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JPH07179479A - アミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサン及びその製造方法 - Google Patents

アミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサン及びその製造方法

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Publication number
JPH07179479A
JPH07179479A JP32238593A JP32238593A JPH07179479A JP H07179479 A JPH07179479 A JP H07179479A JP 32238593 A JP32238593 A JP 32238593A JP 32238593 A JP32238593 A JP 32238593A JP H07179479 A JPH07179479 A JP H07179479A
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JP
Japan
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formula
poly
siloxane
amidobetaine
group
Prior art date
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Application number
JP32238593A
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English (en)
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JP2841268B2 (ja
Inventor
Takeshi Ihara
毅 井原
Shinji Yano
真司 矢野
Katsumi Kita
克己 喜多
Yoshiaki Fujikura
芳明 藤倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
Priority to JP32238593A priority Critical patent/JP2841268B2/ja
Publication of JPH07179479A publication Critical patent/JPH07179479A/ja
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Publication of JP2841268B2 publication Critical patent/JP2841268B2/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 一般式(1): 【化1】 (式中、R1 は炭素数2〜22の直鎖又は分岐鎖のアル
キレン基を示し、R2 及びR3 は同一又は異なって、炭
素数1〜4のアルキル基を示し、lは1〜3の数を示
し、mは2〜4の数を示す)で表される構成単位を含有
するアミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサン及
びその製造方法。 【効果】 起泡力及び洗浄力に優れ、香粧品等の配合成
分として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、香粧品の配合成分とし
て有用なアミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサ
ン及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】オルガノポリシロキサン(シリコーンオ
イル)は、べたつき感がなく安全性も高いことから、頭
髪の仕上げ剤のほか、各種化粧品の成分として汎用され
ている。また、最近では従来の化粧品用途に加え、香料
をも含めた香粧品の配合成分としての適用が研究されて
いる。このような用途に対応させるため、オルガノポリ
シロキサンには、相溶性、耐薬品性、水への溶解性及び
湿潤性などの各特性の一層の向上が要求されている。し
たがって、このような要求を満足させるべく、さまざま
な官能基を導入した変性オルガノポリシロキサン、例え
ば、アミノ変性、エポキシ変性、カルボン酸変性、メル
カプト変性、アルコール変性、ポリエーテル変性、フル
オロアルキル変性、アルキル変性、エステル変性及びア
ルコキシ変性オルガノポリシロキサンが、研究、開発さ
れている。
【0003】しかし、従来の各種変性オルガノポリシロ
キサンは、未だ香粧品の配合成分としては十分満足でき
るものではない。例えば、ポリエーテル変性オルガノポ
リシロキサンは、ポリエーテル結合を有する非イオン界
面活性剤の特徴である曇点現象があるため、乳化系にお
ける温度安定性が悪いという問題がある。更に、起泡力
及び洗浄力も十分ではなく、実用には不向きであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は上記の問題を解決し、起泡力及び洗浄力に優れた変性
オルガノ(ポリ)シロキサン及びその製造方法を提供す
ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明者らは鋭意研究を行った結果、後記一般式(1)で
表される構成単位を含有するアミドベタイン変性オルガ
ノ(ポリ)シロキサンが、起泡力及び洗浄力に優れ、香
粧品の配合成分として有用であることを見出し、本発明
を完成した。
