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JPH07218800A - レンズ鏡筒 - Google Patents

レンズ鏡筒

Info

Publication number
JPH07218800A
JPH07218800A JP6012735A JP1273594A JPH07218800A JP H07218800 A JPH07218800 A JP H07218800A JP 6012735 A JP6012735 A JP 6012735A JP 1273594 A JP1273594 A JP 1273594A JP H07218800 A JPH07218800 A JP H07218800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
groove
rotary cylinder
coil spring
washer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6012735A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyosada Machida
清貞 町田
Hiroshi Wakabayashi
央 若林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
Priority to JP6012735A priority Critical patent/JPH07218800A/ja
Priority to TW084100652A priority patent/TW265423B/zh
Priority to MYPI95000195A priority patent/MY118937A/en
Priority to CN95101468A priority patent/CN1096624C/zh
Priority to KR1019950001813A priority patent/KR100296681B1/ko
Publication of JPH07218800A publication Critical patent/JPH07218800A/ja
Priority to US09/286,449 priority patent/US6049432A/en
Priority to CN01124715A priority patent/CN1347000A/zh
Pending legal-status Critical Current

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  • Lens Barrels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 付勢部材を用いて回転筒を付勢するレンズ鏡
筒において、回転筒を滑らかに回転させる。 【構成】 撮影光学系51を支持し、光軸L回りに回転
される回転筒52と、回転筒52を所定の方向に付勢す
る付勢部材62と、付勢部材62を受ける受け部材53
と、付勢部材62と受け部材53との間に配置され、付
勢部材62により受け部材53に付勢されるとともに、
受け部材53に対して摺動自在な中間部材53とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、撮影光学系を支持す
る回転筒が付勢部材により所定方向に付勢されているレ
ンズ鏡筒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、撮影レンズを支持して光軸回
りに回転される回転筒を有するレンズ鏡筒が知られてい
る。この回転筒は、例えばその外側に設けられた外筒と
ヘリコイド結合等により係合されている。ここで、ヘリ
コイド結合等により発生する回転筒と外筒との間のガタ
を除去するため、回転筒と外筒との間に圧縮コイルばね
等の付勢部材を設け、回転筒と外筒とが一部で当接する
ように、回転筒を一定の方向に付勢している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述の従来の
レンズ鏡筒では、以下の課題があった。圧縮コイルばね
