JPH07234374A - 透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置 - Google Patents
透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置Info
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- JPH07234374A JPH07234374A JP6024321A JP2432194A JPH07234374A JP H07234374 A JPH07234374 A JP H07234374A JP 6024321 A JP6024321 A JP 6024321A JP 2432194 A JP2432194 A JP 2432194A JP H07234374 A JPH07234374 A JP H07234374A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K35/00—Instruments specially adapted for vehicles; Arrangement of instruments in or on vehicles
- B60K35/20—Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor
- B60K35/21—Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor using visual output, e.g. blinking lights or matrix displays
- B60K35/215—Output arrangements, i.e. from vehicle to user, associated with vehicle functions or specially adapted therefor using visual output, e.g. blinking lights or matrix displays characterised by the combination of multiple visual outputs, e.g. combined instruments with analogue meters and additional displays
-
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- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K2360/00—Indexing scheme associated with groups B60K35/00 or B60K37/00 relating to details of instruments or dashboards
- B60K2360/20—Optical features of instruments
- B60K2360/33—Illumination features
- B60K2360/334—Projection means
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Overhead Projectors And Projection Screens (AREA)
- Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
- Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
- Holo Graphy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成が簡単で、かつ内部部材が視認者側から
目視されず、視認性の良い透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置の提供を目的とする。 【構成】 目視者7の視線から所定角度で傾斜させて設
けられたホログラムスクリーン1と、ホログラムスクリ
ーン1の裏面側に設けられ、ホログラムスクリーン1上
に所定の像を結像させるレンズ4、及び表示パネル3と
を備えた表示装置に、ホログラムスクリーン1と表示器
61との間、或いはホログラムスクリーン1上に、ホログ
ラムスクリーン1上に結像した像5は目視者7から見え
るが、表示器61等の内部部材は遮蔽する光制御部材を設
けて構成する。光制御部材にはレンズの焦点位置にピン
ホール8aのある光遮蔽板8を使用することができ、その
他にもホログラムスクリーンの表か裏に設けたルーバフ
ィルタ、または表面側に設けた視界制御フィルムが使用
できる。この結果、表示性能が向上する。
目視されず、視認性の良い透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置の提供を目的とする。 【構成】 目視者7の視線から所定角度で傾斜させて設
けられたホログラムスクリーン1と、ホログラムスクリ
ーン1の裏面側に設けられ、ホログラムスクリーン1上
に所定の像を結像させるレンズ4、及び表示パネル3と
を備えた表示装置に、ホログラムスクリーン1と表示器
61との間、或いはホログラムスクリーン1上に、ホログ
ラムスクリーン1上に結像した像5は目視者7から見え
るが、表示器61等の内部部材は遮蔽する光制御部材を設
けて構成する。光制御部材にはレンズの焦点位置にピン
ホール8aのある光遮蔽板8を使用することができ、その
他にもホログラムスクリーンの表か裏に設けたルーバフ
ィルタ、または表面側に設けた視界制御フィルムが使用
できる。この結果、表示性能が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は透過型ホログラムスクリ
ーンを用いた表示装置に関し、特に、透過型ホログラム
スクリーンを用いた表示装置を構成する装置内部の部材
が、表示装置の目視者側から見えないようにした透過型
ホログラムスクリーンを用いた表示装置に関する。
ーンを用いた表示装置に関し、特に、透過型ホログラム
スクリーンを用いた表示装置を構成する装置内部の部材
が、表示装置の目視者側から見えないようにした透過型
ホログラムスクリーンを用いた表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、使用者に対して警告表示等の表示
を行う表示装置として、透過型ホログラムスクリーンの
裏面側に、表示器から出射された表示画像をレンズを用
