JPH07187003A - 自動車の車体前部構造 - Google Patents
自動車の車体前部構造Info
- Publication number
- JPH07187003A JPH07187003A JP33012293A JP33012293A JPH07187003A JP H07187003 A JPH07187003 A JP H07187003A JP 33012293 A JP33012293 A JP 33012293A JP 33012293 A JP33012293 A JP 33012293A JP H07187003 A JPH07187003 A JP H07187003A
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- JP
- Japan
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- front side
- reinforcing member
- obstacle
- side member
- vehicle body
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- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 claims abstract description 31
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 claims description 6
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 6
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000012779 reinforcing material Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Body Structure For Vehicles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 障害物がどのような方向から衝突しても、そ
の衝突エネルギーを十分且つ確実に吸収することができ
る自動車の車体前部構造を提供する。 【構成】 後端部10bをフロントサイドメンバ1の途
中部位に接続すると共に、その前端部10aを外側斜め
方向に延長してフードリッジパネル5の前端付近に位置
させた補強メンバ10を設けた。障害物が斜めから衝突
しても、補強メンバ10が潰れて衝突エネルギーを吸収
する。また、障害物が正面から衝突しても、テンション
ロッドブラケット8と補強メンバ10の両方から衝突エ
ネルギーがバランス良く加わるため、フロントサイドメ
ンバ1が折れたりせず確実に潰れる。
の衝突エネルギーを十分且つ確実に吸収することができ
る自動車の車体前部構造を提供する。 【構成】 後端部10bをフロントサイドメンバ1の途
中部位に接続すると共に、その前端部10aを外側斜め
方向に延長してフードリッジパネル5の前端付近に位置
させた補強メンバ10を設けた。障害物が斜めから衝突
しても、補強メンバ10が潰れて衝突エネルギーを吸収
する。また、障害物が正面から衝突しても、テンション
ロッドブラケット8と補強メンバ10の両方から衝突エ
ネルギーがバランス良く加わるため、フロントサイドメ
ンバ1が折れたりせず確実に潰れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車の車体前部構造
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車の車体前部構造としては、
例えば図7〜図9に示すようなものが知られている(類
似構造として、実開昭50−114818号公報参
照)。尚、以下で説明する構造は左右対称なので、図で
は左側の構造だけを代表して示している。また、図8及
び図9等ではバンパアーマチュアを省略した構造を図示
している。
例えば図7〜図9に示すようなものが知られている(類
似構造として、実開昭50−114818号公報参
照)。尚、以下で説明する構造は左右対称なので、図で
は左側の構造だけを代表して示している。また、図8及
び図9等ではバンパアーマチュアを省略した構造を図示
している。
【0003】1はフロントサイドメンバで、概略コ形の
フロントサイドメンバ本体2と板状のクロージングプレ
ート3とを接合した閉断面構造をしており、車体の前後
方向に沿った状態で車体の左右両側にそれぞれ形成され
ている。このフロントサイドメンバ1の左右の各前端部
1a間には閉断面のファーストクロスメンバ4が配され
ており、フロントサイドメンバ1の外側には断面L形の
フードリッジパネル5が接続されている。フードリッジ
パネル5にはホイルハウス5aが形成されている。ま
た、フロントサイドメンバ1の前端部1aにはステー6
を介してバンパアーマチュア7が取付けられている。
フロントサイドメンバ本体2と板状のクロージングプレ
ート3とを接合した閉断面構造をしており、車体の前後
方向に沿った状態で車体の左右両側にそれぞれ形成され
ている。このフロントサイドメンバ1の左右の各前端部
