JPH07193108A - 半導体チップ及びそのクラック検出方法 - Google Patents
半導体チップ及びそのクラック検出方法Info
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- JPH07193108A JPH07193108A JP32946093A JP32946093A JPH07193108A JP H07193108 A JPH07193108 A JP H07193108A JP 32946093 A JP32946093 A JP 32946093A JP 32946093 A JP32946093 A JP 32946093A JP H07193108 A JPH07193108 A JP H07193108A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 半導体基板上の絶縁膜及びパッシべーション
膜のクラックを短時間で精度良く検出できる半導体チッ
プ及びクラック検出方法を提供する。 【構成】 ウエハ12に形成された複数の半導体チップ
10の外周縁の近傍領域であって、この外周縁のほぼ全
周に沿って二つの配線パッド22、24間を電気的に結
合する導電層14、18を設ける。ウエハをダイシング
した後、導電層を電気的にモニタして半導体チップのク
ラックを検出する。
膜のクラックを短時間で精度良く検出できる半導体チッ
プ及びクラック検出方法を提供する。 【構成】 ウエハ12に形成された複数の半導体チップ
10の外周縁の近傍領域であって、この外周縁のほぼ全
周に沿って二つの配線パッド22、24間を電気的に結
合する導電層14、18を設ける。ウエハをダイシング
した後、導電層を電気的にモニタして半導体チップのク
ラックを検出する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、半導体チップ及びそ
のクラック検出方法に関するものである。
のクラック検出方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のスクライブラインを有する半導体
チップはウエハ上に配設されており、半導体チップの構
成の一例を図4に示す。従来の構成によれば、ウエハ3
2上にスクライブライン31を設け、かつ複数の半導体
チップ30を設けてある。そして、半導体チップ30は
ウエハ32上に島状の導電層34と絶縁膜36を設けて
ある。この島状の導電層34は、スクライブライン31
の近傍に設けてあり、この場合、導電層34はダイシン
グによってウエハを切断したとき半導体チップ30に発
生するクラックを抑制する。
チップはウエハ上に配設されており、半導体チップの構
成の一例を図4に示す。従来の構成によれば、ウエハ3
2上にスクライブライン31を設け、かつ複数の半導体
チップ30を設けてある。そして、半導体チップ30は
ウエハ32上に島状の導電層34と絶縁膜36を設けて
ある。この島状の導電層34は、スクライブライン31
の近傍に設けてあり、この場合、導電層34はダイシン
グによってウエハを切断したとき半導体チップ30に発
生するクラックを抑制する。
【0003】一般に、ダイシングソーを用いて機械的に
ウエハを切断して複数の半導体チップに分離しようとす
る場合、半導体チップに形成された絶縁膜36やパッシ
ベーション膜(図示せず)にクラックが生ずることは避
けられない。極端な場合、ウエハに発生したクラックに
よって半導体チップの内部に形成されている半導体素子
や配線チップが破壊されて半導体チップ自体が使用でき
なくなる。
ウエハを切断して複数の半導体チップに分離しようとす
る場合、半導体チップに形成された絶縁膜36やパッシ
ベーション膜(図示せず)にクラックが生ずることは避
けられない。極端な場合、ウエハに発生したクラックに
よって半導体チップの内部に形成されている半導体素子
や配線チップが破壊されて半導体チップ自体が使用でき
なくなる。
【0004】また、ダイシングによって発生した半導体
チップのクラックを判別する方法として従来は、目視や
光学顕微鏡を用いて観察して半導体チップの良否判定を
行っていた。
チップのクラックを判別する方法として従来は、目視や