いて結像させて表示するものがある。
を行う表示装置として、透過型ホログラムスクリーンの
裏面側に、表示器から出射された表示画像をレンズを用
いて結像させて表示するものがある。
【0003】図6(a) は従来の透過型ホログラムスクリ
ーンを用いた表示装置60の構成を示す構成図である。
従来の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置6
0は、内蔵する発光ダイオードや液晶パネル、或いはC
RT等の表示デバイス6の前面にホログラムスクリーン
1が傾斜して設けられており、視認者7はホログラムス
クリーン1を通じて表示デバイス6を目視するようにな
っている。そして、傾斜したホログラムスクリーン1の
下方には、光源2、パターンフィルムや液晶パネルのよ
うな表示パネル3、および投影レンズ4からなる別の表
示器61が設けられている。
ーンを用いた表示装置60の構成を示す構成図である。
従来の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置6
0は、内蔵する発光ダイオードや液晶パネル、或いはC
RT等の表示デバイス6の前面にホログラムスクリーン
1が傾斜して設けられており、視認者7はホログラムス
クリーン1を通じて表示デバイス6を目視するようにな
っている。そして、傾斜したホログラムスクリーン1の
下方には、光源2、パターンフィルムや液晶パネルのよ
うな表示パネル3、および投影レンズ4からなる別の表
示器61が設けられている。
【0004】この従来の透過型ホログラムスクリーンを
用いた表示装置60では、ホログラムスクリーン1が透
明であるので、光源2からの光によって投影された表示
パネル3の像がレンズ4を介してホログラムスクリーン
1の裏面に結像して表示像5が形成されると、視認者7
はホログラムスクリーン1を通して表示デバイス6に表
示された像と、表示器61によってホログラムスクリー
ン1に結像された像の両方を見ることができる。
用いた表示装置60では、ホログラムスクリーン1が透
明であるので、光源2からの光によって投影された表示
パネル3の像がレンズ4を介してホログラムスクリーン
1の裏面に結像して表示像5が形成されると、視認者7
はホログラムスクリーン1を通して表示デバイス6に表
示された像と、表示器61によってホログラムスクリー
ン1に結像された像の両方を見ることができる。
【0005】スクリーンが擦りガラスである場合には、
表示器61からの像は図6(b) に示すように拡散されて
しまうので、視認者7は擦りガラス上に明るい像を見る
ことができない。これに対してこのホログラムスクリー
ン1は、図6(c) に示すように、視認者7の方向に対し
て強度を持った拡散光を出力することができるので、視
認者7は明るい表示像を見ることができる。以上の技術
に関しては、特開昭58−500875号公報に開示が
ある。
表示器61からの像は図6(b) に示すように拡散されて
しまうので、視認者7は擦りガラス上に明るい像を見る
ことができない。これに対してこのホログラムスクリー
ン1は、図6(c) に示すように、視認者7の方向に対し
て強度を持った拡散光を出力することができるので、視
認者7は明るい表示像を見ることができる。以上の技術
に関しては、特開昭58−500875号公報に開示が
ある。
【0006】また、スクリーンに透過型ホログラムスク
リーン1を使用した場合には、図7(a) に示すように多
数の表示器、例えば、光源2a、表示パネル3a、およ
び投影レンズ4aを持つ第1の表示器61a、光源2
b、表示パネル3b、および投影レンズ4bを持つ第2
の表示器61b、光源2c、表示パネル3c、および投
影レンズ4cを持つ第3の表示器61cをホログラムス
クリーン1の裏面側に配置し、ホログラムスクリーン1
の上に複数のパターンや意匠が組み合わされた表示像5
を結像させて視認者7に視認させることができる。従っ
て、限られたスペースで複数の情報を表示することがで
きるので、スペースの限られる自動車用の表示装置等に
は有効に使用することができる。
リーン1を使用した場合には、図7(a) に示すように多
数の表示器、例えば、光源2a、表示パネル3a、およ
び投影レンズ4aを持つ第1の表示器61a、光源2
b、表示パネル3b、および投影レンズ4bを持つ第2
の表示器61b、光源2c、表示パネル3c、および投
影レンズ4cを持つ第3の表示器61cをホログラムス
クリーン1の裏面側に配置し、ホログラムスクリーン1
の上に複数のパターンや意匠が組み合わされた表示像5
を結像させて視認者7に視認させることができる。従っ
て、限られたスペースで複数の情報を表示することがで
きるので、スペースの限られる自動車用の表示装置等に
は有効に使用することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ように構成された従来の透過型ホログラムスクリーンを
用いた表示装置60では、ホログラムスクリーン1が透
明であるため、表示器61の光学系が図7(b) に示すよ
うに目視者7の視線に近づくにつれ、表示装置60内の
構成部材や表示器61が視認者7に透けて見えてしま
い、視認性が著しく低下するという問題が生じる。
ように構成された従来の透過型ホログラムスクリーンを
用いた表示装置60では、ホログラムスクリーン1が透
明であるため、表示器61の光学系が図7(b) に示すよ
うに目視者7の視線に近づくにつれ、表示装置60内の
構成部材や表示器61が視認者7に透けて見えてしま
い、視認性が著しく低下するという問題が生じる。
【0008】この問題を解決する方法として、特開平2
−77737号公報および図8に示されるように、透過
型ホログラムスクリーン1にルーバフィルタを組み合わ
せた例がある。この従来技術ではスクリーンモジュール
20がガラス支持基体40,45の間に、伝送ホログラ
ム25、ルーバフィルタ30、および拡散ホログラム3
5を挟んで構成されている。符号14で示される白色光
は伝送ホログラム25によって回折され、ルーバフィル
タ30の隔壁32に囲まれた透明セル31内で赤色光線
17、緑色光線18、および青色光線19に別れた後
に、拡散ホログラム35によって再び回析されて赤、
緑、青の光錐体21〜23に拡散される。このように、
特開平2−77737号公報の装置では、ルーバフィル
タ30を通ることによって回析光以外のゼロオーダ光1
6が遮断される。
−77737号公報および図8に示されるように、透過
型ホログラムスクリーン1にルーバフィルタを組み合わ
せた例がある。この従来技術ではスクリーンモジュール
20がガラス支持基体40,45の間に、伝送ホログラ
