JPH07277137A - 自動車安全ベルトのためのベルトリトラクター - Google Patents
自動車安全ベルトのためのベルトリトラクターInfo
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- JPH07277137A JPH07277137A JP6295183A JP29518394A JPH07277137A JP H07277137 A JPH07277137 A JP H07277137A JP 6295183 A JP6295183 A JP 6295183A JP 29518394 A JP29518394 A JP 29518394A JP H07277137 A JPH07277137 A JP H07277137A
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- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 2
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 abstract description 5
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/36—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
- B60R22/415—Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means allowing a permanent locking of the retractor during the wearing of the belt
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 より簡単でよりコンパクトな構造を有した自
動車安全ベルトのためのベルトリトラクターを提供す
る。 【構造】 ハウジング10内に回転自在に取り付けられ
たベルトドラムと、前記ベルトドラムの回転をロックす
るためのロック機構と、前記ベルトドラムに関して回転
することによって前記ロック機構を付勢することのでき
るトリップ機構18と、ロック機構を付勢する第1設定
位置と、ロック機構と消勢する第2設定位置との間を切
換え可能なスイッチ要素40と、太陽歯車30、リング
歯車31、遊星歯車32,34を有した遊星歯車装置と
から構成され、前記スイッチ要素が駆動する振り子の形
を有し、これが2つの付勢アーム40a,40bとスイ
ッチ爪40cとを有し、前記要素が第1位置に於ては制
御ディスクと作用してこれを回転しないように保持し、
遊星歯車の外歯が振り子の付勢アームと直接係合するス
イッチ歯32a,34bを有している。
動車安全ベルトのためのベルトリトラクターを提供す
る。 【構造】 ハウジング10内に回転自在に取り付けられ
たベルトドラムと、前記ベルトドラムの回転をロックす
るためのロック機構と、前記ベルトドラムに関して回転
することによって前記ロック機構を付勢することのでき
るトリップ機構18と、ロック機構を付勢する第1設定
位置と、ロック機構と消勢する第2設定位置との間を切
換え可能なスイッチ要素40と、太陽歯車30、リング
歯車31、遊星歯車32,34を有した遊星歯車装置と
から構成され、前記スイッチ要素が駆動する振り子の形
を有し、これが2つの付勢アーム40a,40bとスイ
ッチ爪40cとを有し、前記要素が第1位置に於ては制
御ディスクと作用してこれを回転しないように保持し、
遊星歯車の外歯が振り子の付勢アームと直接係合するス
イッチ歯32a,34bを有している。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車安全ベルトのため
のベルトリトラクターに係り、特に緊急時ロック機構と
自動ロック機構との間で切換え可能なロック機構を備え
たベルトリトラクターに関する。
のベルトリトラクターに係り、特に緊急時ロック機構と
自動ロック機構との間で切換え可能なロック機構を備え
たベルトリトラクターに関する。
【0002】
【従来の技術】特許明細書DE3,809,007C2
に開示された一般タイプのベルトリトラクターは、ハウ
ジング内に支持されたベルトドラムをロックするないし
止めるためのロック機構を有している。前記ロック機構