光学顕微鏡を用いて観察して半導体チップの良否判定を
行っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来
は、ダイシング時に発生した半導体チップ中の絶縁膜3
6やパッシベーション膜のクラックの発生状況を観察す
る目視や光学顕微鏡による方法では、以下に述べるよう
な問題点があった。 (1)目視による良否判定は個人差が生じ、かつクラッ
クの不良箇所を見落とすことがある。 (2)光学顕微鏡による方法では、クラックの定性的な
測定はできるが定量的な測定ができない。 (3)製品の良否判定に時間がかかる。
は、ダイシング時に発生した半導体チップ中の絶縁膜3
6やパッシベーション膜のクラックの発生状況を観察す
る目視や光学顕微鏡による方法では、以下に述べるよう
な問題点があった。 (1)目視による良否判定は個人差が生じ、かつクラッ
クの不良箇所を見落とすことがある。 (2)光学顕微鏡による方法では、クラックの定性的な
測定はできるが定量的な測定ができない。 (3)製品の良否判定に時間がかかる。
【0006】この発明は、上述した点に鑑みなされたも
のであり、従ってこの発明の目的は、半導体基板上の絶
縁膜及びパッシべーション膜のクラックを短時間で精度
良く検出できる半導体チップ及びクラック検出方法を提
供することにある。
のであり、従ってこの発明の目的は、半導体基板上の絶
縁膜及びパッシべーション膜のクラックを短時間で精度
良く検出できる半導体チップ及びクラック検出方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的の達成を図るた
め、この発明の半導体チップによれば、半導体チップの
それぞれの外周縁の近傍領域であって該外周縁のほぼ全
周に沿い、かつ2つの配線パッド間を電気的に結合する
導電層を具えたことを特徴とする。
め、この発明の半導体チップによれば、半導体チップの
それぞれの外周縁の近傍領域であって該外周縁のほぼ全
周に沿い、かつ2つの配線パッド間を電気的に結合する
導電層を具えたことを特徴とする。
【0008】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、前記導電層は、前記半導体チップを構成する基板の
表面に直交する断面内において屈曲した形状を有する一
層構造とするのが良い。
は、前記導電層は、前記半導体チップを構成する基板の
表面に直交する断面内において屈曲した形状を有する一
層構造とするのが良い。
【0009】また、この発明の実施に当たり、好ましく
は、前記導電層は、前記半導体チップを構成する基板の
表面に直交する断面内において絶縁層を挟む二層構造と
し、該二層構造の上側層と下側層は電気的に結合されて
いるのが良い。
は、前記導電層は、前記半導体チップを構成する基板の
表面に直交する断面内において絶縁層を挟む二層構造と
し、該二層構造の上側層と下側層は電気的に結合されて
いるのが良い。
【0010】また、この発明の半導体チップのクラック
を検出する方法として、ウエハに形成された複数の半導
体チップの外周縁の近傍領域であってこの外周縁のほぼ
全周に沿って二つの配線パッド間を電気的に結合する導
電層を設ける。そして、このウエハをダイシングした
後、前記導電層を電気的にモニタすることを特徴とす
る。
を検出する方法として、ウエハに形成された複数の半導
体チップの外周縁の近傍領域であってこの外周縁のほぼ
全周に沿って二つの配線パッド間を電気的に結合する導
電層を設ける。そして、このウエハをダイシングした
後、前記導電層を電気的にモニタすることを特徴とす
る。
【0011】
【作用】この発明の半導体チップによれば、半導体チッ
プの外周縁の近傍領域にこの外周縁のほぼ全周に沿って
二つの配線パッド間を電気的に結合する導電層を具えて
ある。このため、ダイシングによってウエハを切断した
とき半導体チップにクラックが発生すると導電層は切断
または亀裂を生じるので、導電層の抵抗の変化を電気的
にモニタできる。
プの外周縁の近傍領域にこの外周縁のほぼ全周に沿って
二つの配線パッド間を電気的に結合する導電層を具えて
ある。このため、ダイシングによってウエハを切断した
とき半導体チップにクラックが発生すると導電層は切断
または亀裂を生じるので、導電層の抵抗の変化を電気的
