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JPH07226202A - 改良された非水溶媒リチウム二次電池 - Google Patents

改良された非水溶媒リチウム二次電池

Info

Publication number
JPH07226202A
JPH07226202A JP6311841A JP31184194A JPH07226202A JP H07226202 A JPH07226202 A JP H07226202A JP 6311841 A JP6311841 A JP 6311841A JP 31184194 A JP31184194 A JP 31184194A JP H07226202 A JPH07226202 A JP H07226202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
negative electrode
secondary battery
electrode material
compound
nitrogen
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6311841A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Takahashi
譲 高橋
Masatoshi Yoshimura
昌寿 吉村
Hideo Yamada
英男 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Gas Chemical Co Inc filed Critical Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Priority to JP6311841A priority Critical patent/JPH07226202A/ja
Publication of JPH07226202A publication Critical patent/JPH07226202A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Carbon And Carbon Compounds (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Battery Electrode And Active Subsutance (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のものに比べ、負極が劣化しにくいため
安全性に優れ、さらに充放電特性が優れているとともに
電池容量が大きいリチウム二次電池を提供する。 【構成】 縮合多環式化合物から選ばれた少なくとも1
種の化合物と、分子内に窒素原子と硫黄原子の両方を含
む化合物との反応により得られた原料化合物を焼成する
ことにより調製された負極材料を用いることを特徴とす
る非水溶媒リチウム二次電池。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大容量で充放電サイク
ル特性に優れた、改良された非水溶媒リチウム二次電池
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の小型・軽量化に対応するため
には、より高容量で安全性に優れた二次電池を実現する
必要があり、種々の炭素材料を負極とするリチウム二次
電池が提案されている。例えば、グラファイトを負極材
料とする方法が、米国特許4,304, 825、特開昭
57−208079、米国特許4, 423, 125、特
開昭58−102464あるいは特開平4−19055
5に記載されている。しかしながら、グラファイトは結
晶子が発達しているため、リチウムイオンのインターカ
レーション・デインターカレーションに際して結晶の破
壊を生じ、このため可逆性に乏しく、さらには、高い反
応性のため電解液の分解を生じせしめ、自己放電が大き
いなどの欠点があり、実用性に欠ける物であった。
【0003】一方、高表面積炭素材料である活性炭を負
