JPH07189107A - 積層不織布 - Google Patents
積層不織布Info
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- JPH07189107A JPH07189107A JP5330585A JP33058593A JPH07189107A JP H07189107 A JPH07189107 A JP H07189107A JP 5330585 A JP5330585 A JP 5330585A JP 33058593 A JP33058593 A JP 33058593A JP H07189107 A JPH07189107 A JP H07189107A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 嵩高で且つ冷温感に優れた積層不織布を提供
する。 【構成】 この積層不織布は、二枚の第一および第三ス
パンボンド不織布1と3層間に、積層する前は融着区域
を有しない第二短繊維ウェブ2を設けた3層から構成さ
れる積層不織布であって、該スパンボンド不織布を構成
する長繊維と融着することが可能な温度で相互に融着す
ることができる短繊維を少なくとも5重量%含有し、且
つ前記第一および第三のスパンボンド不織布1と3が、
スパンボンド不織布を構成する長繊維同士が熱自己融着
融によって結合され、全融着区域の総面積が該スパンボ
ンド不織布の面積の4〜10%の範囲からなる第一およ
び第二融着区域4と5をそれぞれにおいて間隔を置いて
有し、前記3層から構成される積層不織布が熱により部
分的に融着され、全融着区域の総面積が前記積層不織布
の面積の2〜6%の範囲からなる第三融着区域6を有す
る。この積層不織布は、使い捨ておむつや生理用ナプキ
ン当の衛生材料の表面材、手術用着衣、掛け布、ハップ
材基布等の素材として好適に使用し得る。
する。 【構成】 この積層不織布は、二枚の第一および第三ス
パンボンド不織布1と3層間に、積層する前は融着区域
を有しない第二短繊維ウェブ2を設けた3層から構成さ
れる積層不織布であって、該スパンボンド不織布を構成
する長繊維と融着することが可能な温度で相互に融着す
ることができる短繊維を少なくとも5重量%含有し、且
つ前記第一および第三のスパンボンド不織布1と3が、
スパンボンド不織布を構成する長繊維同士が熱自己融着
融によって結合され、全融着区域の総面積が該スパンボ
ンド不織布の面積の4〜10%の範囲からなる第一およ
び第二融着区域4と5をそれぞれにおいて間隔を置いて
有し、前記3層から構成される積層不織布が熱により部
分的に融着され、全融着区域の総面積が前記積層不織布
の面積の2〜6%の範囲からなる第三融着区域6を有す
る。この積層不織布は、使い捨ておむつや生理用ナプキ
ン当の衛生材料の表面材、手術用着衣、掛け布、ハップ
材基布等の素材として好適に使用し得る。
Description
【0001 【産業上の利用分野】本発明は、3層から構成される積
層不織布に関する。更に詳しく述べるならば、本発明
は、嵩高で且つ冷温感に優れ、特に使い捨ておむつや生
理用ナプキン等の衛生材料の表面材、手術用着衣、掛け
布、ハップ材基布等の素材として好適に使用しうる積層
不織布に関する。
層不織布に関する。更に詳しく述べるならば、本発明
は、嵩高で且つ冷温感に優れ、特に使い捨ておむつや生
理用ナプキン等の衛生材料の表面材、手術用着衣、掛け
布、ハップ材基布等の素材として好適に使用しうる積層
不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】長繊維を構成繊維とするスパンボンド不
織布は、短繊維を構成繊維とする短繊維不織布に比べ
て、高強度で且つ比較的安価であるため、種々の用途に
使用されているが、短繊維不織布に比べて、嵩高さや冷
温感の点で劣っている。ここで、冷温感とは、不織布を
手で触れた時の温かさの感覚をいい、体温を速やかに吸
収する場合は冷たく感じ、冷温感に劣るという。逆に、
体温を吸収し難い場合は温かく感じ、この場合は、冷温
感に優れるという。
織布は、短繊維を構成繊維とする短繊維不織布に比べ
て、高強度で且つ比較的安価であるため、種々の用途に
使用されているが、短繊維不織布に比べて、嵩高さや冷
温感の点で劣っている。ここで、冷温感とは、不織布を
手で触れた時の温かさの感覚をいい、体温を速やかに吸
収する場合は冷たく感じ、冷温感に劣るという。逆に、
体温を吸収し難い場合は温かく感じ、この場合は、冷温
感に優れるという。
【0003】不織布の嵩高さや冷温感は、構成繊維間に
存在する空気量の多寡によって決定されることは、従来
より良く知られている。従って、スパンボンド不織布が
嵩高さや冷温感に劣っている理由は、構成繊維である長
繊維間に存在する空気量が、短繊維不織布の場合に比べ
て少ないからである。このため、長繊維間に存在する空
気量を増大させようとして、従来から長繊維に捲縮性を
付与し、この繊維を用いて、長繊維が密に配置されない
ようにして、長繊維間に存在する空気量を増大させる方
法、或いは異型断面の長繊維を使用し、長繊維間が密着
しないように配置して、長繊維間に存在する空気量を増
大させる方法が用いられている。しかしながら、このよ
うな繊維を単独で用いても構成繊維間に空気量を多く存
在させるには限度がある。
存在する空気量の多寡によって決定されることは、従来
より良く知られている。従って、スパンボンド不織布が
嵩高さや冷温感に劣っている理由は、構成繊維である長
繊維間に存在する空気量が、短繊維不織布の場合に比べ
て少ないからである。このため、長繊維間に存在する空
気量を増大させようとして、従来から長繊維に捲縮性を
付与し、この繊維を用いて、長繊維が密に配置されない
ようにして、長繊維間に存在する空気量を増大させる方
法、或いは異型断面の長繊維を使用し、長繊維間が密着
しないように配置して、長繊維間に存在する空気量を増
大させる方法が用いられている。しかしながら、このよ
うな繊維を単独で用いても構成繊維間に空気量を多く存
在させるには限度がある。
【0004】前記二つの方法とは異なる方法で構成繊維
間に存在する空気量を増大させることも提案されてい
る。例えば、特開平5−9856号公報及び特開平5−
179557号公報には、それぞれ自己融着点を有する
二枚のスパンボンド不織布を積層した後、更に部分的に
加熱及び加圧を施すことによって前記二枚の不織布を構
成する長繊維同志を融着させて、第三の融着区域を設け
て得られる嵩高で冷温感に優れた積層不織布及びその製
造方法が開示されている。又、特開平5−209355
号には、二枚目のスパンボンド不織布に自己融着区域を
有せず、一枚目のスパンボンド不織布より見かけ密度が