にモニタできる。
【0012】また、この発明の半導体チップに発生した
クラックを検出する方法として、ウエハに形成された複
数の半導体チップの外周縁の近傍領域にこの外周縁のほ
ぼ全周にそって二つの配線パッド間を電気的に結合する
導電層を設けてある。そして、ウエハをダイシングした
後、導電層を電気的にモニタする。このようにしておけ
ば、ダイシングによって発生した導電層のクラック状況
(例えば亀裂または切断した状況)は導電層の抵抗の変
化となって現れるので、二つの配線パッド間を電気的に
モニタすることによって抵抗の変化量として読み取るこ
とができる。
クラックを検出する方法として、ウエハに形成された複
数の半導体チップの外周縁の近傍領域にこの外周縁のほ
ぼ全周にそって二つの配線パッド間を電気的に結合する
導電層を設けてある。そして、ウエハをダイシングした
後、導電層を電気的にモニタする。このようにしておけ
ば、ダイシングによって発生した導電層のクラック状況
(例えば亀裂または切断した状況)は導電層の抵抗の変
化となって現れるので、二つの配線パッド間を電気的に
モニタすることによって抵抗の変化量として読み取るこ
とができる。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の半導体チ
ップの実施例について説明する。しかしながら、各図
は、この発明が理解できる程度に各構成成分、大きさ及
び配置関係を概略的に示してあるにすぎない。なお、こ
の発明では、ガリウム・ヒ素(GaAs)集積回路を例
にとって説明する。
ップの実施例について説明する。しかしながら、各図
は、この発明が理解できる程度に各構成成分、大きさ及
び配置関係を概略的に示してあるにすぎない。なお、こ
の発明では、ガリウム・ヒ素(GaAs)集積回路を例
にとって説明する。
【0014】図1は、ウエハにスクライブラインを有す
る複数の半導体チップを構成したときの部分平面図であ
る。この発明の実施例では、ウエハ12にスクライブラ
イン28と複数の半導体チップ10を設けてある。そし
て、半導体チップ10は、外周縁の近傍領域にほぼ全周
に沿って導電層14を設けてある。また、この導電層1
4は、半導体チップ10の内部に設けられた配線パッド
22、24と電気的に結合している。なお、図1では、
一つの半導体チップ10のみを用いて各構成部品の説明
をしたがその他の半導体チップも同様の構成になってい
る。
る複数の半導体チップを構成したときの部分平面図であ
る。この発明の実施例では、ウエハ12にスクライブラ
イン28と複数の半導体チップ10を設けてある。そし
て、半導体チップ10は、外周縁の近傍領域にほぼ全周
に沿って導電層14を設けてある。また、この導電層1
4は、半導体チップ10の内部に設けられた配線パッド
22、24と電気的に結合している。なお、図1では、
一つの半導体チップ10のみを用いて各構成部品の説明
をしたがその他の半導体チップも同様の構成になってい
る。
【0015】1.第1実施例 図2の(A)及び(B)は、この発明の第1実施例の半
導体チップを説明するための透視平面図及びA−A線に
沿って切断したときの断面図である。
導体チップを説明するための透視平面図及びA−A線に
沿って切断したときの断面図である。
【0016】この第1実施例の半導体チップの構成によ
れば、ウエハ12として、例えばGaAs基板を用い
る。このウエハ12上に複数の半導体チップ10を具え
ている。
れば、ウエハ12として、例えばGaAs基板を用い
る。このウエハ12上に複数の半導体チップ10を具え
ている。
【0017】また、半導体チップ10は、外周縁の近傍
領域に絶縁膜16(以下、層間絶縁膜という。)と導電
層14、18を設け、層間絶縁膜16を挟んで二層構造
を有する導電層14、18が設けてある。ここでは、層
間絶縁膜16の下側層として設けられた導電層14を第
1導電層と称し、上側層として設けた導電層18を第2
導電層と称する。なお、層間絶縁膜16の材料を例え
ば、SiN膜或いはSiO2 膜とし、また、第1及び第
2導電層14、18の材料を例えば金(Au)とする。
領域に絶縁膜16(以下、層間絶縁膜という。)と導電
層14、18を設け、層間絶縁膜16を挟んで二層構造
