JPH0723290B2 - シヤンプ−組成物 - Google Patents
シヤンプ−組成物Info
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- JPH0723290B2 JPH0723290B2 JP30739686A JP30739686A JPH0723290B2 JP H0723290 B2 JPH0723290 B2 JP H0723290B2 JP 30739686 A JP30739686 A JP 30739686A JP 30739686 A JP30739686 A JP 30739686A JP H0723290 B2 JPH0723290 B2 JP H0723290B2
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Description
を除去することにより、白髪を美しく保持し、実用特性
に優れたシャンプー組成物に関する。
る毛髪蛋白の変性や、頭皮から分泌された皮脂の残存、
微生物の代謝物の残存、たばこの煙など大気汚染物の付
着、洗浄不足による頭髪化粧品の残存などによる汚染が
考えられている。実際の黄ばみは、これらが複雑に関連
しあった結果生じると考えられており、現状では、はっ
きりとした原因の特定はなされていない。
失などにより、美観を著るしく損なう。一般に白髪の人
の大半は、白髪を白く美しく保持したいと考えている。
(例えば、ブリリアンドブルーFCF,アリズロールパープ
ル,プロシアンブルー)などの青味付け染料を配合した
ヘアーフォーム,ヘアーシャンプー,整髪剤により黄ば
みを隠ぺいし、目立たなくする方法や、酸化剤(例え
ば、過酸化水素,過ホウ酸ナトリウム)や、還元剤(例
えば、チオ硫酸ナトリウム)を使用した漂白剤により、
黄ばみ原因物質を分解除去する方法が知られている。し
かし、前者の方法では、むら染めになりやすく、又白髪
の白さを完全に取り戻すのは難かしい等の点で、実用性
に乏しく、又、後者の方法では、毛髪頭皮に対する安全
性を充分に配慮する必要があった。
に、鋭意研究した結果、後記特定の有機溶剤、及び後記
特定のイオン性界面活性剤とアルカノールアミド型非イ
オン界面活性剤と酸と水を配合し、有機溶剤の含有量が
1〜30重量%であるシャンプー組成物は、毛髪及び頭皮
に何等損傷を与えることなく、効果的に白髪の黄ばみを
容易に除去し得ることを見出し、本発明を完成した。
しく保持し得ると共に実用特性にも優れたシャンプー組
成物を提供することにある。
ベンジルアルコール,n−アミルアルコール,エチレング
リコール,トリエチレングリコール,テトラエチレング
リコール,酢酸イソアミル,γ−ブチロラクトンからな
る群から選択された少なくとも一つの有機溶剤と、 (ロ)、一般式(I) R1−OSO3M1 ………(I) (式中、R1は平均炭素原子数12〜18のアルキル基、M1は
アルカリ金属又はアンモニウム,有機アミン類を表わ
す) 一般式(II) (式中、R2は平均炭素原子数11〜17のアルキル基、又
は、アルケニル基、R3は平均炭素原子数1〜3の低級ア
ルキル基、M2はアルカリ金属又は有機アミン類を表わ
す) 一般式(III) (式中、R4は平均炭素原子数12〜18のアルキル基又は、
アルケニル基、R5およびR6はメチル基を表わす) 一般式(IV) (式中、R7は平均炭素原子数12〜18のアルキル基、AOは
炭素原子数2〜3のオキシアルキレン基、lは0〜3、
M3,M4は水素原子又は、アルカリ金属を表わす) で表わされるイオン性界面活性剤のうち少なくとも一つ
と、 (ハ) 一般式(V) (式中、R8は平均炭素原子数11〜17のアルキル基、又は
アルケニル基を表わし、m及びnは整数で、m+n=1
〜5を表わす。)で表わされるアルカノールアミド型非
イオン界面活性剤の少なくとも一つと、 (ニ) 水 とからなり、そして、PHが4〜7で、有機溶剤の含有量
が1〜30%であることを特徴とするシャンプー組成物で
ある。
この有機溶剤の適度な分子量と毛髪への親和性は、黄ば
み除去効果を著るしく向上するものである。
物の総量を基準として1〜30重量%(以下、wt%と略記
する)、好ましくは5〜15重量%である。有機溶剤の配
合量が1wt%よりも少ないと、黄ばみ除去効果は著るし
く劣る。30wt%よりも多くなると毛髪に残存しやすくな
り、又、シャンプーとして基本特性、即ち泡立ち,洗浄
性,指通り等を著るしく損ない、好ましくない。
は、公知の物質であり、有機溶剤と共存することによ