を付勢するないし作動させるためのトリップ機構が設け
られており、これはベルトドラムに対してある制限され
た量だけ回転することのできる歯付き制御ディスクを有
し、ベルトドラムに相対的なその回転によってロック機
構が付勢される。子供を固定するための装置を付勢する
ために、レバー形状のスイッチ要素が設けられており、
これは2つの安定なスイッチ位置の間を切換えることが
でき、その第1の位置においてはロック機構が付勢ない
し作動され、その第2の位置においてはロック機構が消
勢ないし解除される。2つの前記所定位置の間でスイッ
チ要素を切換えることは、ベルトドラムにおけるベルト
ウェブの巻き付け量に対応して行われ、その理由はベル
トドラムの回転が遊星歯車装置によって段階的に低下し
ていき、望みのスイッチストロークに転換されるからで
ある。
に開示された一般タイプのベルトリトラクターは、ハウ
ジング内に支持されたベルトドラムをロックするないし
止めるためのロック機構を有している。前記ロック機構
を付勢するないし作動させるためのトリップ機構が設け
られており、これはベルトドラムに対してある制限され
た量だけ回転することのできる歯付き制御ディスクを有
し、ベルトドラムに相対的なその回転によってロック機
構が付勢される。子供を固定するための装置を付勢する
ために、レバー形状のスイッチ要素が設けられており、
これは2つの安定なスイッチ位置の間を切換えることが
でき、その第1の位置においてはロック機構が付勢ない
し作動され、その第2の位置においてはロック機構が消
勢ないし解除される。2つの前記所定位置の間でスイッ
チ要素を切換えることは、ベルトドラムにおけるベルト
ウェブの巻き付け量に対応して行われ、その理由はベル
トドラムの回転が遊星歯車装置によって段階的に低下し
ていき、望みのスイッチストロークに転換されるからで
ある。
【0003】前記遊星装置は相対的な回転を防ぎながら
ベルトドラムに連結された太陽歯車と、ハウジングに固
定されたリング歯車と、外歯を有していて前記太陽歯車
及びリング歯車と係合した遊星歯車とを有している。
ベルトドラムに連結された太陽歯車と、ハウジングに固
定されたリング歯車と、外歯を有していて前記太陽歯車
及びリング歯車と係合した遊星歯車とを有している。
【0004】既知のベルトリトラクターの場合には、遊
星歯車の上にスイッチカムが形成されており、前記カム
はベルトドラムにおけるベルトウェブの巻き量の所定の
直径に対応した、遊星歯車のある軌道位置及び回転位置
において、2つのプランジャーの内の1つを押し、スイ
ッチ要素を作動させ、それぞれの場合の他のスイッチ設
定位置へ移動させる。ベルトウェブの巻き量の直径がよ
り小さくなった場合に対応した、他の軌道、回転位置に
おいて遊星歯車のスイッチカムは第2のプランジャーと
接触し、それによってスイッチ要素は再び元の位置に戻
される。このスイッチ要素が制御レバーに作用し、それ
によってロック機構のロック爪が付勢される。
星歯車の上にスイッチカムが形成されており、前記カム
はベルトドラムにおけるベルトウェブの巻き量の所定の
直径に対応した、遊星歯車のある軌道位置及び回転位置
において、2つのプランジャーの内の1つを押し、スイ
ッチ要素を作動させ、それぞれの場合の他のスイッチ設
定位置へ移動させる。ベルトウェブの巻き量の直径がよ
り小さくなった場合に対応した、他の軌道、回転位置に
おいて遊星歯車のスイッチカムは第2のプランジャーと
接触し、それによってスイッチ要素は再び元の位置に戻
される。このスイッチ要素が制御レバーに作用し、それ
によってロック機構のロック爪が付勢される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述し
たタイプのベルトリトラクターで、ほぼ同一の機能を維
持しながら、より簡単でよりコンパクトな構造を有した
ベルトリトラクターを提供することにある。
たタイプのベルトリトラクターで、ほぼ同一の機能を維
持しながら、より簡単でよりコンパクトな構造を有した
ベルトリトラクターを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、前記スイッチ要素は、ハウジング上に枢軸的ないし
回動可能に取り付けられたスイッチ振り子ないし揺動体
の形態で設けられ、これは2つの付勢ないし作動アーム
と1つのスイッチ爪を有し、前記要素が、第1の設定位
置においては、制御ディスクに作用し、これを回転しな
いように保持し、前記遊星歯車の外歯が少なくとも1つ
