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JPH07237549A - 電動式パワーステアリング装置 - Google Patents

電動式パワーステアリング装置

Info

Publication number
JPH07237549A
JPH07237549A JP10092794A JP10092794A JPH07237549A JP H07237549 A JPH07237549 A JP H07237549A JP 10092794 A JP10092794 A JP 10092794A JP 10092794 A JP10092794 A JP 10092794A JP H07237549 A JPH07237549 A JP H07237549A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
ball screw
electric motor
power steering
rear axle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10092794A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiji Nakajima
聖二 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyoda Automatic Loom Works Ltd filed Critical Toyoda Automatic Loom Works Ltd
Priority to JP10092794A priority Critical patent/JPH07237549A/ja
Publication of JPH07237549A publication Critical patent/JPH07237549A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、特に、組立時の作業効率を良くす
ると共に、構造の簡単な電動式パワーステアリング装置
を提供することを目的とする。 【構成】 本発明による電動式パワーステアリング装置
は、一対のナックル(3)に両端を枢着したボールねじロ
ッド(33)と、ボールねじロッド(33)に螺着したボールね
じ部(34)と、電動モータ(18)の回転力をボールねじ部(3
4)に伝達する歯車機構(35)とを備えた操舵機構部(B)
を、リアアクスル(2)に対して一体に組み付けた構成に
より、電動式パワーステアリング装置の組立時の作業効
率が良くなり、また、電動モータの駆動力をダイレクト
に操舵車輪に伝えることができ、操舵の確実性や安定性
を得ることができ、部品点数を減らすことができるの
で、簡単な構造で安価な電動式パワーステアリングを提
供することができる構成である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電動式パワーステアリ
ング装置に関し、特に、電動モータにより操舵車輪を操
舵させるように構成した電動式パワーステアリング装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図10は実開昭62−94971号公報
に開示された従来のフォークリフトの電動式パワーステ
アリング装置の一例を示す斜視図である。
【0003】図10において、符号1で示すものは、後
車輪をなす一対の操舵車輪であり、各操舵車輪1間に
は、車体に固定されるリアアクスル2が配設されてい
る。また、各操舵車輪1は、各ナックル3により回転自
在に支持され、各ナックル3は、リアアクスル2の両端
において、略上下方向の軸線のまわりに回動するように
枢着されている。前記リアアクスル2の中央部には、ベ
ルクランク4が上下方向の軸線のまわりに回動自在に支
持され、このベルクランク4は、2本のタイロッド5
a,5bを介して各ナックル3に接続されている。従っ
て、ベルクランク4の適切な回動量すなわち操舵量を、
タイロッド5a,5b及びナックル3を介して、操舵車
輪1に伝えることができる。
【0004】更に、運転者が操作するステアリングホイ
ール6には、ステアリングシャフト7の一端が固定され
ている。このステアリングシャフト7には、ステアリン
グホイール6に加えられる回転トルクを検出するトルク
検出装置8が配設され、このトルク検出装置8のトルク
検出信号は制御回路9に供給されるようになっている。
前記ステアリングシャフト7と前記リアアクスル2との
間には、制御回路9により制御される電動シリンダ10
