VLCが同等に
なり、tw期間が終わった直後のデータ信号線2−iの電
圧Yi とコモン電極8の電圧VCOM との電位差VLCが液
晶セル12の書き込み電圧となる。tw期間が終わった直
後のデータ信号線2−iの電圧Yiとコモン電極8の電
圧VCOM との電位差VLCは、tw期間が長ければそれだれ
データ信号線2−iがハイインピーダンス状態において
電圧Yi の変化は小さくなり、そのため液晶セル12の
書き込み電圧は高くなる。すなわち、ビデオ信号S1の
階調度に応じて液晶セル12の書き込み電圧を制御する
ことができる。
は、図5中のデータ信号線2−iとコモン電極8との間
の容量CDCとデータ信号線2−iと走査信号線3−jと
の間の容量CGDであるが、コモン電極8にはランプ駆動
電圧VCOM が印加され、走査信号回路60が接続された
走査信号線3−jには走査信号S10とランプ駆動電圧
S80を重畳させた信号Xj がそれぞれ供給されてい
る。そのため、データ信号線2−iに付随する全ての配
線容量にランプ駆動電圧が供給され、ハイインピーダン
ス状態におけるデータ信号線2−iの電圧Yi はランプ
駆動電圧の波形に追従して同等な電圧変化を起こす。こ
のため、tw期間が終わった直後のデータ信号線2−iの
電圧Yi とコモン電極8の電圧VCOM との電位差V
LCと、走査信号線3−iの電位Xj がオフ状態となる書
き込み電圧確定時におけるデータ信号線2−iの電圧Y
i とコモン電極8の電圧VCOM との電位差VLCが同等に
なり、tw期間が終わった直後のデータ信号線2−iの電
圧Yi とコモン電極8の電圧VCOM との電位差VLCが液
晶セル12の書き込み電圧となる。tw期間が終わった直
後のデータ信号線2−iの電圧Yiとコモン電極8の電
圧VCOM との電位差VLCは、tw期間が長ければそれだれ
データ信号線2−iがハイインピーダンス状態において
電圧Yi の変化は小さくなり、そのため液晶セル12の
書き込み電圧は高くなる。すなわち、ビデオ信号S1の
階調度に応じて液晶セル12の書き込み電圧を制御する
ことができる。
【0024】また、TFT5により書き込まれた画素電
極4の電圧VP は、TFT5の走査信号Xj がオン状態
からオフ状態に変化する時に、走査信号Xj が供給され
るTFT5の寄生容量CGSの影響により式(1)で示さ
れる電圧ΔV1 だけ電圧変動を起こす。このため、画素
電極4の電圧VP とコモン電極8の電圧VCOM との間の
電位差VLCが、画素電極4の電圧VP の変動に対して正
極性の書き込み時と負極性の書き込み時とで均等になる
ように設定してコモン電極8に対して電圧VCO M を供給
する。この結果、液晶セル11に供給される電圧VLCは
図12のように変化する。以上説明したように、本第1
の実施例では、データ信号線2−iには表示信号回路5
0からパルス幅変調されたパルスの出力期間にそれぞれ
の極性に応じた基準電圧を印加するとともに、当該パル
スの出力期間tw以外は表示信号回路50をハイインピー
ダンス状態とし、コモン電極8にはランプ駆動電圧を印
加し、走査信号線3−jには走査信号S10にランプ駆
動電圧S80を重畳させるので、走査信号線3−jの電
位Xj がオフ状態となる書き込み時におけるデータ信号
線2−iの電圧Yi の電圧とコモン電極8の電圧VCOM
との電位差VLCが、期間twの長さに比例して変化するの
で、階調度に応じて電位差VLCを印加することができ、
表示信号回路50の階調ドライバに外部から供給する電
源数を減らし、且つ階調ドライバの出力回路部をアナロ
グスイッチとすることができたので、低電力な多階調表
示が可能となるという利点がある。
極4の電圧VP は、TFT5の走査信号Xj がオン状態
からオフ状態に変化する時に、走査信号Xj が供給され
るTFT5の寄生容量CGSの影響により式(1)で示さ
れる電圧ΔV1 だけ電圧変動を起こす。このため、画素
電極4の電圧VP とコモン電極8の電圧VCOM との間の
電位差VLCが、画素電極4の電圧VP の変動に対して正
極性の書き込み時と負極性の書き込み時とで均等になる
ように設定してコモン電極8に対して電圧VCO M を供給
する。この結果、液晶セル11に供給される電圧VLCは
図12のように変化する。以上説明したように、本第1
の実施例では、データ信号線2−iには表示信号回路5
0からパルス幅変調されたパルスの出力期間にそれぞれ
の極性に応じた基準電圧を印加するとともに、当該パル
スの出力期間tw以外は表示信号回路50をハイインピー
ダンス状態とし、コモン電極8にはランプ駆動電圧を印
加し、走査信号線3−jには走査信号S10にランプ駆
動電圧S80を重畳させるので、走査信号線3−jの電
位Xj がオフ状態となる書き込み時におけるデータ信号
線2−iの電圧Yi の電圧とコモン電極8の電圧VCOM
との電位差VLCが、期間twの長さに比例して変化するの
で、階調度に応じて電位差VLCを印加することができ、
表示信号回路50の階調ドライバに外部から供給する電
源数を減らし、且つ階調ドライバの出力回路部をアナロ
グスイッチとすることができたので、低電力な多階調表
示が可能となるという利点がある。
【0025】第2の実施例 図13は、本発明の第2の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第2の実施例の液晶ディスプレイの回路は、第1
の実施例の液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第1
の実施例のアクティブマトリクス型液晶パネルにの各画
素電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示せ
ず)を設け、データ信号線2−iと絶縁層(図示せず)
を介して補助容量電極に接続され直行配置される補助容
量線101を設け、該補助容量電極/絶縁膜/画素電極
4によって補助容量102を形成し、補助容量線101
にはコモン電極4の電位VCOM を印加するようにしたこ
とである。以下、図13のアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第2の実施例の液晶ディスプレイの回路は、第1
の実施例の液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第1
の実施例のアクティブマトリクス型液晶パネルにの各画
素電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示せ
ず)を設け、データ信号線2−iと絶縁層(図示せず)
を介して補助容量電極に接続され直行配置される補助容
量線101を設け、該補助容量電極/絶縁膜/画素電極
4によって補助容量102を形成し、補助容量線101
にはコモン電極4の電位VCOM を印加するようにしたこ
とである。以下、図13のアクティブマトリクス型液晶
ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
【0026】第1の実施例と同様に、データ信号線2−
iに表示信号回路50からパルス幅変調されたパルスの
出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基準
電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信号
回路50をハイインピーダンス状態とする。データ信号
線2−iが補助容量線101には、ランプ駆動電圧が印
加されたコモン電極8の電位VCOM が印加され、このラ
ンプ駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのため、
ハイインピーダンス状態においては、画素電極4には補
助容量102を介してランプ駆動電圧が印加され、画素
電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波形と同等に追従
して変化する。以上説明したように、液晶パネルの各画
素電極4に補助容量102を設け、各補助容量102に
対して補助容量線101を介してランプ駆動電圧を印加
したので、データ信号線2−iに付随する配線容量によ
ってランプ駆動電圧の波形に追従させる第1の実施例よ
りもハイインピーダンス状態において画素電極4の電位
VP を確実にランプ駆動電圧の波形と同等に追従して変
化させることができ、表示品質の高い高画質のアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイを実現することができ
るという利点がある。
iに表示信号回路50からパルス幅変調されたパルスの
出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基準