低い不織布を用いる積層不織布及びその製造方法が開示
されている。しかしながら、これらの方法では、長繊維
からなるスパンボンド不織布の層構造を工夫することに
よって構成繊維間に存在する空気量を増大させようとす
るものであるが、二枚の前記長繊維スパンボンド不織布
の層間のみに空気を存在させるだけでは、空気量が少な
いため熱伝導率が高く、冷温感を十分改善するに至って
いないのが現状である。
間に存在する空気量を増大させることも提案されてい
る。例えば、特開平5−9856号公報及び特開平5−
179557号公報には、それぞれ自己融着点を有する
二枚のスパンボンド不織布を積層した後、更に部分的に
加熱及び加圧を施すことによって前記二枚の不織布を構
成する長繊維同志を融着させて、第三の融着区域を設け
て得られる嵩高で冷温感に優れた積層不織布及びその製
造方法が開示されている。又、特開平5−209355
号には、二枚目のスパンボンド不織布に自己融着区域を
有せず、一枚目のスパンボンド不織布より見かけ密度が
低い不織布を用いる積層不織布及びその製造方法が開示
されている。しかしながら、これらの方法では、長繊維
からなるスパンボンド不織布の層構造を工夫することに
よって構成繊維間に存在する空気量を増大させようとす
るものであるが、二枚の前記長繊維スパンボンド不織布
の層間のみに空気を存在させるだけでは、空気量が少な
いため熱伝導率が高く、冷温感を十分改善するに至って
いないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、かかる
現状に鑑み、長繊維不織布の繊維間に空気量を多く存在
させる手段について鋭意研究した結果、積層された長繊
維からなるスパンボンド不織布の間に融着区域を有しな
い綿状の短繊維層を設け、且つ外層には特定の融着区域
を有するという3層の積層構造とすることにより構成繊
維間に存在する空気量を増大させると、冷温感が顕著に
改善できることを見出だし本発明を完成させるに至っ
た。従って、本発明の目的は、嵩高で且つ熱伝導率が小
さく、不織布の表面が滑らかで強度があり、冷温感と柔
軟性に優れた積層不織布を提供することにある。
現状に鑑み、長繊維不織布の繊維間に空気量を多く存在
させる手段について鋭意研究した結果、積層された長繊
維からなるスパンボンド不織布の間に融着区域を有しな
い綿状の短繊維層を設け、且つ外層には特定の融着区域
を有するという3層の積層構造とすることにより構成繊
維間に存在する空気量を増大させると、冷温感が顕著に
改善できることを見出だし本発明を完成させるに至っ
た。従って、本発明の目的は、嵩高で且つ熱伝導率が小
さく、不織布の表面が滑らかで強度があり、冷温感と柔
軟性に優れた積層不織布を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、繊度が1〜5
デニールの連続する長繊維からなる第一および第三のス
パンボンド不織布の層間に、繊度が1〜5デニールから
なり、積層する前は融着区域を有しない短繊維ウェブを
設けた3層から構成される積層不織布であって、該短繊
維ウェブが前記スパンボンド不織布を構成する繊維と融
着することが可能な短繊維を少なくとも5重量%含有
し、且つ前記第一および第三のスパンボンド不織布が、
スパンボンド不織布を構成する長繊維同士が熱自己融着
によって結合され、全融着区域の総面積が該スパンボン
ド不織布の面積の4〜10%の範囲からなる第一および
第二融着区域をそれぞれにおいて間隔を置いて有し、前
記3層から構成される積層不織布が熱により部分的に融
着され、全融着区域の総面積が前記積層不織布の面積の
2〜6%の範囲からなる第三融着区域を有することを特
徴とする積層不織布。
デニールの連続する長繊維からなる第一および第三のス
パンボンド不織布の層間に、繊度が1〜5デニールから
なり、積層する前は融着区域を有しない短繊維ウェブを
設けた3層から構成される積層不織布であって、該短繊
維ウェブが前記スパンボンド不織布を構成する繊維と融
着することが可能な短繊維を少なくとも5重量%含有
し、且つ前記第一および第三のスパンボンド不織布が、
スパンボンド不織布を構成する長繊維同士が熱自己融着
によって結合され、全融着区域の総面積が該スパンボン
ド不織布の面積の4〜10%の範囲からなる第一および
第二融着区域をそれぞれにおいて間隔を置いて有し、前
記3層から構成される積層不織布が熱により部分的に融
着され、全融着区域の総面積が前記積層不織布の面積の
2〜6%の範囲からなる第三融着区域を有することを特
徴とする積層不織布。
【0007】本発明に係る積層不織布は、スパンボンド
不織布を構成する長繊維と熱融着する短繊維を少なくと
も5重量%含有し、積層前は熱融着区域を有しない短繊
維ウェブ層を真ん中にしてその両側に熱融着区域を有す
る長繊維からなるスパンボンド不織布層が積層された構
成を有している。前記短繊維層を構成する熱融着可能な
短繊維の含有量が5重量%未満では、積層不織布とした
後に熱による部分融着で形成される第三融着区域を付与
することが不十分となり、その結果、前記積層不織布の
強度が不足すると同時に、層間剥離を生じるので適さな
い。熱融着可能な短繊維および熱融着しない短繊維と
も、その繊度は1〜5デニールのものが好適に用いられ
る。繊度が5デニールを超えて大きくなると、短繊維ウ
ェブ層の柔軟性が低下し、それによって得られる積層不
織布が衛生材料の表面材のような用途に使用できないの
で不適である。また、繊度が1デニール未満の場合、短
繊維を製造する段階で、きれいに開繊できないというよ
うな問題を生じるので、勢い製造条件を厳しくする必要
があり好ましくない。
不織布を構成する長繊維と熱融着する短繊維を少なくと
も5重量%含有し、積層前は熱融着区域を有しない短繊
維ウェブ層を真ん中にしてその両側に熱融着区域を有す
る長繊維からなるスパンボンド不織布層が積層された構
成を有している。前記短繊維層を構成する熱融着可能な
短繊維の含有量が5重量%未満では、積層不織布とした
後に熱による部分融着で形成される第三融着区域を付与
することが不十分となり、その結果、前記積層不織布の
強度が不足すると同時に、層間剥離を生じるので適さな
い。熱融着可能な短繊維および熱融着しない短繊維と
も、その繊度は1〜5デニールのものが好適に用いられ
る。繊度が5デニールを超えて大きくなると、短繊維ウ
ェブ層の柔軟性が低下し、それによって得られる積層不
織布が衛生材料の表面材のような用途に使用できないの
で不適である。また、繊度が1デニール未満の場合、短
繊維を製造する段階で、きれいに開繊できないというよ
うな問題を生じるので、勢い製造条件を厳しくする必要
があり好ましくない。
