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JPH07234420A - アクティブマトリクス型液晶表示装置 - Google Patents

アクティブマトリクス型液晶表示装置

Info

Publication number
JPH07234420A
JPH07234420A JP4656994A JP4656994A JPH07234420A JP H07234420 A JPH07234420 A JP H07234420A JP 4656994 A JP4656994 A JP 4656994A JP 4656994 A JP4656994 A JP 4656994A JP H07234420 A JPH07234420 A JP H07234420A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bus line
liquid crystal
data bus
display device
active matrix
Prior art date
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Granted
Application number
JP4656994A
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English (en)
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JP2882275B2 (ja
Inventor
Michiaki Sakamoto
道昭 坂本
Susumu Oi
進 大井
Hiroshi Shiba
宏 柴
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP4656994A priority Critical patent/JP2882275B2/ja
Publication of JPH07234420A publication Critical patent/JPH07234420A/ja
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Publication of JP2882275B2 publication Critical patent/JP2882275B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゲートバスラインとデータバスラインまたは共
通接地バスラインを同一基板上に形成することに起因す
るゲートバスラインとデータバスライン(共通接地バス
ライン)の短絡による線欠陥、開口率の低下を防ぐと共
に、製造工程を削減し、歩留りの改良を目的とする。 【構成】アクティブマトリクス液晶表示装置において、
TFT基板側にTFT素子とゲートバスラインを形成
し、共通バスラインとデータバスラインを共通化し共通
データバスラインとして対向基板上に形成し、1つのT
FT素子のソース及びドレインが各々液晶電極を介して
共通データバスラインと接続し、1つのTFT素子が2
つの表示電極を持つ構成から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアクティブマトリクス型
液晶表示装置に関し、特に、ゲートバスラインとデータ
バスラインとを対向する基板上にそれぞれ設けた構造を
とるアクティブマトリクス型液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来のアクティブマトリクス型液
晶表示装置の等価回路を示すもので、ゲートバスライン
(「スキャンライン」あるいは「走査バス線」ともい
う)2とデータバスライン10は直交して交叉するように
同一基板上に形成され、その交叉部に薄膜トランジスタ
(「TFT」という)1が設けられている。そして、T
FT1のゲート5はゲートバスライン2に、ドレイン6
はデータバスライン10に、ソース7は液晶12の表示電極
にそれぞれ接続されている。
【0003】TFT1はスイッチング素子の役割を果た
し、例えば1280×1024画素の場合、ゲートバスライン2
に周波数60Hzでオン時間20μsのパルス信号を加えて
TFT1をオン・オフしている。データバスライン10に
は液晶に書き込むべき信号が加えられ、データバスライ
ン10に沿って順次各々の液晶素子12に信号が書き込まれ
る。
【0004】TFT1がオンの時、データバスライン10
に加えられた電圧が液晶素子12に書き込まれ、TFT1
