JPH072272Y2 - 自動車のドアガラス保持構造 - Google Patents
自動車のドアガラス保持構造Info
- Publication number
- JPH072272Y2 JPH072272Y2 JP1985150038U JP15003885U JPH072272Y2 JP H072272 Y2 JPH072272 Y2 JP H072272Y2 JP 1985150038 U JP1985150038 U JP 1985150038U JP 15003885 U JP15003885 U JP 15003885U JP H072272 Y2 JPH072272 Y2 JP H072272Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- panel
- door glass
- molding
- door frame
- flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Window Of Vehicle (AREA)
- Seal Device For Vehicle (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ドアガラスをドアフレームに開閉可能に保持
する自動車のドアガラス保持構造に関するものである。
する自動車のドアガラス保持構造に関するものである。
第4図はこの種の従来のドアガラス保持構造を示すもの
で、ドアフレーム1の内側フランジ2及び外側フランジ
3により形成される断面コの字形部分4内にウエザスト
リップ5を装着し、外側フランジ3にはモール6を被せ
ることにより、ドアフレーム1内でガラス7を開閉可能
に保持していた。したがって、ボデーは少くとも外側フ
ランジ3の2枚のパネル及びこれらをカバーするモール
部分の厚みだけガラス面より車室外側へ位置していた。
この段差は見栄えだけてなく風切音発生の点でも不都合
である。
で、ドアフレーム1の内側フランジ2及び外側フランジ
3により形成される断面コの字形部分4内にウエザスト
リップ5を装着し、外側フランジ3にはモール6を被せ
ることにより、ドアフレーム1内でガラス7を開閉可能
に保持していた。したがって、ボデーは少くとも外側フ
ランジ3の2枚のパネル及びこれらをカバーするモール
部分の厚みだけガラス面より車室外側へ位置していた。
この段差は見栄えだけてなく風切音発生の点でも不都合
である。
よって、本考案はガラス面及びボデー面間の段差を小さ
くできるドアフレーム付き自動車のドアガラス保持構造
を提供することを目的とする。
くできるドアフレーム付き自動車のドアガラス保持構造
を提供することを目的とする。
本考案は、この目的を達成するために、内側及び外側フ
ランジにより形成された断面コの字形部分を備えたドア
フレームの外側フランジの外面に、表面をモールで密着
被覆されたパネルが、ドアフレームに形成された凹部に
パネルに形成された凹部を侵入させた状態でこの凹部及
びモールの裏面間の空間にねじヘッドが位置するように
ねじ止めすることにより取付けられ、パネルの途中に
は、外側フランジの先端面前方を通って内側に突出した
突起が形成され、ドアガラスの端面をガイドする突起及
びこの突起よりも前方位置を占め、かつドアガラスの前
面をガイドするパネル先端部分と、内側フランジとの内
面に、ウエザストリップを装着した。
ランジにより形成された断面コの字形部分を備えたドア
フレームの外側フランジの外面に、表面をモールで密着
被覆されたパネルが、ドアフレームに形成された凹部に
パネルに形成された凹部を侵入させた状態でこの凹部及
びモールの裏面間の空間にねじヘッドが位置するように
ねじ止めすることにより取付けられ、パネルの途中に
は、外側フランジの先端面前方を通って内側に突出した
突起が形成され、ドアガラスの端面をガイドする突起及
びこの突起よりも前方位置を占め、かつドアガラスの前
面をガイドするパネル先端部分と、内側フランジとの内
面に、ウエザストリップを装着した。
表面をモールで密着被覆されたパネルは、その凹部をド
アフレームの凹部に侵入させてねじ止めされ、この際ね
じヘッドはモール裏面及びパネル凹部間の空間に位置す
る。パネルの突起及びその前方のパネル先端部分の内面
は、ウエザストリップを介してドアガラスの前面及び端
面のガイドとして機能する。
アフレームの凹部に侵入させてねじ止めされ、この際ね
じヘッドはモール裏面及びパネル凹部間の空間に位置す
る。パネルの突起及びその前方のパネル先端部分の内面
は、ウエザストリップを介してドアガラスの前面及び端
面のガイドとして機能する。
第1図は第2図に示す自動車のドアフレーム10のA-A線
