JPH072604Y2 - コイル尾端熱処理装置 - Google Patents
コイル尾端熱処理装置Info
- Publication number
- JPH072604Y2 JPH072604Y2 JP1390989U JP1390989U JPH072604Y2 JP H072604 Y2 JPH072604 Y2 JP H072604Y2 JP 1390989 U JP1390989 U JP 1390989U JP 1390989 U JP1390989 U JP 1390989U JP H072604 Y2 JPH072604 Y2 JP H072604Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- heat treatment
- tail end
- coil tail
- treatment device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Winding, Rewinding, Material Storage Devices (AREA)
- Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、金属ストリップのコイル尾端熱処理装置に関
するものである。
するものである。
[従来技術] 冷間圧延において、ホットコイルの前後端における圧延
は単に非定常であるばかりでなく、メタルフローが変化
して異常な張力、剪断力が局部的に作用して、板破断に
至ることがある。この対策として、特公昭47−47780に
おいては端部をグラインダーなどによって前処理する方
法、また、特開昭63−6283においては、ホットコイルの
剪断時にシャーのクリアランスを大きくし、加工硬化層
を特定の上層部に集め手入れが容易な状態にせしめて除
去する方法が提案されている。
は単に非定常であるばかりでなく、メタルフローが変化
して異常な張力、剪断力が局部的に作用して、板破断に
至ることがある。この対策として、特公昭47−47780に
おいては端部をグラインダーなどによって前処理する方
法、また、特開昭63−6283においては、ホットコイルの
剪断時にシャーのクリアランスを大きくし、加工硬化層
を特定の上層部に集め手入れが容易な状態にせしめて除
去する方法が提案されている。
[考案が解決しようとする課題] 従来技術は以上のように構成されているので、下記の問
題点がある。
題点がある。
(1)機械的に剪断による加工硬化層を除去しているの
で、加工屑により、新たな欠陥が発生する可能性があ
る。
で、加工屑により、新たな欠陥が発生する可能性があ
る。
(2)機械加工を実施する場合、正確な形状管理を要す
る。
る。
(3)金属ストリップコイル圧延ライン内において作業
を行うので、能率が低下し、安全上の問題もある。
を行うので、能率が低下し、安全上の問題もある。
[課題を解決するための手段] 本考案に係るコイル尾端熱処理装置は、金属ストリップ
コイルのコイル内径側に位置するコイル尾端を検出する
センサーと、その先端部に加熱器を備え、かつ該先端部
を該位置に移動せしめる機構を備えてなるコイル尾端熱
処理装置である。
コイルのコイル内径側に位置するコイル尾端を検出する
センサーと、その先端部に加熱器を備え、かつ該先端部
を該位置に移動せしめる機構を備えてなるコイル尾端熱
処理装置である。
[作用] 本考案における、コイル尾端熱処理装置は、金属ストリ
ップコイルのコイル内径側に位置するコイル尾端を検出
し、コイル加熱器の先端を該位置に移動せしめ、コイル
加熱器によって該尾端を加熱して、熱処理する。
ップコイルのコイル内径側に位置するコイル尾端を検出
し、コイル加熱器の先端を該位置に移動せしめ、コイル
加熱器によって該尾端を加熱して、熱処理する。
このため、コイルの状態で熱処理できるので、冷間圧延
ライン内に設ける必要がなく、冷間圧延前のオフライ
ン、搬送路内でコイルの状態で簡便に処理できる。
ライン内に設ける必要がなく、冷間圧延前のオフライ
ン、搬送路内でコイルの状態で簡便に処理できる。
[実施例] 第1図は本考案を示すの一実施例の説明図である。冷間
圧延における前工程(通常は酸洗工程)から、コイル2
は、コイルコンベアー(図示せず)におけるコンベアー
サドル3に搭載され、所定の位置まで搬送される。まず
コイル尾端熱処理装置1は、コイル端面検出センサー
(図示せず)によってコイル端面を検出し該端面位置ま
で移動する。コイル尾端熱処理装置1において、コイル
尾端検出センサー4と誘導加熱器5は回転機構6によっ
て回転可能であり、お互いに同軸に位置する。回転機構
6はリフター7によって昇降可能であり、コイル尾端熱
処理装置1はスライドベース8上をコイル軸方向に自走
可能である。次に、リフターは回転機構を所定コイル内
径位置まで移動し、コイル尾端検出センサーをコイル内
径部まで誘導する。回転機構はコイル尾端検出センサー
をコイル内径部において1回転せしめコイル尾端を検出
する。この情報によって、回転機構は誘導加熱器をコイ
ル尾端に誘導し同尾端を追従せしめる。この間誘導加熱