等の付勢部材の一般的な材料としては、弾性率の高いス
テンレス鋼等が用いられるが、このような延性材料は、
被削性に欠けているので、そのせん断面の塑性変形が大
きく、せん断面には、尖り,ばり等が生じやすい。一
方、圧縮コイルばねのせん断面近傍が、回転筒や外筒と
の接触面となるので、せん断面に尖り等がある場合に
は、その部分が回転筒や外筒に食い込む場合があった。
これにより、回転筒が円滑に回転することができなくな
るという問題があった。
【0004】本発明は、上述のような課題を解消するた
めになされたものであって、付勢部材を用いて回転筒を
付勢するレンズ鏡筒において、回転筒を円滑に回転させ
るようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、本発明によるレンズ鏡筒の第1の解決手段は、撮影
光学系を支持し、光軸回りに回転される回転筒(52)
と、前記回転筒を所定の方向に付勢する付勢部材(6
2)と、前記付勢部材を受ける受け部材(53)と、前
記付勢部材と前記回転筒との間及び/又は前記付勢部材
と前記受け部材との間に配置され、前記付勢部材により
前記回転筒及び/又は前記受け部材に付勢されるととも
に、前記回転筒及び/又は前記受け部材に対して摺動自
在な中間部材(63)とを備えることを特徴とする。
【0006】第2の解決手段は、第1の解決手段におい
て、前記中間部材は、前記撮影光学系から入射する入射
光の一部を遮光する遮光部を備えることを特徴とする。
第3の解決手段は、第1又は第2の解決手段において、
前記付勢部材は、圧縮コイルばねであることを特徴とす
る。第4の解決手段は、第1〜第3の解決手段におい
て、前記撮影光学系は、フォーカスレンズ群、又は複数
群からなるズームレンズ群の少なくとも1つの群である
ことを特徴とする。
【0007】
【作用】本発明の解決手段においては、付勢部材と接触
する回転筒又は受け部材との間の少なくとも一方には、
中間部材が設けられる。付勢部材の端部に尖り等があっ
て、付勢部材が当接する相手部材に食い込んだ状態で回
転筒が回転されたときは、中間部材と回転筒及び/又は
受け部材とが相対的に回転される。従って、回転筒を円
滑に回転させることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面等を参照して、本発明の一実施例
について説明する。図1は、本発明のレンズ鏡筒を適用
したカメラの第1の実施例の構成を示す断面図である。
図1において、外筒57は、カメラ本体56と、カメラ
本体56に止めビス59により固定された押さえ板58
とにより、光軸L回りに回転自在に支持されている。外
筒57の内周側には、雌ヘリコイド57aが設けられ、
外周側には、駆動ギヤ57bが設けられている。駆動ギ
ヤ57bは、外筒57の外側に設けられたギヤ61とか
み合っている。
【0009】内筒60の外周側には、雄ヘリコイド60
aが設けられており、外筒57の雌ヘリコイド57aと
ヘリコイド結合されている。内筒60は、カメラ本体5
6から延在されたキー56aによってその回転が制限さ
れている。内筒60の内部には、シャッター部53が固
定されている。シャッター部53の内周側には、雌ヘリ
コイド53aが設けられている。また、撮影レンズ51
を保持するレンズ保持枠52の外周側には、雄ヘリコイ
ド52aが設けられ、シャッター部53の雌ヘリコイド
53aとヘリコイド結合されている。
【0010】レンズ保持枠52の後端部52bと、シャ
ッター部53の受け部53bとの間には、圧縮コイルば
ね62が設けられている。圧縮コイルばね62は、レン
ズ保持枠52の後端部52bとシャッター部53の受け
部53bとが離反するように付勢することで、結果とし
てレンズ保持枠52を光軸方向(図中左側)に付勢し、
雌ヘリコイド53aと雄ヘリコイド52aとの間に発生
するガタを除去している。
【0011】さらに、圧縮コイルばね62とシャッター
部53の受け部53bとの間には、ワッシャ63が介在
されている。ワッシャ63は、立ち上がり部63aと平
坦部63bとを有し、圧縮コイルばね62は、平坦部6
3bを押している。これにより、ワッシャ63は、圧縮
コイルばね62の付勢力によりシャッター部63の受け
部63bに略密着されており、かつ、受け部63bに対
