JPH07265267A - 眼測定装置 - Google Patents
眼測定装置Info
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- JPH07265267A JPH07265267A JP7033049A JP3304995A JPH07265267A JP H07265267 A JPH07265267 A JP H07265267A JP 7033049 A JP7033049 A JP 7033049A JP 3304995 A JP3304995 A JP 3304995A JP H07265267 A JPH07265267 A JP H07265267A
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- Eye Examination Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成を小型化しながら眼屈折測定を高精度に
行う。 【構成】 点状光源から成る屈折測定用光源23からの
波長光は、ダイクロイックミラー10を通過し、ダイク
ロイックミラー17を反射する。6穴絞り24は光軸を
中心にして等距離等角度に設けられた6個の開口を有し
瞳に共役に配置されている。プリズム板26は6個の楔
プリズムによって構成されている。屈折測定用光源23
から被検眼Eの眼底Erに投影された光束は、眼底Erで反
射され、更に穴あきミラー20で反射され、6穴絞り2
4の開口を通りレンズ25により二次元アレイセンサ1
9に投影され、瞳周辺の3径線方向の6個所から反射光
を取り出す。これらの各径線上の2光点の間隔から各径
線方向の屈折力を測定する。
行う。 【構成】 点状光源から成る屈折測定用光源23からの
波長光は、ダイクロイックミラー10を通過し、ダイク
ロイックミラー17を反射する。6穴絞り24は光軸を
中心にして等距離等角度に設けられた6個の開口を有し
瞳に共役に配置されている。プリズム板26は6個の楔
プリズムによって構成されている。屈折測定用光源23
から被検眼Eの眼底Erに投影された光束は、眼底Erで反
射され、更に穴あきミラー20で反射され、6穴絞り2
4の開口を通りレンズ25により二次元アレイセンサ1
9に投影され、瞳周辺の3径線方向の6個所から反射光
を取り出す。これらの各径線上の2光点の間隔から各径
線方向の屈折力を測定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、眼屈折値を測定するた
めに用いられる眼測定装置に関するものである。
めに用いられる眼測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から構成を小型化した眼測定装置が
求められており、特に小型化を達成しながら高精度な眼
屈折測定が実施できる装置が望まれる。
求められており、特に小型化を達成しながら高精度な眼
屈折測定が実施できる装置が望まれる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、構成
を小型化しながら測定精度を悪化させずに、高精度な眼
屈折測定が行える眼測定装置を提供することにある。
を小型化しながら測定精度を悪化させずに、高精度な眼
屈折測定が行える眼測定装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る眼測定装置は、光分割部材と、該光分割
部材を介して点状光束を被検眼の眼底に投影する投影系
と、前記光分割部材によって分岐した光路の被検眼瞳孔
と略共役な位置に配置した光束絞りと、1つの二次元光
位置センサと、前記投影系により点状光束投影した被検
眼の眼底からの反射光を前記光分割部材と前記光束絞り
とを介して前記二次元光位置センサに導く受光系とを有
し、前記二次元光位置センサで検出した光束の位置を基
に眼屈折値を求めることを特徴とする。
の本発明に係る眼測定装置は、光分割部材と、該光分割
部材を介して点状光束を被検眼の眼底に投影する投影系
と、前記光分割部材によって分岐した光路の被検眼瞳孔
と略共役な位置に配置した光束絞りと、1つの二次元光
位置センサと、前記投影系により点状光束投影した被検
眼の眼底からの反射光を前記光分割部材と前記光束絞り
とを介して前記二次元光位置センサに導く受光系とを有
し、前記二次元光位置センサで検出した光束の位置を基
に眼屈折値を求めることを特徴とする。