電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信号
回路50をハイインピーダンス状態とする。データ信号
線2−iが補助容量線101には、ランプ駆動電圧が印
加されたコモン電極8の電位VCOM が印加され、このラ
ンプ駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのため、
ハイインピーダンス状態においては、画素電極4には補
助容量102を介してランプ駆動電圧が印加され、画素
電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波形と同等に追従
して変化する。以上説明したように、液晶パネルの各画
素電極4に補助容量102を設け、各補助容量102に
対して補助容量線101を介してランプ駆動電圧を印加
したので、データ信号線2−iに付随する配線容量によ
ってランプ駆動電圧の波形に追従させる第1の実施例よ
りもハイインピーダンス状態において画素電極4の電位
VP を確実にランプ駆動電圧の波形と同等に追従して変
化させることができ、表示品質の高い高画質のアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイを実現することができ
るという利点がある。
【0027】第3の実施例 図14は、本発明の第3の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第3の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路は、第1の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第1の実施
例のアクティブマトリクス型液晶パネルにさらに各画素
電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示せ
ず)を設け、補助容量電極と対応する画素電極4とTF
T5を介して接続される走査信号線3−jの前段の走査
信号線3−(j−1)と該補助容量電極とを接続し、補
助容量電極/絶縁膜/画素電極4によって補助容量11
2を形成するようにしたことである。以下、図14のア
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの駆動回路の動
作を説明する。
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第3の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路は、第1の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第1の実施
例のアクティブマトリクス型液晶パネルにさらに各画素
電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示せ
ず)を設け、補助容量電極と対応する画素電極4とTF
T5を介して接続される走査信号線3−jの前段の走査
信号線3−(j−1)と該補助容量電極とを接続し、補
助容量電極/絶縁膜/画素電極4によって補助容量11
2を形成するようにしたことである。以下、図14のア
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの駆動回路の動
作を説明する。
【0028】第1の実施例と同様に、データ信号線2−
iに表示信号回路50からパルス幅変調されたパルスの
出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基準
電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信号
回路50をハイインピーダンス状態とする。データ信号
線2−iがハイインピーダンス状態においては、走査信
号線3−jにはランプ駆動電圧が印加され、このランプ
駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのため、画素
電極4には補助容量112を介してランプ駆動電圧が印
加され、画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波形
と同等に追従して変化する。以上説明したように、液晶
パネルの各画素電極4と前段の走査信号線3−jとの間
に補助容量112を設け、各補助容量112に対して走
査信号線3−jを介してランプ駆動電圧を印加したの
で、ハイインピーダンス状態において、データ信号線2
−iに付随する配線容量によってランプ駆動電圧の波形
と同等に追従して変化させる第1の実施例よりも画素電
極4の電位を確実にランプ駆動電圧の波形に追従させて
同等の変化をさせることができ、表示品質の高い、経済
的で高画質の液晶ディスプレイを実現することができる
という利点がある。
iに表示信号回路50からパルス幅変調されたパルスの
出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基準
電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信号
回路50をハイインピーダンス状態とする。データ信号
線2−iがハイインピーダンス状態においては、走査信
号線3−jにはランプ駆動電圧が印加され、このランプ
駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのため、画素
電極4には補助容量112を介してランプ駆動電圧が印
加され、画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波形
と同等に追従して変化する。以上説明したように、液晶
パネルの各画素電極4と前段の走査信号線3−jとの間
に補助容量112を設け、各補助容量112に対して走
査信号線3−jを介してランプ駆動電圧を印加したの
で、ハイインピーダンス状態において、データ信号線2
−iに付随する配線容量によってランプ駆動電圧の波形
と同等に追従して変化させる第1の実施例よりも画素電
極4の電位を確実にランプ駆動電圧の波形に追従させて
同等の変化をさせることができ、表示品質の高い、経済
的で高画質の液晶ディスプレイを実現することができる
という利点がある。
【0029】第4の実施例 図15は、本発明の第4の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第4の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路は、第1の実施例の液晶ディスプレイの
駆動回路の表示信号回路50と本第4の実施例の表示信
号回路120の回路構成が異なる点以外は、第1の実施
例と同様の構成である。図16は、図15中の表示信号
回路120の回路図である。図16に示すように、本発
明の第4の実施例の表示信号回路120では、交流化信
号S2を入力する入力端子に接続され、交流化信号S2
の極性に応じた表示用電源電圧S130を出力する表示
用電源電圧変換回路130を有している。表示用電源電
圧変換回路130の出力側には、データ信号ドライバ1
40が接続されている。データ信号ドライバ140の出
力側には、データ信号線2−iに接続されている。
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第4の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路は、第1の実施例の液晶ディスプレイの
駆動回路の表示信号回路50と本第4の実施例の表示信
号回路120の回路構成が異なる点以外は、第1の実施
例と同様の構成である。図16は、図15中の表示信号
回路120の回路図である。図16に示すように、本発
明の第4の実施例の表示信号回路120では、交流化信
号S2を入力する入力端子に接続され、交流化信号S2
の極性に応じた表示用電源電圧S130を出力する表示
用電源電圧変換回路130を有している。表示用電源電
圧変換回路130の出力側には、データ信号ドライバ1
40が接続されている。データ信号ドライバ140の出
力側には、データ信号線2−iに接続されている。
【0030】図17は、図16中の表示用電源電圧変換
回路130の回路図である。図17に示すように、表示
用電源電圧変換回路130では、基準電圧Vw+、及びV
W-に接続された可変抵抗131を有している。可変抵抗
131は、第1のオペアンプ132の(+) 入力端子に接
続されている。第1のオペアンプ132の(-) 側入力端