してなめらかに摺動可能である。
【0012】駆動モータ(図示せず)の駆動によりギヤ
61が回転されると、外筒57が光軸L回りに回転され
る。これにより、内筒60は、その回転が制限されてい
るので、光軸L方向にスライド移動される。また、シャ
ッター部53は、測距装置(図示せず)から伝送される
被写体距離信号に応じて、レンズ保持枠52を回転さ
せ、撮影レンズ51を雄,雌ヘリコイド52a,53a
のリードに沿って光軸L方向に回転移動させ、合焦を行
う。
【0013】ここで、レンズ保持枠52が回転され光軸
L方向に移動する場合において、圧縮コイルばね62の
端部に尖り等があって、圧縮コイルばね62の端部がレ
ンズ保持枠52の後端部52bやワッシャ63に食い込
み、両者が円滑に相対移動することができないときに
は、ワッシャ63とシャッター部53の受け部53bと
の間で相対滑りが発生する。従って、レンズ保持枠52
は、常に円滑に光軸L回りに回転することができる。
【0014】図2〜図4は、本発明のレンズ鏡筒の第2
の実施例を適用したカメラの構成を示す断面図であり、
それぞれ沈胴状態,Wide端状態,Tele端状態を
示している。図2〜図4において、カメラボディ10の
内部には、カメラ本体11と、ズーム式レンズ鏡筒12
と、撮影フィルム13と、撮影光学系のズームレンズを
構成する第1,第2のレンズ群14,15等とが設けら
れている。カメラ本体11の略中央には、アパーチャ1
6が設けられ、その前面側(図中左側)には、アパーチ
ャ16と一体で設けられた直進ガイド筒17が延在され
ている。アパーチャ16の背面側(図中右側)には、撮
影フィルム13が走行するフィルム通路18が設けられ
ている。
【0015】ズーム式レンズ鏡筒12は、直進ガイド筒
17と、この直進ガイド筒17内に配置され、光軸L方
向に移動自在な第1,第2のレンズ群14,15と、直
進ガイド筒17の外周に回転自在に取り付けられたズー
ムカム環19と、ズームカム環19を回転駆動する駆動
モータ(図示せず)等とから構成されている。
【0016】図5,図6は、ガイド溝とカム溝の形状及
びこれらの位置関係を示す直進ガイド筒17及びズーム
カム環19の展開図であり、それぞれ沈胴状態,Wid
e端状態を示している。図5において、直進ガイド筒1
7の周面には、それぞれ例えば3つからなる第1,第2
のガイド溝20,21がそれぞれ周方向(図中左右方
向)に等間隔で形成されている。第1のガイド溝20
は、光軸Lと略平行な直線溝であり、第1のレンズ群1
4の光軸回りの回転及び移動ストロークを規制する。同
様に、第2のガイド溝21は、光軸Lと平行な直進溝で
あり、第1のガイド溝20に近接して形成されている。
さらに、第2のガイド溝21のフィルム側端21aに
は、直進ガイド筒17の軸線と直交する、言い換えれば
撮影フィルム13と平行な平行溝22が第1のガイド溝
20と反対方向に延設されている。
【0017】第1のレンズ群14は、第1のレンズホル
ダ26にシャッター27を介して配設されている。第1
のレンズホルダ26は、直進ガイド筒17内に摺動自在
に嵌挿され、後端部外周面に突設された3つの係合ピン
28が第1のガイド溝20にそれぞれ挿通されることに
より、光軸方向の移動のみが許容され、その回転が規制
されている。
【0018】第2のレンズ群15は、第2のレンズホル
ダ29に保持され、第1のレンズ群14の後方に配置さ
れている。同様に、第2のレンズホルダ29は、直進ガ
イド筒17内に摺動自在に嵌挿され、第1のレンズホル
ダ26の後方側に位置し、後端部外周面に突設された3
つの係合ピン30が第2のガイド溝21にそれぞれ挿通
されることにより、光軸方向の移動のみが許容され、そ
の回転が規制されている。
【0019】第1のレンズホルダ26と第2のレンズホ
ルダ29との間には、第2のレンズ群15を後方に付勢
し、そのガタ付きを防止する圧縮コイルばね32がワッ
シャ40を介して取り付けられている。ワッシャ40
は、第2のレンズホルダ29に対して滑らかに摺動可能
であり、圧縮コイルばね32の押圧力により、第2のレ
ンズホルダ29に密着されている。
【0020】ズームカム環19は、撮影フィルム13側
端部外周面に一体に突設されたフランジ部19aを有し
て直進ガイド筒17の外周に回転自在に嵌装されてお
