JPH07235868A - 電流バッファ回路 - Google Patents
電流バッファ回路Info
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- JPH07235868A JPH07235868A JP6024590A JP2459094A JPH07235868A JP H07235868 A JPH07235868 A JP H07235868A JP 6024590 A JP6024590 A JP 6024590A JP 2459094 A JP2459094 A JP 2459094A JP H07235868 A JPH07235868 A JP H07235868A
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- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/02—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components
- H03K19/08—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits using specified components using semiconductor devices
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- H03F—AMPLIFIERS
- H03F3/00—Amplifiers with only discharge tubes or only semiconductor devices as amplifying elements
- H03F3/30—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor
- H03F3/3069—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the emitters of complementary power transistors being connected to the output
- H03F3/3076—Single-ended push-pull [SEPP] amplifiers; Phase-splitters therefor the emitters of complementary power transistors being connected to the output with symmetrical driving of the end stage
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- H03K—PULSE TECHNIQUE
- H03K19/00—Logic circuits, i.e. having at least two inputs acting on one output; Inverting circuits
- H03K19/01—Modifications for accelerating switching
- H03K19/013—Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits
- H03K19/0136—Modifications for accelerating switching in bipolar transistor circuits by means of a pull-up or down element
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Abstract
(57)【要約】
【目的】AB級プッシュプル回路をドライブするとき、
出力電圧のハイレベルからロウレベルへの遷移時の応答
速度を改善する。 【構成】高位側電源端子9および低位側電源端子10間
に、NPNトランジスタ3と抵抗素子5および6とPN
Pトランジスタ4と抵抗素子2とが直列接続された出力
段と、この出力段の抵抗素子5および6の接続点が出力
端子12に接続され、かつこの接続点および低位側電源
端子10間にNPNトランジスタ1が挿入され、そのベ
ースはPNPトランジスタ4のコレクタに接続されてい
る。入力電圧がハイレベルからロウレベルに低下しPN
Pトランジスタ4のコレクタに大きな過渡電流が流れる
際に、抵抗素子2の両端間に生じる電圧でNPNトラン
ジスタ1を導通させて負荷容量19の電荷を低位側電源
端子10に放電させる。
出力電圧のハイレベルからロウレベルへの遷移時の応答
速度を改善する。 【構成】高位側電源端子9および低位側電源端子10間
に、NPNトランジスタ3と抵抗素子5および6とPN
Pトランジスタ4と抵抗素子2とが直列接続された出力
段と、この出力段の抵抗素子5および6の接続点が出力
端子12に接続され、かつこの接続点および低位側電源
端子10間にNPNトランジスタ1が挿入され、そのベ
ースはPNPトランジスタ4のコレクタに接続されてい
る。入力電圧がハイレベルからロウレベルに低下しPN
Pトランジスタ4のコレクタに大きな過渡電流が流れる
際に、抵抗素子2の両端間に生じる電圧でNPNトラン
ジスタ1を導通させて負荷容量19の電荷を低位側電源
端子10に放電させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電流バッファ回路に関
し、特に出力レベルがハイレベルからロウレベルへの遷
移速度を改善して大きな負荷容量を駆動できるようにし
た電流バッファ回路に関する。
し、特に出力レベルがハイレベルからロウレベルへの遷
移速度を改善して大きな負荷容量を駆動できるようにし
た電流バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の電流バッファ回路の一例
が、特開平1−232806に記載されている。その主
要部の回路図を示した図5を参照すると、このプッシュ
プル増幅回路は、高位側電源端子9および低位側電源端
子10間にNPNトランジスタ29および31が直列接
