JPH07267423A - 用紙搬送装置 - Google Patents
用紙搬送装置Info
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- JPH07267423A JPH07267423A JP6061385A JP6138594A JPH07267423A JP H07267423 A JPH07267423 A JP H07267423A JP 6061385 A JP6061385 A JP 6061385A JP 6138594 A JP6138594 A JP 6138594A JP H07267423 A JPH07267423 A JP H07267423A
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- paper
- rollers
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Links
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H3/00—Separating articles from piles
- B65H3/46—Supplementary devices or measures to assist separation or prevent double feed
- B65H3/52—Friction retainers acting on under or rear side of article being separated
- B65H3/5207—Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article
- B65H3/5215—Non-driven retainers, e.g. movable retainers being moved by the motion of the article the retainers positioned under articles separated from the top of the pile
- B65H3/5223—Retainers of the pad-type, e.g. friction pads
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H5/00—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines
- B65H5/06—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rollers or balls, e.g. between rollers
- B65H5/062—Feeding articles separated from piles; Feeding articles to machines by rollers or balls, e.g. between rollers between rollers or balls
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65H—HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
- B65H2301/00—Handling processes for sheets or webs
- B65H2301/30—Orientation, displacement, position of the handled material
- B65H2301/33—Modifying, selecting, changing orientation
- B65H2301/331—Skewing, correcting skew, i.e. changing slightly orientation of material
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 用紙をローラで搬送する際に、用紙の偏った
位置に抗力が作用しても、用紙が傾いて搬送されるのを
防止する。 【構成】 複数並列して設けられたローラ6の上流側
に、給紙カセットから用紙を搬送する給紙ローラ4、下
流側に画像形成部の転写ローラ8が位置する。ローラ6
のうち給紙ローラ4に近いローラ61,62よりも遠い
ローラ63,64の用紙への当接圧を小さく、摩擦係数
を小さく、或いは外周速度を小さくすることで、搬送力
を小さくする。それによりローラ6の搬送力F1 ,F2
,F3 ,F4の合力を、給紙ローラ4,転写ローラ8,
および用紙の摩擦による抗力F5 ,F6 ,F7 の合力と
ほぼ同一直線上に配置し、用紙に作用する回転力をほぼ
解消する。
位置に抗力が作用しても、用紙が傾いて搬送されるのを
防止する。 【構成】 複数並列して設けられたローラ6の上流側
に、給紙カセットから用紙を搬送する給紙ローラ4、下
流側に画像形成部の転写ローラ8が位置する。ローラ6
のうち給紙ローラ4に近いローラ61,62よりも遠い
ローラ63,64の用紙への当接圧を小さく、摩擦係数
を小さく、或いは外周速度を小さくすることで、搬送力
を小さくする。それによりローラ6の搬送力F1 ,F2
,F3 ,F4の合力を、給紙ローラ4,転写ローラ8,
および用紙の摩擦による抗力F5 ,F6 ,F7 の合力と
ほぼ同一直線上に配置し、用紙に作用する回転力をほぼ
解消する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、用紙の幅方向に複数並
列して設けられたローラにより用紙を搬送する用紙搬送
装置に関する。
列して設けられたローラにより用紙を搬送する用紙搬送
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、用紙の幅方向に複数並列して
設けられ、該用紙を搬送するローラを備えた用紙搬送装
置が知られている。この種の用紙搬送装置としては、例
えばレーザプリンタ,ワードプロセッサ,コピー機など
種々の画像形成装置に適用され、用紙トレイから感光ド
ラム,印字ヘッドなどの画像形成部に用紙を搬送する装
置が知られている。
設けられ、該用紙を搬送するローラを備えた用紙搬送装
置が知られている。この種の用紙搬送装置としては、例
えばレーザプリンタ,ワードプロセッサ,コピー機など
種々の画像形成装置に適用され、用紙トレイから感光ド
ラム,印字ヘッドなどの画像形成部に用紙を搬送する装
置が知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この種の搬
送装置では、用紙には上記複数のローラの搬送力以外に
種々の力が作用している。例えば、上記複数のローラの
上流または下流に設けられた他のローラから搬送力また
は抗力が加わったり、用紙トレイに積層された他の用紙
との摩擦力が加わったりしている。
送装置では、用紙には上記複数のローラの搬送力以外に
種々の力が作用している。例えば、上記複数のローラの
上流または下流に設けられた他のローラから搬送力また
は抗力が加わったり、用紙トレイに積層された他の用紙
との摩擦力が加わったりしている。
【0004】特に、上記複数のローラに、用紙トレイに
積層された用紙を供給するものにおいて、種々の用紙幅
に対応するために用紙幅方向の一方に寄って給紙ローラ
が設けられている場合がある。この場合、用紙を給紙ロ
ーラから上記複数のローラへ搬送した後に上記複数のロ
ーラで搬送するときに、給紙ローラが上記複数のローラ
の搬送力に対して偏った位置で抗力となる。
積層された用紙を供給するものにおいて、種々の用紙幅
に対応するために用紙幅方向の一方に寄って給紙ローラ
が設けられている場合がある。この場合、用紙を給紙ロ
ーラから上記複数のローラへ搬送した後に上記複数のロ
ーラで搬送するときに、給紙ローラが上記複数のローラ
の搬送力に対して偏った位置で抗力となる。
【0005】このようにして用紙に加わる搬送力の合力
と、その搬送力に対して用紙に加わる抗力の合力とが一
直線上に配設されないと、用紙に回転力が加わる。する