り、黄ばみ除去効果を著るしく向上させるものである。
イオン性界面活性剤の配合量は、5〜20wt%(総量基
準)、好ましくは10〜15重量%である。5wt%未満で
は、有機溶剤が毛髪中に残存しやすくなり、又シャンプ
ーとして基本的特性(即ち泡立ち,洗浄性,指通り等)
を損い好ましくない。又、20重量%よりも多いと、黄ば
み除去効果が著るしく劣る。
ン界面活性剤は、例えば、アルキル基R1は、ラウリル,
ミリスチル,パルミチル,ステアリル基等が、対イオン
M1としては、カリウム,ナトリウム,トリエタノールア
ミン,アンモニウム等が挙げられる。また、一般式(I
I)で表わされるアルキロイルタウリン塩型陰イオン界
面活性剤は、アシル基(R2CO−)としては、ラウロイ
ル,ミリストイル,パルミトイル,ステアロイル,オレ
オイル基,ヤシ油脂肪酸からのココロイル基(R2の炭素
数が11〜17の間に分布しているアルキロイル基等が、ア
ルキル基R3としてはメチル基が、そして対イオンM2とし
ては、カリウム,ナトリウム,トリエタノールアミン,
ジエタノールアミン,モノエタノールアミン等が挙げら
れる。一般式(III)で表わされるトリアルキルアミン
酢酸ベタイン型両性界面活性剤は、例えばアルキル基R4
としては、ラウリル,ミリスチル,パルミチル,ステア
リル,オレイル,ヤシ油から得られる炭素数7ないし19
の混合アルキル基等が、アルキル基R5,R6としては、メ
チル基が挙げられる。一般式(IV)で表わされるモノ
(ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)スルホコハ
ク酸塩型陰イオン界面活性剤は、例えば、アルキル基R7
としては、ラウリル,ミリスチル,パルミチル,ステア
リル基,オキシアルキレン基(OA)としては、オキシエ
チレン基,オキシプロピレン基が、そして対イオンとし
ては、ナトリウムが挙げられる。
型非イオン界面活性剤は、例えば、アシル基(R8CO−)
としては、ラウロイル,ミリストイル,パルミトイル,
ステアロイル,オレオイル,ヤシ油脂肪酸からのココロ
イル(R8の炭素数が11〜17の間に分布しているアルキロ
イル基)等が挙げられる。アルカノールアミド型非イオ
ン界面活性剤の配合量は、1〜10wt%(総量基準)、好
ましくは2〜8重量%である。
処方成分の配合が終了した時点のPHが7よりも高い時
は、例えば、クエン酸,酒石酸,酢酸等の有機酸及びリ
ン酸,塩酸等の無機酸を適量添加してpHを4〜7の範囲
内に調整する。PHが7よりも高いと白髪に黄ばみを生
じ、PHが4よりも低いと、シャンプーの基本的特性を損
う場合がある。
を損わない範囲内であれば、上記の必須成分の他に、香
料,防腐剤,他の界面活性剤,保湿剤,着色剤,金属イ
オン封鎖剤,酸化剤などの任意成分を配合することもで
きる。
尚、実施例に示した黄ばみ除去効果,官能特性の試験法
は、下記の通りである。
ム水溶液中に3時間浸漬した後、水洗いし、風乾した。
浸漬し、1時間浸とう後、水洗いし、風乾する。この処
理毛束について高速色彩計(村上色材(株)製CMS−100
0型)を用いて測色を行ない、XYZ表色系の三刺激値であ
るX,Y,Z値を得る。試料シャンプー処理前で得たX,Y,Z値
と処理後で得たX′,Y′,Z′値を用いて下記の式により
試料毛の黄ばみ度除去度を求めた。
毛を白くしたことを示す。
プーを用いて実用テストを行ない、「黄ばみ除去効
果」,「洗浄性」,「泡立ち」,「指通り」について試
験した。試験後、各試験項目のアンケートに回答した。
答えた人数 洗浄性:洗髪後、汚れが良く落ちさっぱりしたと答えた
人数 泡立ち:洗髪中、良く泡立ったと答えた人数 指通り:洗髪中、指通りが良かったと答えた人数 比較例1〜2及び9,実施例1〜3 下記の原料組成に於いて、有機溶剤の種類と配合量を第
1表に記載の通りに配合して、各々のシャンプー組成物
を調製し、前記諸試験の結果を第1表右欄に記載した。
た。得られたシャンプー組成物のpH値5.0〜5.5の範囲を
示した。
した有機溶剤配合量以外を用いたシャンプー組成物は、
諸試験において良好な結果が得られなかった。
全てに亘って良好なる特性を明らかに示した。
各々のシャンプー組成物を調製し、諸試験を行った。
尚、得られたシャンプー組成物のpH値は、4.5〜6.5の範
囲であった。
以外の有機溶剤を用いたシャンプー組成物及び比較例5
〜6の本発明に係るイオン性界面活性剤以外のイオン性
界面活性剤を用いたシャンプー組成物は、諸試験に於い