ム25、ルーバフィルタ30、および拡散ホログラム3
5を挟んで構成されている。符号14で示される白色光
は伝送ホログラム25によって回折され、ルーバフィル
タ30の隔壁32に囲まれた透明セル31内で赤色光線
17、緑色光線18、および青色光線19に別れた後
に、拡散ホログラム35によって再び回析されて赤、
緑、青の光錐体21〜23に拡散される。このように、
特開平2−77737号公報の装置では、ルーバフィル
タ30を通ることによって回析光以外のゼロオーダ光1
6が遮断される。
【0009】ところが、この特開平2−77737号公
報の装置はガラス支持基体40,45の間に、伝送ホロ
グラム25、ルーバフィルタ30、および拡散ホログラ
ム35を挟んだ構成であるので、ホログラム素子の構造
を複雑にし、その作製が困難でコストがかかるという問
題がある。
報の装置はガラス支持基体40,45の間に、伝送ホロ
グラム25、ルーバフィルタ30、および拡散ホログラ
ム35を挟んだ構成であるので、ホログラム素子の構造
を複雑にし、その作製が困難でコストがかかるという問
題がある。
【0010】そこで、本発明は透過型ホログラムスクリ
ーンを用いた表示装置において、構成が簡単で、しかも
装置内部の部材が視認者側から目視されず、視認性を向
上させることができる透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置を提供することを目的とする。
ーンを用いた表示装置において、構成が簡単で、しかも
装置内部の部材が視認者側から目視されず、視認性を向
上させることができる透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成する本発
明の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置は、
目視者の視線に対して所定の角度で傾斜させて設けられ
た透過型ホログラムスクリーンと、この透過型ホログラ
ムスクリーンの裏面側に設けられ、透過型ホログラムス
クリーン上に所定の像を結像させるレンズおよび表示器
とを備えた透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装
置において、前記透過型ホログラムスクリーンと前記表
示器との間、或いは前記透過型ホログラムスクリーン上
に、透過型ホログラムスクリーン上に結像した像は目視
者側から見えるが、前記表示器は見えないようにする光
制御部材を設けたことを特徴としている。
明の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置は、
目視者の視線に対して所定の角度で傾斜させて設けられ
た透過型ホログラムスクリーンと、この透過型ホログラ
ムスクリーンの裏面側に設けられ、透過型ホログラムス
クリーン上に所定の像を結像させるレンズおよび表示器
とを備えた透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装
置において、前記透過型ホログラムスクリーンと前記表
示器との間、或いは前記透過型ホログラムスクリーン上
に、透過型ホログラムスクリーン上に結像した像は目視
者側から見えるが、前記表示器は見えないようにする光
制御部材を設けたことを特徴としている。
【0012】前記光制御部材は、前記レンズの焦点位置
にピンホールを備えた光遮蔽板、前記透過型ホログラム
スクリーンの表面側、或いは裏面側に取り付けられたル
ーバフィルタ、または、前記透過型ホログラムスクリー
ンの表面側に取り付けられた視界制御フィルムとして構
成することが可能である。
にピンホールを備えた光遮蔽板、前記透過型ホログラム
スクリーンの表面側、或いは裏面側に取り付けられたル
ーバフィルタ、または、前記透過型ホログラムスクリー
ンの表面側に取り付けられた視界制御フィルムとして構
成することが可能である。
【0013】
【作用】本発明の透過型ホログラムスクリーンを用いた
表示装置によれば、光制御部材が表示器の像を結像させ
るレンズの焦点位置に置かれたピンホールを備えた光遮
蔽板である場合、表示器の像はピンホールを通ってホロ
グラムスクリーン上に結像し、表示装置の内部部材は光
遮蔽板によって目視者からは見えない。また、光制御部
材が、ホログラムスクリーンの表面側、或いは裏面側に
取り付けられたルーバフィルタである場合は、表示器の
像はルーバフィルタを通って目視者に達するが、目視者
と表示装置の内部部材とを結ぶ光路はルーバフィルタに
よって遮断されるので、内部部材は目視者側からは見え
ない。更に、光制御部材がホログラムスクリーンの表面
側に取り付けられた視界制御フィルムである場合には、
目視者側からのホログラムスクリーンに対する所定の目
視角度のみ視界制御フィルムが透明に見え、他の角度範
囲では擦りガラスのように不透明に見えるので、表示装
置の内部部材をこの見えない角度範囲に設置すれば目視
者側から内部部材が目視されない。
表示装置によれば、光制御部材が表示器の像を結像させ
るレンズの焦点位置に置かれたピンホールを備えた光遮
蔽板である場合、表示器の像はピンホールを通ってホロ
グラムスクリーン上に結像し、表示装置の内部部材は光
遮蔽板によって目視者からは見えない。また、光制御部
材が、ホログラムスクリーンの表面側、或いは裏面側に
取り付けられたルーバフィルタである場合は、表示器の
像はルーバフィルタを通って目視者に達するが、目視者
と表示装置の内部部材とを結ぶ光路はルーバフィルタに
よって遮断されるので、内部部材は目視者側からは見え
ない。更に、光制御部材がホログラムスクリーンの表面
側に取り付けられた視界制御フィルムである場合には、
目視者側からのホログラムスクリーンに対する所定の目
視角度のみ視界制御フィルムが透明に見え、他の角度範
囲では擦りガラスのように不透明に見えるので、表示装
置の内部部材をこの見えない角度範囲に設置すれば目視
者側から内部部材が目視されない。
【0014】
【実施例】以下添付図面を用いて本発明の実施例を詳細
に説明するが、従来の透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置60と同じ構成部材については同じ符号を
付して説明する。
に説明するが、従来の透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置60と同じ構成部材については同じ符号を
付して説明する。
【0015】図1(a) は本発明の第1の実施例の透過型
ホログラムスクリーンを用いた表示装置11の構成を示
す構成図である。この実施例の表示装置11は、内蔵す
る発光ダイオードや液晶パネル、或いはCRT等の表示