と、搬送中に用紙が傾き、画像形成部で用紙に画像が傾
いて形成されてしまうことがあった。
と、その搬送力に対して用紙に加わる抗力の合力とが一
直線上に配設されないと、用紙に回転力が加わる。する
と、搬送中に用紙が傾き、画像形成部で用紙に画像が傾
いて形成されてしまうことがあった。
【0006】そこで、本発明は、用紙を傾けることなく
搬送することのできる用紙搬送装置を提供することを目
的としてなされた。
搬送することのできる用紙搬送装置を提供することを目
的としてなされた。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達するために
なされた請求項1記載の発明は、用紙の幅方向に複数並
列して設けられ、該用紙を搬送するローラを備えた用紙
搬送装置において、少なくとも一つの上記ローラの上記
用紙に対する搬送力を、他の上記ローラのそれと異なら
せることにより、上記用紙に加わる搬送方向の力の合力
と、該搬送方向の力に対して上記用紙に加わる抗力の合
力とがほぼ同一直線上に配設されるようにしてなること
を特徴としている。
なされた請求項1記載の発明は、用紙の幅方向に複数並
列して設けられ、該用紙を搬送するローラを備えた用紙
搬送装置において、少なくとも一つの上記ローラの上記
用紙に対する搬送力を、他の上記ローラのそれと異なら
せることにより、上記用紙に加わる搬送方向の力の合力
と、該搬送方向の力に対して上記用紙に加わる抗力の合
力とがほぼ同一直線上に配設されるようにしてなること
を特徴としている。
【0008】請求項2記載の発明は、少なくとも一つの
上記ローラの上記用紙との当接圧を、他の上記ローラの
それと異ならせることにより、その搬送力を異ならせた
ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置を要旨と
している。請求項3記載の発明は、少なくとも一つの上
記ローラの上記用紙との摩擦係数を、他の上記ローラの
それと異ならせることにより、その搬送力を異ならせた
ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置を要旨と
している。
上記ローラの上記用紙との当接圧を、他の上記ローラの
それと異ならせることにより、その搬送力を異ならせた
ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置を要旨と
している。請求項3記載の発明は、少なくとも一つの上
記ローラの上記用紙との摩擦係数を、他の上記ローラの
それと異ならせることにより、その搬送力を異ならせた
ことを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置を要旨と
している。
【0009】請求項4記載の発明は、少なくとも一つの
上記ローラの外周速度を、他の上記ローラのそれと異な
らせることにより、その搬送力を異ならせたことを特徴
とする請求項1記載の用紙搬送装置を要旨としている。
請求項5記載の発明は、上記ローラの上流に、上記用紙
の幅方向に偏って設けられた第2ローラを備え、該第2
ローラに近接した側の上記ローラの搬送力と、上記第2
ローラから離間した側の上記ローラの搬送力とを異なら
せることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置を要
旨としている。
上記ローラの外周速度を、他の上記ローラのそれと異な
らせることにより、その搬送力を異ならせたことを特徴
とする請求項1記載の用紙搬送装置を要旨としている。
請求項5記載の発明は、上記ローラの上流に、上記用紙
の幅方向に偏って設けられた第2ローラを備え、該第2
ローラに近接した側の上記ローラの搬送力と、上記第2
ローラから離間した側の上記ローラの搬送力とを異なら
せることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装置を要
旨としている。
【0010】請求項6記載の発明は、上記第2ローラ
が、積層された上記用紙の最上面の用紙に接して、該最
上面の用紙を一枚づつ搬送するものであることを特徴と
する請求項5記載の用紙搬送装置を要旨としている。請
求項7記載の発明は、上記ローラの下流に、上記ローラ
の列方向に長く形成された第3ローラを配設したことを
特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置を要旨としてい
る。
が、積層された上記用紙の最上面の用紙に接して、該最
上面の用紙を一枚づつ搬送するものであることを特徴と
する請求項5記載の用紙搬送装置を要旨としている。請
求項7記載の発明は、上記ローラの下流に、上記ローラ
の列方向に長く形成された第3ローラを配設したことを
特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置を要旨としてい
る。
【0011】更に、請求項8記載の発明は、上記ローラ
が、上記第2ローラにより搬送された用紙の先端を一旦
停止して上記ローラと上記第2ローラとの間で上記用紙
を湾曲させた後、上記ローラの下流側へ搬送することを
特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置を要旨としてい
る。
が、上記第2ローラにより搬送された用紙の先端を一旦
停止して上記ローラと上記第2ローラとの間で上記用紙
を湾曲させた後、上記ローラの下流側へ搬送することを
特徴とする請求項5記載の用紙搬送装置を要旨としてい
る。
【0012】
【作用】このように構成された請求項1記載の発明で
は、用紙の幅方向に複数並列して設けられたローラの
内、少なくとも一つのローラの搬送力を他のローラのそ
れと異ならせているので、用紙に加わる搬送方向の力の
合力と、その搬送方向の力に対して上記用紙に加わる抗
力の合力とがほぼ同一直線上に配設される。従って用紙
に回転力がほとんど作用せず、用紙の傾きを防止でき
る。
は、用紙の幅方向に複数並列して設けられたローラの
内、少なくとも一つのローラの搬送力を他のローラのそ
れと異ならせているので、用紙に加わる搬送方向の力の
合力と、その搬送方向の力に対して上記用紙に加わる抗
力の合力とがほぼ同一直線上に配設される。従って用紙
に回転力がほとんど作用せず、用紙の傾きを防止でき
る。
【0013】請求項2記載の発明では、少なくとも一つ
の上記ローラの用紙との当接圧を、他のローラのそれと
異ならせることによりその搬送力を異ならせている。ロ
ーラの用紙との当接圧は、例えば用紙をローラに圧接す
る弾性材料(例えば、コイルバネ,板バネ,ゴムなど)
の変位量を変化させることにより容易にかつ自由に変化
させることができる。従って、搬送方向の力の合力と抗
力の合力とをほぼ同一直線上に配設するための調整が容
易になる。
の上記ローラの用紙との当接圧を、他のローラのそれと
異ならせることによりその搬送力を異ならせている。ロ
ーラの用紙との当接圧は、例えば用紙をローラに圧接す
る弾性材料(例えば、コイルバネ,板バネ,ゴムなど)
の変位量を変化させることにより容易にかつ自由に変化
させることができる。従って、搬送方向の力の合力と抗
力の合力とをほぼ同一直線上に配設するための調整が容
易になる。
【0014】請求項3記載の発明では、少なくとも一つ
の上記ローラの用紙との摩擦係数を、他のローラのそれ
と異ならせることによりその搬送力を異ならせている。
このため、用紙に回転力が作用するのをほぼ防止できる
だけでなく、上記当接圧のみを調整するものに比して、
当接圧を比較的大きくすることができる。例えば、この
種の搬送装置では、停止したローラの間に用紙を搬送す
ることにより、その用紙の先端を停止したローラの回転
軸と平行に揃えることが行われる場合がある。ところ
が、ローラの用紙との当接圧が小さいと、停止したロー
ラに用紙の先端が食い込み先端を揃えることができない
場合がある。これに対して、本発明では、その食い込み
を防止することができる。
の上記ローラの用紙との摩擦係数を、他のローラのそれ
と異ならせることによりその搬送力を異ならせている。
このため、用紙に回転力が作用するのをほぼ防止できる
だけでなく、上記当接圧のみを調整するものに比して、
当接圧を比較的大きくすることができる。例えば、この