り、フランジ部19aがカメラ本体11の前面とリング
状の押さえ部材33によって摺動回転可能に保持されて
いる。また、ズームカム環19の外周面でフランジ部1
9aの近傍にはギヤ34が形成され、内周面には図5に
示すようにそれぞれ例えば3つからなる第1,第2のカ
ム溝23,24が周方向に等間隔に交互に形成されてい
る。
【0021】第1のカム溝23は、第1のレンズ群14
を直進ガイド筒17の第1のガイド溝20に沿って光軸
L方向に移動させるためのもので、光軸Lと所定角度で
交差する斜めズーム溝に形成され、第1のガイド溝20
に挿通された係合ピン28の先端部が挿入係合されてい
る。一方、第2のカム溝24は、第2のレンズ群15を
第2のガイド溝21に沿って光軸L方向に移動させるた
めのもので、図5に示すように略逆へ字状の屈曲溝に形
成され、ズームカム環19の周方向に形成された撮影フ
ィルム13面と平行な沈胴用溝部24aと、光軸Lと所
定角度で交差するズーム用溝部24bとからなり、第2
のガイド溝21に挿通された係合ピン30の先端部が挿
入係合されている。
【0022】図2において、押さえ部材33は、ビス3
5によってカメラ本体11の前面に固定されており、ズ
ームカム環19のギヤ34にかみ合うギヤ36を回転自
在に支持している。ギヤ36は、ズーミング動作時に不
図示の駆動モータによって回転されることにより、ズー
ムカム環19をレンズ群14,15の繰り出し方向又は
繰り込み方向に回転させる。
【0023】このような構成からなるズーム式レンズ鏡
筒12において、図2に示す沈胴状態においては第1の
レンズホルダ26がa直進ガイド筒17内に完全に没入
することで沈胴型カメラを構成している。このとき、第
1のレンズホルダ26の係合ピン28は、図5に示すよ
うに第1のガイド溝20のフィルム側端に位置し、第2
のレンズホルダ29の係合ピン30は、第2のガイド溝
21の平行溝22の先端と第2のカム溝24のフィルム
側端aに位置している。この状態において、駆動モータ
の駆動によってズームカム環19が繰り出し方向(図5
中矢印A方向)に回転されると、図6に示すように第1
のカム溝23が図の左側に移動するため、係合ピン28
は第1のカム溝23の溝壁面によって押圧され、その分
力により第1のガイド溝20に沿って被写体方向に移動
する。従って、第1のレンズ群14も第1のレンズホル
ダ26と一体に前進移動し、直進ガイド筒17から外部
に突出する。
【0024】また、上記の駆動により、図6に示すよう
に第2のカム溝24も図中左側に移動し、ズームカム環
19が沈胴用溝部24a及び平行溝22の長さの分だけ
回転されると、平行溝22と沈胴用溝部24aが重なり
合い、係合ピン30は沈胴用溝部24aのWide端位
置bに移動する。この場合、平行溝22と沈胴用溝部2
4aは、撮影フィルム13面と平行に形成されているの
で、係合ピン30を第2のガイド溝21に沿って前進移
動させることができず、従って、第2のレンズ群15
は、沈胴端位置にとどまっている。これによって第1,
第2のレンズ群14,15がWide端状態(図3)に
設定される。
【0025】この際、係合ピン30が、平行溝22に沿
って21aの位置まで移動するということは、第2のレ
ンズホルダ29は、この分だけ光軸L回りに回転する。
ワッシャ40がない場合、圧縮コイルばね32の座の終
端面が、第2のレンズホルダ29の回転で第1のレンズ
ホルダ26の座26a、又はフランジ29aに食いつく
ことがある。この食いつきにより、第2のレンズホルダ
29の円滑な回転が得られなくなってしまう。そこで、
第2のレンズホルダ29と圧縮コイルばね32との間に
ワッシャ40を介在させると、第1のレンズホルダ26
の座26aと圧縮コイルばね32の終端面、又はワッシ
ャ40と圧縮コイルばね32の終端面とに食いつきが生
じても、ワッシャ40と第2のレンズホルダ29との間
に滑りが生じ、第2のレンズホルダ29は光軸L回りに
円滑に回転することができる。
【0026】図3のWide端状態において、さらにズ
ームカム環19が繰り出し方向に回転されると、係合ピ
ン28,30は、第1,第2のガイド溝20,21に沿
って被写体方向に移動し、第1,第2のガイド溝20,
21のTele端位置c(図6)まで移動すると、第