続され、このランジスタ31のベースにはPNPトラン
ジスタ30のコレクタが接続され、トランジスタ31の
コレクタにはPNPトランジスタ30のエミッタからダ
イオード32を介してそのカソード側で接続されかつ出
力端となる。さらに、PNPトランジスタ30のエミッ
タおよび高位側電源端子9間に高位側定電流源のPNP
トランジスタ37が挿入されている。
が、特開平1−232806に記載されている。その主
要部の回路図を示した図5を参照すると、このプッシュ
プル増幅回路は、高位側電源端子9および低位側電源端
子10間にNPNトランジスタ29および31が直列接
続され、このランジスタ31のベースにはPNPトラン
ジスタ30のコレクタが接続され、トランジスタ31の
コレクタにはPNPトランジスタ30のエミッタからダ
イオード32を介してそのカソード側で接続されかつ出
力端となる。さらに、PNPトランジスタ30のエミッ
タおよび高位側電源端子9間に高位側定電流源のPNP
トランジスタ37が挿入されている。
【0003】一方、PNPトランジスタ30のベースお
よび高位側電源端子9間には高位側定電流源のPNPト
ランジスタ36と抵抗素子41とNPNトランジスタ3
8が直列接続で挿入されかつこのNPNトランジスタ3
8のベースとPNPトランジスタ36のコレクタが接続
され、NPNトランジスタ29のベースにはNPNトラ
ンジスタ38のコレクタが接続され、PNPトランジス
タ30のベースは高位側電源端子9および低位側電源端
子10間に直列接続で挿入されたNPNトランジスタ3
9および低位側定電流源40の直列接続点に接続され
る。このNPNトランジスタ39のベースが入力端とな
り、高位側定電流源36および37のベースと低位側定
電流源40のベースには定電圧電源端子13および14
がそれぞれ接続される。
よび高位側電源端子9間には高位側定電流源のPNPト
ランジスタ36と抵抗素子41とNPNトランジスタ3
8が直列接続で挿入されかつこのNPNトランジスタ3
8のベースとPNPトランジスタ36のコレクタが接続
され、NPNトランジスタ29のベースにはNPNトラ
ンジスタ38のコレクタが接続され、PNPトランジス
タ30のベースは高位側電源端子9および低位側電源端
子10間に直列接続で挿入されたNPNトランジスタ3
9および低位側定電流源40の直列接続点に接続され
る。このNPNトランジスタ39のベースが入力端とな
り、高位側定電流源36および37のベースと低位側定
電流源40のベースには定電圧電源端子13および14
がそれぞれ接続される。
【0004】上述の構成において、出力段のトランジス
タとしては2個のNPNトランジスタ29および30を
使用し、電流シンクとなる方のトランジスタ30とPN
Pトランジスタ30およびダイオード32は変形ダーリ
ントン回路としてPNP特性をもたせる接続を、抵抗素
子41およびトランジスタ38はダイオード接続をそれ
ぞれ構成する。この変形ダーリントン回路によりサブス
トレートPNPトランジスタを使用しないので高周波特
性が良くなる。
タとしては2個のNPNトランジスタ29および30を
使用し、電流シンクとなる方のトランジスタ30とPN
Pトランジスタ30およびダイオード32は変形ダーリ
ントン回路としてPNP特性をもたせる接続を、抵抗素
子41およびトランジスタ38はダイオード接続をそれ
ぞれ構成する。この変形ダーリントン回路によりサブス
トレートPNPトランジスタを使用しないので高周波特
性が良くなる。
【0005】また、他の一例が特開昭64−72606
に記載されている。この電流増幅バッファ回路は、その
回路図を示した図6を参照すると、高位側電源端子9お
よび低位側電源端子10間にNPNトランジスタ3と抵
抗素子5および6とPNPトランジスタ4とが直列接続
された出力段と、この出力段に接続される出力端子12
と、PNPトランジスタ15および抵抗素子17からな
る高位側定電流源とPNPトランジスタ7とが直列接続
されたエミッタホロワ回路とNPNトランジスタ8と低
位側定電流源のNPNトランジスタ16および抵抗素子
18とが直列接続されたエミッタホロワ回路とがそれぞ
れ高位側電源端子9および低位側電源端子10間に接続
されるとともに、PNPトランジスタ7およびNPNト
ランジスタ8の各々のベースが入力端子11に共通接続
された2対の相補型エミッタホロワ回路で構成され出力
段を駆動する入力段とを有する。
に記載されている。この電流増幅バッファ回路は、その
回路図を示した図6を参照すると、高位側電源端子9お
よび低位側電源端子10間にNPNトランジスタ3と抵
抗素子5および6とPNPトランジスタ4とが直列接続
された出力段と、この出力段に接続される出力端子12
と、PNPトランジスタ15および抵抗素子17からな
る高位側定電流源とPNPトランジスタ7とが直列接続
されたエミッタホロワ回路とNPNトランジスタ8と低
位側定電流源のNPNトランジスタ16および抵抗素子
18とが直列接続されたエミッタホロワ回路とがそれぞ
れ高位側電源端子9および低位側電源端子10間に接続
されるとともに、PNPトランジスタ7およびNPNト
ランジスタ8の各々のベースが入力端子11に共通接続
された2対の相補型エミッタホロワ回路で構成され出力
段を駆動する入力段とを有する。
【0006】この構成においては、入力段の相補型エミ
ッタホロワのトランジスタ7および8が出力段のトラン
ジスタ3および4のベース・エミッタ間にバイアスを与
えるので電流バッファ回路はAB級動作をし、その結
果、ほぼ均一な電圧利得が得られ、大電流を負荷に供給
することが可能としている。
ッタホロワのトランジスタ7および8が出力段のトラン
ジスタ3および4のベース・エミッタ間にバイアスを与
えるので電流バッファ回路はAB級動作をし、その結
果、ほぼ均一な電圧利得が得られ、大電流を負荷に供給
することが可能としている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来のプッシ
ュプル増幅回路は、入力インピーダンスが小さいと入力
信号に対して後段に接続される負荷の影響を与えるの
で、入力段にエミッタホロワが付加されている。そのた
め、この回路の出力は順方向電圧VF分のレベル低下と