種の搬送装置では、停止したローラの間に用紙を搬送す
ることにより、その用紙の先端を停止したローラの回転
軸と平行に揃えることが行われる場合がある。ところ
が、ローラの用紙との当接圧が小さいと、停止したロー
ラに用紙の先端が食い込み先端を揃えることができない
場合がある。これに対して、本発明では、その食い込み
を防止することができる。
【0015】請求項4記載の発明では、少なくとも一つ
のローラの外周速度を、他の上記ローラのそれと異なら
せることによりその搬送力を異ならせている。このた
め、用紙に回転力が加わるのを防止することができるだ
けでなく、上記のようにローラの当接圧を比較的大きく
できるので、停止したローラに用紙の先端が食い込むの
を良好に防止することができる。また、ローラの外周速
度は、各ローラの半径を異ならせることなどによって自
由に変化させることができる。従って、搬送方向の力の
合力と抗力の合力とをほぼ同一直線上に配設するための
調整が容易になる。
のローラの外周速度を、他の上記ローラのそれと異なら
せることによりその搬送力を異ならせている。このた
め、用紙に回転力が加わるのを防止することができるだ
けでなく、上記のようにローラの当接圧を比較的大きく
できるので、停止したローラに用紙の先端が食い込むの
を良好に防止することができる。また、ローラの外周速
度は、各ローラの半径を異ならせることなどによって自
由に変化させることができる。従って、搬送方向の力の
合力と抗力の合力とをほぼ同一直線上に配設するための
調整が容易になる。
【0016】請求項5記載の発明は、上記ローラの上流
に用紙の幅方向に偏って設けられた第2ローラを備えて
いる。この種の用紙搬送装置では、第2ローラによって
用紙の幅方向に偏った搬送力が加わり、平行度を保持す
るのが特に困難である。これに対して本発明では、第2
ローラに近接した側のローラの搬送力と、第2ローラか
ら離間した側のローラの搬送力とを異ならせることによ
って、用紙に加わる搬送方向の力の合力と、その搬送方
向の力に対して作用する抗力の合力とをほぼ一直線上に
配設することができる。従って、用紙に回転力がほとん
ど作用しない。
に用紙の幅方向に偏って設けられた第2ローラを備えて
いる。この種の用紙搬送装置では、第2ローラによって
用紙の幅方向に偏った搬送力が加わり、平行度を保持す
るのが特に困難である。これに対して本発明では、第2
ローラに近接した側のローラの搬送力と、第2ローラか
ら離間した側のローラの搬送力とを異ならせることによ
って、用紙に加わる搬送方向の力の合力と、その搬送方
向の力に対して作用する抗力の合力とをほぼ一直線上に
配設することができる。従って、用紙に回転力がほとん
ど作用しない。
【0017】請求項6記載の発明は、請求項5における
第2ローラが、積層された用紙の最上面の用紙に接し
て、該最上面の用紙を一枚づつ搬送するものであること
を特徴としている。この場合、搬送される用紙はその下
に積層された他の用紙からも摩擦力を受け、この摩擦力
が抗力として作用する。本発明では、この抗力も加味し
て各ローラの搬送力を設定しているので、積層された用
紙間に摩擦力が発生しても用紙に回転力がほとんど作用
しない。
第2ローラが、積層された用紙の最上面の用紙に接し
て、該最上面の用紙を一枚づつ搬送するものであること
を特徴としている。この場合、搬送される用紙はその下
に積層された他の用紙からも摩擦力を受け、この摩擦力
が抗力として作用する。本発明では、この抗力も加味し
て各ローラの搬送力を設定しているので、積層された用
紙間に摩擦力が発生しても用紙に回転力がほとんど作用
しない。
【0018】請求項7記載の発明は、請求項5における
ローラの下流に、そのローラの列方向に長く形成された
第3ローラを配設したことを特徴としている。この場
合、搬送される用紙には第3ローラからも搬送力または
抗力が作用する。本発明では、この搬送力または抗力も
加味して各ローラの搬送力を設定しているので、第3ロ
ーラから搬送力または抗力が作用しても用紙に回転力が
ほとんど作用しない。
ローラの下流に、そのローラの列方向に長く形成された
第3ローラを配設したことを特徴としている。この場
合、搬送される用紙には第3ローラからも搬送力または
抗力が作用する。本発明では、この搬送力または抗力も
加味して各ローラの搬送力を設定しているので、第3ロ
ーラから搬送力または抗力が作用しても用紙に回転力が
ほとんど作用しない。
【0019】更に、請求項8記載の発明は、請求項5に
おける第2のローラにより搬送された用紙の先端を、上
記複数のローラに当てて停止して、その複数のローラと
の間で用紙を湾曲させることで、用紙の先端を複数のロ
ーラと平行に揃える。それによってローラの前で、先ず
用紙の傾きを防止し、その後、複数のローラで上記のよ
うに用紙の傾きを生じないように搬送する。
おける第2のローラにより搬送された用紙の先端を、上
記複数のローラに当てて停止して、その複数のローラと
の間で用紙を湾曲させることで、用紙の先端を複数のロ
ーラと平行に揃える。それによってローラの前で、先ず
用紙の傾きを防止し、その後、複数のローラで上記のよ
うに用紙の傾きを生じないように搬送する。
【0020】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は請求項1,2,および5〜8記載の発明が適
用された実施例のレーザプリンタ1の構成を概略的に表
す断面図である。図に示すように、本実施例のレーザプ
リンタ1は、本体カバー2後部(図中左側)上面に給紙
カセット3を着脱自在に備えている。レーザプリンタ1
の給紙カセット3の装着部には、給紙ローラ4と、その
給紙ローラ4に圧接されるホルダ5とが設けられ、給紙
カセット3に積層された用紙P(図2)を最上面のもの
から一枚ずつ分離して搬送している。
る。図1は請求項1,2,および5〜8記載の発明が適
用された実施例のレーザプリンタ1の構成を概略的に表
す断面図である。図に示すように、本実施例のレーザプ
リンタ1は、本体カバー2後部(図中左側)上面に給紙
カセット3を着脱自在に備えている。レーザプリンタ1
の給紙カセット3の装着部には、給紙ローラ4と、その
給紙ローラ4に圧接されるホルダ5とが設けられ、給紙
カセット3に積層された用紙P(図2)を最上面のもの
から一枚ずつ分離して搬送している。
【0021】給紙ローラ4にて一枚ずつ搬送された用紙
Pは、搬送ローラ6によって更に搬送され、感光ドラム
7と転写ローラ8とを備えた画像形成部としての現像ユ
ニット9へ送られる。現像ユニット9には、更に、トナ
ーを保持するトナーカートリッジ11と、そのトナーカ
ートリッジ11からトナーが供給される現像装置13と
が設けられ、スキャナユニット17から照射されるレー
ザ光19に応じた画像を用紙Pに形成している。また、
現像ユニット9から排出された用紙Pは、加熱ローラ2
1と押圧ローラ22とを備えた定着ユニット23に搬送
され、続いて排紙ローラ24を介して排紙トレイ25に
排出される。
Pは、搬送ローラ6によって更に搬送され、感光ドラム
7と転写ローラ8とを備えた画像形成部としての現像ユ
ニット9へ送られる。現像ユニット9には、更に、トナ
ーを保持するトナーカートリッジ11と、そのトナーカ
ートリッジ11からトナーが供給される現像装置13と
が設けられ、スキャナユニット17から照射されるレー
ザ光19に応じた画像を用紙Pに形成している。また、
現像ユニット9から排出された用紙Pは、加熱ローラ2
1と押圧ローラ22とを備えた定着ユニット23に搬送
され、続いて排紙ローラ24を介して排紙トレイ25に
排出される。
【0022】次に、現像ユニット9の下方には、レーザ
光発生部30,レンズ31,反射鏡32を備えた前述の
スキャナユニット17が配設され、更に、制御基板3
3,35、および電源ユニット37などが配設されてい
る。このスキャナユニット17は、図示しないコンピュ
ータなどの外部機器から伝送された画像データに応じて
レーザ光19を照射する。すると、現像ユニット9に設
けた帯電器39にて予め帯電させた感光ドラム7の表面
に、上記画像データに応じた静電潜像が形成される。続
いて、現像装置13が、磁化された粉体状のトナーによ
り前記潜像を可視化した後、感光ドラム7と転写ローラ
