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JP2000062974A - シート材給送装置及び記録装置 - Google Patents

シート材給送装置及び記録装置

Info

Publication number
JP2000062974A
JP2000062974A JP10234394A JP23439498A JP2000062974A JP 2000062974 A JP2000062974 A JP 2000062974A JP 10234394 A JP10234394 A JP 10234394A JP 23439498 A JP23439498 A JP 23439498A JP 2000062974 A JP2000062974 A JP 2000062974A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet material
feeding
sheet
recording
rotary body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10234394A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichiro Kawaguchi
川口  浩一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP10234394A priority Critical patent/JP2000062974A/ja
Priority to US09/370,908 priority patent/US6318855B1/en
Publication of JP2000062974A publication Critical patent/JP2000062974A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J13/00Devices or arrangements of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, specially adapted for supporting or handling copy material in short lengths, e.g. sheets
    • B41J13/10Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides
    • B41J13/103Sheet holders, retainers, movable guides, or stationary guides for the sheet feeding section
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H3/00Separating articles from piles
    • B65H3/02Separating articles from piles using friction forces between articles and separator
    • B65H3/06Rollers or like rotary separators
    • B65H3/0661Rollers or like rotary separators for separating inclined-stacked articles with separator rollers above the stack
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65HHANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL, e.g. SHEETS, WEBS, CABLES
    • B65H2404/00Parts for transporting or guiding the handled material
    • B65H2404/10Rollers
    • B65H2404/11Details of cross-section or profile
    • B65H2404/111Details of cross-section or profile shape
    • B65H2404/1112D-shape

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)
  • Handling Of Cut Paper (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、葉書を含めたあらゆるシート材で
押し跡等を付けることなく斜行の防止を図り、且つ使い
勝手の良いシート材給送装置及びこれを備えた記録装置
を提供することを可能にすることを目的としている。 【解決手段】 給送ローラ5がシートガイド8aから近
い順に第1のローラゴム5e、第2のローラゴム5f、
第3のローラゴム5gが設けられ、第2のローラゴム5
fの外径d2が第1のローラゴム5eの外径d1よりも大き
くなるように構成したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ、複
写機、プリンタ等の記録装置に装備されるシート材給送
装置に係り、詳しくはシート材を自動的に1枚ずつ分離
給送するシート材給送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、記録装置で使用されるシート材を
給送する方法としては、シート材を1枚ずつ手差し給送
するか、或いは自動給送装置によって自動的且つ連続的