の付勢ないし作動歯を有しており、この付勢歯が半径方
向に大きくなった寸法を有し、また遊星歯車の軌道運動
及び回転(自転)運動の所定位置において、スイッチ振
り子の1つの付勢アームと直接係合し、これをそのそれ
ぞれの他のスイッチ設定位置に押すようになっている。
遊星歯車に形成されたスイッチ歯によって、スイッチ振
り子の動作は直接的に生じ、従ってプランジャーのよう
な従来装置に存在した伝達要素は最早必要でなくなる。
同時に、遊星歯車には分離的なスイッチカムも必要がな
くなり、このスイッチカムのために遊星歯車の高さや、
その結果としてベルトリトラクターの全体的な軸線方向
寸法が増加するであろう。さらにロック爪を有したスイ
ッチ振り子が自動車感知及びベルトウェブ感知の付勢機
構の制御ディスクと直接的に係合するので、分離的な制
御レバーなしで行うことができる。
に、前記スイッチ要素は、ハウジング上に枢軸的ないし
回動可能に取り付けられたスイッチ振り子ないし揺動体
の形態で設けられ、これは2つの付勢ないし作動アーム
と1つのスイッチ爪を有し、前記要素が、第1の設定位
置においては、制御ディスクに作用し、これを回転しな
いように保持し、前記遊星歯車の外歯が少なくとも1つ
の付勢ないし作動歯を有しており、この付勢歯が半径方
向に大きくなった寸法を有し、また遊星歯車の軌道運動
及び回転(自転)運動の所定位置において、スイッチ振
り子の1つの付勢アームと直接係合し、これをそのそれ
ぞれの他のスイッチ設定位置に押すようになっている。
遊星歯車に形成されたスイッチ歯によって、スイッチ振
り子の動作は直接的に生じ、従ってプランジャーのよう
な従来装置に存在した伝達要素は最早必要でなくなる。
同時に、遊星歯車には分離的なスイッチカムも必要がな
くなり、このスイッチカムのために遊星歯車の高さや、
その結果としてベルトリトラクターの全体的な軸線方向
寸法が増加するであろう。さらにロック爪を有したスイ
ッチ振り子が自動車感知及びベルトウェブ感知の付勢機
構の制御ディスクと直接的に係合するので、分離的な制
御レバーなしで行うことができる。
【0007】ベルトリトラクターの好ましい実施例にお
いては、前記2つの遊星歯車の各々がスイッチ歯を有
し、外周方向において相互にずれて配置されていて、そ
の最初の1つが、前記軌道運動及び回転運動の所定位置
においてスイッチ振り子の1つの付勢アームと係合し、
第2の遊星歯車が、軌道運動及び回転運動の第2の所定
位置において、スイッチ振り子の他の付勢アームと係合
する。このように、1つの遊星歯車は子供を固定する装
置を付勢し、他の遊星歯車はそれを消勢する作用を果た
す。このそれぞれのスイッチ点はこのようにして簡単に
復帰させることができる。ベルトリトラクターの好まし
い実施例に於ては、更に、スイッチ歯の回転位置は各々
の遊星歯車においてずれており、各々の軌道運動が完了
するごとに、スイッチ歯のピッチ寸法あるいはその倍数
の寸法だけずらされる。遊星歯車の軌道運動が完了する
度に、そのスイッチ歯は結果的にある角度ずつずれてい
き、従って、スイッチ振り子の付勢アームを打撃するの
は何回の軌道運動の後かを正確に計算することができ
る。
いては、前記2つの遊星歯車の各々がスイッチ歯を有
し、外周方向において相互にずれて配置されていて、そ
の最初の1つが、前記軌道運動及び回転運動の所定位置
においてスイッチ振り子の1つの付勢アームと係合し、
第2の遊星歯車が、軌道運動及び回転運動の第2の所定
位置において、スイッチ振り子の他の付勢アームと係合
する。このように、1つの遊星歯車は子供を固定する装
置を付勢し、他の遊星歯車はそれを消勢する作用を果た
す。このそれぞれのスイッチ点はこのようにして簡単に
復帰させることができる。ベルトリトラクターの好まし
い実施例に於ては、更に、スイッチ歯の回転位置は各々
の遊星歯車においてずれており、各々の軌道運動が完了
するごとに、スイッチ歯のピッチ寸法あるいはその倍数
の寸法だけずらされる。遊星歯車の軌道運動が完了する
度に、そのスイッチ歯は結果的にある角度ずつずれてい
き、従って、スイッチ振り子の付勢アームを打撃するの
は何回の軌道運動の後かを正確に計算することができ
る。
【0008】
【実施例】本発明の更に有利な発展形態とその便利な形
態については、添付図面を参照した本発明の実施例の詳
細な説明から理解できるであろう。
態については、添付図面を参照した本発明の実施例の詳
細な説明から理解できるであろう。
【0009】U字形のハウジング10の2つのリムの間