1,第2のレンズ群14,15はTele端状態(図
4)に設定される。駆動モータを上記とは反対方向に駆
動して、ズームカム環19が繰り込み方向に回転される
と、係合ピン28,30は、第1,第2のガイド溝2
0,21に沿って撮影フィルム13側に移動し、第1,
第2のレンズ群14,15を直進ガイド筒17内に没入
させるため、図2の沈胴状態に復帰させることができ
る。
【0027】ここで、本発明においては、第2のガイド
溝21のフィルム側端21aに光軸Lと直交する平行溝
22を延設し、この平行溝22に第2のカム溝24の沈
胴用溝部24aとしての機能をもたせているので、沈胴
用溝部24aを平行溝22の長さだけ短くすることがで
きる。このため、第1,第2のカム溝23,24のスト
ロークと回転角の量が同じであっても、Wide端位置
bからの沈胴量が多いレンズ系の場合又はカメラボディ
厚を薄くしてコンパクトにするためにWide端位置b
から収納までのストロークが増す場合においても、これ
ら第1,第2のカム溝23,24の干渉を確実に防止す
ることができる。従って、第1,第2のレンズ群14,
15を確実に繰り出したり、繰り込んだりすることがで
き、また沈胴用溝部24aが短くても平行溝22が沈胴
用溝部として機能するので、沈胴時における第1のレン
ズ群14と第2のレンズ群15との間隔が大きくなるこ
ともない。
【0028】さらにまた、カメラをコンパクト化するた
めに、鏡筒径を小さくしても第1のカム溝23と第2の
カム溝24の沈胴用溝部24aとは、従来のものと比較
して平行溝22の長さだけ余分に離れているので、第1
のカム溝23の撮影フィルム13面に対する傾斜角度β
が小さければズームカム環19を回転させる際の回転負
荷も小さく、小型の駆動モータの使用が可能である。
【0029】なお、沈胴端位置aからWide端位置b
に移動する間に係合ピン30は、平行溝22内において
ズームカム環19の周方向にガタ付き、第1,第2のレ
ンズホルダ26,29が回転してしまうおそれがある。
しかし、第2のレンズ群15は、直進ガイド筒17内に
位置しているので、外観上及び外力に対して何等問題は
ない。
【0030】図7,図8は、他の実施例を示すガイド溝
とカム溝との位置関係を示す直進ガイド筒17及びズー
ムカム環19の展開図であり、それぞれ沈胴状態,Wi
de状態を示している。この実施例は、第2のカム溝2
4を光軸Lに対して傾斜した直線状のズーム溝のみで形
成して図4に示した沈胴用溝部24aを省略し、第2の
ガイド溝21の撮影フィルム13側端に第2のカム溝2
4の撮影フィルム13端まで延在する撮影フィルム13
面と平行な平行溝22を延設し、この平行溝22を第2
のカム溝24の沈胴用溝部として用いるようにしたもの
である。なお、その他の構成は上記実施例と同様であ
る。
【0031】このような構成においては、第2のカム溝
24の沈胴用溝部をなくすことができるため、第2のカ
ム溝24の傾斜角度αを上記実施例に比べて小さくする
ことができ、また、傾斜角度αが小さければズームカム
環19の駆動時の負荷を軽減することができ、モータの
小型化が図れる。また、傾斜角度αが小さくなると、カ
ム長が長くとれ、カム精度が向上する。さらに、第2の
カム溝24の沈胴用溝部がなければ係合ピン30がガタ
付くこともなく、第1,第2のレンズホルダ26,29
が回転してしまうことを防止する利点を有する。なお、
実施例ではいずれも2つのレンズ群14,15を有する
ズームレンズ式レンズ鏡筒について説明したが、3つあ
るいはそれ以上のレンズ群を備えたものに適用すること
もできる。
【0032】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は、上述した実施例に限定されることなく、
その要旨を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能であ
る。例えば、第1の実施例(図1)において、ワッシャ
63を、圧縮コイルばね62とシャッター部53の受け
部53bとの間に設けたが、これに限らず、圧縮コイル
ばね62とレンズ保持枠52の後端部52bとの間に設
けても良い。このときには、いずれか一方に設けても良
く、あるいは双方に設けても良い。第2の実施例(図
2)においても同様に、ワッシャ40を、圧縮コイルば