に給送する方法が知られている。
【0003】自動給送装置によりシート材を1枚ずつ自
動的且つ連続的に給送する際には、シート材の分離方式
としてシート材の先端角部を押さえ込む分離爪を用いた
爪分離方式やシート材とシート材積載手段との摩擦によ
り分離する摩擦分離方式が広く用いられているが、従来
から分離及び給送時のシート材の斜行を少なくするため
に様々な工夫がなされている。
【0004】一方、日本国内では年賀状やダイレクトメ
ール、各種の簡易領収書等の通信手段として葉書が多量
に使用されており、そのプリントボリュームは大きく、
また、インクジェット記録装置においては近年写真画質
の記録装置が多く発売されており、葉書を精度良く給送
する給送装置が望まれている。
【0005】例えば、特開平7-165338号公報(第1公知
例)に開示された技術では給送ローラとシート材とを給
送中に一部離間させることによりシート材の斜行補正を
行っている。また、特開平6-305585号公報(第2公知
例)に開示された技術ではシート材のサイズに応じたガ
イド部材を設けることによりシート材のサイズに関わら
ず斜行が発生しない構成をとっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
各公知例において、給送ローラとシート材とを給送中に
一部離間させることにより斜行補正を行う第1公知例の
場合には、給送ローラとシート材との離間動作中に離間
手段によってシート材上に押し付けた跡が付く場合が有
り、品質に問題があった。また、シート材が葉書である
場合には1つの給送ローラで給送するために給送ローラ
を離間させることによる効果が働かず、斜行防止が十分
でなかった。
【0007】また、シート材のサイズに応じたガイド部
材を設けた第2公知例の場合には、シート材のサイズに
よってはユーザが異なるガイド部材を操作する必要が有
り、使い勝手が良いとはいえず、誤操作を招く可能性が
あった。
【0008】本発明は前記課題を解決するものであり、
その目的とするところは、葉書を含めたあらゆるシート
材で押し跡等を付けることなく斜行の防止を図り、且つ
使い勝手の良いシート材給送装置及びこれを備えた記録
装置を提供せんとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明に係るシート材給送装置の代表的な構成は、シ
ート材を積載するシート材積載手段と、前記シート材積
載手段に積載されたシート材を送り出すシート材給送手
段と、シート材を1枚ずつ分離する分離手段と、シート
材の一側端を案内するガイド部材とを有するシート材給
送装置において、前記シート材給送手段は、シート材接
触面が高摩擦材で形成され、且つ同軸上に配置され、前
記ガイド部材からの距離が近い順に第1の給送回転体、
第2の給送回転体、第3の給送回転体を有し、前記第
1、第2の給送回転体の外径は一部分は異なり、前記第
2の給送回転体の最大外径が前記第1の給送回転体の最
大外径よりも大きいことを特徴とする。
【0010】上記構成によれば、ガイド部材からの距離
が遠い側の第2の給送回転体の最大外径が前記ガイド部
材からの距離が近い側の第1の給送回転体の最大外径よ
りも大きいことで、第2の給送回転体によるシート材の
送り量が第1の給送回転体によるシート材の送り量より
も多いため分離手段によってガイド部材からシート材の
先端が離れる方向に送られようとする作用を阻止してシ
ート材の斜行を防止することが出来る。
【0011】また、前記第3の給送回転体の外径は一部
分は異なり、前記第1の給送回転体の最大外径が前記第
3の給送回転体の最大外径よりも大きい場合には、ガイ
ド部材からの距離が近い側の第1の給送回転体の最大外
径が前記ガイド部材からの距離が遠い側の第3の給送回
転体の最大外径よりも大きいことで、第1の給送回転体
によるシート材の送り量が第3の給送回転体によるシー
ト材の送り量よりも多いためガイド部材と反対側に分離
手段がない構成において分離手段がない側でシート材の
先端が落ち気味にセットされた場合でも該シート材の先
端の落ち込み分だけシート材の送り量を抑制してシート
材の斜行を防止することが出来る。
【0012】また、本発明に係るシート材給送装置の他
の代表的な構成は、シート材を積載するシート材積載手
段と、前記シート材積載手段に積載されたシート材を送
り出すシート材給送手段と、シート材を1枚ずつ分離す
る分離手段と、シート材の一側端を案内するガイド部材
とを有するシート材給送装置において、前記シート材給
送手段は、シート材接触面が高摩擦材で形成され、且つ
同軸上に配置され、前記ガイド部材からの距離が近い順
に第1の給送回転体、第2の給送回転体、第3の給送回
転体を有し、前記第1、第2の給送回転体の摩擦係数は
異なり、前記第2の給送回転体の摩擦係数が前記第1の
給送回転体の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする。
【0013】上記構成によれば、ガイド部材からの距離
が遠い側の第2の給送回転体の摩擦係数が前記ガイド部
材からの距離が近い側の第1の給送回転体の摩擦係数よ
りも大きいことで、第2の給送回転体によるシート材の
送り力が第1の給送回転体によるシート材の送り力より
も大きいため結果的に第2の給送回転体によるシート材
の送り量が第1の給送回転体によるシート材の送り量よ
りも多くなり、分離手段によってガイド部材からシート
材の先端が離れる方向に送られようとする作用を阻止し
てシート材の斜行を防止することが出来る。
【0014】また、前記第1、第3の給送回転体の摩擦
係数は異なり、前記第1の給送回転体の摩擦係数が前記
第3の給送回転体の摩擦係数よりも大きい場合には、ガ
イド部材からの距離が近い側の第1の給送回転体の摩擦
係数が前記ガイド部材からの距離が遠い側の第3の給送
回転体の摩擦係数よりも大きいことで、第1の給送回転
