JPH07202225A - 半導体装置 - Google Patents
半導体装置Info
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- JPH07202225A JPH07202225A JP34894793A JP34894793A JPH07202225A JP H07202225 A JPH07202225 A JP H07202225A JP 34894793 A JP34894793 A JP 34894793A JP 34894793 A JP34894793 A JP 34894793A JP H07202225 A JPH07202225 A JP H07202225A
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims description 6
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Landscapes
- Design And Manufacture Of Integrated Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダイオード接続で使用する場合に、逆方向電
圧の印加による寄生MOSトランジスタにおける反転層
の形成を防止することにより、高逆耐圧化を可能にし、
また、トランジスタ接続の場合にその機能が損われない
拡散層構造を有するラテラル型トランジスタを備える半
導体装置を提供する。 【構成】 ラテラル型PNPトランジスタのエミッタ5
をアノードとし、コレクタ6及びベース7をカソードと
して接続するダイオード構造において、カソード電位と
同電位のポリシリコン層9をベース領域3上に形成する
ことにより、ダイオードに大きな逆方向電圧が印加され
た場合でも、ベース領域3表面に発生する反転層を防止
することで、ダイオードの逆耐圧の向上を可能とする。
また、本来のラテラル型PNPトランジスタとして使用
する場合にもその機能を損わない。マスタースライス方
式の半導体装置に好適である。
圧の印加による寄生MOSトランジスタにおける反転層
の形成を防止することにより、高逆耐圧化を可能にし、
また、トランジスタ接続の場合にその機能が損われない
拡散層構造を有するラテラル型トランジスタを備える半
導体装置を提供する。 【構成】 ラテラル型PNPトランジスタのエミッタ5
をアノードとし、コレクタ6及びベース7をカソードと
して接続するダイオード構造において、カソード電位と
同電位のポリシリコン層9をベース領域3上に形成する
ことにより、ダイオードに大きな逆方向電圧が印加され
た場合でも、ベース領域3表面に発生する反転層を防止
することで、ダイオードの逆耐圧の向上を可能とする。
また、本来のラテラル型PNPトランジスタとして使用
する場合にもその機能を損わない。マスタースライス方
式の半導体装置に好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置に関し、寄
生効果が少なく高逆耐圧のダイオードを形成する技術を
提供するものである。
生効果が少なく高逆耐圧のダイオードを形成する技術を
提供するものである。
【0002】
【従来の技術】マスタースライス方式の半導体装置で
は、回路に必要なダイオードは、トランジスタの拡散層
を利用して形成される。従って、ラテラル型PNPトラ
ンジスタを主な構成素子とするマスタースライス半導体
装置では、ラテラル型PNPトランジスタの拡散層を利
用してダイオードが形成される。
は、回路に必要なダイオードは、トランジスタの拡散層
を利用して形成される。従って、ラテラル型PNPトラ
ンジスタを主な構成素子とするマスタースライス半導体
装置では、ラテラル型PNPトランジスタの拡散層を利
用してダイオードが形成される。
【0003】図2(a)及び(b)は夫々、ラテラル型
PNPトランジスタの拡散層を利用した従来のダイオー
ドの構造を示す平面図及び断面図である。このダイオー
ドは、同図に示すように、ラテラル型PNPトランジス
タのエミッタ5をアノードとし、またカソードはコレク
タ6及びベース7をアルミ配線11でショートした状態
で使用する。
PNPトランジスタの拡散層を利用した従来のダイオー
ドの構造を示す平面図及び断面図である。このダイオー
ドは、同図に示すように、ラテラル型PNPトランジス
タのエミッタ5をアノードとし、またカソードはコレク
タ6及びベース7をアルミ配線11でショートした状態