1a間には閉断面のファーストクロスメンバ4が配され
ており、フロントサイドメンバ1の外側には断面L形の
フードリッジパネル5が接続されている。フードリッジ
パネル5にはホイルハウス5aが形成されている。ま
た、フロントサイドメンバ1の前端部1aにはステー6
を介してバンパアーマチュア7が取付けられている。
【0004】そして、フロントサイドメンバ1の途中部
位とファーストクロスメンバ4との間には、断面下向き
コ字形のテンションロッドブラケット8が斜めに配され
ている。このテンションロッドブラケット8の後端部8
bはフロントサイドメンバ1の下面に沿った状態で接続
されており、前端部8aはファーストクロスメンバ4の
下面に接続されている。そして、このテンションロッド
ブラケット8の曲折している部位は他の部位よりも上下
幅が大きく、この部分の剛性が高められている。尚、フ
ロントサイドメンバ1のホイルハウス5aに対応する位
置には、車幅方向に沿うサスペンションメンバ9も設け
られている(図8、図9参照)。
位とファーストクロスメンバ4との間には、断面下向き
コ字形のテンションロッドブラケット8が斜めに配され
ている。このテンションロッドブラケット8の後端部8
bはフロントサイドメンバ1の下面に沿った状態で接続
されており、前端部8aはファーストクロスメンバ4の
下面に接続されている。そして、このテンションロッド
ブラケット8の曲折している部位は他の部位よりも上下
幅が大きく、この部分の剛性が高められている。尚、フ
ロントサイドメンバ1のホイルハウス5aに対応する位
置には、車幅方向に沿うサスペンションメンバ9も設け
られている(図8、図9参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、フロントサイドメンバ1と
ファーストクロスメンバ4とを斜めに配されたテンショ
ンロッドブラケット8で連結しているだけの構造なの
で、例えば図8のように、障害物Gが車体に対して斜め
から衝突した場合に、車体構造中にその衝突エネルギー
を吸収できる部材がないため、その衝突エネルギーはそ
のまま車室に近いサスペンションメンバ9まで伝わり、
該サスペンションメンバ9を破損させてしまうおそれが
ある。従って、そのための対策として、サスペンション
メンバ9の板厚を上げたり、補強材を追加したりする必
要があり、重量及びコストの面で不利となる。尚、実開
昭50−114817号で知られているように、フロン
トサイドメンバの外側にもファーストクロスメンバに連
結された斜めの補強材を設け、この補強材にて斜めに当
たる障害物の衝突エネルギーを受け止める構造のものも
知られているが、補強材をファーストクロスメンバに連
結して高剛性の三角構造を形成するため、この部分では
衝突エネルギーを吸収することはできず、結局、車室に
近いサスペンションメンバ等の破損を招くことになって
しまう。
うな従来の技術にあっては、フロントサイドメンバ1と
ファーストクロスメンバ4とを斜めに配されたテンショ
ンロッドブラケット8で連結しているだけの構造なの
で、例えば図8のように、障害物Gが車体に対して斜め
から衝突した場合に、車体構造中にその衝突エネルギー
を吸収できる部材がないため、その衝突エネルギーはそ
のまま車室に近いサスペンションメンバ9まで伝わり、
該サスペンションメンバ9を破損させてしまうおそれが
ある。従って、そのための対策として、サスペンション
メンバ9の板厚を上げたり、補強材を追加したりする必
要があり、重量及びコストの面で不利となる。尚、実開
昭50−114817号で知られているように、フロン
トサイドメンバの外側にもファーストクロスメンバに連
結された斜めの補強材を設け、この補強材にて斜めに当
たる障害物の衝突エネルギーを受け止める構造のものも
知られているが、補強材をファーストクロスメンバに連
結して高剛性の三角構造を形成するため、この部分では
衝突エネルギーを吸収することはできず、結局、車室に
近いサスペンションメンバ等の破損を招くことになって
しまう。
【0006】また、図9のように障害物Gが車体に対し
て正面から当たった場合は、フロントサイドメンバ1の
前側とテンションロッドブラケット8が潰れて、ある程
度の衝突エネルギーが吸収されるものの、フロントサイ
ドメンバ1の内側にだけテンションロッドブラケット8
が設けられていることから、フロントサイドメンバ1に
加わる入力の内外バランスが悪くて、テンションロッド
ブラケット8の取付部付近からフロントサイドメンバ1
が折れてしまい、十分な衝突エネルギーの吸収ができな
くなり、前述のような対策が必要となる。
て正面から当たった場合は、フロントサイドメンバ1の
前側とテンションロッドブラケット8が潰れて、ある程
度の衝突エネルギーが吸収されるものの、フロントサイ
ドメンバ1の内側にだけテンションロッドブラケット8
が設けられていることから、フロントサイドメンバ1に
加わる入力の内外バランスが悪くて、テンションロッド
ブラケット8の取付部付近からフロントサイドメンバ1
が折れてしまい、十分な衝突エネルギーの吸収ができな
くなり、前述のような対策が必要となる。
【0007】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、障害物がどのような方向から衝
突しても、その衝突エネルギーを十分且つ確実に吸収す