【0006】すなわち、本発明は、一般式(1):
【0007】
【化6】
【0008】(式中、R1 は炭素数2〜22の直鎖又は
分岐鎖のアルキレン基を示し、R2 及びR3 は同一又は
異なって、炭素数1〜4のアルキル基を示し、lは1〜
3の数を示し、mは2〜4の数を示す)で表される構成
単位を含有するアミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シ
ロキサンを提供するものである。
【0009】また、本発明は、次式(4);
【0010】
【化7】
【0011】で表される構成単位を分子中に1以上有す
るオルガノ(ポリ)シロキサンと、次式(5);
【0012】
【化8】
【0013】(式中、R1′は単結合又は炭素数0〜2
0の直鎖若しくは分岐鎖のアルキレン基を示し、R2
3 、l及びmは前記と同じ意味を示す)で表される不
飽和結合含有アミドベタインとを反応させることを特徴
とする前記一般式(1)で表される構成単位を含有する
アミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサンの製造
方法を提供するものである。
【0014】以下、本発明について説明するが、本発明
における「オルガノ(ポリ)シロキサン」とは、高分子
量のオルガノポリシロキサンから低分子量のオルガノシ
ロキサンまでを含む意味である。
【0015】本発明のアミドベタイン変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンは、前記一般式(1)で表される構成単
位を含有するものであるが、式(1)中、R1 で示され
る炭素数2〜22の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基とし
ては、例えばエチレン、エチルエチレン、プロピレン、
トリメチレン、テトラメチレン、ペンタメチレン、ヘキ
サメチレン、ヘプタメチレン、オクタメチレン、ノナメ
チレン、デカメチレン、ウンデカメチレン、ドデカメチ
レン、トリデカメチレン、テトラデカメチレン、ペンタ
デカメチレン、ヘキサデカメチレンなどの基を挙げるこ
とができる。これらの中でも炭素数4〜12のアルキレ
ン基が好ましく、テトラメチレン、ヘキサメチレン、デ
カメチレンが特に好ましい。また、R2 及びR3 で示さ
れる炭素数1〜4のアルキル基としては、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、n−ブチル、t
−ブチルなどの基を挙げることができる。これらの中で
もメチル基、エチル基が好ましい。mは2〜4の数を示
すが、特に3が好ましく、またlは1〜3の数を示す
が、特に1〜2が好ましい。
【0016】本発明のアミドベタイン変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンのうち、好ましいものとしては次の一般
式(2)で表されるものが挙げられる。
【0017】
【化9】
【0018】[式中、R4 、R5 及びR6 は同一又は異
なって、炭素数1〜22のアルキル基若しくはアルコキ
シル基、フェニル基又は次式(3):
【0019】
【化10】
【0020】(式中、R1 、R2 、R3 、l及びmは前
記と同じ意味を示す)ただし、分子中のR4 、R5 及び
6 のうちの少なくとも1個は式(3)で表される基を
示す。nは0〜1000の数を示す]
【0021】一般式(2)において、R4 、R5 及びR
6 で示されるもののうち、炭素数1〜22のアルキル基
としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピル、n−ブチル、t−ブチル、ペンチル、ヘキシク、
ヘプチル、オクチル、ノニルなどの基を挙げることがで
き、炭素数1〜22のアルコキシル基としては、例えば
メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチル
オキシ、ヘキシルオキシ、ヘプチルオキシ、オクチルオ
キシ、ノニルオキシなどの基を挙げることができる。こ
れらの中でも炭素数1〜6のアルキル基又はアルコキシ
基が特に好ましく、メチル基が最も好ましい。
【0022】また、nは、0〜1000の数を示すが、
香粧品成分として使用する場合には、0〜300の数が
好ましく、0〜50の数が特に好ましい。
【0023】本発明のアミドベタイン変性オルガノ(ポ
リ)シロキサンは、例えば、式(4)で表される構成単
位を分子鎖中に1以上有するオルガノ(ポリ)シロキサ
ン(以下、化合物(4)という場合がある)と、式
(5)で表される不飽和結合含有アミドベタイン(以
下、化合物(5)という場合がある)とを反応させるこ
とにより、製造することができる。
【0024】式(4)で表される構成単位を分子鎖中に
1以上有するオルガノ(ポリ)シロキサンとしては、直
鎖状、網状、環状及びこれらの混合型などの種々の構造
のものを用いることができ、例えば、次式;
【0025】
【化11】
【0026】[式中、R7 〜R17は、それぞれアルキル
基(好ましくは炭素数1〜22のアルキル基)、アルコ
キシ基(好ましくは炭素数1〜22のアルコキシ基)又
はフェニル基を示し、x、y、z及びαは、それぞれ0
〜1000の数を示す]で表されるものを挙げることが
できる。
【0027】かかるオルガノ(ポリ)シロキサンとして
は、例えば1,3,5,7,9−ペンタメチルシクロペ
ンタシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン、1,1,1,3,5,7,7,7−
オクタメチルテトラシロキサン、トリス(トリメチルシ
ロキシ)シラン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチ
ルトリシロキサン、1,1,1,3,5,5,5−ヘプ