極材料として用いることが、米国特許4, 497, 88
3等に記載されている。これは、活性炭の高表面積に基
く電気二重層形成を利用するものであるが、充放電効率
が低く、また、これを負極とした二次電池の電池電圧が
低いという欠点を有している。
【0004】この様な欠点を解決するため、結晶子の発
達したグラファイトや高表面積炭素材料である活性炭と
は異なった炭素材料を負極材料として利用するという提
案もされている。具体的には、焼成温度によって規定す
ることが提案されており、1500℃以下の焼成温度で
得られた有機物焼成体を負極材料として用いる方法が特
開昭58−93176あるいは特開昭60−23537
2に記載されている。また、特開昭60−54181に
は2000℃前後の焼成によって得られた炭素繊維を負
極として用いることが記載されており、さらに特開昭6
0−221973には1000℃〜2500℃のグラフ
ァイト構造含有炭素材料を負極材料として用いることが
記載されている。一方、物性値によって炭素材料を規定
することも提案されており、例えば、特開昭62−12
2066にはX線回折における格子面間隔(d002)が3.37
Å以上で、c軸方向の結晶子の大きさ(Lc002) が 150Å
以下の擬黒鉛構造を有する炭素材料が、また特開昭62
−90863には、比表面積A(m2/g)が 0.1<A<100
の範囲で、Lc002 と真密度ρ(g/cm3) の値が 1.70<ρ
<2.18 かつ 10 <Lc002 <120 ρ-189 を満たす炭素
材料が記載されており、さらに特開平2−66856に
はd002が3.70Å以上、ρが1.70g/cm3 未満であり、且つ
示差熱分析で700℃以上に発熱ピークを有しない炭素
材料を負極材料として使用する方法が記載されている。
これらの炭素材料の中には種々の特性が改善され、実用
化された物もあるが、まだ容量が不十分なものでしかな
かった。
【0005】そこで、炭素以外の元素を最適量含有させ
ることによって高容量を実現することが提案された。例
えば、リンを含有した炭素材料が特開平3−13701
0あるいは特開平5−74457に、硼素を含有した炭
素材料が特開平3−245458に記載されている。さ
らに、特願平4−258479には縮合多環式化合物と
ニトロ化合物またはニトロ化剤との反応により得られた
原料有機化合物を焼成することにより調製された含窒素
炭素材料が、特願平4−278751には含硫黄炭素材
料が記載されている。しかしながら、これらに記載の炭
素材料においても、携帯機器の長時間駆動といった要求
に十分応えられる容量を持つ電池を実現するには不十分
なものであり、より高容量の炭素材料が必要とされてき
た。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の炭素材料を負極材料として用いたリチウム二次電池
は、その特徴である大容量を実現するには十分なもので
はなかった。本発明は、従来のかかる問題を解消し、大
容量を実現でき、かつ充放電サイクル特性が良好で、し
かも安定かつ安全性に優れた高性能なリチウム二次電池
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者らは、
すでに種々の基礎的実験・検討により特願平4−258
479に記載の様に特定量の窒素原子を含有し、その窒
素原子と炭素原子が特定の結合状態にある炭素材料が負
極活物質としてすぐれていることをつきとめ、また特願
平4−278751に記載の様に特定量の硫黄原子を含
有する炭素材料も負極活物質として優れていることを見
いだしていた。さらに、これらの炭素材料の中には原料
中に不純物として含まれている窒素原子または硫黄原子
のため上記の特許に記載の条件を同時に満足する炭素材
料が得られ、若干の性能の向上が認めらた。
【0008】そこで、有機化合物を種々の含窒素化合物
及び含硫黄化合物により改質することで上記の特許に記
載の条件を同時に満足する炭素材料を得る方法を探索し
た結果、驚くべきことにピッチなどの縮合多環式化合物
と含窒素・硫黄化合物の反応により得られた原料有機化
合物を焼成することにより調製された炭素材料が従来の
炭素材料を大幅に上回る性能を持ち、これを負極材料と