体によるシート材の送り力が第3の給送回転体によるシ
ート材の送り力よりも大きいため、結果的に第1の給送
回転体によるシート材の送り量が第3の給送回転体によ
るシート材の送り量よりも多くなり、ガイド部材と反対
側に分離手段がない構成において分離手段がない側でシ
ート材の先端が落ち気味にセットされた場合でも該シー
ト材の先端の落ち込み分だけシート材の送り量を抑制し
てシート材の斜行を防止することが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】図により本発明に係るシート材給
送装置及びこれを備えた記録装置の一例としてインクジ
ェット記録装置に適用した場合の一実施形態を具体的に
説明する。図1は本発明に係るシート材給送装置を備え
た記録装置の構成を示す斜視図、図2は本発明に係るシ
ート材給送装置を備えた記録装置の構成を示す断面説明
図、図3は本発明に係るシート材給送装置のシート材給
送部の構成を示す正面図、図4は本発明に係るシート材
給送装置のシート材給送部の構成を示す断面説明図、図
5はシート材給送手段の構成を示す断面図、図6はシー
ト材が葉書の場合に分離手段に設けられたテーパー形状
部によってガイド部材からシート材の先端が離れる方向
に送られようとする作用を示す正面図、図7はシート材
が葉書の場合の分離給送状態を示す正面図、図8はシー
ト材が葉書の場合の分離給送状態を示す側面説明図、図
9はシート材が葉書の場合の分離給送状態を示す正面断
面図、図10はシート材が普通紙の場合の分離給送状態を
示す正面図、図11はシート材が普通紙の場合の分離給送
状態を示す側面説明図、図12はシート材が普通紙の場合
の分離給送状態を示す正面断面図である。
【0016】先ず、本発明に係るシート材給送装置を備
えた記録装置の第1実施形態について説明するが、ここ
で、図1〜図3を用いて本発明に係るシート材給送装置
を備えた記録装置の全体構成について説明する。図1〜
図3に示す本実施形態の記録装置は自動給送装置一体型
の記録装置であって、給送部1、搬送部2、キャリッジ
部3、クリーニング部4等を有して構成されている。
【0017】給送部1は、図2に示すように、30〜6
0°の角度を持って記録装置本体側に取り付けられてお
り、セットされた紙や合成樹脂等からなるシート材であ
る記録シートPは印字後に水平に排出される構成となっ
ている。
【0018】給送部1はシート材給送手段を構成する給
送回転体である給送ローラ5、分離手段となる分離爪
6、可動サイドガイド7、ベース8、シート材積載手段
となる圧板9、圧板バネ10、給送カム11等を有して構成
されている。
【0019】そして、通常は給送カム11が圧板バネ10の
付勢力に抗して圧板9を押し下げており、これによって
記録シートPは給送ローラ5から離れている。一方、記
録シートPが圧板9上に載置してセットされた状態で、
給送命令によりフィードモータ12から駆動伝達を受けた
給送カム11及び給送ローラ5が回転し、給送カム11が圧
板9から離れると該圧板9が圧板バネ10により付勢され
て上昇し、給送ローラ5と記録シートPとが接して該給
送ローラ5の回転に伴い記録シートPがピックアップさ
れ、分離爪6により1枚ずつ分離され、分離された記録
シートPは搬送部2へと送られる。
【0020】給送ローラ5と給送カム11は記録シートP
を搬送部2へ送り込むまで一回転し、再び圧板9を給送
ローラ5に対してリリースした状態で給送ローラ5への
駆動は切られ、このイニシャル状態を保持する。
【0021】搬送部2は搬送ローラ13、ピンチローラ1
4、PE(ペーパーエッジ)センサレバー15、PEセン
サ16、プラテン17等を有して構成される。
【0022】搬送部2に送られた記録シートPはプラテ
ン17にガイドされて搬送ローラ13とピンチローラ14とに
よるローラ対13,14に挟持されて搬送される。このロー
ラ対13,14の前にPEセンサレバー15が設けられてお
り、記録シートPの先端を検知し、記録シートP上での
印字位置を求めている。
【0023】前記ローラ対13,14により送られた記録シ
ートPはフィードモータ12によりローラ対13,14が回転
することによりプラテン17上に沿って進み、記録手段と
なるインクジェット記録ヘッド18により所定の画像情報
に基づいた記録を行うことが出来る。
【0024】記録ヘッド18はインクタンクと一体で交換
が容易に構成されている。記録ヘッド18には電気変換体
を備え、印加される熱エネルギーにより生じる圧力変化
を利用して吐出口からインクを吐出して記録を行うもの
を採用している。
【0025】即ち、この記録装置における記録手段とし
ては、記録ヘッド18からインクを吐出して記録するイン
クジェット記録方式を用いている。この記録ヘッド18は
微細な液体吐出口(オリフィス)、液路及びこの液路の
一部に設けられるエネルギー作用部と、該作用部にある
液体に作用させる液滴形成エネルギーを発生するエネル
ギー発生手段を備えている。
【0026】このようなエネルギーを発生するエネルギ
ー発生手段としてはピエゾ素子等の電気機械変換体を用
いた記録方法、レーザー等の電磁波を照射して発熱さ
せ、該発熱による作用で液滴を吐出させるエネルギー発
生手段を用いた記録方法、あるいは発熱抵抗体を有する
発熱素子等の電気熱変換体によって液体を加熱して液体
を吐出させるエネルギー発生手段を用いた記録方法等が
ある。
【0027】その中でも熱エネルギーによって液体を吐
出させるインクジェット記録方法に用いられる記録ヘッ
ドは、記録用の液滴を吐出して吐出用液滴を形成するた
めの液体吐出口(オリフィス)を高密度に配列すること
ができるために高解像度の記録をすることが可能であ
る。
【0028】その中でも電気熱変換体をエネルギー発生
手段として用いた記録ヘッドは、コンパクト化も容易で
あり、且つ最近の半導体分野における技術の進歩と信頼