が配設され、この電動シリンダ10とステアリングシャ
フト7との間には、回転伝達機構11が設けられてい
る。
【0005】なお、前記回転伝達機構11は、ステアリ
ングシャフト7の末端に固着されたかさ歯車12と、こ
のかさ歯車12と噛合するかさ歯車13と、かさ歯車1
3から延びる第1ロッド14と、ユニバーサルジョイン
ト15を介して第1ロッド14に連結された第2ロッド
16とで主として構成されている。また、前記電動シリ
ンダ10には、入力軸としての第2ロッド16と、出力
軸としてのねじ軸17とが連結され、このねじ軸17の
先端はベルクランク4に枢着されている。
【0006】前記電動シリンダ10の内部には、図11
に示すように、電動モータ18の回転軸19に固定され
た歯車20が配設され、この回転軸19は、ジョイント
部21を介して第2ロッド16に連結されている。従っ
て、第2ロッド16の回転力を電動モータ18により助
成することができる。前記歯車20は軸駆動ギア22に
噛合され、この軸駆動ギア22は、内周面に形成した雌
ねじ部22aを介して、ねじ軸17の雄ねじ部17aに
螺着されている。従って、軸駆動ギア22の回転方向及
び回転量に追従して、ねじ軸17を前後方向に所定の速
度で往復摺動させることができる。よって、電動モータ
18の駆動は、ねじ軸17を所定方向に往復運動させ、
ナックル3の回動量を助成することになる。
【0007】なお、前記電動モータ18に供給される電
流の大きさは、制御回路9によって制御され、前記トル
ク検出装置8により検出されたトルクの大きさに対応し
た電流が電動モータ18に供給されるようになってい
る。また、前記電動シリンダ10は、支持部23を介し
て車体(図示せず)に固定され、電動シリンダ10の落
下を防止している。
【0008】次に、前述のように構成された従来の電動
式パワーステアリング装置の動作について説明する。先
ず、運転者が、ステアリングホイール6を回転操作する
と、トルク検出装置8が検出したトルクの大きさに対応
する電流が電動モータ18に供給され、回転軸19、歯
車20及び軸駆動ギア22を介して、ねじ軸17が軸線
方向に往復運動する。その結果、ベルクランク4が、回
動軸4aを中心に回動させられると共に、その回動力が
タイロッド5a,5bを介してナックル3に伝達され
て、ナックル3を、キングピン軸Aを中心に回動させ
る。従って、ステアリングホイール6の回転操作に応じ
て、電動モータ18の回転速度及び回転方向を任意に制
御して、操舵車輪1の向きを任意に変えることができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の電動式パワース
テアリング装置は、以上のように構成されていたため、
次のような課題が存在していた。すなわち、比較的重量
のある電動シリンダ10は、両側から棒状の第2ロッド
16及びねじ軸17が突出すると共に、ステアリングシ
ャフト7と前記リアアクスル2との間に配置させる構成
を有しているため、パワーステアリング装置の組立作業
性が悪く、しかも、ベルクランク4を利用しているた
め、リンク機構が複雑になるといった問題点があった。
【0010】本発明は、以上のような課題を解決するた
めになされたもので、特に、組立時の作業効率を良くす
ると共に、構造の簡単な電動式パワーステアリング装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
電動式パワーステアリング装置は、操舵車輪を回転自在
に支持すると共に略上下方向の軸線のまわりに回動する
左右一対のナックルと、前記操舵車輪間に配設されると
共に車体に固定されるリアアクスルと、ステアリングホ
イールに加えられる回転トルクを検出するトルク検出装
置と、前記ステアリングホイールの回転量に応じて前記
ナックルの回動量を助成する電動モータと、前記トルク
検出装置の出力信号に対応した大きさの電流を前記電動
モータに供給する制御回路とを備えた電動式パワーステ
アリング装置において、前記一対のナックルに両端を枢
着したボールねじロッドと、前記ボールねじロッドに螺
着したボールねじ部と、前記電動モータの回転力を前記
ボールねじ部に伝達する歯車機構とを備えた操舵機構部
を、前記リアアクスルに対して一体に組み付けた構成で
ある。
【0012】また、請求項2に係る電動式パワーステア
リング装置は、請求項1のパワーステアリング装置にお
いて、ステアリングホイールに加えられる回転トルクを
歯車機構を介してボールねじ部に伝達するための伝達軸
をリアアクスルに接続されたセンタピンの中に配設した
ものである。
【0013】
【作用】本発明の請求項1に記載の電動式パワーステア
