JP2002154698A - シート体搬送装置 - Google Patents
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Abstract
シートを片側基準で高精度に搬送する。 【解決手段】 蓄積性蛍光体シート40を挟持して基準
位置5において片側基準で搬送するローラ対3を、駆動
ローラ1およびニップローラ2により構成する。ニップ
ローラ2は中空の中軸21とゴム製のローラ部22A,
22B,22Cとからなる。中軸21は、基準位置5側
の外径が基準位置5とは反対側の外径よりも大きく形成
された中芯軸23により回転自在に支持される。また、
中芯軸23の両端部は圧縮バネ27a,27bにより駆
動ローラ1側に付勢される。圧縮バネ27bのバネ力は
圧縮バネ27aのバネ力よりも大きく設定される。これ
により、シート40のサイズに拘わらずシート40は駆
動ローラ1およびニップローラ2に均等に挟持されて搬
送される。
Description
に寸法が異なる複数種類のシート体を搬送するシート体
搬送装置に関し、とくに搬送されるシート体の曲がりを
防止したシート体搬送装置に関するものである。
線画像を一旦シート状の蓄積性蛍光体(蓄積性蛍光体シ
ート)に撮影記録し、蓄積性蛍光体シートをレーザ光等
の励起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝
尽発光光を光電的に読み取ってデジタルの画像信号を
得、この画像信号に基づいて被写体の放射線画像を写真
感光材料等の記録材料、CRT等に可視像として出力さ
せる放射線画像記録再生システムが提案されている。
シートは1枚ずつカセッテに収容され、あるいは複数枚
ずつマガジンに収容されて取り扱われている。
体シートに蓄積記録された放射線画像の読取りを行うた
めの読取部と、読取り後に蓄積性蛍光体シートに残存す
る放射線画像を消去する消去部とを備えた放射線画像読
取装置が採用されている。この放射線画像読取装置で
は、外部の撮影装置により被写体の放射線画像が蓄積記
録された蓄積性蛍光体シートを収容するカセッテまたは
マガジン(以下容器とする)が装填部に装填された後、
この容器が開蓋された状態でシート体搬送装置の作用下
に容器から蓄積性蛍光体シートが取り出される。
ト体搬送装置を介して読取部に搬送され、レーザ光等の
照射により蓄積性蛍光体シートに蓄積記録された放射線
画像の読取処理が行われる。蓄積性蛍光体シートはさら
に残存する放射線画像が消去された後、装填部に装填さ
れている同一のまたは別の容器内に収容され、この容器
と一体的に放射線画像読取装置から取り出される。
等の写真感光材料に放射線画像を再生する画像再生装置
が用いられている。この画像再生装置では、複数枚の写
真感光材料が収容されたマガジンから、写真感光材料が
吸着機構の作用下に1枚ずつ取り出されてシート体搬送
装置に受け渡され、シート体搬送装置を介して記録部に
移送される。記録部では、蓄積性蛍光体シートから得ら
れた放射線画像がレーザ光等の照射によって写真フイル
ムに露光記録される。
性蛍光体シートや写真フイルム(以下シート体とする)
は、用途等に応じて種々の異なる寸法に形成されてい
る。このため、放射線画像読取装置や画像再生装置(以
下処理装置とする)では、シート体の一方の側部側を基
準位置に沿わせるようにして、このシート体を片側基準
で搬送するシート体搬送装置が一般的に使用されてい
る。
である。図10に示すようにこのシート体搬送装置は、
不図示のモータ等の駆動源により回転駆動される駆動ロ
ーラ101と、駆動ローラ101の上方に配設され、搬
送されるシート体140を駆動ローラ101とともに挟
持するニップローラ102とを有するローラ対103を
備える。駆動ローラ101およびニップローラ102
は、それぞれ中軸111,121と、中軸111,12
1の両端部および中央部に所定の間隔離間して取り付け
られたゴム製のローラ部112A,112B,112
C,122A,122B,122Cとを備える。ニップ
ローラ102はその両端部が軸受125a,125bを
介して、圧縮バネ127a,127bにより駆動ローラ
101に向けて押圧されている。そして、不図示の駆動
源が駆動すると、駆動ローラ101およびニップローラ
102によりシート体140が挟持されて紙面に対して
垂直方向に搬送される。この際、幅方向の寸法が異なる