性の向上が著しいIC技術やマイクロ加工技術の長所を
十二分に活用出来、高密度実装化が容易で、製造コスト
も安価なことから有利である。
【0029】また前述した実施形態では記録手段として
インクジェット記録方式を用いたが、記録信号に応じて
電気熱変換体に通電し、前記電気熱変換体によって印加
される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸騰を利
用してインクに生ずる気泡の成長,収縮により、インク
を吐出口より吐出して記録を行うように構成すると更に
好ましい。
【0030】その代表的な構成や原理については、例え
ば米国特許第 4723129号明細書、同第 4740796号明細書
に開示されている基本的な原理を用いて行うものが好ま
しい。
【0031】キャリッジ部3は記録ヘッド18を取り付け
るキャリッジ19と、記録シートPの搬送方向に対して直
角方向に往復走査させるためのガイド軸20と、キャリッ
ジ19の先端を受け、記録ヘッド18と記録シートPとの離
間間隔を維持する補助ガイド21、キャリッジモータ22の
駆動をキャリッジ19に伝達するタイミングベルト23、該
タイミングベルト23を張設するアイドラプーリ24、記録
ヘッド18へ電気基板からのヘッド駆動信号を伝えるため
のフレキシブル基板25等を有して構成される。そして、
記録ヘッド18がキャリッジ19と一体となって走査される
ことによりプラテン17上に搬送された記録シートP上に
画像を形成する。
【0032】排出部は、排出ローラ26と該排出ローラ26
に搬送ローラ13の駆動を伝える伝達ローラ27と、記録シ
ートPの排出を補助するための拍車28、排出トレイ29が
設けられている。記録シートPは画像形成後に搬送ロー
ラ13及び拍車28により挟持されて排出トレイ29上に排出
される。
【0033】クリーニング部4は記録ヘッド18の乾燥を
抑えるためのキャップ30、記録ヘッド18のクリーニング
を行う図示しないチューブポンプ等を有して構成されて
いる。
【0034】次に本発明に係るシート材給送装置の特徴
について図3〜図12を用いて説明する。給送部1はベー
ス8に給送部1の各部品が取り付けられてユニットを形
成している。本実施形態の給送部1は記録シートPの片
側を基準としたものであり、ベース8の図3の右側板の
内側が記録シートPの基準面であるガイド部材となるシ
ートガイド8aとなっている。
【0035】サブトレイ31はベース8に収納可能であ
り、比較的大きいサイズの記録シートPを圧板9に積載
する際にベース8から引き出して記録シートPの背面を
支持するものである。
【0036】図4に示すように、圧板9は両端上部の圧
板軸9aでベース8に結合されており、圧板軸9aを中
心に回転可能になっている。圧板9とベース8との間に
は詳しくは後述する給送ローラ5の第1のローラゴム5
e及び第3のローラゴム5gに略対向する位置に圧板バ
ネ10が配置されている(図9参照)。
【0037】圧板9の第1のローラゴム5e及び第3の
ローラゴム5gに対向する上面には人工皮革等の摩擦係
数の比較的大きいものからなる分離パッド32が設けられ
ており、圧板9上に積載された記録シートPの枚数が少
なくなった時の重送等を防止している。
【0038】また、圧板9には該圧板9上を図3の左右
にスライド可能な可動サイドガイド7が取り付けられて
おり、サイズの異なる記録シートPをシートガイド8a
に当接させてセット出来るようになっている。
【0039】可動サイドガイド7にはユーザが操作する
ためのツマミ7aが設けてあり、可動サイドガイド7を
図3の左右に動かす摺動力は約350gf〜1200gfに
設定されている。ユーザは記録シートPの端面に記録シ
ート当接面7bを当接することにより記録シートPの位
置規制を行う。
【0040】シート材給送手段となる給送ローラ5はベ
ース8に両端を保持されて回転可能に構成されている。
給送ローラ5は共通の軸部5dにより同軸上に配置さ
れ、ベース8に設けられたガイド部材となるシートガイ
ド8aからの距離が近い順に第1の給送回転体である第
1のローラ部5a、第2の給送回転体である第2のロー
ラ部5b、第3の給送回転体である第3のローラ部5c
を有しており、該軸部5d及び第1、第2、第3のロー
ラ部5a,5b,5cはプラスチック等の一体成形品か
らなる。
【0041】前記各ローラ部5a,5b,5cの外周部
には記録シートPに接触して摩擦力により記録シートP
を搬送するための高摩擦材となる第1、第2、第3のロ
ーラゴム5e,5f,5gが設けられている。
【0042】各ローラ部5a,5b,5cは断面D字形
状(或いは半月形状)を有して構成されており、更に第
1のローラ部5a及び第3のローラ部5cの夫々の外側
には各ローラ部5a,5b,5cの外周部に設けられた
第1、第2、第3のローラゴム5e,5f,5gの半径
よりも0.5〜3mm程小さい半径を有するローラコロ33
が設けられており、記録シートPの給送時以外に記録シ
ートPが給送ローラ5の第1、第2、第3のローラゴム
5e,5f,5gに接触することにより画像の乱れ、或
いは給送ローラ5の位置ずれを防止している。
【0043】また、第1、第2、第3のローラゴム5
e,5f,5gはシートガイド8aから順次約40mm、
約90mm、約150mmの位置に固定されている。従っ
て、葉書等の記録シートP1の場合には第1、第2のロー
ラゴム5e,5fにより搬送し、B5、A4サイズ等の
普通紙等の記録シートP2の場合には第1、第3のローラ
ゴム5e,5gにより搬送する。
【0044】また、本実施形態においては、前記第1、
第2の給送回転体である第1、第2のローラ部5a,5
bの外径は少なくとも一部分は異なり、該第2のローラ
部5bの最大外径が第1のローラ部5aの最大外径より
も大きくなるように構成されている。
【0045】即ち、本実施形態では、第2のローラ部5