8との間に供給された用紙Pに上記トナー像を転写する
のである。また、定着ユニット23は、上記転写された
トナー像に熱および圧力を印加することにより、用紙P
にそのトナー像を定着する。
光発生部30,レンズ31,反射鏡32を備えた前述の
スキャナユニット17が配設され、更に、制御基板3
3,35、および電源ユニット37などが配設されてい
る。このスキャナユニット17は、図示しないコンピュ
ータなどの外部機器から伝送された画像データに応じて
レーザ光19を照射する。すると、現像ユニット9に設
けた帯電器39にて予め帯電させた感光ドラム7の表面
に、上記画像データに応じた静電潜像が形成される。続
いて、現像装置13が、磁化された粉体状のトナーによ
り前記潜像を可視化した後、感光ドラム7と転写ローラ
8との間に供給された用紙Pに上記トナー像を転写する
のである。また、定着ユニット23は、上記転写された
トナー像に熱および圧力を印加することにより、用紙P
にそのトナー像を定着する。
【0023】次に、図2および図3は、給紙ローラ4か
ら転写ローラ8に至る機構の構成を概略的に表す側面図
および平面図である。なお、この部分が本発明の搬送装
置に相当する。図に示すように給紙ローラ4は、回転軸
41に対してころ状に回転自在に設けられた合成樹脂製
の給紙コロローラ43と、給紙コロローラ43の両側に
設けられ回転軸41と一体に回転する給紙搬送ローラ4
5とから構成されている。なお、給紙搬送ローラ45は
略半円形に形成され、半円部45aの外周にはゴムが貼
着されている。給紙コロローラ43は給紙搬送ローラよ
りも小径の円形に形成され外周をゴムよりも低摩擦係数
に設定されている。また、給紙ローラ4と対向して設け
られたホルダ5には、給紙搬送ローラ45と接触する部
分にゴム製の分離パッド5aが貼着され、ホルダ5の下
面に設けたコイルスプリング47により給紙ローラ4に
圧接されている。
ら転写ローラ8に至る機構の構成を概略的に表す側面図
および平面図である。なお、この部分が本発明の搬送装
置に相当する。図に示すように給紙ローラ4は、回転軸
41に対してころ状に回転自在に設けられた合成樹脂製
の給紙コロローラ43と、給紙コロローラ43の両側に
設けられ回転軸41と一体に回転する給紙搬送ローラ4
5とから構成されている。なお、給紙搬送ローラ45は
略半円形に形成され、半円部45aの外周にはゴムが貼
着されている。給紙コロローラ43は給紙搬送ローラよ
りも小径の円形に形成され外周をゴムよりも低摩擦係数
に設定されている。また、給紙ローラ4と対向して設け
られたホルダ5には、給紙搬送ローラ45と接触する部
分にゴム製の分離パッド5aが貼着され、ホルダ5の下
面に設けたコイルスプリング47により給紙ローラ4に
圧接されている。
【0024】また、図3に示すように給紙ローラ4は、
レーザプリンタ1が処理可能な最大幅の用紙Pの片側に
偏って設けられている。そして、レーザプリンタ1が処
理可能な最小幅の用紙P1 を、その給紙ローラ4が偏っ
た側の端縁Pa1 を用紙Pの同じ側の端縁Paと揃えて
載置したとき、給紙ローラ4は用紙P1 の中央に配設さ
れる。本実施例のレーザプリンタ1は、このように用紙
サイズに関わらず用紙P,P1 の端縁Pa,Pa1 の位
置を同じにして搬送するものである。このため、現像ユ
ニット9による文字などの書き出し位置を、用紙サイズ
に関わらず一定にしておくことができる。従って、用紙
サイズを検出するセンサや設定キーなどの構成が不要と
なり、レーザプリンタ1の小型化、軽量化が可能となる
と共に製造コストを低減することができる。
レーザプリンタ1が処理可能な最大幅の用紙Pの片側に
偏って設けられている。そして、レーザプリンタ1が処
理可能な最小幅の用紙P1 を、その給紙ローラ4が偏っ
た側の端縁Pa1 を用紙Pの同じ側の端縁Paと揃えて
載置したとき、給紙ローラ4は用紙P1 の中央に配設さ
れる。本実施例のレーザプリンタ1は、このように用紙
サイズに関わらず用紙P,P1 の端縁Pa,Pa1 の位
置を同じにして搬送するものである。このため、現像ユ
ニット9による文字などの書き出し位置を、用紙サイズ
に関わらず一定にしておくことができる。従って、用紙
サイズを検出するセンサや設定キーなどの構成が不要と
なり、レーザプリンタ1の小型化、軽量化が可能となる
と共に製造コストを低減することができる。
【0025】次に、同じく図3に示すように、搬送ロー
ラ6はレジストローラ61(62,63,64)とその
レジストローラに対応してその下面から用紙Pを挟んで
圧接されるピンチローラ65(図2)の対から構成さ
れ、その対が用紙Pの幅方向に並列して複数、例えば4
個設けられる。各レジストローラ61〜64は、ゴムに
より同径に形成されている。また、レジストローラ61
〜64は回転軸67に固定されて回転軸67と一体に回
転する。一方、各ピンチローラ65には、図4に示すよ
うに個々に回転軸69が回転自在に挿通され、各ピンチ
ローラ65の両側から突出した回転軸69は弾性材料例
えば一対の板バネ71によって個々に用紙P方向に付勢
されている。そして、板バネ71の変位量を各ピンチロ
ーラ65毎に変えることにより、各レジストローラ61
〜64が用紙Pに当接する圧力(当接圧)が個々に設定
される。本実施例では、各レジストローラ61,62,
63,および64の当接圧を、それぞれ700g重,7
00g重,350g重,および50g重に設定してい
る。また更に、搬送ローラ6の下流に設けられた転写ロ
ーラ8は、図3に示すように用紙Pの幅全体に渡って長
尺状に形成され、感光ドラム7に接触して回転軸81を
中心に回転駆動される。
ラ6はレジストローラ61(62,63,64)とその
レジストローラに対応してその下面から用紙Pを挟んで
圧接されるピンチローラ65(図2)の対から構成さ
れ、その対が用紙Pの幅方向に並列して複数、例えば4
個設けられる。各レジストローラ61〜64は、ゴムに
より同径に形成されている。また、レジストローラ61
〜64は回転軸67に固定されて回転軸67と一体に回
転する。一方、各ピンチローラ65には、図4に示すよ
うに個々に回転軸69が回転自在に挿通され、各ピンチ
ローラ65の両側から突出した回転軸69は弾性材料例
えば一対の板バネ71によって個々に用紙P方向に付勢
されている。そして、板バネ71の変位量を各ピンチロ
ーラ65毎に変えることにより、各レジストローラ61
〜64が用紙Pに当接する圧力(当接圧)が個々に設定
される。本実施例では、各レジストローラ61,62,
63,および64の当接圧を、それぞれ700g重,7
00g重,350g重,および50g重に設定してい
る。また更に、搬送ローラ6の下流に設けられた転写ロ
ーラ8は、図3に示すように用紙Pの幅全体に渡って長
尺状に形成され、感光ドラム7に接触して回転軸81を
中心に回転駆動される。
【0026】このように構成された実施例のレーザプリ
ンタ1では、給紙カセット3に積層された用紙Pは次の
ようにして転写ローラ8まで搬送される。給紙搬送ロー
ラ45は、半円部45aと分離パッド5aとの間に用紙
Pを一枚づつ挟んで搬送する。給紙搬送ローラ45が半
円部45aの一端から他端まで回転すると、用紙Pの先
端はレジストローラ61〜64とピンチローラ65との
間に達する。このとき各レジストローラ61〜64は停
止もしくは用紙Pを転写ローラ8へ搬送する方向Cとは
反対方向に回転している。用紙Pは給紙搬送ローラ45
からレジストローラ61〜64までの距離より少し多く
搬送されて、その先端を停止もしくは反対方向に回転し
ているレジストローラ61〜64とピンチローラ65と
の接点(ニップ部)につき当て、図2の破線のように所
定量撓む。ここで用紙Pの先端Pbは回転軸67と平行
に補正される。
ンタ1では、給紙カセット3に積層された用紙Pは次の
ようにして転写ローラ8まで搬送される。給紙搬送ロー
ラ45は、半円部45aと分離パッド5aとの間に用紙
Pを一枚づつ挟んで搬送する。給紙搬送ローラ45が半
円部45aの一端から他端まで回転すると、用紙Pの先
端はレジストローラ61〜64とピンチローラ65との
間に達する。このとき各レジストローラ61〜64は停
止もしくは用紙Pを転写ローラ8へ搬送する方向Cとは