器はコイル尾端を加熱し、これを熱処理する。熱処理終
了後、コイル尾端検出センサーおよび誘導加熱器は原位
置に復帰する。なお、本実施例におては、コイル尾端検
出センサーとして渦流式センサーを用いているが、接触
式でもその他の原理によるセンサーでも良い。
圧延における前工程(通常は酸洗工程)から、コイル2
は、コイルコンベアー(図示せず)におけるコンベアー
サドル3に搭載され、所定の位置まで搬送される。まず
コイル尾端熱処理装置1は、コイル端面検出センサー
(図示せず)によってコイル端面を検出し該端面位置ま
で移動する。コイル尾端熱処理装置1において、コイル
尾端検出センサー4と誘導加熱器5は回転機構6によっ
て回転可能であり、お互いに同軸に位置する。回転機構
6はリフター7によって昇降可能であり、コイル尾端熱
処理装置1はスライドベース8上をコイル軸方向に自走
可能である。次に、リフターは回転機構を所定コイル内
径位置まで移動し、コイル尾端検出センサーをコイル内
径部まで誘導する。回転機構はコイル尾端検出センサー
をコイル内径部において1回転せしめコイル尾端を検出
する。この情報によって、回転機構は誘導加熱器をコイ
ル尾端に誘導し同尾端を追従せしめる。この間誘導加熱
器はコイル尾端を加熱し、これを熱処理する。熱処理終
了後、コイル尾端検出センサーおよび誘導加熱器は原位
置に復帰する。なお、本実施例におては、コイル尾端検
出センサーとして渦流式センサーを用いているが、接触
式でもその他の原理によるセンサーでも良い。
本考案の装置を適用する冷間圧延は、ホットコイルの冷
間圧延のみでなく、焼鈍後のコイル先端剪断後の調質圧
延、中間焼鈍の有無に拘らず複数回目の冷間圧延にも実
施可能である。
間圧延のみでなく、焼鈍後のコイル先端剪断後の調質圧
延、中間焼鈍の有無に拘らず複数回目の冷間圧延にも実
施可能である。
[考案の効果] 以上のように、本考案によれば、冷間圧延前におけるコ
イル先端を誘導加熱器によって加熱し、熱処理を行うの
で、前工程における金属ストリップの加工硬化部が軟化
し、冷間圧延におけるコイル先端のメタルフローが正常
化して、圧延時における先端部の破断が発生せず、歩留
まり、ロール原単位が向上する効果がある。
イル先端を誘導加熱器によって加熱し、熱処理を行うの
で、前工程における金属ストリップの加工硬化部が軟化
し、冷間圧延におけるコイル先端のメタルフローが正常
化して、圧延時における先端部の破断が発生せず、歩留
まり、ロール原単位が向上する効果がある。
第1図は本考案の一実施例を示す説明図である。 1…コイル尾端熱処理装置、2…コイル、3…コンベア
ーサドル、4…コイル尾端検出センサー、5…誘導加熱
器、6…回転機構、7…リフター、8…スライドベー
ス。
ーサドル、4…コイル尾端検出センサー、5…誘導加熱
器、6…回転機構、7…リフター、8…スライドベー
ス。
Claims (1)
- 【請求項1】金属ストリップコイルのコイル内径側に位
置するコイル尾端を検出するセンサーと、その先端部に
加熱器を備え、かつ該先端部を該位置に移動せしめる機
構を備えてなるコイル尾端熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1390989U JPH072604Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | コイル尾端熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1390989U JPH072604Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | コイル尾端熱処理装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02108513U JPH02108513U (ja) | 1990-08-29 |
JPH072604Y2 true JPH072604Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31224625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1390989U Expired - Lifetime JPH072604Y2 (ja) | 1989-02-08 | 1989-02-08 | コイル尾端熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072604Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-02-08 JP JP1390989U patent/JPH072604Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02108513U (ja) | 1990-08-29 |
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