【0005】
【作用】上述の構成を有する眼測定装置は、光分割部材
を介して点状光束を被検眼の眼底に投影し、眼底反射光
を光分割部材によって分割された光路中に被検眼瞳孔と
共役に配置した光束絞りを介して二次元光位置センサに
導光し、二次元光位置センサ上の光束位置を基に眼屈折
値を求める。
を介して点状光束を被検眼の眼底に投影し、眼底反射光
を光分割部材によって分割された光路中に被検眼瞳孔と
共役に配置した光束絞りを介して二次元光位置センサに
導光し、二次元光位置センサ上の光束位置を基に眼屈折
値を求める。
【0006】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。例えば、図1は本発明を理解するための第1の例
を示し、被検眼Eに対向して対物レンズ1が配置され、
この対物レンズ1の後方には、絞り2、光分割部材3、
4、円柱レンズ5a、CCD等から成る一次元センサア
レイ6aが配列されている。また、光分割部材3の反射
方向に円柱レンズ5b、一次元センサアレイ6bが配列
され、光分割部材4の反射方向に円柱レンズ5c、一次
元センサアレイ6cが配列されている。また、光軸Oを
中心にして図2に示すように、等角度等距離に6個の測
定光源7a〜7fが配置されている。これらの測定光源
7a〜7fには発光ダイオード等の点状光源が用いら
れ、少なくとも3径線方向にそれぞれ2個ずつ配置さ
れ、測定光源7aと7d、7bと7e、7cと7fは各
径線AD、BE、CF方向に配置されている。ただし、
被検眼Eの角膜Ecと装置のアライメントが合致している
場合には各径線ごとに光源7は1個ずつでもよい。
する。例えば、図1は本発明を理解するための第1の例
を示し、被検眼Eに対向して対物レンズ1が配置され、
この対物レンズ1の後方には、絞り2、光分割部材3、
4、円柱レンズ5a、CCD等から成る一次元センサア
レイ6aが配列されている。また、光分割部材3の反射
方向に円柱レンズ5b、一次元センサアレイ6bが配列
され、光分割部材4の反射方向に円柱レンズ5c、一次
元センサアレイ6cが配列されている。また、光軸Oを
中心にして図2に示すように、等角度等距離に6個の測
定光源7a〜7fが配置されている。これらの測定光源
7a〜7fには発光ダイオード等の点状光源が用いら
れ、少なくとも3径線方向にそれぞれ2個ずつ配置さ
れ、測定光源7aと7d、7bと7e、7cと7fは各
径線AD、BE、CF方向に配置されている。ただし、
被検眼Eの角膜Ecと装置のアライメントが合致している
場合には各径線ごとに光源7は1個ずつでもよい。
【0007】円柱レンズ5aの母線方向と、一次元アレ
イセンサ6aのアレイ配列方向は径線AD方向にあり、
円柱レンズ5aは光束を一次元アレイセンサ6a上に集
光する働きをなすものである。同様に、他の円柱レンズ
5bの母線方向と一次元アレイセンサ6bの配列方向、
及び円柱レンズ5cの母線方向と一次元アレイセンサ6
cの配列方向は、それぞれ各径線BE方向及びCE方向
になっている。また、各円柱レンズ6の母線と垂直な方
向で、絞り2と各一次元アレイセンサ7とは各円柱レン
ズ6により共役になっている。
イセンサ6aのアレイ配列方向は径線AD方向にあり、
円柱レンズ5aは光束を一次元アレイセンサ6a上に集
光する働きをなすものである。同様に、他の円柱レンズ
5bの母線方向と一次元アレイセンサ6bの配列方向、
及び円柱レンズ5cの母線方向と一次元アレイセンサ6
cの配列方向は、それぞれ各径線BE方向及びCE方向
になっている。また、各円柱レンズ6の母線と垂直な方
向で、絞り2と各一次元アレイセンサ7とは各円柱レン
ズ6により共役になっている。
【0008】この例において、測定光源7a、7dは被
検眼Eの角膜Ec上にそれぞれ虚像7A' 、7D' を形成
し、またこれらの像7A' 、7D' は対物レンズ1によ
り絞り2、光分割部材3、4及び円柱レンズ5aを通っ
て一次元アレイセンサ6aに投影される。同様に、測定
光源7b、7eの像は光分割部材3により反射され、円
柱レンズ5bを通って一次元アレイセンサ6bに投影さ
れる。更に、測定光源7c、7fの像も光分割部材4に
より反射され、円柱レンズ5cを通り一次元アレイセン
サ6c上に投影される。この場合に、作動距離による誤
差を受け難くするために、絞り2を対物レンズ1の後側
焦点位置の近傍に配置することが望ましい。
検眼Eの角膜Ec上にそれぞれ虚像7A' 、7D' を形成
し、またこれらの像7A' 、7D' は対物レンズ1によ
