JPH072457B2 - ウエビング巻量検知機構付きリトラクター - Google Patents
ウエビング巻量検知機構付きリトラクターInfo
- Publication number
- JPH072457B2 JPH072457B2 JP63168156A JP16815688A JPH072457B2 JP H072457 B2 JPH072457 B2 JP H072457B2 JP 63168156 A JP63168156 A JP 63168156A JP 16815688 A JP16815688 A JP 16815688A JP H072457 B2 JPH072457 B2 JP H072457B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- internal gear
- retractor
- webbing
- winding amount
- detection mechanism
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 238000004804 winding Methods 0.000 title claims description 44
- 238000001514 detection method Methods 0.000 title claims description 21
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/48—Control systems, alarms, or interlock systems, for the correct application of the belt or harness
- B60R2022/4808—Sensing means arrangements therefor
- B60R2022/4825—Sensing means arrangements therefor for sensing amount of belt winded on retractor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、車輌緊急時に乗員を保護するシートベルト装
置に用いられるウエビング巻量検知機構付きリトラクタ
ーに関し、特に、ウエビング巻取量に基づいてエマージ
ェンシーリリーズバックルの解除状態を検知するリトラ
クターに関する。
置に用いられるウエビング巻量検知機構付きリトラクタ
ーに関し、特に、ウエビング巻取量に基づいてエマージ
ェンシーリリーズバックルの解除状態を検知するリトラ
クターに関する。
〈従来の技術〉 従来、ウエビング巻量装置においては、エマージェンシ
ーリリーズバックルからウエビング端部のタングが外れ
ていることを検知するために、バックル解除警報装置が
設けられている。
ーリリーズバックルからウエビング端部のタングが外れ
ていることを検知するために、バックル解除警報装置が
設けられている。
このバックル解除警報装置において、ウエビングのタン
グがエマージェンシーリリーズバックルから外れたこと
を検知する手段としては、リトラクターのウエビング巻
取量を基に検知することが一般的に行われていた。ウエ
ビングの巻取量を検知する手段としては、ウエビングの
巻取量に応じて変化するリトラクターシャフトのウエビ
ング巻径から巻取量を検知する手段と、ウエビングを巻
き取っているリトラクターシャフトの回転数から巻取量
を検知する手段とが知られている。
グがエマージェンシーリリーズバックルから外れたこと
を検知する手段としては、リトラクターのウエビング巻
取量を基に検知することが一般的に行われていた。ウエ
ビングの巻取量を検知する手段としては、ウエビングの
巻取量に応じて変化するリトラクターシャフトのウエビ
ング巻径から巻取量を検知する手段と、ウエビングを巻
き取っているリトラクターシャフトの回転数から巻取量
を検知する手段とが知られている。
前者の手段においては、リトラクターシャフトにウエビ
ングが真円に巻き取られていなかったり、ウエビングの
巻径がリトラクターシャフト一周につきウエビングの厚
さ(1.0〜1.5mm)分しか変化しないので、検知精度の点
で信頼性に欠ける虞があった。
ングが真円に巻き取られていなかったり、ウエビングの
巻径がリトラクターシャフト一周につきウエビングの厚
さ(1.0〜1.5mm)分しか変化しないので、検知精度の点
で信頼性に欠ける虞があった。
