JPH0727174A - 粘性捩じり振動減衰装置 - Google Patents
粘性捩じり振動減衰装置Info
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- JPH0727174A JPH0727174A JP5153490A JP15349093A JPH0727174A JP H0727174 A JPH0727174 A JP H0727174A JP 5153490 A JP5153490 A JP 5153490A JP 15349093 A JP15349093 A JP 15349093A JP H0727174 A JPH0727174 A JP H0727174A
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- side rotating
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16F—SPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
- F16F15/00—Suppression of vibrations in systems; Means or arrangements for avoiding or reducing out-of-balance forces, e.g. due to motion
- F16F15/10—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system
- F16F15/16—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material
- F16F15/161—Suppression of vibrations in rotating systems by making use of members moving with the system using a fluid or pasty material characterised by the fluid damping devices, e.g. passages, orifices
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- Mechanical Engineering (AREA)
- Mechanical Operated Clutches (AREA)
- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 サブチョークから主チョークへと機能が移行
する際に抵抗力を緩やかに変化させ、ショックを抑え
る。 【構成】この液体粘性ダンパー機構4は、互いに相対回
転自在に連結され、動力が伝達される第1フライホイー
ル1及び第2フライホイール3を備えたフライホイール
組立体に用いられるものであり、サブチョークS1と主
チョークS2とを備えている。前記サブチョークS1
は、第1及び第2フライホイール1,3間の第1捩じり
角度範囲で、粘性流体の通過による所定の抵抗力を発生
して捩じり振動を減衰する。前記主チョークS2は、第
1捩じり角度より大きい第2捩じり角度範囲で、粘性流
体の通過により捩じり角度が大きくなるにつれて前記抵
抗力から徐々により大きな抵抗力を発生して捩じり振動
を減衰する。
する際に抵抗力を緩やかに変化させ、ショックを抑え
る。 【構成】この液体粘性ダンパー機構4は、互いに相対回
転自在に連結され、動力が伝達される第1フライホイー
ル1及び第2フライホイール3を備えたフライホイール
組立体に用いられるものであり、サブチョークS1と主
チョークS2とを備えている。前記サブチョークS1
は、第1及び第2フライホイール1,3間の第1捩じり
角度範囲で、粘性流体の通過による所定の抵抗力を発生
して捩じり振動を減衰する。前記主チョークS2は、第
1捩じり角度より大きい第2捩じり角度範囲で、粘性流
体の通過により捩じり角度が大きくなるにつれて前記抵
抗力から徐々により大きな抵抗力を発生して捩じり振動
を減衰する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粘性捩じり振動減衰装
置、特に、互いに相対回転自在に連結され、動力が伝達
される入力側回転体及び出力側回転体を備えた動力伝達
装置の粘性捩じり振動減衰装置に関する。
置、特に、互いに相対回転自在に連結され、動力が伝達
される入力側回転体及び出力側回転体を備えた動力伝達
装置の粘性捩じり振動減衰装置に関する。
【0002】
【従来の技術】粘性捩じり振動減衰装置は、粘性流体が
チョーク等を通過する際の抵抗力を利用して捩じり振動
を減衰するものであり、たとえば自動車のエンジンとク
ラッチディスク組立体との間のフライホイールに使用さ
れる。この装置をフライホイールに用いる場合には、フ
ライホイールは2分割されており、粘性捩じり振動減衰
装置は両フライホイール間に配置されている。
チョーク等を通過する際の抵抗力を利用して捩じり振動
を減衰するものであり、たとえば自動車のエンジンとク
ラッチディスク組立体との間のフライホイールに使用さ
れる。この装置をフライホイールに用いる場合には、フ
ライホイールは2分割されており、粘性捩じり振動減衰
装置は両フライホイール間に配置されている。
【0003】このような粘性捩じり振動減衰装置におい
て、広い作動領域で効果的に捩じり振動を減衰するため
には、作動領域によって粘性流体の通過による抵抗力を
変えることが望ましい。すなわち、アイドル時等に異音
の原因となる小さな捩じり振動は小さな抵抗力が効果的
であり、アクセルの急激な踏み込み及び離しで生じる低
周波振動は大きな粘性力が効果的である。そこで、従来
の粘性捩じり振動減衰装置では、第1フライホイールと
第2フライホイール間の捩じり角度が小さい範囲におい