り絞り2、光分割部材3、4及び円柱レンズ5aを通っ
て一次元アレイセンサ6aに投影される。同様に、測定
光源7b、7eの像は光分割部材3により反射され、円
柱レンズ5bを通って一次元アレイセンサ6bに投影さ
れる。更に、測定光源7c、7fの像も光分割部材4に
より反射され、円柱レンズ5cを通り一次元アレイセン
サ6c上に投影される。この場合に、作動距離による誤
差を受け難くするために、絞り2を対物レンズ1の後側
焦点位置の近傍に配置することが望ましい。
【0009】図3は円柱レンズ5aと一次元アレイセン
サ6aの説明図であり、虚像7A'、7D' は一次元ア
レイセンサ6a上では像7A" 、7D" となるから、こ
れらの位置を求めればよい。このようにして求められた
3径線上の位置から、角膜曲率半径や角膜乱視等の角膜
形状を測定することができる。
サ6aの説明図であり、虚像7A'、7D' は一次元ア
レイセンサ6a上では像7A" 、7D" となるから、こ
れらの位置を求めればよい。このようにして求められた
3径線上の位置から、角膜曲率半径や角膜乱視等の角膜
形状を測定することができる。
【0010】角膜Ecは一般に乱視があるので回転楕円面
と仮定する。先ず、光軸O上に角膜Ecの曲率中心がない
場合は、一次元アレイセンサ7上の2つの像は中心に対
し非対称となる。即ち、図3に示す2つの像7A" 、7
D" の中心座標が径線AD方向の偏心を表すことにな
り、2方向の偏心を表すことになる。従って、2方向の
中心座標により二次元的偏心が測定できる。
と仮定する。先ず、光軸O上に角膜Ecの曲率中心がない
場合は、一次元アレイセンサ7上の2つの像は中心に対
し非対称となる。即ち、図3に示す2つの像7A" 、7
D" の中心座標が径線AD方向の偏心を表すことにな
り、2方向の偏心を表すことになる。従って、2方向の
中心座標により二次元的偏心が測定できる。
【0011】また、偏心があっても像の間隔は不変であ
り、この間隔は角膜Ecの反射球面屈折力と反射円柱屈折
力のその径線方向成分との和に反比例する。この関係か
ら、3径線合わせて3つの関係式が得られることにな
り、未知数は球面、円柱屈折力及びその角度の3つであ
るから、これらの連立方程式から球面屈折力等を算出す
ることが可能である。
り、この間隔は角膜Ecの反射球面屈折力と反射円柱屈折
力のその径線方向成分との和に反比例する。この関係か
ら、3径線合わせて3つの関係式が得られることにな
り、未知数は球面、円柱屈折力及びその角度の3つであ
るから、これらの連立方程式から球面屈折力等を算出す
ることが可能である。
【0012】図4は本発明を理解するための第2の例を
示し、ここで図1と同じ番号は同一部材を表している。
この実施例においては、図1の光分割部材3、4を用い
る代りに円柱レンズ板8が用いられている。この円柱レ
ンズ板8は図5に示すように、3径線AD、BE、CF
の方向にそれぞれ母線を持つ6個の円柱レンズ8a〜8
fによって構成され、かつその側面形状は図6に示すよ
うな楔形状になっていて、光束を光軸O方向に屈折させ
る機能を持っている。光位置センサとして、図7に示す
ような撮影用CCD等の二次元エリアアレイセンサ9が
用いられている。
示し、ここで図1と同じ番号は同一部材を表している。
この実施例においては、図1の光分割部材3、4を用い
る代りに円柱レンズ板8が用いられている。この円柱レ
ンズ板8は図5に示すように、3径線AD、BE、CF
の方向にそれぞれ母線を持つ6個の円柱レンズ8a〜8
fによって構成され、かつその側面形状は図6に示すよ
うな楔形状になっていて、光束を光軸O方向に屈折させ
る機能を持っている。光位置センサとして、図7に示す
ような撮影用CCD等の二次元エリアアレイセンサ9が
用いられている。
【0013】径線AD、BE、CFの線上に像7A" 、
7D" 等が投影されるから、これらの像7A" 、7D"
の間隔から上述のように角膜形状を測定することができ
る。円柱レンズ板8は6個の光源像からの光束が、絞り
2を通過して分離した位置に配置され、同様に母線と垂
直方向で絞り2とエリアアレイセンサ9とを共役にして
いる。また、楔形状の円柱レンズ8a〜8fによる偏向
作用は、精度を上げるため拡大した像の光束をエリアセ
ンサアレイ9内に入射することに役立っている。
7D" 等が投影されるから、これらの像7A" 、7D"
の間隔から上述のように角膜形状を測定することができ
る。円柱レンズ板8は6個の光源像からの光束が、絞り
