JPH07184466A - コンバインの脱穀装置 - Google Patents
コンバインの脱穀装置Info
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- JPH07184466A JPH07184466A JP35014393A JP35014393A JPH07184466A JP H07184466 A JPH07184466 A JP H07184466A JP 35014393 A JP35014393 A JP 35014393A JP 35014393 A JP35014393 A JP 35014393A JP H07184466 A JPH07184466 A JP H07184466A
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- Japan
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- threshing
- conveyors
- conveyor
- drive
- grain
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- Pending
Links
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Landscapes
- Threshing Machine Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
[目的] コンバイン脱穀部の一番及び二番コンベア
の駆動効率を向上させる。 [構成] 脱穀部(4)内の脱穀粒を機外に取出す一
番コンベア(50)と、二番還元物を脱穀部(4)に戻
す二番コンベア(53)とを備えたコンバインの脱穀装
置において、前記一番及び二番コンベア(50)(5
3)をチェン駆動構造に設けると共に、これらコンベア
(50)(53)のチェン駆動系(87)にトルクリミ
ッタ装置(82)を介設させる。
の駆動効率を向上させる。 [構成] 脱穀部(4)内の脱穀粒を機外に取出す一
番コンベア(50)と、二番還元物を脱穀部(4)に戻
す二番コンベア(53)とを備えたコンバインの脱穀装
置において、前記一番及び二番コンベア(50)(5
3)をチェン駆動構造に設けると共に、これらコンベア
(50)(53)のチェン駆動系(87)にトルクリミ
ッタ装置(82)を介設させる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は例えば稲・麦・大豆など
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの脱穀装置に関する。
穀物を刈取って脱穀処理するようにした普通形コンバイ
ンの脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種脱穀部内に配備される一番及び二
番コンベアには伝達ベルトによって駆動力が伝達され
て、その駆動が行われている。
番コンベアには伝達ベルトによって駆動力が伝達され
て、その駆動が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍らこのような
ベルト駆動の場合、伝達力の確保を図るため大きなベル
ト張力を必要とし、そのためベルトの支持構造を強力化
したり、テンションローラの多数の設置を必要とするな
どして、構造が複雑且つ重量化するなどの欠点があり、
特にコンバインが大型化するほどこの傾向は顕著なもの
であった。
ベルト駆動の場合、伝達力の確保を図るため大きなベル
ト張力を必要とし、そのためベルトの支持構造を強力化
したり、テンションローラの多数の設置を必要とするな
どして、構造が複雑且つ重量化するなどの欠点があり、
特にコンバインが大型化するほどこの傾向は顕著なもの
であった。
【0004】
【課題を解決するための手段】したがって本発明は、脱
穀部内の脱穀粒を機外に取出す一番コンベアと、二番還
元物を脱穀部に戻す二番コンベアとを備えたコンバイン
の脱穀装置において、前記一番及び二番コンベアをチェ
ン駆動構造に設けると共に、これらコンベアのチェン駆
動系にトルクリミッタ装置を介設させたもので、一番及
び二番コンベアを駆動するのに必要な駆動力を、極めて
軽量且つコンパクトな手段によって容易に確保できると
共に、トルクリミッタ装置によって過負荷駆動も防止さ
れて、一番及び二番コンベアやチェン駆動系の安全保護
も図れて、特に大きな駆動力を必要とする大型用の普通
形コンバインに至適である。
穀部内の脱穀粒を機外に取出す一番コンベアと、二番還
元物を脱穀部に戻す二番コンベアとを備えたコンバイン
