JPH07170149A - 圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタ - Google Patents
圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタInfo
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- JPH07170149A JPH07170149A JP31461293A JP31461293A JPH07170149A JP H07170149 A JPH07170149 A JP H07170149A JP 31461293 A JP31461293 A JP 31461293A JP 31461293 A JP31461293 A JP 31461293A JP H07170149 A JPH07170149 A JP H07170149A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 外部からの衝撃や振動等に起因する出力波形
変動が少ない圧電部品用端子を得る。 【構成】 端子11は電極片11a,11bと外部接続
部11cと突起11d,11eを備えている。電極片1
1aとこの電極片11aから延在した外部接続部11c
と電極片11aに設けられた突起11eは、例えば金属
素材からプレスカット法により切り出される。同様に、
電極片11bとこの電極片11bに設けられた突起11
dも、プレスカット法により製作される。電極片11b
は、断面が円弧状のドーム形をしている。電極片11b
は、凸曲面が外に張り出し、かつ突起11d,11eが
外に突出するように、平板状の電極片11aに重ね合わ
されている。電極片11bを電極片11aに押し付ける
と、電極片11bの外周部分は電極片11aに密着する
ことになる。
変動が少ない圧電部品用端子を得る。 【構成】 端子11は電極片11a,11bと外部接続
部11cと突起11d,11eを備えている。電極片1
1aとこの電極片11aから延在した外部接続部11c
と電極片11aに設けられた突起11eは、例えば金属
素材からプレスカット法により切り出される。同様に、
電極片11bとこの電極片11bに設けられた突起11
dも、プレスカット法により製作される。電極片11b
は、断面が円弧状のドーム形をしている。電極片11b
は、凸曲面が外に張り出し、かつ突起11d,11eが
外に突出するように、平板状の電極片11aに重ね合わ
されている。電極片11bを電極片11aに押し付ける
と、電極片11bの外周部分は電極片11aに密着する
ことになる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信機、携帯用無線
機、コードレス電話機等に利用される圧電部品の構成品
である圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィル
タに関する。
機、コードレス電話機等に利用される圧電部品の構成品
である圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィル
タに関する。
【0002】
【発明の背景と課題】従来より、圧電部品に使用される
端子として、圧電共振子を保持するための突起をそれぞ
れ設けた二つの電極片を重ね合わせた両面突起構造のも
のが知られている。このような両面突起端子や圧電共振
子等を重ねて略箱形状をなすケースに収納した圧電部品
に、外部から衝撃や振動が加わると、出力波形が変動し
易いという問題があった。出力波形が変動するのは、外
部からの衝撃等によって複数の寄生振動モードが発生
し、この複数の寄生振動モードが正規の振動モードと共
に端子を伝わって出力されるからであると考えられる。
端子として、圧電共振子を保持するための突起をそれぞ
れ設けた二つの電極片を重ね合わせた両面突起構造のも
のが知られている。このような両面突起端子や圧電共振
子等を重ねて略箱形状をなすケースに収納した圧電部品
に、外部から衝撃や振動が加わると、出力波形が変動し
易いという問題があった。出力波形が変動するのは、外
部からの衝撃等によって複数の寄生振動モードが発生
し、この複数の寄生振動モードが正規の振動モードと共
に端子を伝わって出力されるからであると考えられる。
【0003】そこで、本発明の課題は、外部からの衝撃
や振動等に起因する出力波形の変動を少なくすることが