リング装置においては、運転者が、ステアリングホイー
ルを回転操作すると、トルク検出装置がステアリングホ
イールに加えられた回転トルクを検出し、この回転トル
クの大きさに対応した電流が制御回路を介して電動モー
タに供給され、この電動モータの回転力を、歯車機構を
介してボールねじ部に伝達し、このボールねじ部の回転
によって、ボールねじロッドを操舵車輪側に移動させ
る。その結果、ボールねじロッドの両端に枢着したナッ
クルは回動し、このナックルの回動に追従して操舵車輪
を回動させることができる。また、ボールねじロッドと
ボールねじ部と歯車機構とを備えた操舵機構部がリアア
クスルに対して一体に組付けられているため、パワース
テアリング装置の組立にあたって、ステアリングホイー
ルに設けた周知のステアリングシャフトと前記操舵機構
部とを、継手を介して複数本の回転可能なロッドで簡単
に連結させることができる。
【0014】また、請求項2に記載の電動式パワーステ
アリング装置においては、ステアリングホイールに加え
られる回転トルクをボールねじ部に伝達するための伝達
軸がセンタピン内に配設されるため、リアアクスルの組
付けが容易になる。さらに、伝達軸をセンタピン内に配
設することにより、伝達軸が機台の中心線上に位置する
ため、操舵の際に伝達軸によって操舵車輪の向きが妨げ
られることがなくなり、大きな操舵車輪を採用すること
が可能となる。
【0015】
【実施例】以下、図面と共に本発明による電動式パワー
ステアリング装置の好適な実施例について詳細に説明す
る。なお、従来例と同一又は同等部分については、同一
符号を用いて説明する。
【0016】実施例1.図1において、符号1で示すも
のは、一対の後車輪をなすフォークリフトの操舵車輪で
あり、各操舵車輪1間には、車体(図示せず)に固定さ
れるリアアクスル2が配設され、各操舵車輪1は、左右
一対をなすナックル3に対して回転自在に支持されてい
る。なお、リアアクスル2の両端において、各ナックル
3は、キングピン軸A(図2参照)を介して略上下方向
の軸線のまわりに回動するように枢着された軸受部3a
と、この軸受部3aに固着されたアーム部3bと、軸受
部3aから操舵車輪1側に突出すると共に操舵車輪1を
回転支持するスピンドル3cとから構成されている。な
お、リアアクスル2には双方の操舵車輪1の中心線上に
センタピン50が接続されている。
【0017】更に、運転者が操作するステアリングホイ
ール6には、ステアリングシャフト7の一端が固定さ
れ、ステアリングシャフト7の末端には、トルクセンサ
としてのトルク検出装置8が配設されると共に、かさ歯
車ボックス30が固定されている。このかさ歯車ボック
ス30内には、図示しない一対のかさ歯車が収納されて
おり、一方のかさ歯車は、ステアリングシャフト7に連
結され、他方のかさ歯車は第1ジョイント部31を介し
て第1ロッド14に連結されている。従って、ステアリ
ングシャフト7の回動を、第1ロッド14に適切に伝達
することができる。この第1ロッド14には、ベアリン
グユニットを構成する第2ジョイント部32を介して、
第2ロッド(伝達軸)16が連結され、この第2ロッド
は、リアアクスル2内に挿入されて、後述する操舵機構
部Bに接続されている。
【0018】前記操舵機構部Bは、図2に示すように、
ナックル3間に配設されると共に、各ナックル3のアー
ム部3bにタイロッド5を介して両端が枢着されたボー
ルねじロッド33を備えている。ボールねじロッド33
の両端は、それぞれ回転ピンCを介して対応するタイロ
ッド5の一端部に枢着され、タイロッド5の他端部はそ
れぞれ回転ピンDを介して対応するナックル3のアーム
部3bに枢着されている。このボールねじロッド33
は、その長さ方向に移動することにより、タイロッド5
を介してキングピン軸Aを中心にナックル3を回動さ
せ、操舵車輪1を任意の方向に指向させる機能を有して
いる。更に、ボールねじロッド33の中央には雄ねじ部
33aが形成され、この雄ねじ部33aは、ボールねじ
部34の雌ねじ部34aに螺着されている。なお、雄ね
じ部33aと雌ねじ部34aは、周知のボールねじ機構
をなし、極めて滑らかな力伝達を可能にしている。
【0019】図1に示すように、前記リアアクスル2の
上ビーム2aと下ビーム2bとの間には電動モータ18
が配設され、この電動モータ18には、コントローラ9
a内に収容された制御回路9を介して、トルク検出装置
8の出力信号に対応した大きさの電流が供給されてい
る。更に、リアアクスル2の上ビーム2aと下ビーム2
bとの間には、電動モータ18の回転力をボールねじ部
34に伝達する歯車機構35が配設され、この歯車機構
35は、電動モータ18の出力軸に配設された駆動歯車