デバイス6の前面に透過型ホログラムスクリーン1が傾
斜して設けられており、視認者7はホログラムスクリー
ン1を通じて表示デバイス6を目視するようになってい
る。そして、傾斜したホログラムスクリーン1の下方に
は、光源2、パターンフィルムや液晶パネルのような表
示パネル3、および投影レンズ4からなる別の表示器6
1が設けられている。
ホログラムスクリーンを用いた表示装置11の構成を示
す構成図である。この実施例の表示装置11は、内蔵す
る発光ダイオードや液晶パネル、或いはCRT等の表示
デバイス6の前面に透過型ホログラムスクリーン1が傾
斜して設けられており、視認者7はホログラムスクリー
ン1を通じて表示デバイス6を目視するようになってい
る。そして、傾斜したホログラムスクリーン1の下方に
は、光源2、パターンフィルムや液晶パネルのような表
示パネル3、および投影レンズ4からなる別の表示器6
1が設けられている。
【0016】透過型ホログラムスクリーン1は透明であ
るので、視認者7はホログラムスクリーン1を通して表
示デバイス6に表示された像と、表示器61によってホ
ログラムスクリーン1に結像される像の両方を見ること
ができることは前述の通りである。
るので、視認者7はホログラムスクリーン1を通して表
示デバイス6に表示された像と、表示器61によってホ
ログラムスクリーン1に結像される像の両方を見ること
ができることは前述の通りである。
【0017】第1の実施例の表示装置11においては、
以上のような構成に加えて表示器61等の内部部材が目
視者7から見えるのを防止するために、表示器61の投
影レンズ4の焦点が表示器61からホログラムスクリー
ン1までの光学系の途中にあるようになっている。そし
て、ピンホール8aを備えた光遮蔽板8が、そのピンホ
ール8aがこの焦点に位置するように設けられている。
つまり、表示画像を備えた表示パネル3を透過した光源
2からの光が、投影レンズ4によって表示器61からホ
ログラムスクリーン1までの光学系の途中で焦点を結
び、ホログラムスクリーン1の上には倒立した表示画像
が結像されるようになっている。そして、この焦点部分
にピンホール8aが設置されている。従って、このピン
ホール8aによって表示光は通過して来るが、光遮蔽板
8の裏面側の表示器61はこの光遮蔽板8によって視認
者7側からは見えない。
以上のような構成に加えて表示器61等の内部部材が目
視者7から見えるのを防止するために、表示器61の投
影レンズ4の焦点が表示器61からホログラムスクリー
ン1までの光学系の途中にあるようになっている。そし
て、ピンホール8aを備えた光遮蔽板8が、そのピンホ
ール8aがこの焦点に位置するように設けられている。
つまり、表示画像を備えた表示パネル3を透過した光源
2からの光が、投影レンズ4によって表示器61からホ
ログラムスクリーン1までの光学系の途中で焦点を結
び、ホログラムスクリーン1の上には倒立した表示画像
が結像されるようになっている。そして、この焦点部分
にピンホール8aが設置されている。従って、このピン
ホール8aによって表示光は通過して来るが、光遮蔽板
8の裏面側の表示器61はこの光遮蔽板8によって視認
者7側からは見えない。
【0018】ここで、図1(b) に示す投影レンズ4が1
枚の場合について、結像光学系の説明を行う。この図に
示すように、レンズ4の物空間焦点Fの外側に表示画像
を表示できる表示パネル3を設置すると、この表示画像
は像空間焦点F′で集光し、その後、倒立した画像5と
して結像する。複数のレンズの場合も同様であり、合成
焦点の外側に表示パネル3を設けることにより、表示画
像を倒立実像として得ることができる。
枚の場合について、結像光学系の説明を行う。この図に
示すように、レンズ4の物空間焦点Fの外側に表示画像
を表示できる表示パネル3を設置すると、この表示画像
は像空間焦点F′で集光し、その後、倒立した画像5と
して結像する。複数のレンズの場合も同様であり、合成
焦点の外側に表示パネル3を設けることにより、表示画
像を倒立実像として得ることができる。
【0019】図2は図1の透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置11を自動車のコンビネーションメー
タ50に組み込んだ実施例を示すものであり、図2(a)
はコンビネーションメータ50の断面図、図2(b) は図
2(a) のコンビネーションメータ50の正面図である。
この実施例では、コンビネーションメータ50のメータ
表ガラス10にホログラムスクリーンを用いた表示装置
11のホログラムスクリーン1が設置され、メータ文字
盤9の下方に光源2、表示パネル3、投影レンズ4、お
よびピンホール8aを備えた光遮蔽板8が設けられてい
る。
を用いた表示装置11を自動車のコンビネーションメー
タ50に組み込んだ実施例を示すものであり、図2(a)
はコンビネーションメータ50の断面図、図2(b) は図
2(a) のコンビネーションメータ50の正面図である。
この実施例では、コンビネーションメータ50のメータ
表ガラス10にホログラムスクリーンを用いた表示装置
11のホログラムスクリーン1が設置され、メータ文字
盤9の下方に光源2、表示パネル3、投影レンズ4、お
よびピンホール8aを備えた光遮蔽板8が設けられてい
る。
【0020】透過型ホログラムスクリーンを用いた表示
装置11による表示画像は、図2(b) に示すようにコン
ビネーションメータ50に設けられた回転計51と速度
計52の下部に、表示画像1a、1bとしてそれぞれ表
示されるようになっている。そして、この実施例のコン
ビネーションメータ50では、目視者(運転者)が表示
画像1a、1bを覗き込んでも、光遮蔽板8によって表
示装置11が見えてしまうことが防止され、視認性が向
上する。
装置11による表示画像は、図2(b) に示すようにコン
ビネーションメータ50に設けられた回転計51と速度
計52の下部に、表示画像1a、1bとしてそれぞれ表
示されるようになっている。そして、この実施例のコン
ビネーションメータ50では、目視者(運転者)が表示
画像1a、1bを覗き込んでも、光遮蔽板8によって表
示装置11が見えてしまうことが防止され、視認性が向
上する。
【0021】図3は図1の透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置11の光学系に、投影レンズの代わり
に凹面鏡15を使用した場合の構成を示す断面図であ
る。この実施例では表示装置11の内部が光遮蔽板8に
よって2つの部屋11A,11Bに仕切られており、上
方の部屋11Aにホログラムスクリーン1が取付られ、
光遮蔽板8にピンホール8aが設けられている。下方の