【0008】積層前には融着区域を有しないが、積層後
はスパンボンド不織布を構成する長繊維と、熱による部
分的な融着を形成するための前記短繊維ウェブを構成す
る短繊維のうち融着できる短繊維は、短繊維全重量当り
少なくとも5重量%を占めるが、前記積層不織布のスパ
ンボンド不織布を構成する長繊維と融着することが可能
な温度で相互に融着することができる短繊維が選択され
て用いられる必要がある。即ち、前記長繊維と短繊維を
加圧下で熱により部分融着させて第三融着区域を形成さ
せる場合には、長繊維の融点と融着可能な短繊維の融点
とが少なくとも同一水準にあるか、或いは長繊維の融点
が短繊維の融点より高いという組合せでなければならな
い。このような融着可能な短繊維としての代表的なもの
としては、ポリエチレン(融点125〜135℃)、ポ
リプロピレン(融点155〜170℃)等のポリオレフ
ィン系短繊維、ポリエステル系短繊維(融点260〜2
70℃)、ポリアミド系短繊維(融点は、例えばナイロ
ン6が210〜220℃、ナイロン66が250〜26
0℃)等を挙げることができる。
はスパンボンド不織布を構成する長繊維と、熱による部
分的な融着を形成するための前記短繊維ウェブを構成す
る短繊維のうち融着できる短繊維は、短繊維全重量当り
少なくとも5重量%を占めるが、前記積層不織布のスパ
ンボンド不織布を構成する長繊維と融着することが可能
な温度で相互に融着することができる短繊維が選択され
て用いられる必要がある。即ち、前記長繊維と短繊維を
加圧下で熱により部分融着させて第三融着区域を形成さ
せる場合には、長繊維の融点と融着可能な短繊維の融点
とが少なくとも同一水準にあるか、或いは長繊維の融点
が短繊維の融点より高いという組合せでなければならな
い。このような融着可能な短繊維としての代表的なもの
としては、ポリエチレン(融点125〜135℃)、ポ
リプロピレン(融点155〜170℃)等のポリオレフ
ィン系短繊維、ポリエステル系短繊維(融点260〜2
70℃)、ポリアミド系短繊維(融点は、例えばナイロ
ン6が210〜220℃、ナイロン66が250〜26
0℃)等を挙げることができる。
【0009】一方、融着性を有しない短繊維としては、
コットン繊維、レーヨン短繊維等を挙げることができ、
適宜選択して用いられる。これらの短繊維の繊維長は1
0〜70mmの範囲の中から目的に応じて適宜選択して
用いられる。繊維長が10mm未満では短繊維層の密度
が高くなり、空気を含有させるのに適さない。繊維長が
70mmを超えて高くなると、短繊維を接着剤や熱融着
により固定しなければ、層構造を維持できなくなり、そ
うすると空気を多く含有させるのに適さない。また、短
繊維の形状としては通常の公知の直線状の短繊維は、勿
論、捲縮性の短繊維や異型断面を有する短繊維であって
も良い。
コットン繊維、レーヨン短繊維等を挙げることができ、
適宜選択して用いられる。これらの短繊維の繊維長は1
0〜70mmの範囲の中から目的に応じて適宜選択して
用いられる。繊維長が10mm未満では短繊維層の密度
が高くなり、空気を含有させるのに適さない。繊維長が
70mmを超えて高くなると、短繊維を接着剤や熱融着
により固定しなければ、層構造を維持できなくなり、そ
うすると空気を多く含有させるのに適さない。また、短
繊維の形状としては通常の公知の直線状の短繊維は、勿
論、捲縮性の短繊維や異型断面を有する短繊維であって
も良い。
【0010】さらに、短繊維ウェブの目付は、5〜10
0g/m2、好ましくは5〜70g/m2の範囲である。
目付が100g/m2を超えて大きくなると、短繊維ウ
ェブの柔軟性が低下し、得られる積層不織布を衛生材料
の表面材のような用途に使用できず、目付が5g/m2
未満では、短繊維ウェブ自体が薄くなりすぎて取扱い難
くなる上、含有させる空気量も不十分となり不適であ
る。
0g/m2、好ましくは5〜70g/m2の範囲である。
目付が100g/m2を超えて大きくなると、短繊維ウ
ェブの柔軟性が低下し、得られる積層不織布を衛生材料
の表面材のような用途に使用できず、目付が5g/m2
未満では、短繊維ウェブ自体が薄くなりすぎて取扱い難
くなる上、含有させる空気量も不十分となり不適であ
る。
【0011】本発明の積層不織布の構造および本発明で
用いる長繊維からなるスパンボンド不織布について図1
に基づいて、さらに説明すると、第一スパンボンド不織
布1を構成する長繊維の繊度は、1〜5デニールであ
り、長繊維の繊度が5デニールを超えて大きくなると、
第一スパンボンド不織布1の柔軟性が低下し、当然得ら
れる積層不織布の柔軟性も悪くなり、衛生材料の表面材
のような用途に使用できなくなるので適さない。また、
繊度が1デニール未満では、柔軟性は優れたものが得ら
れるが、スパンボンド不織布を高速度で製造できなくな
るので適さない。スパンボンド不織布の目付は、5〜5
0g/m2、好ましくは5〜30g/m2の範囲である。
目付が50g/m2を超えて高くなると、スパンボンド
不織布の柔軟性が繊度の場合と同様に低下し、従って得
られる積層不織布を衛生材料の表面材のような用途に使
用できなくなるので適さない。目付が5g/m2未満で
は、薄くなり過ぎて取扱いが困難となる上、強度的にも
弱くなり各種の用途に向けられないので適さない。
用いる長繊維からなるスパンボンド不織布について図1
に基づいて、さらに説明すると、第一スパンボンド不織
布1を構成する長繊維の繊度は、1〜5デニールであ
り、長繊維の繊度が5デニールを超えて大きくなると、
第一スパンボンド不織布1の柔軟性が低下し、当然得ら
れる積層不織布の柔軟性も悪くなり、衛生材料の表面材
のような用途に使用できなくなるので適さない。また、
繊度が1デニール未満では、柔軟性は優れたものが得ら
れるが、スパンボンド不織布を高速度で製造できなくな
るので適さない。スパンボンド不織布の目付は、5〜5
0g/m2、好ましくは5〜30g/m2の範囲である。
目付が50g/m2を超えて高くなると、スパンボンド
不織布の柔軟性が繊度の場合と同様に低下し、従って得
られる積層不織布を衛生材料の表面材のような用途に使
用できなくなるので適さない。目付が5g/m2未満で
は、薄くなり過ぎて取扱いが困難となる上、強度的にも
弱くなり各種の用途に向けられないので適さない。
【0012】この第一スパンボンド不織布1には、第一
融着区域4が間隔をおいて設けられており、これはスパ
ンボンド不織布を構成する長繊維相互間の自己融着によ
って形成される。例えば、第一融着区域4を点融着区域
とし、これを散点状に配置させたり、或いは該融着区域
を線融着区域とし、格子状に配置させても良い。また、
このような融着区域は、長繊維同士が熱によって部分的
な融着で結合され、かつ全融着区域の総面積は、スパン