36と、ボールねじ部34の一端に固定されると共にボ
ールねじロッド33を挿通させた従動歯車37と、駆動
歯車36と従動歯車37との間に介挿されて所望の減速
を達成するための中間歯車38とから主として構成され
ている。
【0020】更に、この中間歯車38の側面には、第1
かさ歯車39が固定され、この第1かさ歯車39は、第
2ロッド16の先端に配設した第2かさ歯車40と噛合
している。従って、第2ロッド16の回転力を、第1か
さ歯車39及び中間歯車38を介して、ボールねじ部3
4に伝達することができ、その結果、電動式パワーステ
アリング装置が故障して駆動モータ18が駆動しない場
合でも、パワーステアリング装置を手動で操作させ、緊
急事態を適切に回避することができる。
【0021】なお、ボールねじロッド33とボールねじ
部34と歯車機構35とを備えた操舵機構部Bは、パワ
ーステアリング装置の組立ての簡便性を考慮して、リア
アクスル2内に一体に組付けられている。具体的には、
図3に示されるように、電動モータ18のケーシング1
8aと中間歯車38の回転軸38aの軸受38bとが支
持プレート41に一体に固定され、この支持プレート4
1が下ビーム2bに固設されている。
【0022】このように構成された上記実施例1の動作
について説明する。まず、運転者が、ステアリングホイ
ール6を任意の方向に回転操作すると、ステアリングシ
ャフト7が回転し、それに伴ってトルク検出装置8がス
テアリングホイール6に加えられた回転トルクを検出す
る。そして、この回転トルクの大きさに対応した電流が
制御回路9を介して電動モータ18に供給され、駆動歯
車36を所定の速度で回転させる。その後、この駆動歯
車36の回転力を、中間歯車38を介して従動歯車37
に伝達することにより、ボールねじ部34を所定の速度
で回転させる。その結果、ボールねじロッド33は、そ
の長さ方向に所定の速度で移動し、タイロッド5を介し
てキングピン軸Aを中心にナックル3を回動させること
ができる。従って、ステアリングホイール6の回転操作
に応じて、電動モータ18の回転速度及び回転方向を任
意に制御して、操舵車輪1を任意の向きに変えることが
できる。
【0023】実施例2.本発明の実施例2に係る電動式
パワーステアリング装置の要部を図4に示す。なお、前
述の実施例1(図2参照)の構成と同一又は同等な部分
については、同一の符号を付すと共に、その説明は省略
する。この実施例2は、図2に示した実施例1のパワー
ステアリング装置において、本発明の伝達軸となる第2
ロッド16を両車輪1間の中心線上、すなわちフォーク
リフトの中心線上に配置すると共にこの第2ロッド16
をリアアクスル2に接続されているセンタピン50の中
に配設したものである。
【0024】実施例1では、センタピン50と第2ロッ
ド16とが互いに独立して配置されているので、リアア
クスル2を組み付ける際には、図5及び図6に示すよう
に、連結部材2c及び2dを用いて、リアアクスル2の
上ビーム2aと下ビーム2bとを接続すると共にセンタ
ピン50をこのリアアクスル2に接続し、さらに第2ロ
ッド16をリアアクスル2の外部から内部に通す必要が
ある。これに対して、図4の実施例2では、第2ロッド
16がセンタピン50の中に配設されているので、リア
アクスル2の組み付けがより単純で容易なものになる。
【0025】また、図2に示した実施例1では、第2ロ
ッド16が一対の操舵車輪1の中心線上ではなく、一方
の操舵車輪1側に偏って配設されている。このため、操
舵車輪1の大きさは、図7に示されるように、操舵車輪
1の向きを変化させたときに操舵車輪1が第2ロッド1
6に当接しないような大きさに限定される。一方、図4
の実施例2では、図8に示されるように、第2ロッド1
6が双方の操舵車輪1の中心線上に配設されているの
で、リアアクスル2の大きさが同じであっても、より大
きな操舵車輪1を使用することが可能となる。
【0026】実施例3.次に、本発明の実施例3につい
て、図9を参照しつつ説明する。なお、前述の実施例1
及び2の構成と同一又は同等な部分については、同一の
符号を付すと共に、その説明は省略する。
【0027】この実施例3においては、パワーステアリ
ング装置を手動で操作し、緊急事態を回避する構成が実
施例1及び2と相違している。すなわち、第2ロッド1
6の先端にピニオン41を固設し、ボールねじロッド3
3から一対の脚部42aを介して外方に突出するように
配設されたラック42に対して、前記ピニオン41を螺
合させる。このように構成すると、ピニオン41の歯数
を変えるだけで、様々な重量のフォークリフトに簡単且
つ安価に対応させることができる。例えば、軽量なフォ