部屋11Bには光源2、表示パネル3および凹面鏡15
が設けられており、凹面鏡15の焦点が光遮蔽板8のピ
ンホール8aの位置になっている。従って、光源2から
出た光によって表示パネル3の表示画像が凹面鏡15で
反射し、表示パネル3上の表示画像がホログラムスクリ
ーン1の上に実像5として結像される。
を用いた表示装置11の光学系に、投影レンズの代わり
に凹面鏡15を使用した場合の構成を示す断面図であ
る。この実施例では表示装置11の内部が光遮蔽板8に
よって2つの部屋11A,11Bに仕切られており、上
方の部屋11Aにホログラムスクリーン1が取付られ、
光遮蔽板8にピンホール8aが設けられている。下方の
部屋11Bには光源2、表示パネル3および凹面鏡15
が設けられており、凹面鏡15の焦点が光遮蔽板8のピ
ンホール8aの位置になっている。従って、光源2から
出た光によって表示パネル3の表示画像が凹面鏡15で
反射し、表示パネル3上の表示画像がホログラムスクリ
ーン1の上に実像5として結像される。
【0022】この実施例でも目視者が表示画像5を覗き
込んでも、光遮蔽板8によって凹面鏡15、表示パネル
3、および光源2等の内部部材が見えてしまうことが防
止され、視認性が向上する。
込んでも、光遮蔽板8によって凹面鏡15、表示パネル
3、および光源2等の内部部材が見えてしまうことが防
止され、視認性が向上する。
【0023】図4(a) はルーバフィルタ30を使用した
本発明の第2の実施例の透過型ホログラムスクリーンを
用いた表示装置12の構成を示す構成図であり、図4
(b) は図4(a) の要部拡大断面図である。この実施例の
表示装置12にも表示デバイス6が内蔵されており、こ
の表示デバイス6の前面にホログラムスクリーン1が傾
斜して設けられている。視認者7はホログラムスクリー
ン1を通じて表示デバイス6を目視するようになってい
る。そして、傾斜したホログラムスクリーン1の下方に
は、光源2、表示パネル3、および投影レンズ4からな
る別の表示器61が設けられており、表示パネル3の表
示画像が光源2からの光で照射され、投影レンズ4によ
ってホログラムスクリーン1上に像5として結像される
ようになっている。
本発明の第2の実施例の透過型ホログラムスクリーンを
用いた表示装置12の構成を示す構成図であり、図4
(b) は図4(a) の要部拡大断面図である。この実施例の
表示装置12にも表示デバイス6が内蔵されており、こ
の表示デバイス6の前面にホログラムスクリーン1が傾
斜して設けられている。視認者7はホログラムスクリー
ン1を通じて表示デバイス6を目視するようになってい
る。そして、傾斜したホログラムスクリーン1の下方に
は、光源2、表示パネル3、および投影レンズ4からな
る別の表示器61が設けられており、表示パネル3の表
示画像が光源2からの光で照射され、投影レンズ4によ
ってホログラムスクリーン1上に像5として結像される
ようになっている。
【0024】透過型ホログラムスクリーン1は透明であ
るので、視認者7はホログラムスクリーン1を通して表
示デバイス6に表示された像と、表示器61によってホ
ログラムスクリーン1に結像される像5の両方を見るこ
とができることは前述の通りである。
るので、視認者7はホログラムスクリーン1を通して表
示デバイス6に表示された像と、表示器61によってホ
ログラムスクリーン1に結像される像5の両方を見るこ
とができることは前述の通りである。
【0025】第2の実施例の表示装置12においては、
以上のような構成に加えて表示器61等の内部部材が目
視者7から見えるのを防止するために、ホログラムスク
リーン1の前面側(視認者側)にルーバフィルタ30が
設けられている。このルーバフィルタ30は、図4(b)
に示すように、その隔壁32が視認者7が表示デバイス
6を目視する時の視線に平行になっており、隔壁の間に
透明セルが設けられている。
以上のような構成に加えて表示器61等の内部部材が目
視者7から見えるのを防止するために、ホログラムスク
リーン1の前面側(視認者側)にルーバフィルタ30が
設けられている。このルーバフィルタ30は、図4(b)
に示すように、その隔壁32が視認者7が表示デバイス
6を目視する時の視線に平行になっており、隔壁の間に
透明セルが設けられている。
【0026】そして、光源2からの光で照射され、投影
レンズ4によってホログラムスクリーン1上に結像され
た表示パネル3の表示画像は、ホログラムスクリーン1
によって回折されて視認者7の視線に平行になるので、
ルーバフィルタ30を通過して視認者7に達することが
できる。一方、視認者7が表示器61を覗き込もうとし
ても、ルーバフィルタ30の隔壁32によって遮断され
るので、視認者7は内部の光学部材を見ることができ
ず、表示画像5だけを視認でき、透過型ホログラムスク
リーンを用いた表示装置12の表示品位が向上する。
レンズ4によってホログラムスクリーン1上に結像され
た表示パネル3の表示画像は、ホログラムスクリーン1
によって回折されて視認者7の視線に平行になるので、
ルーバフィルタ30を通過して視認者7に達することが
できる。一方、視認者7が表示器61を覗き込もうとし
ても、ルーバフィルタ30の隔壁32によって遮断され
るので、視認者7は内部の光学部材を見ることができ
ず、表示画像5だけを視認でき、透過型ホログラムスク
リーンを用いた表示装置12の表示品位が向上する。
【0027】なお、図4(a) ,(b) に示した実施例では
ルーバフィルタ30がホログラムスクリーン1の前面側
に設けられているが、このルーバフィルタ30はホログ
ラムスクリーン1の裏面側にも取り付けることが可能で
ある。このときには、図4(c) に示すように、ルーバフ
ィルタ30には、その隔壁32が表示器61からホログ
ラムスクリーン1に向かう光路に平行になっており、隔
壁の間に透明セルが設けられているものを使用すれば良
い。
ルーバフィルタ30がホログラムスクリーン1の前面側
に設けられているが、このルーバフィルタ30はホログ
ラムスクリーン1の裏面側にも取り付けることが可能で
ある。このときには、図4(c) に示すように、ルーバフ
ィルタ30には、その隔壁32が表示器61からホログ
ラムスクリーン1に向かう光路に平行になっており、隔
壁の間に透明セルが設けられているものを使用すれば良
い。
【0028】図5(a) は視界制御フィルム24を使用し
た本発明の第3の実施例の透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置13の構成を示す構成図であり、図5
(b)は図5(a) の要部拡大断面図である。この実施例の
表示装置13にも表示デバイス6が内蔵されているが、