ボンド不織布の面積の4〜10%の範囲である。この総
面積が10%を超えて大きくなると、得られるスパンボ
ンド不織布は嵩高性や柔軟性を欠くものとなり、4%未
満では強度が不足するので共に適さない。
融着区域4が間隔をおいて設けられており、これはスパ
ンボンド不織布を構成する長繊維相互間の自己融着によ
って形成される。例えば、第一融着区域4を点融着区域
とし、これを散点状に配置させたり、或いは該融着区域
を線融着区域とし、格子状に配置させても良い。また、
このような融着区域は、長繊維同士が熱によって部分的
な融着で結合され、かつ全融着区域の総面積は、スパン
ボンド不織布の面積の4〜10%の範囲である。この総
面積が10%を超えて大きくなると、得られるスパンボ
ンド不織布は嵩高性や柔軟性を欠くものとなり、4%未
満では強度が不足するので共に適さない。
【0013】前記融着区域は、多数の凸部を有する加熱
されたエンボスロールと平滑ロールとの間に、或いは多
数の凸部をもつ加熱された一対のエンボスロール間に、
不織ウェブを導入する。この結果、エンボスロールの凸
部によって、不織ウェブを構成している長繊維が溶融
し、相互に自己融着して、融着区域を有するスパンボン
ド不織布層が得られる。又、多数の凸部と凹部を有する
凹凸ロールと超音波発振ホーンの間隙に導入して、加熱
を施して熱融着区域を形成してもよい。エンボスロール
の凸部の形状は、ピンポイント、ダイヤモンド、矩形、
T柄等から選択されるが、特に限定されるものではな
い。融着区域の密度は10〜50個/cm2の範囲から
適宜選択して用いられる。密度が10個/cm2未満で
は、不織布の強度が十分発現されず、密度が50個/c
m2を超えて高くなると、柔軟性と嵩高さが損なわれる
ので不適である。
されたエンボスロールと平滑ロールとの間に、或いは多
数の凸部をもつ加熱された一対のエンボスロール間に、
不織ウェブを導入する。この結果、エンボスロールの凸
部によって、不織ウェブを構成している長繊維が溶融
し、相互に自己融着して、融着区域を有するスパンボン
ド不織布層が得られる。又、多数の凸部と凹部を有する
凹凸ロールと超音波発振ホーンの間隙に導入して、加熱
を施して熱融着区域を形成してもよい。エンボスロール
の凸部の形状は、ピンポイント、ダイヤモンド、矩形、
T柄等から選択されるが、特に限定されるものではな
い。融着区域の密度は10〜50個/cm2の範囲から
適宜選択して用いられる。密度が10個/cm2未満で
は、不織布の強度が十分発現されず、密度が50個/c
m2を超えて高くなると、柔軟性と嵩高さが損なわれる
ので不適である。
【0014】一方、第三スパンボンド不織布3の繊度及
び目付も第一スパンボンド不織布1と同じ範囲内のもの
が用いられるが、第一と第三のスパンボンド不織布の繊
度と目付は同じであっても良いし、水準を変えても良
い。この第三スパンボンド不織布3には、第一スパンボ
ンド不織布1の第一融着区域4と同様の第二融着区域5
が間隔をおいて配置されている。この融着区域も第三ス
パンボンド不織布3を構成する長繊維相互間の自己融着
によって形成されている。この場合も第一スパンボンド
不織布1の場合と同じ理由で全融着区域の総面積は、こ
のスパンボンド不織布の面積の4〜10%の範囲である
が、積層不織布の表と裏で嵩高さと柔軟性を変える時
は、前記全融着区域の総面積の異なったスパンボンド不
織布をそれぞれ使用することができる。このように第一
のスパンボンド不織布と第三のスパンボンド不織布で
は、繊度、目付、融着区域の形状及び面積率を任意に選
んで組み合わせて使用することにより各種の嵩高さと柔
軟性を積層不織布に付与することができる。
び目付も第一スパンボンド不織布1と同じ範囲内のもの
が用いられるが、第一と第三のスパンボンド不織布の繊
度と目付は同じであっても良いし、水準を変えても良
い。この第三スパンボンド不織布3には、第一スパンボ
ンド不織布1の第一融着区域4と同様の第二融着区域5
が間隔をおいて配置されている。この融着区域も第三ス
パンボンド不織布3を構成する長繊維相互間の自己融着
によって形成されている。この場合も第一スパンボンド
不織布1の場合と同じ理由で全融着区域の総面積は、こ
のスパンボンド不織布の面積の4〜10%の範囲である
が、積層不織布の表と裏で嵩高さと柔軟性を変える時
は、前記全融着区域の総面積の異なったスパンボンド不
織布をそれぞれ使用することができる。このように第一
のスパンボンド不織布と第三のスパンボンド不織布で
は、繊度、目付、融着区域の形状及び面積率を任意に選
んで組み合わせて使用することにより各種の嵩高さと柔
軟性を積層不織布に付与することができる。
【0015】前記第一スパンボンド不織布1と第三スパ
ンボンド不織布3を構成する長繊維としては、従来公知
の長繊維を使用することができ、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系長繊維、ポリ
エステル系長繊維、ポリアミド系長繊維等を挙げること
ができる。また、この長繊維の形態としては、公知の直
線状長繊維のものであっても良いし、捲縮性のものや異
型断面を有する長繊維であっても良い。さらに、単成分
のものであって良いし、複合成分のものであっても良
い。
ンボンド不織布3を構成する長繊維としては、従来公知
の長繊維を使用することができ、例えば、ポリエチレ
ン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系長繊維、ポリ
エステル系長繊維、ポリアミド系長繊維等を挙げること
ができる。また、この長繊維の形態としては、公知の直
線状長繊維のものであっても良いし、捲縮性のものや異
型断面を有する長繊維であっても良い。さらに、単成分
のものであって良いし、複合成分のものであっても良
い。
【0016】前記した如く、本発明の積層不織布は、第
一および第三スパンボンド不織布1と3と、積層前は融
着区域を有しない第二短繊維ウェブ2が積層された構成
を有しており、積層後は第一および第三スパンボンド不
織布1と3を構成する長繊維と、繊度が1〜5デニール
からなり前記スパンボンド不織布を構成する長繊維と融
着することが可能な温度で、相互に融着することができ
る短繊維を少なくとも5重量%含有し、積層前は融着区
域を有しない短繊維ウェブ2を構成する短繊維とが、積
層不織布とした後に熱により部分的に融着して第三融着
区域6とされ、該第三融着区域6を前記積層不織布に間
隔をおいて設けることによって、得られる積層不織布の
構成をしっかりと保持されたものにしている。
一および第三スパンボンド不織布1と3と、積層前は融
着区域を有しない第二短繊維ウェブ2が積層された構成
を有しており、積層後は第一および第三スパンボンド不