がオフすると液晶素子12はその電圧を保持して、データ
信号がほかの液晶素子の書き込みを行っている期間も液
晶電圧は一定に保たれており、この方法で各液晶素子に
信号を書き込んでいる。
【0005】しかし、図9に示す従来の装置において
は、ゲートバスライン2とデータバスライン10が同一基
板上で絶縁膜を介して交叉するため、例えば絶縁膜にピ
ンホールがあると、ゲートバスライン2とデータバスラ
イン10とが短絡してしまい、その結果表示装置に線欠陥
が生じる。
【0006】また、TFT1においてゲート5とドレイ
ン6が短絡した場合、その素子に対応した画素異常だけ
でなく線欠陥が発生することになる。
【0007】これらの欠点を回避するものとして、例え
ば特開平2−1822号公報には、図10に示すように、ゲ
ートバスライン2を一方の基板上に設け、データバスラ
イン10を他方の基板上に設け、ゲートバスライン2とデ
ータバスライン10を互いに非交叉として両者の短絡を防
ぐ技術が開示されている。
【0008】また、特開昭62−133478号公報には、図1
1に示すように、一方の基板にTFT1と、ゲートバス
ライン2と、TFT1のドレイン電極6に接続した共通
接地バスライン13とを設け、対向基板に透明電極とデー
タバスライン10を形成することにより、ゲートバスライ
ン2とデータバスライン10の同一基板上における交叉を
回避する液晶パネルの構成が提案されている。
【0009】図11に示した従来例の駆動法を説明する
ための波形図を図12に示す。図12において、ゲート
信号は図11に示すTFT1のゲート5に印加されるゲ
ートバスライン2の信号を表わし、データ信号VDはデ
ータバスライン2の信号を表わし、±4Vの交番電圧と
される。また、ソース電位はTFT1のソース7の電位
を表わし、液晶書込み電圧VLCは、データ信号電圧から
表示電極の電圧を差し引いた電圧であり、VLC=VD
Sとなる。
【0010】ゲート信号が高電位になり、TFT1がオ
ンするとドレイン6はグランド(接地)9に接続されて
いるため、ソース電位VSは0Vになる。
【0011】その後ゲート信号が低電位になりTFT1
がオフすると、TFT1のソース7はグランド9から切
り離されフローティングになる。そして、ソース7は液
晶12の容量を介してデータバスライン10と容量結合する
ため、TFT1がオン状態の時にデータ信号VDを例え
ば4Vにしておくと、データバスライン10が4Vから−
4Vに変化する際に、ソース電位VSは0Vから−8V
に変化する。
【0012】このように、データ信号VDとTFT1の
ソース電位VS間の電圧は4Vに保持され、液晶書込み
電圧VLCは、TFT1オフ後に、データバスライン10の
電位の変化にかかわらず一定となるため、液晶12に書き
込まれた電圧はTFT1がオフの間も保持される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図11
に示す従来の装置においても、同一基板内にゲートバス
ライン2と共通接地バスライン13が存在するため、画素
面積が減少し、開口率が低下することになる。また、共
通バスラインを設けない場合に比べ、工程数が増加し、
歩留りの低下をもたらす可能性がある。
【0014】このように従来のアクティブマトリクス型
液晶表示装置では、同一基板上にゲートバスライン2
と、共通バスライン11または共通接地バスライン13が形
成されるため、両者の短絡などにより線欠陥が発生した
り、開口率が低下する問題がある。また、ゲートバスラ
イン2と共通バスライン11または共通接地バスライン13
を同一基板上に形成するために、単にゲートバスライン
のみを基板上に形成する場合に比べてプロセス工程が多
く歩留りが悪いという問題がある。
【0015】したがって、本発明は、前記問題点を解消
し、ゲートバスラインとデータバスラインの短絡による
線欠陥を解消すると共に、開口率の低下を防ぎ、且つプ
ロセス工程を削減し歩留りを改良し、更には製造コスト
を低減するアクティブマトリクス型液晶表示装置を提供
することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、対向して配置される透明基板の一方の基
板上に、マトリクス状に配置されたMOSトランジスタ
と、該MOSトランジスタのソース端子とドレイン端子
にそれぞれ接続された表示電極対と、該MOSトランジ
スタのゲート端子に接続された走査バス線と、を有し、
他方の基板上に前記走査バス線と直交する方向に、前記
表示電極対に対向して配置されたデータバス線対を有
し、前記表示電極対が1画素となることを特徴とするア