子と出力が接続されている。第1のオペアンプ132の
出力側には、第2のオペアンプ134の(+) 入力端子に
接続されている。第2のオペアンプ134の(-) 側入力
端子が抵抗133及び抵抗135に接続されている。抵
抗133の他方の端子には、交流化信号S2を入力する
入力端子に接続されている。第2のオペアンプ134の
出力側には、抵抗135の他方の端子、及びパワーMO
Sトランジスタ等で構成されたバッファ136が接続さ
れている。さらに、第1のオペアンプ132、第2のオ
ペアンプ134、及びバッファ136には、基準電圧V
w+、及びVW-に接続されている。バッファ136から
は、交流化信号S2の極性に応じた基準電圧S130が
出力される。図18は、図16中のデータ信号ドライバ
ー140の回路図である。図18に示すように、このデ
ータ信号ドライバー140は、ビデオ信号S1を入力す
る入力端子に接続されたパルス幅変換回路141を有し
ている。パルス幅変換回路141の出力側には、アナロ
グスイッチ142が接続されている。アナログスイッチ
142は、基準電位S130及びパルス幅変換回路14
1に接続されたアナログスイッチ143−i(i=1〜
m)を有している。アナログスイッチ143−iの出力
側には、図1中のデータ信号線2−iが接続されてい
る。信号Yi は、アナログスイッチ143−iに接続さ
れたデータ信号線2−iの電位である。
回路130の回路図である。図17に示すように、表示
用電源電圧変換回路130では、基準電圧Vw+、及びV
W-に接続された可変抵抗131を有している。可変抵抗
131は、第1のオペアンプ132の(+) 入力端子に接
続されている。第1のオペアンプ132の(-) 側入力端
子と出力が接続されている。第1のオペアンプ132の
出力側には、第2のオペアンプ134の(+) 入力端子に
接続されている。第2のオペアンプ134の(-) 側入力
端子が抵抗133及び抵抗135に接続されている。抵
抗133の他方の端子には、交流化信号S2を入力する
入力端子に接続されている。第2のオペアンプ134の
出力側には、抵抗135の他方の端子、及びパワーMO
Sトランジスタ等で構成されたバッファ136が接続さ
れている。さらに、第1のオペアンプ132、第2のオ
ペアンプ134、及びバッファ136には、基準電圧V
w+、及びVW-に接続されている。バッファ136から
は、交流化信号S2の極性に応じた基準電圧S130が
出力される。図18は、図16中のデータ信号ドライバ
ー140の回路図である。図18に示すように、このデ
ータ信号ドライバー140は、ビデオ信号S1を入力す
る入力端子に接続されたパルス幅変換回路141を有し
ている。パルス幅変換回路141の出力側には、アナロ
グスイッチ142が接続されている。アナログスイッチ
142は、基準電位S130及びパルス幅変換回路14
1に接続されたアナログスイッチ143−i(i=1〜
m)を有している。アナログスイッチ143−iの出力
側には、図1中のデータ信号線2−iが接続されてい
る。信号Yi は、アナログスイッチ143−iに接続さ
れたデータ信号線2−iの電位である。
【0031】次に、図16の表示信号回路120の動作
を説明する。図16の表示信号回路120の表示用電源
電圧変換回路130では、第2のオペアンプ134と2
つの抵抗133と135とにより反転増幅回路を構成
し、交流化信号S2を所望の電源振幅に変換した矩形波
を生成する。この矩形波のDC的な電圧レベルを決め
る、基準電圧VW+とVW-と可変抵抗131とにより生成
された電圧を第1のオペアンプ132の(+) 側に入力
し、第1のオペアンプ132の(-) 側入力と出力とを接
続してボルテージフォロワー回路を構成して、所望する
電圧レベルに設定し、バッファ136により、所望する
電圧振幅と電圧レベルに設定して、交流化信号S2の極
性に応じて変化する基準電圧S130を生成し、データ
信号ドライバ140に出力する。データ信号ドライバ1
40では、図18中のパルス幅変換回路141により、
入力されたビデオ信号S1の階調データを表示セル毎に
蓄積し、ビデオ信号の階調レベルに応じた期間だけオン
信号を出力するパルス幅信号に変換して、それぞれの表
示セルに対応するデータ信号線2−iに接続されたアナ
ログスイッチ142−iに対してそれぞれ供給し、それ
ぞれのアナログスイッチ142−iの開閉期間を制御す
る。
を説明する。図16の表示信号回路120の表示用電源
電圧変換回路130では、第2のオペアンプ134と2
つの抵抗133と135とにより反転増幅回路を構成
し、交流化信号S2を所望の電源振幅に変換した矩形波
を生成する。この矩形波のDC的な電圧レベルを決め
る、基準電圧VW+とVW-と可変抵抗131とにより生成
された電圧を第1のオペアンプ132の(+) 側に入力
し、第1のオペアンプ132の(-) 側入力と出力とを接
続してボルテージフォロワー回路を構成して、所望する
電圧レベルに設定し、バッファ136により、所望する
電圧振幅と電圧レベルに設定して、交流化信号S2の極
性に応じて変化する基準電圧S130を生成し、データ
信号ドライバ140に出力する。データ信号ドライバ1
40では、図18中のパルス幅変換回路141により、
入力されたビデオ信号S1の階調データを表示セル毎に
蓄積し、ビデオ信号の階調レベルに応じた期間だけオン
信号を出力するパルス幅信号に変換して、それぞれの表
示セルに対応するデータ信号線2−iに接続されたアナ
ログスイッチ142−iに対してそれぞれ供給し、それ
ぞれのアナログスイッチ142−iの開閉期間を制御す
る。
【0032】アナログスイッチ142−iには、一方の
端子に交流化信号S2の極性に応じて変動する基準電位
S130が、他方の端子にそれぞれの表示セルに対応す
るデータ信号線2−iが接続されており、ビデオ信号S
1の階調レベルに応じたパルス幅期間だけアナログスイ
ッチ142−iがオン状態になり、それぞれのデータ信
号線2−iに対して交流化信号S2の極性に応じて変動
する基準電源電圧S130が供給され、該パルス以外の
期間ではアナログスイッチ142−iがオフ状態とな
り、それぞれのデータ信号線2−iはハイインピーダン
スとなるものである。図16の表示信号回路120を用
いた図15のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
液晶は、第1の実施例と同様に動作する。以上説明した
ように、本第4の実施例では、交流化信号S2の極性に
応じて変動する基準電位S130を生成する表示用電源
電圧変換回路120とデータ信号ドライバ140とを分
離することにより第1の実施例よりもデータ信号ドライ
バ140の簡略化を図ることができるという利点があ
る。
端子に交流化信号S2の極性に応じて変動する基準電位
S130が、他方の端子にそれぞれの表示セルに対応す
るデータ信号線2−iが接続されており、ビデオ信号S
1の階調レベルに応じたパルス幅期間だけアナログスイ
ッチ142−iがオン状態になり、それぞれのデータ信
号線2−iに対して交流化信号S2の極性に応じて変動
する基準電源電圧S130が供給され、該パルス以外の
期間ではアナログスイッチ142−iがオフ状態とな
り、それぞれのデータ信号線2−iはハイインピーダン
スとなるものである。図16の表示信号回路120を用
いた図15のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ
液晶は、第1の実施例と同様に動作する。以上説明した
ように、本第4の実施例では、交流化信号S2の極性に
応じて変動する基準電位S130を生成する表示用電源
電圧変換回路120とデータ信号ドライバ140とを分
離することにより第1の実施例よりもデータ信号ドライ
バ140の簡略化を図ることができるという利点があ
る。
【0033】第5の実施例 図19は、本発明の第5の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第5の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路は、第1の実施例の液晶ディスプレイの
駆動回路の表示信号回路50と本第4の実施例の表示信
号回路150の回路構成が異なる点以外は、第1の実施
例と同様の構成である。図20は、図19中の表示信号
回路150の回路図である。図20に示すように、この
表示信号回路150は、変換部160を有している。変
換部160は、表示用制御信号S1を入力する入力端子
に接続され、表示用変換制御信号S170を出力する表
示用制御信号変換回路170と交流化信号S2を入力す
る入力端子に接続され、変換電源電圧S180を出力す
る表示用電源電圧180とを有している。表示用制御信