て小さな抵抗力を発生する第1減衰部と、捩じり角度が
大きい範囲で大きな抵抗力を発生する第2減衰部とを備
えている。
て、広い作動領域で効果的に捩じり振動を減衰するため
には、作動領域によって粘性流体の通過による抵抗力を
変えることが望ましい。すなわち、アイドル時等に異音
の原因となる小さな捩じり振動は小さな抵抗力が効果的
であり、アクセルの急激な踏み込み及び離しで生じる低
周波振動は大きな粘性力が効果的である。そこで、従来
の粘性捩じり振動減衰装置では、第1フライホイールと
第2フライホイール間の捩じり角度が小さい範囲におい
て小さな抵抗力を発生する第1減衰部と、捩じり角度が
大きい範囲で大きな抵抗力を発生する第2減衰部とを備
えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記のような構造の捩
じり振動減衰装置では、アイドル時等の振動を吸収する
ためには第1減衰部での抵抗力を極力小さくする必要が
ある。一方、低周波振動を充分に吸収するためには第2
減衰部での抵抗力を大きくしなければならない。このた
め従来装置では、第1減衰部から第2減衰部に機能が移
行する際に、抵抗力が急激に変化してしまい、この変化
点を含む範囲の捩じり振動が伝達されると、ショックが
生じることがある。
じり振動減衰装置では、アイドル時等の振動を吸収する
ためには第1減衰部での抵抗力を極力小さくする必要が
ある。一方、低周波振動を充分に吸収するためには第2
減衰部での抵抗力を大きくしなければならない。このた
め従来装置では、第1減衰部から第2減衰部に機能が移
行する際に、抵抗力が急激に変化してしまい、この変化
点を含む範囲の捩じり振動が伝達されると、ショックが
生じることがある。
【0005】本発明の目的は、第1減衰部から第2減衰
部へと機能が移行する際に抵抗力を緩やかに変化させ、
ショックを抑えることにある。
部へと機能が移行する際に抵抗力を緩やかに変化させ、
ショックを抑えることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係る粘性捩
じり振動減衰装置は、互いに相対回転自在に連結され、
動力が伝達される入力側回転体及び出力側回転体を備え
た動力伝達装置の粘性捩じり振動減衰装置であり、第1
減衰部と第2減衰部とを備えている。前記第1減衰部
は、入力側回転体と出力側回転体間の第1捩じり角度範
囲で、粘性流体の通過による所定の抵抗力を発生して捩
じり振動を減衰する。前記第2減衰部は、第1捩じり角
度より大きい第2捩じり角度範囲で、粘性流体の通過に
より捩じり角度が大きくなるにつれて前記抵抗力から徐
々により大きな抵抗力を発生して捩じり振動を減衰す
る。
じり振動減衰装置は、互いに相対回転自在に連結され、
動力が伝達される入力側回転体及び出力側回転体を備え
た動力伝達装置の粘性捩じり振動減衰装置であり、第1
減衰部と第2減衰部とを備えている。前記第1減衰部
は、入力側回転体と出力側回転体間の第1捩じり角度範
囲で、粘性流体の通過による所定の抵抗力を発生して捩
じり振動を減衰する。前記第2減衰部は、第1捩じり角
度より大きい第2捩じり角度範囲で、粘性流体の通過に
より捩じり角度が大きくなるにつれて前記抵抗力から徐
々により大きな抵抗力を発生して捩じり振動を減衰す
る。
【0007】第2の発明に係る捩じり振動減衰装置は、
互いに相対回転自在に連結され、動力が伝達される入力
側回転体及び出力側回転体を備えた動力伝達装置の粘性
捩じり振動減衰装置であり、第1減衰部と第2減衰部と
を備えている。前記第1減衰部は、入力側回転体と出力
側回転体間の第1捩じり角度範囲で、粘性流体の通過に
よる所定の抵抗力を発生して捩じり振動を減衰する。前
記第2減衰部は、第1捩じり角度より大きい第2捩じり
角度範囲で前記抵抗力より大きな抵抗力を発生する。そ
して、前記第1減衰部は、第1捩じり角度範囲における
第2捩じり角度範囲に移行する所定角度範囲において、
捩じり角度が大きくなるにつれて徐々に大きな抵抗力を
発生する。
互いに相対回転自在に連結され、動力が伝達される入力
側回転体及び出力側回転体を備えた動力伝達装置の粘性
捩じり振動減衰装置であり、第1減衰部と第2減衰部と
を備えている。前記第1減衰部は、入力側回転体と出力
側回転体間の第1捩じり角度範囲で、粘性流体の通過に
よる所定の抵抗力を発生して捩じり振動を減衰する。前
記第2減衰部は、第1捩じり角度より大きい第2捩じり
角度範囲で前記抵抗力より大きな抵抗力を発生する。そ
して、前記第1減衰部は、第1捩じり角度範囲における
第2捩じり角度範囲に移行する所定角度範囲において、
捩じり角度が大きくなるにつれて徐々に大きな抵抗力を
発生する。
【0008】
【作用】第1の発明に係る粘性捩じり振動減衰装置で
は、入力側回転体と出力側回転体間の第1捩じり角度範
囲では、第1減衰部が機能して所定の抵抗力を発生す
る。そして、第2捩じり角度範囲では第2減衰部が機能
し、より大きな抵抗力が発生する。この第2減衰部によ
って発生する抵抗力は、捩じり角度が小さいときは第1
減衰部での抵抗力に近く、捩じり角度が大きくなるにつ
れて徐々に大きくなっていく。このように、第1減衰部
での抵抗力から第2減衰部での抵抗力に緩やかに移行す
る。
は、入力側回転体と出力側回転体間の第1捩じり角度範
囲では、第1減衰部が機能して所定の抵抗力を発生す
る。そして、第2捩じり角度範囲では第2減衰部が機能
し、より大きな抵抗力が発生する。この第2減衰部によ
って発生する抵抗力は、捩じり角度が小さいときは第1
減衰部での抵抗力に近く、捩じり角度が大きくなるにつ
れて徐々に大きくなっていく。このように、第1減衰部
での抵抗力から第2減衰部での抵抗力に緩やかに移行す
る。
【0009】第2の発明に係る粘性捩じり振動減衰装置
では、前記第1の発明と同様に、第1減衰部が所定の抵
抗力を発生し、第2減衰部がより大きな抵抗力を発生す
る。この捩じり振動減衰装置では、第1減衰部での抵抗