クティブマトリクス型液晶表示装置を提供する。
【0017】本発明に係るアクティブマトリクス型液晶
表示装置においては、MOSトランジスタは、好ましく
はアモルファスシリコン薄膜トランジスタからなるもの
である。
【0018】また、本発明に係るアクティブマトリクス
型液晶表示装置において、表示電極およびデータバス線
は透明導電材料からなり、透明導電材料は、好ましくは
ITO(インジウム錫鉛)からなることを特徴とするも
のである。
【0019】さらに、本発明に係るアクティブマトリク
ス型液晶表示装置は、データバス線の一部がCrで裏打
ちされていることを特徴とするものである。
【0020】そして、本発明に係るアクティブマトリク
ス型液晶表示装置は、データバス線対に互いに逆相のデ
ータ信号を供給することを特徴としている。
【0021】また、本発明においては、データバス線
が、対向する基板上に絶縁性保護膜を形成した上にIT
Oをパターニングして形成されることを特徴とする。
【0022】本発明は、別の好ましい態様として、対向
して配置される透明基板の一方の基板上に、マトリクス
状に配置されたMOSトランジスタと、該MOSトラン
ジスタのソース端子とドレイン端子にそれぞれ接続され
た表示電極対と、該MOSトランジスタのゲート端子に
接続された走査バス線と、を有し、他方の基板上に前記
走査バス線と直交する方向に、前記表示電極対に対向し
てデータバス線及び共通バス線を備え、前記表示電極対
は相対的に大きな表示電極と相対的に小さな表示電極か
らなると共に、前記データバス線及び前記共通バス線と
対向して配置され、表示画素としては前記相対的に小さ
な表示電極に接続された液晶画素が用いられ、相対的に
大きな表示電極に接続された液晶画素は遮光膜で覆うこ
とを特徴とするアクティブマトリクス型液晶表示装置を
提供する。
【0023】なお、本発明の上記態様は、本発明の原理
に従い、MOSトランジスタとしてはアモルファスシリ
コン薄膜トランジスタからなる構成、表示電極、データ
バス線、共通バス線が透明導電材料からなる構成、及
び、データバス線及び/又は共通バス線等の一部がCr
で裏打ちされた構成を含んでいる。
【0024】
【作用】上記構成のもと、本発明によれば、従来の技術
で問題とされた、ゲートバスラインとデータバスライン
の短絡による線欠陥の発生や、この線欠陥を抑制する構
造により生じる開口率の低下という問題を回避すると共
に、TFT基板上にはゲートバスラインのみを形成すれ
ばよいため、製造工程を削減でき、歩留りの改良、及び
製造コストの低減が可能となる。
【0025】本発明においては、MOSトランジスタ
は、アモルファスシリコン薄膜トランジスタから成り、
大面積の安価なガラス基板上に比較的低温で容易に形成
可能とされ、高画質のアクティブマトリクス方式の液晶
表示装置を提供する。
【0026】また、本発明においては、透明導電材料と
して好ましくは、比抵抗の小さなITO(インジウム錫
鉛)が用いられる。
【0027】さらに、本発明によれば、対向基板にIT
O等で形成された共通データバスラインの一部を金属C
rで裏打ちすることにより配線抵抗を低くし、駆動信号
波形の伝送特性を改善し、且つラインの断線等に対する
保護を与える。
【0028】そして、本発明によれば、データバス線対
に互いに逆相のデータ信号を入力することにより、液晶
書込み電圧はTFT素子がオン状態からオフ状態に変化
したのちにおいても変化せず、オン時と同一の電圧に保
持され、この一定の液晶書込み電圧を用いて液晶パネル
を駆動することができる。
【0029】また、本発明においては、データバス線
が、対向する基板上に絶縁性保護膜を形成した上にIT
Oをパターニングして形成され、カラーフィルターの遮
光用の金属Crとデータバス線との電気的絶縁性が確保
されている。
【0030】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0031】
【実施例1】図1に本発明の第1の実施例の等価回路
を、図2にその斜視図をそれぞれ示す。図示のように、
本発明のアクティブマトリクス液晶表示装置では、TF
T基板100側には、MOS型トランジスタであるアモル
ファスシリコン(a−Si;水素化アモルファスシリコ
ンでa−Si:Hとも記す)薄膜トランジスタ素子TF
T1と、ゲートバスライン2とを設け、対向基板200側
には、データバスラインと共通バスラインを兼ねた共通
データバスライン3が設けられている。
【0032】共通データバスライン3は表示電極を兼
ね、好ましくは、ITO(インジウム錫鉛;Indium-Tin
-Oxide)や酸化錫等、可視光の透過率が高い導電性材料