部分の断面図を示すもので、左右及び上のドアフレーム
部分が同様に構成されている。ドアフレーム10は、ドア
閉鎖時にセンタピラー11に対して図示の位置を占め、2
枚のパネルよりなる外側フランジ12及び内側フランジ13
により構成されたほぼコの字形部分を備えている。外側
フランジ12の外面には、モール14がヘミング加工でカシ
メられて密着被覆するモールリテーナとしてのパネル15
が、その凹部15aにおいて対応したドアフレーム10の凹
部分10aへビス16によりねじ止めすることにより取付け
られている。ビス16のヘッドはモール14及び凹部15a間
の空間を占め、モール14の裏面を平坦のままにすると共
に、凹部10a、15aによりパネル15の組付け作業を容易に
する。パネル15は外側フランジ12の先端よりさらに前方
へ延びており、その途中には外側フランジ12の先端面の
前方を通って車室内側へ突出した突起15bを形成されて
いる。この状態で、モール14は、ドアフレーム10の外面
を完全に被っている。突起15b及びパネル先端部分15cの
内面と内側フランジ13にはウエザストリップ17を点線の
成形時の位置から反力を利用して実線位置に装着する。
そしてパネル先端部分15c及び突起15bにより構成される
L字形部分が、ウエザストリップ17を介して1部材でド
アガラス18の前面及び端面双方のガイドとしてドアガラ
ス18を開閉可能に保持する。ドアガラス18の外面及びモ
ール14の外面間の段差は、折返しの無いウエザストリッ
プ17、両面のモール14及びパネル15の厚みを合わせて3m
m程度にでき、風切音の音圧レベルも低減できた。
部分の断面図を示すもので、左右及び上のドアフレーム
部分が同様に構成されている。ドアフレーム10は、ドア
閉鎖時にセンタピラー11に対して図示の位置を占め、2
枚のパネルよりなる外側フランジ12及び内側フランジ13
により構成されたほぼコの字形部分を備えている。外側
フランジ12の外面には、モール14がヘミング加工でカシ
メられて密着被覆するモールリテーナとしてのパネル15
が、その凹部15aにおいて対応したドアフレーム10の凹
部分10aへビス16によりねじ止めすることにより取付け
られている。ビス16のヘッドはモール14及び凹部15a間
の空間を占め、モール14の裏面を平坦のままにすると共
に、凹部10a、15aによりパネル15の組付け作業を容易に
する。パネル15は外側フランジ12の先端よりさらに前方
へ延びており、その途中には外側フランジ12の先端面の
前方を通って車室内側へ突出した突起15bを形成されて
いる。この状態で、モール14は、ドアフレーム10の外面
を完全に被っている。突起15b及びパネル先端部分15cの
内面と内側フランジ13にはウエザストリップ17を点線の
成形時の位置から反力を利用して実線位置に装着する。
そしてパネル先端部分15c及び突起15bにより構成される
L字形部分が、ウエザストリップ17を介して1部材でド
アガラス18の前面及び端面双方のガイドとしてドアガラ
ス18を開閉可能に保持する。ドアガラス18の外面及びモ
ール14の外面間の段差は、折返しの無いウエザストリッ
プ17、両面のモール14及びパネル15の厚みを合わせて3m
m程度にでき、風切音の音圧レベルも低減できた。
以上、本考案によれば、ドアフレーム付のドアにおいて
ドアガラスとボデーとの一層の面一化を図ることがで
き、その段差による風切音も低減し、見映えも良くな
り、空力抵抗も減少する。しかも、ドアフレームのフラ
ンジ部分はモールでカバーされて外観を確保でき、ウエ
ザストリップは突起付のパネル及び内側フランジとに、
ビス等の特別の固定片を要することなく装着される。組
付けに際して、モールで被覆されたパネルに形成された
凹部でモール面間にねじヘッドの逃げスペースが形成さ
れ、モールの平坦を確保できる。、また、ドアフレーム
の凹部へパネルの凹部を位置付けすることにより、パネ
ルの組付け作業を容易にする。パネルの突起及びその前
方のパネル先端部分の内面により、1部材でウエザスト
リップを位置決めでき、したがって複数部品の取付け又
は加工寸法誤差の影響が回避され、高精度の位置決めが
可能になる。
ドアガラスとボデーとの一層の面一化を図ることがで
き、その段差による風切音も低減し、見映えも良くな
り、空力抵抗も減少する。しかも、ドアフレームのフラ
ンジ部分はモールでカバーされて外観を確保でき、ウエ
ザストリップは突起付のパネル及び内側フランジとに、
ビス等の特別の固定片を要することなく装着される。組
付けに際して、モールで被覆されたパネルに形成された
凹部でモール面間にねじヘッドの逃げスペースが形成さ
れ、モールの平坦を確保できる。、また、ドアフレーム