ここではその図示および説明を省略する。この実施例の
表示装置13でも傾斜したホログラムスクリーン1の下
方には、光源2、表示パネル3、および投影レンズ4か
らなる別の表示器61が設けられており、表示パネル3
の表示画像が光源2からの光で照射され、投影レンズ4
によってホログラムスクリーン1上に像5として結像さ
れるようになっている。
た本発明の第3の実施例の透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置13の構成を示す構成図であり、図5
(b)は図5(a) の要部拡大断面図である。この実施例の
表示装置13にも表示デバイス6が内蔵されているが、
ここではその図示および説明を省略する。この実施例の
表示装置13でも傾斜したホログラムスクリーン1の下
方には、光源2、表示パネル3、および投影レンズ4か
らなる別の表示器61が設けられており、表示パネル3
の表示画像が光源2からの光で照射され、投影レンズ4
によってホログラムスクリーン1上に像5として結像さ
れるようになっている。
【0029】透過型ホログラムスクリーン1は透明であ
るので、視認者7はホログラムスクリーン1を通して図
示しない表示デバイス6に表示された像と、表示器61
によってホログラムスクリーン1に結像される像5の両
方を見ることができることは前述の通りである。
るので、視認者7はホログラムスクリーン1を通して図
示しない表示デバイス6に表示された像と、表示器61
によってホログラムスクリーン1に結像される像5の両
方を見ることができることは前述の通りである。
【0030】第3の実施例の表示装置13においては、
以上のような構成に加えて表示器61等の内部部材が目
視者7から見えるのを防止するために、ホログラムスク
リーン1の前面側(視認者側)に視界制御フィルム24
が設けられている。この視界制御フィルム24は、見る
角度によって不透明、透明状態が変化する光学特性を備
えたフィルタであり、例えば、住友化学工業の「ルミス
ティー」〔商標〕を使用することができる。この視界制
御フィルタ24には、フィルタに対して直交する方向か
ら所定の角度が不透明となるXタイプと呼ばれる品種を
使用し、その不透明領域26内に表示器61を設けてお
けば、表示器61が目視者7から視認されることがな
い。一方、表示器61からの光は、視界制御フィルタ2
4の不透明領域26を透過し、ホログラムスクリーン1
上で回折されて図示しない表示デバイスからの光に平行
になるので、目視者7から視認することができる。この
結果、視認者7が表示器61を覗き込もうとしても、視
界制御フィルタ24によって遮断されるので、視認者7
は内部の光学部材を見ることができず、表示画像5だけ
を視認でき、透過型ホログラムスクリーンを用いた表示
装置13の表示品位が向上する。
以上のような構成に加えて表示器61等の内部部材が目
視者7から見えるのを防止するために、ホログラムスク
リーン1の前面側(視認者側)に視界制御フィルム24
が設けられている。この視界制御フィルム24は、見る
角度によって不透明、透明状態が変化する光学特性を備
えたフィルタであり、例えば、住友化学工業の「ルミス
ティー」〔商標〕を使用することができる。この視界制
御フィルタ24には、フィルタに対して直交する方向か
ら所定の角度が不透明となるXタイプと呼ばれる品種を
使用し、その不透明領域26内に表示器61を設けてお
けば、表示器61が目視者7から視認されることがな
い。一方、表示器61からの光は、視界制御フィルタ2
4の不透明領域26を透過し、ホログラムスクリーン1
上で回折されて図示しない表示デバイスからの光に平行
になるので、目視者7から視認することができる。この
結果、視認者7が表示器61を覗き込もうとしても、視
界制御フィルタ24によって遮断されるので、視認者7
は内部の光学部材を見ることができず、表示画像5だけ
を視認でき、透過型ホログラムスクリーンを用いた表示
装置13の表示品位が向上する。
【0031】以上のように、表示器61の像を結像させ
るレンズ4の焦点位置に置かれたピンホール8aを備え
た光遮蔽板8を使用した表示装置11では、表示器61
の像はピンホール8aを通ってホログラムスクリーン1
上に結像し、表示装置11の内部部材は光遮蔽板8によ
って目視者からは見えない。また、ホログラムスクリー
ン1の表面側、或いは裏面側にルーバフィルタ30を設
けた表示装置12では、表示器61の像はルーバフィル
タ61を通って目視者7に達するが、目視者7と表示器
61とを結ぶ光路はルーバフィルタ30によって遮断さ
れるので、内部部材は目視者側からは見えない。更に、
ホログラムスクリーン1の表面側に取り付けられた視界
制御フィルム24を設けた表示装置13では、目視者7
からの透ホログラムスクリーン1に対する所定の目視角
度のみ視界制御フィルム24が透明に見え、他の角度範
囲では擦りガラスのように不透明に見えるので、表示器
61をこの見えない角度範囲に設置すれば目視者側から
内部部材が目視されない。よって、以上いずれの実施例
の表示装置11,12,13においても、表示の視認性
が向上する。
るレンズ4の焦点位置に置かれたピンホール8aを備え
た光遮蔽板8を使用した表示装置11では、表示器61
の像はピンホール8aを通ってホログラムスクリーン1
上に結像し、表示装置11の内部部材は光遮蔽板8によ
って目視者からは見えない。また、ホログラムスクリー
ン1の表面側、或いは裏面側にルーバフィルタ30を設
けた表示装置12では、表示器61の像はルーバフィル
タ61を通って目視者7に達するが、目視者7と表示器
61とを結ぶ光路はルーバフィルタ30によって遮断さ
れるので、内部部材は目視者側からは見えない。更に、
ホログラムスクリーン1の表面側に取り付けられた視界
制御フィルム24を設けた表示装置13では、目視者7
からの透ホログラムスクリーン1に対する所定の目視角
度のみ視界制御フィルム24が透明に見え、他の角度範
囲では擦りガラスのように不透明に見えるので、表示器
61をこの見えない角度範囲に設置すれば目視者側から
内部部材が目視されない。よって、以上いずれの実施例
の表示装置11,12,13においても、表示の視認性
が向上する。
【0032】なお、本発明の透過型ホログラムスクリー
ンを用いた表示装置は前述の実施例に限定されるもので
はなく、種々の表示形態に応用可能である。
ンを用いた表示装置は前述の実施例に限定されるもので
はなく、種々の表示形態に応用可能である。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の透過型ホ
ログラムスクリーンを用いた表示装置によれば、構成が