を有する導電層14、18が設けてある。ここでは、層
間絶縁膜16の下側層として設けられた導電層14を第
1導電層と称し、上側層として設けた導電層18を第2
導電層と称する。なお、層間絶縁膜16の材料を例え
ば、SiN膜或いはSiO2 膜とし、また、第1及び第
2導電層14、18の材料を例えば金(Au)とする。
【0018】また、層間絶縁層16には、二つのコンタ
クトホール26a,26bが設けられており、ひとつの
コンタクトホール26aを介して第1導電層14と第2
導電層18とが電気的に結合され、もう一つのコンタク
トホール26bを介して第1導電層14と第1配線パッ
ド22とが結合されている。また、第2導電層18は、
第2配線パッド24に接続されている。
クトホール26a,26bが設けられており、ひとつの
コンタクトホール26aを介して第1導電層14と第2
導電層18とが電気的に結合され、もう一つのコンタク
トホール26bを介して第1導電層14と第1配線パッ
ド22とが結合されている。また、第2導電層18は、
第2配線パッド24に接続されている。
【0019】また、第1配線パッド22と第2配線パッ
ド24間は、層間絶縁膜16を介して絶縁されている。
更に、第1及び第2導電層14、18は、層間絶縁膜1
6を挟んで絶縁されており、丁度、第2配線パッド24
から出発した第2導電層18の経路はコントクトホール
26aを経由して第1導電層14を経由し、更に、コン
タクトホール26bを経由して第1配線パッド22に達
するように形成されている。
ド24間は、層間絶縁膜16を介して絶縁されている。
更に、第1及び第2導電層14、18は、層間絶縁膜1
6を挟んで絶縁されており、丁度、第2配線パッド24
から出発した第2導電層18の経路はコントクトホール
26aを経由して第1導電層14を経由し、更に、コン
タクトホール26bを経由して第1配線パッド22に達
するように形成されている。
【0020】更に、半導体チップ10の上面には、第2
導電層18、配線パッド22、24及び層間絶縁膜16
を保護するためのパッシベーション膜20を具えてい
る。
導電層18、配線パッド22、24及び層間絶縁膜16
を保護するためのパッシベーション膜20を具えてい
る。
【0021】2.第2実施例 図3の(A)及び(B)は、この発明の第2実施例の半
導体チップ構造を説明するための透視平面図及び断面図
である。なお、図3の(A)の透視平面図には、一部を
斜線で表しているがこの斜線は断面を表すものではな
く、図面をわかりやすくするために描いたものである。
導体チップ構造を説明するための透視平面図及び断面図
である。なお、図3の(A)の透視平面図には、一部を
斜線で表しているがこの斜線は断面を表すものではな
く、図面をわかりやすくするために描いたものである。
【0022】この発明の第2実施例の半導体チップの構
造は、GaAs基板12上に第1導電層14を島状に具
えている。なお、第2実施例においても、この第1導電
層14は、半導体チップの外周縁の近傍領域に設けてあ
る。
造は、GaAs基板12上に第1導電層14を島状に具
えている。なお、第2実施例においても、この第1導電
層14は、半導体チップの外周縁の近傍領域に設けてあ
る。
【0023】更に、第1導電層14上に複数のコンタク
トホールを有する層間絶縁膜16を設ける。また、この
層間絶縁膜16上に部分的に第2導電層18が設けてあ
り、第1導電層14と第2導電層18とはそれぞれコン
タクトホール26を介して屈曲した形状を有する一層構
造を形成している。そして、第2導電層18間どうしの
離間部分は、層間絶縁膜16によってそれぞれ絶縁され
ている。
トホールを有する層間絶縁膜16を設ける。また、この
層間絶縁膜16上に部分的に第2導電層18が設けてあ
り、第1導電層14と第2導電層18とはそれぞれコン
タクトホール26を介して屈曲した形状を有する一層構
造を形成している。そして、第2導電層18間どうしの
離間部分は、層間絶縁膜16によってそれぞれ絶縁され
ている。
【0024】また、一つの第2導電層18aの部分は、
第1配線パッド22に結合されており、もう一つの第2
導電層18bの部分は、第2配線パッド24に結合され
ている。また、第1配線パッド22及び第2配線パッド