織布1と3を構成する長繊維と、繊度が1〜5デニール
からなり前記スパンボンド不織布を構成する長繊維と融
着することが可能な温度で、相互に融着することができ
る短繊維を少なくとも5重量%含有し、積層前は融着区
域を有しない短繊維ウェブ2を構成する短繊維とが、積
層不織布とした後に熱により部分的に融着して第三融着
区域6とされ、該第三融着区域6を前記積層不織布に間
隔をおいて設けることによって、得られる積層不織布の
構成をしっかりと保持されたものにしている。
【0017】即ち、本願発明の積層不織布には、第一お
よび第三スパンボンド不織布1と3を構成する長繊維相
互間での自己融着による第一およびび第二融着区域4と
5、および積層した後に、第二短繊維ウェブ2を構成す
る融着可能な短繊維と、第一および第三スパンボンド不
織布1と3を構成する長繊維との、熱融着により形成さ
れる第三融着区域6からなる3種類の融着区域が設けら
れている。この第三融着区域6も、第一および第二融着
区域4と5と同様に、散点状に或いは格子状で、5〜4
0個/cm2の接着密度で、且つ融着区域の総面積が、
積層不織布の面積の2〜6%の範囲で間隔をおいて設け
られている。前記融着区域の接着密度及び総面積が前記
範囲を外れて大きくなると、得られる積層不織布は嵩高
性と柔軟性を欠くものとなり、逆に小さくなると積層不
織布の強度が不足すると同時に層間剥離が起こるので共
に適さない。
よび第三スパンボンド不織布1と3を構成する長繊維相
互間での自己融着による第一およびび第二融着区域4と
5、および積層した後に、第二短繊維ウェブ2を構成す
る融着可能な短繊維と、第一および第三スパンボンド不
織布1と3を構成する長繊維との、熱融着により形成さ
れる第三融着区域6からなる3種類の融着区域が設けら
れている。この第三融着区域6も、第一および第二融着
区域4と5と同様に、散点状に或いは格子状で、5〜4
0個/cm2の接着密度で、且つ融着区域の総面積が、
積層不織布の面積の2〜6%の範囲で間隔をおいて設け
られている。前記融着区域の接着密度及び総面積が前記
範囲を外れて大きくなると、得られる積層不織布は嵩高
性と柔軟性を欠くものとなり、逆に小さくなると積層不
織布の強度が不足すると同時に層間剥離が起こるので共
に適さない。
【0018】本発明に係る積層不織布は、具体的には以
下に述べる方法によって製造することができる。即ち、
まず従来公知の溶融紡糸法で長繊維を紡糸して延伸し、
それをシート状に集積して不織ウェブを形成する。その
後、多数の凸部をもつ加熱されたエンボスロールと平滑
ロールとの間に、或いは多数の凸部をもつ加熱された一
対のエンボスロール間に、得られた不織ウェブを導入す
る。この結果、エンボスロールの凸部によって、不織ウ
ェブを構成している長繊維が溶融し、相互に固着して、
第一融着区域4を有する第一スパンボンド不織布1が得
られる。また第一スパンボンド不織布1を得たのと同様
にして、第二融着区域5を有する第三スパンボンド不織
布3が得られる。
下に述べる方法によって製造することができる。即ち、
まず従来公知の溶融紡糸法で長繊維を紡糸して延伸し、
それをシート状に集積して不織ウェブを形成する。その
後、多数の凸部をもつ加熱されたエンボスロールと平滑
ロールとの間に、或いは多数の凸部をもつ加熱された一
対のエンボスロール間に、得られた不織ウェブを導入す
る。この結果、エンボスロールの凸部によって、不織ウ
ェブを構成している長繊維が溶融し、相互に固着して、
第一融着区域4を有する第一スパンボンド不織布1が得
られる。また第一スパンボンド不織布1を得たのと同様
にして、第二融着区域5を有する第三スパンボンド不織
布3が得られる。
【0019】次に、従来公知の短繊維を集積して短繊維
フリース層を形成し、或いは、例えばカード法、エアー
レイ法等で形成された短繊維をシート状に集積して短繊
維ウェブを形成し、これを第二短繊維ウェブ2として第
一スパンボンド不織布1の上に積層する。更に、前記第
二短繊維ウェブ2の上に前記第三スパンボンド不織布3
を積層する。この結果、融着区域をもたない第二短繊維
ウェブ2を第一スパンボンド不織布1と第三スパンボン
ド不織布3の間に積層した積層シートが得られる。続い
て、得られた前記積層不織布シートを多数の凸部を有す
る加熱されたエンボスロールと平滑ロールとの間に、或
いは多数の凸部を有する加熱された一対のエンボスロー
ル間に導入する。この結果、第三融着区域6が形成され
て、3種類の層がしっかりと保持された積層不織布が得
られる。
フリース層を形成し、或いは、例えばカード法、エアー
レイ法等で形成された短繊維をシート状に集積して短繊
維ウェブを形成し、これを第二短繊維ウェブ2として第
一スパンボンド不織布1の上に積層する。更に、前記第
二短繊維ウェブ2の上に前記第三スパンボンド不織布3
を積層する。この結果、融着区域をもたない第二短繊維
ウェブ2を第一スパンボンド不織布1と第三スパンボン
ド不織布3の間に積層した積層シートが得られる。続い
て、得られた前記積層不織布シートを多数の凸部を有す
る加熱されたエンボスロールと平滑ロールとの間に、或
いは多数の凸部を有する加熱された一対のエンボスロー
ル間に導入する。この結果、第三融着区域6が形成され
て、3種類の層がしっかりと保持された積層不織布が得
られる。
【0020】本発明は、以上に説明した如き構成とした
ため短繊維ウェブを構成する短繊維間に多くの空気が含
有され、しかもスパンボンド不織布の長繊維間にも空気
が保持されるので、冷温感と嵩高さに極めて優れ、柔軟
性のある積層不織布が得られる。
ため短繊維ウェブを構成する短繊維間に多くの空気が含
有され、しかもスパンボンド不織布の長繊維間にも空気
が保持されるので、冷温感と嵩高さに極めて優れ、柔軟
性のある積層不織布が得られる。
【0021】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をより具体的に
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。
説明するが、本発明は勿論これらに限定されるものでは
ない。
【0022】実施例1 メルトフローレート40の融点が165℃のポリプロピ
レン樹脂を温度230℃に加熱して溶融し、従来公知の
溶融紡糸法で長繊維を得た。この後、直ちに、得られた
長繊維を延伸して、繊度が2デニールの長繊維にし、捕
集コンベア上に集積して不織ウェブを得た。この不織ウ
ェブを、多数の点状の凸部をもつ加熱エンボスロールと
平滑ロールとの間に導入して、散点状の第一融着区域を
設け、第一スパンボンド不織布を得た。この第一スパン
ボンド不織布は、目付が8g/m2であり、第一融着区
域の総面積は、スパンボンド不織布の面積に対して5