して用いることにより高性能なリチウム二次電池が実現
でき、目的を達成することが出来た。
【0009】本発明のリチウム二次電池において用いら
れる負極材料は縮合多環式化合物から選ばれた少なくと
も一種の化合物と含窒素・硫黄化合物の反応により得ら
れた原料有機化合物を焼成することにより調製された炭
素材料である。
【0010】縮合多環式化合物としては、ナフタレン、
アントラセン、ピレン、コロネン等の縮合多環式炭化水
素化合物及びその誘導体、ベンゾフラン、キノリン、チ
アナフタレン、シラナフタレン等の縮合複素環式化合物
及びその誘導体、これらの化合物が相互に架橋した化合
物、さらに上記の化合物の混合物である石炭、コーク
ス、石油ピッチ、コールタールピッチ、合成ピッチ、タ
ールや類似の重質油が挙げられる。特に、軟化点にして
170℃以下のピッチまたはタールが好適に使用され
る。縮合多環式化合物の種類により、適宜、前処理を実
施してもよい。例えば、ナフタレンを用いる場合、HF
およびBF3 等の触媒により軟化点170℃以下のピッ
チまたはタールを合成した後、含窒素及び硫黄化合物と
反応させてもよい。
【0011】含窒素・硫黄化合物とは、分子内に窒素原
子と硫黄原子の両方を含む化合物である。含窒素・硫黄
化合物としては硫酸アンモニウム、過硫酸アンモニウ
ム、酸性硫酸アンモニウム等が挙げられ、価格、安全性
から硫酸アンモニウムが好ましい。含窒素・硫黄化合物
の縮合多環式化合物に対する重量比は適宜、最適値が選
択されるが、例えば硫酸アンモニウムとピッチの場合で
は0. 1〜3程度、硫酸アンモニウムとタールの場合で
0. 05〜2程度が好ましい。反応温度についても適
宜、最適値が選択されるが通常200℃〜600℃であ
る。
【0012】縮合多環式化合物と含窒素・硫黄化合物の
反応方法は適宜、最適な方法が採用される。例えば、ナ
フタレンを用いる場合上記のようにピッチを合成したの
ち硫酸アンモニウムと反応させることもできる。さら
に、ニトロ化合物、ニトロ化剤、硝酸アンモニウム、硫
黄、硫酸、硫酸と発煙硫酸の混合物や種々の硬化剤を加
えることも出来る。ニトロ化合物としては芳香族ニトロ
化合物が好ましく、特にジニトロナフタレンが好適に使
用される。ニトロ化剤によるニトロ化反応は通常の有機
化合物をニトロ化する方法が適用できる。また、特願平
5−184066に記載の様に、原料有機化合物の合成
時にリチウム塩を添加すれば容量ロスの減少した、より
優れた負極材料が得られる。
【0013】本願発明の負極用炭素材料は、該原料有機
化合物を不活性ガスの雰囲気下または真空下で焼成する
ことにより得られる。不融化処理は適宜実施することが
出来る。焼成温度は800〜1800℃、好ましくは1
000℃〜1300℃、焼成時間は0. 1〜50時間、
好ましくは1〜5時間で原料有機化合物の組成に応じて
適宜、最適な条件が選択される。また、800℃以下で
予備焼成をおこなってもよい。不活性ガスとしては窒素
ガスが好ましい。不活性ガスを気流として連続的に供給
し原料有機化合物の焼成によって発生するガスを同伴し
て排出する方法や、真空排気により強制的に発生ガスを
系外に排出する方法が適宜適用でき、発生ガスの蒸気分
圧を30mmHg以下に維持して焼成することが最も好
ましい。
【0014】この様にして得られた炭素材料は、窒素原
子及び硫黄原子を相当量含有するものである。窒素含量
は通常0. 1〜6重量%好ましくは0. 3〜4重量%で
あり、さらにX線光電子分光分析において、その多くは
399eV(詳細には398.8±0. 4eVの範囲)と4
01eV(401. 2±0. 2eVの範囲)の近傍に現れる
2つのピークで示され、これは窒素原子−炭素原子の結
合に由来するものである。すなわち、本発明の負極材料
に含まれる全窒素原子の結合の内、80%以上が結合エ
ネルギー399eVと401eVの近傍に現れる2つのピー
クで示される結合である。該硫黄原子の含量は0.1〜
6重量%であり、更にX線光電子分光における結合エネ
ルギー164.1 ±0.2eV のピークおよび165.3 ±0.2eV の
ピークを有する。
【0015】炭素材料の結晶化度のパラメーターは製造
条件によって異なるが、通常、格子面間隔d002 は3.