ークリフトの場合には、操舵力が小さくて済むため、ピ
ニオン41の歯数を少なくし、フォークリフトの車体が
重くなるにつれてピニオン41の歯数を増やすとよい。
【0028】
【発明の効果】本発明による電動式パワーステアリング
装置は、以上のように構成されているため、次のような
効果を得ることができる。すなわち、一対のナックルに
両端を枢着したボールねじロッドと、前記ボールねじロ
ッドに螺着したボールねじ部と、電動モータの回転力を
前記ボールねじ部に伝達する歯車機構とを備えた操舵機
構部を、リアアクスルに対して一体に組み付けた構成に
より、電動式パワーステアリング装置の組立時の作業効
率が良くなり、また、従来のようなクランク機構やリン
ク機構を採用しないので、電動モータの駆動力をダイレ
クトに操舵車輪に伝えることができ、操舵の確実性や安
定性を得ることができる。しかも、部品点数を減らすこ
とができるので、簡単な構造で安価な電動式パワーステ
アリングを提供することもできる。そして、電動モータ
をリアアクスル内に収容しているので、車体における重
量バランスが良くなり、しかも、ステアリングシャフト
からリアアクスルまで延びる回転伝達機構としてのロッ
ドの構成を簡素化することができ、ロッドが延びる部分
において、パワーステアリング装置以外の部品をレイア
ウトする際の自由度を増やすことができる。
【0029】さらに、ステアリングホイールに加えられ
る回転トルクをボールねじ部に伝達するための伝達軸を
センタピン内に配設すれば、リアアクスルの組付けが容
易になると共に、伝達軸が機台の中心線上に位置するた
め、大きな操舵車輪を使用することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1に係る電動式パワーステア
リング装置を示す斜視図である。
【図2】 実施例1の要部を示す部分切欠平面図であ
る。
【図3】 図2のIII−III線に沿う断面図であ
る。
【図4】 本発明の実施例2に係る電動式パワーステア
リング装置の要部を示す部分切欠平面図である。
【図5】 実施例1の要部の組み立て図である。
【図6】 図5に示した要部が組み立てられた状態を示
す正面図である。
【図7】 実施例1における操舵の様子を示す平面図で
ある。
【図8】 実施例2における操舵の様子を示す平面図で
ある。
【図9】 本発明の実施例3に係る電動式パワーステア
リング装置の要部を示す部分切欠平面図である。
【図10】 従来の電動式パワーステアリング装置を示
す斜視図である。
【図11】 図10の電動シリンダを示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1…操舵車輪、2…リアアクスル、3…ナックル、6…
ステアリングホイール、8…トルク検出装置、9…制御
回路、16…第2ロッド、18…電動モータ、33…ボ
ールねじロッド、34…ボールねじ部、35…歯車機
構、50…センタピン、B…操舵機構部。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操舵車輪を回転自在に支持すると共に略
    上下方向の軸線のまわりに回動する左右一対のナックル
    と、前記操舵車輪間に配設されると共に車体に固定され
    るリアアクスルと、ステアリングホイールに加えられる
    回転トルクを検出するトルク検出装置と、前記ステアリ
    ングホイールの回転量に応じて前記ナックルの回動量を
    助成する電動モータと、前記トルク検出装置の出力信号
    に対応した大きさの電流を前記電動モータに供給する制
    御回路とを備えた電動式パワーステアリング装置におい
    て、 前記一対のナックルに両端を枢着したボールねじロッド
    と、前記ボールねじロッドに螺着したボールねじ部と、
    前記電動モータの回転力を前記ボールねじ部に伝達する
    歯車機構とを備えた操舵機構部を、前記リアアクスルに
    対して一体に組み付けたことを特徴とする電動式パワー
    ステアリング装置。
  2. 【請求項2】 前記ステアリングホイールに加えられる
    回転トルクを前記歯車機構を介して前記ボールねじ部に
    伝達するための伝達軸を前記リアアクスルに接続された
    センタピンの中に配設したことを特徴とする請求項1に
    記載の電動式パワーステアリング装置。
JP10092794A 1994-01-10 1994-05-16 電動式パワーステアリング装置 Pending JPH07237549A (ja)

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