力は、第1捩じり角度範囲における第2捩じり角度範囲
に移行する所定角度範囲において、捩じり角度が大きく
なるにつれて徐々に大きくなる。したがって、この場合
も、第1減衰部での抵抗力から第2減衰部での抵抗力に
緩やかに移行する。
では、前記第1の発明と同様に、第1減衰部が所定の抵
抗力を発生し、第2減衰部がより大きな抵抗力を発生す
る。この捩じり振動減衰装置では、第1減衰部での抵抗
力は、第1捩じり角度範囲における第2捩じり角度範囲
に移行する所定角度範囲において、捩じり角度が大きく
なるにつれて徐々に大きくなる。したがって、この場合
も、第1減衰部での抵抗力から第2減衰部での抵抗力に
緩やかに移行する。
【0010】
【実施例】第1実施例 図1に示す本発明の一実施例が採用されたフライホイー
ル組立体は、第1フライホイール1と、第1フライホイ
ール1に軸受2を介して回転自在に支持された第2フラ
イホイール3と、第1フライホイール1と第2フライホ
イール3との間に配置された粘性ダンパー機構4(以
下、単にダンパー機構と記す)とを有している。第1フ
ライホイール1はエンジンのクランク軸の軸端に固定さ
れるようになっており、また第2フライホイール3には
クラッチ5が装着されるようになっている。
ル組立体は、第1フライホイール1と、第1フライホイ
ール1に軸受2を介して回転自在に支持された第2フラ
イホイール3と、第1フライホイール1と第2フライホ
イール3との間に配置された粘性ダンパー機構4(以
下、単にダンパー機構と記す)とを有している。第1フ
ライホイール1はエンジンのクランク軸の軸端に固定さ
れるようになっており、また第2フライホイール3には
クラッチ5が装着されるようになっている。
【0011】第1フライホイール1は概ね円板状の部材
であり、第2フライホイール3側に突出する中心部のボ
ス部1aと外周環状壁1bとを有している。また、ボス
部1aと外周環状壁1bとの間にダンパー機構4を収容
するための環状凹部を有している。ボス部1aの外周に
は軸受2が装着される。軸受2は、ボス部1a端面にリ
ベット6によって固定されたプレート7により軸方向に
固定されている。軸受2は両側方にシール部材を有し、
潤滑剤密封型となっている。またボス部3aとの間に
は、クラッチ5側からの熱を遮断するための断熱部材1
1が配置されている。断熱部材11は、軸受2の外輪に
のみ接触し、内輪には当接していない。なお、ボス部1
aには、フライホイール組立体をクランク軸に固定する
ためのボルトが貫通する孔1bが形成されている。ま
た、第1フライホイール1の第2フライホイール3側端
面には、ダンパー機構4を第1フライホイール1内に装
着するためのストッパープレート8及びサブプレート9
が配置されており、これらのプレート8,9はリベット
10により第1フライホイール1の外周環状壁1bの端
面に固定されている。
であり、第2フライホイール3側に突出する中心部のボ
ス部1aと外周環状壁1bとを有している。また、ボス
部1aと外周環状壁1bとの間にダンパー機構4を収容
するための環状凹部を有している。ボス部1aの外周に
は軸受2が装着される。軸受2は、ボス部1a端面にリ
ベット6によって固定されたプレート7により軸方向に
固定されている。軸受2は両側方にシール部材を有し、
潤滑剤密封型となっている。またボス部3aとの間に
は、クラッチ5側からの熱を遮断するための断熱部材1
1が配置されている。断熱部材11は、軸受2の外輪に
のみ接触し、内輪には当接していない。なお、ボス部1
aには、フライホイール組立体をクランク軸に固定する
ためのボルトが貫通する孔1bが形成されている。ま
た、第1フライホイール1の第2フライホイール3側端
面には、ダンパー機構4を第1フライホイール1内に装
着するためのストッパープレート8及びサブプレート9
が配置されており、これらのプレート8,9はリベット
10により第1フライホイール1の外周環状壁1bの端
面に固定されている。
【0012】第2フライホイール3は、概ね円板状の部
材であり、第1フライホイール1側に突出するボス部3
aを中心部に有している。そしてボス部3aの内周部に
軸受2が装着されている。ボス部3aにおいて、第1フ
ライホイール1側先端の外周部には、図2に示すよう
に、ダンパー機構4の出力部が連結される波型外歯12
が形成されている。また、ボス部3aの基部には、ボス
部3aとストッパープレート8内周部との間でダンパー
機構4内の粘性流体をシールするためのシール部材13
が配置されている。また、第2フライホイール3のクラ
ッチ側の端面は、クラッチディスクの摩擦部材が圧接す
る摩擦面3bとなっている。
材であり、第1フライホイール1側に突出するボス部3
aを中心部に有している。そしてボス部3aの内周部に
軸受2が装着されている。ボス部3aにおいて、第1フ
ライホイール1側先端の外周部には、図2に示すよう
に、ダンパー機構4の出力部が連結される波型外歯12
が形成されている。また、ボス部3aの基部には、ボス
部3aとストッパープレート8内周部との間でダンパー
機構4内の粘性流体をシールするためのシール部材13
が配置されている。また、第2フライホイール3のクラ
ッチ側の端面は、クラッチディスクの摩擦部材が圧接す
る摩擦面3bとなっている。
【0013】次にダンパー機構4について説明する。ダ
ンパー機構4は、第1フライホイール1とサポートプレ
ート8と第2フライホイールボス部3aとにより形成さ
れかつ粘性流体が充填された空間内に配置されている。
ダンパー機構4は主に、軸方向に対向配置された1対の
ドライブプレート14と、1対のドライブプレート14
内に配置された1対のドリブンプレート15と、両プレ
ート14,15を弾性的に連結するトーションスプリン
グ16と、液体室ハウジング18とから構成されてい
る。
ンパー機構4は、第1フライホイール1とサポートプレ
ート8と第2フライホイールボス部3aとにより形成さ
れかつ粘性流体が充填された空間内に配置されている。