の凹部へパネルの凹部を位置付けすることにより、パネ
ルの組付け作業を容易にする。パネルの突起及びその前
方のパネル先端部分の内面により、1部材でウエザスト
リップを位置決めでき、したがって複数部品の取付け又
は加工寸法誤差の影響が回避され、高精度の位置決めが
可能になる。
第1図は第2図A-A線による本考案の実施例によるドア
ガラス保持構造の断面図、第2図はこの実施例の適用さ
れた自動車の側面図及び第3図は従来の自動車のドアガ
ラス保持構造の断面図。 10……ドアフレーム、12……外側フランジ、13……内側
フランジ、14……モール、15……パネル、15b……突
起、15c……パネル先端部、17……ウエザストリップ、1
8……ドアガラス。
ガラス保持構造の断面図、第2図はこの実施例の適用さ
れた自動車の側面図及び第3図は従来の自動車のドアガ
ラス保持構造の断面図。 10……ドアフレーム、12……外側フランジ、13……内側
フランジ、14……モール、15……パネル、15b……突
起、15c……パネル先端部、17……ウエザストリップ、1
8……ドアガラス。
Claims (1)
- 【請求項1】内側及び外側フランジ(13、12)により形
成された断面コの字形部分を備えたドアフレーム(10)
の外側フランジ(12)の外面に、表面をモール(14)で
密着被覆されたパネル(15)が、ドアフレーム(10)に
形成された凹部(10a)にパネル(15)に形成された凹
部(15a)を侵入させた状態でこの凹部及びモール(1
4)の裏面間の空間にねじヘッドが位置するようにねじ
止めすることにより取付けられ、 パネル(15)の途中には、外側フランジ(12)の先端面
前方を通って内側に突出した突起(15b)が形成され、 ドアガラス(18)の端面をガイドする突起(15b)及び
この突起よりも前方位置を占め、かつドアガラス(18)
の前面をガイドするパネル先端部分(15c)と、内側フ
ランジ(13)との内面に、ウエザストリップ(17)を装
着したこと特徴とする自動車のドアガラス保持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985150038U JPH072272Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 自動車のドアガラス保持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985150038U JPH072272Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 自動車のドアガラス保持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6259516U JPS6259516U (ja) | 1987-04-13 |
JPH072272Y2 true JPH072272Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31065805
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985150038U Expired - Lifetime JPH072272Y2 (ja) | 1985-10-02 | 1985-10-02 | 自動車のドアガラス保持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072272Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0669786B2 (ja) * | 1987-06-17 | 1994-09-07 | 鬼怒川ゴム工業株式会社 | フラッシュサ−フェス型グラスラン |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60184717U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-07 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車のドアフレ−ム構造 |
-
1985
- 1985-10-02 JP JP1985150038U patent/JPH072272Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6259516U (ja) | 1987-04-13 |
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