反対方向に回転している。用紙Pは給紙搬送ローラ45
からレジストローラ61〜64までの距離より少し多く
搬送されて、その先端を停止もしくは反対方向に回転し
ているレジストローラ61〜64とピンチローラ65と
の接点(ニップ部)につき当て、図2の破線のように所
定量撓む。ここで用紙Pの先端Pbは回転軸67と平行
に補正される。
【0027】続いて、給紙搬送ローラ45はその弦部を
用紙P隔離された状態で停止し、各レジストローラ61
〜64が回転を始める。更に、用紙Pはレジストローラ
61〜64によって転写ローラ8まで搬送される。転写
ローラ8は、レジストローラ61〜64に比べて低速で
回転しており、用紙Pに確実にトナー像を転写すること
ができる。また、このとき給紙コロローラ43は分離パ
ッド5aとの間に用紙Pの後方部分を挟むと共に、用紙
Pの移動に応じて回転している。
用紙P隔離された状態で停止し、各レジストローラ61
〜64が回転を始める。更に、用紙Pはレジストローラ
61〜64によって転写ローラ8まで搬送される。転写
ローラ8は、レジストローラ61〜64に比べて低速で
回転しており、用紙Pに確実にトナー像を転写すること
ができる。また、このとき給紙コロローラ43は分離パ
ッド5aとの間に用紙Pの後方部分を挟むと共に、用紙
Pの移動に応じて回転している。
【0028】このため、給紙ローラ4から転写ローラ8
に至る用紙Pには、次のような力が作用する。すなわ
ち、図3に例示するように、回転軸67と一体に回転す
るレジストローラ61,62,63,64からは搬送力
F1 ,F2 ,F3 ,F4 がそれぞれ作用する。但し、レ
ジストローラ63,64の用紙Pとの当接圧はレジスト
ローラ61,62のそれよりも小さいので、搬送力F3
,F4 は搬送力F1 ,F2 よりも小さくなる(説明の
便宜上、図3および後述の図6における力ベクトルF1
,F2 ,……の長さの比は力の大きさの比と異な
る)。前述のように、給紙搬送ローラ45は用紙Pから
隔離された状態で停止しているので何等力を及ぼさず、
分離パッド5aとの間で用紙Pを挟んでいる給紙コロロ
ーラ43からは搬送力とは反対方向の抗力F5 が作用す
る。更に、用紙Pの給紙カセット3上に配設される部分
には他の用紙Pとの摩擦力が抗力F6 として作用し、レ
ジストローラ61〜63より低速で回転する転写ローラ
8からも抗力F7 が作用する。また、搬送力F1 〜F4
および抗力F5 の作用点は各ローラ(61〜63,およ
び64,43)と用紙Pとの接触部分の中央と考えら
れ、抗力F6 ,F7 の作用点は用紙Pの中心線上にある
と考えられる。従って、これらの搬送力F1 〜F4 およ
び抗力F5 〜F7 の合力を次のようにして算出すること
ができる。
に至る用紙Pには、次のような力が作用する。すなわ
ち、図3に例示するように、回転軸67と一体に回転す
るレジストローラ61,62,63,64からは搬送力
F1 ,F2 ,F3 ,F4 がそれぞれ作用する。但し、レ
ジストローラ63,64の用紙Pとの当接圧はレジスト
ローラ61,62のそれよりも小さいので、搬送力F3
,F4 は搬送力F1 ,F2 よりも小さくなる(説明の
便宜上、図3および後述の図6における力ベクトルF1
,F2 ,……の長さの比は力の大きさの比と異な
る)。前述のように、給紙搬送ローラ45は用紙Pから
隔離された状態で停止しているので何等力を及ぼさず、
分離パッド5aとの間で用紙Pを挟んでいる給紙コロロ
ーラ43からは搬送力とは反対方向の抗力F5 が作用す
る。更に、用紙Pの給紙カセット3上に配設される部分
には他の用紙Pとの摩擦力が抗力F6 として作用し、レ
ジストローラ61〜63より低速で回転する転写ローラ
8からも抗力F7 が作用する。また、搬送力F1 〜F4
および抗力F5 の作用点は各ローラ(61〜63,およ
び64,43)と用紙Pとの接触部分の中央と考えら
れ、抗力F6 ,F7 の作用点は用紙Pの中心線上にある
と考えられる。従って、これらの搬送力F1 〜F4 およ
び抗力F5 〜F7 の合力を次のようにして算出すること
ができる。
【0029】すなわち図6(A)に例示するように、先
ず、抗力F6 ,F7 は同一直線上に配設されるので、そ
のまま加算して一つの力ベクトルF6 +F7 にまとめる
ことができる。また、抗力F5 とこのF6 +F7 との合
力Fkは次のようにして算出することができる。すなわ
ち、大きさを|F5 |+|F6 +F7 |とし、その作用
点を、F5 の作用点からF6 およびF7 の作用点に至る
線分を|F6 +F7 |:|F5 |に内分する点に定める
のである。このようにして全ての抗力F5 〜F7 の合力
Fkを算出することができる。同様にして、全ての搬送
力F1 〜F4 の合力Fhを算出する場合も、搬送力F1
,F2 の作用点の中点に作用点を有する合力F9 を算
出し、この合力F9 と搬送力F3 とを合成した合力F10
を算出し、更にこの合力F10と搬送力F4 とを合成すれ
ばよい。
ず、抗力F6 ,F7 は同一直線上に配設されるので、そ
のまま加算して一つの力ベクトルF6 +F7 にまとめる
ことができる。また、抗力F5 とこのF6 +F7 との合
力Fkは次のようにして算出することができる。すなわ
ち、大きさを|F5 |+|F6 +F7 |とし、その作用
点を、F5 の作用点からF6 およびF7 の作用点に至る
線分を|F6 +F7 |:|F5 |に内分する点に定める
のである。このようにして全ての抗力F5 〜F7 の合力
Fkを算出することができる。同様にして、全ての搬送
力F1 〜F4 の合力Fhを算出する場合も、搬送力F1
,F2 の作用点の中点に作用点を有する合力F9 を算
出し、この合力F9 と搬送力F3 とを合成した合力F10
を算出し、更にこの合力F10と搬送力F4 とを合成すれ
ばよい。
【0030】本実施例では、こうして算出した合力F
k,Fhがほぼ同一直線上に配設されるよう各レジスト
ローラ61〜64の当接圧が設定されている。従って、
本実施例では、給紙ローラ4から転写ローラ8に至る用
紙Pには回転力が作用しない。このため、搬送中に用紙
Pが傾くのを良好に防止することができる。
k,Fhがほぼ同一直線上に配設されるよう各レジスト
ローラ61〜64の当接圧が設定されている。従って、
本実施例では、給紙ローラ4から転写ローラ8に至る用
紙Pには回転力が作用しない。このため、搬送中に用紙
Pが傾くのを良好に防止することができる。
【0031】更に、本実施例では最小幅の用紙P1 に対
しても同様の作用・効果が生じる。すなわち、図3およ
び図6(B)に例示するように、用紙P1 に対しては給
紙コロローラ43からの抗力F5 が用紙P1 の中心線上
に作用し、他の用紙P1 からの抗力F6′ および転写ロ
ーラ8からの抗力F7′ も、同じく用紙P1 の中心線上
に作用する。このため、抗力F5 ,F6′ ,F7′ はそ
のまま加算することができる。また、用紙P1 にはレジ
ストローラ61および62から搬送力F1 およびF2 が
作用するが、これらの合力Fh′は、各搬送力F1 ,F
2 の作用点の中心に作用し|F1 |+|F2 |の大きさ
を有する。本実施例では、給紙コロローラ43がレジス
トローラ61,62の中間に対応する位置に配設されて
おり、合力Fh′と合力F5 +F6′ +F7′ とが同一
直線上に配設される。従って、用紙P1 の傾きを防止す
ることができる。
しても同様の作用・効果が生じる。すなわち、図3およ
び図6(B)に例示するように、用紙P1 に対しては給
紙コロローラ43からの抗力F5 が用紙P1 の中心線上
に作用し、他の用紙P1 からの抗力F6′ および転写ロ
ーラ8からの抗力F7′ も、同じく用紙P1 の中心線上
に作用する。このため、抗力F5 ,F6′ ,F7′ はそ
のまま加算することができる。また、用紙P1 にはレジ
ストローラ61および62から搬送力F1 およびF2 が
作用するが、これらの合力Fh′は、各搬送力F1 ,F
2 の作用点の中心に作用し|F1 |+|F2 |の大きさ
を有する。本実施例では、給紙コロローラ43がレジス
トローラ61,62の中間に対応する位置に配設されて
おり、合力Fh′と合力F5 +F6′ +F7′ とが同一
直線上に配設される。従って、用紙P1 の傾きを防止す