できる圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィル
タを提供することにある。
や振動等に起因する出力波形の変動を少なくすることが
できる圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィル
タを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段と作用】以上の課題を解決
するため、本発明に係る圧電部品用端子は、(a)圧電
共振子を保持するための突起を設けた第1の電極片と、
圧電共振子を保持するための突起を設けた第2の電極片
とを備え、(b)前記第1の電極片と第2の電極片の少
なくともいずれか一方の電極片が略ドーム形状であり、
この略ドーム形状の電極片の外周部分が他方の電極片に
密着していること、を特徴とする。
するため、本発明に係る圧電部品用端子は、(a)圧電
共振子を保持するための突起を設けた第1の電極片と、
圧電共振子を保持するための突起を設けた第2の電極片
とを備え、(b)前記第1の電極片と第2の電極片の少
なくともいずれか一方の電極片が略ドーム形状であり、
この略ドーム形状の電極片の外周部分が他方の電極片に
密着していること、を特徴とする。
【0005】また、本発明に係るラダー型フィルタは、
圧電共振子を保持するための突起をそれぞれ設けた圧電
部品用端子のうちの少なくとも一つが、圧電共振子を保
持するための突起を設けた第1の電極片と、圧電共振子
を保持するための突起を設けた第2の電極片とを備え、
前記第1の電極片と第2の電極片の少なくともいずれか
一方の電極片が略ドーム形状であり、この略ドーム形状
の電極片の外周部分が他方の電極片に密着していること
を特徴とする。
圧電共振子を保持するための突起をそれぞれ設けた圧電
部品用端子のうちの少なくとも一つが、圧電共振子を保
持するための突起を設けた第1の電極片と、圧電共振子
を保持するための突起を設けた第2の電極片とを備え、
前記第1の電極片と第2の電極片の少なくともいずれか
一方の電極片が略ドーム形状であり、この略ドーム形状
の電極片の外周部分が他方の電極片に密着していること
を特徴とする。
【0006】以上の構成において、圧電部品用端子は第
1の電極片と第2の電極片は重なり合い、しかも、略ド
ーム形状の電極片の外周部分が他方の電極に密着してい
るため、この端子を備えた圧電部品、特に、ラダー型フ
ィルタは寄生振動モードを出力しにくくなり、正規の振
動モードを主として出力することになる。従って、従来
の端子を備えた圧電部品と比較して、出力波形の変動は
抑制されることになる。
1の電極片と第2の電極片は重なり合い、しかも、略ド
ーム形状の電極片の外周部分が他方の電極に密着してい
るため、この端子を備えた圧電部品、特に、ラダー型フ
ィルタは寄生振動モードを出力しにくくなり、正規の振
動モードを主として出力することになる。従って、従来
の端子を備えた圧電部品と比較して、出力波形の変動は
抑制されることになる。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る圧電部品用端子及びこれ
を用いたラダー型フィルタの実施例を添付図面を参照し
て説明する。 [第1実施例、図1〜図5]図1及び図2に示すよう
に、端子11は電極片11a,11bと外部接続部11
cと突起11d,11eを備えている。矩形電極片11
aとこの電極片11aから延在した外部接続部11cと
電極片11aに設けられた突起11eは、例えば金属素
材からプレスカット法により切り出される。同様に、円
形電極片11bとこの電極片11bに設けられた突起1
1dも、プレスカット法により製作される。電極片11
bは、断面が円弧状のドーム形をしている。この電極片
11bは、凸曲面が外に張り出し、かつ突起11d,1
1eが外に突出するように、平板状の電極片11aに重
ね合わされている。電極片11bを電極片11aに押し
付けると、電極片11bの外周部分は電極片11aに密
着することになる。
を用いたラダー型フィルタの実施例を添付図面を参照し
て説明する。 [第1実施例、図1〜図5]図1及び図2に示すよう
に、端子11は電極片11a,11bと外部接続部11
cと突起11d,11eを備えている。矩形電極片11
aとこの電極片11aから延在した外部接続部11cと
電極片11aに設けられた突起11eは、例えば金属素
材からプレスカット法により切り出される。同様に、円
形電極片11bとこの電極片11bに設けられた突起1
1dも、プレスカット法により製作される。電極片11