に、ベルトドラム12が回転自在に取り付けられてい
る。前記ベルトドラム12の横方向フランジ12aには
外歯のついたカップリングディスク14が連結されてお
り、前記ディスクには外歯のついた制御ディスク16が
回転運動を制限された状態で連結されていて、前記カッ
プリングディスクは制御ディスクに対して相対的な回転
をしないように既知の方法で連結されている。ハウジン
グ10に対して枢軸的に取り付けられ、かつ図面におい
て全体的に番号18で示された、自動車感知のトリップ
機構は、ボール20上にのった制御爪22を有してい
る。前記ボールが自動車に応答して運動すると、この爪
はカップリングディスク14の外歯と係合するようにな
る。カップリングディスク14の回転運動によって、前
記トリップ機構18はよく知られた方法でロック爪28
を付勢するために駆動され、前記ロック爪はベルトドラ
ムのフランジ12aの外歯と係合して、ベルトドラムを
ロックしてその回転を防ぐようになる。同じようなロッ
ク動作は制御ディスク16によるベルトウェブに応答し
た方法で開始され、急速な回転加速に対抗した慣性モー
メントによって、ベルトドラム12と制御ディスク16
との間に相対的な回転が生じ、これがカップリング爪と
制御レバー26とを介してロック爪28に伝達される。
に、ベルトドラム12が回転自在に取り付けられてい
る。前記ベルトドラム12の横方向フランジ12aには
外歯のついたカップリングディスク14が連結されてお
り、前記ディスクには外歯のついた制御ディスク16が
回転運動を制限された状態で連結されていて、前記カッ
プリングディスクは制御ディスクに対して相対的な回転
をしないように既知の方法で連結されている。ハウジン
グ10に対して枢軸的に取り付けられ、かつ図面におい
て全体的に番号18で示された、自動車感知のトリップ
機構は、ボール20上にのった制御爪22を有してい
る。前記ボールが自動車に応答して運動すると、この爪
はカップリングディスク14の外歯と係合するようにな
る。カップリングディスク14の回転運動によって、前
記トリップ機構18はよく知られた方法でロック爪28
を付勢するために駆動され、前記ロック爪はベルトドラ
ムのフランジ12aの外歯と係合して、ベルトドラムを
ロックしてその回転を防ぐようになる。同じようなロッ
ク動作は制御ディスク16によるベルトウェブに応答し
た方法で開始され、急速な回転加速に対抗した慣性モー
メントによって、ベルトドラム12と制御ディスク16
との間に相対的な回転が生じ、これがカップリング爪と
制御レバー26とを介してロック爪28に伝達される。
【0010】子供用座席を自動車に固定するために、ベ
ルトウェブをある長さだけ引き出すことにより、ベルト
リトラクターをロック状態にすることが可能となる。ベ
ルトウェブがほぼ完全に再び巻上げられると、ベルトリ
トラクターは自動車に対しても、またベルトウェブに対
してもロックモードに戻される。ベルトドラムの回転は
結果的には切換えストロークに転換されなければなら
ず、即ち、ベルトウェブが実際的には完全には巻き付け
られていない状態でロック機構への切り換えのためのス
トロークに接続され、ベルトウェブが実施的に完全に再
び巻き付けられた状態でストロークから切り離される。
この目的のために、遊星歯車装置が設けられており、こ
れはベルトドラム12のフランジ12aとは相対的に回
転するのを防ぐようにして連結された太陽歯車30と、
ハウジング10に固定された内歯のついたリング歯車3
1と、それぞれが180度ずれた2つの外歯のついた遊
星歯車32,34とを有し、前記遊星歯車は太陽歯車3
0とリング歯車31とに対して噛合している。前記遊星
歯車32,34はそれぞれ8個の歯を有し、その内の7
個は短くしておいて、それぞれの8番目の歯は半径方向
に伸びたスイッチ歯32a,34aを形成するように設
計されている。
ルトウェブをある長さだけ引き出すことにより、ベルト
リトラクターをロック状態にすることが可能となる。ベ
ルトウェブがほぼ完全に再び巻上げられると、ベルトリ
トラクターは自動車に対しても、またベルトウェブに対
してもロックモードに戻される。ベルトドラムの回転は
結果的には切換えストロークに転換されなければなら
ず、即ち、ベルトウェブが実際的には完全には巻き付け
られていない状態でロック機構への切り換えのためのス
トロークに接続され、ベルトウェブが実施的に完全に再
び巻き付けられた状態でストロークから切り離される。