で使用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構造の
ダイオードでは、エミッタ拡散層5とコレクタ拡散層6
との間にアノード電極配線11をゲートとする寄生MO
Sトランジスタが形成される。従って、ダイオード電極
間に逆方向電圧が印加され、その電圧によりアノード電
位とカソード電位との電位差が、N型エピタキシャル層
3の表面の反転電圧を越える、即ち寄生MOSトランジ
スタのスレッショルド電圧を越える場合には、アノード
側のアルミ配線11の直下に、図2(b)に示す反転層
13が生ずる。かかる反転層13の形成は、エミッタ拡
散層5及びコレクタ拡散層6間の耐圧を低くし、結果と
して、ダイオードの逆耐圧を低くするという問題があっ
た。
ダイオードでは、エミッタ拡散層5とコレクタ拡散層6
との間にアノード電極配線11をゲートとする寄生MO
Sトランジスタが形成される。従って、ダイオード電極
間に逆方向電圧が印加され、その電圧によりアノード電
位とカソード電位との電位差が、N型エピタキシャル層
3の表面の反転電圧を越える、即ち寄生MOSトランジ
スタのスレッショルド電圧を越える場合には、アノード
側のアルミ配線11の直下に、図2(b)に示す反転層
13が生ずる。かかる反転層13の形成は、エミッタ拡
散層5及びコレクタ拡散層6間の耐圧を低くし、結果と
して、ダイオードの逆耐圧を低くするという問題があっ
た。
【0005】図3(a)及び(b)は、上記問題を解決
する改良型のダイオード構造を有する従来の半導体装置
の構造を示す。同図は、かかるラテラル型PNPトラン
ジスタ構造のダイオードを、図2と同様に示すものであ
る。このダイオードでは、図2に示す構造に加え、ラテ
ラル型PNPトランジスタのエミッタ拡散層5とコレク
タ拡散層6との間に、エミッタ拡散層5を囲むようにベ
ース拡散層7と同一導電型の高濃度のチャネルストップ
領域14を設ける。これにより、エミッタ及びコレクタ
拡散層5、6相互間に寄生MOSトランジスタが形成さ
れることを防止する。
する改良型のダイオード構造を有する従来の半導体装置
の構造を示す。同図は、かかるラテラル型PNPトラン
ジスタ構造のダイオードを、図2と同様に示すものであ
る。このダイオードでは、図2に示す構造に加え、ラテ
ラル型PNPトランジスタのエミッタ拡散層5とコレク
タ拡散層6との間に、エミッタ拡散層5を囲むようにベ
ース拡散層7と同一導電型の高濃度のチャネルストップ
領域14を設ける。これにより、エミッタ及びコレクタ
拡散層5、6相互間に寄生MOSトランジスタが形成さ
れることを防止する。
【0006】しかし、上記構造のダイオードでは、高濃
度のN型チャネルストップ領域14の形成により、ダイ
オードの逆耐圧の向上は可能であるが、高濃度N型チャ
ネルストップ領域14の存在により、反転層が生じない
構造が提供できた場合のチャネルストップ領域14を有
しない同様な構造のダイオードの逆耐圧に比べると、そ
の逆耐圧が低いという欠点がある。
度のN型チャネルストップ領域14の形成により、ダイ
オードの逆耐圧の向上は可能であるが、高濃度N型チャ
ネルストップ領域14の存在により、反転層が生じない
構造が提供できた場合のチャネルストップ領域14を有
しない同様な構造のダイオードの逆耐圧に比べると、そ
の逆耐圧が低いという欠点がある。
【0007】さらに、マスタースライス方式の半導体装
置に上記改良型のダイオードを採用した場合には、同じ
拡散層構造のトランジスタを本来のラテラル型PNPト
ランジスタとして使用するには、前記高濃度のN型チャ
ネルストップ領域がエミッタ接地の電流増巾率(hFE)
を低下させるので、PNPトランジスタとしての機能が
不十分である。従って、上記構造はマスタースライス方
式の半導体装置では採用し難い。
置に上記改良型のダイオードを採用した場合には、同じ
拡散層構造のトランジスタを本来のラテラル型PNPト
ランジスタとして使用するには、前記高濃度のN型チャ
ネルストップ領域がエミッタ接地の電流増巾率(hFE)
を低下させるので、PNPトランジスタとしての機能が
不十分である。従って、上記構造はマスタースライス方
式の半導体装置では採用し難い。
【0008】本発明は、上記に鑑み、ラテラル型トラン
ジスタ本来の機能を果たすと共に逆耐圧が充分に高いダ
イオードとして構成することも可能なラテラル型トラン
ジスタを、ダイオード接続して備える半導体装置を提供
し、もって、マスタースライス方式の半導体装置に好適
な半導体装置を提供することを目的とする。
ジスタ本来の機能を果たすと共に逆耐圧が充分に高いダ