なり、さらに応答速度にも影響を及ぼすという問題があ
る。
ュプル増幅回路は、入力インピーダンスが小さいと入力
信号に対して後段に接続される負荷の影響を与えるの
で、入力段にエミッタホロワが付加されている。そのた
め、この回路の出力は順方向電圧VF分のレベル低下と
なり、さらに応答速度にも影響を及ぼすという問題があ
る。
【0008】また他の従来例として示した電流増幅バッ
ファ回路では、出力電圧がハイレベルからロウレベルに
遷移するときの応答速度が遅くなり、特に大電流をドラ
イブするときに顕著になる。
ファ回路では、出力電圧がハイレベルからロウレベルに
遷移するときの応答速度が遅くなり、特に大電流をドラ
イブするときに顕著になる。
【0009】本発明の目的は、上述した従来の欠点に鑑
みなされたものであり、AB級プッシュプル回路をドラ
イブするとき、出力電圧がハイレベルからロウレベルへ
遷移する過渡状態時の応答速度を改善した電流バッファ
回路を提供することにある。
みなされたものであり、AB級プッシュプル回路をドラ
イブするとき、出力電圧がハイレベルからロウレベルへ
遷移する過渡状態時の応答速度を改善した電流バッファ
回路を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の電流バッファ回
路の特徴は、高位側電源端子および低位側電源端子間に
第1のNPNトランジスタと第1および第2の抵抗素子
と第1のPNPトランジスタとが直列接続された出力段
と、この出力段に接続される出力端子と、高位側定電流
源および第2のPNPトランジスタが直列接続された第
1のエミッタホロワ回路と第2のNPNトランジスタお
よび低位側定電流源が直列接続された第2のエミッタホ
ロワ回路とがそれぞれ高位側電源端子および低位側電源
端子間に接続されるとともに前記第2のPNPトランジ
スタおよび前記第2のNPNトランジスタのそれぞれの
ベースが入力端子に共通接続されてなる2対の相補型エ
ミッタホロワ回路を有する入力段とを備えた電流バッフ
ァ回路において、前記出力段から前記出力端子に供給さ
れる電位がハイレベルからロウレベルに遷移する過渡状
態時に前記出力段の負荷容量の電荷を前記低位側電源端
子に吸収する電流バイパス手段を備えたことにある。
路の特徴は、高位側電源端子および低位側電源端子間に
第1のNPNトランジスタと第1および第2の抵抗素子
と第1のPNPトランジスタとが直列接続された出力段
と、この出力段に接続される出力端子と、高位側定電流
源および第2のPNPトランジスタが直列接続された第
1のエミッタホロワ回路と第2のNPNトランジスタお
よび低位側定電流源が直列接続された第2のエミッタホ
ロワ回路とがそれぞれ高位側電源端子および低位側電源
端子間に接続されるとともに前記第2のPNPトランジ
スタおよび前記第2のNPNトランジスタのそれぞれの
ベースが入力端子に共通接続されてなる2対の相補型エ
ミッタホロワ回路を有する入力段とを備えた電流バッフ
ァ回路において、前記出力段から前記出力端子に供給さ
れる電位がハイレベルからロウレベルに遷移する過渡状
態時に前記出力段の負荷容量の電荷を前記低位側電源端
子に吸収する電流バイパス手段を備えたことにある。
【0011】また、前記電流バイパス手段は、前記出力
端子および前記低位側電源端子間に第3のNPNトラン
ジスタが挿入され、かつ前記第1のPNPトランジスタ
のコレクタおよび前記低位側電源端子間に第3の抵抗素
子が直列接続で挿入されるとともにこの直列接続点に前
記第3のNPNトランジスタのベースが接続されるよう
に構成することができる。
端子および前記低位側電源端子間に第3のNPNトラン
ジスタが挿入され、かつ前記第1のPNPトランジスタ
のコレクタおよび前記低位側電源端子間に第3の抵抗素
子が直列接続で挿入されるとともにこの直列接続点に前
記第3のNPNトランジスタのベースが接続されるよう
に構成することができる。
【0012】さらに、前記電流バイパス手段は、前記第
1のPNPトランジスタのエミッタおよび前記低位側電
源端子間に第4のNPNトランジスタが挿入され、かつ
前記第1のPNPトランジスタのコレクタおよび前記低
位側電源端子間に第4の抵抗素子が直列接続で挿入され
るとともにこの直列接続点に前記第4のNPNトランジ
スタのベースが接続されるように構成することができ
る。
1のPNPトランジスタのエミッタおよび前記低位側電
源端子間に第4のNPNトランジスタが挿入され、かつ
前記第1のPNPトランジスタのコレクタおよび前記低
位側電源端子間に第4の抵抗素子が直列接続で挿入され
るとともにこの直列接続点に前記第4のNPNトランジ
スタのベースが接続されるように構成することができ
る。
【0013】本発明の電流バッファ回路の他の特徴は、
高位側電源端子および低位側電源端子間に第1のNPN
トランジスタと第1および第2の抵抗素子と第1のPN
Pトランジスタとが直列接続された出力段と、この出力
段に接続される出力端子と、高位側定電流源と第3の抵
抗素子と第2のPNPトランジスタとが直列接続された
第1のエミッタホロワ回路および第2のNPNトランジ
スタと第4の抵抗素子と低位側定電流源とが直列接続さ
れた第2のエミッタホロワ回路がそれぞれ高位側電源端
子および低位側電源端子間に接続されるとともに前記第
2のPNPトランジスタおよび前記第2のNPNトラン
ジスタのそれぞれのベースが入力端子に共通接続された
2対の相補型エミッタホロワ回路からなる入力段とを備
えた電流バッファ回路において、前記第1のPNPトラ
ンジスタのエミッタおよび前記低位側電源端子間に第3
のNPNトランジスタが挿入され、かつ前記第1のPN
Pトランジスタのコレクタおよび前記低位側電源端子間
に第5の抵抗素子が直列接続で挿入されるとともにこの
直列接続点に前記第3のNPNトランジスタのベースが
接続されたことにある。
高位側電源端子および低位側電源端子間に第1のNPN
トランジスタと第1および第2の抵抗素子と第1のPN
Pトランジスタとが直列接続された出力段と、この出力
段に接続される出力端子と、高位側定電流源と第3の抵
抗素子と第2のPNPトランジスタとが直列接続された
第1のエミッタホロワ回路および第2のNPNトランジ
スタと第4の抵抗素子と低位側定電流源とが直列接続さ