一方、後者の手段においては、ウエビング巻取装置のリ
トラクターシャフトの回転数が、10〜20回転にまで及ぶ
ので、回転数を大きく減速させてから検知する必要があ
った。そして、この場合に、リトラクターシャフトの回
転数を大きく減速させるために一般的な歯車を組み合わ
せると、歯車の数が増加したり、モジュールを小さくす
る必要が生じ、構造の複雑化、強度の低下を招いてい
た。
トラクターシャフトの回転数が、10〜20回転にまで及ぶ
ので、回転数を大きく減速させてから検知する必要があ
った。そして、この場合に、リトラクターシャフトの回
転数を大きく減速させるために一般的な歯車を組み合わ
せると、歯車の数が増加したり、モジュールを小さくす
る必要が生じ、構造の複雑化、強度の低下を招いてい
た。
また、リトラクターシャフトの回転数を大きく減速させ
るために、検知部の設定位置の誤差が検知精度に大きな
影響を与え、検知精度の信頼性に欠ける虞があった。
るために、検知部の設定位置の誤差が検知精度に大きな
影響を与え、検知精度の信頼性に欠ける虞があった。
〈本発明の解決しようとする課題〉 本発明は、前記従来技術の欠点に鑑み、ウエビング巻取
量を精度良く検知でき、しかも、簡単な構造で強度が高
くコンパクトなウエビング巻量検知機構付きリトラクタ
ーを得ることを課題とする。
量を精度良く検知でき、しかも、簡単な構造で強度が高
くコンパクトなウエビング巻量検知機構付きリトラクタ
ーを得ることを課題とする。
〈解決手段〉 前記課題を解決するために、請求項(1)に記載した第
1の発明においては、前記した従来のウエビング巻量検
知機構付きリトラクターにおいて、歯数が互いに異なる
内歯歯車を軸方向に隣接して設け、一方の内歯歯車を固
定し、他方の内歯歯車を回転自在に支承すると共に、両
内歯歯車に噛み合う遊星歯車をリトラクターシャフトに
設け、他方の内歯歯車にスイッチ作動部を形成すること
とした。
1の発明においては、前記した従来のウエビング巻量検
知機構付きリトラクターにおいて、歯数が互いに異なる
内歯歯車を軸方向に隣接して設け、一方の内歯歯車を固
定し、他方の内歯歯車を回転自在に支承すると共に、両
内歯歯車に噛み合う遊星歯車をリトラクターシャフトに
設け、他方の内歯歯車にスイッチ作動部を形成すること
とした。
請求項(2)に記載した第2の発明においては、請求項
(1)記載の発明に加えて、一方の内歯歯車を回転位置
調整自在に設け、他方の内歯歯車に予巻き用ストッパー
を設けることとした。
(1)記載の発明に加えて、一方の内歯歯車を回転位置
調整自在に設け、他方の内歯歯車に予巻き用ストッパー
を設けることとした。
〈作用〉 請求項(1)に記載した第1の発明においては、 固定された内歯歯車の歯数;Za、 回転自在の内歯歯車の歯数;Zb、 としたとき、リトラクターシャフトの回転数に対する回
転自在の内歯歯車の回転数の減速比Rが、 R=Zb/(Zb−Za) となり、大きな減速比を得ることができるようになる。
転自在の内歯歯車の回転数の減速比Rが、 R=Zb/(Zb−Za) となり、大きな減速比を得ることができるようになる。
また、両内歯歯車を差動歯車として用いているので、歯
車の数を少なくし、かつ、モジュールを大きくすること
ができ、構造が単純で、強度の高いウエビング巻量検知
機構付きリトラクターを得ることができる。
車の数を少なくし、かつ、モジュールを大きくすること
ができ、構造が単純で、強度の高いウエビング巻量検知
機構付きリトラクターを得ることができる。
請求項(2)に記載した第2の発明においては、第1の
発明の奏する作用に加えて、リトラクターシャフトの予
巻き時に、スイッチ作動部が形成された他方の内歯歯車
の回転が予巻き用ストッパーによって停止された後は、
一方の固定内歯歯車を回転させて位置調整することによ
り、内歯歯車の所期位置を一定に設定することができ、
検知精度を向上させることができる。
発明の奏する作用に加えて、リトラクターシャフトの予
巻き時に、スイッチ作動部が形成された他方の内歯歯車
の回転が予巻き用ストッパーによって停止された後は、
一方の固定内歯歯車を回転させて位置調整することによ
り、内歯歯車の所期位置を一定に設定することができ、
検知精度を向上させることができる。
〈実施例〉 以下、添付図面を参照して本発明のウエビング巻量検知
機構付きリトラクターの実施例を説明する。
機構付きリトラクターの実施例を説明する。
第1図乃至第3図は、本発明のウエビング巻量検知機構
付きリトラクターの原理を説明する図である。