ることができる自動車の車体前部構造を提供するもので
ある。
てなされたものであり、障害物がどのような方向から衝
突しても、その衝突エネルギーを十分且つ確実に吸収す
ることができる自動車の車体前部構造を提供するもので
ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係る自動車の
車体前部構造は、上記の目的を達成するために、後端部
をフロントサイドメンバの途中部位に接続すると共に、
その前端部を外側斜め方向に延長して少なくともフード
リッジパネルの前端付近に位置させた補強メンバを設け
たものである。
車体前部構造は、上記の目的を達成するために、後端部
をフロントサイドメンバの途中部位に接続すると共に、
その前端部を外側斜め方向に延長して少なくともフード
リッジパネルの前端付近に位置させた補強メンバを設け
たものである。
【0009】
【作用】フロントサイドメンバの外側にも斜めに延長さ
れた補強メンバを配したので、障害物が車体に対して斜
めから衝突した際には、その補強メンバが障害物により
潰されて、その衝突エネルギーを吸収することになる。
従って、車室に近い位置の部材まで衝突エネルギーが伝
わることがないので、そのような部品の板厚を上げた
り、補強をしたりする対策が不要となる。
れた補強メンバを配したので、障害物が車体に対して斜
めから衝突した際には、その補強メンバが障害物により
潰されて、その衝突エネルギーを吸収することになる。
従って、車室に近い位置の部材まで衝突エネルギーが伝
わることがないので、そのような部品の板厚を上げた
り、補強をしたりする対策が不要となる。
【0010】また、障害物が正面から衝突した場合も、
フロントサイドメンバに対して、内側のテンションロッ
ドブラケットと外側の補強メンバの両方から衝突エネル
ギーがバランス良く加わるため、フロントサイドメンバ
が折れたりせずに確実に潰れ、衝突エネルギーを十分に
吸収できるようになる。
フロントサイドメンバに対して、内側のテンションロッ
ドブラケットと外側の補強メンバの両方から衝突エネル
ギーがバランス良く加わるため、フロントサイドメンバ
が折れたりせずに確実に潰れ、衝突エネルギーを十分に
吸収できるようになる。
【0011】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面に基づ
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
いて説明する。尚、従来と共通する部分には同一の符号
を付し、重複する説明は省略する。
【0012】図1〜図5はこの実施例の第1実施例を示
す図である。この実施例では、フロントサイドメンバ1
の外側にも斜めの補強メンバ10が配されている。この
補強メンバ10は断面ハット形状をしており、フードリ
ッジパネル5の下面に接合されることにより閉断面構造
となっている。この補強メンバ10の後端部には三方に
開いたフランジ10fが形成されており、この各フラン
ジ10fをフロントサイドメンバ1の途中部位における
クロージングプレート3に接合している。そして、補強
メンバ10の前端部10aは外側斜め方向に延長され
て、ちょうどフードリッジパネル5の前端部分に位置し
ている。そして、フロントサイドメンバ1のうち、補強
メンバ10の後端部10bを取付けた付近から後側にか
けて内部に断面コ形のレインフォース11が設けられて
いる。
す図である。この実施例では、フロントサイドメンバ1
の外側にも斜めの補強メンバ10が配されている。この
補強メンバ10は断面ハット形状をしており、フードリ
ッジパネル5の下面に接合されることにより閉断面構造
となっている。この補強メンバ10の後端部には三方に
開いたフランジ10fが形成されており、この各フラン
ジ10fをフロントサイドメンバ1の途中部位における
クロージングプレート3に接合している。そして、補強
メンバ10の前端部10aは外側斜め方向に延長され
て、ちょうどフードリッジパネル5の前端部分に位置し
ている。そして、フロントサイドメンバ1のうち、補強
メンバ10の後端部10bを取付けた付近から後側にか
けて内部に断面コ形のレインフォース11が設けられて
いる。
【0013】次に、この実施例の車体が障害物Gと衝突
した場合の状態を図4及び図5により説明する。
した場合の状態を図4及び図5により説明する。
【0014】障害物の斜め衝突(図4参照)
【0015】車体に対して斜めから障害物Gが衝突した
場合は補強メンバ10が潰れるため、障害物Gの衝突エ
ネルギーを確実に吸収することができる。従って、障害
物Gの衝突エネルギーが車室に近いサスペンションメン
バ9等に伝達されないので、このサスペンションメンバ
9が変形したりすることはない。また、補強メンバ10
の後端部10aとテンションロッドブラケット8の後端
部8bが、フロントサイドメンバ1の略同じ途中部位に
接続されていることから、テンションロッドブラケット
8が補強メンバ10の後端部10bの「つっかえ」の役
目をすることになり、前述の如き補強メンバ10の潰れ
変形がより確実に行われることとなる。
場合は補強メンバ10が潰れるため、障害物Gの衝突エ
ネルギーを確実に吸収することができる。従って、障害
物Gの衝突エネルギーが車室に近いサスペンションメン