れた第2のエミッタホロワ回路がそれぞれ高位側電源端
子および低位側電源端子間に接続されるとともに前記第
2のPNPトランジスタおよび前記第2のNPNトラン
ジスタのそれぞれのベースが入力端子に共通接続された
2対の相補型エミッタホロワ回路からなる入力段とを備
えた電流バッファ回路において、前記第1のPNPトラ
ンジスタのエミッタおよび前記低位側電源端子間に第3
のNPNトランジスタが挿入され、かつ前記第1のPN
Pトランジスタのコレクタおよび前記低位側電源端子間
に第5の抵抗素子が直列接続で挿入されるとともにこの
直列接続点に前記第3のNPNトランジスタのベースが
接続されたことにある。
【0014】また、前記第3、前記第4および前記第5
の抵抗素子は、前記第1のPNPトランジスタのコレク
タ電流により前記第3および前記第4のNPNトランジ
スタがそれぞれ導通状態にならない範囲で各々の抵抗値
を設定することができる。
の抵抗素子は、前記第1のPNPトランジスタのコレク
タ電流により前記第3および前記第4のNPNトランジ
スタがそれぞれ導通状態にならない範囲で各々の抵抗値
を設定することができる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
ながら説明する。
ながら説明する。
【0016】図1は本発明の第1の実施例を示す回路図
である。図1を参照すると、高位側電源端子9および低
位側電源端子10間に、NPNトランジスタ3と抵抗素
子5および6とPNPトランジスタ4と抵抗素子2とが
直列接続された出力段と、この出力段の抵抗素子5およ
び6の接続点が出力端子12に接続され、かつこの接続
点および低位側電源端子10間にNPNトランジスタ1
が挿入され、そのベースはPNPトランジスタ4のコレ
クタに接続されている。
である。図1を参照すると、高位側電源端子9および低
位側電源端子10間に、NPNトランジスタ3と抵抗素
子5および6とPNPトランジスタ4と抵抗素子2とが
直列接続された出力段と、この出力段の抵抗素子5およ
び6の接続点が出力端子12に接続され、かつこの接続
点および低位側電源端子10間にNPNトランジスタ1
が挿入され、そのベースはPNPトランジスタ4のコレ
クタに接続されている。
【0017】この出力段をドライブする入力段は従来技
術と同様に、抵抗素子17およびPNPトランジスタ1
5からなる高位側定電流源とPNPトランジスタ7とが
直列接続されたエミッタホロワ回路と、NPNトランジ
スタ8とNPNトランジスタ16および抵抗素子18か
らなる低位側定電流源とが直列接続されたエミッタホロ
ワ回路とがそれぞれ高位側電源端子9および低位側電源
端子10間に接続されるとともに、PNPトランジスタ
7およびNPNトランジスタ8の各々のベースが入力端
子11に共通接続された2対の相補型エミッタホロワ回
路からなり、高位側定電流源および低位側定電流源は定
電圧電源端子13および14にそれぞれ接続され、入力
段の高位側定電流源に接続されたエミッタホロワ出力が
出力段のトランジスタ3に、低位側定電流源に接続され
たエミッタホロワ出力が出力段のトランジスタ4にそれ
ぞれ供給され、出力段がAB級動作をするように構成さ
れている。
術と同様に、抵抗素子17およびPNPトランジスタ1
5からなる高位側定電流源とPNPトランジスタ7とが
直列接続されたエミッタホロワ回路と、NPNトランジ
スタ8とNPNトランジスタ16および抵抗素子18か
らなる低位側定電流源とが直列接続されたエミッタホロ
ワ回路とがそれぞれ高位側電源端子9および低位側電源
端子10間に接続されるとともに、PNPトランジスタ
7およびNPNトランジスタ8の各々のベースが入力端
子11に共通接続された2対の相補型エミッタホロワ回
路からなり、高位側定電流源および低位側定電流源は定
電圧電源端子13および14にそれぞれ接続され、入力
段の高位側定電流源に接続されたエミッタホロワ出力が
出力段のトランジスタ3に、低位側定電流源に接続され
たエミッタホロワ出力が出力段のトランジスタ4にそれ
ぞれ供給され、出力段がAB級動作をするように構成さ
れている。
【0018】これらの構成において、出力段から出力端
子12に供給される電圧がハイレベルからロウレベルに
遷移する過渡状態時に出力段の負荷容量19の電荷を低
位側電源端子10に吸収する電流バイパス手段としてN
PNトランジスタ1が動作する。
子12に供給される電圧がハイレベルからロウレベルに
遷移する過渡状態時に出力段の負荷容量19の電荷を低
位側電源端子10に吸収する電流バイパス手段としてN
PNトランジスタ1が動作する。
【0019】再び図1を参照すると、定常状態のとき
は、入力段のPNPトランジスタ7およびNPNトラン
ジスタ8は定電流源により定電流が流れ、かつ出力トラ
ンジスタ3および4にはベース電流が供給されるので、
PNPトランジスタ7およびNPNトランジスタ8のベ
ース・エミッタ間電圧VBEは変化しない。その結果、
出力トランジスタ3および4のベース・エミッタ間電圧
VBEも変化しないため、出力の電圧レベルは入力電圧
レベルと同じレベルに保持されることになる。
は、入力段のPNPトランジスタ7およびNPNトラン
ジスタ8は定電流源により定電流が流れ、かつ出力トラ
ンジスタ3および4にはベース電流が供給されるので、
PNPトランジスタ7およびNPNトランジスタ8のベ
ース・エミッタ間電圧VBEは変化しない。その結果、
出力トランジスタ3および4のベース・エミッタ間電圧
VBEも変化しないため、出力の電圧レベルは入力電圧
レベルと同じレベルに保持されることになる。
【0020】このとき、出力トランジスタ3および4の
コレクタ電流が抵抗素子2に流れ、この電流に応答して
生じる電圧がNPNトランジスタ1のベースに供給され
るが、NPNトランジスタ1が導通状態とならないよう
に抵抗素子2の値をあらかじめ設定しておく。
コレクタ電流が抵抗素子2に流れ、この電流に応答して
生じる電圧がNPNトランジスタ1のベースに供給され
るが、NPNトランジスタ1が導通状態とならないよう
に抵抗素子2の値をあらかじめ設定しておく。
【0021】過渡状態のときは、まず、入力電圧がハイ
レベルになると、入力トランジスタ7および8のエミッ