ることができる。
【0032】なお、上記実施例において、給紙ローラ4
は第2ローラに、転写ローラ8は第3ローラにそれぞれ
相当する。また、上記実施例では、レジストローラ6
3,64の用紙Pへの当接圧を他のレジストローラ6
1,62の当接圧より低くすることによって、搬送力F
3 ,F4 を搬送力F1 ,F2 より小さくしているが、搬
送力F1 〜F4 の大きさを異ならせて用紙P,P1 の傾
きを防止する方法はこの他種々考えられる。例えば、レ
ジストローラ63,64の材質を、レジストローラ6
1,62より用紙Pとの摩擦係数の小さい素材で構成し
ても、同様に、搬送力F3 を搬送力F1 ,F2 より小さ
くすることができる。一例として、レジストローラ6
3,64をポリアセタールなどの合成樹脂で構成した場
合、レジストローラ63,64の当接圧をそれぞれ35
0g重と大きくすることができる。
は第2ローラに、転写ローラ8は第3ローラにそれぞれ
相当する。また、上記実施例では、レジストローラ6
3,64の用紙Pへの当接圧を他のレジストローラ6
1,62の当接圧より低くすることによって、搬送力F
3 ,F4 を搬送力F1 ,F2 より小さくしているが、搬
送力F1 〜F4 の大きさを異ならせて用紙P,P1 の傾
きを防止する方法はこの他種々考えられる。例えば、レ
ジストローラ63,64の材質を、レジストローラ6
1,62より用紙Pとの摩擦係数の小さい素材で構成し
ても、同様に、搬送力F3 を搬送力F1 ,F2 より小さ
くすることができる。一例として、レジストローラ6
3,64をポリアセタールなどの合成樹脂で構成した場
合、レジストローラ63,64の当接圧をそれぞれ35
0g重と大きくすることができる。
【0033】例えば、レジストローラ63,64の用紙
Pへの当接圧が他のレジストローラ61,62の当接圧
より著しく低い場合、図5に示すように偶然に用紙Pの
右側すなわちレジストローラ64側が先になって傾いて
搬送されたときに、その用紙Pの先端Pbは、当接圧が
低いレジストローラ63,64とピンチローラ65との
間に入り込んでしまう。その後も給紙搬送ローラ45が
用紙Pを撓ませるべくレジストローラ61,62へ向け
て搬送しても、用紙Pの傾きは充分に補正できない。
Pへの当接圧が他のレジストローラ61,62の当接圧
より著しく低い場合、図5に示すように偶然に用紙Pの
右側すなわちレジストローラ64側が先になって傾いて
搬送されたときに、その用紙Pの先端Pbは、当接圧が
低いレジストローラ63,64とピンチローラ65との
間に入り込んでしまう。その後も給紙搬送ローラ45が
用紙Pを撓ませるべくレジストローラ61,62へ向け
て搬送しても、用紙Pの傾きは充分に補正できない。
【0034】上記のようにレジストローラ63,64の
摩擦係数を小さくし、かつ当接圧を大きくすると、用紙
Pの先端Pbがレジストローラ63,64に最初に当接
した場合にも、先端Pbがレジストローラ63,64と
ピンチローラ65との間に入り込むのを防止して、先端
Pbを回転軸67と平行にすることが確実にできる。従
って、一層良好に用紙P,P1 の傾きを防止することが
できる。なお、レジストローラ63の摩擦係数は自由に
設定できないが、レジストローラ63の当接圧は、板バ
ネ71の変位量を変えることによって自由に設定でき
る。本実施例では、レジストローラ63の摩擦係数を変
えると共にその当接圧も変えることによって、搬送力F
3 を上記値に設定し、確実に用紙P,P1 の傾きを防止
することができる。
摩擦係数を小さくし、かつ当接圧を大きくすると、用紙
Pの先端Pbがレジストローラ63,64に最初に当接
した場合にも、先端Pbがレジストローラ63,64と
ピンチローラ65との間に入り込むのを防止して、先端
Pbを回転軸67と平行にすることが確実にできる。従
って、一層良好に用紙P,P1 の傾きを防止することが
できる。なお、レジストローラ63の摩擦係数は自由に
設定できないが、レジストローラ63の当接圧は、板バ
ネ71の変位量を変えることによって自由に設定でき
る。本実施例では、レジストローラ63の摩擦係数を変
えると共にその当接圧も変えることによって、搬送力F
3 を上記値に設定し、確実に用紙P,P1 の傾きを防止
することができる。
【0035】また、搬送力F1 ,F2 および抗力F5 が
充分に大きい場合、レジストローラ63を充分に摩擦係
数の小さい素材で構成すれば、レジストローラ63の当
接圧もレジストローラ61,62と同様の値とすること
ができる。更に、レジストローラ63を回転軸67に対
してある程度滑るように構成すれば、レジストローラ6
3をゴムで構成してもよい。そして、いずれの場合も用
紙P,P1 の傾きを防止することができる。
充分に大きい場合、レジストローラ63を充分に摩擦係
数の小さい素材で構成すれば、レジストローラ63の当
接圧もレジストローラ61,62と同様の値とすること
ができる。更に、レジストローラ63を回転軸67に対
してある程度滑るように構成すれば、レジストローラ6
3をゴムで構成してもよい。そして、いずれの場合も用
紙P,P1 の傾きを防止することができる。
【0036】また、図7に例示するように、レジストロ
ーラ63および64に代えて、レジストローラ62より
小径でゴム製のレジストローラ163、およびレジスト
ローラ163より更に小径で同じくゴム製のレジストロ
ーラ164を、回転軸67にそれぞれ固定してもよい。
このように構成した場合、レジストローラ163の外周
速度はレジストローラ61,62の外周速度より小さ
く、レジストローラ164の外周速度は更に小さくな
る。すると、レジストローラ163,164の外周速度
は用紙Pの搬送速度より小さくなり、レジストローラ1
63,164と用紙Pとの間に用紙Pの搬送を阻止する
方向の摩擦力が作用する。この結果、レジストローラ1
63,164の搬送力F13,F14はレジストローラ6
1,62の搬送力F1 ,F2 に対して順次小さくなる。
従って、搬送力F1 ,F2 ,F13,F14の合力と、抗力
F5 ,F6 ,F7 の合力とが一直線上に配設され、用紙
Pの傾きを防止することができる。また、レジストロー
ラ163,164の半径を変えることによって、レジス
トローラ163,164の外周速度は自由に変化させる
ことができる。従って、搬送力F13,F14を所望の値に
設定して、用紙P,P1 の傾きを防止することが容易に
できる。
ーラ63および64に代えて、レジストローラ62より
小径でゴム製のレジストローラ163、およびレジスト
ローラ163より更に小径で同じくゴム製のレジストロ
ーラ164を、回転軸67にそれぞれ固定してもよい。
このように構成した場合、レジストローラ163の外周
速度はレジストローラ61,62の外周速度より小さ
く、レジストローラ164の外周速度は更に小さくな
る。すると、レジストローラ163,164の外周速度
は用紙Pの搬送速度より小さくなり、レジストローラ1
63,164と用紙Pとの間に用紙Pの搬送を阻止する
方向の摩擦力が作用する。この結果、レジストローラ1
63,164の搬送力F13,F14はレジストローラ6
1,62の搬送力F1 ,F2 に対して順次小さくなる。
従って、搬送力F1 ,F2 ,F13,F14の合力と、抗力
F5 ,F6 ,F7 の合力とが一直線上に配設され、用紙
Pの傾きを防止することができる。また、レジストロー
ラ163,164の半径を変えることによって、レジス
トローラ163,164の外周速度は自由に変化させる
ことができる。従って、搬送力F13,F14を所望の値に
設定して、用紙P,P1 の傾きを防止することが容易に
できる。
【0037】更に、本発明はレーザプリンタ1以外に
も、例えばインクジェットプリンタなど種々の画像形成
装置に適用することができる。但し、インクジェットプ
リンタなどのように転写ローラ8を有さない画像形成装
置では、抗力F7 が作用しない。このため、搬送力F1
〜F3 の合力、または搬送力F1 ,F2 ,F13,F14の
合力と抗力F4 〜F6 の合力とが一直線上に配設される
よう設計すればよい。
も、例えばインクジェットプリンタなど種々の画像形成
装置に適用することができる。但し、インクジェットプ
リンタなどのように転写ローラ8を有さない画像形成装