%、接着密度は14個/cm2であった。また、加熱エ
ンボスロールに設けられている点状の凸部の先端は丸型
(ピンポイント)で直径が0.6mmであり、エンボス
ロールの温度は130℃であった。更に、エンボスロー
ルと平滑ロール間の線圧は、80kg/cmであった。
第一スパンボンド不織布の場合と同様にして、第一スパ
ンボンド不織布と同じ仕様で第二融着区域をもつ第三ス
パンボンド不織布を得た。
レン樹脂を温度230℃に加熱して溶融し、従来公知の
溶融紡糸法で長繊維を得た。この後、直ちに、得られた
長繊維を延伸して、繊度が2デニールの長繊維にし、捕
集コンベア上に集積して不織ウェブを得た。この不織ウ
ェブを、多数の点状の凸部をもつ加熱エンボスロールと
平滑ロールとの間に導入して、散点状の第一融着区域を
設け、第一スパンボンド不織布を得た。この第一スパン
ボンド不織布は、目付が8g/m2であり、第一融着区
域の総面積は、スパンボンド不織布の面積に対して5
%、接着密度は14個/cm2であった。また、加熱エ
ンボスロールに設けられている点状の凸部の先端は丸型
(ピンポイント)で直径が0.6mmであり、エンボス
ロールの温度は130℃であった。更に、エンボスロー
ルと平滑ロール間の線圧は、80kg/cmであった。
第一スパンボンド不織布の場合と同様にして、第一スパ
ンボンド不織布と同じ仕様で第二融着区域をもつ第三ス
パンボンド不織布を得た。
【0023】次に、繊度が2デニールのポリエチレン短
繊維(融点133℃、繊維長51mm)をローラーカー
ドにより混繊し、目付8g/m2の不織ウエブを形成し
た。このウェブを第一スパンボンド不織布上に集積し
て、融着区域を有しない第二短繊維ウェブ層を形成し
た。そして、第一スパンボンド不織布層上に形成された
第二短繊維ウェブ上に、前記第三スパンボンド不織布を
積層して、シートを得た。このシートを、多数の線状の
凸部をもつ加熱エンボスロールと平滑ロールとの間に導
入し、第三融着区域を設けた積層不織布を得た。第三融
着区域の総面積は、積層不織布の第一スパンボンド不織
布の面積に対して2.8%、接着密度は8個/cm2で
あった。また、加熱エンボスロールに設けられている線
状の凸部は、凸部間隔10mmの格子模様状であり、エ
ンボスロールの温度は130℃で、更にエンボスロール
と平滑ロール間の線圧は、50kg/cmであった。
繊維(融点133℃、繊維長51mm)をローラーカー
ドにより混繊し、目付8g/m2の不織ウエブを形成し
た。このウェブを第一スパンボンド不織布上に集積し
て、融着区域を有しない第二短繊維ウェブ層を形成し
た。そして、第一スパンボンド不織布層上に形成された
第二短繊維ウェブ上に、前記第三スパンボンド不織布を
積層して、シートを得た。このシートを、多数の線状の
凸部をもつ加熱エンボスロールと平滑ロールとの間に導
入し、第三融着区域を設けた積層不織布を得た。第三融
着区域の総面積は、積層不織布の第一スパンボンド不織
布の面積に対して2.8%、接着密度は8個/cm2で
あった。また、加熱エンボスロールに設けられている線
状の凸部は、凸部間隔10mmの格子模様状であり、エ
ンボスロールの温度は130℃で、更にエンボスロール
と平滑ロール間の線圧は、50kg/cmであった。
【0024】
【実施例2】第一スパンボンド不織布1の第一熱融着区
域4の総面積と第三スパンボンド不織布3の第二熱融着
区域5の総面積をそれぞれそのスパンボンド不織布の面
積に対して9%、接着密度25個/cm2とした以外は
実施例1と同様にして積層不織布を製造した。
域4の総面積と第三スパンボンド不織布3の第二熱融着
区域5の総面積をそれぞれそのスパンボンド不織布の面
積に対して9%、接着密度25個/cm2とした以外は
実施例1と同様にして積層不織布を製造した。
【0025】
【実施例3】第三融着区域の総面積を、積層不織布の第
一スパンボンド不織布の面積に対して5%、接着密度1
4個/cm2とした以外は実施例1と同様にして積層不
織布を製造した。
一スパンボンド不織布の面積に対して5%、接着密度1
4個/cm2とした以外は実施例1と同様にして積層不
織布を製造した。
【0026】
【実施例4】第二短繊維ウェブ層を構成する短繊維を繊
度2デニールのレーヨン短繊維(繊維長51mm)94
重量%と繊度が2デニールのポリエチレン短繊維(融点
133℃、繊維長51mm)6重量%とした以外は実施
例1と同様にして積層不織布を製造した。
度2デニールのレーヨン短繊維(繊維長51mm)94
重量%と繊度が2デニールのポリエチレン短繊維(融点
133℃、繊維長51mm)6重量%とした以外は実施
例1と同様にして積層不織布を製造した。
【0027】
【実施例5】長繊維不織布及び短繊維ウェブをそれぞれ
間隔を置いて配置されてなる多数の凸部(0.6mm丸
型)を有する130℃の凹凸ロールと超音波発振ホーン
の間隙に導入して、第一、第二及び第三融着区域を形成
した以外は実施例1と同様にして積層不織布を製造し
た。
間隔を置いて配置されてなる多数の凸部(0.6mm丸
型)を有する130℃の凹凸ロールと超音波発振ホーン
の間隙に導入して、第一、第二及び第三融着区域を形成
した以外は実施例1と同様にして積層不織布を製造し
た。
【0028】
【比較例1】目付を24g/m2とした以外は実施例1
の第一スパンボンド不織布層と同じ仕様でスパンボンド
不織布を製造した。
の第一スパンボンド不織布層と同じ仕様でスパンボンド
不織布を製造した。
【0029】
【比較例2】目付が12g/m2の第一スパンボンド不
織布と目付が12g/m2の第三スパンボンド不織布の
みを用いること以外は実施例1と同様にして二枚の不織
布から構成される積層不織布を製造した。
織布と目付が12g/m2の第三スパンボンド不織布の
みを用いること以外は実施例1と同様にして二枚の不織
布から構成される積層不織布を製造した。
【0030】
【比較例3】繊度が2デニールの前記ポリプロピレン短
繊維(融点165℃)85重量%と繊度が2デニールの
ポリプロピレン短繊維(融点127℃)15重量%から
なる短繊維をローラーカードにより混繊し、目付24g
/m2の短繊維ウエブを形成し、次いでこのウエブを1
30℃に加熱した熱風乾燥機に導入し、短繊維不織布を
得た。
繊維(融点165℃)85重量%と繊度が2デニールの
ポリプロピレン短繊維(融点127℃)15重量%から
なる短繊維をローラーカードにより混繊し、目付24g
/m2の短繊維ウエブを形成し、次いでこのウエブを1
30℃に加熱した熱風乾燥機に導入し、短繊維不織布を
得た。
【0031】
【比較例4】第一スパンボンド不織布1の第一熱融着区
域4の総面積と第三スパンボンド不織布3の第二熱融着
区域5の総面積をそれぞれそのスパンボンド不織布の面