4Å以上、結晶子の大きさLc002 は70Å以下である。
真密度は1. 4〜2. 0g/cm3 の範囲にある。
【0016】本願発明の炭素材料は負極材料として種々
の優れた特徴を持っているが、特に容量は従来の炭素材
料に比べてきわめて大きく、0〜0.2 (V) の間で3
00mAh/ g以上、0〜1. 5 (V) の間では500
mAh/ g以上の容量が可能である。
【0017】上記の炭素材料を負極材料とする本発明の
非水溶媒二次電池を組み立てる場合の基本構成要素とし
ては、本発明の炭素材料を負極材料として使用した負
極、更には正極、セパレーター、非水溶媒および容器が
挙げられる。
【0018】本発明の炭素材料を負極として使用する方
法は、特に限定されないが、例えば、粉末状の負極材料
にバインダー及び必要な場合は溶剤も加えて混練し、シ
ート化した後、集電体と密着あるいは直接集電体に塗布
することにより作製された電極体が使用される。また、
バインダーとして各種ピッチを使用し、粉末状の負極材
料との混練物を焼成して得られる板上の電極体も好適に
使用される。正極材料としては特に限定されないが、例
えば、LiCoO2、LiNiO2、LiMnO2、LiMn2O4 などのリチウ
ム含有酸化物、TiO2、V2O5、MoO3、MnO2などの酸化物や
TiS2、FeS 、MoS3などの硫化物、並びにNbSe3 などのセ
レン化合物、あるいはポリアセチレン、ポリパラフェニ
レン、ポリピロール及びポリアニリン等の共役高分子化
合物、活性炭等が使用される。これらの正極材料を正極
として使用する方法は、特に限定されないが、例えば、
粉末状の正極材料にバインダー、導電材及び必要な場合
は溶剤も加えて混練し、シート化した後集電体と密着あ
るいは直接集電体に塗布することにより作製された電極
体が使用される。セパレーターは特に限定されないが、
合成樹脂繊維やガラス繊維または天然繊維の織布あるい
は不織布、及び合成樹脂微多孔膜等が挙げられる。
【0019】本発明の非水溶媒二次電池には有機電解液
または固体電解質が使用される。有機電解液としては、
リチウム塩を高誘電率の有機溶媒に溶解させた溶液が使
用される。リチウム塩の種類には、特に制限はなく、例
えば、LiClO4、LiPF6 、LiSbF6などが使用できる。ま
た、二種類以上を適宜に配合して使用することもでき
る。ここに使用される有機溶媒は、リチウム塩を溶解
し、かつ非プロトン性で高誘電率であればよく、ニトリ
ル、カーボネート、エーテル、ニトロ化合物、含硫黄化
合物、塩素化炭化水素、ケトン及びエステル等を挙げる
ことが出来る。更に具体的にいえば、例えば、アセトニ
トリル、プロピオニトリル、プロピレンカーボネート、
エチレンカーボネート、ジエチルカーボネート、ジメチ
ルカーボネート、テトラヒドロフラン、ジオキサン、1,
2ージメトキシエタン、ニトロメタン、N,N-ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホオキシド、スルホランおよび
γー ブチロラクトン等の単独、あるいは二種類以上を混
合して混合溶媒としたものが好適に使用される。容器に
は通常のステンレス鋼板、ニッケルメッキ鋼板の他、合
成樹脂と電気絶縁性無機質皮膜からなる多層材料も使用
できる。
【0020】以下、本発明について実施例、及び、比較
例を示してその効果を具体的にかつ詳細に説明するが、
以下に示す例は、具体的に説明するためのものであって
本発明の実施態様や発明の範囲を限定するものとしては
意図されていない。また、本実施例での負極材料の各種
分析方法及び分析条件を以下に記載する。
【0021】[粒度分布測定]装置は堀場制作所製、レ
ーザー回折式、粒度分布測定装置、LA-500型を使用し
た。測定は100ml の純水に3滴の界面活性剤を加え、こ
の中に所定濃度になるように試料を加え、超音波分散を
10分間行ったのち、測定し、得られたメジアン径を平
均粒子径とした。
【0022】[元素分析]炭素、窒素、水素の同時分析
には、分析装置としてパーキンエルマー (PERKIN-ELME
R) 社製、2400CHN 型元素分析計を使用した。測定は、
試料の負極材料を錫製の容器に1.5 ±0.2mg を精秤し、
装置にセット後、975 ℃の温度で5分間燃焼し、Heガ
スキャリヤーによりTCDで検出し測定した。なお、試
料の測定に当たって、予め、標準物質のアセトアニリド
(2.0±0.1mg)により補正した。