置では、抗力F7 が作用しない。このため、搬送力F1
〜F3 の合力、または搬送力F1 ,F2 ,F13,F14の
合力と抗力F4 〜F6 の合力とが一直線上に配設される
よう設計すればよい。
【0038】また、上記各実施例では、給紙ローラ4を
最大幅の用紙Pの幅方向に偏って設け、用紙P,P1 の
同じ側の端縁Pa,Pa1 の位置を同じにして搬送する
画像形成装置に対して本発明を適用している。特にこの
種の給紙ローラ4を有する画像形成装置では、前述のよ
うに、小型化、軽量化が可能となると共に製造コストを
低減することができるといった独特の作用・効果が生じ
る。しかしその反面、給紙ローラ4を偏って設けたこと
により、給紙ローラ4の抗力と搬送ローラ6の搬送力の
合力とが一直線上に配設されず、用紙Pに回転力を加え
てしまうといった傾向が従来より指摘されていた。これ
に対して、上記各実施例の構成をこの種の画像形成装置
に対して適用すれば、用紙Pに回転力が加わるのを良好
に防止して、かつ小型化、軽量化、低コスト化を実現す
ることができるのである。
最大幅の用紙Pの幅方向に偏って設け、用紙P,P1 の
同じ側の端縁Pa,Pa1 の位置を同じにして搬送する
画像形成装置に対して本発明を適用している。特にこの
種の給紙ローラ4を有する画像形成装置では、前述のよ
うに、小型化、軽量化が可能となると共に製造コストを
低減することができるといった独特の作用・効果が生じ
る。しかしその反面、給紙ローラ4を偏って設けたこと
により、給紙ローラ4の抗力と搬送ローラ6の搬送力の
合力とが一直線上に配設されず、用紙Pに回転力を加え
てしまうといった傾向が従来より指摘されていた。これ
に対して、上記各実施例の構成をこの種の画像形成装置
に対して適用すれば、用紙Pに回転力が加わるのを良好
に防止して、かつ小型化、軽量化、低コスト化を実現す
ることができるのである。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1記載の発
明では、用紙に加わる搬送方向の力の合力と、その搬送
方向の力に対して作用する抗力の合力とをほぼ一直線上
に配設することができる。このため、用紙に回転力が作
用しないので、平行度を良好に保持して、用紙を傾ける
ことなく搬送することができる。従って、用紙に傾いて
画像が形成されるのを良好に防止することができる。
明では、用紙に加わる搬送方向の力の合力と、その搬送
方向の力に対して作用する抗力の合力とをほぼ一直線上
に配設することができる。このため、用紙に回転力が作
用しないので、平行度を良好に保持して、用紙を傾ける
ことなく搬送することができる。従って、用紙に傾いて
画像が形成されるのを良好に防止することができる。
【0040】請求項2記載の発明では、ローラの用紙と
の当接圧を異ならせることによってその搬送力を異なら
せている。従って、請求項1記載の発明の効果に加え
て、更に、搬送方向の力の合力と抗力の合力とをほぼ同
一直線上に配設するための調整を容易に行うことができ
る。
の当接圧を異ならせることによってその搬送力を異なら
せている。従って、請求項1記載の発明の効果に加え
て、更に、搬送方向の力の合力と抗力の合力とをほぼ同
一直線上に配設するための調整を容易に行うことができ
る。
【0041】請求項3記載の発明では、各ローラの用紙
との当接圧を所定値以上に保持したまま用紙に回転力が
加わるのを防止することができるので、停止したローラ
に用紙の先端が食い込むのを良好に防止することができ
る。従って、請求項1記載の発明の効果に加えて、更
に、停止したローラの間に用紙を搬送することにより用
紙の先端をローラの回転軸と平行に揃える動作などを確
実に行うことができる。
との当接圧を所定値以上に保持したまま用紙に回転力が
加わるのを防止することができるので、停止したローラ
に用紙の先端が食い込むのを良好に防止することができ
る。従って、請求項1記載の発明の効果に加えて、更
に、停止したローラの間に用紙を搬送することにより用
紙の先端をローラの回転軸と平行に揃える動作などを確
実に行うことができる。
【0042】請求項4記載の発明では、請求項3記載の
発明と同様、停止したローラに用紙の先端が食い込むの
を良好に防止することができるので、請求項1記載の発
明の効果に加えて、停止したローラの間に用紙を搬送す
ることにより用紙の先端をローラの回転軸と平行に揃え
る動作などを確実に行うことができる。更に本発明で
は、搬送方向の力の合力と抗力の合力とをほぼ同一直線
上に配設するための調整を容易に行うことができる。
発明と同様、停止したローラに用紙の先端が食い込むの
を良好に防止することができるので、請求項1記載の発
明の効果に加えて、停止したローラの間に用紙を搬送す
ることにより用紙の先端をローラの回転軸と平行に揃え
る動作などを確実に行うことができる。更に本発明で
は、搬送方向の力の合力と抗力の合力とをほぼ同一直線
上に配設するための調整を容易に行うことができる。
【0043】請求項5記載の発明では、用紙の幅方向に
偏って設けられた第2ローラを備えた用紙搬送装置に対
して、用紙に回転力が作用するのを良好に防止すること
ができる。従って、この種の用紙搬送装置に対しても請
求項1と同様の効果を得ることができる。
偏って設けられた第2ローラを備えた用紙搬送装置に対
して、用紙に回転力が作用するのを良好に防止すること
ができる。従って、この種の用紙搬送装置に対しても請
求項1と同様の効果を得ることができる。
【0044】請求項6記載の発明では、積層された用紙
間に摩擦力が発生しても請求項5記載の発明と同様の効
果を得ることができる。請求項7記載の発明では、ロー
ラの列方向に長く形成された第3ローラを備えた装置に
対して用紙に回転力が作用するのを良好に防止すること
ができる。従ってこの種の用紙搬送装置に対しても、請
求項5記載の発明と同様の効果を得ることができる。
間に摩擦力が発生しても請求項5記載の発明と同様の効
果を得ることができる。請求項7記載の発明では、ロー
ラの列方向に長く形成された第3ローラを備えた装置に
対して用紙に回転力が作用するのを良好に防止すること
ができる。従ってこの種の用紙搬送装置に対しても、請
求項5記載の発明と同様の効果を得ることができる。
【0045】更に、請求項8記載の発明では、先ず、用
紙の先端をローラに当てて停止して用紙の傾きを防止
し、その後、複数のローラで上記のように用紙の傾きを
生じないように搬送することができる。このため、用紙
の傾きをきわめて良好に防止することができる。
紙の先端をローラに当てて停止して用紙の傾きを防止
し、その後、複数のローラで上記のように用紙の傾きを
生じないように搬送することができる。このため、用紙
の傾きをきわめて良好に防止することができる。
【図1】実施例のレーザプリンタの構成を概略的に表す
断面図である。
断面図である。
【図2】実施例のレーザプリンタの給紙ローラから転写
ローラに至る機構の構成を概略的に表す側面図である。
ローラに至る機構の構成を概略的に表す側面図である。
【図3】実施例のレーザプリンタの給紙ローラから転写
ローラに至る機構の構成を概略的に表す平面図である。
ローラに至る機構の構成を概略的に表す平面図である。
【図4】実施例のレーザプリンタのピンチローラの構成
を表す斜視図である。
を表す斜視図である。
【図5】実施例の用紙の先端を揃える動作を表す説明図
である。
である。
【図6】実施例の用紙に作用する搬送力および抗力の合
力を表す説明図である。
力を表す説明図である。
【図7】他の実施例のレーザプリンタの給紙ローラから
転写ローラに至る機構の構成を概略的に表す平面図であ
る。
転写ローラに至る機構の構成を概略的に表す平面図であ
る。
1…レーザプリンタ 3…給紙カセット 4…
給紙ローラ 5…ホルダ 6…搬送ローラ 8…
転写ローラ 43…給紙コロローラ 45…給紙搬送ローラ 61,62,63,64,163,164…レジストロ
ーラ 65…ピンチローラ 71…板バネ P,P1
…用紙
給紙ローラ 5…ホルダ 6…搬送ローラ 8…
転写ローラ 43…給紙コロローラ 45…給紙搬送ローラ 61,62,63,64,163,164…レジストロ
ーラ 65…ピンチローラ 71…板バネ P,P1
…用紙
Claims (8)