の脱穀装置において、前記一番及び二番コンベアをチェ
ン駆動構造に設けると共に、これらコンベアのチェン駆
動系にトルクリミッタ装置を介設させたもので、一番及
び二番コンベアを駆動するのに必要な駆動力を、極めて
軽量且つコンパクトな手段によって容易に確保できると
共に、トルクリミッタ装置によって過負荷駆動も防止さ
れて、一番及び二番コンベアやチェン駆動系の安全保護
も図れて、特に大きな駆動力を必要とする大型用の普通
形コンバインに至適である。
【0005】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳述
する。図1は一番及び二番コンベア駆動部の側面説明
図、図2はコンバイン全体の側面図、図3は同平面図で
あり、図中(1)は走行クローラ(2)をトラックフレ
ーム(3)に装備する機台、(4)は軸流式のスクリュ
形扱胴(5)及び処理胴(6)及び選別機構(7)など
を備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀部、(8)
は揚穀筒(9)を介して取出す脱穀部(4)の穀粒を溜
める穀物タンク、(10)は前記脱穀部(4)の下部前
方に油圧シリンダ(11)を介して昇降可能に装設する
刈取部、(12)は運転席(13)及び運転操作部(1
4)を備えて前記穀物タンク(8)の前方に配設させる
運転キャビン、(15)は前記穀物タンク(8)の後方
に備えていてエンジン(16)を内設するエンジン部、
(17)は前記穀物タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒
搬出オーガである。
する。図1は一番及び二番コンベア駆動部の側面説明
図、図2はコンバイン全体の側面図、図3は同平面図で
あり、図中(1)は走行クローラ(2)をトラックフレ
ーム(3)に装備する機台、(4)は軸流式のスクリュ
形扱胴(5)及び処理胴(6)及び選別機構(7)など
を備えていて前記機台(1)に搭載する脱穀部、(8)
は揚穀筒(9)を介して取出す脱穀部(4)の穀粒を溜
める穀物タンク、(10)は前記脱穀部(4)の下部前
方に油圧シリンダ(11)を介して昇降可能に装設する
刈取部、(12)は運転席(13)及び運転操作部(1
4)を備えて前記穀物タンク(8)の前方に配設させる
運転キャビン、(15)は前記穀物タンク(8)の後方
に備えていてエンジン(16)を内設するエンジン部、
(17)は前記穀物タンク(8)内の穀粒を取出す穀粒
搬出オーガである。
【0006】そして、前記刈取部(10)は、未刈り穀
稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー
(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往
復駆動型刈刃(21)と、分草板(22)と、穀稈掻込
オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備え、
前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィーダ
ハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(24)
を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
稈を取入れる穀物刈取ヘッダー(18)と、該ヘッダー
(18)の後部略中央に連結させて刈取穀稈を脱穀部
(4)に送給するフィーダハウス(19)によって構成
すると共に、未刈り穀稈掻込み用リール(20)と、往
復駆動型刈刃(21)と、分草板(22)と、穀稈掻込
オーガ(23)とを前記穀物ヘッダー(18)に備え、
前記ヘッダー(18)に取込まれる刈取穀稈をフィーダ
ハウス(19)に内設する供給チェンコンベア(24)
を介し脱穀部(4)に送り込んで脱穀処理するように構
成している。
【0007】また、前記脱穀部(4)の右外側には二番
還元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)に戻して再脱穀及び再選別するように設けてい
る。
還元筒(25)を配備させていて、二番処理物を処理胴
(6)に戻して再脱穀及び再選別するように設けてい
る。
【0008】さらに、図4乃至図5に示す如く、前記ス
クリュ形扱胴(5)は、脱穀部(4)前後長と略等しい
長さの円筒形胴部(26)と、この胴部(26)外周に
巻装して放射状に立設させる螺旋形スクリュ羽根(2
7)と、前記胴部(26)の後端外周に設ける排塵突起
(28)とを備えるもので、前記スクリュ形扱胴(5)
を機体前後方向に軸支し、前記フィーダハウス(19)