ダンパー機構4は主に、軸方向に対向配置された1対の
ドライブプレート14と、1対のドライブプレート14
内に配置された1対のドリブンプレート15と、両プレ
ート14,15を弾性的に連結するトーションスプリン
グ16と、液体室ハウジング18とから構成されてい
る。
【0014】ドライブプレート14はリング状の部材で
あり、図2に示すように、所定の角度範囲で半径方向内
方に突出する突出部19を有している。隣接する突出部
19の間は、トーションスプリング16を収容するため
のスペースとなっている。ドライブプレート14には複
数の孔20が形成されている。孔20には、固定ピン2
1が挿入され、図1に示すように、1対のドライブプレ
ート14と、ストッパープレート8と、1対のドライブ
プレート14内に配置された液体室ハウジング18の堰
部(後述)とが固定されるようになっている。
あり、図2に示すように、所定の角度範囲で半径方向内
方に突出する突出部19を有している。隣接する突出部
19の間は、トーションスプリング16を収容するため
のスペースとなっている。ドライブプレート14には複
数の孔20が形成されている。孔20には、固定ピン2
1が挿入され、図1に示すように、1対のドライブプレ
ート14と、ストッパープレート8と、1対のドライブ
プレート14内に配置された液体室ハウジング18の堰
部(後述)とが固定されるようになっている。
【0015】ドリブンプレート15はリング状の部材で
あり、図2に示すように、その内周端に波型内歯22を
有している。この波型内歯22は第2フライホイール3
に形成された波型外歯12に噛み合っており、これによ
ってドリブンプレート15と第2フライホイール3とが
一体的に回転し得る。また、ドリブンプレート15に
は、回転方向の間隔を隔てて円周方向に延びる複数の窓
孔23が形成されている。この窓孔23は、ドライブプ
レート14の隣接する突出部19間のスペースに対応し
ており、これらによって形成されるスペース内にトーシ
ョンスプリング16が収容される。図2に示すように、
トーションスプリング16は、スプリングシート24を
介して窓孔23の円周方向両端面に当接している。但
し、ダンパー機構4の自由状態においては、図2のよう
に、スプリングシート24の内周端部のみが窓孔23の
両端面に当接している。すなわち、トーションスプリン
グ16は偏当たり状態で窓孔23内に収納されている。
あり、図2に示すように、その内周端に波型内歯22を
有している。この波型内歯22は第2フライホイール3
に形成された波型外歯12に噛み合っており、これによ
ってドリブンプレート15と第2フライホイール3とが
一体的に回転し得る。また、ドリブンプレート15に
は、回転方向の間隔を隔てて円周方向に延びる複数の窓
孔23が形成されている。この窓孔23は、ドライブプ
レート14の隣接する突出部19間のスペースに対応し
ており、これらによって形成されるスペース内にトーシ
ョンスプリング16が収容される。図2に示すように、
トーションスプリング16は、スプリングシート24を
介して窓孔23の円周方向両端面に当接している。但
し、ダンパー機構4の自由状態においては、図2のよう
に、スプリングシート24の内周端部のみが窓孔23の
両端面に当接している。すなわち、トーションスプリン
グ16は偏当たり状態で窓孔23内に収納されている。
【0016】また、ドリブンプレート15の外周部に
は、窓孔23の形成されていない部分に対応して、半径
方向外方に突出する複数の突起27が形成されている。
また、ドリブンプレート15の外周面は正円ではなく、
図2に示すように、突起27の両側が最も半径が大き
く、隣接する突起27間の中央部分に向かって徐々に半
径が小さくなっている。
は、窓孔23の形成されていない部分に対応して、半径
方向外方に突出する複数の突起27が形成されている。
また、ドリブンプレート15の外周面は正円ではなく、
図2に示すように、突起27の両側が最も半径が大き
く、隣接する突起27間の中央部分に向かって徐々に半
径が小さくなっている。
【0017】ドリブンプレート15の半径方向外方側に
は、1対のドライブプレート14によって挟持された環
状の液体室ハウジング18が配置されている。液体室ハ
ウジング18は、図2に示すように円周方向の間隔を隔
てて複数の堰部25を有している。堰部25には孔25
aが形成されており、孔25a内に固定ピン21が挿入
されている。
は、1対のドライブプレート14によって挟持された環
状の液体室ハウジング18が配置されている。液体室ハ
ウジング18は、図2に示すように円周方向の間隔を隔
てて複数の堰部25を有している。堰部25には孔25
aが形成されており、孔25a内に固定ピン21が挿入
されている。
【0018】液体室ハウジング18は、図3に示すよう
に、左右方向(軸方向)に2分割され得るとともに、円
周方向に5分割される。すなわち、液体室ハウジング1
8は、合計10枚の円弧型ハウジング部材18aから構
成されている。各ハウジング部材18aの円周方向両端
部には、それぞれ堰部25を形成するためのダム部分2
5cが形成されている。隣接する1対のハウジング部材
18aの対応するダム部分25cを重ね合わせ、固定ピ
ン21で結合することにより、液体室ハウジング18は
環状に組み立てられ、かつドライブプレート14に連結
されている。
に、左右方向(軸方向)に2分割され得るとともに、円
周方向に5分割される。すなわち、液体室ハウジング1
8は、合計10枚の円弧型ハウジング部材18aから構
成されている。各ハウジング部材18aの円周方向両端
部には、それぞれ堰部25を形成するためのダム部分2
5cが形成されている。隣接する1対のハウジング部材
18aの対応するダム部分25cを重ね合わせ、固定ピ
ン21で結合することにより、液体室ハウジング18は
環状に組み立てられ、かつドライブプレート14に連結
されている。
【0019】液体室ハウジング18の半径方向内方端部
には1対の環状突起26が形成されており、その環状突