2を通過して分離した位置に配置され、同様に母線と垂
直方向で絞り2とエリアアレイセンサ9とを共役にして
いる。また、楔形状の円柱レンズ8a〜8fによる偏向
作用は、精度を上げるため拡大した像の光束をエリアセ
ンサアレイ9内に入射することに役立っている。
【0014】図8は本発明の実施例を示し、この実施例
は眼屈折測定と角膜形状測定の双方の機能を有し、かつ
受光部を共用している。先ず、角膜形状測定系について
は、点状光源である測定光源7a〜7dは図1の場合と
同様に配置されているが、対物レンズ1の後方にはダイ
クロイックミラー10が斜設され、その反射側の光軸に
はレンズ11、絞り12、円柱レンズ板13、レンズ1
4が順次に配置されている。レンズ14の後方には光路
変換用の全反射ミラー15を介してレンズ16、ダイク
ロイックミラー17、円柱レンズ板18、二次元アレイ
センサ19が順次に配置されている。
は眼屈折測定と角膜形状測定の双方の機能を有し、かつ
受光部を共用している。先ず、角膜形状測定系について
は、点状光源である測定光源7a〜7dは図1の場合と
同様に配置されているが、対物レンズ1の後方にはダイ
クロイックミラー10が斜設され、その反射側の光軸に
はレンズ11、絞り12、円柱レンズ板13、レンズ1
4が順次に配置されている。レンズ14の後方には光路
変換用の全反射ミラー15を介してレンズ16、ダイク
ロイックミラー17、円柱レンズ板18、二次元アレイ
センサ19が順次に配置されている。
【0015】ここで、絞り12は対物レンズ1及びレン
ズ11から成る光学系の後側焦点位置附近に置かれ、円
柱レンズ板13は円柱レンズに関しては図5、図6に示
す円柱レンズ板8と同様な構成になっており、楔形状に
よる偏向方向はAD、BE、CF方向である。レンズ1
4はフィールドレンスであり、この面に角膜像が投影さ
れ、この面をレンズ16により二次元アレイセンサ19
上に投影するようになっている。ダイクロイックミラー
17は測定光源7a〜7d等からの波長光を透過する特
性のものとされている。なお、6個の測定光源7a〜7
fは1個ずつ点灯することになる。円柱レンズ板18は
図9に示すように、測定径線方向に母線を有する3つの
円柱レンズ18a、18b、18cから成り、二次元ア
レイセンサ19の近傍に位置し、母線垂直方向の光を集
光する作用をなすものである。
ズ11から成る光学系の後側焦点位置附近に置かれ、円
柱レンズ板13は円柱レンズに関しては図5、図6に示
す円柱レンズ板8と同様な構成になっており、楔形状に
よる偏向方向はAD、BE、CF方向である。レンズ1
4はフィールドレンスであり、この面に角膜像が投影さ
れ、この面をレンズ16により二次元アレイセンサ19
上に投影するようになっている。ダイクロイックミラー
17は測定光源7a〜7d等からの波長光を透過する特
性のものとされている。なお、6個の測定光源7a〜7
fは1個ずつ点灯することになる。円柱レンズ板18は
図9に示すように、測定径線方向に母線を有する3つの
円柱レンズ18a、18b、18cから成り、二次元ア
レイセンサ19の近傍に位置し、母線垂直方向の光を集
光する作用をなすものである。
【0016】二次元アレイセンサ19上に投影された像
は例えば図10に示すようになり、測定径線と同じ径線
AD、BE、CFで示す特定の径線上に光束が投影され
るから、これらの径線上の2光点の距離から角膜形状を
測定することが可能である。
は例えば図10に示すようになり、測定径線と同じ径線
AD、BE、CFで示す特定の径線上に光束が投影され
るから、これらの径線上の2光点の距離から角膜形状を
測定することが可能である。
【0017】次に、眼屈折測定系については、光軸O上
のダイクロイックミラー10の背後の穴あきミラー20
に続いて絞り21、レンズ22、屈折測定用光源23が
順次に配置され、穴あきミラー20の反射側の光軸には
6穴絞り24、レンズ25、プリズム板26及びダイク
ロイックミラー17が配置されている。
のダイクロイックミラー10の背後の穴あきミラー20
に続いて絞り21、レンズ22、屈折測定用光源23が
順次に配置され、穴あきミラー20の反射側の光軸には
6穴絞り24、レンズ25、プリズム板26及びダイク
ロイックミラー17が配置されている。
【0018】屈折測定用光源23からの波長光は、ダイ
クロイックミラー10を通過し、ダイクロイックミラー
17を反射するようになっている。屈折測定用光源23
には発光ダイオード等の点状光源が用いられ、これは正