bの外径が第1のローラ部5aの外径よりも大きく、且
つ第1、第2のローラゴム5e,5fのゴム厚は同じ厚
さで構成されているため第2のローラゴム5fの外径が
第1のローラゴム5eの外径よりも大きくなっている。
【0046】一方、分離爪6は図8に示すように、回動
軸6aを中心として回転可能であり、爪バネ34により記
録シートP側に常時付勢されている。この爪バネ34のバ
ネ圧は10gf〜50gfの間に設定されている。この分離
爪6は記録シートPの給送の際の分離を行うものであ
り、本実施形態では、図3に示すように、シートガイド
8a側のみに設けられている。
【0047】封筒や葉書等の腰の強い記録シートP1を給
送する際には爪バネ34のバネ圧よりも記録シートP1の腰
の強さが勝るため、図8に示すように、記録シートP1が
分離爪6を回動軸6aを中心に回動させて押し倒し、記
録シートP1が給送される。
【0048】また、普通紙等の腰の弱い記録シートP2を
分離する際には爪バネ34のバネ圧が記録シートP1の腰の
強さよりも勝るため、図11に示すように、分離爪6は動
かずに該分離爪6の抵抗により記録シートP2が一枚ずつ
分離されて給送される。
【0049】次に記録シートP1が葉書の場合に上述した
ように第2のローラゴム5fの外径を第1のローラゴム
5eの外径よりも大きく構成したことによる葉書の斜行
防止について詳細に説明する。
【0050】本実施形態の場合、給送部1の記録シート
Pの分離方式はシートガイド8a側に配置された一つの
分離爪6によって行っている。前述したように、普通紙
も厚紙も自動で分離を行うために記録シートPの種類に
よって分離爪6の動作が異なる。
【0051】ここで、葉書P1の給送時には分離爪6を葉
書P1の腰の強さにより押し倒して行くが分離爪6は図6
に示すように普通紙P2における分離機能を果たすために
一部がテーパー形状部6bにより構成されている。この
ため、葉書P1が図6の矢印a方向に進もうとするのに対
して分離爪6のテーパー形状部6bからは図6の矢印b
方向の力を受け、葉書P1は先端がシートガイド8aから
離れる図6の矢印b方向に進もうとし、結果として図6
の破線で示すような斜行が発生する。
【0052】そこで、本実施形態では第2のローラゴム
5fの外径を第1のローラゴム5eの外径よりも大きく
構成したことで、第2のローラゴム5fによる葉書P1の
送り量が第1のローラゴム5eによる葉書P1の送り量よ
りも多いため分離爪6に設けられたテーパー形状部6b
によってシートガイド8aから葉書P1の先端が離れる方
向(図6の矢印b方向)に送られようとする作用を阻止
して葉書P1の斜行を防止することが出来る。
【0053】これは図9に示すように葉書P1の給送時に
は第1のローラゴム5eと第2のローラゴム5fの図9
の左右二つのローラゴム5e,5fのみで給送すること
により実現することが出来るものである。
【0054】本実施形態では、図5に示すように、例え
ば、第1のローラ部5aの外径d4はΦ35.7mm、第2
のローラ部5bの外径d5はΦ36.4mm、第1、第2の
ローラゴム5e,5fのゴム厚t1は夫々1.5mmで等し
い厚さを有する場合、第1のローラゴム5eの外径d1は
Φ38.7mmで第2のローラゴム5fの外径d2はΦ3
9.4mmのように構成される。
【0055】また、図5に示すように、各ローラ部5
a,5b,5cは半月形状(3箇所同形状)をしてお
り、各ローラゴム5e,5f,5gの記録シートPに対
する当接範囲θ1 は軸部5dの回転中心を中心にして2
40°の部分である。
【0056】従って、第1のローラゴム5eによる記録
シートPの送り量は約81mm、第2のローラゴム5fに
よる記録シートPの送り量は約82.5mmとなり、第2
のローラゴム5fによる送り量が約1.5mm多くなる。
この値が本実施形態における葉書P1の斜行補正値となっ
ている。
【0057】即ち、分離爪6に設けられたテーパー形状
部6bによってシートガイド8aから葉書P1の先端が離
れる方向(図6の矢印b方向)に送られようとするが、
これを第2のローラゴム5fが約1.5mmだけ第1のロ
ーラゴム5eよりも多く葉書P1を送ることによって葉書
P1の斜行が防止され、最終的に葉書P1は真っ直ぐに給送
される。
【0058】尚、本実施形態では第3のローラ部5cの
外径d6は第1のローラ部5aの外径d4と等しく、ゴム厚
t1も等しく構成されており、第3のローラゴム5gの外
径d3は第1のローラゴム5eの外径d1と等しく構成され
ている。
【0059】本実施形態において普通紙P2を給送する際
には図12に示す状態となる。前述したように第1のロー
ラゴム5e及び第3のローラゴム5gの半径と第2のロ
ーラゴム5fの半径の差は{(39.4mm−38.7m
m)/2=0.35mm}であり、分離パッド32の圧板9
からの凸量t2が1.15mmであるため普通紙P2のように
腰の弱い記録シートPにおいては圧板9及び分離パッド
32の形状に倣うため第1のローラゴム5eと第3のロー
ラゴム5gのみに接触し、第2のローラゴム5fとは隙
間が約0.8mm空き、接触しない。
【0060】そのため、第2のローラゴム5fの外径d2
を第1、第3のローラゴム5e,5gの外径d1,d3より
も大きくしたことによって普通紙P2の給送性能に悪影響
を及ぼすことがない。
【0061】尚、本発明は本実施形態に記載した数値に
よって何ら限定されるものではなく、各ローラゴム5
e,5f,5gの外径は全てではなく外径の一部のみを
変えることによっても同様な効果が得られる。
【0062】上記構成により、ガイド部材となるシート
ガイド8aからの距離が遠い側の第2の給送回転体とな
る第2のローラゴム5fの最大外径が該シートガイド8
aからの距離が近い側の第1の給送回転体となる第1の
ローラゴム5eの最大外径よりも大きいことで、第2の