付きリトラクターの原理を説明する図である。
図において、リトラクターシャフト10には略長方形の回
転板14が取り付けられており、その両端部には遊星歯車
である二つの回転歯車40が回転自在に取り付けられてい
る。
転板14が取り付けられており、その両端部には遊星歯車
である二つの回転歯車40が回転自在に取り付けられてい
る。
回転歯車40は、リトラクターシャフト10の軸方向に隣接
して設けられた歯数Zaの固定内歯歯車20と歯数Zbの回転
内歯歯車30の両者に噛み合っており、回転内歯歯車30の
外周部には、スイッチ作動部であるリミットスイッチ80
を作動させる鍔34が設けられている。
して設けられた歯数Zaの固定内歯歯車20と歯数Zbの回転
内歯歯車30の両者に噛み合っており、回転内歯歯車30の
外周部には、スイッチ作動部であるリミットスイッチ80
を作動させる鍔34が設けられている。
回転内歯歯車30の外周に形成された鍔34の回転軌道上に
は、リミットスイッチ80の作動片82が配置されており、
作動片82と鍔34との接触、離脱によりリミットスイッチ
80がON,OFF作動するように構成されている。
は、リミットスイッチ80の作動片82が配置されており、
作動片82と鍔34との接触、離脱によりリミットスイッチ
80がON,OFF作動するように構成されている。
リトラクターシャフト10が回転すると、それに従って、
回転板14が回転する。回転板14に取り付けられた回転歯
車40は固定内歯歯車20の内歯と噛み合いながら回転する
が、回転歯車40は同時に回転内歯歯車30の内歯とも噛み
合っており、しかも、固定内歯歯車20の歯数と回転内歯
歯車30の歯数とは異なっているので、回転内歯歯車30は
固定内歯歯車20に対して相対的に回転を始める。
回転板14が回転する。回転板14に取り付けられた回転歯
車40は固定内歯歯車20の内歯と噛み合いながら回転する
が、回転歯車40は同時に回転内歯歯車30の内歯とも噛み
合っており、しかも、固定内歯歯車20の歯数と回転内歯
歯車30の歯数とは異なっているので、回転内歯歯車30は
固定内歯歯車20に対して相対的に回転を始める。
このときのリトラクターシャフト10の回転数に対する回
転内歯歯車30の回転数は、 R−Zb/(Zb−Za) 但し、Za;固定された内歯歯車の歯数 Zb;回転自在の内歯歯車の歯数 で定まる減速比Rで決定される。
転内歯歯車30の回転数は、 R−Zb/(Zb−Za) 但し、Za;固定された内歯歯車の歯数 Zb;回転自在の内歯歯車の歯数 で定まる減速比Rで決定される。
これにより、リトラクターシャフト10の回転は、減速比
Rで減速されて回転内歯歯車30に伝達され、回転内歯歯
車30の外周に形成された鍔34がリミットスイッチ80の作
動片82に当接することで、リトラクターシャフト10が所
定の回転数以上回転したことを検知することができる。
Rで減速されて回転内歯歯車30に伝達され、回転内歯歯
車30の外周に形成された鍔34がリミットスイッチ80の作
動片82に当接することで、リトラクターシャフト10が所
定の回転数以上回転したことを検知することができる。
また、両内歯歯車を差動歯車として用いているので、歯
車の数を少なくし、かつ、モジュールを大きくすること
ができ、構造が単純で、強度の高いウエビング巻量検知
機構付きリトラクターを得ることができる。
車の数を少なくし、かつ、モジュールを大きくすること
ができ、構造が単純で、強度の高いウエビング巻量検知
機構付きリトラクターを得ることができる。
第4図及び第5図にはウエビング巻量検知機構付きリト
ラクターの具体例が示されている。
ラクターの具体例が示されている。
ウエビング巻量検知機構付きリトラクターは、リトラク
ターベース70とそれに取り付けられるサブアッシーとか
ら構成されている。
ターベース70とそれに取り付けられるサブアッシーとか
ら構成されている。
サブアッシーはアッパーカバー60とロアカバー50とから
構成されており、ロアカバー50内にリトラクターシャフ
ト10とリトラクターシャフト10にウエビング巻き取り力
を与えるワインディングスプリング90とが配置されてい
る。
構成されており、ロアカバー50内にリトラクターシャフ
ト10とリトラクターシャフト10にウエビング巻き取り力
を与えるワインディングスプリング90とが配置されてい
る。
一方、アッパーカバー60内には、固定内歯歯車20、回転
内歯歯車30及び遊星歯車からなる減速機構と減速機構に
連結し、リトラクターシャフト10の回転量を検知するリ