に連通する扱室(29)前側の投入口(30)に扱胴
(5)前端部を臨ませて設けると共に、扱室(29)後
側の排塵口(31)に扱胴(5)の後端部を臨ませるも
ので、前記排塵口(31)を除く前記扱胴(5)下側に
受網(32)を張設し、フィーダハウス(19)から刈
取り穀稈を全量投入して脱穀するように構成している。
クリュ形扱胴(5)は、脱穀部(4)前後長と略等しい
長さの円筒形胴部(26)と、この胴部(26)外周に
巻装して放射状に立設させる螺旋形スクリュ羽根(2
7)と、前記胴部(26)の後端外周に設ける排塵突起
(28)とを備えるもので、前記スクリュ形扱胴(5)
を機体前後方向に軸支し、前記フィーダハウス(19)
に連通する扱室(29)前側の投入口(30)に扱胴
(5)前端部を臨ませて設けると共に、扱室(29)後
側の排塵口(31)に扱胴(5)の後端部を臨ませるも
ので、前記排塵口(31)を除く前記扱胴(5)下側に
受網(32)を張設し、フィーダハウス(19)から刈
取り穀稈を全量投入して脱穀するように構成している。
【0009】また、前記選別機構(7)を構成する前後
の揺動選別盤(33)(34)を備え、揺動リンク(3
5)を介して前後方向に前記選別盤(33)(34)を
揺動駆動すると共に、前記扱胴(5)前部下方に位置さ
せるフィードパン(36)と、穀物漏下量を調節自在な
第1チャフシーブ(37)と、そのチャフシーブ(3
7)下方に設ける一番選別網(38)と、前記チャフシ
ーブ(37)後側に連設するふるい線(39)とを前揺
動選別盤(33)に設ける一方、前記ふるい線(39)
後側下方に設ける第2チャフシーブ(40)と、該チャ
フシーブ(40)後側に連設するふるい線(41)と、
前記ふるい線(41)上方で受網(32)後端部下方に
位置させるストローラック(42)と、一番及び二番流
穀板(43)(44)とを後揺動選別盤(34)に設け
ている。
の揺動選別盤(33)(34)を備え、揺動リンク(3
5)を介して前後方向に前記選別盤(33)(34)を
揺動駆動すると共に、前記扱胴(5)前部下方に位置さ
せるフィードパン(36)と、穀物漏下量を調節自在な
第1チャフシーブ(37)と、そのチャフシーブ(3
7)下方に設ける一番選別網(38)と、前記チャフシ
ーブ(37)後側に連設するふるい線(39)とを前揺
動選別盤(33)に設ける一方、前記ふるい線(39)
後側下方に設ける第2チャフシーブ(40)と、該チャ
フシーブ(40)後側に連設するふるい線(41)と、
前記ふるい線(41)上方で受網(32)後端部下方に
位置させるストローラック(42)と、一番及び二番流
穀板(43)(44)とを後揺動選別盤(34)に設け
ている。
【0010】さらに、前記フィードパン(36)上面に
選別風を供給する塵埃除去ファン(45)と、第1チャ
フシーブ(37)及び一番選別網(38)の下方に第1
及び第2風路(46)(47)を介して選別風を供給す
る唐箕ファン(48)と、一番選別網(38)からの穀
粒を受取って揚穀筒(9)に送出する一番樋(49)及
び一番コンベア(50)と、第2チャフシーブ(40)
下方及び二番流穀板(44)上面に選別風を供給する二
番選別ファン(51)と、二番流穀板(44)からの還
元物を二番還元筒(25)に送出する二番樋(52)及
び二番コンベア(53)と、前記選別盤(34)後端の
ふるい線(41)を臨ませる三番口(54)とを備え、
一番樋(49)の穀粒をタンク(8)に、また二番樋
(52)の還元物を処理胴(6)に送出するように構成
している。
選別風を供給する塵埃除去ファン(45)と、第1チャ
フシーブ(37)及び一番選別網(38)の下方に第1
及び第2風路(46)(47)を介して選別風を供給す
る唐箕ファン(48)と、一番選別網(38)からの穀
粒を受取って揚穀筒(9)に送出する一番樋(49)及
び一番コンベア(50)と、第2チャフシーブ(40)
下方及び二番流穀板(44)上面に選別風を供給する二
番選別ファン(51)と、二番流穀板(44)からの還
元物を二番還元筒(25)に送出する二番樋(52)及
び二番コンベア(53)と、前記選別盤(34)後端の
ふるい線(41)を臨ませる三番口(54)とを備え、
一番樋(49)の穀粒をタンク(8)に、また二番樋
(52)の還元物を処理胴(6)に送出するように構成
している。
【0011】図7にも示す如く、前記エンジン(16)
の出力軸(16a)をカウンタ軸(55)に連動連結さ
せ、該カウンタ軸(55)に固設する脱穀及び走行及び
タンク用の各出力プーリ(56a)(56b)(56
c)を、脱穀入力軸(57)の入力プーリ(58)及び
走行無段変速機構(HST)(59)の入力軸(59
a)の入力プーリ(60)及び穀物タンク(8)の下部