24との間は、層間絶縁膜16によって絶縁されてい
る。したがって、第1配線パッド22から出発した第2
導電層18及び第1導電層14の経路は、第1及び第2
導電層を屈曲して最後の第2導電層18bに達して第2
配線パッド24に至る。
第1配線パッド22に結合されており、もう一つの第2
導電層18bの部分は、第2配線パッド24に結合され
ている。また、第1配線パッド22及び第2配線パッド
24との間は、層間絶縁膜16によって絶縁されてい
る。したがって、第1配線パッド22から出発した第2
導電層18及び第1導電層14の経路は、第1及び第2
導電層を屈曲して最後の第2導電層18bに達して第2
配線パッド24に至る。
【0025】次に、一例として上述した第1実施例の半
導体チップを用いてダイシングした後のクラック検出方
法について説明する。
導体チップを用いてダイシングした後のクラック検出方
法について説明する。
【0026】ウエハ(GaAs基板)12をスクライブ
ライン28に沿ってダイシングしたとき、半導体チップ
10周囲にクラックが発生した場合、半導体チップ10
のパッシべージョン膜20、第1及び第2導電層14、
18、層間絶縁膜16及びGaAs基板12にクラック
が伝搬する場合がある。
ライン28に沿ってダイシングしたとき、半導体チップ
10周囲にクラックが発生した場合、半導体チップ10
のパッシべージョン膜20、第1及び第2導電層14、
18、層間絶縁膜16及びGaAs基板12にクラック
が伝搬する場合がある。
【0027】このクラックにより、第1及び第2導電層
14、18が、切断されるか又は亀裂を生じる結果、第
1及び第2導電層14、18の抵抗が当初の抵抗に比べ
て大きくなる。従って、第1配線パッド22と第2配線
パッド24間をプローブを用いて導電層の抵抗値として
電気的に測定することができる。このようにパッシベー
ション膜20及び層間絶縁膜16に発生するクラックの
発生状況を抵抗の変化に変換して測定できるので、半導
体チップの良否判定は簡単に、かつ短時間で精度よく行
うとができる。なお、この発明の第1及び第2実施例で
は、半導体チップの外周縁の近傍領域に導電層を設けて
あるので、第1及び第2導電層が従来と同様にダイシン
グ時の半導体チップに生じるクラックを抑制する役目も
する。
14、18が、切断されるか又は亀裂を生じる結果、第
1及び第2導電層14、18の抵抗が当初の抵抗に比べ
て大きくなる。従って、第1配線パッド22と第2配線
パッド24間をプローブを用いて導電層の抵抗値として
電気的に測定することができる。このようにパッシベー
ション膜20及び層間絶縁膜16に発生するクラックの
発生状況を抵抗の変化に変換して測定できるので、半導
体チップの良否判定は簡単に、かつ短時間で精度よく行
うとができる。なお、この発明の第1及び第2実施例で
は、半導体チップの外周縁の近傍領域に導電層を設けて
あるので、第1及び第2導電層が従来と同様にダイシン
グ時の半導体チップに生じるクラックを抑制する役目も
する。
【0028】
【発明の効果】上述した説明からも明らかなように、こ
の発明の構成によれば、半導体チップの外周縁の近傍領
域にほぼ外周縁の全周にそって導電層を設けてある。ま
た、この導電層は、二つの配線パッドにそれぞれ電気的
に結合されている。このため、ダイシングによって半導
体チップに発生したクラックは、導電層の抵抗の変化量
を導通チエックという形で電気的にモニタできる。した
がって、従来に比べて瞬時に精度良く半導体チップの良
否判定がモニタできる。従って、半導体チップのクラッ
ク検出に要する検査時間が大幅に短縮される。また、電
気抵抗を定量的に測定できるので、測定精度も向上す
る。また、ウエハ上の半導体チップの外周縁の近傍領域
に導電層を設けてあるので、ダイシングの際の半導体チ
ップのクラックを抑制できるという利点もある。
の発明の構成によれば、半導体チップの外周縁の近傍領
域にほぼ外周縁の全周にそって導電層を設けてある。ま
た、この導電層は、二つの配線パッドにそれぞれ電気的
に結合されている。このため、ダイシングによって半導
体チップに発生したクラックは、導電層の抵抗の変化量
を導通チエックという形で電気的にモニタできる。した
がって、従来に比べて瞬時に精度良く半導体チップの良