bは、断面が円弧状のドーム形をしている。この電極片
11bは、凸曲面が外に張り出し、かつ突起11d,1
1eが外に突出するように、平板状の電極片11aに重
ね合わされている。電極片11bを電極片11aに押し
付けると、電極片11bの外周部分は電極片11aに密
着することになる。
【0008】以上の構成からなる端子11は、電極片1
1bの外周部分が電極片11aに密着するので、この端
子11を備えた圧電部品は、外部からの衝撃や振動等に
よって発生した複数の寄生振動モードを出力しにくくな
り、正規の振動モードを主として出力することになる。
従って、従来の端子を備えた圧電部品と比較して出力波
形の変動を小さくすることができる。
1bの外周部分が電極片11aに密着するので、この端
子11を備えた圧電部品は、外部からの衝撃や振動等に
よって発生した複数の寄生振動モードを出力しにくくな
り、正規の振動モードを主として出力することになる。
従って、従来の端子を備えた圧電部品と比較して出力波
形の変動を小さくすることができる。
【0009】次に、この端子11を出力端子として使用
したラダー型フィルタを例にして、端子11の作用効果
を説明する。なお、この端子11を入力端子、グランド
端子あるいは中継端子等として使用してもよいし、2個
以上の端子に端子11を使用してもよい。ただし、出力
端子として使用するのが最も効果的である。図3に示す
ように、ラダー型フィルタは、略箱形状のケース1、4
枚の圧電共振子5,6,7,8、入力端子10、端子1
1、中継端子12、グランド端子13及びばね端子20
で構成されている。圧電共振子5,6,7,8はそれぞ
れ表裏面に振動電極を設けた周知のものであり、拡がり
振動モードにて振動する。
したラダー型フィルタを例にして、端子11の作用効果
を説明する。なお、この端子11を入力端子、グランド
端子あるいは中継端子等として使用してもよいし、2個
以上の端子に端子11を使用してもよい。ただし、出力
端子として使用するのが最も効果的である。図3に示す
ように、ラダー型フィルタは、略箱形状のケース1、4
枚の圧電共振子5,6,7,8、入力端子10、端子1
1、中継端子12、グランド端子13及びばね端子20
で構成されている。圧電共振子5,6,7,8はそれぞ
れ表裏面に振動電極を設けた周知のものであり、拡がり
振動モードにて振動する。
【0010】ケース1は右側に開口部1aを有し、その
材料としては樹脂やセラミックス等が用いられている。
出力端子として機能する端子11は、突起11dが圧電
共振子8の下面に圧接し、突起11eが圧電共振子7の
上面に圧接している。入力端子10は電極片部10aと
外部接続部10bと突起10cを備え、突起10cが圧
電共振子5の下面に圧接している。
材料としては樹脂やセラミックス等が用いられている。
出力端子として機能する端子11は、突起11dが圧電
共振子8の下面に圧接し、突起11eが圧電共振子7の
上面に圧接している。入力端子10は電極片部10aと
外部接続部10bと突起10cを備え、突起10cが圧
電共振子5の下面に圧接している。
【0011】中継電極12は電極片部12a,12b,
12cと中継片部12dと突起12e,12f,12g
を備え、突起12eが圧電共振子8の上面に圧接し、突
起12fが圧電共振子6の下面に圧接し、突起12gが
圧電共振子5の上面に圧接している。電極片12cは、
断面が円弧状のドーム形をしている。この電極片12c
は、凸曲面が外に張り出すように、平板状の電極片12
bに重ね合わされている。電極片12cの外周部分は電
極片12bに密着している。
12cと中継片部12dと突起12e,12f,12g
を備え、突起12eが圧電共振子8の上面に圧接し、突
起12fが圧電共振子6の下面に圧接し、突起12gが
圧電共振子5の上面に圧接している。電極片12cは、
断面が円弧状のドーム形をしている。この電極片12c
は、凸曲面が外に張り出すように、平板状の電極片12
bに重ね合わされている。電極片12cの外周部分は電
極片12bに密着している。
【0012】グランド端子13は電極片部13a,13
bと外部接続部13cと突起13d,13eを備え、突
起13dが圧電共振子7の下面に圧接し、突起13eが
圧電共振子6の上面に圧接している。電極片13bは、
断面が円弧状のドーム形をしている。この電極片13b
は、凸曲面が外に張り出すように、平板状の電極片13
aに重ね合わされている。電極片13bの外周部分は電
極片13aに密着している。
bと外部接続部13cと突起13d,13eを備え、突