タメチルトリシロキサン、ペンタメチルジシロキサン、
1,1,3,3−テトラメチルジシロキサン、トリエチ
ルシラン、ジエチルメチルシラン、1,3−ジフェニル
−1,3−ジメチルジシロキサン、ジフェニルメチルシ
ラン、1,1,1,3,3,5,5−ヘプタメチルトリ
シロキサン、メチルトリス(ジメチルシロキシ)シラ
ン、1,1,3,3,5,5,7,7−オクタメチルテ
トラシロキサン、フェニルジメチルシラン、トリイソプ
ロピルシラン、トリ−n−オクチルシラン、トリフェニ
ルシラン、1,1,3,3,5,5,5−ヘプタメチル
トリシロキサンなどを挙げることができる。また、これ
らに該当する市販品である、TSF484、483;X
F40−A2606、40−A1629、40−A51
49、40−A2484(以上東芝シリコーン社製)な
どを用いることもできる。
【0028】また、式(5)で表される不飽和結合含有
アミドベタインは、例えば、以下に示す反応式に基づい
て製造することができる。
【0029】
【化12】
【0030】(式中、R1′、R2 、R3 、l及びmは
前記と同じ意味を示し、Xは塩素、臭素、ヨウ素などの
ハロゲン原子を示し、Mは1価の陽イオンを示す)
【0031】すなわち、まず、式(6)で表される化合
物と式(7)で表される化合物を、テトラヒドロフラ
ン、ジエチルエーテル、塩化メチレンなどの溶媒中又は
無溶媒で混合し、10〜60℃で、2〜5時間反応させ
る。各化合物の使用量は、式(7)で表される化合物に
対して式(6)で表される化合物が1〜4倍モル、特に
1〜2倍モルであるのが好ましい。反応終了後、反応液
を弱酸性水溶液、弱アルカリ性水溶液、更にイオン交換
水で洗浄し、必要に応じて蒸留精製して、式(8)で表
される化合物を得る。その後、式(8)で表される化合
物と式(9)で表される化合物とを、水、メタノール、
エタノールなどの極性溶媒中、50〜80℃で、3〜1
2時間反応させる。各化合物の使用量は、式(8)で表
される化合物に対して式(9)で表される化合物が1〜
4倍モル、特に1〜2倍モルであるのが好ましい。反応
終了後、溶媒を留去し、クロロホルム、塩化メチレンな
どの非極性溶媒を加え、未反応の式(9)で表される化
合物、副生したMXを除去する。その後、濾液を濃縮、
乾燥して、式(5)で表される化合物を得る。
【0032】化合物(4)と化合物(5)の反応は、両
化合物を溶解できる溶媒中、必要に応じて触媒の存在下
において、20〜100℃で、1〜10時間行うのが好
ましい。
【0033】化合物(4)と化合物(5)の割合は、目
的とする変性の度合いに応じて適宜決定することがで
き、特に制限されないが、例えば化合物(4)中のSi
−H結合の数をJとした場合、そのJ個のSi−H結合
のすべてを変性させる場合には、化合物(5)を化合物
(4)のJ倍モル以上、特にJ〜2J倍モル用いるのが
好ましい。溶媒としては、例えばトルエン、ヘキサン、
クロロホルム、テトラヒドロフランなどを挙げることが
でき、これらは両化合物の合計重量に対して0.5〜1
0倍量を用いるのが好ましい。また、触媒としては、白
金、ロジウム、ニッケル、パラジウムなどの遷移金属、
これらの化合物又はこれらの錯体などを挙げることがで
き、これらは両化合物の合計重量に対して10-4〜10
-6倍モル用いることが好ましい。
【0034】反応終了後、必要に応じて活性炭処理など
の適当な手段により、更に精製処理することができる。
【0035】かくして得られる本発明のアミドベタイン
変性オルガノ(ポリ)シロキサンは、いずれも高い起泡
性を有し、シリコーン等の油分との相溶性を良くするこ
とができるため、洗浄剤成分として有用である。
【0036】また、これらの界面活性剤は水性媒体に溶
解又は分散した洗浄剤組成物として用いられるのが好ま
しく、その配合量は使用目的によっても異なるが、組成
物全量中に1〜60重量%、特に2〜30重量%とする
のが好ましい。
【0037】また、このような洗浄剤組成物には、本発
明の性能を損なわない範囲で他の界面活性剤を配合する
ことができる。かかる他の界面活性剤としては、非イオ
ン性界面活性剤、イオン性界面活性剤のいずれでもよ
く、非イオン性活性剤としては、ソルビタンモノラウレ
ート等のソルビタン脂肪酸エステル、グリセロールモノ
オレート等のグリセリン脂肪酸エステル、シュークロー
スモノラウレート等のショ糖脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンラウリルエーテル等のポリオキシエチレンア
ルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピ
レングリコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸
エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、アルキ
ルアルカノールアミド、糖エーテル、糖アミド等が挙げ
られ、イオン性界面活性剤としては、ラウリン酸カリウ
ム等の脂肪酸石けん、ラウリルエーテルカルボン酸ナト
リウム等のアルキルエーテルカルボン酸塩、ラウリル硫
酸ナトリウム等のアルキル硫酸塩、ポリオキシエチレン
アルキルエーテル硫酸塩、モノラウリルリン酸ナトリウ
ム塩等のアルキルリン酸塩、ラウロイル−N−メチルタ
ウリンナトリウム、N−ラウロイル−L−グルタミン酸
ナトリウム等のN−アシルアミノ酸系活性剤、スルホコ
ハク酸系活性剤、ミラノール、ソフタゾリン等として市
販されるイミダゾリン系活性剤、ラウリル酢酸ベタイン
等のベタイン系、アミンオキサイド等が挙げられる。
【0038】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例により制限されるもの
ではない。