排出オーガ(61)駆動用入力軸(62)の入力プーリ
(63)に各伝達ベルト(64)(65)(66)を介
し連動連結させて、脱穀部(4)及び走行クローラ
(2)及び穀物タンク(8)の各駆動を行うように構成
している。
の出力軸(16a)をカウンタ軸(55)に連動連結さ
せ、該カウンタ軸(55)に固設する脱穀及び走行及び
タンク用の各出力プーリ(56a)(56b)(56
c)を、脱穀入力軸(57)の入力プーリ(58)及び
走行無段変速機構(HST)(59)の入力軸(59
a)の入力プーリ(60)及び穀物タンク(8)の下部
排出オーガ(61)駆動用入力軸(62)の入力プーリ
(63)に各伝達ベルト(64)(65)(66)を介
し連動連結させて、脱穀部(4)及び走行クローラ
(2)及び穀物タンク(8)の各駆動を行うように構成
している。
【0012】また、前記脱穀入力軸(57)は脱穀カウ
ンタ軸(67)に減速ギヤ列(68)を介し連動連結す
ると共に、前記扱胴(5)の扱胴軸(5a)に脱穀駆動
ケース(69)内の高低速2段の変速ギヤ列(70)を
介して連結する変速軸(71)に、プーリ(72)(7
3)及びベルト(74)を介して前記カウンタ軸(6
7)を連動連結させて、前記扱胴(5)の高低2段の駆
動を行うように構成している。
ンタ軸(67)に減速ギヤ列(68)を介し連動連結す
ると共に、前記扱胴(5)の扱胴軸(5a)に脱穀駆動
ケース(69)内の高低速2段の変速ギヤ列(70)を
介して連結する変速軸(71)に、プーリ(72)(7
3)及びベルト(74)を介して前記カウンタ軸(6
7)を連動連結させて、前記扱胴(5)の高低2段の駆
動を行うように構成している。
【0013】さらに、脱穀部(4)右側後方のPTOケ
ース(75)の揺動カウンタ軸(76)にベベルギヤ
(77)を介して前記カウンタ軸(67)を連動連結す
ると共に、脱穀部(4)下側後方の揺動駆動軸(78)
に脱穀右側板(4a)外側でプーリ(79)(80)及
びベルト(81)を介して揺動カウンタ軸(76)を連
動連結させて、選別盤(33)(34)の揺動駆動を行
うように構成している。
ース(75)の揺動カウンタ軸(76)にベベルギヤ
(77)を介して前記カウンタ軸(67)を連動連結す
ると共に、脱穀部(4)下側後方の揺動駆動軸(78)
に脱穀右側板(4a)外側でプーリ(79)(80)及
びベルト(81)を介して揺動カウンタ軸(76)を連
動連結させて、選別盤(33)(34)の揺動駆動を行
うように構成している。
【0014】またさらに、脱穀左側板(4b)の外側に
突出させる前記揺動駆動軸(78)にトルクリミッタ装
置であるトルクリミッタ(82)を有する駆動スプロケ
ット(83)を取付けて、前記一番及び二番コンベア
(50)(53)の各コンベア軸(50a)(53a)
に取付ける一番及び二番用スプロケット(84)(8
5)と、前記二番選別ファン(51)のファン軸(51
a)に取付けるファン用スプロケット(86)とに、チ
ェン駆動系である伝動チェン(87)を介して前記駆動
スプロケット(83)を連動連結させると共に、前記唐
箕ファン(48)のファン軸(48a)にプーリ(8
8)(89)及びベルト(90)を介して二番選別用の
ファン軸(51a)を連動連結させて、脱穀左側板(4
b)の左外側でチェン(87)によって一番及び二番コ
ンベア(50)(53)と二番選別ファン(51)の駆
動を、またベルト(90)によって唐箕ファン(48)
の駆動をそれぞれ行うように構成している。
突出させる前記揺動駆動軸(78)にトルクリミッタ装
置であるトルクリミッタ(82)を有する駆動スプロケ
ット(83)を取付けて、前記一番及び二番コンベア
(50)(53)の各コンベア軸(50a)(53a)
に取付ける一番及び二番用スプロケット(84)(8
5)と、前記二番選別ファン(51)のファン軸(51
a)に取付けるファン用スプロケット(86)とに、チ
ェン駆動系である伝動チェン(87)を介して前記駆動
スプロケット(83)を連動連結させると共に、前記唐
箕ファン(48)のファン軸(48a)にプーリ(8
8)(89)及びベルト(90)を介して二番選別用の
ファン軸(51a)を連動連結させて、脱穀左側板(4
b)の左外側でチェン(87)によって一番及び二番コ
ンベア(50)(53)と二番選別ファン(51)の駆
動を、またベルト(90)によって唐箕ファン(48)
の駆動をそれぞれ行うように構成している。
【0015】図6にも示す如く前記トルクリミッタ(8
2)は、揺動駆動軸(78)に遊転支持して左側面に噛
合爪(91)を有する前記駆動スプロケット(83)
と、揺動駆動軸(78)に摺動自在にスプライン嵌合し
て右側面に噛合爪(92)を有する可動クラッチ体(9
3)と、該クラッチ体(93)とバネ座(94)間に介