この目的のために、遊星歯車装置が設けられており、こ
れはベルトドラム12のフランジ12aとは相対的に回
転するのを防ぐようにして連結された太陽歯車30と、
ハウジング10に固定された内歯のついたリング歯車3
1と、それぞれが180度ずれた2つの外歯のついた遊
星歯車32,34とを有し、前記遊星歯車は太陽歯車3
0とリング歯車31とに対して噛合している。前記遊星
歯車32,34はそれぞれ8個の歯を有し、その内の7
個は短くしておいて、それぞれの8番目の歯は半径方向
に伸びたスイッチ歯32a,34aを形成するように設
計されている。
【0011】二重アームのレバーの形に設計されたスイ
ッチ振り子40が、ハウジングに固定された、その2つ
の付勢アーム40のピンに枢軸的に取り付けられ、前記
付勢アーム40bにはその上に形成されたスイッチ爪4
0cが設けられている。前記スイッチ爪40cはスイッ
チ振り子40のスイッチ位置に対応しており、慣性ディ
スク16の外歯との係合あるいは係合からの離脱をさせ
る。スイッチ爪40cが制御ディスク16の外歯と係合
している時には、制御ディスクを回転しないように保持
し、従って、ベルトドラム12と制御ディスク16との
間の相対的な回転によって、ベルトリトラクターのロッ
ク機構が上述したようにして付勢されるであろう。一方
で制御ディスク16の歯、他方でスイッチ爪40cの幾
何学的形状は、しかしながら、ベルトドラムの回転が巻
上げ方向には可能になるように選択される。
ッチ振り子40が、ハウジングに固定された、その2つ
の付勢アーム40のピンに枢軸的に取り付けられ、前記
付勢アーム40bにはその上に形成されたスイッチ爪4
0cが設けられている。前記スイッチ爪40cはスイッ
チ振り子40のスイッチ位置に対応しており、慣性ディ
スク16の外歯との係合あるいは係合からの離脱をさせ
る。スイッチ爪40cが制御ディスク16の外歯と係合
している時には、制御ディスクを回転しないように保持
し、従って、ベルトドラム12と制御ディスク16との
間の相対的な回転によって、ベルトリトラクターのロッ
ク機構が上述したようにして付勢されるであろう。一方
で制御ディスク16の歯、他方でスイッチ爪40cの幾
何学的形状は、しかしながら、ベルトドラムの回転が巻
上げ方向には可能になるように選択される。
【0012】前記2つの付勢アームの間に於て、スイッ
チ振り子40がスプール40dを支持しており、前記ス
プールはスイッチ振り子40を2つの可能性のあるスイ
ッチ位置のいずれか一方に於て双安定的に保持するため
に、ばね荷重式のスラスト部材44と協動する。
チ振り子40がスプール40dを支持しており、前記ス
プールはスイッチ振り子40を2つの可能性のあるスイ
ッチ位置のいずれか一方に於て双安定的に保持するため
に、ばね荷重式のスラスト部材44と協動する。
【0013】スイッチ振り子40の付勢アーム40a,
40bに対応した位置に於て、リング歯車31にはそれ
ぞれギャップが設けられており、それらを介して、スイ
ッチ歯32a,34aが適当な軌道位置及び回転位置に
位置している時に、スイッチ振り子40のそれぞれの付
勢アームに対して押しつけられている。図1に於ては、
遊星歯車32の軌道運動及び回転運動の与えられた適当
な位置に於て、前記スイッチ歯32aがスイッチ振り子
の付勢アーム40aを押しつけ、スイッチ爪40cを制
御ディスク16の外周歯と噛合させ、他方、スイッチ歯
34aによって、遊星歯車34が適当な軌道位置及び回
転位置に位置している時に、スイッチ振り子40の付勢
アーム40bに押しつけられ、スイッチ振り子を最初に
選ばれた位置へ移動させる。
40bに対応した位置に於て、リング歯車31にはそれ
ぞれギャップが設けられており、それらを介して、スイ
ッチ歯32a,34aが適当な軌道位置及び回転位置に
位置している時に、スイッチ振り子40のそれぞれの付
勢アームに対して押しつけられている。図1に於ては、
遊星歯車32の軌道運動及び回転運動の与えられた適当
な位置に於て、前記スイッチ歯32aがスイッチ振り子
の付勢アーム40aを押しつけ、スイッチ爪40cを制
御ディスク16の外周歯と噛合させ、他方、スイッチ歯
34aによって、遊星歯車34が適当な軌道位置及び回
転位置に位置している時に、スイッチ振り子40の付勢
アーム40bに押しつけられ、スイッチ振り子を最初に
選ばれた位置へ移動させる。
【0014】太陽歯車30と、リング歯車31と、遊星
歯車32,34との歯のピッチ歯、遊星歯装置が各々の