ミットスイッチ80とが配置されている。リトラクターシ
ャフト10には、キャップ12を介して、アッパーカバー60
内に支承された略長方形の回転板14が取り付けられてお
り、その両端部には、遊星歯車である二つの回転歯車40
が回転自在に取り付けられている。
内歯歯車30及び遊星歯車からなる減速機構と減速機構に
連結し、リトラクターシャフト10の回転量を検知するリ
ミットスイッチ80とが配置されている。リトラクターシ
ャフト10には、キャップ12を介して、アッパーカバー60
内に支承された略長方形の回転板14が取り付けられてお
り、その両端部には、遊星歯車である二つの回転歯車40
が回転自在に取り付けられている。
回転歯車40は、リトラクターシャフト10の軸方向に隣接
して設けられた歯数Zaの固定内歯歯車20と歯数Zbの回転
内歯歯車30の両者に噛み合っており、回転内歯歯車30の
外周縁部には、リミットスイッチ80を作動させる鍔34が
設けられている。
して設けられた歯数Zaの固定内歯歯車20と歯数Zbの回転
内歯歯車30の両者に噛み合っており、回転内歯歯車30の
外周縁部には、リミットスイッチ80を作動させる鍔34が
設けられている。
回転内歯歯車30の外周縁部に形成された鍔34の回転軌道
上には、リミットスイッチ80の作動片82が配置されてお
り、作動片82と鍔34との接触、離脱によりリミットスイ
ッチ80がON,OFF作動するように構成されている。
上には、リミットスイッチ80の作動片82が配置されてお
り、作動片82と鍔34との接触、離脱によりリミットスイ
ッチ80がON,OFF作動するように構成されている。
固定内歯歯車20はロアカバー50上に固定されているが、
これはロアカバー50の上面上に回転自在に配置された内
歯歯車20の外周縁部に形成されたストッパー歯部22をア
ッパーカバー60に枢支された歯付きストッパー52とを噛
み合わせることで固定されるものである。
これはロアカバー50の上面上に回転自在に配置された内
歯歯車20の外周縁部に形成されたストッパー歯部22をア
ッパーカバー60に枢支された歯付きストッパー52とを噛
み合わせることで固定されるものである。
回転内歯歯車30の外周には、予巻き用ストッパー32が突
出形成されており、またアッパーカバー60には、内周方
向に突出し、所定位置で回転内歯歯車30の回転を停止さ
せる予巻き用ストッパー62が形成されている。
出形成されており、またアッパーカバー60には、内周方
向に突出し、所定位置で回転内歯歯車30の回転を停止さ
せる予巻き用ストッパー62が形成されている。
この実施例の作動は前記した説明と同様なので省略す
る。
る。
この実施例においては、ウエビングのタングがエマージ
ェンシーリリーズバックルから離脱したことを正確に検
知できるように、リトラクターシャフト10の予巻き量に
拘らずリミットスイッチ80の作動タイミングを一定に調
整することが可能である。
ェンシーリリーズバックルから離脱したことを正確に検
知できるように、リトラクターシャフト10の予巻き量に
拘らずリミットスイッチ80の作動タイミングを一定に調
整することが可能である。
リミットスイッチ80の作動タイミングを調整するために
は、先ず、サブアッシーをリトラクターベース70側面に
取り付ける。
は、先ず、サブアッシーをリトラクターベース70側面に
取り付ける。
ワインディングスプリング90を予巻きさせるため、リト
ラクターシャフト10をa方向に回転させる。
ラクターシャフト10をa方向に回転させる。
このとき、固定内歯歯車20の外周に形成されたストッパ
ー歯部22がアッパーカバー60の歯付きストッパー52によ
って動きを止められているため、回転内歯歯車30がa方
向に回転する。
ー歯部22がアッパーカバー60の歯付きストッパー52によ
って動きを止められているため、回転内歯歯車30がa方
向に回転する。
回転内歯歯車30の予巻き用ストッパー32がアッパーカバ
ー60の予巻き用ストッパー62に当接して回転内歯歯車30
が所定位置で停止すると、リトラクターシャフト10の回
転により固定内歯歯車20のストッパー歯部22が歯付きス
トッパー52の歯を押し退けて、固定内歯歯車20がa方向
と逆方向に回転する。
ー60の予巻き用ストッパー62に当接して回転内歯歯車30
が所定位置で停止すると、リトラクターシャフト10の回
転により固定内歯歯車20のストッパー歯部22が歯付きス
トッパー52の歯を押し退けて、固定内歯歯車20がa方向
と逆方向に回転する。
リトラクターシャフト10の予巻きが終了したら、歯付き