起26がトリブンプレート15に形成された環状溝15
aに嵌合することにより液体室をシールしている。図3
に示すように、スライダ30は内方側が開口する箱状に
形成され、ドリブンプレート15の突起27を内部に収
容するように液体室ハウジング18内に配置されてい
る。スライダ30は樹脂製であり、半径方向外方の外周
壁32は液体室ハウジング18の内周側壁面に沿う円弧
形に形成されている。スライダ30の円周方向両端部の
半径方向内方側部分には、それぞれ1対の足部31が形
成され、足部31間が液体流通用開口部32となってい
る。足部31はドリブンプレート15の外周端縁に摺動
可能に当接している。
には1対の環状突起26が形成されており、その環状突
起26がトリブンプレート15に形成された環状溝15
aに嵌合することにより液体室をシールしている。図3
に示すように、スライダ30は内方側が開口する箱状に
形成され、ドリブンプレート15の突起27を内部に収
容するように液体室ハウジング18内に配置されてい
る。スライダ30は樹脂製であり、半径方向外方の外周
壁32は液体室ハウジング18の内周側壁面に沿う円弧
形に形成されている。スライダ30の円周方向両端部の
半径方向内方側部分には、それぞれ1対の足部31が形
成され、足部31間が液体流通用開口部32となってい
る。足部31はドリブンプレート15の外周端縁に摺動
可能に当接している。
【0020】スライダ30の円周方向両側壁はストッパ
ー部37となっており、このストッパー部37は、エン
ジン停止時において突起27に対したとえば角度θ1,
θ2ずつ円周方向に間隔を隔てている(図2参照)。突
起27は、スライダ30内の液体室を回転方向前方の第
1小分室38と回転方向後方の第2小分室39とに区画
するとともに、スライダ30の内面との間に両分室3
8,39を連通するサブチョークS1を形成している。
ー部37となっており、このストッパー部37は、エン
ジン停止時において突起27に対したとえば角度θ1,
θ2ずつ円周方向に間隔を隔てている(図2参照)。突
起27は、スライダ30内の液体室を回転方向前方の第
1小分室38と回転方向後方の第2小分室39とに区画
するとともに、スライダ30の内面との間に両分室3
8,39を連通するサブチョークS1を形成している。
【0021】液体室ハウジング18の軸方向両側には液
体補給用切欠き42が形成されている。液体補給用切欠
き42は、堰部25のほぼ中間に形成されており、エン
ジン停止時においては、スライダ30及びドリブンプレ
ート15の突起27に対して中心に位置している。堰部
25の半径方向内周端縁とドリブンプレート15の外方
端縁との間には、隣り合う大分室40,41を連通する
主チョークS2が形成されている。主チョークS2の流
路断面積はサブチョークS1の流路断面積よりも大き
い。しかも、前述したようにドリブンプレート15の外
周端面は正円ではないので、エンジン停止時において主
チョークS2は一番大きく、堰部25が円周方向に回転
するにつれて主チョークS2の流路断面積は徐々に小さ
くなっていき、より大きな抵抗力を発生するようになっ
ている。
体補給用切欠き42が形成されている。液体補給用切欠
き42は、堰部25のほぼ中間に形成されており、エン
ジン停止時においては、スライダ30及びドリブンプレ
ート15の突起27に対して中心に位置している。堰部
25の半径方向内周端縁とドリブンプレート15の外方
端縁との間には、隣り合う大分室40,41を連通する
主チョークS2が形成されている。主チョークS2の流
路断面積はサブチョークS1の流路断面積よりも大き
い。しかも、前述したようにドリブンプレート15の外
周端面は正円ではないので、エンジン停止時において主
チョークS2は一番大きく、堰部25が円周方向に回転
するにつれて主チョークS2の流路断面積は徐々に小さ
くなっていき、より大きな抵抗力を発生するようになっ
ている。
【0022】次に、上述の実施例の動作について説明す
る。捩じりトルクが発生すると、ドリブンプレート15
に対してドライブプレート14が回転方向前方あるいは
回転方向後方に捩じれる。このとき、小さな捩じり角の
範囲では、トーションスプリング16が偏当たり圧縮さ
れるので、この液体粘性ダンパー機構は小さな捩じり剛
性を示す。捩じり角が大きくなると、トーションスプリ
ング16が全当たり圧縮されるので、このダンパー機構
4は大きな捩じり剛性を示す。
る。捩じりトルクが発生すると、ドリブンプレート15
に対してドライブプレート14が回転方向前方あるいは
回転方向後方に捩じれる。このとき、小さな捩じり角の
範囲では、トーションスプリング16が偏当たり圧縮さ
れるので、この液体粘性ダンパー機構は小さな捩じり剛
性を示す。捩じり角が大きくなると、トーションスプリ
ング16が全当たり圧縮されるので、このダンパー機構
4は大きな捩じり剛性を示す。
【0023】図2のように突起27がスライダ30のス
トッパー部37に当接していない状態において、ドリブ
ンプレート15に対して第1フライホイール1がたとえ
ば回転方向R側に捩じれたとする。この場合には、ハウ
ジング18及びスライダ37も同様に回転方向R側へと
移動する。これにより、第2小分室39が圧縮されて小
さくなると同時に、第1小分室38が拡大されて大きく
なる。このときに、第2小分室39内の液体は流体補給
用切欠き42を通って流れだす。そのため、ここではわ
ずかな抵抗力しか発生しない。
トッパー部37に当接していない状態において、ドリブ
ンプレート15に対して第1フライホイール1がたとえ
ば回転方向R側に捩じれたとする。この場合には、ハウ
ジング18及びスライダ37も同様に回転方向R側へと
移動する。これにより、第2小分室39が圧縮されて小
さくなると同時に、第1小分室38が拡大されて大きく
なる。このときに、第2小分室39内の液体は流体補給
用切欠き42を通って流れだす。そのため、ここではわ
ずかな抵抗力しか発生しない。