否判定がモニタできる。従って、半導体チップのクラッ
ク検出に要する検査時間が大幅に短縮される。また、電
気抵抗を定量的に測定できるので、測定精度も向上す
る。また、ウエハ上の半導体チップの外周縁の近傍領域
に導電層を設けてあるので、ダイシングの際の半導体チ
ップのクラックを抑制できるという利点もある。
【図1】この発明のウエハ及び半導体チップの構造を説
明するための概略構成図である。
明するための概略構成図である。
【図2】(A)及び(B)は、この発明の第1実施例の
半導体チップの構造を説明するための透視平面図及び断
面図である。
半導体チップの構造を説明するための透視平面図及び断
面図である。
【図3】(A)及び(B)は、この発明の第2実施例の
半導体チップの構造を説明するための透視平面図及び断
面図である。
半導体チップの構造を説明するための透視平面図及び断
面図である。
【図4】(A)及び(B)は、従来の半導体チップの構
造を説明するために供する図である。
造を説明するために供する図である。
10:半導体チップ 12:ウエハ(GaAs基板) 14:第1導電層 16:絶縁膜(層間絶縁膜) 18:第2導電層 20:パッシベーション膜 22:第1配線パッド 24:第2配線パッド 26a、26b:コンタクトホール 28:スクライブライン
Claims (4)
- 【請求項1】 半導体チップのそれぞれの外周縁の近傍
領域であって該外周縁のほぼ全周に沿い、かつ2つの配
線パッド間を電気的に結合する導電層を具えたことを特
徴とする半導体チップ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の半導体チップにおい
て、 前記導電層は、前記半導体チップを構成する基板の表面
に直交する断面内において屈曲した形状を有する一層構
造としたことを特徴とする半導体チップ。 - 【請求項3】 請求項1に記載の半導体チップにおい
て、 前記導電層は、前記半導体チップを構成する基板の表面
に直交する断面内において絶縁層を挟む二層構造とし、
該二層構造の上側層と下側層は電気的に結合されている
ことを特徴とする半導体チップ。 - 【請求項4】 ウエハに形成された複数の半導体チップ
の外周縁の近傍領域であって該外周縁のほぼ全周に沿っ
て二つの配線パッド間を電気的に結合する導電層を設
け、前記ウエハをダイシングした後、前記導電層を電気
的にモニタすることを特徴とするクラック検出方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32946093A JPH07193108A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 半導体チップ及びそのクラック検出方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32946093A JPH07193108A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 半導体チップ及びそのクラック検出方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07193108A true JPH07193108A (ja) | 1995-07-28 |
Family
ID=18221628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32946093A Withdrawn JPH07193108A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 半導体チップ及びそのクラック検出方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07193108A (ja) |
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- 1993-12-27 JP JP32946093A patent/JPH07193108A/ja not_active Withdrawn
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