バ9等に伝達されないので、このサスペンションメンバ
9が変形したりすることはない。また、補強メンバ10
の後端部10aとテンションロッドブラケット8の後端
部8bが、フロントサイドメンバ1の略同じ途中部位に
接続されていることから、テンションロッドブラケット
8が補強メンバ10の後端部10bの「つっかえ」の役
目をすることになり、前述の如き補強メンバ10の潰れ
変形がより確実に行われることとなる。
【0016】障害物の正面衝突(図5参照)
【0017】車体に対して正面から障害物Gが衝突した
場合は、テンションロッドブラケット8と、フロントサ
イドメンバ1の前側部分と、補強メンバ10の全てが潰
れるため、障害物Gの衝突エネルギーを確実に吸収する
ことができる。このように車体の前側にある三つの部材
が等しく潰れるのは、以下のような3つの理由による。
第1は、テンションロッドブラケット8と補強メンバ1
0がフロントサイドメンバ1の内外対称位置にあるた
め、フロントサイドメンバ1に対して衝突エネルギーが
内外両方向からバランス良く加わること、第2は、テン
ションロッドブラケット8と補強メンバ10とがお互い
に「つっかえ」の役目をし合っていること、第3は、フ
ロントサイドメンバ1の途中部位に前述したようなレイ
ンフォース11を設けていることによる。特に、フロン
トサイドメンバ1の後側にレインフォース11が設けら
れているため、正面から衝突エネルギーが加わった場合
は、レインフォース11よりも後側の部材は潰れずに、
前側の部材だけが潰れるため、車室に近い後側の部材ま
で衝突エネルギーが加わるのを防ぐことができる。以上
のように、この実施例によれば、障害物Gがどのような
方向から当たっても、その衝突エネルギーを確実且つ十
分に吸収することができる。
場合は、テンションロッドブラケット8と、フロントサ
イドメンバ1の前側部分と、補強メンバ10の全てが潰
れるため、障害物Gの衝突エネルギーを確実に吸収する
ことができる。このように車体の前側にある三つの部材
が等しく潰れるのは、以下のような3つの理由による。
第1は、テンションロッドブラケット8と補強メンバ1
0がフロントサイドメンバ1の内外対称位置にあるた
め、フロントサイドメンバ1に対して衝突エネルギーが
内外両方向からバランス良く加わること、第2は、テン
ションロッドブラケット8と補強メンバ10とがお互い
に「つっかえ」の役目をし合っていること、第3は、フ
ロントサイドメンバ1の途中部位に前述したようなレイ
ンフォース11を設けていることによる。特に、フロン
トサイドメンバ1の後側にレインフォース11が設けら
れているため、正面から衝突エネルギーが加わった場合
は、レインフォース11よりも後側の部材は潰れずに、
前側の部材だけが潰れるため、車室に近い後側の部材ま
で衝突エネルギーが加わるのを防ぐことができる。以上
のように、この実施例によれば、障害物Gがどのような
方向から当たっても、その衝突エネルギーを確実且つ十
分に吸収することができる。
【0018】第6図はこの発明の第2実施例を示す図で
ある。この実施例では、補強メンバ12の前部に、フー
ドリッジパネル5の前端よりも十分に前側へ延長形成さ
れたステー相当部12aを一体的に有する。そして、こ
のステー相当部12aの前端部にボルト・ナット手段1
3を介してバンパアーマチュア7を取付けたものであ
る。このようにすることにより、従来のステーを廃止で
きる。尚、ステー相当部12aを設けずに、補強メンバ
12そのものを前側へ延長し、そこへバンパアーマチュ
ア7を取付けても良い。
ある。この実施例では、補強メンバ12の前部に、フー
ドリッジパネル5の前端よりも十分に前側へ延長形成さ
れたステー相当部12aを一体的に有する。そして、こ
のステー相当部12aの前端部にボルト・ナット手段1
3を介してバンパアーマチュア7を取付けたものであ
る。このようにすることにより、従来のステーを廃止で
きる。尚、ステー相当部12aを設けずに、補強メンバ
12そのものを前側へ延長し、そこへバンパアーマチュ
ア7を取付けても良い。
【0019】尚、上記の2つの実施例では、補強メンバ
10、12をフードリッジパネル5の下面に接合する逆
ハット断面形状としたが、補強メンバそのものをフード
リッジパネル5から離間した閉断面構造体或いは他の断
面形状の構造体としても良い。
10、12をフードリッジパネル5の下面に接合する逆
ハット断面形状としたが、補強メンバそのものをフード
リッジパネル5から離間した閉断面構造体或いは他の断
面形状の構造体としても良い。
【0020】
【発明の効果】この発明に係る自動車の車体前部構造
は、以上説明してきた如き内容のものであって、フロン
トサイドメンバの外側にも斜めに延長された補強メンバ
を配したので、障害物が車体に対して斜めから衝突した
際には、その補強メンバが障害物により潰されて、その
衝突エネルギーを吸収することになる。従って、車室に
近い位置の部材まで衝突エネルギーが伝わることがない
ので、そのような部品の板厚を上げたり、補強をしたり
する対策が不要となる。
は、以上説明してきた如き内容のものであって、フロン
トサイドメンバの外側にも斜めに延長された補強メンバ
を配したので、障害物が車体に対して斜めから衝突した
際には、その補強メンバが障害物により潰されて、その
衝突エネルギーを吸収することになる。従って、車室に