設して一定バネ圧力で噛合爪(91)(92)を結合さ
せるトルクバネ(95)とを備え、トルクリミッタ(8
2)における伝達トルクが一定以上となるとき、バネ
(95)に抗し噛合爪(91)(92)の結合を解除さ
せて、駆動力の伝達を遮断するように構成している。
2)は、揺動駆動軸(78)に遊転支持して左側面に噛
合爪(91)を有する前記駆動スプロケット(83)
と、揺動駆動軸(78)に摺動自在にスプライン嵌合し
て右側面に噛合爪(92)を有する可動クラッチ体(9
3)と、該クラッチ体(93)とバネ座(94)間に介
設して一定バネ圧力で噛合爪(91)(92)を結合さ
せるトルクバネ(95)とを備え、トルクリミッタ(8
2)における伝達トルクが一定以上となるとき、バネ
(95)に抗し噛合爪(91)(92)の結合を解除さ
せて、駆動力の伝達を遮断するように構成している。
【0016】ところで、図5にも示す如く、前記扱室
(29)の投入口(31)上側の上面カバー(96)内
面に、被脱粒物を移動案内する入口リード板(97)を
設けると共に、該リード板(97)後方の上面カバー
(96)内面に複数の被脱粒物移動案内用の送塵弁(9
8)を設けるもので、入口側の送塵弁(98)ほど出口
側への移動を促進させる如く送塵傾斜角(θ)を大とし
て開状態とさせ、出口側に向って送塵傾斜角(θ)を徐
々に小さくして閉状態とさせるように設けて、入口側の
脱穀負荷を低減して脱穀の高流量に良好に対応可能とさ
せて、扱胴(5)の詰まりなどを防止し、四番ロスの低
減を図るように構成している。
(29)の投入口(31)上側の上面カバー(96)内
面に、被脱粒物を移動案内する入口リード板(97)を
設けると共に、該リード板(97)後方の上面カバー
(96)内面に複数の被脱粒物移動案内用の送塵弁(9
8)を設けるもので、入口側の送塵弁(98)ほど出口
側への移動を促進させる如く送塵傾斜角(θ)を大とし
て開状態とさせ、出口側に向って送塵傾斜角(θ)を徐
々に小さくして閉状態とさせるように設けて、入口側の
脱穀負荷を低減して脱穀の高流量に良好に対応可能とさ
せて、扱胴(5)の詰まりなどを防止し、四番ロスの低
減を図るように構成している。
【0017】本実施例は上記の如く構成するものにし
て、一番及び二番コンベア(50)(53)をチェン
(87)で駆動することによって、チェン(87)に大
きな張力を必要とすることなく、またすべりのない一定
速比で大きな動力の伝達を可能とさせて、コンパクト且
つ軽量構造のもので一番及び二番コンベア(50)(5
3)にロスのない効率に秀れた駆動が行えるものであ
る。
て、一番及び二番コンベア(50)(53)をチェン
(87)で駆動することによって、チェン(87)に大
きな張力を必要とすることなく、またすべりのない一定
速比で大きな動力の伝達を可能とさせて、コンパクト且
つ軽量構造のもので一番及び二番コンベア(50)(5
3)にロスのない効率に秀れた駆動が行えるものであ
る。
【0018】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、脱穀部(4)内の脱穀粒を機外に取出す一番コンベ
ア(50)と、二番還元物を脱穀部(4)に戻す二番コ
ンベア(53)とを備えたコンバインの脱穀装置におい
て、前記一番及び二番コンベア(50)(53)をチェ
ン駆動構造に設けると共に、これらコンベア(50)
(53)のチェン駆動系(87)にトルクリミッタ装置
(82)を介設させたものであるから、一番及び二番コ
ンベア(50)(53)を駆動するのに必要な駆動力
を、極めて軽量且つコンパクトな手段によって容易に確
保できると共に、トルクリミッタ装置(82)によって
過負荷駆動も防止されて、一番及び二番コンベア(5
0)(53)やチェン駆動系(87)の安全保護も図る
ことができ、特に大きな駆動力を必要とする大型用の普
通形コンバインに至適であるなど顕著な効果を奏する。
は、脱穀部(4)内の脱穀粒を機外に取出す一番コンベ
ア(50)と、二番還元物を脱穀部(4)に戻す二番コ
ンベア(53)とを備えたコンバインの脱穀装置におい
て、前記一番及び二番コンベア(50)(53)をチェ
ン駆動構造に設けると共に、これらコンベア(50)
(53)のチェン駆動系(87)にトルクリミッタ装置
(82)を介設させたものであるから、一番及び二番コ
ンベア(50)(53)を駆動するのに必要な駆動力
を、極めて軽量且つコンパクトな手段によって容易に確
保できると共に、トルクリミッタ装置(82)によって
過負荷駆動も防止されて、一番及び二番コンベア(5
0)(53)やチェン駆動系(87)の安全保護も図る
ことができ、特に大きな駆動力を必要とする大型用の普
通形コンバインに至適であるなど顕著な効果を奏する。