- 【請求項1】 用紙の幅方向に複数並列して設けられ、
該用紙を搬送するローラを備えた用紙搬送装置におい
て、 少なくとも一つの上記ローラの上記用紙に対する搬送力
を、他の上記ローラのそれと異ならせることにより、上
記用紙に加わる搬送方向の力の合力と、該搬送方向の力
に対して上記用紙に加わる抗力の合力とがほぼ同一直線
上に配設されるようにしてなることを特徴とする用紙搬
送装置。 - 【請求項2】 少なくとも一つの上記ローラの上記用紙
との当接圧を、他の上記ローラのそれと異ならせること
により、その搬送力を異ならせたことを特徴とする請求
項1記載の用紙搬送装置。 - 【請求項3】 少なくとも一つの上記ローラの上記用紙
との摩擦係数を、他の上記ローラのそれと異ならせるこ
とにより、その搬送力を異ならせたことを特徴とする請
求項1記載の用紙搬送装置。 - 【請求項4】 少なくとも一つの上記ローラの外周速度
を、他の上記ローラのそれと異ならせることにより、そ
の搬送力を異ならせたことを特徴とする請求項1記載の
用紙搬送装置。 - 【請求項5】 上記ローラの上流に、上記用紙の幅方向
の一方に偏って設けられた第2ローラを備え、 該第2ローラに近接した側の上記ローラの搬送力と、上
記第2ローラから離間した側の上記ローラの搬送力とを
異ならせることを特徴とする請求項1記載の用紙搬送装
置。 - 【請求項6】 上記第2ローラが、積層された上記用紙
の最上面の用紙に接して、該最上面の用紙を一枚づつ搬
送するものであることを特徴とする請求項5記載の用紙
搬送装置。 - 【請求項7】 上記ローラの下流に、上記ローラの列方
向に長く形成された第3ローラを配設したことを特徴と
する請求項5記載の用紙搬送装置。 - 【請求項8】 上記ローラが、上記第2ローラにより搬
送された用紙の先端を一旦停止して上記ローラと上記第
2ローラとの間で上記用紙を湾曲させた後、上記ローラ
の下流側へ搬送することを特徴とする請求項5記載の用
紙搬送装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6061385A JPH07267423A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 用紙搬送装置 |
US08/408,042 US5540423A (en) | 1994-03-30 | 1995-03-21 | Sheet feeding device having a plurality of rollers positioned side by side |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6061385A JPH07267423A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 用紙搬送装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07267423A true JPH07267423A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=13169659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6061385A Pending JPH07267423A (ja) | 1994-03-30 | 1994-03-30 | 用紙搬送装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5540423A (ja) |
JP (1) | JPH07267423A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007276898A (ja) * | 2006-04-03 | 2007-10-25 | Seiko Epson Corp | 被記録媒体送りローラ及びその製造方法、記録装置、液体噴射装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US5938355A (en) * | 1996-10-14 | 1999-08-17 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeder and printer fitted with sheet feeder |
KR0184571B1 (ko) * | 1996-10-16 | 1999-05-15 | 삼성전자주식회사 | 잉크 젯 프린터의 용지걸림 방지 구조 |
JPH10152243A (ja) * | 1996-11-21 | 1998-06-09 | Brother Ind Ltd | 用紙送り装置および印字装置 |
DE19702304C2 (de) * | 1997-01-23 | 2000-05-18 | Eastman Kodak Co | Vorrichtung zur Abnahme von flächigen Gegenständen von einem Stapel |
JP2000062974A (ja) * | 1998-08-20 | 2000-02-29 | Canon Inc | シート材給送装置及び記録装置 |
JP2001010758A (ja) * | 1999-06-29 | 2001-01-16 | Canon Inc | シート処理装置及び画像形成装置 |
JP2002154698A (ja) * | 2000-11-17 | 2002-05-28 | Fuji Photo Film Co Ltd | シート体搬送装置 |
DE10128576A1 (de) * | 2001-06-13 | 2002-12-19 | Sms Demag Ag | Verfahren und Vorrichtung zum Umlenken von Bändern |
KR100444593B1 (ko) * | 2002-07-04 | 2004-08-16 | 삼성전자주식회사 | 인쇄기기의 자동 급지장치 |
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JP4197449B2 (ja) * | 2003-04-02 | 2008-12-17 | シャープ株式会社 | シート搬送ガイド |
US6978998B2 (en) * | 2003-05-05 | 2005-12-27 | Lite-On Technology Corporation | Positioning structure of roller adapted for an auto document feed apparatus |
JP6255890B2 (ja) * | 2013-10-22 | 2018-01-10 | 富士ゼロックス株式会社 | 搬送装置、画像形成装置 |
Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JPH03133845A (ja) * | 1989-10-18 | 1991-06-07 | Minolta Camera Co Ltd | 原稿搬送装置 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01308330A (ja) * | 1988-06-07 | 1989-12-13 | Fujitsu Ltd | 紙送り方法 |
JP2651602B2 (ja) * | 1988-07-29 | 1997-09-10 | 理想科学工業株式会社 | 給紙装置 |
-
1994
- 1994-03-30 JP JP6061385A patent/JPH07267423A/ja active Pending
-
1995
- 1995-03-21 US US08/408,042 patent/US5540423A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US5540423A (en) | 1996-07-30 |
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