ローラゴム5fによる葉書サイズのシート材の送り量が
第1のローラゴム5eによるシート材の送り量よりも多
いため分離手段である分離爪6のテーパー形状部6bに
よってシートガイド8aからシート材の先端が離れる方
向に送られようとする作用を阻止してシート材の斜行を
防止することが出来る。
【0063】従って、葉書サイズのシート材で使い勝手
を犠牲にせず、シート材に押し跡等を付けることなくシ
ート材の斜行防止を図ることが出来る。
【0064】次に本発明に係るシート材給送装置を備え
た記録装置の第2実施形態について説明する。前記第1
実施形態では特に葉書P1の斜行を改善する構成について
説明したが本実施形態では、第1のローラゴム5eの外
径d1を第3のローラゴム5gの外径d3よりも大きく構成
することで更に普通紙P2の斜行精度を向上させることを
可能にしたものである。
【0065】本実施形態では、第1、第3の給送回転体
となる第1、第3のローラゴム5e,5gの外径d1,d3
は少なくとも一部分は異なり、第1のローラゴム5eの
最大外径が第3のローラゴム5gの最大外径よりも大き
く構成されている。
【0066】本実施形態では、例えば、第1のローラゴ
ム5eの外径d1がΦ38.7mm、第2のローラゴム5f
の外径d2がΦ39.4mm、第3のローラゴム5gの外径
d3がΦ38.4mmのように構成される。
【0067】普通紙等の腰の弱い記録シートP2の先端を
規制する分離爪6がシートガイド8a側の片側にしか存
在しない場合には該記録シートP2の圧板9上の積載状態
は図10に示すように、分離爪6を支点として該分離爪6
の無い側が落ち気味にセットされる場合がある。
【0068】この状態から給送ローラ5を回転させて圧
板9上に積載された記録シートP2が給送ローラ5に圧接
されて給送が開始されると従来では斜行が発生していた
が、本実施形態ではシートガイド8a側の第1のローラ
ゴム5eの外径d1を第3のローラゴム5gの外径d3より
も大きく設定してあるため、第1のローラゴム5eによ
る記録シートP2の送り量が第3のローラゴム5gによる
送り量よりも多いためシートガイド8a側の送り量が多
くなり、分離爪6を支点として該分離爪6の無い側が落
ち込んだ分の記録シートP2の斜行を補正することが出来
る。
【0069】即ち、第1のローラゴム5eによる記録シ
ートP2の送り量は約81mm、第3のローラゴム5gによ
る記録シートP2の送り量は約80.4mmとなり、普通紙
P2を給送する場合には第1のローラゴム5eによる送り
量が約0.6mm多くなり、 これが本実施形態における普
通紙P2の斜行補正値となっている。
【0070】尚、普通紙P2の給送時に第1のローラゴム
5eと第3のローラゴム5gのみが普通紙P2に接触し、
第2のローラゴム5fとは隙間が空き、接触しないのは
前記第1実施形態と同様である(図12参照)。これによ
り葉書P1と共に普通紙P2の斜行精度も向上する。他の構
成は前記第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を
得ることが出来る。
【0071】次に本発明に係るシート材給送装置を備え
た記録装置の第3実施形態について説明する。前記第1
実施形態では第1のローラゴム5eと第2のローラゴム
5fの外径d1,d2を変化させることで葉書P1の左右端の
送り量を変えて斜行補正を行ったが、本実施形態では各
ローラゴム5e,5f,5gの外径d1,d2,d3は同じに
設定し、第1、第2の給送回転体となる第1、第2のロ
ーラゴム5e,5fの摩擦係数は異なり、第2のローラ
ゴム5fの摩擦係数が第1のローラゴム5eの摩擦係数
よりも大きくすることで同様の効果を得るように構成し
たものである。
【0072】即ち、本実施形態においては、例えば、第
1のローラゴム5eにEPDM(エチレン・プロピレン
・ジェン・モノマー)ゴムのゴム硬度40°のものを採
用し、第2のローラゴム5fにEPDMゴムのゴム硬度
25°を採用した。葉書P1に対する摩擦係数は第1のロ
ーラゴム5eがμ1 =1.6であり、第2のローラゴム
5fがμ2 =2.0である。各ローラゴム5e,5f,
5gの外径d1,d2,d3はΦ39.4mmで同一とした。
【0073】上記構成により、第2のローラゴム5fの
葉書P1に対する送り量は約82.5mmであり、第1のロ
ーラゴム5eは葉書P1に対する摩擦係数が低いために送
り量に対して約1.8%の滑りが生じ、結果として送り
量は約81mmとなった。これにより前記第1実施形態と
略同様な葉書P1の斜行補正効果が得られる。
【0074】尚、本実施形態では各ローラゴム5e,5
f,5gにEPDMゴムを用いた一例について説明した
が、本発明はこれ等の材料及びゴム硬度の数値に何ら限
定されるものではなく、摩擦係数の関係が上記と同様で
あれば片側或いは両側を例えばウレタンエラストマー等
の他の材料を用いて構成することも出来る。
【0075】本実施形態によっても葉書サイズのシート
材で使い勝手を犠牲にせず、シート材に押し跡を付ける
ことなく斜行防止を図ることが出来る。他の構成は前記
第1実施形態と同様に構成され、同様な効果を得ること
が出来る。
【0076】次に本発明に係るシート材給送装置を備え
た記録装置の第4実施形態について説明する。前記第3
実施形態では特に葉書P1の斜行を改善する構成について
説明したが、本実施形態では第1、第3の給送回転体と
なる第1、第3のローラゴム5e,5gの摩擦係数は異
なり、第1のローラゴム5eの摩擦係数を第3のローラ
ゴム5gの摩擦係数よりも大きく設定することで、更に
普通紙P2の斜行精度も向上させることが出来るものであ
る。
【0077】本実施形態では第1のローラゴム5eにE
PDMゴムのゴム硬度40°のものを採用し、第3のロ
ーラゴム5gにEPDMゴムのゴム硬度50°を採用し
た。普通紙P2に対する摩擦係数は第1のローラゴム5e