て良好な結果が得られなかった。
全てに亘って良好なる特性を明らかに示した。
々のシャンプー組成物を調整し、諸試験を行った。
以外のシャンプー組成物は、諸試験に於いて良好な結果
が得られなかった。
全てに亘って良好なる特性を明らかに示した。
みを除去することにより、白髪を美しく保持し得るもの
であり、その作用は、著るしく、商品価値は極めて高
い。
Claims (1)
- 【請求項1】(イ)シクロヘキサノール、n−ヘキシル
アルコール、ベンジルアルコール、n−アミルアルコー
ル、エチレングリコール、トリエチレングリコール、テ
トラエチレグリコール、酢酸イソアミル、γ−ブチロラ
クトンからなる群から選択された少なくとも一つの有機
溶剤と、 (ロ)一般式(I) R1−OSO3M1 (I) (式中、R1は平均炭素原子数12〜18のアルキル基、M1は
アルカリ金属又はアンモニウム、有機アミン類を表わ
す) 一般式(II) (式中、R2は平均炭素原子数11〜17のアルキル基又はア
ルケニル基、R3は平均炭素原子数1〜3の低級アルキル
基、M2はアルカリ金属又は有機アミン類を表わす) 一般式(III) (式中、R4は平均炭素原子数12〜18のアルキル基又はア
ルケニル基、R5及びR6はメチル基を表わす) 一般式(IV) (式中、R7は平均炭素原子数12〜18のアルキル基を表わ
し、OAは炭素原子数2〜3のオキシアルキレン基、lは
0〜3、M3、M4は水素原子、又はアルカリ金属を表わ
す) で表わされるイオン性界面活性剤のうち少なくとも一つ
と、 一般式(V) (式中、R8は平均炭素原子数11〜17のアルキル基又はア
ルケニル基を表わし、m及びnは整数で、m+n=1〜
5である)で表わされるアルカノールアミド型非イオン
界面活性剤の少なくとも一つと、 (ハ)水 とからなり、そしてpHが4〜7で、前記有機溶剤の含有
量は1〜30重量%であることを特徴とするシャンプー組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30739686A JPH0723290B2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | シヤンプ−組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30739686A JPH0723290B2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | シヤンプ−組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63159310A JPS63159310A (ja) | 1988-07-02 |
JPH0723290B2 true JPH0723290B2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=17968545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30739686A Expired - Fee Related JPH0723290B2 (ja) | 1986-12-22 | 1986-12-22 | シヤンプ−組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0723290B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07242526A (ja) * | 1994-03-03 | 1995-09-19 | Sogo Yatsukou Kk | 化粧料 |
JP4210614B2 (ja) | 2004-03-25 | 2009-01-21 | 花王株式会社 | 毛髪化粧料 |
US7812057B2 (en) * | 2004-08-25 | 2010-10-12 | Molecular Research Center, Inc. | Cosmetic compositions |
-
1986
- 1986-12-22 JP JP30739686A patent/JPH0723290B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63159310A (ja) | 1988-07-02 |
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