ストッパー52をb方向に回転させ、固定内歯歯車20のス
トッパー歯部22を歯付きストッパー52と噛み合わせて固
定内歯歯車20をロアカバー50に固定させることで、タイ
ミング調整作業を終了する。
ストッパー52をb方向に回転させ、固定内歯歯車20のス
トッパー歯部22を歯付きストッパー52と噛み合わせて固
定内歯歯車20をロアカバー50に固定させることで、タイ
ミング調整作業を終了する。
この方法によれば、リトラクターシャフト10の予巻き量
に拘らず回転内歯歯車30の初期位置を設定することがで
きるため、ウエビング巻量検知機構の検知精度を向上さ
せることができるようになる。
に拘らず回転内歯歯車30の初期位置を設定することがで
きるため、ウエビング巻量検知機構の検知精度を向上さ
せることができるようになる。
〈発明の効果〉 以上詳細に説明したように、本発明によるウエビング巻
量検知機構付きリトラクターによれば、第1の発明にお
いては、歯数が互いに異なる内歯歯車を軸方向に隣接し
て設け、一方の内歯歯車を固定し、他方の内歯歯車を回
転自在に支承すると共に、両内歯歯車に噛み合う遊星歯
車をリトラクターシャフトに設け、他方の内歯歯車にス
イッチ作動部を形成したので、歯車の数が増加したり、
モジュールを小さくする必要がなく、構造が単純で、強
度の高いウエビング巻量検知機構付きリトラクターを得
ることができる。
量検知機構付きリトラクターによれば、第1の発明にお
いては、歯数が互いに異なる内歯歯車を軸方向に隣接し
て設け、一方の内歯歯車を固定し、他方の内歯歯車を回
転自在に支承すると共に、両内歯歯車に噛み合う遊星歯
車をリトラクターシャフトに設け、他方の内歯歯車にス
イッチ作動部を形成したので、歯車の数が増加したり、
モジュールを小さくする必要がなく、構造が単純で、強
度の高いウエビング巻量検知機構付きリトラクターを得
ることができる。
また、第2の発明においては、一方の内歯歯車を回転位
置調整自在に設け、他方の内歯歯車に予巻き用ストッパ
ーを設けたので、リトラクターシャフトの予巻き時に、
スイッチ作動部が形成された他方の内歯歯車の回転が予
巻き用ストッパーによって停止された後は、一方の固定
内歯歯車を回転させて位置調整することにより、内歯歯
車の初期位置を一定に設定することができ、検知精度を
向上させることができる。
置調整自在に設け、他方の内歯歯車に予巻き用ストッパ
ーを設けたので、リトラクターシャフトの予巻き時に、
スイッチ作動部が形成された他方の内歯歯車の回転が予
巻き用ストッパーによって停止された後は、一方の固定
内歯歯車を回転させて位置調整することにより、内歯歯
車の初期位置を一定に設定することができ、検知精度を
向上させることができる。
第1図乃至第3図は本発明の実施例に係るウエビング巻
量検知機構付きリトラクターの作動原理を説明する図、
第4図及び第5図は本発明の実施例に係るウエビング巻
量検知機構付きリトラクターの具体例を示す図である。 (符号の説明) 10……リトラクターシャフト 12……キャップ 14……回転板 20……固定内歯歯車 30……回転内歯歯車 32……予巻き用ストッパー 34……鍔 40……回転歯車 50……ロアカバー 52……歯付きストッパー 60……アッパーカバー 62……予巻き用ストッパー 70……リトラクターベース 80……リミットスイッチ 90……ワインディングスプリング
量検知機構付きリトラクターの作動原理を説明する図、
第4図及び第5図は本発明の実施例に係るウエビング巻
量検知機構付きリトラクターの具体例を示す図である。 (符号の説明) 10……リトラクターシャフト 12……キャップ 14……回転板 20……固定内歯歯車 30……回転内歯歯車 32……予巻き用ストッパー 34……鍔 40……回転歯車 50……ロアカバー 52……歯付きストッパー 60……アッパーカバー 62……予巻き用ストッパー 70……リトラクターベース 80……リミットスイッチ 90……ワインディングスプリング
Claims (2)
- 【請求項1】ウエビングを巻き取っているリトラクター
シャフトの回転数から巻取量を検知するウエビング巻量
検知機構付きリトラクターにおいて、歯数が互いに異な
る内歯歯車を軸方向に隣接して設け、一方の内歯歯車を
固定し、他方の内歯歯車を回転自在に支承すると共に、
両内歯歯車に噛み合う遊星歯車をリトラクターシャフト
に設け、他方の内歯歯車にスイッチ作動部を形成したこ
とを特徴とするウエビング巻量検知機構付きリトラクタ
ー。 - 【請求項2】一方の内歯歯車を回転位置調整自在に設