がμ1 =1.8であり、第3のローラゴム5gがμ3 =
1.6である。各ローラゴム5e,5f,5gの外径d
1,d2,d3はΦ39.4mmで同一とした。
【0078】上記構成により、第1のローラゴム5eの
普通紙P2に対する送り量は約82.5mmであり、第3の
ローラゴム5gは普通紙P2に対する摩擦係数が低いため
に送り量に対して約0.7%の滑りが生じ、結果として
送り量は約81.9mmとなった。これにより前記第2実
施形態と同様に普通紙P2の斜行補正効果が得られる。
【0079】また、本実施形態においても、各ローラゴ
ム5e,5f,5gにEPDMゴムを用いた一例につい
て説明したが、本発明はこれ等の材料及びゴム硬度の数
値に何ら限定されるものではなく、摩擦係数の関係が上
記と同様であれば片側或いは両側を例えばウレタンエラ
ストマー等の他の材料を用いて構成することも出来る。
【0080】上記構成により葉書P1と共に普通紙P2の斜
行精度も向上することが出来る。他の構成は前記各実施
形態と同様に構成し、同様の効果を得ることが出来る。
【0081】また、前述したインクジェット記録装置の
形態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出
力端末装置として用いられるものの他、リーダ等と組み
合わせた複写装置、更には送受信機能を有するファクシ
ミリ装置の形態をとるもの等であっても良い。
【0082】また、前述した記録手段としてインクジェ
ット記録方式を用いた例を説明したが、本発明は記録方
式をインクジェット記録方式に限定する必要はなく、他
にも熱転写記録方式や感熱記録方式、更にはワイヤード
ット記録方式等のインパクト記録方式、或いはそれ以外
の記録方式であっても適用し得る。またシリアル記録方
式に限定する必要もなく、所謂ライン記録方式を用いて
も良い。
【0083】
【発明の効果】本発明に係るシート材給送装置及びこれ
を備えた記録装置は、上述の如き構成と作用とを有する
ので、ガイド部材からの距離が遠い側の第2の給送回転
体の最大外径が前記ガイド部材からの距離が近い側の第
1の給送回転体の最大外径よりも大きくなるように構成
された場合には、第2の給送回転体によるシート材の送
り量が第1の給送回転体によるシート材の送り量よりも
多いため分離手段によってガイド部材からシート材の先
端が離れる方向に送られようとする作用を阻止してシー
ト材の斜行を防止することが出来る。これにより葉書サ
イズのシート材で使い勝手を犠牲にせずにシート材に押
し跡等を付けることなくシート材の斜行防止を図ること
が出来る。
【0084】また、前記第3の給送回転体の外径は一部
分は異なり、前記第1の給送回転体の最大外径が前記第
3の給送回転体の最大外径よりも大きい場合には、ガイ
ド部材からの距離が近い側の第1の給送回転体の最大外
径が前記ガイド部材からの距離が遠い側の第3の給送回
転体の最大外径よりも大きいことで、第1の給送回転体
によるシート材の送り量が第3の給送回転体によるシー
ト材の送り量よりも多いためガイド部材と反対側に分離
手段がない構成において分離手段がない側でシート材の
先端が落ち気味にセットされた場合でも該シート材の先
端の落ち込み分だけシート材の送り量を抑制してシート
材の斜行を防止することが出来る。これにより葉書以外
の普通紙等においても同様に斜行防止を図ることが出来
る。
【0085】また、ガイド部材からの距離が遠い側の第
2の給送回転体の摩擦係数が前記ガイド部材からの距離
が近い側の第1の給送回転体の摩擦係数よりも大きくな
るように構成した場合には、第2の給送回転体によるシ
ート材の送り力が第1の給送回転体によるシート材の送
り力よりも大きいため結果的に第2の給送回転体による
シート材の送り量が第1の給送回転体によるシート材の
送り量よりも多くなり、分離手段によってガイド部材か
らシート材の先端が離れる方向に送られようとする作用
を阻止してシート材の斜行を防止することが出来る。こ
れにより葉書サイズのシート材で使い勝手を犠牲にせず
にシート材に押し跡等を付けることなくシート材の斜行
防止を図ることが出来る。
【0086】また、前記第1、第3の給送回転体の摩擦
係数は異なり、前記第1の給送回転体の摩擦係数が前記
第3の給送回転体の摩擦係数よりも大きい場合には、ガ
イド部材からの距離が近い側の第1の給送回転体の摩擦
係数が前記ガイド部材からの距離が遠い側の第3の給送
回転体の摩擦係数よりも大きいことで、第1の給送回転
体によるシート材の送り力が第3の給送回転体によるシ
ート材の送り力よりも大きいため、結果的に第1の給送
回転体によるシート材の送り量が第3の給送回転体によ
るシート材の送り量よりも多くなり、ガイド部材と反対
側に分離手段がない構成において分離手段がない側でシ
ート材の先端が落ち気味にセットされた場合でも該シー
ト材の先端の落ち込み分だけシート材の送り量を抑制し
てシート材の斜行を防止することが出来る。これにより
葉書以外の普通紙等においても同様に斜行防止を図るこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート材給送装置を備えた記録装
置の構成を示す斜視図である。
【図2】本発明に係るシート材給送装置を備えた記録装
置の構成を示す断面説明図である。
【図3】本発明に係るシート材給送装置のシート材給送
部の構成を示す正面図である。
【図4】本発明に係るシート材給送装置のシート材給送
部の構成を示す断面説明図である。
【図5】シート材給送手段の構成を示す断面図である。
【図6】シート材が葉書の場合に分離手段に設けられた
テーパー形状部によってガイド部材からシート材の先端
が離れる方向に送られようとする作用を示す正面図であ
る。
【図7】シート材が葉書の場合の分離給送状態を示す正
面図である。
【図8】シート材が葉書の場合の分離給送状態を示す側
面説明図である。