複数種類のシート体140は、一方の側部140a側を
基準位置105に沿うようにして片側基準に搬送され
る。したがって、図10に示すように、幅方向において
小サイズのシート体140を搬送する場合には、シート
体140は、駆動ローラ101およびニップローラ10
2のローラ部112A,112B,122A,122B
により両端部が挟持されて搬送される。一方、大サイズ
のシート体140は、全てのローラ部112A,112
B,112C,122A,122B,122Cにより両
端部および中央部が挟持されて搬送される。
ネ力の設定について説明する。図11は大サイズのシー
ト体140を搬送する際の圧縮バネ127a,127b
のバネ力の設定を説明するための図である。図11にお
いて、大サイズのシート体140を搬送する際に最も搬
送力が大きいのはローラ部112A,122Aおよびロ
ーラ部112C,122Cの外側部分である。したがっ
て、ローラ部112A,122Aおよびローラ部112
C,122Cの外側部分に作用する挟持力をf1,f2
とした場合、f1=f2となれば大サイズのシート体1
40は曲がることなく搬送される。よって、圧縮バネ1
27a,127bのバネ力F1,F2はF1=F2とす
ればよい。
体搬送装置においては、小サイズのシート体140を搬
送する場合、シート体140は図10に示すようにロー
ラ部112A,112B,122A,122Bにのみ挟
持されて搬送されるため、ローラ部112C,122C
にはシート体140の厚さ分隙間が生じることとなる。
ここで、ニップローラ102の両端部がF1=F2のバ
ネ力により圧縮バネ127a,127bにより駆動ロー
ラ101に向けて押圧されている場合に、ローラ部11
2C,122Cに隙間が生じると、ローラ部122Cの
自重とともに隙間を無くそうとするモーメントがニップ
ローラ102に作用し、ニップローラ102が上記隙間
を無くす方向に傾斜してしまう。このように小サイズの
シート体140搬送時にニップローラ102が傾斜する
と、中央のローラ部112B,122Bによるシート体
140の挟持力が大きくなり、その結果、シート体14
0のローラ部112B,122Bにより挟持された部分
の搬送速度が大きくなって、シート体140は紙面に向
かって右側に曲がって搬送されてしまう。とくに、ロー
ラ部112B,122Bはゴム製であるため、上記モー
メントにより潰れが生じることから、搬送速度の増大を
避けることは困難である。したがって、小サイズのシー
ト体140を搬送することを考慮すると、圧縮バネ12
7a,127bのバネ力は下記のように設定する必要が
ある。
する際の圧縮バネ127a,127bのバネ力の設定を
説明するための図である。図12において、小サイズの
シート体140を搬送する際に最も搬送力が大きいのは
ローラ部112A,122Aおよびローラ部112B,
122Bの外側部分である。したがって、ローラ部11
2A,122Aおよびローラ部112B,122Bの外
側部分に作用する挟持力をf3,f4とした場合、f3
=f4となれば小サイズのシート体140は曲がること
なく搬送される。ここで、ニップローラ102の両端部
の支点間の距離(すなわち軸受125a,125b間の
距離)をL、軸受125bとローラ部112B,122
Bの外側部分までの距離をL2、圧縮バネ127a,1
27bのバネ力をF3,F4とすると、f3=f4とな
るための条件は、F3・L=F4・L/(L−L2)+
(ローラ部122Cの自重)となる。この式を解くと、
F3>F4となる。
7aのバネ力F3を圧縮バネ127bのバネ力F4より
も大きくすることにより、ローラ部112A,122A
とローラ部112B,122Bとのシート体140の挟
持力を略同一とすれば、小サイズのシート体140の搬
送曲がりを防止することができる。
aの付勢力を大きくするとF1>F2(F3>F4)と
なる。このため、大サイズのシート体140を搬送する
場合には、基準位置105側のローラ部112A,12
2Aによるシート体140の挟持力が大きくなり、その
結果、シート体140のローラ部112A,122Aに
より挟持された端部の搬送速度が大きくなって、シート
体140が紙面に向かって左側に曲がって搬送されてし
まう。しかしながら、ローラ部112A,112B,1
12C,122A,122B,122Cとシート体14
0との間には摩擦力が存在するため、F1>F2として
も大サイズのシート体140はそれほど大きく曲がらな
いこととなる。