積に対して12%、接着密度をそれぞれ33個/cm2
とした以外は実施例1と同様にして積層不織布を製造し
た。
域4の総面積と第三スパンボンド不織布3の第二熱融着
区域5の総面積をそれぞれそのスパンボンド不織布の面
積に対して12%、接着密度をそれぞれ33個/cm2
とした以外は実施例1と同様にして積層不織布を製造し
た。
【0032】
【比較例5】第三融着区域の総面積を積層不織布の第一
スパンボンド不織布面積に対して1%、接着密度を3個
/cm2とした以外は実施例1と同様にして積層不織布
を製造した。
スパンボンド不織布面積に対して1%、接着密度を3個
/cm2とした以外は実施例1と同様にして積層不織布
を製造した。
【0033】
【比較例6】繊度が2デニールの前記レーヨン短繊維9
6重量%と繊度が2デニールのポリエチレン短繊維(融
点133℃)4重量%からなる短繊維で構成される第二
短繊維ウェブを用いた以外は実施例1と同様にして積層
不織布を製造した。
6重量%と繊度が2デニールのポリエチレン短繊維(融
点133℃)4重量%からなる短繊維で構成される第二
短繊維ウェブを用いた以外は実施例1と同様にして積層
不織布を製造した。
【0034】実施例と比較例で製造された不織布につい
て、厚み、見かけ比重、熱伝導率、引張強度、柔らかさ
及び層間剥離を以下の試験法で測定し、その結果を表1
に示した。
て、厚み、見かけ比重、熱伝導率、引張強度、柔らかさ
及び層間剥離を以下の試験法で測定し、その結果を表1
に示した。
【0035】試験方法 (1)厚み カトーテック株式会社製圧縮試験機(型式:KES−F
B3)を用いて、測定面積2cm2の不織布に0.5g
/cm2の荷重を与え、その時の厚みを測定した。(2)見かけ密度 (1)で測定した時の厚みをDmmとし、この厚みを有
する不織布の目付をMg/m2とした時、M/(D×1
000)で算出される値を見かけ密度とした。なお、単
位は、g/cm3である。(3)熱伝導率 カトーテック株式会社製試験機(型式:KES−F7)
を用いて測定した。熱伝導率は、W×D/A×ΔTで算
出されたものである。但し、Wは熱流損失、Dは不織布
の厚み、Aは熱板の面積、ΔTは不織布の温度差を示
す。熱伝導率の単位は、W(ワット)/cm・℃であ
る。冷温感は、不織布を手で触れたときの温かさの感覚
をいい、体温を速やかに吸収する場合、即ち不織布の熱
伝導が大きい場合には、冷たく感じ冷温感に劣るとい
う。これに大して不織布が体温を吸収し難い場合、即ち
熱伝導率が小さい場合には、温かく感じ冷温感に優れる
という。
B3)を用いて、測定面積2cm2の不織布に0.5g
/cm2の荷重を与え、その時の厚みを測定した。(2)見かけ密度 (1)で測定した時の厚みをDmmとし、この厚みを有
する不織布の目付をMg/m2とした時、M/(D×1
000)で算出される値を見かけ密度とした。なお、単
位は、g/cm3である。(3)熱伝導率 カトーテック株式会社製試験機(型式:KES−F7)
を用いて測定した。熱伝導率は、W×D/A×ΔTで算
出されたものである。但し、Wは熱流損失、Dは不織布
の厚み、Aは熱板の面積、ΔTは不織布の温度差を示
す。熱伝導率の単位は、W(ワット)/cm・℃であ
る。冷温感は、不織布を手で触れたときの温かさの感覚
をいい、体温を速やかに吸収する場合、即ち不織布の熱
伝導が大きい場合には、冷たく感じ冷温感に劣るとい
う。これに大して不織布が体温を吸収し難い場合、即ち
熱伝導率が小さい場合には、温かく感じ冷温感に優れる
という。
【0036】(4)引張強度 東洋精密工業株式会社製テンシロン万能引張試験機(型
式:PTM−100)を用いて、試験機における試料の
引張速度が300mm/分、試料長さが80mm、試料
幅が100mmで引張試験を行い、測定された破断強度
の値を3倍し、300mm当りの引張強度で示した。(5)柔らかさ モニター20人による触感テストで柔らかさを判定し
た。テストの方法は、実施例及び比較例に係る不織布を
指で把持して、柔らかさを判定し、次の評価点で評価
し、20人の平均値で柔らかさを示した。 非常に柔らかい:5点 柔らかい :4点 やや硬い :3点 硬い :2点(6)層間剥離 積層不織布の断面でエンボスによる熱融着点のない場所
から手により不織布自身が伸びない程度の力で剥がして
みて、層間が剥離できるかどうかを評価し、剥離しない
ものを○印、剥離するものを×印で表示した。
式:PTM−100)を用いて、試験機における試料の
引張速度が300mm/分、試料長さが80mm、試料
幅が100mmで引張試験を行い、測定された破断強度
の値を3倍し、300mm当りの引張強度で示した。(5)柔らかさ モニター20人による触感テストで柔らかさを判定し
た。テストの方法は、実施例及び比較例に係る不織布を
指で把持して、柔らかさを判定し、次の評価点で評価
し、20人の平均値で柔らかさを示した。 非常に柔らかい:5点 柔らかい :4点 やや硬い :3点 硬い :2点(6)層間剥離 積層不織布の断面でエンボスによる熱融着点のない場所
から手により不織布自身が伸びない程度の力で剥がして
みて、層間が剥離できるかどうかを評価し、剥離しない
ものを○印、剥離するものを×印で表示した。
【0037】
【表1】 表1から明らかな如く、本発明の積層不織布は見かけ密
度と熱伝導率が極めて低く、嵩高さと冷温感に優れてお
り、層間剥離もなく、強度が高く、柔軟性にも優れてい
る(実施例1〜5)。これに対して、スパンボンド不織
布単独からなるシートは見かけ密度と熱伝導率が高く、
従って嵩高さと冷温感に劣り、柔軟性にも劣る(比較例
1)。スパンボンド不織布同士を2枚組み合わせた積層
不織布も、見かけ密度と熱伝導率がやや高く、本発明の
積層不織布と比べると嵩高さ、冷温感及び柔軟性におい
て劣るものである(比較例2)。短繊維ウェブ単独から
なる不織布は強度が弱く、柔軟性には優れるもの嵩高さ
と冷温感は、2枚からなるスパンボンド積層不織布(比
較例2)と同程度の水準であり劣る(比較例3)。スパ
ンボンド不織布の熱融着区域が多い場合は、嵩高さは優
れるが、冷温感がやや悪くなり、柔軟性が劣るものとな
る(比較例4)。第三融着区域の総面積が低過ぎる場
合、柔軟性が優れ、嵩高さと冷温感は極めて優れている
が、強度が弱く、又スパンボンド不織布と短繊維ウェブ
との間で剥離が生じるので実用に適さない(比較例
5)。更に、短繊維ウェブを構成する短繊維に熱融着可
能な短繊維が少な過ぎても、柔軟性に優れ、嵩高さと冷
温感に極めて優れているが、強度が弱く、短繊維ウェブ
層での剥離が生じるので実用に適さない(比較例6)。
度と熱伝導率が極めて低く、嵩高さと冷温感に優れてお
り、層間剥離もなく、強度が高く、柔軟性にも優れてい