タも入力電圧に追随してハイレベルに上昇し、したがっ
て出力トランジスタ3および4のベース電位も上昇す
る。
レベルになると、入力トランジスタ7および8のエミッ
タも入力電圧に追随してハイレベルに上昇し、したがっ
て出力トランジスタ3および4のベース電位も上昇す
る。
【0022】このとき、出力端子12には負荷容量19
が存在するので、出力トランジスタ3および4のエミッ
タの電圧レベルは急にはハイレベルには上昇しない。そ
のため、出力トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧
VBEは小さくなり、次第にトランジスタ4に流れるエ
ミッタ電流は減少する。
が存在するので、出力トランジスタ3および4のエミッ
タの電圧レベルは急にはハイレベルには上昇しない。そ
のため、出力トランジスタ4のベース・エミッタ間電圧
VBEは小さくなり、次第にトランジスタ4に流れるエ
ミッタ電流は減少する。
【0023】一方、出力トランジスタ3のベース・エミ
ッタ間電圧VBEは逆に大きくなり、ベース・エミッタ
間電圧VBEに依存する関数でエミッタ電流が増加する
ので、電流が高位側電源端子9からトランジスタ3およ
び抵抗素子5を経て出力端子12に流れ、この電流によ
って負荷容量19を充電するので出力端子12の電位は
上昇する。その結果、出力端子12の出力電圧レベルが
入力端子11の入力電圧レベルと同じ電圧レベルになる
とこの電流バッファ回路は過渡状態から定常状態に遷移
する。
ッタ間電圧VBEは逆に大きくなり、ベース・エミッタ
間電圧VBEに依存する関数でエミッタ電流が増加する
ので、電流が高位側電源端子9からトランジスタ3およ
び抵抗素子5を経て出力端子12に流れ、この電流によ
って負荷容量19を充電するので出力端子12の電位は
上昇する。その結果、出力端子12の出力電圧レベルが
入力端子11の入力電圧レベルと同じ電圧レベルになる
とこの電流バッファ回路は過渡状態から定常状態に遷移
する。
【0024】次に、入力電圧の電圧レベルがハイレベル
からロウレベルに下降すると、2対の相補型エミッタホ
ロワ回路のPNPトランジスタ7およびNPNトランジ
スタ8のエミッタの電圧レベルも入力電圧のレベルに合
せてロウレベルに下降し、したがって出力トランジスタ
3および4のベース電位もロウレベルに下降する。
からロウレベルに下降すると、2対の相補型エミッタホ
ロワ回路のPNPトランジスタ7およびNPNトランジ
スタ8のエミッタの電圧レベルも入力電圧のレベルに合
せてロウレベルに下降し、したがって出力トランジスタ
3および4のベース電位もロウレベルに下降する。
【0025】このとき、出力端子12に存在する負荷容
量19のために出力トランジスタ3のエミッタ・ベース
間電圧VBEは小さくなり、次第にトランジスタ3のコ
レクタ電流は減少する。
量19のために出力トランジスタ3のエミッタ・ベース
間電圧VBEは小さくなり、次第にトランジスタ3のコ
レクタ電流は減少する。
【0026】一方、出力トランジスタ4のエミッタ・ベ
ース間電圧VBEは逆に大きくなるのでそのエミッタ電
流は増加し、この電流は出力端子12から抵抗素子6お
おび出力トランジスタ4を経て低位側電源端子10へと
流れ、負荷容量19に蓄積された電荷を放電する。これ
らの動作にともない、出力トランジスタ4のエミッタ電
流が増加すると抵抗素子2の両端の電位差が大きくな
り、NPNトランジスタ1のエミッタ・ベース間電圧V
BEが大きくなるのでこのトランジスタ1が導通状態に
なる。したがって、コレクタ電流が流れ、NPNトラン
ジスタ1も出力端子12の負荷容量19の蓄積電荷を抵
抗素子6を経て低位側電源端子10に放電する。
ース間電圧VBEは逆に大きくなるのでそのエミッタ電
流は増加し、この電流は出力端子12から抵抗素子6お
おび出力トランジスタ4を経て低位側電源端子10へと
流れ、負荷容量19に蓄積された電荷を放電する。これ
らの動作にともない、出力トランジスタ4のエミッタ電
流が増加すると抵抗素子2の両端の電位差が大きくな
り、NPNトランジスタ1のエミッタ・ベース間電圧V
BEが大きくなるのでこのトランジスタ1が導通状態に
なる。したがって、コレクタ電流が流れ、NPNトラン
ジスタ1も出力端子12の負荷容量19の蓄積電荷を抵
抗素子6を経て低位側電源端子10に放電する。
【0027】一般にNPNトランジスタはPNPトラン
ジスタよりも高い電流増幅率の実現が容易であるため、
NPNトランジスタ1の電流増幅率を大きく設計してお
くことにより、出力電圧レベルが急速にハイレベルから
ロウレベルへ下降し、入力電圧レベルと出力電圧レベル
とが同じレベルになると過渡状態から定常状態へと遷移
する。
ジスタよりも高い電流増幅率の実現が容易であるため、
NPNトランジスタ1の電流増幅率を大きく設計してお
くことにより、出力電圧レベルが急速にハイレベルから
ロウレベルへ下降し、入力電圧レベルと出力電圧レベル
とが同じレベルになると過渡状態から定常状態へと遷移
する。
【0028】図1および図6において、高位側電源端子
電圧を10V、低位側電源端子電圧を0V、負荷容量1
9の容量値を20pF、入力電圧のロウレベルからハイ
レベルへの立ち上り時間を10nsec、ハイレベルか
らロウレベルへの立ち下り時間を10nsec、電圧振
幅レベルを3〜6V、パルス幅を50nsecとしてシ
ミュレーションを実行してその特性を比較した結果を図
3に示した。
電圧を10V、低位側電源端子電圧を0V、負荷容量1
9の容量値を20pF、入力電圧のロウレベルからハイ
レベルへの立ち上り時間を10nsec、ハイレベルか
らロウレベルへの立ち下り時間を10nsec、電圧振
幅レベルを3〜6V、パルス幅を50nsecとしてシ
ミュレーションを実行してその特性を比較した結果を図
3に示した。
【0029】図3を参照すると、横軸に波形の遷移時間
を、縦軸に電圧レベルを対応させ、入力電圧波形20、
従来例の回路による出力波形21、第1の実施例による
出力電圧波形22を示す。入力電圧波形20の立ち下り
開始時点から出力電圧波形が立ち下り、最終的に安定す
る電圧の+−5mVに到達した時点を立ち下り時間とし
て比較すると、立ち上り時間は約3%遅れるが立ち下り
時間は本発明による図1の回路の方が従来例を示す図6