【0023】硫黄の定量分析は、分析装置として理学電
機社製3270型蛍光X線分析装置を使用した。測定は、試
料の負極材料を 0.66g、及び希釈剤のセルロースパウダ
ー(W&R Balston 社製 Whatman CF11) 1.34g を秤量し
た後十分に混合し、24tfで加圧成形し、装置にセットし
測定した。測定は、X線管球は東芝製Cr管球(AFX-66C)
を用い、管球出力50kV-50mA で Germanium分光結晶を使
用して行なった。なお、試料の硫黄定量に当たって、予
め、測定試料に対し内部標準として硫黄を既知量添加し
標準試料として使用した。
【0024】[元素分析(リチウム)]リチウム含量の
分析はプラズマ発光分光分析(ICP分析)によって行
ない、装置はセイコー電子工業(株)製SPS−120
0VR型を使用した。試料の前処理は炭素粉末をマッフ
ル炉中900℃で灰化し、残渣を濃塩酸で溶解、蒸発乾
固し、これを1Nの塩酸水溶液に溶解し測定試料とし
た。定量は塩酸濃度を揃えた標準溶液を用い、絶対検量
線法で行った。
【0025】[XPS分析]装置はヴィ・ジー・サイエ
ンティフィック(V.G.Scientific)社製 ESCALABMK−2
型を使用した。測定は、線源としてMg−Kα線を使用
し、15KV-20mA で,Al スリット(2×5mm)を使用して行な
った。試料の前処理は、両面接着テープ上に試料を保持
し、そのまま、あるいは場合によっては試料の表面層を
アルゴンエッチングした後測定した。測定は全ピークの
広域測定をした後、各ピークの狭域精密測定を行い、ピ
ーク毎に分割を行なった。なお、チャージアップ補正
は、観測されるC-1sの結合エネルギーを284.4eV とし
て、他のピークを補正した。
【0026】[真密度測定]真密度は25℃でブロモホ
ルム、四塩化炭素混合溶液を用いる浮沈法により測定し
た。
【0027】
【実施例】
実施例1 タール(川崎製鉄株式会社製)70重量部と30重量部
の硫酸アンモニウムを100℃に加熱しながら混合し、
更に400℃まで昇温した。この化合物をボールミルを
用いて粉砕した後、得られた黒色の粉末を、窒素ガス気
流中、1000℃で2時間焼成し、平均粒径10μmの
粉末状の負極材料を得た。この負極材料の元素分析値
は、炭素93. 5wt%、窒素1. 19wt%、硫黄1.6
2wt%であった。この負極材料のXPS分析の結果、結
合エネルギー398. 6eVと401. 4eVに2つのN−
1sに基づくピークが確認された。この2つのピークの
強度比 (401. 4eVのピーク強度/ 398. 6eVのピ
ーク強度) は2. 5であり、この2つのピークの全窒素
原子の結合に占める割合は100%であった。また、結
合エネルギー164. 1eVと165. 3eVに2つのS−
1sに基づくピークが確認された。
【0028】[負極材料の評価]上記で得られた粉末状
の負極材料100重量部に、ポリテトラフルオロエチレ
ン粉末5重量部[バインダー]を配合・混合して円板状
に圧縮成形した柔軟な成形体を作製した。この評価用試
験片を用いて、常法にしたがって、過塩素酸リチウムを
プロピレンカーボネートと1,2-ジメトキシエタンとの等
容量混合物に溶解した溶液[濃度1. 0mol/l ]を電解
液とし、厚さ50μmのポリプロピレン製微孔膜をセパ
レータとするハーフセルを作製した。なお、対極として
直径16mm、厚さ0. 5mmのリチウム金属を使用した。
また、参照極として対極と同様にリチウム金属の小片を
使用した。
【0029】ここに得られたハーフセルの初期回路電位
は3. 18V(volt) であった。次いで、電流密度1.0
mA/cm2で参照極に対する評価用試験片の電極電位が変化
しなくなるまで充電した。充電容量は707mAh/g であ
った。つづいて、電流密度1. 0mA/cm2にて放電を行っ
たところ、参照極に対する評価用試験片の電極電位が、
0. 2V までで318mAh/g 、1. 5V までで529mA
h/g 、さらに3. 0Vまで放電を行ったところ、542m
Ah/g の放電容量が確認された。
【0030】[二次電池としての評価例]上記の評価用
試験片と同様にして作製した厚さ0. 3mm、直径15m
m、重量90mgの試験片を負極とし、常法に従って、過
塩素酸リチウムをプロピレンカーボネートと1,2-ジメト
キシエタンとの等容量混合物に溶解した溶液[濃度1.