簡単で、しかも装置内部の部材が視認者側から目視され
ず、視認性を向上させることができるという効果があ
る。
ログラムスクリーンを用いた表示装置によれば、構成が
簡単で、しかも装置内部の部材が視認者側から目視され
ず、視認性を向上させることができるという効果があ
る。
【図1】(a) は本発明の第1の実施例の透過型ホログラ
ムスクリーンを用いた表示装置の構成を示す構成図、
(b) は(a) のピンホール付遮蔽板の機能を説明する説明
図である。
ムスクリーンを用いた表示装置の構成を示す構成図、
(b) は(a) のピンホール付遮蔽板の機能を説明する説明
図である。
【図2】(a) は図1の透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置を自動車のコンビネーションメータに組み
込んだ場合のコンビネーションメータの一例の断面図、
(b) は(a) のコンビネーションメータの正面図である。
いた表示装置を自動車のコンビネーションメータに組み
込んだ場合のコンビネーションメータの一例の断面図、
(b) は(a) のコンビネーションメータの正面図である。
【図3】図1の透過型ホログラムスクリーンを用いた表
示装置の光学系に、投影レンズの代わりに凹面鏡を使用
した場合の表示装置の構成を示す断面図である。
示装置の光学系に、投影レンズの代わりに凹面鏡を使用
した場合の表示装置の構成を示す断面図である。
【図4】(a) はルーバフィルタを使用した本発明の第2
の実施例の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装
置の構成を示す構成図、(b) は(a) の要部拡大断面図、
(c) は(a) のルーバフィルタの透過型ホログラムスクリ
ーンへの取付位置が異なる場合の(b) と同じ部位の要部
拡大断面図である。
の実施例の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装
置の構成を示す構成図、(b) は(a) の要部拡大断面図、
(c) は(a) のルーバフィルタの透過型ホログラムスクリ
ーンへの取付位置が異なる場合の(b) と同じ部位の要部
拡大断面図である。
【図5】(a) は視界制御フィルムを使用した本発明の第
3の実施例の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示
装置の構成を示す構成図であり、(b) は(a) の要部拡大
断面図である。
3の実施例の透過型ホログラムスクリーンを用いた表示
装置の構成を示す構成図であり、(b) は(a) の要部拡大
断面図である。
【図6】(a) は従来の透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置の構成を示す構成図、(b) はスクリーンが
擦りガラスである場合の光の拡散を説明する図、(c) は
スクリーンが透過型ホログラムスクリーンである場合の
光の拡散を説明する図である。
いた表示装置の構成を示す構成図、(b) はスクリーンが
擦りガラスである場合の光の拡散を説明する図、(c) は
スクリーンが透過型ホログラムスクリーンである場合の
光の拡散を説明する図である。
【図7】(a) は複数の表示器により複数の表示画像を1
つの透過型ホログラムスクリーン上に結像させる従来の
透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置の構成を
示す構成図、(b) は従来の透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置の問題点を説明する構成図である。
つの透過型ホログラムスクリーン上に結像させる従来の
透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置の構成を
示す構成図、(b) は従来の透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置の問題点を説明する構成図である。
【図8】従来の透過型ホログラムスクリーンを用いた表
示装置の別の構成を説明する表示装置の要部拡大断面図
である。
示装置の別の構成を説明する表示装置の要部拡大断面図
である。
1 ホログラムスクリーン 2 光源 3 表示パネル 4 投影レンズ 5 表示像 6 表示デバイス 7 視認者 8 光遮蔽板 8a ピンホール 11 本発明の第1の実施例の表示装置 12 本発明の第2の実施例の表示装置 13 本発明の第3の実施例の表示装置 15 凹面鏡 24 視界制御フィルタ 26 不透明領域 30 ルーバフィルタ 31 透明セル 32 隔壁 50 コンビネーションメータ 61 表示器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 奈良間 伸二 静岡県島田市横井1−7−1 矢崎計器株 式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 目視者の視線に対して所定の角度で傾斜
させて設けられた透過型ホログラムスクリーンと、この
透過型ホログラムスクリーンの裏面側に設けられ、透過
型ホログラムスクリーン上に所定の像を結像させるレン
ズおよび表示器とを備えた透過型ホログラムスクリーン
を用いた表示装置であって、 前記透過型ホログラムスクリーンと前記表示器との間、
或いは前記透過型ホログラムスクリーン上に、透過型ホ
ログラムスクリーン上に結像した像は目視者側から見え
るが、前記表示器は見えないようにする光制御部材を設
けたことを特徴とする透過型ホログラムスクリーンを用
いた表示装置。 - 【請求項2】 前記光制御部材が前記レンズの焦点位置
にピンホールを備えた光遮蔽板であることを特徴とする
請求項1に記載の透過型ホログラムスクリーンを用いた
表示装置。 - 【請求項3】 前記光制御部材が前記透過型ホログラム
スクリーンの表面側、或いは裏面側に取り付けられたル
ーバフィルタであることを特徴とする請求項1に記載の
透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置。 - 【請求項4】 前記光制御部材が前記透過型ホログラム
スクリーンの表面側に取り付けられた視界制御フィルム
であることを特徴とする請求項1に記載の透過型ホログ
ラムスクリーンを用いた表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024321A JPH07234374A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6024321A JPH07234374A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07234374A true JPH07234374A (ja) | 1995-09-05 |