の回路に比較して約27%短縮され遷移動作が高速化さ
れていることが分る。
を、縦軸に電圧レベルを対応させ、入力電圧波形20、
従来例の回路による出力波形21、第1の実施例による
出力電圧波形22を示す。入力電圧波形20の立ち下り
開始時点から出力電圧波形が立ち下り、最終的に安定す
る電圧の+−5mVに到達した時点を立ち下り時間とし
て比較すると、立ち上り時間は約3%遅れるが立ち下り
時間は本発明による図1の回路の方が従来例を示す図6
の回路に比較して約27%短縮され遷移動作が高速化さ
れていることが分る。
【0030】次に、第2の実施例の回路図を示した図2
を参照すると、第1の実施例と異なる部分は、NPNト
ランジスタ1のコレクタがPNPトランジスタ4のエミ
ッタに接続されたことである。それ以外の構成は第1の
実施例と同一であるから同一構成要素には同一の符号を
付して構成の説明は省略する。
を参照すると、第1の実施例と異なる部分は、NPNト
ランジスタ1のコレクタがPNPトランジスタ4のエミ
ッタに接続されたことである。それ以外の構成は第1の
実施例と同一であるから同一構成要素には同一の符号を
付して構成の説明は省略する。
【0031】本実施例においても第1の実施例と同様な
条件でシミュレーションを実行してその特性を比較した
結果を第1の実施例と併せて図3に示した。図3を参照
すると、第2の実施例の出力電圧波形23は従来例の回
路による出力電圧波形21よりも立ち上り時間は変ら
ず、立ち下り時間が約38%短縮され遷移動作が高速化
されている。
条件でシミュレーションを実行してその特性を比較した
結果を第1の実施例と併せて図3に示した。図3を参照
すると、第2の実施例の出力電圧波形23は従来例の回
路による出力電圧波形21よりも立ち上り時間は変ら
ず、立ち下り時間が約38%短縮され遷移動作が高速化
されている。
【0032】第3の実施例の回路を示した図4を参照す
ると、第2の実施例と異なる部分は入力段であるがその
構成は既に公知の回路であり、この入力段を備えた電流
バッフア回路に本発明の電流バイパス手段を適用した例
である。
ると、第2の実施例と異なる部分は入力段であるがその
構成は既に公知の回路であり、この入力段を備えた電流
バッフア回路に本発明の電流バイパス手段を適用した例
である。
【0033】すなわち、この入力段は、高位側定電流源
のPNPトランジスタ15のコレクタおよび出力トラン
ジスタ3のベースの接続点と入力トランジスタ7のエミ
ッタとの間に抵抗素子27を、低位側定電流源のNPN
トランジスタ16および出力トランジスタ3のベースの
接続点と入力トランジスタ8のエミッタとの間に抵抗素
子28をそれぞれ直列接続で挿入されている。
のPNPトランジスタ15のコレクタおよび出力トラン
ジスタ3のベースの接続点と入力トランジスタ7のエミ
ッタとの間に抵抗素子27を、低位側定電流源のNPN
トランジスタ16および出力トランジスタ3のベースの
接続点と入力トランジスタ8のエミッタとの間に抵抗素
子28をそれぞれ直列接続で挿入されている。
【0034】それ以外の構成は第2の実施例と同一であ
るから同一の構成要素には同一の符号を付して構成の説
明は省略する。
るから同一の構成要素には同一の符号を付して構成の説
明は省略する。
【0035】これらの挿入された抵抗素子27および2
8は、出力トランジスタ3および4のベース電圧をレベ
ルシフトし、エミッタ・ベース間電圧VBEを大きくす
ることによって、クロスオーバー歪をより少なくするた
めに挿入されている。
8は、出力トランジスタ3および4のベース電圧をレベ
ルシフトし、エミッタ・ベース間電圧VBEを大きくす
ることによって、クロスオーバー歪をより少なくするた
めに挿入されている。
【0036】本実施例においても第2の実施例と同様な
条件でシミュレーションを実行してその特性を比較した
結果、定常動作状態のときにリンギングが少し発生する
が立ち下り時間を第2の実施例と同様に遷移動作が高速
化できることを確認した。
条件でシミュレーションを実行してその特性を比較した
結果、定常動作状態のときにリンギングが少し発生する
が立ち下り時間を第2の実施例と同様に遷移動作が高速
化できることを確認した。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の電流バッフ
ァ回路は、高位側電源端子および低位側電源端子間に第
1のNPNトランジスタと第1および第2の抵抗素子と
第1のPNPトランジスタとが直列接続された出力段
と、この出力段に接続される出力端子と、高位側定電流
源および第2のPNPトランジスタが直列接続された第
1のエミッタホロワ回路と第2のNPNトランジスタお
よび低位側定電流源が直列接続された第2のエミッタホ
ロワ回路とがそれぞれ高位側電源端子および低位側電源
端子間に接続されるとともに第2のPNPトランジスタ
および第2のNPNトランジスタのそれぞれのベースが
入力端子に共通接続されてなる2対の相補型エミッタホ
ロワ回路を有する入力段とを備えた電流バッファ回路に
おいて、出力段から出力端子に供給される電位がハイレ
ベルからロウレベルに遷移する過渡状態時に出力段の負
荷容量の電荷を低位側電源端子に吸収する電流バイパス
手段を備える。
ァ回路は、高位側電源端子および低位側電源端子間に第
1のNPNトランジスタと第1および第2の抵抗素子と
第1のPNPトランジスタとが直列接続された出力段
と、この出力段に接続される出力端子と、高位側定電流
源および第2のPNPトランジスタが直列接続された第
1のエミッタホロワ回路と第2のNPNトランジスタお
よび低位側定電流源が直列接続された第2のエミッタホ
ロワ回路とがそれぞれ高位側電源端子および低位側電源
端子間に接続されるとともに第2のPNPトランジスタ
および第2のNPNトランジスタのそれぞれのベースが
入力端子に共通接続されてなる2対の相補型エミッタホ
ロワ回路を有する入力段とを備えた電流バッファ回路に
おいて、出力段から出力端子に供給される電位がハイレ
ベルからロウレベルに遷移する過渡状態時に出力段の負
荷容量の電荷を低位側電源端子に吸収する電流バイパス
手段を備える。
【0038】この電流バイパス手段は、第3のNPNト
ランジスタが、出力段の抵抗素子相互の接続点または第