0mol/l ]を電解液とし、厚さ50μmのポリプロピレ
ン性微孔膜をセパレータとする二次電池を作製した。な
お、正極として、LiCoO285重量部にアセチレンブラッ
ク10重量部[導電剤]とポリテトラフルオロエチレン
粉末5重量部[バインダー]とを配合・混合して円盤状
に圧縮成形した成形体[直径14mm]を用いた。
【0031】ここに得られた二次電池の初回回路電圧
は、0. 03V であった。次いで、電流密度1. 0mA/c
m2にて充電電圧が4. 10V になるまで定電流充電を行
ったのち、電流密度1. 0mA/cm2で定電流放電試験を行
ったところ、初期放電容量32. 4mAh なる結果を得
た。
【0032】実施例2 内容積500mlの耐酸オートクレーブに、ナフタレン1
モル、弗化水素 (HF) 0. 5モル、三弗化硼素 (BF
3 ) 0. 5モルを仕込み、25kg/cm2の加圧下に200
℃にまで昇温した後、更に2時間、200℃に保持して
反応させた。次いで、常法に従って、オートクレーブ内
に窒素を吹き込んでHF及びBF3 を回収し、引き続い
て低沸点成分を除去して軟化点115℃のピッチを得
た。次いでここで得られた軟化点115℃のピッチ70
重量部に30重量部の硫酸アンモニウムを180℃に加
熱しながら混合し、更に、270℃まで昇温した。この
化合物をボールミルを用いて粉砕した後、得られた黒色
の粉末を、窒素ガス気流中、1000℃で2時間焼成
し、粉末状の負極材料を得た。この負極材料の元素分析
値は、炭素94.5wt%、窒素1. 23wt%、硫黄2.
13wt%であった。また、この負極材料のXPS分析の
結果、結合エネルギー398. 6eVと401. 4eVに2
つのN−1sに基づくピークが確認された。この2つの
ピークの強度比 (401. 4eVのピーク強度/ 398.
6eVのピーク強度) は2. 6であり、この2つのピーク
の全窒素原子の結合に占める割合は100%であった。
また、結合エネルギー164. 1eVと165. 3eVに2
つのS−1sに基づくピークが確認された。次に、実施
例1と同様にハーフセル、二次電池を製造し、定電流充
放電試験を実施したところ、実質的に実施例1と同じ結
果が得られた。
【0033】実施例3 タール(アドケムコ株式会社製)100重量部と20重
量部の酸性硫酸アンモニウムを100℃に加熱しながら
混合し、更に400℃まで昇温し、得られた化合物をボ
ールミルを用いて粉砕した。更に、得られた黒色の粉末
を、窒素ガス気流中、1100℃で2時間焼成し、粉末
状の負極材料を得た。この負極材料の分析値は、炭素9
2.5wt%、窒素1. 05wt%、硫黄1.23wt%であ
った。この負極材料のXPS分析の結果、結合エネルギ
ー398. 6eVと401. 4eVに2つのN−1sに基づ
くピークが確認された。この2つのピークの強度比 (4
01. 4eVのピーク強度/ 398. 6eVのピーク強度)
は2. 5であり、この2つのピークの全窒素原子の結合
に占める割合は100%であった。また、結合エネルギ
ー164. 1eVと165. 3eVに2つのS−1sに基づ
くピークが確認された。
【0034】実施例1と同様にハーフセルを作製し、定
電流充放電試験を実施したところ、充電容量は640mA
h/g であった。つづいて電極電位が0. 2V までで32
0mAh/g 、1. 5V までで510mAh/g 、さらに3. 0
V まで放電を行ったところ532mAh/g の放電容量であ
った。ついで、実施例1と同様に二次電池を作製し、定
電流充放電試験を実施したところ、初期回路電圧は0.