【0024】捩じり角が大きくなって突起27にスライ
ダ30の回転方向後側のストッパー部37が当接する
と、スライダ開口部43が閉じた状態になり、サブチョ
ークS1が閉じられる(図4)。このとき同時に突起2
7により液体補給用切欠き42が閉じられる。この状態
から、第1フライホイール1及びハウジング18がドリ
ブンプレート15及びスライダ37に対して回転方向R
の前方に移動する。この結果、第2大分室41の液体
が、主チョークS2を通って回転方向後方の第1大分室
40に流れる。ここでは、主チョークS2の流路断面積
がサブチョークS1の流路断面積に近いために比較的小
さい抵抗力を発生させ、捩じり角がさらに大きくなる
と、主チョークS2の流路断面積は徐々に小さくなり、
より大きな抵抗力を発生させる。
ダ30の回転方向後側のストッパー部37が当接する
と、スライダ開口部43が閉じた状態になり、サブチョ
ークS1が閉じられる(図4)。このとき同時に突起2
7により液体補給用切欠き42が閉じられる。この状態
から、第1フライホイール1及びハウジング18がドリ
ブンプレート15及びスライダ37に対して回転方向R
の前方に移動する。この結果、第2大分室41の液体
が、主チョークS2を通って回転方向後方の第1大分室
40に流れる。ここでは、主チョークS2の流路断面積
がサブチョークS1の流路断面積に近いために比較的小
さい抵抗力を発生させ、捩じり角がさらに大きくなる
と、主チョークS2の流路断面積は徐々に小さくなり、
より大きな抵抗力を発生させる。
【0025】以上のような構造のフライホイール組立体
の捩じり特性線図における動的特性を図5に示す。ここ
では、点線が従来例であり、実線が本発明の実施例であ
る。図から明らかなように、サブチョークS1から主チ
ョークS2に移行する際に抵抗力は緩やかに変化するの
で、ショックが生じにくくなっている。なお、主チョー
クS2は相対角度が大きくなるにつれて抵抗力が大きく
なっていくので、高速域での低周波振動に対応するのに
充分な抵抗力を確保することができる。また、たとえば
スライダ30の円周方向幅を狭めたり、突起27の円周
方向幅を広げたり、液体補給用切欠き42を狭めること
により、主チョークS2の立ち上がりを早めて抵抗力を
より大きく確保できる。第2実施例 この第2実施例では、ドリブンプレート15の外周面は
正円であり、主チョークS2は捩じり角度にかかわらず
一定である。
の捩じり特性線図における動的特性を図5に示す。ここ
では、点線が従来例であり、実線が本発明の実施例であ
る。図から明らかなように、サブチョークS1から主チ
ョークS2に移行する際に抵抗力は緩やかに変化するの
で、ショックが生じにくくなっている。なお、主チョー
クS2は相対角度が大きくなるにつれて抵抗力が大きく
なっていくので、高速域での低周波振動に対応するのに
充分な抵抗力を確保することができる。また、たとえば
スライダ30の円周方向幅を狭めたり、突起27の円周
方向幅を広げたり、液体補給用切欠き42を狭めること
により、主チョークS2の立ち上がりを早めて抵抗力を
より大きく確保できる。第2実施例 この第2実施例では、ドリブンプレート15の外周面は
正円であり、主チョークS2は捩じり角度にかかわらず
一定である。
【0026】図7に示すように、液体室ハウジング18
の各堰部25間に形成された液体補給用切欠き142
は、山型に形成されている。この切欠き142の円周方
向幅は従来の切欠きの幅よりも狭く形成されている。さ
らに、切欠き142に連続する環状突起26には、テー
パ状切欠き26aが形成されている。その他の構造は前
記実施例と同様なので、説明を省略する。
の各堰部25間に形成された液体補給用切欠き142
は、山型に形成されている。この切欠き142の円周方
向幅は従来の切欠きの幅よりも狭く形成されている。さ
らに、切欠き142に連続する環状突起26には、テー
パ状切欠き26aが形成されている。その他の構造は前
記実施例と同様なので、説明を省略する。
【0027】捩じりトルクが発生したときの流体の移動
による粘性力の発生について説明する。前記実施例の図
6に示すように突起27がスライダ30のストッパー部
37に当接していない状態において、第1フライホイー
ル1がドリブンプレート15に対してたとえば回転方向
R側に捩じれたとする。この場合には、ハウジング18
及びスライダ30も同様に回転方向R側へと移動する。
これにより、第2小分室39が圧縮されて小さくなると
同時に、第1小分室38が拡大されて大きくなる。この
結果、第2小分室39の流体は、ハウジング18に形成
された液体補給用切欠き142を通って内側に流れるの
で、わずかな抵抗力しか発生しない。
による粘性力の発生について説明する。前記実施例の図
6に示すように突起27がスライダ30のストッパー部
37に当接していない状態において、第1フライホイー
ル1がドリブンプレート15に対してたとえば回転方向
R側に捩じれたとする。この場合には、ハウジング18
及びスライダ30も同様に回転方向R側へと移動する。
これにより、第2小分室39が圧縮されて小さくなると
同時に、第1小分室38が拡大されて大きくなる。この
結果、第2小分室39の流体は、ハウジング18に形成
された液体補給用切欠き142を通って内側に流れるの
で、わずかな抵抗力しか発生しない。
【0028】捩じり角が大きくなると、図8に示すよう
に、スライダ30の後側ストッパー部37が突起27に
接近するとともに、第2小分室39内に開く液体補給用
切欠き142が突起27によって徐々に小さくなってい
く。ここでは、液体補給用切欠き142に山型傾斜部分
が形成されており、また環状突起26にテーパ状切欠き
26aが形成されているために、第2小分室39内の液
体補給用切欠き142は徐々に小さくなっていく。すな
わち、このとき発生する抵抗力は徐々に大きくなる。そ
のため、突起27とスライダ37とで発生する抵抗力は
主チョークS2で発生する抵抗力の大きさに近くなって
いる。