ね32と第1のレンズホルダ26の座26aとの間に設
けても良い。また、第1の実施例において、ワッシャ6
3の平坦部63bを光軸方向に延長し、又は、第2の実
施例において、第1のレンズホルダ26の内周部26b
までワッシャ40の平坦部を延長して、遮光部材を兼ね
ることもできる。
【0033】
【発明の効果】本発明によるレンズ鏡筒によれば、中間
部材を設けることにより、付勢部材が相手部材に食い込
んでも、回転筒を滑らかに回転させることができる。こ
れにより、回転筒の回転駆動時の位置精度をより向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ鏡筒を適用したカメラの第1の
実施例の構成を示す断面図である。
【図2】本発明のレンズ鏡筒の第2の実施例を適用した
カメラの構成を示す沈胴状態の断面図である。
【図3】図2のカメラの断面図において、Wide端状
態を示す図である。
【図4】図2のカメラの断面図において、Tele端状
態を示す図である。
【図5】ガイド溝とカム溝の一実施例の形状及びこれら
の関係を示す沈胴状態の直進ガイド筒17及びズームカ
ム環19の展開図である。
【図6】図5の展開図において、Wide端状態を示す
図である。
【図7】他の実施例を示すガイド溝とカム溝との関係を
示す沈胴状態の直進ガイド筒17及びズームカム環19
の展開図である。
【図8】図7の展開図において、Wide端状態を示す
図である。
【符号の説明】
51 撮影レンズ 52 レンズ保持枠 53 シャッター部 56 カメラ本体 57 外筒 60 内筒 62 圧縮コイルばね 63 ワッシャ L 光軸

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影光学系を支持し、光軸回りに回転さ
    れる回転筒と、 前記回転筒を所定の方向に付勢する付勢部材と、 前記付勢部材を受ける受け部材と、 前記付勢部材と前記回転筒との間及び/又は前記付勢部
    材と前記受け部材との間に配置され、前記付勢部材によ
    り前記回転筒及び/又は前記受け部材に付勢されるとと
    もに、前記回転筒及び/又は前記受け部材に対して摺動
    自在な中間部材とを備えることを特徴とするレンズ鏡
    筒。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記中間部材は、前記撮影光学系から入射する入射光の
    一部を遮光する遮光部を備えることを特徴とするレンズ
    鏡筒。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2において、 前記付勢部材は、圧縮コイルばねであることを特徴とす
    るレンズ鏡筒。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3において、 前記撮影光学系は、フォーカスレンズ群、又は複数群か
    らなるズームレンズ群の少なくとも1つの群であること
    を特徴とするレンズ鏡筒。
JP6012735A 1993-06-07 1994-02-04 レンズ鏡筒 Pending JPH07218800A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6012735A JPH07218800A (ja) 1994-02-04 1994-02-04 レンズ鏡筒
TW084100652A TW265423B (en) 1994-02-04 1995-01-25 Zoom lens barrel
MYPI95000195A MY118937A (en) 1994-02-04 1995-01-27 Zoom lens barrel
CN95101468A CN1096624C (zh) 1994-02-04 1995-01-28 变焦距透镜筒
KR1019950001813A KR100296681B1 (ko) 1994-02-04 1995-02-02 줌렌즈경통
US09/286,449 US6049432A (en) 1993-06-07 1999-04-06 Zoom lens barrel
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