起13dが圧電共振子7の下面に圧接し、突起13eが
圧電共振子6の上面に圧接している。電極片13bは、
断面が円弧状のドーム形をしている。この電極片13b
は、凸曲面が外に張り出すように、平板状の電極片13
aに重ね合わされている。電極片13bの外周部分は電
極片13aに密着している。
【0013】以上の圧電共振子5〜8及び端子10〜1
3は、ケース1に収容されている。ばね端子20は、圧
電共振子5〜8と端子10〜13間に適度の圧接力を発
生させるべく、ケース1と端子10の間に挟まれてい
る。ケース1の開口部1aの段部には絶縁紙30がセッ
トされている。ケース1の開口部1aには樹脂等のシー
ル材31がポッティングされており、ケース1の内部を
密閉している。なお、各端子10,11,13の外部接
続部10b,11c,13cはシール材31の硬化後、
ケース1の側面及び底面に沿って折り曲げられ、表面実
装タイプとしてもよい。
3は、ケース1に収容されている。ばね端子20は、圧
電共振子5〜8と端子10〜13間に適度の圧接力を発
生させるべく、ケース1と端子10の間に挟まれてい
る。ケース1の開口部1aの段部には絶縁紙30がセッ
トされている。ケース1の開口部1aには樹脂等のシー
ル材31がポッティングされており、ケース1の内部を
密閉している。なお、各端子10,11,13の外部接
続部10b,11c,13cはシール材31の硬化後、
ケース1の側面及び底面に沿って折り曲げられ、表面実
装タイプとしてもよい。
【0014】図4はこうして得られたラダー型フィルタ
の電気等価回路図である。入力端子10と端子11の間
に直列に接続した圧電共振子5,8と、並列に接続した
圧電共振子6,7とが交互に接続され、ラダー構造をな
している。端子11〜13において、電極片11b,1
2c,13bの外周部分がそれぞれ電極片11a,12
b,13aに密着しているので、外部からの衝撃や振動
等によって発生した複数の寄生振動モードが出力されに
くくなり、正規の振動モードが主として端子11から出
力されることになる。従って、従来の端子を備えたラダ
ー型フィルタと比較して、出力波形の変動が小さいラダ
ー型フィルタが得られる。
の電気等価回路図である。入力端子10と端子11の間
に直列に接続した圧電共振子5,8と、並列に接続した
圧電共振子6,7とが交互に接続され、ラダー構造をな
している。端子11〜13において、電極片11b,1
2c,13bの外周部分がそれぞれ電極片11a,12
b,13aに密着しているので、外部からの衝撃や振動
等によって発生した複数の寄生振動モードが出力されに
くくなり、正規の振動モードが主として端子11から出
力されることになる。従って、従来の端子を備えたラダ
ー型フィルタと比較して、出力波形の変動が小さいラダ
ー型フィルタが得られる。
【0015】図5は、得られたラダー型フィルタの出力
波形変動の測定結果を示すグラフである。外部から所定
の衝撃力をフィルタに加え、衝撃を加える前の挿入損失
特性(実線40)と衝撃を加えた後の挿入損失特性(実
線41)を比較した。この結果、衝撃の前後で出力波形
の変動は全くなかった。一方、比較のために従来のラダ
ー型フィルタの出力波形変動の測定結果(点線45,4
6)も併せて記載した。衝撃を加える前の挿入損失特性
(点線45)と衝撃を加えた後の挿入損失特性(点線4
6)を比較すると、衝撃の前後で出力波形が大きく変動
している。
波形変動の測定結果を示すグラフである。外部から所定
の衝撃力をフィルタに加え、衝撃を加える前の挿入損失
特性(実線40)と衝撃を加えた後の挿入損失特性(実
線41)を比較した。この結果、衝撃の前後で出力波形
の変動は全くなかった。一方、比較のために従来のラダ
ー型フィルタの出力波形変動の測定結果(点線45,4
6)も併せて記載した。衝撃を加える前の挿入損失特性
(点線45)と衝撃を加えた後の挿入損失特性(点線4
6)を比較すると、衝撃の前後で出力波形が大きく変動
している。
【0016】[第2実施例及び第3実施例、図6及び図
7]図6に示すように、第2実施例の端子51は円形電
極片51a,51bと外部接続部51cと突起51d,
51eを備えている。電極片51aとこの電極片51a
から延在した外部接続部51cと電極片51aに設けら
れた突起51eは、電極片51bとこの電極片51bに
設けられた突起51dとは別の部材にて製作されてい
る。電極片51aは、断面が円弧状のドーム形をしてい
る。この電極片51aは、凸曲面が外に張り出し、か
つ、突起51d,51eが外に突出するように、平板状
の電極片51bは電極片51aに重ね合わされている。