イオードとして構成することも可能なラテラル型トラン
ジスタを、ダイオード接続して備える半導体装置を提供
し、もって、マスタースライス方式の半導体装置に好適
な半導体装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置は、アノード電極配線に接続さ
れたエミッタと、カソード電極配線に接続されたコレク
タ及びベース領域とを半導体基板の表面領域に有するラ
テラル型PNPトランジスタ構造のPN接合ダイオード
を備えた半導体装置において、前記アノード電極配線を
構成する配線層と少なくとも前記ベース領域との間に配
設されて所定電位に維持される導電膜を更に備えること
を特徴とする。
に、本発明の半導体装置は、アノード電極配線に接続さ
れたエミッタと、カソード電極配線に接続されたコレク
タ及びベース領域とを半導体基板の表面領域に有するラ
テラル型PNPトランジスタ構造のPN接合ダイオード
を備えた半導体装置において、前記アノード電極配線を
構成する配線層と少なくとも前記ベース領域との間に配
設されて所定電位に維持される導電膜を更に備えること
を特徴とする。
【0010】前記導電膜は、例えば、基板上に多結晶シ
リコン(ポリシリコン)層として形成することが好まし
い。また、前記所定の電位としては、前記カソード電極
配線と同電位を選定することが好ましく、この場合、導
電膜のパターン形成が容易である。
リコン(ポリシリコン)層として形成することが好まし
い。また、前記所定の電位としては、前記カソード電極
配線と同電位を選定することが好ましく、この場合、導
電膜のパターン形成が容易である。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明を更に説明す
る。図1(a)及び(b)は夫々、本発明の一実施例を
成す、マスタースライス方式で形成される半導体装置に
おけるダイオード部分のチップ平面図及び断面図であ
る。また、同図(c)は、その等価回路図である。
る。図1(a)及び(b)は夫々、本発明の一実施例を
成す、マスタースライス方式で形成される半導体装置に
おけるダイオード部分のチップ平面図及び断面図であ
る。また、同図(c)は、その等価回路図である。
【0012】上記半導体装置の製造に際しては、まず、
従来の半導体製造技術を用いて、P型シリコン基板1内
に、イオン注入法によってN型埋込層2を形成し、その
上に成長させたN型エピタキシャル層3内に、P型拡散
層5、6及びN型拡散層7をイオン注入法により形成し
て、ラテラル型PNPトランジスタのためのエミッタ
5、コレクタ6及びベース7を形成する。
従来の半導体製造技術を用いて、P型シリコン基板1内
に、イオン注入法によってN型埋込層2を形成し、その
上に成長させたN型エピタキシャル層3内に、P型拡散
層5、6及びN型拡散層7をイオン注入法により形成し
て、ラテラル型PNPトランジスタのためのエミッタ
5、コレクタ6及びベース7を形成する。
【0013】次に、シリコン基板1上の全面に第1絶縁
膜8を形成し、フォトリソグラフィ技術によりパターニ
ングする。次いで、第1絶縁膜8上の全面にN型ポリシ
リコン層9を形成し、ホトリソグラフィ技術を用いて、
図1に示すように、ラテラル型PNPトランジスタのベ
ース領域3上を覆うようにパターニングする。引き続
き、第2の絶縁膜10を全面に形成した後に、ホトリソ
グラフィ技術を用いて、エミッタコンタクト窓15、コ
レクタコンタクト窓16及びベースコンタクト窓17
を、夫々に対応する拡散層5、6、7上に開孔する。
膜8を形成し、フォトリソグラフィ技術によりパターニ
ングする。次いで、第1絶縁膜8上の全面にN型ポリシ
リコン層9を形成し、ホトリソグラフィ技術を用いて、
図1に示すように、ラテラル型PNPトランジスタのベ
ース領域3上を覆うようにパターニングする。引き続
き、第2の絶縁膜10を全面に形成した後に、ホトリソ
グラフィ技術を用いて、エミッタコンタクト窓15、コ
レクタコンタクト窓16及びベースコンタクト窓17
を、夫々に対応する拡散層5、6、7上に開孔する。
【0014】その後、アノード電極配線11及びカソー
ド電極配線12をアルミニウム等のスパッタリング法に
より形成する。このとき、アノード配線11をエミッタ
拡散層5に接続し、カソード配線12をコレクタ6及び
ベース7に接続することにより、図1(c)に示すよう
に、エミッタEをアノードAとし、コレクタC及びベー
スBをカソードKとするダイオードが形成される。な
お、アルミニウム配線の選択により、図1の配線接続と
異なる構成を採用することで、本来のラテラル型PNP