号変換回路170、及び表示用電源電圧180の出力側
には、データ信号ドライバ190が接続されている。
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第1の実施例の
図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されてい
る。本第5の実施例のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの回路は、第1の実施例の液晶ディスプレイの
駆動回路の表示信号回路50と本第4の実施例の表示信
号回路150の回路構成が異なる点以外は、第1の実施
例と同様の構成である。図20は、図19中の表示信号
回路150の回路図である。図20に示すように、この
表示信号回路150は、変換部160を有している。変
換部160は、表示用制御信号S1を入力する入力端子
に接続され、表示用変換制御信号S170を出力する表
示用制御信号変換回路170と交流化信号S2を入力す
る入力端子に接続され、変換電源電圧S180を出力す
る表示用電源電圧180とを有している。表示用制御信
号変換回路170、及び表示用電源電圧180の出力側
には、データ信号ドライバ190が接続されている。
【0034】図21は、図20中の表示用制御信号変換
回路170の回路図である。図21に示すように、この
表示用制御信号変換回路170は、表示用制御信号S1
の表示輝度データ信号S1aを入力する入力端子に接続
されたフォトカプラ171a、及び表示用制御信号S1
の表示クロック信号S1bを入力する入力端子に接続さ
れたフォトカプラ171bを有している。フォトカプラ
170aの他方の入力端子には、抵抗172aが接続さ
れている。フォトカプラ170bの他方の入力端子に
は、抵抗172bが接続されている。抵抗172a、及
び抵抗172bの他方の端子にはロジック電源VL(+)に
接続されている。また、フォトカプラ171a、及び1
71bには、図20中の表示用電源電圧変換回路180
から入力される表示変換用ロジック電源電位VDCL(+)及
びVDCL(-)に接続されている。フォトカプラ171aか
らは、変換表示制御信号S170の変換表示輝度データ
信号170aが出力され、フォトカプラ171bから
は、変換表示制御信号S170の変換表示クロック信号
S170bが出力される。
回路170の回路図である。図21に示すように、この
表示用制御信号変換回路170は、表示用制御信号S1
の表示輝度データ信号S1aを入力する入力端子に接続
されたフォトカプラ171a、及び表示用制御信号S1
の表示クロック信号S1bを入力する入力端子に接続さ
れたフォトカプラ171bを有している。フォトカプラ
170aの他方の入力端子には、抵抗172aが接続さ
れている。フォトカプラ170bの他方の入力端子に
は、抵抗172bが接続されている。抵抗172a、及
び抵抗172bの他方の端子にはロジック電源VL(+)に
接続されている。また、フォトカプラ171a、及び1
71bには、図20中の表示用電源電圧変換回路180
から入力される表示変換用ロジック電源電位VDCL(+)及
びVDCL(-)に接続されている。フォトカプラ171aか
らは、変換表示制御信号S170の変換表示輝度データ
信号170aが出力され、フォトカプラ171bから
は、変換表示制御信号S170の変換表示クロック信号
S170bが出力される。
【0035】図22は、図20中の表示用電源電圧変換
回路180の回路図である。図22に示すように、表示
用電源電圧変換回路180は、表示用電源電圧変表示用
電源VDW+ 、及びVDW- に接続された可変抵抗181、
第1のオペアンプ182、第2のオペアンプ183、及
びパワーMOSトランドスタ等で構成されるバッファ1
84を有している。可変抵抗181には、第1のオペア
ンプ182の(+) 入力端子が接続されている。第1のオ
ペアンプ182の(-) 入力端子と出力とが接続されてい
る。第1のオペアンプ182の出力側には、第2のオペ
アンプ183の(+) 入力端子が接続されている。第2の
オペアンプ183の(-) 入力端子には、抵抗184a及
び184bが接続され、抵抗184aの他方の端子に
は、交流化信号S2を入力する入力端子が接続され、抵
抗184bの他方の端子には、第2のオペアンプ183
の出力に接続されている。第2のオペアンプ183の出
力側には、パワーMOSバッファ184が接続されてい
る。パワーMOSバッファ184からは、表示用変換電
源電圧S180が出力される。
回路180の回路図である。図22に示すように、表示
用電源電圧変換回路180は、表示用電源電圧変表示用
電源VDW+ 、及びVDW- に接続された可変抵抗181、
第1のオペアンプ182、第2のオペアンプ183、及
びパワーMOSトランドスタ等で構成されるバッファ1
84を有している。可変抵抗181には、第1のオペア
ンプ182の(+) 入力端子が接続されている。第1のオ
ペアンプ182の(-) 入力端子と出力とが接続されてい
る。第1のオペアンプ182の出力側には、第2のオペ
アンプ183の(+) 入力端子が接続されている。第2の
オペアンプ183の(-) 入力端子には、抵抗184a及
び184bが接続され、抵抗184aの他方の端子に
は、交流化信号S2を入力する入力端子が接続され、抵
抗184bの他方の端子には、第2のオペアンプ183
の出力に接続されている。第2のオペアンプ183の出
力側には、パワーMOSバッファ184が接続されてい
る。パワーMOSバッファ184からは、表示用変換電
源電圧S180が出力される。
【0036】図23は、図20中のデータ信号ドライバ
190の回路図である。図23に示すように、このデー
タ信号ドライバ190は、変換表示輝度データ信号S1
70a及び変換表示クロック信号S170bを入力する
入力端子に接続されたパルス幅変換回路191を有して
いる。パルス幅変換回路191の出力側のには、アナロ
グスイッチ192−i(i=1〜m)が接続されてい
る。アナログスイッチ192−iには、表示用変換基準
電圧S180が接続されている。アナログスイッチ19
2−iの出力側には、データ信号線2−iが接続されて
いる。
190の回路図である。図23に示すように、このデー
タ信号ドライバ190は、変換表示輝度データ信号S1
70a及び変換表示クロック信号S170bを入力する
入力端子に接続されたパルス幅変換回路191を有して
いる。パルス幅変換回路191の出力側のには、アナロ
グスイッチ192−i(i=1〜m)が接続されてい
る。アナログスイッチ192−iには、表示用変換基準
電圧S180が接続されている。アナログスイッチ19
2−iの出力側には、データ信号線2−iが接続されて
いる。
【0037】次に、図19の表示用信号回路150の動
作を説明する。表示輝度データ信号S10a、及び表示
クロック信号S10bが図21中の表示用制御信号変換
回路170のフォトカプラ171a、及び171bに入
力される。フォトカプラ171a、及び171bでは、
表示輝度データ信号S10a、及び表示クロック信号S
10bを、図22の表示用電源電圧変換回路180によ
り生成された表示用変換ロジック電源VDC(+) とV
DC(-) の電圧レベルに変換して変換表示輝度データ信号
S170aと変換表示クロック信号S170bを生成
し、図23中のデータ信号ドライバ190に出力する。
図22中の表示用電源電圧変換回路180では、表示用
電源電圧変換回路180の第2のオペアンプ183と2
つの抵抗184aと184bとにより反転増幅回路を構
成して、交流化信号S2を所望の電圧振幅に変換した矩
形波を生成する。この矩形波のDC的な電圧レベルを決
める、表示用電源VDW(+) とVDW(-) と可変抵抗181
とにより生成された電圧を第1のオペアンプ182の
(+) 入力端子に供給し、(-) 入力端子と出力を接続して
ボルテージフォロアー回路を構成して、所望する電圧レ
ベルに設定する。パワーMOSバッファ185では、所
望する電圧振幅と電圧レベルに設定して、交流化信号S
2の極性に応じて変動する表示用電源電圧S180を出
力する。
作を説明する。表示輝度データ信号S10a、及び表示
クロック信号S10bが図21中の表示用制御信号変換
回路170のフォトカプラ171a、及び171bに入
力される。フォトカプラ171a、及び171bでは、
表示輝度データ信号S10a、及び表示クロック信号S
10bを、図22の表示用電源電圧変換回路180によ
り生成された表示用変換ロジック電源VDC(+) とV
DC(-) の電圧レベルに変換して変換表示輝度データ信号
S170aと変換表示クロック信号S170bを生成
し、図23中のデータ信号ドライバ190に出力する。