03V であり、初期放電容量32.8mAh なる結果を得
た。
【0035】実施例4 実施例1と同様にして得られた化合物を、衝撃式粉砕機
で粉砕したのち、得られた黒色粉末を30mmHg以下
の真空下1200℃で2時間焼成し、平均粒径13μm
の粉末状の負極材料を得た。この負極材料の元素分析値
は、炭素92.1wt%、窒素0. 74wt%、硫黄0.9
3wt%であった。この負極材料のXPS分析の結果、結
合エネルギー398. 6eVと401. 4eVに2つのN−
1sに基づくピークが確認された。この2つのピークの
強度比 (401. 4eVのピーク強度/ 398. 6eVのピ
ーク強度) は2. 5であり、この2つのピークの全窒素
原子の結合に占める割合は100%であった。また、結
合エネルギー164. 1eVと165. 3eVに2つのS−
1sに基づくピークが確認された。
【0036】また、実施例1と同様にハーフセルを作製
し、定電流(2mA/cm2)−定電位(1mV vs Li/Li+) で
合計20時間充電したところ、充電容量は610mAh/g
であった。つづいて、電流密度1. 0mA/cm2にて放電を
行ったところ、参照極に対する評価用試験片の電極電位
が、0. 2V までで330mAh/g 、1. 5V までで50
3mAh/g 、さらに3. 0V まで放電を行ったところ、5
26mAh/g の放電容量であった。また実施例1と同様に
二次電池を作製し、定電流充放電試験を実施したとこ
ろ、初期放電容量33. 4mAh であった。
【0037】実施例5 タール(川崎製鉄株式会社製)70重量部と30重量部
の硫酸アンモニウム及び5重量部の炭酸リチウムを10
0℃に加熱しながら混合し、更に400℃まで昇温した
ところ、リチウム含量が1.0wt%の含リチウム化合物
が得られた。この化合物をボールミルを用いて粉砕し
た。更に、得られた黒色の粉末を、窒素ガス気流中、1
000℃で2時間焼成し、粉末状の負極材料を得た。こ
の負極材料のリチウム含量は0.9wt%であった。この
負極材料の分析値は、窒素1. 19wt%、硫黄0.9wt
%であった。この負極材料のXPS分析の結果、結合エ
ネルギー398. 6eVと401. 4eVに2つのN−1s
に基づくピークが確認された。この2つのピークの強度
比 (401. 4eVのピーク強度/ 398. 6eVのピーク
強度) は2. 5であり、この2つのピークの全窒素原子
の結合に占める割合は100%であった。また、結合エ
ネルギー164. 1eVと165. 3eVに2つのS−1s
に基づくピークが確認された。
【0038】実施例1と同様にハーフセルを作製し、定
電流充放電試験を実施したところ、充電容量は620mA
h/g であった。つづいて電極電位が0. 2V までで31
2mAh/g 、1. 5V までで519mAh/g 、さらに3. 0
V まで放電を行ったところ535mAh/g の放電容量であ
った。充放電時の容量ロスは85mAh/g であった。つい
で、実施例1と同様に二次電池を作製し、定電流充放電
試験を実施したところ、初期回路電圧は0. 03V であ
り、初期放電容量34.2mAh なる結果を得た。
【0039】比較例1 タール(川崎製鉄株式会社製)70重量部に30重量部
のジニトロナフタレンを150℃に加熱しながら混合
し、更に、500℃まで昇温した。この化合物をボール
ミルを用いて粉砕した。更に、得られた黒色の粉末を、
窒素ガス気流中、1150℃で2時間焼成し、平均粒径
10μmの粉末状の負極材料を得た。この負極材料の元
素分析値は、炭素95. 73wt%、窒素0. 91wt%、
硫黄0. 42wt%であった。
【0040】また、実施例1と同様にハーフセルを作製
し、定電流充放電試験を実施したところ、充電容量は6
10mAh/g であった。つづいて参照極に対する評価用試
験片の電極電位が、0. 2V までで312mAh/g 、1.