視の被検眼Eの眼底Erと共役に配置することが望まし
い。屈折測定用光源23はレンズ22により対物レンズ
1の後側焦点附近に結像される。絞り21は中心に開口
を有し、被検眼Eの瞳と略共役になっている。また、6
穴絞り24は図11に示すように、光軸を中心にして等
距離等角度に設けられた6個の開口24a〜24fを有
し、同様に瞳に共役に配置されている。プリズム板26
は図12に示すように6個の楔プリズム26a〜26f
によって構成され、また二次元アレイセンサ19は円柱
レンズ18a、18b、18cの屈折力を考慮しないと
き屈折測定用光源23と共役になっている。
クロイックミラー10を通過し、ダイクロイックミラー
17を反射するようになっている。屈折測定用光源23
には発光ダイオード等の点状光源が用いられ、これは正
視の被検眼Eの眼底Erと共役に配置することが望まし
い。屈折測定用光源23はレンズ22により対物レンズ
1の後側焦点附近に結像される。絞り21は中心に開口
を有し、被検眼Eの瞳と略共役になっている。また、6
穴絞り24は図11に示すように、光軸を中心にして等
距離等角度に設けられた6個の開口24a〜24fを有
し、同様に瞳に共役に配置されている。プリズム板26
は図12に示すように6個の楔プリズム26a〜26f
によって構成され、また二次元アレイセンサ19は円柱
レンズ18a、18b、18cの屈折力を考慮しないと
き屈折測定用光源23と共役になっている。
【0019】被検眼Eの眼底Erから反射してきた光束は
穴あきミラー20で反射され、6穴絞り24の開口を通
りレンズ25により二次元アレイセンサ19に投影され
る。この場合に、6穴絞り24は瞳に共役であるから、
瞳周辺の3径線方向の6個所から反射光を取り出すこと
ができる。
穴あきミラー20で反射され、6穴絞り24の開口を通
りレンズ25により二次元アレイセンサ19に投影され
る。この場合に、6穴絞り24は瞳に共役であるから、
瞳周辺の3径線方向の6個所から反射光を取り出すこと
ができる。
【0020】プリズム板26がない場合には、正視の被
検眼Eの眼底Erからの6光束は中心の一点に集中するこ
とになるが、プリズム板26はこれらの6光束の位置を
独立に測定できるように二次元アレイセンサ19上で分
離し、かつ円柱レンズ18a、18b、18cの各方向
に偏向する作用を果たしている。例えば、6穴絞り2ア
の開口24a、24dから出射した光束は、円柱レンズ
18aを通って二次元アレイセンサ19上で径線AD上
に至る。また、6穴絞り24の開口24b、24eから
の光束は円柱レンズ18bを通って径線BE上に至り、
同様に開口24c、24fからの光束は径線CF上に到
達するから、これらの各径線上の2光点の間隔から各径
線方向の屈折力を測定できる。即ち、3径線方向の屈折
力が求まり、径線方向の変化を正弦波的と仮定すれば、
円球屈折力、乱視度、乱視角から成る眼屈折値を求める
ことができる。
検眼Eの眼底Erからの6光束は中心の一点に集中するこ
とになるが、プリズム板26はこれらの6光束の位置を
独立に測定できるように二次元アレイセンサ19上で分
離し、かつ円柱レンズ18a、18b、18cの各方向
に偏向する作用を果たしている。例えば、6穴絞り2ア
の開口24a、24dから出射した光束は、円柱レンズ
18aを通って二次元アレイセンサ19上で径線AD上
に至る。また、6穴絞り24の開口24b、24eから
の光束は円柱レンズ18bを通って径線BE上に至り、
同様に開口24c、24fからの光束は径線CF上に到
達するから、これらの各径線上の2光点の間隔から各径
線方向の屈折力を測定できる。即ち、3径線方向の屈折
力が求まり、径線方向の変化を正弦波的と仮定すれば、
円球屈折力、乱視度、乱視角から成る眼屈折値を求める
ことができる。
【0021】上述の実施例は、3径線の場合を示した
が、勿論3径線以上でも同様に適用できることは云うま
でもない。また、光位置センサはアレイセンサを用いた
場合を説明したが、例えば半導体光位置検出器(ポジシ
ョンディテクタ)等のアナログ型光位置センサを用いて
もよい。
が、勿論3径線以上でも同様に適用できることは云うま
でもない。また、光位置センサはアレイセンサを用いた
場合を説明したが、例えば半導体光位置検出器(ポジシ
ョンディテクタ)等のアナログ型光位置センサを用いて
もよい。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る眼測定
装置は、眼底反射光を1つの二次元光位置センサで光束