図22中の表示用電源電圧変換回路180では、表示用
電源電圧変換回路180の第2のオペアンプ183と2
つの抵抗184aと184bとにより反転増幅回路を構
成して、交流化信号S2を所望の電圧振幅に変換した矩
形波を生成する。この矩形波のDC的な電圧レベルを決
める、表示用電源VDW(+) とVDW(-) と可変抵抗181
とにより生成された電圧を第1のオペアンプ182の
(+) 入力端子に供給し、(-) 入力端子と出力を接続して
ボルテージフォロアー回路を構成して、所望する電圧レ
ベルに設定する。パワーMOSバッファ185では、所
望する電圧振幅と電圧レベルに設定して、交流化信号S
2の極性に応じて変動する表示用電源電圧S180を出
力する。
【0038】データ信号ドライバ190では、図23中
のパルス幅変換回路191により、入力された変換表示
輝度データS170aの階調データを変換表示クロック
信号170aに同期して表示セル毎に分離して蓄積し、
変換表示輝度データ信号S170aの階調レベルに応じ
た期間だけオン信号を出力するパルス幅信号S191−
iに変換して、それぞれの表示セルに対応するデータ信
号線2−iに接続されたアナログスイッチ192−i
(i=1〜m)に対して供給し、それぞれのアナログス
イッチ192−iの開閉期間を制御する。このとき、デ
ータ信号ドライバには、基準電圧S180と同等の電圧
振幅を有する電源電圧が供給されるのでパルス幅信号S
191−iは、交流化信号S2の極性により変動する基
準電圧S180と同等の電圧振幅を有する矩形波が重畳
された波形を供給する。一方、各アナログスイッチ19
2−iには、表示用変換基準電源S180が接続されて
いるので、変換用表示輝度データS170aの階調レベ
ルに応じたパルス幅期間だけアナログスイッチ192−
iがオン状態になり、それぞれのデータ信号線2−iに
対して表示用変換基準電源S180の電圧が供給され
る。この時、データ信号ドライバ190の電源には、交
流化信号S2の極性により変動する基準電圧S180と
同等の電圧振幅を有する矩形波を供給するので、データ
信号ドライバ190の基準電圧の変動を見掛け上ゼロに
でき、データ信号ドライバ190が低電力となる。ま
た、パルスの出力期間以外では、アナログスイッチ19
2−iがオフ状態になり、それぞれのデータ信号線2−
iがハイイピーダンスとなる。
のパルス幅変換回路191により、入力された変換表示
輝度データS170aの階調データを変換表示クロック
信号170aに同期して表示セル毎に分離して蓄積し、
変換表示輝度データ信号S170aの階調レベルに応じ
た期間だけオン信号を出力するパルス幅信号S191−
iに変換して、それぞれの表示セルに対応するデータ信
号線2−iに接続されたアナログスイッチ192−i
(i=1〜m)に対して供給し、それぞれのアナログス
イッチ192−iの開閉期間を制御する。このとき、デ
ータ信号ドライバには、基準電圧S180と同等の電圧
振幅を有する電源電圧が供給されるのでパルス幅信号S
191−iは、交流化信号S2の極性により変動する基
準電圧S180と同等の電圧振幅を有する矩形波が重畳
された波形を供給する。一方、各アナログスイッチ19
2−iには、表示用変換基準電源S180が接続されて
いるので、変換用表示輝度データS170aの階調レベ
ルに応じたパルス幅期間だけアナログスイッチ192−
iがオン状態になり、それぞれのデータ信号線2−iに
対して表示用変換基準電源S180の電圧が供給され
る。この時、データ信号ドライバ190の電源には、交
流化信号S2の極性により変動する基準電圧S180と
同等の電圧振幅を有する矩形波を供給するので、データ
信号ドライバ190の基準電圧の変動を見掛け上ゼロに
でき、データ信号ドライバ190が低電力となる。ま
た、パルスの出力期間以外では、アナログスイッチ19
2−iがオフ状態になり、それぞれのデータ信号線2−
iがハイイピーダンスとなる。
【0039】図24は、図19のアクティブマトリクス
型液晶ディスプレイの駆動波形図である。以下、この図
を参照しつつ本発明のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの階調駆動方法を説明する。図24に示すよう
に、図20の表示信号回路150のパルス幅変換回路1
91から交流化信号S2の極性により変動する基準電圧
S180と同等の電圧振幅を有するパルス幅信号S19
1−iがtw期間だけアナログスイッチ192−i(i=
1〜m)に供給される。アナログスイッチ192−iに
接続されたデータ信号線2−iには、交流化信号S2の
極性に応じた基準電圧VB1またはVB2がtw期間だけ供給
される。この時、表示信号回路150のデータ信号ドラ
イバ190の基準電圧の変動が見掛け上ゼロになる。デ
ータ信号線2−iの電位Yi は、tw期間だけ基準電圧V
B1またはVB2に等しくなる。そして、tw期間が終わるデ
ータ信号線2−iは、ハイインピーダンス状態となり、
データ信号線2−iがランプ駆動電圧に追従して同等の
変化をする。
型液晶ディスプレイの駆動波形図である。以下、この図
を参照しつつ本発明のアクティブマトリクス型液晶ディ
スプレイの階調駆動方法を説明する。図24に示すよう
に、図20の表示信号回路150のパルス幅変換回路1
91から交流化信号S2の極性により変動する基準電圧
S180と同等の電圧振幅を有するパルス幅信号S19
1−iがtw期間だけアナログスイッチ192−i(i=
1〜m)に供給される。アナログスイッチ192−iに
接続されたデータ信号線2−iには、交流化信号S2の
極性に応じた基準電圧VB1またはVB2がtw期間だけ供給
される。この時、表示信号回路150のデータ信号ドラ
イバ190の基準電圧の変動が見掛け上ゼロになる。デ
ータ信号線2−iの電位Yi は、tw期間だけ基準電圧V
B1またはVB2に等しくなる。そして、tw期間が終わるデ
ータ信号線2−iは、ハイインピーダンス状態となり、
データ信号線2−iがランプ駆動電圧に追従して同等の
変化をする。
【0040】以上説明したように、本第5の実施例によ
れば第1の実施例と同様の利点がある上、以下の利点が
ある。表示信号回路150の階調ドライバの動作用の電
源VDW+ とVDW- 、及び表示輝度データ信号と表示クロ
ック信号にそれぞれの極性により変動する基準電圧と同
等の電圧振幅を有する矩形波を重畳させた電圧表示用変
換基準電圧をデータ信号ドライバ190に供給したた
め、データ信号ドライバ190の基準電圧の変動を見掛
け上ゼロにでき、低電力な多階調表示ができるという利
点がある。
れば第1の実施例と同様の利点がある上、以下の利点が
ある。表示信号回路150の階調ドライバの動作用の電
源VDW+ とVDW- 、及び表示輝度データ信号と表示クロ
ック信号にそれぞれの極性により変動する基準電圧と同
等の電圧振幅を有する矩形波を重畳させた電圧表示用変
換基準電圧をデータ信号ドライバ190に供給したた
め、データ信号ドライバ190の基準電圧の変動を見掛
け上ゼロにでき、低電力な多階調表示ができるという利
点がある。
【0041】第6の実施例 図25は、本発明の第6の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第5の実施例の
図19中の要素と共通の要素には共通の符号が付されて
いる。本第6の実施例の液晶ディスプレイの回路は、第
5の実施例の液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第
5の実施例のアクティブマトリクス型液晶パネルにの各
画素電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示
せず)を設け、データ信号線2−iと絶縁層(図示せ
ず)を介して補助容量電極に接続され直行配置される補
助容量線201を設け、該補助容量電極/絶縁膜/画素
電極4によって補助容量202を形成し、補助容量線2
01にはコモン電極4の電位VCOM を印加するようにし
たことである。以下、図25のアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
ス型液晶ディスプレイの回路図であり、第5の実施例の
図19中の要素と共通の要素には共通の符号が付されて
いる。本第6の実施例の液晶ディスプレイの回路は、第
5の実施例の液晶ディスプレイの回路と異なる点は、第
5の実施例のアクティブマトリクス型液晶パネルにの各
画素電極4の背面に絶縁膜を介して補助容量電極(図示
せず)を設け、データ信号線2−iと絶縁層(図示せ
ず)を介して補助容量電極に接続され直行配置される補
助容量線201を設け、該補助容量電極/絶縁膜/画素
電極4によって補助容量202を形成し、補助容量線2