に、スライダ30の後側ストッパー部37が突起27に
接近するとともに、第2小分室39内に開く液体補給用
切欠き142が突起27によって徐々に小さくなってい
く。ここでは、液体補給用切欠き142に山型傾斜部分
が形成されており、また環状突起26にテーパ状切欠き
26aが形成されているために、第2小分室39内の液
体補給用切欠き142は徐々に小さくなっていく。すな
わち、このとき発生する抵抗力は徐々に大きくなる。そ
のため、突起27とスライダ37とで発生する抵抗力は
主チョークS2で発生する抵抗力の大きさに近くなって
いる。
【0029】図10に示す本実施例の動的特性を示す。
点線が従来例であり、実線が本実施例の動的特性を示し
ている。このように、第1の大きさの抵抗力から第2の
大きさの抵抗力へと移行する際に、抵抗力は緩やかに変
化するので、その部分でのショックが生じにくい。
点線が従来例であり、実線が本実施例の動的特性を示し
ている。このように、第1の大きさの抵抗力から第2の
大きさの抵抗力へと移行する際に、抵抗力は緩やかに変
化するので、その部分でのショックが生じにくい。
【0030】
【発明の効果】第1及び第2の発明に係る粘性捩じり振
動減衰装置では、第1の大きさの抵抗力から第2の大き
さの抵抗力へと緩やかに移行するので、ショックが生じ
にくくなる。
動減衰装置では、第1の大きさの抵抗力から第2の大き
さの抵抗力へと緩やかに移行するので、ショックが生じ
にくくなる。
【図1】本発明の第1実施例の断面図。
【図2】図1の側面部分図。
【図3】液体室ハウジングの分解斜視部分図。
【図4】動作を示す図2に相当する図。
【図5】第1実施例の動的特性を示す捩じり特性線図。
【図6】第2実施例の図2に相当する図。
【図7】液体室ハウジングの部分拡大図。
【図8】動作を示す第1実施例図6に相当する図。
【図9】さらに動作を示す第1実施例図6に相当する
図。
図。
【図10】第2実施例の動的特性を示す捩じり特性線
図。
図。
1 第1フライホイール 3 第2フライホイール 4 液体粘性ダンパー機構 S1 サブチョーク S2 主チョーク
Claims (2)
- 【請求項1】互いに相対回転自在に連結され、動力が伝
達される入力側回転体及び出力側回転体を備えた動力伝
達装置の粘性捩じり振動減衰装置であって、 前記入力側回転体と出力側回転体間の第1捩じり角度範
囲で、粘性流体の通過による所定の抵抗力を発生して捩
じり振動を減衰する第1減衰部と、 前記第1捩じり角度より大きい第2捩じり角度範囲で、
前記粘性流体の通過により捩じり角度が大きくなるにつ
れて前記抵抗力から徐々により大きな抵抗力を発生して
捩じり振動を減衰する第2減衰部と、を備えた粘性捩じ
り振動減衰装置。 - 【請求項2】互いに相対回転自在に連結され、動力が伝
達される入力側回転体及び出力側回転体を備えた動力伝
達装置の粘性捩じり振動減衰装置であって、 前記入力側回転体と出力側回転体間の第1捩じり角度範
囲で、粘性流体の通過による所定の抵抗力を発生して捩
じり振動を減衰する第1減衰部と、 前記第1捩じり角度より大きい第2捩じり角度範囲で前
記抵抗力より大きな抵抗力を発生する第2減衰部とを備
え、 前記第1減衰部は、前記第1捩じり角度範囲における前
記第2捩じり角度範囲に移行する所定角度範囲におい
て、捩じり角度が大きくなるにつれて徐々に大きな抵抗
力を発生する、粘性捩じり振動減衰装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153490A JPH0727174A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 粘性捩じり振動減衰装置 |
US08/263,886 US5595539A (en) | 1993-06-24 | 1994-06-22 | Viscous vibration damping mechanism with variable fluid flow resistance |
DE4422269A DE4422269C2 (de) | 1993-06-24 | 1994-06-24 | Proportionaldämpfungsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5153490A JPH0727174A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 粘性捩じり振動減衰装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0727174A true JPH0727174A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15563714
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5153490A Pending JPH0727174A (ja) | 1993-06-24 | 1993-06-24 | 粘性捩じり振動減衰装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5595539A (ja) |
JP (1) | JPH0727174A (ja) |
DE (1) | DE4422269C2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19524100C1 (de) * | 1995-07-01 | 1996-07-11 | Fichtel & Sachs Ag | Schwungradvorrichtung mit einer Abdichtung für eine Fettkammer |
JPH10339355A (ja) * | 1997-06-06 | 1998-12-22 | Exedy Corp | サブダンパーユニット、ダンパー装置 |