【図1】一番及び二番コンベア駆動部の側面説明図であ
る。
る。
【図2】コンバイン全体の側面図である。
【図3】コンバイン全体の平面図である。
【図4】脱穀部の断面側面図である。
【図5】脱穀部の平面説明図である。
【図6】トルクリミッタの説明図である。
【図7】脱穀駆動系の説明図である。
(4) 脱穀部 (50) 一番コンベア (53) 二番コンベア (82) トルクリミッタ(トルクリミッタ装置) (87) 伝動チェン(チェン駆動系)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上 窪 啓 太 大阪市茶屋町1番32号 ヤンマー農機株式 会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 脱穀部内の脱穀粒を機外に取出す一番コ
ンベアと、二番還元物を脱穀部に戻す二番コンベアとを
備えたコンバインの脱穀装置において、前記一番及び二
番コンベアをチェン駆動構造に設けると共に、これらコ
ンベアのチェン駆動系にトルクリミッタ装置を介設させ
たことを特徴とするコンバインの脱穀装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35014393A JPH07184466A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | コンバインの脱穀装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35014393A JPH07184466A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | コンバインの脱穀装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07184466A true JPH07184466A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18408518
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35014393A Pending JPH07184466A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | コンバインの脱穀装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07184466A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005110672A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-28 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 汎用形コンバインの脱穀装置 |
JP2012120466A (ja) * | 2010-12-07 | 2012-06-28 | Yanmar Co Ltd | 作業車両 |
JP2017158479A (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社クボタ | コンバイン |
WO2017154984A1 (ja) * | 2016-03-09 | 2017-09-14 | 株式会社クボタ | 脱穀装置、及び、コンバイン |
JP2021007415A (ja) * | 2020-10-27 | 2021-01-28 | 株式会社クボタ | コンバイン |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP35014393A patent/JPH07184466A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005110672A (ja) * | 2003-09-19 | 2005-04-28 | Yanmar Agricult Equip Co Ltd | 汎用形コンバインの脱穀装置 |
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CN108777941A (zh) * | 2016-03-09 | 2018-11-09 | 株式会社久保田 | 脱谷装置及联合收割机 |
JP2021007415A (ja) * | 2020-10-27 | 2021-01-28 | 株式会社クボタ | コンバイン |
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