01にはコモン電極4の電位VCOM を印加するようにし
たことである。以下、図25のアクティブマトリクス型
液晶ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
【0042】第5の実施例と同様に、データ信号線2−
iに表示信号回路150からパルス幅変調されたパルス
の出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基
準電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信
号回路150をハイインピーダンス状態とする。データ
信号線2−iが補助容量線201には、ランプ駆動電圧
が印加されたコモン電極8の電位VCOM が印加され、こ
のランプ駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのた
め、ハイインピーダンス状態においては、画素電極4に
は補助容量102を介してランプ駆動電圧が印加され、
画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波形と同等に
追従して変化する。以上説明したように、液晶パネルの
各画素電極4に補助容量202を設け、各補助容量20
2に対して補助容量線201を介してランプ駆動電圧を
印加したので、データ信号線2−iに付随する配線容量
によってランプ駆動電圧の波形に追従させる第1の実施
例よりもハイインピーダンス状態において画素電極4の
電位VP を確実にランプ駆動電圧の波形と同等に追従し
て変化させることができ、表示品質の高い高画質のアク
ティブマトリクス型液晶ディスプレイを実現することが
できるという利点がある。
iに表示信号回路150からパルス幅変調されたパルス
の出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基
準電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信
号回路150をハイインピーダンス状態とする。データ
信号線2−iが補助容量線201には、ランプ駆動電圧
が印加されたコモン電極8の電位VCOM が印加され、こ
のランプ駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのた
め、ハイインピーダンス状態においては、画素電極4に
は補助容量102を介してランプ駆動電圧が印加され、
画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の波形と同等に
追従して変化する。以上説明したように、液晶パネルの
各画素電極4に補助容量202を設け、各補助容量20
2に対して補助容量線201を介してランプ駆動電圧を
印加したので、データ信号線2−iに付随する配線容量
によってランプ駆動電圧の波形に追従させる第1の実施
例よりもハイインピーダンス状態において画素電極4の
電位VP を確実にランプ駆動電圧の波形と同等に追従し
て変化させることができ、表示品質の高い高画質のアク
ティブマトリクス型液晶ディスプレイを実現することが
できるという利点がある。
【0043】第7の実施例 図25は、本発明の第7の実施例の液晶ディスプレイの
階調駆動方法を実施するための液晶ディスプレイの駆動
回路の回路図である。本第7の実施例の液晶ディスプレ
イの駆動回路は、第5の実施例の液晶ディスプレイの駆
動回路と異なる点は、第5の実施例の液晶ディスプレイ
の駆動回路にさらに液晶パネルの各画素電極4の背面に
絶縁膜を介して補助容量電極(図示せず)を設け、補助
容量電極と対応する画素電極4とTFT5を介して接続
される走査信号線3−jの前段の走査信号線3−(j−
1)と該補助容量電極とを接続し、補助容量電極/絶縁
膜/画素電極4によって補助容量212を形成するよう
にしたことである。以下、図26のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
階調駆動方法を実施するための液晶ディスプレイの駆動
回路の回路図である。本第7の実施例の液晶ディスプレ
イの駆動回路は、第5の実施例の液晶ディスプレイの駆
動回路と異なる点は、第5の実施例の液晶ディスプレイ
の駆動回路にさらに液晶パネルの各画素電極4の背面に
絶縁膜を介して補助容量電極(図示せず)を設け、補助
容量電極と対応する画素電極4とTFT5を介して接続
される走査信号線3−jの前段の走査信号線3−(j−
1)と該補助容量電極とを接続し、補助容量電極/絶縁
膜/画素電極4によって補助容量212を形成するよう
にしたことである。以下、図26のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの駆動回路の動作を説明する。
【0044】第5の実施例と同様に、データ信号線2−
iに表示信号回路150からパルス幅変調されたパルス
の出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基
準電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信
号回路150をハイインピーダンス状態とする。データ
信号線2−iがハイインピーダンス状態においては、走
査信号線3−jにはランプ駆動電圧が印加され、このラ
ンプ駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのため、
画素電極4には補助容量212を介してランプ駆動電圧
が印加され、画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の
波形に追従して同等に変化する。以上説明したように、
液晶パネルの各画素電極4と前段の走査信号線3−(j
−1)との間に補助容量112を設け、各補助容量21
2に対して走査信号線3−jを介してランプ駆動電圧を
印加したので、ハイインピーダンス状態において、デー
タ信号線2−iに付随する配線容量によってランプ駆動
電圧の波形に追従させる第1の実施例よりも画素電極4
の電位を確実にランプ駆動電圧の波形に追従させて同等
の変化をさせることができ、表示品質の高い、経済的で
高画質の液晶ディスプレイを実現することができるとい
う利点がある。
iに表示信号回路150からパルス幅変調されたパルス
の出力期間にそれぞれ応じたそれぞれの極性に応じた基
準電圧を印加し、当該パルスの出力期間tw以外は表示信
号回路150をハイインピーダンス状態とする。データ
信号線2−iがハイインピーダンス状態においては、走
査信号線3−jにはランプ駆動電圧が印加され、このラ
ンプ駆動電圧が補助容量電極に印加される。そのため、
画素電極4には補助容量212を介してランプ駆動電圧
が印加され、画素電極4の電位VP はランプ駆動電圧の
波形に追従して同等に変化する。以上説明したように、
液晶パネルの各画素電極4と前段の走査信号線3−(j
−1)との間に補助容量112を設け、各補助容量21
2に対して走査信号線3−jを介してランプ駆動電圧を
印加したので、ハイインピーダンス状態において、デー
タ信号線2−iに付随する配線容量によってランプ駆動
電圧の波形に追従させる第1の実施例よりも画素電極4
の電位を確実にランプ駆動電圧の波形に追従させて同等
の変化をさせることができ、表示品質の高い、経済的で
高画質の液晶ディスプレイを実現することができるとい
う利点がある。
【0045】本発明は、上記実施例に限定されず種々の
変形が可能である。その変形例としては、例えば次のよ
うなものがある。 (1) データ信号線及び走査信号線を有するアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイであれば、本実施例以
外の構成のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイに
適用することができる。 (2) 上記実施例以外の駆動方法を図示以外の駆動方
法に変えることも可能である。
変形が可能である。その変形例としては、例えば次のよ
うなものがある。 (1) データ信号線及び走査信号線を有するアクティ
ブマトリクス型液晶ディスプレイであれば、本実施例以
外の構成のアクティブマトリクス型液晶ディスプレイに
適用することができる。 (2) 上記実施例以外の駆動方法を図示以外の駆動方
法に変えることも可能である。
【0046】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、第1及び第
2の発明によれば、ビデオ入力信号の階調度に応じてパ
ルス幅変調し、該パルス幅変調されたパルスの出力期間