からなる透明電極で形成されている。
【0033】TFT1のドレイン6とソース7は、各々
液晶電極8を介して共通データバスライン3と対向配置
され2つの表示電極をもつ。
【0034】本実施例では、このように、ゲートバスラ
イン2と共通データバスライン3を別々の基板上に形成
することにより、従来の技術の問題であったゲートバス
ライン2と共通データバスライン3との短絡による線欠
陥の発生や開口率の低下を回避できる。
【0035】また、本実施例では、TFT1のソース7
とドレイン6の双方に表示電極が設けられている。この
ように、1つのTFTに表示電極を対に設けることによ
って液晶パネルの開口率を向上することができる。
【0036】そして、本実施例では、TFT基板100上
にはゲートバスライン2のみを形成すればよいため、製
造工程を簡略化することができ、歩留りの低下を防ぎ、
結果的に製造コストを低減する。
【0037】次に、図3および図4を参照して、本実施
例に係るアクティブマトリクス液晶表示装置の駆動法の
一例を説明する。なお、図3と図4の時間軸は互いに対
応している。
【0038】図3に示すように、図1の共通データバス
ライン3、4には、0Vを中心とした周期120μs、振
幅±2Vの互いに反転した(逆相の)データ信号1、2
(1002,1003)が供給される。
【0039】ゲートバスライン2には、図3の信号1001
に示すように、オン電圧15V、オフ電圧−15V、オン時
間(パルス幅)20μs、周期16.7msのゲート信号を印
加して、TFT1をオン・オフする。図3に示すよう
に、時間軸上約320μsから20μsの期間、ゲート信号1
001はオン電圧とされ、この時、互いに逆相のデータ信
号1、2(1002,1003)の影響が相殺されて、図4に示す
ようにTFT1のドレイン電位1004とソース電位1005は
0Vになる。
【0040】TFT1がオフすると、ドレイン6とソー
ス7はフローティングになるため、データ信号1、2(1
002,1003)の変動の影響を受け、例えばデータ信号の電
圧が−4V降下すると、それとともにドレイン電位1004
及びソース電位1005は、データ信号の変動分である−4
Vだけ電位が変動する。
【0041】液晶書込み電圧VLCは、TFT1がオン時
のデータ信号の電位とソース電位の差で決まり(即ちV
LC=VD−VS)、TFT1がオフ状態となっても液晶書
込み電圧VLCは一定に保持され、このことを利用して液
晶パネルを駆動する。
【0042】なお、本実施例では、1つのTFT素子1
のソースとドレインには1対の表示電極が設けられてお
り、該1対の表示電極に接続された2つの液晶12には同
一の書込み電圧で書込みが行なわれるため、2つの液晶
12が1画素を形成することになる。
【0043】
【実施例2】図5を参照して、本発明の第2の実施例を
以下に説明する。同図に示すように、TFT1のドレイ
ン6側は大きな液晶電極(「表示電極」ともいう)を介
してデータバスライン10と対向配置し、ソース7側は相
対的に小さな液晶電極を介して共通バスライン11と対向
配置している。
【0044】表示画素としてはソース7側に接続された
液晶画素12が用いられ、ドレイン6側に接続された液晶
画素は遮光膜で覆う。これは、大きい方の液晶電極に印
加される電位はゲート信号のオン・オフにかかわらず、
データバスライン10が変化すると液晶書込み電圧が変わ
ってしまうため、表示装置としては用いられず、このた
め遮光膜で覆っている。
【0045】次に、図6を参照して、本実施例に係る装
置の駆動法を説明する。ゲート信号1001として図示のよ
うなパルス信号を入力し、共通データバスライン10には
データ信号VD(1002)を、共通バスライン11には共通電
位1006のような一定電位VCをそれぞれ供給する。
【0046】ゲート信号が高電位になりTFT1がオン
状態にある時、TFT1のドレイン6側に接続された液
晶容量をC1、ソース7側に接続された液晶容量をC2
すれば、ソース電位は、 VP=C1/(C1+C2)×(VD−VC)+VC となるので、C1>>C2(C1がC2に比べて大)の時、
P=VDとなり、データ信号VD(1002)がソース7に書
き込まれる。
【0047】また、ゲート信号が低電位でTFT1がオ
フ状態にある時は、ソース電位1005は一定になり、液晶
電位は一定に保持される。
【0048】
【実施例3】図7を参照して、本発明の第3の実施例を
以下に説明する。図示の如く、本実施例では、共通デー
タバスライン3の一部を金属Cr14で裏打ちしている。
前記第1の実施例で説明した通り、共通データバスライ
ン3をITO等の透明電極のみで形成した場合、配線抵