FR2772448B1 (fr) * | 1997-10-29 | 2000-01-14 | Valeo | Double volant amortisseur de torsion a rondelles d'etancheite, notamment pour vehicules automobiles |
JP2000074178A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-07 | Aisin Seiki Co Ltd | トルクコンバータ用直結クラッチのダンパ装置 |
JP2003506649A (ja) * | 1999-08-10 | 2003-02-18 | ヴォイス・ターボ・ゲーエムベーハー・ウント・コ・カーゲー | ねじれ振動ダンパーを備えるトルクコンバーター |
US7335107B2 (en) * | 2004-08-27 | 2008-02-26 | Caterpillar Inc. | Torsional coupling |
US20070079520A1 (en) * | 2005-10-10 | 2007-04-12 | Levine Steven R | Tape measure and method of manufacture |
US10746251B2 (en) | 2018-05-11 | 2020-08-18 | Itt Manufacturing Enterprises Llc | Load damping assembly with gapping feature |
Family Cites Families (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2036925B (en) * | 1978-11-10 | 1983-01-19 | Voith Getriebe Kg | Resilient couplings |
GB2137309B (en) * | 1983-03-26 | 1986-04-09 | Fichtel & Sachs Ag | Elastic torque transmission unit |
DE3645258B4 (de) * | 1985-09-07 | 2009-04-30 | Luk Lamellen Und Kupplungsbau Beteiligungs Kg | Einrichtung zur Dämpfung von Drehschwingungen |
DE3704643A1 (de) * | 1987-02-14 | 1988-08-25 | Daimler Benz Ag | Geteiltes schwungrad |
DE3708345A1 (de) * | 1987-03-14 | 1988-09-29 | Voith Gmbh J M | Elastische kupplung |
DE3743801A1 (de) * | 1987-12-23 | 1989-07-06 | Daimler Benz Ag | Geteiltes schwungrad |
DE3909234C1 (ja) * | 1989-03-21 | 1990-05-31 | J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim, De | |
DE3923749C1 (ja) * | 1989-07-18 | 1991-02-21 | J.M. Voith Gmbh, 7920 Heidenheim, De | |
JPH0645727Y2 (ja) * | 1989-08-29 | 1994-11-24 | 株式会社大金製作所 | 液体粘性ダンパー |
DE3930715A1 (de) * | 1989-09-14 | 1991-04-04 | Voith Gmbh J M | Zweimassenschwungrad |
JPH0645728Y2 (ja) * | 1989-12-22 | 1994-11-24 | 株式会社大金製作所 | 液体粘性ダンパー |
JPH0756318B2 (ja) * | 1990-10-29 | 1995-06-14 | 株式会社大金製作所 | 液体粘性ダンパー |
JP2708630B2 (ja) * | 1990-11-27 | 1998-02-04 | 株式会社エクセディ | 液体粘性ダンパー |
JPH05133439A (ja) * | 1991-11-08 | 1993-05-28 | Daikin Mfg Co Ltd | 液体粘性ダンパー機構 |
US5355747A (en) * | 1991-09-04 | 1994-10-18 | Kabushiki Kaisha Daikin Seisakusho | Flywheel assembly |
JPH05133438A (ja) * | 1991-11-08 | 1993-05-28 | Daikin Mfg Co Ltd | 液体粘性ダンパー機構 |
-
1993
- 1993-06-24 JP JP5153490A patent/JPH0727174A/ja active Pending
-
1994
- 1994-06-22 US US08/263,886 patent/US5595539A/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-06-24 DE DE4422269A patent/DE4422269C2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE4422269A1 (de) | 1995-01-05 |
DE4422269C2 (de) | 2001-09-27 |
US5595539A (en) | 1997-01-21 |
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