【0039】実施例1 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(a)を製造した。
【0040】
【化13】
【0041】アミドベタイン11g及びトルエン10g
を混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次に、
この溶液にペンタメチルジシロキサン5.3gを添加し
たのち、塩化白金酸(1%イソプロピルアルコール溶
液)30μlを添加し、70℃で3時間熟成させた。反
応終了後、トルエン50g及び活性炭1gを添加し、5
0℃で1時間攪拌した。その後、活性炭及び不溶物を濾
別した。濾液を減圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガ
ノ(ポリ)シロキサン(a)15.2gを得た。
【0042】1H−NMR(CDCl3,δppm): −0.05:CH2−Si(CH3 2−Si(C
33、 −0.02:CH2−Si(CH32−Si(
3 3、 0.40:CH2 −Si(CH3)2 −Si(CH33、 1.18:−CH2−、 1.52:NH−CO−CH2CH2 −、 1.83:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 2.10:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 3.10:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.20:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.46:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.60:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0043】実施例2 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(b)を製造した。
【0044】
【化14】
【0045】アミドベタイン20.3g及びトルエン2
0gを混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次
に、この溶液に1,1,1,3,5,5,5−ヘプタメ
チルトリシロキサン13.8gを添加したのち、塩化白
金酸(1%イソプロピルアルコール溶液)30μlを添
加し、70℃で3時間熟成させた。反応終了後、トルエ
ン70g及び活性炭1gを添加し、50℃で1時間攪拌
した。その後、活性炭及び不溶物を濾別した。濾液を減
圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキ
サン(b)32.2gを得た。
【0046】1H−NMR(D2O,δppm): −0.18:CH2−Si(CH3 )−Si(CH33、 −0.12:CH2−Si(CH3)−Si(
3 3 、 0.35:CH2 −Si(CH32−Si(CH33、 1.04:−CH2−、 1.33:NH−CO−CH2CH2 −、 1.70:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 1.91:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 2.94:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.02:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.30:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.51:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0047】実施例3 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(c)を製造した。
【0048】
【化15】
【0049】アミドベタイン14.8g及びトルエン1
5gを混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次
に、この溶液に1,1,3,3,5,5,7,7−オク
タメチルテトラシロキサン6.74gを添加したのち、
塩化白金酸(1%イソプロピルアルコール溶液)30μ
lを添加し、70℃で3時間熟成させた。反応終了後、
トルエン40g及び活性炭1gを添加し、50℃で1時
間攪拌した。その後、活性炭及び不溶物を濾別した。濾
液を減圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガノ(ポリ)
シロキサン(c)21.2gを得た。
【0050】1H−NMR(D2O,δppm): −0.19:CH2−Si(CH3 )−Si(CH33、 0.37:CH2 −Si(CH32−Si(CH33、 1.03:−CH2−、 1.32:NH−CO−CH2CH2 −、 1.73:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 1.91:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 2.93:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.03:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.30:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.51:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0051】実施例4 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(d)を製造した。