近い位置の部材まで衝突エネルギーが伝わることがない
ので、そのような部品の板厚を上げたり、補強をしたり
する対策が不要となる。
【0021】また、障害物が正面から衝突した場合も、
フロントサイドメンバに対して、内側のテンションロッ
ドブラケットと外側の補強メンバの両方から衝突エネル
ギーがバランス良く加わるため、フロントサイドメンバ
が折れたりせずに確実に潰れ、衝突エネルギーを十分に
吸収できるようになる。
フロントサイドメンバに対して、内側のテンションロッ
ドブラケットと外側の補強メンバの両方から衝突エネル
ギーがバランス良く加わるため、フロントサイドメンバ
が折れたりせずに確実に潰れ、衝突エネルギーを十分に
吸収できるようになる。
【図1】この発明の第1実施例に係る自動車の車体前部
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図2】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図である。
【図3】図1中矢示DA方向から見た概略平面図であ
る。
る。
【図4】障害物の斜め衝突状態を示す図3相当の平面図
である。
である。
【図5】障害物の正面衝突状態を示す図3相当の平面図
である。
である。
【図6】この発明の第2実施例に係る自動車の車体前部
構造を示す斜視図である。
構造を示す斜視図である。
【図7】従来の自動車の車体前部構造を示す斜視図であ
る。
る。
【図8】従来の障害物の斜め衝突状態を示す概略平面図
である。
である。
【図9】障害物の正面衝突状態を示す図8相当の平面図
である。
である。
1 フロントサイドメンバ 4 ファーストクロスメンバ 5 フードリッジパネル 8 テンションロッドブラケット 10、12 補強メンバ 7 バンパアーマチュア 11 レインフォース
Claims (3)
- 【請求項1】 左右両フロントサイドメンバの前端部間
にファーストクロスメンバを配し、且つフロントサイド
メンバの外側にフードリッジパネルを接続すると共に、
後端部がフロントサイドメンバの途中部位に接続された
テンションロッドブラケットの前端部を内側斜め方向に
延長してファーストクロスメンバに接続した自動車の車
体前部構造であって、 後端部をフロントサイドメンバの途中部位に接続すると
共に、その前端部を外側斜め方向に延長して少なくとも
フードリッジパネルの前端付近に位置させた補強メンバ
を設けたことを特徴とする自動車の車体前部構造。 - 【請求項2】 補強メンバの前端部をフードリッジパネ
ルよりも前方に位置させ、該前端部にバンパアーマチュ
アを取付けた請求項1記載の自動車の車体前部構造。 - 【請求項3】 フロントサイドメンバのうち、テンショ
ンロッドブラケット及び補強メンバの各後端部を接続し
た部分から後側にかけてレインフォースを設けた請求項
1又は2記載の自動車の車体前部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33012293A JPH07187003A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 自動車の車体前部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33012293A JPH07187003A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 自動車の車体前部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07187003A true JPH07187003A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18229054
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33012293A Pending JPH07187003A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 自動車の車体前部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07187003A (ja) |
Cited By (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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WO2014042041A1 (ja) | 2012-09-14 | 2014-03-20 | トヨタ自動車株式会社 | 車体前部構造 |
JP2014240231A (ja) * | 2013-06-11 | 2014-12-25 | トヨタ自動車株式会社 | 車体前部構造 |
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-
1993
- 1993-12-27 JP JP33012293A patent/JPH07187003A/ja active Pending
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