軌道が完了する度に、そのスイッチ歯32a,34aが
その歯のピッチに等しい量だけずれるように選択されて
いる。この設計によって、ロック機構の付勢、消勢のた
めに、ベルトウェブの巻上量及び巻き出し量に応じて選
択されるようになったスイッチ点を設定することが容易
に可能となる。
歯車32,34との歯のピッチ歯、遊星歯装置が各々の
軌道が完了する度に、そのスイッチ歯32a,34aが
その歯のピッチに等しい量だけずれるように選択されて
いる。この設計によって、ロック機構の付勢、消勢のた
めに、ベルトウェブの巻上量及び巻き出し量に応じて選
択されるようになったスイッチ点を設定することが容易
に可能となる。
【図1】幾つかの部品を切除して示したベルトリトラク
ターの概略的な横断面図。
ターの概略的な横断面図。
【図2】図1に示したベルトリトラクターの軸線を通る
概略断面図。
概略断面図。
10 ハウジング 12 ベルトドラム 16 制御ディスク 18 トリップ機構 28 ロック機構 30 太陽歯車 31 リング歯車 32,34 遊星歯車 32a,34a スイッチ歯 40 スイッチ振り子 40a,40b 付勢アーム 40c スイッチ爪
Claims (3)
- 【請求項1】 自動車安全ベルトのためのベルトリトラ
クターにおいて、 a) ハウジング(10)内に回転自在に取りつけられ
たベルトドラム(12)と、 b) 前記ベルトドラムの回転をロックするためのロッ
ク機構(28)と、 c) ベルトドラム(12)に対してある制限された程
度にまで回転可能な制御ディスク(16)を有し、ベル
トドラム(12)に対するその回転によって、前記ロッ
ク機構を付勢することのできるトリップ機構(18)
と、 d) 2つの安定的なスイッチ設定位置の間で切換え可
能であり、第1のスイッチ設定位置においてはロック機
構(28)を付勢し、第2の設定位置においてはロック
機構(28)を解除するスイッチ要素(40)と、 e) ベルトドラム(12)に対して相対回転するのを
防ぐようにして固定された太陽歯車(30)と、ハウジ
ングに固定されたリング歯車(31)と、外歯を備え前
記太陽歯車(30)及びリング歯車(31)と噛合した
少なくとも1つの遊星歯車(32,34)とを有する遊
星歯車装置と を具備し、前記スイッチ要素が枢軸的に取りつけられた
振り子(40)の形態で構成され、前記振り子が2つの
付勢アーム(40a,40b)と、スイッチ爪(40
c)とを有し、前記スイッチ要素が、第1の設定位置に
おいては、制御ディスク(16)に作用してこれを回転
しないように保持し、前記遊星歯車(32a,34a)
の外歯が少なくとも1つの付勢歯を有しており、この付
勢歯が半径方向に大きくなった寸法を有し、また遊星歯
車(32a,34a)の軌道運動及び回転運動の所定位
置において、スイッチ振り子(40)の1つの付勢アー
ムと直接係合し、これをそのそれぞれの他のスイッチ設
定位置に押すようにした自動車安全ベルトのためのベル
トリトラクター。 - 【請求項2】 請求項1記載のベルトリトラクターにお
いて、前記2つの遊星歯車(32,34)の夫々が、ス
イッチ歯(32a,34a)を有し、外周方向において
相互にずれて配置されていて、その最初の1つ(32)
が、前記軌道運動及び回転運動の所定位置においてスイ
ッチ振り子(40)の1つの付勢アーム(40a)と係
合し、第2の遊星歯車(34)が、軌道運動及び回転運
動の第2の所定位置において、スイッチ振り子(40)
の他の付勢アーム(40b)と係合するようになってい
る自動車安全ベルトのためのベルトリトラクター。 - 【請求項3】 請求項1あるいは2記載のベルトリトラ
クターにおいて、軌道運動が完了するごとに、遊星歯車
(32,34)のスイッチ歯(32a,34a)の回転
設定位置がその歯ピッチ寸法あるいはその倍数の寸法だ
けずらされる自動車安全ベルトのためのベルトリトラク
ター。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE9318286U DE9318286U1 (de) | 1993-11-30 | 1993-11-30 | Gurtaufroller für Fahrzeugsicherheitsgurte |
DE93182864 | 1993-11-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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