【0052】
【化16】
【0053】アミドベタイン15.8g及びトルエン1
5gを混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次
に、この溶液に1,1,1,3,5,7,7,7−オク
タメチルテトラシロキサン7.0gを添加したのち、塩
化白金酸(1%イソプロピルアルコール溶液)30μl
を添加し、70℃で3時間熟成させた。反応終了後、ト
ルエン40g及び活性炭1gを添加し、50℃で1時間
攪拌した。その後、活性炭及び不溶物を濾別した。濾液
を減圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シ
ロキサン(d)22.0gを得た。
【0054】1H−NMR(D2O,δppm): −0.19:CH2−Si(CH3 )−Si(CH33、 −0.12:CH2−Si(CH3)−Si(CH3 3、 0.40:CH2 −Si(CH32−Si(CH33、 1.03:−CH2−、 1.35:NH−CO−CH2CH2 −、 1.72:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 1.91:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 2.92:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.03:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.31:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.51:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0055】実施例5 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(e)を製造した。
【0056】
【化17】
【0057】アミドベタイン4.1g及びトルエン5g
を混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次に、
この溶液にXF40−A5149を30g添加したの
ち、塩化白金酸(1%イソプロピルアルコール溶液)3
0μlを添加し、70℃で3時間熟成させた。反応終了
後、トルエン100g及び活性炭1gを添加し、50℃
で1時間攪拌した。その後、活性炭及び不溶物を濾別し
た。濾液を減圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(e)33.7gを得た。
【0058】1H−NMR(CDCl3,δppm): −0.03:Si−CH3、 0.39:CH2 −Si、 1.18:−CH2−、 1.53:NH−CO−CH2CH2 −、 1.83:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 2.09:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 3.10:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.19:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.47:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.61:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0059】実施例6 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(f)を製造した。
【0060】
【化18】
【0061】アミドベタイン8.1g及びトルエン7g
を混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次に、
この溶液にXF40−A2428を25g添加したの
ち、塩化白金酸(1%イソプロピルアルコール溶液)3
0μlを添加し、70℃で3時間熟成させた。反応終了
後、トルエン70g及び活性炭1gを添加し、50℃で
1時間攪拌した。その後、活性炭及び不溶物を濾別し
た。濾液を減圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(f)32.7gを得た。
【0062】1H−NMR(CDCl3,δppm): −0.03:Si−CH3、 0.40:CH2 −Si、 1.19:−CH2−、 1.53:NH−CO−CH2CH2 −、 1.84:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 2.09:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 3.11:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.20:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.47:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.60:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0063】実施例7 下記の反応式に基づいて、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(g)を製造した。