る(実施例1〜5)。これに対して、スパンボンド不織
布単独からなるシートは見かけ密度と熱伝導率が高く、
従って嵩高さと冷温感に劣り、柔軟性にも劣る(比較例
1)。スパンボンド不織布同士を2枚組み合わせた積層
不織布も、見かけ密度と熱伝導率がやや高く、本発明の
積層不織布と比べると嵩高さ、冷温感及び柔軟性におい
て劣るものである(比較例2)。短繊維ウェブ単独から
なる不織布は強度が弱く、柔軟性には優れるもの嵩高さ
と冷温感は、2枚からなるスパンボンド積層不織布(比
較例2)と同程度の水準であり劣る(比較例3)。スパ
ンボンド不織布の熱融着区域が多い場合は、嵩高さは優
れるが、冷温感がやや悪くなり、柔軟性が劣るものとな
る(比較例4)。第三融着区域の総面積が低過ぎる場
合、柔軟性が優れ、嵩高さと冷温感は極めて優れている
が、強度が弱く、又スパンボンド不織布と短繊維ウェブ
との間で剥離が生じるので実用に適さない(比較例
5)。更に、短繊維ウェブを構成する短繊維に熱融着可
能な短繊維が少な過ぎても、柔軟性に優れ、嵩高さと冷
温感に極めて優れているが、強度が弱く、短繊維ウェブ
層での剥離が生じるので実用に適さない(比較例6)。
【0038】
【発明の効果】以上説明した如く、第一スパンボンド不
織布、第二短繊維ウェブ及び第三スパンボンド不織布と
から構成される本発明、短繊維ウェブ層を構成する短繊
維の間に多くの空気が含有され、更にスパンボンド不織
布の構成繊維の間にも多くの空気が含有されるので、嵩
高さに優れ且つ冷温感に優れ、身体の肌に直接接触す
る、衛生材料のような表面材の素材として好適に使用し
うる、3層構造の積層不織布及びその製造方法を提供す
るという効果を奏する。
織布、第二短繊維ウェブ及び第三スパンボンド不織布と
から構成される本発明、短繊維ウェブ層を構成する短繊
維の間に多くの空気が含有され、更にスパンボンド不織
布の構成繊維の間にも多くの空気が含有されるので、嵩
高さに優れ且つ冷温感に優れ、身体の肌に直接接触す
る、衛生材料のような表面材の素材として好適に使用し
うる、3層構造の積層不織布及びその製造方法を提供す
るという効果を奏する。
【図1】本発明の一例に係る積層不織布の模式的横断面
図を示したものである。
図を示したものである。
1 第一スパンボンド不織布 2 第二短繊維ウェブ 3 第三スパンボンド不織布 4 第一融着区域 5 第二融着区域 6 第三融着区域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 5/02 A 7421−4F D04H 1/54 Q A61F 13/18
Claims (1)
- 【請求項1】 繊度が1〜5デニールの連続する長繊維
からなる第一および第三のスパンボンド不織布の層間
に、繊度が1〜5デニールからなり、積層する前は融着
区域を有しない短繊維ウェブを設けた3層から構成され
る積層不織布であって、該短繊維ウェブが前記スパンボ
ンド不織布を構成する繊維と融着することが可能な短繊
維を少なくとも5重量%含有し、且つ前記第一および第
三のスパンボンド不織布が、スパンボンド不織布を構成
する長繊維同士が熱自己融着によって結合され、全融着
区域の総面積が該スパンボンド不織布の面積の4〜10
%の範囲からなる第一および第二融着区域をそれぞれに
おいて間隔を置いて有し、前記3層から構成される積層
不織布が熱により部分的に融着され、全融着区域の総面
積が前記積層不織布の面積の2〜6%の範囲からなる第
三融着区域を有することを特徴とする積層不織布。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5330585A JPH07189107A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 積層不織布 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5330585A JPH07189107A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 積層不織布 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07189107A true JPH07189107A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18234300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5330585A Pending JPH07189107A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 積層不織布 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07189107A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106876A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材およびこの真空断熱材を用いた断熱箱 |
JP2011027204A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材、およびこの真空断熱材を備えた断熱箱 |
CN105442188A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-03-30 | 苏州鑫茂无纺材料有限公司 | 一种高强度无纺布 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP5330585A patent/JPH07189107A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010106876A (ja) * | 2008-10-28 | 2010-05-13 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材およびこの真空断熱材を用いた断熱箱 |
JP2011027204A (ja) * | 2009-07-28 | 2011-02-10 | Mitsubishi Electric Corp | 真空断熱材、およびこの真空断熱材を備えた断熱箱 |
CN105442188A (zh) * | 2015-12-29 | 2016-03-30 | 苏州鑫茂无纺材料有限公司 | 一种高强度无纺布 |
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