位置検出する構成によって装置を小型化できると共に、
点状光束によって受光面上での光束位置が眼底の凹凸の
影響を受け難くすると共に、瞳孔と略共役な位置にある
光束絞りによって前眼部や場合によって眼鏡等の有害光
もより有効に除去できるようにして、受光面が広がった
ことによって発生し易くなった誤差を防止し、小型化し
ながら測定精度を悪化させずに高精度な測定を可能にす
る。
装置は、眼底反射光を1つの二次元光位置センサで光束
位置検出する構成によって装置を小型化できると共に、
点状光束によって受光面上での光束位置が眼底の凹凸の
影響を受け難くすると共に、瞳孔と略共役な位置にある
光束絞りによって前眼部や場合によって眼鏡等の有害光
もより有効に除去できるようにして、受光面が広がった
ことによって発生し易くなった誤差を防止し、小型化し
ながら測定精度を悪化させずに高精度な測定を可能にす
る。
【図1】第1の例の光学的構成図である。
【図2】測定光源の配置例の正面図である。
【図3】円柱レンズと一次元アレイセンサの関係の説明
図である。
図である。
【図4】第2の例の構成図である。
【図5】円柱レンズ板の正面図である。
【図6】側面図である。
【図7】エリアアレイセンサ上の光点の説明図である。
【図8】実施例の構成図である。
【図9】円柱レンズ板の正面図である。
【図10】アレイセンサと光点との関係の説明図であ
る。
る。
【図11】6穴絞りの正面図である。
【図12】プリズム板の正面図である。
1 対物レンズ 12、21 絞り 7a〜7f 測定光源 13、18 円柱レンズ板 19 二次元エリアアレイセンサ 10、17 ダイクロイックミラー 20 穴あきミラー 23 屈折測定用光源 24 6穴絞り
Claims (1)
- 【請求項1】 光分割部材と、該光分割部材を介して点
状光束を被検眼の眼底に投影する投影系と、前記光分割
部材によって分岐した光路の被検眼瞳孔と略共役な位置
に配置した光束絞りと、1つの二次元光位置センサと、
前記投影系により点状光束投影した被検眼の眼底からの
反射光を前記光分割部材と前記光束絞りとを介して前記
二次元光位置センサに導く受光系とを有し、前記二次元
光位置センサで検出した光束の位置を基に眼屈折値を求
めることを特徴とする眼測定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7033049A JPH07265267A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 眼測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7033049A JPH07265267A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 眼測定装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62079209A Division JPH069544B2 (ja) | 1987-03-31 | 1987-03-31 | 眼測定装置 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11058968A Division JPH11285472A (ja) | 1999-03-05 | 1999-03-05 | 眼測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07265267A true JPH07265267A (ja) | 1995-10-17 |
Family
ID=12375925
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7033049A Pending JPH07265267A (ja) | 1995-01-30 | 1995-01-30 | 眼測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07265267A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
1995
- 1995-01-30 JP JP7033049A patent/JPH07265267A/ja active Pending
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