1のPNPトランジスタのエミッタのいずれかと低位側
電源端子との間に接続されるとともに、そのベースは第
1のPNPトランジスタのコレクタに接続されて構成さ
れる。
ランジスタが、出力段の抵抗素子相互の接続点または第
1のPNPトランジスタのエミッタのいずれかと低位側
電源端子との間に接続されるとともに、そのベースは第
1のPNPトランジスタのコレクタに接続されて構成さ
れる。
【0039】したがって、大きな過渡電流が流れる際に
第1のPNPトランジスタのコレクタ電流を検出して第
2のNPNトランジスタを導通させ、第1のPNPトラ
ンジスタのほかに第2のNPNトランジスタを通して負
荷容量の電荷を低位側電源端子に放電させることにより
出力電圧レベルがハイレベルからロウレベルへ遷移する
ときの動作速度を高速化することができる。
第1のPNPトランジスタのコレクタ電流を検出して第
2のNPNトランジスタを導通させ、第1のPNPトラ
ンジスタのほかに第2のNPNトランジスタを通して負
荷容量の電荷を低位側電源端子に放電させることにより
出力電圧レベルがハイレベルからロウレベルへ遷移する
ときの動作速度を高速化することができる。
【0040】また、入力段が、高位側定電流源および第
1のNPNトランジスタのベースの接続点と第2のPN
Pトランジスタのエミッタとの間と、低位側定電流源お
よび第1のPNPトランジスタのベースの接続点と第2
のNPNトランジスタのエミッタとの間とに、レベルシ
フト用抵抗素子をそれぞれ直列接続で挿入してクロスオ
ーバー歪を低減する構成を有する電流バッフア回路にお
いても第2の実施例と同様に動作速度を高速化すること
ができる。
1のNPNトランジスタのベースの接続点と第2のPN
Pトランジスタのエミッタとの間と、低位側定電流源お
よび第1のPNPトランジスタのベースの接続点と第2
のNPNトランジスタのエミッタとの間とに、レベルシ
フト用抵抗素子をそれぞれ直列接続で挿入してクロスオ
ーバー歪を低減する構成を有する電流バッフア回路にお
いても第2の実施例と同様に動作速度を高速化すること
ができる。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】第1および第2の実施例と従来例との出力電圧
特性を比較した波形図である。
特性を比較した波形図である。
【図4】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
【図5】従来技術のプッシュプル増幅器の一例を示す回
路図である。
路図である。
【図6】従来技術の電流増幅バッファ回路の一例を示す
回路図である。
回路図である。
1,3,8,16 NPNトランジスタ 4,7,15 PNPトランジスタ 2,5,6,17,18,27,28 抵抗素子 9 高位側電源端子 10 低位側電源端子 11 入力端子 12 出力端子 13,14 定電圧電源端子 19 負荷容量
Claims (5)
- 【請求項1】 高位側電源端子および低位側電源端子間
に第1のNPNトランジスタと第1および第2の抵抗素
子と第1のPNPトランジスタとが直列接続された出力
段と、この出力段に接続される出力端子と、高位側定電
流源および第2のPNPトランジスタが直列接続された
第1のエミッタホロワ回路と第2のNPNトランジスタ
および低位側定電流源が直列接続された第2のエミッタ
ホロワ回路とがそれぞれ高位側電源端子および低位側電
源端子間に接続されるとともに前記第2のPNPトラン
ジスタおよび前記第2のNPNトランジスタのそれぞれ
のベースが入力端子に共通接続されてなる2対の相補型
エミッタホロワ回路を有する入力段とを備えた電流バッ
ファ回路において、前記出力段から前記出力端子に供給
される電位がハイレベルからロウレベルに遷移する過渡
状態時に前記出力段の負荷容量の電荷を前記低位側電源
端子に吸収する電流バイパス手段を備えたことを特徴と
する電流バッファ回路。 - 【請求項2】 前記電流バイパス手段は、前記出力端子
および前記低位側電源端子間に第3のNPNトランジス
タが挿入され、かつ前記第1のPNPトランジスタのコ
レクタおよび前記低位側電源端子間に第3の抵抗素子が
直列接続で挿入されるとともにこの直列接続点に前記第
3のNPNトランジスタのベースが接続されるように構
成されたことを特徴とする請求項1記載の電流バッファ
回路。 - 【請求項3】 前記電流バイパス手段は、前記第1のP
NPトランジスタのエミッタおよび前記低位側電源端子
間に第4のNPNトランジスタが挿入され、かつ前記第
1のPNPトランジスタのコレクタおよび前記低位側電
源端子間に第4の抵抗素子が直列接続で挿入されるとと
もにこの直列接続点に前記第4のNPNトランジスタの
ベースが接続されるように構成されたことを特徴とする
請求項1記載の電流バッファ回路。 - 【請求項4】 高位側電源端子および低位側電源端子間
に第1のNPNトランジスタと第1および第2の抵抗素
子と第1のPNPトランジスタとが直列接続された出力
段と、この出力段に接続される出力端子と、高位側定電
流源と第3の抵抗素子と第2のPNPトランジスタとが
直列接続された第1のエミッタホロワ回路および第2の
NPNトランジスタと第4の抵抗素子と低位側定電流源
とが直列接続された第2のエミッタホロワ回路がそれぞ
れ高位側電源端子および低位側電源端子間に接続される
とともに前記第2のPNPトランジスタおよび前記第2
のNPNトランジスタのそれぞれのベースが入力端子に
共通接続された2対の相補型エミッタホロワ回路からな
る入力段とを備えた電流バッファ回路において、前記第
1のPNPトランジスタのエミッタおよび前記低位側電
源端子間に第3のNPNトランジスタが挿入され、かつ
前記第1のPNPトランジスタのコレクタおよび前記低
位側電源端子間に第5の抵抗素子が直列接続で挿入され
るとともにこの直列接続点に前記第3のNPNトランジ
スタのベースが接続されたことを特徴とする電流バッフ
ァ回路。 - 【請求項5】 前記第3、前記第4および前記第5の抵
抗素子は、前記第1のPNPトランジスタのコレクタ電
流により前記第3および前記第4のNPNトランジスタ
がそれぞれ導通状態にならない範囲で各々の抵抗値が設
定されることを特徴とする請求項1または請求項4記載