に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を前記データ
信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は前記データ
信号線をハイインピーダンス状態とし、共通電極には交
流駆動するその極性に応じて、順次上昇あるいは低下す
るランプ駆動電圧を印加し、走査信号にランプ駆動電圧
を重畳させた信号を走査信号線に出力するので、表示信
号回路に外部から供給する電源数を減らし、低電力な多
階調化が可能となる。第3の発明によれば、交流駆動す
るその極性により変動する基準電圧と同等の電圧振幅を
有する電源電圧及び基準電圧と同等の電圧振幅を重畳さ
せた信号を前記表示信号回路に供給するのでスィッチ回
路の基準電圧の見掛け上の変動をゼロにすることがで
き、さらに低電力化が可能となる。第4及び第5の発明
によれば、画素電極に対して補助容量を設け、この補助
容量にランプ駆動電圧を印加するようにしたので、表示
品質をさらに向上させることができる。
2の発明によれば、ビデオ入力信号の階調度に応じてパ
ルス幅変調し、該パルス幅変調されたパルスの出力期間
に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を前記データ
信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は前記データ
信号線をハイインピーダンス状態とし、共通電極には交
流駆動するその極性に応じて、順次上昇あるいは低下す
るランプ駆動電圧を印加し、走査信号にランプ駆動電圧
を重畳させた信号を走査信号線に出力するので、表示信
号回路に外部から供給する電源数を減らし、低電力な多
階調化が可能となる。第3の発明によれば、交流駆動す
るその極性により変動する基準電圧と同等の電圧振幅を
有する電源電圧及び基準電圧と同等の電圧振幅を重畳さ
せた信号を前記表示信号回路に供給するのでスィッチ回
路の基準電圧の見掛け上の変動をゼロにすることがで
き、さらに低電力化が可能となる。第4及び第5の発明
によれば、画素電極に対して補助容量を設け、この補助
容量にランプ駆動電圧を印加するようにしたので、表示
品質をさらに向上させることができる。
【図1】本発明の第1の実施例のアクティブマトリクス
型液晶ディスプレイの回路図である。
型液晶ディスプレイの回路図である。
【図2】従来のTFT−LCDの概略の構造を示す断面
図である。
図である。
【図3】図2のTN液晶セルの電気−光学特性図であ
る。
る。
【図4】図2のTFT−LCDの構造を備えた従来のア
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの概略の回路図
である。
クティブマトリクス型液晶ディスプレイの概略の回路図
である。
【図5】図2の液晶セルの等価回路図である。
【図6】図4のアクティブマトリクス型液晶ディスプレ
イの駆動タイミングチャートである。
イの駆動タイミングチャートである。
【図7】従来の表示信号回路内のドライバの回路図であ
る。
る。
【図8】図1中の表示信号回路の回路図である。
【図9】図1中の走査信号回路の回路図である。
【図10】図9中の制御信号変換回路の回路図である。
【図11】図9中の電源電圧変換回路の回路図である。
【図12】図1のアクティブマトリクス型液晶ディスプ
レイの駆動波形図である。
レイの駆動波形図である。
【図13】本発明の第2の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図14】本発明の第3の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図15】本発明の第4の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図16】図15中の表示信号回路の回路図である。
【図17】図16中の表示用電源電圧変換回路の回路図
である。
である。
【図18】図16中のデータ信号ドライバの回路図であ
る。
る。
【図19】本発明の第5の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図20】図19中の表示信号回路の回路図である。
【図21】図20中の表示用制御信号変換回路の回路図
である。
である。
【図22】図20中の表示用電源電圧変換回路の回路図
である。
である。
【図23】図20中のデータ信号ドライバの回路図であ
る。
る。
【図24】図19のアクティブマトリクス型液晶ディス
プレイの駆動波形図である。
プレイの駆動波形図である。
【図25】本発明の第6の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
【図26】本発明の第7の実施例のアクティブマトリク
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
ス型液晶ディスプレイの回路図である。
1 背面基板 2−i データ信号線 3−j 走査信号線 4 画素電極 5 TFT 6 前面基板 7 カラーフィルタ 8 コモン電極 9 液晶層 10,11 偏光膜 12 液晶セル 50,120,140,150 表示信号回路 51 パルス幅変換回路 52−i,53−i,142−i,192−i(i=
1,…,m)アナログスイッチ 70 制御信号変換回路 80 電源電圧変換回路 100 コモン電極駆動回路 101,201 補助容量線 102,112,202,212 補助容量 130,180 表示用電源電圧変換
回路 140,190 データ信号ドライバ 170 表示用制御信号変換
回路
1,…,m)アナログスイッチ 70 制御信号変換回路 80 電源電圧変換回路 100 コモン電極駆動回路 101,201 補助容量線 102,112,202,212 補助容量 130,180 表示用電源電圧変換
回路 140,190 データ信号ドライバ 170 表示用制御信号変換
回路
Claims (5)
- 【請求項1】 透光性の背面基板と、前記背面基板上に
交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走査信
号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇所に
各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄膜ト
ランジスタと、前記背面基板に対向して配置された透光
性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画素電
極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカラー
フィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透光性
の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面にそれ
ぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配向膜
と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装され
た液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそれぞ
れ貼着された偏光膜とを、備えたアクティブマトリクス
型液晶パネルと、 ビデオ入力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記
データ信号線に出力する表示信号回路と、 前記走査信号線に走査信号を出力する走査信号回路と、 前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、 前記アクティブマトリクス型液晶パネルの交流駆動を行
うアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動
方法において、 前記表示信号回路により、前記ビデオ入力信号の階調度
に応じてパルス幅変調し、該パルス幅変調されたパルス
の出力期間に交流駆動するその極性に応じた基準電圧を
前記データ信号線に出力し、当該パルス出力期間以外は
前記データ信号線をハイインピーダンス状態とし、 前記共通電極駆動回路により、前記共通電極には交流駆
動するその極性に応じて、順次上昇あるいは低下するラ
ンプ駆動電圧を印加し、 前記走査信号回路が、前記走査信号に前記ランプ駆動電
圧を重畳させた信号を前記走査信号線に出力することを
特徴とするアクティブマトリクス型液晶ディスプレイの