抗が大きくなり、このため、データ信号に歪みが生じる
等駆動信号の伝送特性が劣化したり、あるいは断線した
りする可能性が生じるが、本実施例は、共通データバス
ライン3の一部を金属Cr14で裏打ちすることにより、
これらの問題を解消するものである。
【0049】金属Cr14による裏打ちの態様としては、
例えば図7(A)に示すように、共通データバスライン
3の中央部に長手方向に沿ってCrの裏打ちラインを形
成するもの、あるいは図7(B)に示すように、図示上
下分割された共通データバスラインの端部を金属Cr14
を裏打ちして相互接続するもの等がある。
【0050】なお、図7(B)では、共通データバスラ
イン3を図示上下に分割しているが、これは、図7
(A)の構成では、共通データバスライン3の中央部に
Crの裏打ちラインが設けられているため開口率が低下
するという事を回避するものである。
【0051】
【実施例4】図8に本発明の第4の実施例に係る液晶パ
ネルの断面図を示す。図8(A)にはTFT基板100に
対向する対向基板200の断面図が、図8(B)にはTF
T基板100の断面図がそれぞれ示されている。
【0052】通常のカラーフィルター15の遮光には金属
Cr14が用いられているので、その直上に共通データバ
スライン3を形成するとこれらが短絡することになる。
このため、図8(A)に示すように、絶縁性の保護膜16
を形成した上にITOをパターニングする。絶縁性の保
護膜16としては、熱硬化アクリル樹脂(例えば日本合成
ゴム社製のオプトマーSS等)等が用いられる。
【0053】以上、本発明を上記各種実施例に即して説
明したが、本発明は、これらの実施態様の各種組合せを
含むことはいうまでもなく、さらに本発明の原理に準ず
る各種実施態様を含むものである。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ゲ
ートバスラインと共通データバスラインを別々の基板上
に形成することにより、従来の技術の問題であったゲー
トバスラインとデータバスラインの短絡による線欠陥の
発生や、これを抑制する構造により生じる開口率の低下
を防ぐことができる。さらに、本発明によれば、TFT
基板上にはゲートバスラインのみを形成すればよいた
め、従来技術よりも製造工程を1工程削減でき、歩留り
の改良と製造コストの低減が可能となる。
【0055】本発明においては、MOSトランジスタ
は、アモルファスシリコン薄膜トランジスタから成り、
大面積の安価なガラス基板上に比較的低温で容易に形成
可能とされ、高画質のアクティブマトリクス方式の液晶
表示装置を提供する。
【0056】また、本発明によれば、表示電極およびデ
ータバス線が透明導電材料からなり、液晶パネルにおけ
る可視光の透過性を高めている。そして、本発明におい
ては、透明導電材料として好ましくは、比抵抗の小さな
ITO(インジウム錫鉛)が用いられる。
【0057】さらに、本発明によれば、対向基板にIT
O等で形成された共通データバスラインの一部を金属C
rで裏打ちすることにより配線抵抗を小さくして駆動信
号波形の伝送特性を改善し、且つラインの断線等に対す
る保護を与える。
【0058】そして、本発明によれば、データバス線対
に互いに逆相のデータ信号を入力することにより、液晶
書込み電圧はTFT素子がオン状態からオフ状態に変化
したのちにおいてもオン時と同一の電圧に保持され、こ
の液晶書込み電圧を用いて液晶パネルを駆動することが
できるという効果を有する。
【0059】また、本発明においては、データバス線
が、対向する基板上に絶縁性保護膜を形成した上にIT
Oをパターニングして形成され、カラーフィルターの遮
光用の金属Crとデータバス線との電気的絶縁性が確保
されている。
【0060】さらに、本発明の好ましい別の態様とし
て、対向基板上に走査バス線と直交する方向に表示電極
対に対向してデータバス線及び共通バス線を備え、薄膜
トランジスタのソースとドレインに接続される表示電極
対は相対的に大きな表示電極と相対的に小さな表示電極
からなり、データバス線及び共通バス線と対向して配置
された構成によっても、ゲートバスラインとデータバス
ラインの短絡による線欠陥の発生や開口率の低下という
問題を回避できると共に、製造工程を削減でき、歩留り
の改良、及び製造コストの低減が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の等価回路を示す図であ
る。
【図2】本発明の第1の実施例の斜視図である。
【図3】本発明の第1の実施例の駆動法を示す波形図で
ある。
【図4】本発明の第1の実施例の駆動法を示す波形図で
ある。