5V までで486mAh/g 、さらに3. 0V まで放電を行
ったところ、498mAh/g の放電容量であった。また実
施例1と同様に二次電池を作製し、定電流充放電試験を
実施したところ、初期放電容量29. 7mAh であった。
本比較例の炭素材料は、縮合多環式化合物と含窒素化合
物の反応により得られた原料化合物を焼成したものであ
り、硫黄は縮合多環式化合物中の不純物であったため、
498mAh/g の放電容量しか得られなかった。
【0041】比較例2 タール(川崎製鉄株式会社製)100重量部に97%濃
硫酸150重量部、30%発煙硫酸150重量部を加
え、80℃で1時間、更に150℃で1時間加熱し反応
させた。反応生成物をろ過、水洗、乾燥してスルホン化
ピッチを得た。このスルホン化ピッチを、窒素ガス気流
中、1000℃で2時間焼成し、黒色の焼成体を得た。
この焼成体をボールミルを用いて粉砕した後、更に窒素
ガス気流中、1000℃で2時間焼成し、平均粒径10
μmの粉末状の負極材料を得た。この負極材料の元素分
析値は、炭素94. 10wt%、窒素0.2wt%、硫黄
2. 41wt%であった。また、この負極材料のXPS分
析の結果、結合エネルギー164. 1eVと165. 3eV
に2つのS−1sに基づくピークが確認された。
【0042】また、実施例1と同様にハーフセルを作製
し、定電流充放電試験を実施したところ、充電容量は6
15mAh/g であった。つづいて参照極に対する評価用試
験片の電極電位が、0. 2V までで304mAh/g 、1.
5V までで473mAh/g 、さらに3. 0V まで放電を行
ったところ、485mAh/g の放電容量であった。また実
施例1と同様に二次電池を作製し、定電流充放電試験を
実施したところ、初期放電容量28. 9mAh であった。
本比較例の炭素材料は、縮合多環式化合物と含窒素化合
物の反応により得られた原料化合物を焼成したものであ
り、硫黄は縮合多環式化合物中の不純物であったため、
485mAh/g の放電容量しか得られなかった。
【0043】
【発明の効果】本発明の二次電池は、従来のものに比べ
負極が劣化しにくいため安全性に優れ、また充放電特性
が優れているとともに電池容量が大きい。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縮合多環式化合物から選ばれた少なくと
    も1種の化合物と含窒素・硫黄化合物との反応により得
    られた原料化合物を焼成することにより調製された負極
    材料を用いることを特徴とする非水溶媒リチウム二次電
    池。
  2. 【請求項2】 含窒素・硫黄化合物が硫酸アンモニウム
    であることを特徴とする請求項1記載の非水溶媒リチウ
    ム二次電池。
  3. 【請求項3】 少なくとも炭素原子、窒素原子および硫
    黄原子を含み、下記A、Bの条件を同時に満たす負極材
    料を用いることを特徴とする請求項1又は2記載の非水
    溶媒リチウム二次電池。 A:窒素原子の含量が0. 1〜6重量%であり、更に該
    窒素原子の80%以上がC=NおよびC−Nの結合に由
    来し、X線光電子分光における結合エネルギー401.2 ±
    0.2eV に由来するピークの398.8 ±0.4eV に由来するピ
    ークに対する強度比が1.0 以上。 B.硫黄原子の含量が0.1〜6重量%であり、更にX
    線光電子分光における結合エネルギー164.1 ±0.2eV の
    ピークおよび165.3 ±0.2eV のピークを有する。
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