おいて蓄積性蛍光体シートが僅かでも曲がって搬送され
ると、読み取られた放射線画像には、画像の辺縁部が傾
斜して現れることとなり、その結果放射線画像が非常に
見苦しいものとなる。このような辺縁部の傾斜は画像処
理により無くすことができるが、傾斜が大きいと処理に
も限界がある。よって、シート体をより精密に搬送する
ことが要求されている。
り、シート体のサイズに拘わらず搬送曲がりを低減でき
るシート体搬送装置を提供することを目的とするもので
ある。
送装置は、少なくとも幅方向の寸法が異なる複数種類の
シート体を、該幅方向と直交する搬送方向に平行な一方
の側部側が基準位置に沿うようにして該搬送方向に搬送
するシート体搬送装置において、前記複数種類のシート
体を挟持して回転する駆動ローラおよび該駆動ローラに
前記シート体を自重および所定の押圧力により押圧する
ニップローラからなるローラ対を備え、前記ニップロー
ラが、前記基準位置側部分の重量が該基準位置とは反対
側部分の重量よりも大きく、かつ前記基準位置側の端部
から所定長さ部分の重量が略均等に形成されてなり、前
記所定の押圧力が、前記基準位置側よりも該基準位置と
は反対側の方が大きい値に設定されてなることを特徴と
するものである。
の幅方向のサイズに応じた長さであり、例えば搬送する
シート体の幅方向のサイズがニップローラの長さの1/
2である場合には、所定長さはニップローラの長さの1
/2となる。
の反対側部分の重量よりも大きくして、ニップローラの
長さ程度の幅を有するシート体を搬送すると、基準位置
側のシート体の挟持力が大きくなることから、シート体
が基準位置とは反対側に曲がって搬送されてしまう。こ
のため、「所定の押圧力」を、大サイズのシート体を搬
送する際に搬送曲がりが生じない程度に、基準位置側よ
りも基準位置とは反対側の方が大きい値となるように設
定している。
いては、前記駆動ローラおよび前記ニップローラが、前
記シート体の幅方向に延在する中軸と、該中軸に所定の
間隔ずつ離間して設けられた、前記シート体を挟持する
複数のローラ部とを備え、前記ニップローラの前記基準
位置側のローラ部と該基準位置側のローラ部に最も近接
するローラ部との間の重量が略均等に形成されてなるも
のとしてもよい。
ズに拘わらず、シート体の幅方向端部あるいはその近傍
をローラ部が挟持可能な間隔のことをいう。例えば、使
用するシート体のサイズがニップローラの軸方向長さと
略同一の幅寸法を有する大サイズ、および大サイズの略
1/2の幅方向寸法を有する小サイズのみである場合に
は、「所定の間隔」は、ニップローラの両端部および略
中央部分にローラ部が設けられる間隔となる。
からなることが好ましい。また、その厚さは1.5〜2
mm程度とすることにより、ニップローラの所定の押圧
力による潰れの増大を防止できる。
基準位置側部分の外径を、該基準位置とは反対側部分の
外径よりも大きく形成してもよい。
パイプ状部材と該パイプ状部材を回転自在に支持する中
芯軸とからなるものとし、該中芯軸の前記基準位置側部
分の外径を、該基準位置とは反対側部分の外径よりも大
きく形成してもよい。
準位置側部分を、該基準位置側とは反対側部分よりも重
量材料により形成してもよい。
およびニップローラにより挟持されて、搬送方向に搬送
される。この際、ニップローラはその自重および所定の
押圧力により駆動ローラに押圧されている。ここで、ニ
ップローラは基準位置側部分の重量がそれとは反対側部
分の重量よりも大きく、基準位置側端部から所定長さ部
分の重量が略均等である。このため、基準位置とは反対
側の押圧力が基準位置側の押圧力よりも大きく設定され
ていても、その所定長さ以下の幅寸法を有するシート体
を搬送する際には、搬送中のシート体に作用する押圧力
はシート体の幅方向において略均等となることから、シ
ート体両端部の搬送速度は略同一となり、その結果、シ
ート体の搬送曲がりを小さくすることができる。
有するシート体を搬送する際には、ニップローラの自重
により基準位置側の押圧力が大きくなるが、ニップロー
ラは上記所定の押圧力、すなわち基準位置側とは反対側
部分の押圧力を基準位置側部分の押圧力よりも大きくし
た押圧力により駆動ローラに向けて押圧されているた
め、搬送中のシート体に作用する押圧力はシート体の幅
方向両端部において略均等となる。これにより、両端部
の搬送速度は略同一となるため、シート体の搬送曲がり
を小さくすることができる。したがって、シート体の幅