【図5】本発明の第2の実施例の等価回路を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施例の駆動法を示す波形図で
ある。
【図7】本発明の第3の実施例を説明する図である。
【図8】本発明の第4の実施例を説明する断面図であ
る。
【図9】従来の液晶パネルの等価回路を示す図である。
【図10】特開平2−1822号公報に開示された液晶パネ
ルの等価回路を示す図である。
【図11】特開昭62−133478号公報に開示された液晶パ
ネルの等価回路を示す図である。
【図12】特開昭62−133489号公報に開示されたパネル
の駆動法を示す波形図である。
【符号の説明】
1 TFT素子 2 ゲートバスライン 3 共通データバスラインa 4 共通データバスラインb 5 ゲート 6 ドレイン 7 ソース 8 液晶電極 9 グランド 10 データバスライン 11 共通バスライン 12 液晶 13 共通接地バスライン 14 金属Cr 15 カラーフィルター 16 絶縁性保護膜 100 TFT基板 200 対向基板 1001 ゲート信号 1002 データ信号1 1003 データ信号2 1004 ドレイン電位 1005 ソース電位 1006 共通電位

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】対向して配置される透明基板の一方の基板
    上に、マトリクス状に配置されたMOSトランジスタ
    と、該MOSトランジスタのソース端子とドレイン端子
    にそれぞれ接続された表示電極対と、該MOSトランジ
    スタのゲート端子に接続された走査バス線と、を有し、
    他方の基板上に前記走査バス線と直交する方向に、前記
    表示電極対に対向して配置されたデータバス線対を有
    し、前記表示電極対が1画素を形成することを特徴とす
    るアクティブマトリクス型液晶表示装置。
  2. 【請求項2】前記MOSトランジスタがアモルファスシ
    リコン薄膜トランジスタからなることを特徴とする請求
    項1記載のアクティブマトリクス型液晶表示装置。
  3. 【請求項3】前記表示電極およびデータバス線が透明導
    電材料からなることを特徴とする請求項1記載のアクテ
    ィブマトリクス型液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記透明導電材料がITO(インジウム錫
    鉛)からなることを特徴とする請求項3記載のアクティ
    ブマトリクス型液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記データバス線の一部がCrで裏打ちさ
    れていることを特徴とする請求項1又は3記載のアクテ
    ィブマトリクス型液晶表示装置。
  6. 【請求項6】前記データバス線対に互いに逆相のデータ
    信号を供給することを特徴とする請求項1に記載のアク
    ティブマトリクス型液晶表示装置。
  7. 【請求項7】前記データバス線が、前記他方の基板上に
    絶縁性保護膜を形成した上にITOをパターニングして
    形成されることを特徴とする請求項1記載のアクティブ
    マトリクス型液晶表示装置。
  8. 【請求項8】対向して配置される透明基板の一方の基板
    上に、マトリクス状に配置されたMOSトランジスタ
    と、該MOSトランジスタのソース端子とドレイン端子
    にそれぞれ接続された表示電極対と、該MOSトランジ
    スタのゲート端子に接続された走査バス線と、を有し、
    他方の基板上に前記走査バス線と直交する方向に、前記
    表示電極対に対向してデータバス線及び共通バス線を備
    え、前記表示電極対は相対的に大きな表示電極と相対的
    に小さな表示電極からなると共に、前記データバス線及
    び前記共通バス線と対向して配置され、表示画素として
    は前記相対的に小さな表示電極に接続された液晶画素が
    用いられ、相対的に大きな表示電極に接続された液晶画
    素は遮光膜で覆うことを特徴とするアクティブマトリク
    ス型液晶表示装置。
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KR100507271B1 (ko) * 1999-06-30 2005-08-10 비오이 하이디스 테크놀로지 주식회사 고개구율 및 고투과율 액정표시장치 및 그 제조방법

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