トランジスタが形成される。
ド電極配線12をアルミニウム等のスパッタリング法に
より形成する。このとき、アノード配線11をエミッタ
拡散層5に接続し、カソード配線12をコレクタ6及び
ベース7に接続することにより、図1(c)に示すよう
に、エミッタEをアノードAとし、コレクタC及びベー
スBをカソードKとするダイオードが形成される。な
お、アルミニウム配線の選択により、図1の配線接続と
異なる構成を採用することで、本来のラテラル型PNP
トランジスタが形成される。
【0015】以上のように形成された本実施例の半導体
装置では、ダイオードのアノードA及びカソードKの間
に逆方向電圧が印加される場合にも、N型ポリシリコン
層9が高電位にバイアスされているので、ベース領域3
上部に形成され、低電位にバイアスされたアノード電極
配線11が存在しても、N型ポリシリコン層9の作用に
よりアノード電極配線11の電位がベース領域3に影響
を与えることはない。従って、アノード電極配線11直
下のベース領域3の表面に、図2に示したような反転層
13が生ずることはない。このため、従来の半導体装置
では、例えば約2V程度の逆耐圧しか得られなかった構
造のダイオードで、約30V程度の逆耐圧が得られる。
装置では、ダイオードのアノードA及びカソードKの間
に逆方向電圧が印加される場合にも、N型ポリシリコン
層9が高電位にバイアスされているので、ベース領域3
上部に形成され、低電位にバイアスされたアノード電極
配線11が存在しても、N型ポリシリコン層9の作用に
よりアノード電極配線11の電位がベース領域3に影響
を与えることはない。従って、アノード電極配線11直
下のベース領域3の表面に、図2に示したような反転層
13が生ずることはない。このため、従来の半導体装置
では、例えば約2V程度の逆耐圧しか得られなかった構
造のダイオードで、約30V程度の逆耐圧が得られる。
【0016】なお、反転層の形成を防止する高濃度チャ
ネルストップ領域14(図3)を形成した従来の改良型
半導体装置の場合には、高濃度チャネルストップ領域1
4で空乏層の広がりが抑えられるため、逆耐圧の大きさ
が低下し、高濃度チャネルストップ領域14がない場合
に比べて逆耐圧が低下していた。しかし、上記実施例に
係る半導体装置の構造では、逆耐圧が低下する欠点が生
じない。
ネルストップ領域14(図3)を形成した従来の改良型
半導体装置の場合には、高濃度チャネルストップ領域1
4で空乏層の広がりが抑えられるため、逆耐圧の大きさ
が低下し、高濃度チャネルストップ領域14がない場合
に比べて逆耐圧が低下していた。しかし、上記実施例に
係る半導体装置の構造では、逆耐圧が低下する欠点が生
じない。
【0017】更に、高濃度チャネルストップ領域を設け
る上記改良型の半導体装置の構造では、高濃度拡散層を
有する素子を本来のラテラル型PNPトランジスタとし
て使用する際には、電流増巾率が低下する等の欠点があ
り、事実上、PNPトランジスタとしては使用できない
欠点も存在したが、上記実施例の半導体装置の構造で
は、かかる欠点はなく、本来のラテラル型PNPトラン
ジスタとして使用した場合の機能を損うおそれがない。
従って、本発明の半導体装置をマスタスライス方式の半
導体装置に適用する際に、特にその利点が大きい。
る上記改良型の半導体装置の構造では、高濃度拡散層を
有する素子を本来のラテラル型PNPトランジスタとし
て使用する際には、電流増巾率が低下する等の欠点があ
り、事実上、PNPトランジスタとしては使用できない
欠点も存在したが、上記実施例の半導体装置の構造で
は、かかる欠点はなく、本来のラテラル型PNPトラン
ジスタとして使用した場合の機能を損うおそれがない。
従って、本発明の半導体装置をマスタスライス方式の半
導体装置に適用する際に、特にその利点が大きい。
【0018】なお、上記実施例の記述は例示を目的とし
てなされたものであり、上記実施例の構成から種々の修
正及び変更を施した半導体装置も本発明の半導体装置の
範囲に含まれる。例えば、上記実施例において、ポリシ
リコン層を、N型エピタキシャル層に反転層が生じない
範囲の電位で、カソード電極配線とは異なる電位に維持
する構成も可能である。また、本発明の半導体装置は、
マスタースライス方式の半導体装置に限定されるもので
もない。
てなされたものであり、上記実施例の構成から種々の修
正及び変更を施した半導体装置も本発明の半導体装置の
範囲に含まれる。例えば、上記実施例において、ポリシ
リコン層を、N型エピタキシャル層に反転層が生じない
範囲の電位で、カソード電極配線とは異なる電位に維持