の電流バッファ回路。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024590A JPH07235868A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 電流バッファ回路 |
US08/392,257 US5550501A (en) | 1994-02-23 | 1995-02-22 | Current buffer circuit with enhanced response speed to input signal |
KR1019950003493A KR950026102A (ko) | 1994-02-23 | 1995-02-23 | 입력 신호에 대한 향상된 응납 속도를 가진 전류 버퍼 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024590A JPH07235868A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 電流バッファ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07235868A true JPH07235868A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12142378
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6024590A Pending JPH07235868A (ja) | 1994-02-23 | 1994-02-23 | 電流バッファ回路 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5550501A (ja) |
JP (1) | JPH07235868A (ja) |
KR (1) | KR950026102A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6329866B1 (en) | 1999-01-29 | 2001-12-11 | Nec Corporation | Transient current producing method, transient current producing circuit, related semiconductor integrated circuit and logical circuit |
US7840364B2 (en) | 2007-01-04 | 2010-11-23 | Japan Aviation Electronics Industry Limited | Short-circuit detection circuit, resolver-digital converter, and digital angle detection apparatus |
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JP3707212B2 (ja) * | 1997-09-19 | 2005-10-19 | ソニー株式会社 | パルス出力回路 |
US6373295B2 (en) * | 1999-06-21 | 2002-04-16 | Semiconductor Components Industries Llc | Rail-to-rail driver for use in a regulator, and method |
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DE102004007182B4 (de) * | 2003-02-14 | 2014-01-09 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Ladungspumpschaltung |
DE102008057619B4 (de) * | 2008-11-10 | 2021-08-26 | Robert Bosch Gmbh | Schaltungsanordnung zum Verstärken eines Digitalsignals und Transceiverschaltung für ein Bussystem |
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IT1214616B (it) * | 1985-06-19 | 1990-01-18 | Ates Componenti Elettron | Circuito di commutazione, integrabile monoliticamente, ad elevato rendimento. |
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-
1994
- 1994-02-23 JP JP6024590A patent/JPH07235868A/ja active Pending
-
1995
- 1995-02-22 US US08/392,257 patent/US5550501A/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-02-23 KR KR1019950003493A patent/KR950026102A/ko not_active Application Discontinuation
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Publication number | Publication date |
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KR950026102A (ko) | 1995-09-18 |
US5550501A (en) | 1996-08-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19980630 |