【0064】
【化19】
【0065】アミドベタイン8.5g及びトルエン7g
を混合し、70℃に昇温させながら溶解させた。次に、
この溶液にXF40−A2606を20g添加したの
ち、塩化白金酸(1%イソプロピルアルコール溶液)3
0μlを添加し、70℃で3時間熟成させた。反応終了
後、トルエン50g及び活性炭1gを添加し、50℃で
1時間攪拌した。その後、活性炭及び不溶物を濾別し
た。濾液を減圧濃縮し、アミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン(g)28.3gを得た。
【0066】1H−NMR(CDCl3 ,δppm): −0.03:Si−CH3、 0.40:CH2 −Si、 1.18:−CH2−、 1.52:NH−CO−CH2CH2 −、 1.84:−CH2 −CH2−NH−CO−CH2−CH2
−、 2.10:−CH2−NH−CO−CH2 −CH2−、 3.11:OOC−CH2−N(CH3 2−CH2−CH
2−CH2−NH−、 3.20:OOC−CH2−N(CH32CH2 −CH
2−CH2−NH−、 3.48:OOC−CH2−N(CH32−CH2−CH
2CH2 −NH−、 3.59:OOC−CH2 −N(CH32−CH2
【0067】試験例 実施例1〜4で得られたアミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサン及び次式;
【0068】
【化20】
【0069】で示される3種類のポリエーテル変性オル
ガノ(ポリ)シロキサン(比較例1、2、3)を用い、
起泡力を測定した。試験方法としては、まず、それぞれ
の1%水溶液を、直径6.5cmのシリンダーに入れ、
次に、室温で1分間(1000r.p.m.)反転攪拌した。
その後、30秒間静置し、その時点で残存している泡の
高さを測定し、起泡力を評価した。結果を表1に示す。
【0070】
【表1】
【0071】このように、本発明のアミドベタイン変性
オルガノ(ポリ)シロキサンは、いずれも公知のポリエ
ーテル変性オルガノ(ポリ)シロキサンに比べて、非常
に優れた起泡力を示した。また、本発明のアミドベタイ
ン変性オルガノ(ポリ)シロキサンは洗浄力にも優れた
ものであった。
【0072】
【発明の効果】本発明のアミドベタイン変性オルガノ
(ポリ)シロキサンは、起泡力及び洗浄力に優れてお
り、また極性溶媒等との相溶性も極めて良好であり、香
粧品等の配合成分として有用である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1): 【化1】 (式中、R1 は炭素数2〜22の直鎖又は分岐鎖のアル
    キレン基を示し、R2 及びR3 は同一又は異なって、炭
    素数1〜4のアルキル基を示し、lは1〜3の数を示
    し、mは2〜4の数を示す)で表される構成単位を含有
    するアミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサン。
  2. 【請求項2】 一般式(1)において、R1 が炭素数4
    〜12の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、R2
    びR3 が同一又は異なって、メチル基又はエチル基を示
    し、lが1〜2の数を示し、mが3を示すものである請
    求項1記載のアミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロ
    キサン。
  3. 【請求項3】 一般式(2); 【化2】 [式中、R4 、R5 及びR6 は同一又は異なって、炭素
    数1〜22のアルキル基若しくはアルコキシル基、フェ
    ニル基又は次式(3): 【化3】 (式中、R1 は炭素数2〜22の直鎖又は分岐鎖のアル
    キレン基を示し、R2 及びR3 は同一又は異なって、炭
    素数1〜4のアルキル基を示し、lは1〜3の数を示
    し、mは2〜4の数を示す)で表される基を示す。ただ
    し、分子中のR4 、R5 及びR6 のうちの少なくとも1
    個は式(3)で表される基を示す。nは0〜1000の
    数を示す]で表されるアミドベタイン変性オルガノ(ポ
    リ)シロキサン。
  4. 【請求項4】 一般式(2)において、分子中のR4
    5 及びR6 のうちの少なくとも1個が式(3)で示さ
    れる基であり、残部がメチル基である請求項3記載のア
    ミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサン。
  5. 【請求項5】 式(3)において、R1 が炭素数4〜1
    2の直鎖又は分岐鎖のアルキレン基を示し、R2 及びR
    3 が同一又は異なって、メチル基又はエチル基を示し、
    lが1〜2の数を示し、mが3を示すものである請求項
    3記載のアミドベタイン変性オルガノ(ポリ)シロキサ
    ン。
  6. 【請求項6】 次式(4); 【化4】 で表される構成単位を分子中に1以上有するオルガノ
    (ポリ)シロキサンと、次式(5); 【化5】 (式中、R1′は単結合又は炭素数0〜20の直鎖若し
    くは分岐鎖のアルキレン基を示し、R2 及びR3 は同一
    又は異なって、炭素数1〜4のアルキル基を示し、lは
    1〜3の数を示し、mは2〜4の数を示す)で表される
    不飽和結合含有アミドベタインとを反応させることを特
    徴とする請求項1記載のアミドベタイン変性オルガノ
    (ポリ)シロキサンの製造方法。
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