【図9】シート材が葉書の場合の分離給送状態を示す正
面断面図である。
【図10】シート材が普通紙の場合の分離給送状態を示す
正面図である。
【図11】シート材が普通紙の場合の分離給送状態を示す
側面説明図である。
【図12】シート材が普通紙の場合の分離給送状態を示す
正面断面図である。
【符号の説明】
1…給送部、2…搬送部、3…キャリッジ部、4…クリ
ーニング部、5…給送ローラ、5a,5b,5c…第
1、第2、第3のローラ部、5d…軸部、5e,5f,
5g…第1、第2、第3のローラゴム、6…分離爪、6
a…回動軸、6b…テーパー形状部、7…可動サイドガ
イド、7a…ツマミ、7b…記録シート当接面、8…ベ
ース、8a…シートガイド、9…圧板、9a…圧板軸、
10…圧板バネ、11…給送カム、12…フィードモータ、13
…搬送ローラ、14…ピンチローラ、15…PEセンサレバ
ー、16…PEセンサ、17…プラテン、18…記録ヘッド、
19…キャリッジ、20…ガイド軸、21…補助ガイド、22…
キャリッジモータ、23…タイミングベルト、24…アイド
ラプーリ、25…フレキシブル基板、26…排出ローラ、27
…伝達ローラ、28…拍車、29…排出トレイ、30…キャッ
プ、31…サブトレイ、32…分離パッド、33…ローラコ
ロ、34…爪バネ、P…記録シート、P1…葉書、P2…普通
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C059 AA05 AA26 AA32 BB06 BB11 CC15 CC25 DD15 DD19 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FC01 FC11 GA02 GB01 GC01 GD01 JA11 JC15 JD02 JD09 JD11 JD31 JD37 KA02 KB03 KB04 KB16

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材を積載するシート材積載手段
    と、前記シート材積載手段に積載されたシート材を送り
    出すシート材給送手段と、シート材を1枚ずつ分離する
    分離手段と、シート材の一側端を案内するガイド部材
    と、を有するシート材給送装置において、 前記シート材給送手段は、シート材接触面が高摩擦材で
    形成され、且つ同軸上に配置され、前記ガイド部材から
    の距離が近い順に第1の給送回転体、第2の給送回転
    体、第3の給送回転体を有し、前記第1、第2の給送回
    転体の外径は一部分は異なり、前記第2の給送回転体の
    最大外径が前記第1の給送回転体の最大外径よりも大き
    いことを特徴とするシート材給送装置。
  2. 【請求項2】 前記第3の給送回転体の外径は一部分は
    異なり、前記第1の給送回転体の最大外径が前記第3の
    給送回転体の最大外径よりも大きいことを特徴とする請
    求項1に記載のシート材給送装置。
  3. 【請求項3】 シート材を積載するシート材積載手段
    と、前記シート材積載手段に積載されたシート材を送り
    出すシート材給送手段と、シート材を1枚ずつ分離する
    分離手段と、シート材の一側端を案内するガイド部材
    と、を有するシート材給送装置において、 前記シート材給送手段は、シート材接触面が高摩擦材で
    形成され、且つ同軸上に配置され、前記ガイド部材から
    の距離が近い順に第1の給送回転体、第2の給送回転
    体、第3の給送回転体を有し、前記第1、第2の給送回
    転体の摩擦係数は異なり、前記第2の給送回転体の摩擦
    係数が前記第1の給送回転体の摩擦係数よりも大きいこ
    とを特徴とするシート材給送装置。
  4. 【請求項4】 前記第1、第3の給送回転体の摩擦係数
    は異なり、前記第1の給送回転体の摩擦係数が前記第3
    の給送回転体の摩擦係数よりも大きいことを特徴とする
    請求項3に記載のシート材給送装置。
  5. 【請求項5】 前記分離手段は前記ガイド部材側の片側
    にのみ配置された分離爪であることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれか1項に記載のシート材給送装置。
  6. 【請求項6】 前記分離爪は回動可能に構成され、厚い
    シート材が該分離爪を通過する際には該分離爪を回動さ
    せて押し倒して給送されることを特徴とする請求項5に
    記載のシート材給送装置。
  7. 【請求項7】 前記シート材が葉書の場合は前記第1、
    第2の給送回転体により給送し、前記シート材が普通シ
    ート材の場合には前記第1、第3の給送回転体により給
    送し、且つ前記第2の給送回転体に接触しないように構
    成したことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に
    記載のシート材給送装置。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項に記載のシ
    ート材給送装置を備え、該シート材給送装置により給送
    されたシート材に画像を記録する記録手段を有すること
    を特徴とする記録装置。
  9. 【請求項9】 前記記録手段は、信号に応じてインクを
    吐出して記録を行うインクジェット記録方式で構成した
    ことを特徴とする請求項8に記載の記録装置。
  10. 【請求項10】 前記記録手段は、電気熱変換体によっ
    て印加される熱エネルギーにより、インクに生ずる膜沸
    騰を利用して吐出口からインクを吐出させることを特徴
    とする請求項9に記載の記録装置。
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