方向の寸法に拘わらず、シート体を正確に搬送すること
ができる。
形態について説明する。
送装置を備えた放射線画像読取装置の概略構成説明図で
ある。
は、操作部およびモニタの機能を有するタッチパネル5
4が設けられ、タッチパネル54の下方にカセッテ56
を着脱自在なカセッテ装填部58が設けられる。このカ
セッテ装填部58内には、枚葉部60が構成され、この
枚葉部60の下方にはシート体搬送装置50を介して消
去部64および読取部66が配設される。このシート体
搬送装置50により構成される搬送路上に、消去部64
を構成する複数の消去用光源70が配置される。
れた蓄積性蛍光体シート(シート体、以下単にシートと
する場合もある)40を副走査方向(矢印A方向)に搬
送する第1および第2ローラ対74,76を有する副走
査系78と、副走査方向に搬送される蓄積性蛍光体シー
ト40に主走査方向(副走査方向に略直交する方向)に
レーザ光Lを照射する光学系80と、レーザ光Lの照射
により蓄積性蛍光体シート40から発生する輝尽発光光
を光電的に読取る集光系82とを備えている。
を収容する筺体84と、筺体84の開口部86を開閉自
在な蓋体88とを有し、カセッテ装填部58には蓋体8
8を開閉するための不図示の開閉手段が設けられてい
る。
88が解放されたカセッテ56内に侵入自在な2つの吸
着盤90a,90bと、この吸着盤90a,90bをカ
セッテ56とシート体搬送装置50との間で進退させ、
カセッテ56内の蓄積性蛍光体シート40をシート体搬
送装置50に送り出し可能な不図示の移動機構を備え
る。
等の駆動源により回転駆動される駆動ローラ1と、駆動
ローラ1の上方に配設され、搬送されるシート40を駆
動ローラ1とともに挟持するニップローラ2とを備えた
2つのローラ対3、複数のローラ対7および読取部66
の上流側に配設された1つのローラ対3を備える。
送装置50のうち、枚葉部60の下流側にある2つのロ
ーラ対の構成を示す斜視図、図3は図2のB方向矢視図
である。なお、読取部66の上流側のローラ対3は、枚
葉部60の下流側にある2つのローラ対3の一方と同一
の構成を有するため、ここでは上記2つのローラ対3に
ついてのみ説明し、読取部66の上流側のローラ対3に
ついては説明を省略する。
蓄積性蛍光体シート40の搬送方向に並列されている。
2つのローラ対3の間には、シート40を搬送方向上流
側のローラ対3から下流側のローラ対3に案内するため
のガイド板4が配設されている。なお、図3においては
ガイド板4を省略している。ここで、本実施形態のシー
ト体搬送装置50は、その幅方向の寸法が大小2種類の
サイズのシート40の搬送に用いられるものとする。ま
た、本実施形態においては、シート40はその一方の側
部40a側を基準位置5に沿わせるようにして、片側基
準で搬送される。
部材からなる中軸11と、中軸11の両端部および中央
部に取り付けられたゴム製のローラ部12A,12B,
12Cとから構成される。なお、ローラ部12A,12
Bの間隔は小サイズのシート40を搬送する際にその幅
方向の両端部を挟持可能な間隔であり、ローラ部12
A,12Cの間隔は大サイズのシート40を搬送する際
にその幅方向の両端部を挟持可能な間隔である。また、
中軸11には中軸11を一体的に支持するステンレス製
の中芯軸13が嵌挿されている。そして、中芯軸13の
両端部が不図示の支持部材により回転自在に支持され、
かつ一方の端部が駆動源に接続されている。これによ
り、中芯軸13が駆動源により回転駆動されると、中軸
11は中芯軸13と一体となって回転する。
らなる樹脂製の中軸21と、中軸21の両端部および中
央部に取り付けられたゴム製のローラ部22A,22
B,22Cとから構成される。なお、ローラ部22A,
22B,22Cは駆動ローラ1のローラ部12A,12
B,12Cと対峙する位置に取り付けられている。
22A,22B,22Cは、その厚さを1.5〜2mm
程度に形成されている。
面図である。図4に示すように、中軸21には、中軸2
1を一体的に支持するステンレス製の中芯軸23が嵌挿
されている。図5は中芯軸23の構成を示す図である。
中芯軸23は、基準位置5側の端部23aから略中央部
23cまでの外径が、略中央部23cから基準位置5側
とは反対側の端部23bまでの外径よりも大きくなるよ
うに形成されている。例えば、端部23aから略中央部
23cまでの外径が13mm、略中央部23cから端部