Family
ID=12134926
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6024321A Pending JPH07234374A (ja) | 1994-02-22 | 1994-02-22 | 透過型ホログラムスクリーンを用いた表示装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07234374A (ja) |
Cited By (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09152602A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-06-10 | Dainippon Printing Co Ltd | ホログラムを用いた液晶ディスプレイ装置 |
JPH09197977A (ja) * | 1996-01-17 | 1997-07-31 | Nissan Motor Co Ltd | ホログラム表示装置 |
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WO2000068728A1 (fr) * | 1999-05-10 | 2000-11-16 | Asahi Glass Company, Limited | Affichage d'hologramme et procede de production pour transmettre un hologramme de diffusion approprie |
JP2001337586A (ja) * | 2000-05-29 | 2001-12-07 | Toppan Printing Co Ltd | ホログラム・ディスプレイ |
JP2003075913A (ja) * | 2001-08-31 | 2003-03-12 | Seiko Epson Corp | リアプロジェクタ |
JP2008165202A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-07-17 | Ricoh Co Ltd | 投射光学系及び画像投射装置 |
US8780426B2 (en) | 2010-07-16 | 2014-07-15 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Exposure apparatus and image forming apparatus having hologram elements |
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DE102014218435A1 (de) | 2014-09-15 | 2016-03-17 | Robert Bosch Gmbh | Kombiinstrument für ein Fahrzeug und Verfahren zum Betreiben eines Kombiinstruments für ein Fahrzeug |
WO2017195740A1 (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2017207607A (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-24 | アルパイン株式会社 | 多層画像表示装置 |
WO2022193728A1 (zh) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 歌尔股份有限公司 | 光线偏转结构和头戴显示设备 |
-
1994
- 1994-02-22 JP JP6024321A patent/JPH07234374A/ja active Pending
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH09197977A (ja) * | 1996-01-17 | 1997-07-31 | Nissan Motor Co Ltd | ホログラム表示装置 |
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WO2000068728A1 (fr) * | 1999-05-10 | 2000-11-16 | Asahi Glass Company, Limited | Affichage d'hologramme et procede de production pour transmettre un hologramme de diffusion approprie |
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JP2012078858A (ja) * | 2006-12-04 | 2012-04-19 | Ricoh Co Ltd | 画像投射装置 |
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DE102014218435A1 (de) | 2014-09-15 | 2016-03-17 | Robert Bosch Gmbh | Kombiinstrument für ein Fahrzeug und Verfahren zum Betreiben eines Kombiinstruments für ein Fahrzeug |
WO2017195740A1 (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JPWO2017195740A1 (ja) * | 2016-05-09 | 2019-03-28 | 日本精機株式会社 | ヘッドアップディスプレイ装置 |
JP2017207607A (ja) * | 2016-05-18 | 2017-11-24 | アルパイン株式会社 | 多層画像表示装置 |
WO2022193728A1 (zh) * | 2021-03-18 | 2022-09-22 | 歌尔股份有限公司 | 光线偏转结构和头戴显示设备 |
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