け、他方の内歯歯車に予巻き用ストッパーを設けたこと
を特徴とする請求項(1)記載のウエビング巻量検知機
構付きリトラクター。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63168156A JPH072457B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | ウエビング巻量検知機構付きリトラクター |
US07/375,407 US4996395A (en) | 1988-07-06 | 1989-07-05 | Seat belt retraction and switch with peripheral internal gearing and planetary gearing assembly |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63168156A JPH072457B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | ウエビング巻量検知機構付きリトラクター |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0218136A JPH0218136A (ja) | 1990-01-22 |
JPH072457B2 true JPH072457B2 (ja) | 1995-01-18 |
Family
ID=15862853
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63168156A Expired - Lifetime JPH072457B2 (ja) | 1988-07-06 | 1988-07-06 | ウエビング巻量検知機構付きリトラクター |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4996395A (ja) |
JP (1) | JPH072457B2 (ja) |
Families Citing this family (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4403574C1 (de) * | 1994-02-05 | 1995-01-26 | Webasto Karosseriesysteme | Antriebsvorrichtung für ein zwischen Endstellungen verstellbares Teil eines Fahrzeuges |
EP0759495B1 (de) * | 1995-08-11 | 1999-02-17 | Siemens Aktiengesellschaft | Motor-Getriebe-Antriebseinheit mit durch eine Notbetätigung auskuppelbarer Getriebeübertragung |
FR2783476B1 (fr) * | 1998-09-23 | 2000-11-24 | Ecia Equip Composants Ind Auto | Enrouleur de sangle de ceinture de securite pour vehicule automobile |
DE19916805A1 (de) * | 1999-04-14 | 2000-07-13 | Bayerische Motoren Werke Ag | Diagnosevorrichtung |
DE10330936A1 (de) * | 2002-07-10 | 2004-01-22 | Marquardt Gmbh | Sensor für Riemenriß |
WO2007007480A1 (ja) * | 2005-07-14 | 2007-01-18 | Autoliv Development Ab | シートベルト装置 |
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1989
- 1989-07-05 US US07/375,407 patent/US4996395A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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