23bまでの外径が8mmとなるように形成されてい
る。なお、中芯軸23の外径を全長さ方向に亘って小径
に形成し、端部23aと略中央部23c間に、鉛等から
なる重りを端部23aと略中央部23cとの間の重量が
略均等となるように取り付けるようにしてもよい。
は、それぞれ軸受25a,25bに回転自在に支持され
ている。軸受25a,25bは、駆動ローラ1を回避す
るように湾曲して延在する湾曲部26a,26bを備え
ており、湾曲部26a,26bの端部が図3の矢印C方
向に付勢された圧縮バネ27a,27bに取り付けられ
ている。圧縮バネ27a,27bの湾曲部26a,26
bとは反対側の端部は支持部28a,28bに支持され
ている。したがって、ニップローラ2は駆動ローラ1に
向けて自重および圧縮バネ27a,27bのバネ力によ
り押圧されている。なお、中芯軸23の外径の差異によ
る両端部の重量差を補償すべく、圧縮バネ27bのバネ
力は圧縮バネ27aのバネ力よりも大きくなるように設
定されている。
る。まず、不図示の撮影装置により人体等の被写体の放
射線画像が蓄積記録された蓄積性蛍光体シート40が、
カセッテ56内に遮光して収容された状態で放射線画像
読取装置52を構成するカセッテ装填部58にセットさ
れる。その際、カセッテ装填部58に設けられている不
図示のロック解除手段により、カセッテ56の蓋体88
が所定の角度位置まで揺動され、開口部86が解放され
る。
性蛍光体シート40に比吸着面が吸着され、不図示の移
動機構により吸着盤90a,90bがシート体搬送装置
50に向けて移動する。これにより、シート40が吸着
盤90a,90bに吸着保持されてカセッテ56の開口
部86から取り出される。
装置50のローラ対3に挟持される。ここで、ローラ対
3は不図示のモータの駆動力により予め所定の速度で回
転しており、シート40の先端がローラ対3に挟持され
るのと略同時に、吸着盤90a,90bによるシート4
0の吸着保持が解除される。これにより、シート40は
ローラ対3から他のローラ対7に連続的に受け渡された
後、一旦消去部64を通過し、さらにローラ対3を通過
して読取部66に搬送される。
が副走査系78を介して矢印A方向に搬送されながら、
光学系80からレーザ光Lがシート40の記録面側に主
走査される。これにより、蓄積性蛍光体シート40に蓄
積記録された放射線画像が集光系82により光電的に読
み取られることとなる。
積性蛍光体シート40は逆方向に搬送され、鉛直方向上
方に移動する際に消去部64に設けられた複数の消去用
光源70を介して残存する放射線画像の消去が行われ
る。シート40はさらに枚葉部60を介してカセッテ5
6内に送り込まれる。そこで、カセッテ56がカセッテ
装填部58から引き出されると、不図示の閉蓋手段を介
して蓋体88が筺体84側に閉動し、開口部86が遮光
された状態で、カセッテ56が放射線画像読取装置52
から取り出される。
画像の読取りを行う場合、図6に示すように、シート4
0はその側部40aを基準位置5に沿うようにして片側
基準で搬送される。この際、シート40は駆動ローラ1
のローラ部12A,12Bおよびニップローラ2のロー
ラ部22A,22Bにより挟持されて搬送される。ニッ
プローラ2のローラ部22A,22B間においては、中
芯軸23がローラ部22B,22C間と比較して太く形
成されているため、端部23b側の圧縮バネ27bのバ
ネ力が端部23a側の圧縮バネ27aのバネ力よりも大
きく設定されていても、ローラ部22A,22Bにより
シート40に作用する押圧力は略均等となる。したがっ
て、シート40の両端部の搬送速度は略同一となり、こ
れにより、シート40の搬送曲がりを小さくすることが
できる。
には、図7に示すように、シート40は、その側部40
aを基準位置5に沿うようにして片側基準で搬送され
る。この際、シート40は、駆動ローラ1の全てのロー
ラ部12A,12B,12Cおよびニップローラ2の全
てのローラ部22A,22B,22Cにより挟持され
る。ニップローラ2のローラ部22A,22B間におい
ては、中芯軸23がローラ部22B,22C間と比較し
て太く形成されているため、ニップローラ2の自重によ
り基準位置5側の押圧力が大きくなる。しかしながら、
中芯軸23の端部23c側の圧縮バネ27bのバネ力
は、端部23a側の圧縮バネ27aのバネ力よりも大き
く設定されているため、搬送中のシート40に作用する
押圧力はシート40の幅方向両端部において略均等とな