階調駆動方法。 - 【請求項2】 透光性の背面基板と、前記背面基板上に
交差して配置形成される複数のデータ信号線及び走査信
号線と、前記各データ信号線と走査信号線の交差箇所に
各画素電極に対応してそれぞれ接続された複数の薄膜ト
ランジスタと、前記背面基板に対向して配置された透光
性の前面基板と、前記前面基板上の各液晶セルの画素電
極と対向する部分に設けられた表示色に対応するカラー
フィルタと、前記カラーフィルタ上に設けられた透光性
の共通電極と、前記背面基板及び前面基板の表面にそれ
ぞれ対向して配設され所定方向に配向処理された配向膜
と、前記背面基板及び前面基板側の配向膜間に介装され
た液晶層と、前記背面基板及び前面基板の背面にそれぞ
れ貼着された偏光膜とを、備えたアクティブマトリクス
型液晶パネルと、 ビデオ入力信号に応じて前記液晶セルの駆動電圧を前記
データ信号線に出力する表示信号回路と、 前記走査信号線に走査信号を出力する走査信号回路と、 前記共通電極を駆動する共通電極駆動回路とを備え、 前記アクティブマトリクス型液晶パネルの交流駆動を行
うアクティブマトリクス型液晶ディスプレイにおいて、 前記表示信号回路は、前記ビデオ入力信号の階調度に応
じてパルス幅変調するパルス幅変換回路と、該パルス幅
変調されたパルスの出力期間に交流駆動するその極性に
応じた基準電圧を前記データ信号線に出力し、当該パル
ス出力期間以外は前記データ信号線をハイインピーダン
ス状態とするスイッチ回路とを備え、 前記共通電極駆動回路は、交流駆動するその極性に応じ
て、順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成す
るランプ電圧駆動回路を備え、 前記走査信号回路は、交流駆動するその極性に応じて、
順次上昇あるいは低下するランプ駆動電圧を生成するラ
ンプ電圧駆動回路と、前記走査信号に前記ランプ駆動電
圧を重畳する走査信号変換回路とを備えたことを特徴と
するアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ。 - 【請求項3】 前記交流駆動するその極性により変動す
る基準電圧と同等の電圧振幅を有する電源電圧及び基準
電圧と同等の電圧振幅を重畳させた制御信号を前記表示
信号回路に供給することを特徴とする請求項2記載のア
クティブマトリクス型液晶ディスプレイ。 - 【請求項4】 前記画素電極に対して補助容量と該補助
容量に電圧を印加するための補助容量線とを設け、 前記補助容量線には前記ランプ駆動電圧を印加するよう
にしたことを特徴とする請求項2または3記載のアクテ
ィブマトリクス型液晶ディスプレイ。 - 【請求項5】 前記画素電極と該画素電極に薄膜トラン
ドスタを介して接続される走査信号線の前段の走査信号
線との間に補助容量を設けたことを特徴とする請求項2
または3記載のアクティブマトリクス型液晶ディスプレ
イ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7234294A JPH07281639A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7234294A JPH07281639A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07281639A true JPH07281639A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13486536
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7234294A Withdrawn JPH07281639A (ja) | 1994-04-11 | 1994-04-11 | アクティブマトリクス型液晶ディスプレイの階調駆動方法及びアクティブマトリクス型液晶ディスプレイ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07281639A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100523883B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2005-10-26 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 구동 회로, 및 구동 방법 |
KR100523884B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2005-10-26 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 연산 증폭 회로, 구동 회로, 및 구동 방법 |
US7030865B2 (en) | 2001-06-04 | 2006-04-18 | Seiko Epson Corporation | Operational amplifier circuit, driving circuit and driving method |
JP2007047348A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、駆動方法および電子機器 |
JP2007225873A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Hitachi Displays Ltd | 画像表示装置 |
CN108269545A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-10 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种公共电压的补偿电路、显示面板和显示装置 |
-
1994
- 1994-04-11 JP JP7234294A patent/JPH07281639A/ja not_active Withdrawn
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100523883B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2005-10-26 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 구동 회로, 및 구동 방법 |
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US6995741B2 (en) | 2001-06-04 | 2006-02-07 | Seiko Epson Corporation | Driving circuit and driving method |
US7006070B2 (en) | 2001-06-04 | 2006-02-28 | Seiko Epson Corporation | Operational amplifier circuit, driving circuit, and driving method |
US7030865B2 (en) | 2001-06-04 | 2006-04-18 | Seiko Epson Corporation | Operational amplifier circuit, driving circuit and driving method |
KR100579154B1 (ko) * | 2001-06-04 | 2006-05-12 | 세이코 엡슨 가부시키가이샤 | 연산 증폭 회로, 구동 회로, 및 구동 방법 |
JP2007047348A (ja) * | 2005-08-09 | 2007-02-22 | Sanyo Epson Imaging Devices Corp | 電気光学装置、駆動方法および電子機器 |
JP2007225873A (ja) * | 2006-02-23 | 2007-09-06 | Hitachi Displays Ltd | 画像表示装置 |
CN108269545A (zh) * | 2018-01-31 | 2018-07-10 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种公共电压的补偿电路、显示面板和显示装置 |
CN108269545B (zh) * | 2018-01-31 | 2020-04-24 | 京东方科技集团股份有限公司 | 一种公共电压的补偿电路、显示面板和显示装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20010703 |