する構成も可能である。また、本発明の半導体装置は、
マスタースライス方式の半導体装置に限定されるもので
もない。
【0019】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体装
置は、アノード電極配線を構成する配線層とベース領域
との間に配設された所定電位の導電膜を備える構成の、
ラテラル型トランジスタ構造のダイオードを採用するこ
とにより、大きな逆電圧が印加された際にもベース領域
表面に反転層が形成されないので、逆耐圧の高いダイオ
ードを形成できると共に、単に配線層の選択により、ダ
イオードの形成に代えて本来のラテラル型トランジスタ
を形成できるので、本発明は、特にマスタスライス方式
の半導体装置として好適な半導体装置を提供できたとい
う顕著な効果を奏する。
置は、アノード電極配線を構成する配線層とベース領域
との間に配設された所定電位の導電膜を備える構成の、
ラテラル型トランジスタ構造のダイオードを採用するこ
とにより、大きな逆電圧が印加された際にもベース領域
表面に反転層が形成されないので、逆耐圧の高いダイオ
ードを形成できると共に、単に配線層の選択により、ダ
イオードの形成に代えて本来のラテラル型トランジスタ
を形成できるので、本発明は、特にマスタスライス方式
の半導体装置として好適な半導体装置を提供できたとい
う顕著な効果を奏する。
【図1】(a)及び(b)は夫々、本発明の一実施例の
半導体装置の平面図及び断面図。
半導体装置の平面図及び断面図。
【図2】(a)及び(b)は夫々、ラテラル型PNPト
ランジスタ構造を有する従来のダイオードを備える半導
体装置の平面図及び断面図。
ランジスタ構造を有する従来のダイオードを備える半導
体装置の平面図及び断面図。
【図3】(a)及び(b)は夫々、高濃度チャネルスト
ップ領域を形成した改良型ダイオードを備える従来の半
導体装置の平面図及び断面図。
ップ領域を形成した改良型ダイオードを備える従来の半
導体装置の平面図及び断面図。
1 P型半導体基板 2 N型埋込層 3 N型エピタキシャル層 4 P型絶縁領域 5 P型エミッタ 6 P型コレクタ 7 N型ベース 8 第1絶縁層 9 N型ポリシリコン層 10第2絶縁膜 11 アノード電極配線 12 カソード電極配線 13 反転層 14 N型高濃度チャネルストップ領域 15 エミッタコンタクト窓 16 コレクタコンタクト窓 17 ベースコンタクト窓
Claims (3)
- 【請求項1】 アノード電極配線に接続されたエミッタ
と、カソード電極配線に接続されたコレクタ及びベース
領域とを半導体基板の表面領域に有するラテラル型PN
Pトランジスタ構造のPN接合ダイオードを備えた半導
体装置において、 前記アノード電極配線を構成する配線層と少なくとも前
記ベース領域との間に配設されて所定電位に維持される
導電膜を更に備えることを特徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記所定電位が、前記カソード電極配線
の電位である、請求項1に記載の半導体装置。 - 【請求項3】 マスタースライスとして構成される、請
求項1又は2に記載の半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34894793A JPH07202225A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34894793A JPH07202225A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07202225A true JPH07202225A (ja) | 1995-08-04 |
Family
ID=18400463
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34894793A Pending JPH07202225A (ja) | 1993-12-28 | 1993-12-28 | 半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07202225A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007287985A (ja) * | 2006-04-18 | 2007-11-01 | Sanyo Electric Co Ltd | 半導体装置 |
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