る。これにより、シート40の両端部の搬送速度は略同
一となり、これによりシート40の搬送曲がりを小さく
することができる。したがって、シート40の幅方向の
寸法に拘わらず、シート40を正確に搬送することがで
きる。
を端部23a側で大きくし、端部23b側で小さくなる
ように形成しているため、ニップローラ2の中軸21お
よびローラ部22A,22B,22Cと駆動ローラ1の
中軸11およびローラ部12A,12B,12Cとを同
一の構成とすることができる。ここで、中軸11,21
は樹脂製であり、金型によって成形されるものである。
したがって、中軸11,21とで同一の金型を使用する
ことができ、これにより、装置の製造コストを低減する
ことができる。
C,22A,22B,22Cの厚さを1.5〜2mm程
度の比較的薄いものとしているため、小サイズのシート
40の搬送時に仮にニップローラ2がローラ部12C,
22C間の隙間を無くすように傾斜したとしても、中央
のローラ部12B,22Bの潰れを比較的少なくするこ
とができる。したがって、シート40の搬送曲がりの程
度を低減することができる。
ーラ2の中芯軸23の外径を端部23a側で大きくし、
端部23b側で小さくなるように形成しているが、図8
に示すように、中空でない中軸21を使用し、中軸21
の外径を基準位置5側で大きくし、基準位置5側とは反
対側で小さくなるように形成してもよい。また、図9に
示すように、中軸21の基準位置5側すなわち部分Aを
ステンレス等の比較的重量のある材料により形成し、基
準位置5とは反対側すなわち部分Bを樹脂などのステン
レスよりも軽量の材料により形成し、これらを接合する
ことにより中軸21を形成してもよい。
光体シート40を搬送するシート体搬送装置50を用い
て説明したが、これに限定されるものではなく、写真フ
イルム等の写真感光材料を搬送する場合にも、本発明に
よるシート体搬送装置を適用することができる。
えた画像情報読取装置の概略構成説明図
ち、2つのローラ対の構成を示す斜視図
す図
す図
構成を示す図
ーラの構成を示す図
設定を説明するための図
設定を説明するための図
ローラ部 25a,25b 軸受 26a,26b 湾曲部 27a,27b 圧縮バネ 28a,28b 支持部 40 蓄積性蛍光体シート 50 シート体搬送装置 52 放射線画像読取装置
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも幅方向の寸法が異なる複数
種類のシート体を、該幅方向と直交する搬送方向に平行
な一方の側部側が基準位置に沿うようにして該搬送方向
に搬送するシート体搬送装置において、 前記複数種類のシート体を挟持して回転する駆動ローラ
および該駆動ローラに前記シート体を自重および所定の
押圧力により押圧するニップローラからなるローラ対を
備え、 前記ニップローラが、前記基準位置側部分の重量が該基
準位置とは反対側部分の重量よりも大きく、かつ前記基
準位置側の端部から所定長さ部分の重量が略均等に形成
されてなり、 前記所定の押圧力が、前記基準位置側よりも該基準位置
とは反対側の方が大きい値に設定されてなることを特徴
とするシート体搬送装置。 - 【請求項2】 前記駆動ローラおよび前記ニップロー
ラが、前記シート体の幅方向に延在する中軸と、 該中軸に所定の間隔ずつ離間して設けられた、前記シー
ト体を挟持する複数のローラ部とを備え、 前記ニップローラの前記基準位置側のローラ部と該基準
位置側のローラ部に最も近接するローラ部との間の重量
が略均等に形成されてなることを特徴とする請求項1記
載のシート体搬送装置。 - 【請求項3】 前記ニップローラの中軸の前記基準位
置側部分の外径が、該基準位置とは反対側部分の外径よ
りも大きく形成されてなることを特徴とする請求項2記
載のシート体搬送装置。 - 【請求項4】 前記ニップローラの中軸が、中空のパ
イプ状部材と該パイプ状部材を回転自在に支持する中芯
軸とからなり、該中芯軸の前記基準位置側部分の外径
が、該基準位置とは反対側部分の外径よりも大きく形成
されてなることを特徴とする請求項2記載のシート体搬
送装置。 - 【請求項5】 前記ニップローラの中軸の前記基準位
置側部分が、該基準位置側とは反対側部分よりも重量材
料により形成されてなることを特徴とする請求項2記載
のシート体搬送装置。
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