7]図6に示すように、第2実施例の端子51は円形電
極片51a,51bと外部接続部51cと突起51d,
51eを備えている。電極片51aとこの電極片51a
から延在した外部接続部51cと電極片51aに設けら
れた突起51eは、電極片51bとこの電極片51bに
設けられた突起51dとは別の部材にて製作されてい
る。電極片51aは、断面が円弧状のドーム形をしてい
る。この電極片51aは、凸曲面が外に張り出し、か
つ、突起51d,51eが外に突出するように、平板状
の電極片51bは電極片51aに重ね合わされている。
【0017】また、図7に示すように、第3実施例の端
子52は、円形電極片52a,52bと外部接続部52
cと突起52d,52eを備えている。電極片52a,
52bは、それぞれ断面が円弧状のドーム形をしてい
る。電極片52a,52bは、それぞれの凸曲面が外に
張り出し、かつ、突起52d,52eが外に突出するよ
うに重ね合わされている。電極片52a,52bに力を
加えて相互に押し付けると、電極片52bの外周部分は
電極片52aに密着することになる。以上の構成からな
る端子51,52はそれぞれ第1実施例の端子11と同
様の作用効果を奏する。
子52は、円形電極片52a,52bと外部接続部52
cと突起52d,52eを備えている。電極片52a,
52bは、それぞれ断面が円弧状のドーム形をしてい
る。電極片52a,52bは、それぞれの凸曲面が外に
張り出し、かつ、突起52d,52eが外に突出するよ
うに重ね合わされている。電極片52a,52bに力を
加えて相互に押し付けると、電極片52bの外周部分は
電極片52aに密着することになる。以上の構成からな
る端子51,52はそれぞれ第1実施例の端子11と同
様の作用効果を奏する。
【0018】[第4実施例、図8及び図9]図8及び図
9に示すように、端子55は、電極片55a,55bと
外部接続部55cと突起55d,55eを備えている。
電極片55bは折曲げられて電極片55aに重ね合わさ
れている。電極片55bは、断面が円弧状のドーム形を
しており、凸曲面が外に張り出している。電極片55b
を電極片55aに押し付けると、電極片55bの外周部
分は平板状の電極片55aに密着することになる。この
端子55は第1実施例の端子11と同様の作用効果を奏
すると共に、部品点数が少なくなり、ラダー型フィルタ
等の組立て作業が簡略になる。
9に示すように、端子55は、電極片55a,55bと
外部接続部55cと突起55d,55eを備えている。
電極片55bは折曲げられて電極片55aに重ね合わさ
れている。電極片55bは、断面が円弧状のドーム形を
しており、凸曲面が外に張り出している。電極片55b
を電極片55aに押し付けると、電極片55bの外周部
分は平板状の電極片55aに密着することになる。この
端子55は第1実施例の端子11と同様の作用効果を奏
すると共に、部品点数が少なくなり、ラダー型フィルタ
等の組立て作業が簡略になる。
【0019】[他の実施例]本発明に係る圧電部品用端
子及びこれを用いたラダー型フィルタは前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形
することができる。前記実施例の圧電部品用端子では、
略ドーム形状の電極片は円形であるが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、矩形等の任意の形を採用して
もよい。
子及びこれを用いたラダー型フィルタは前記実施例に限
定されるものではなく、その要旨の範囲内で種々に変形
することができる。前記実施例の圧電部品用端子では、
略ドーム形状の電極片は円形であるが、必ずしもこれに
限定されるものではなく、矩形等の任意の形を採用して
もよい。
【0020】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、圧電部品用端子の第1の電極片と第2の電極片
の少なくともいずれか一方の電極片を略ドーム形状に
し、この略ドーム形状の電極片の外周部分が他方の電極
片に密着するようにしたので、この端子を備えた圧電部
品、特にラダー型フィルタは、外部からの衝撃や振動等
によって発生した複数の寄生振動モードを出力しにくく
なり、外部からの衝撃や振動等に起因する出力波形の変
動を少なくできる。
よれば、圧電部品用端子の第1の電極片と第2の電極片
の少なくともいずれか一方の電極片を略ドーム形状に
し、この略ドーム形状の電極片の外周部分が他方の電極
片に密着するようにしたので、この端子を備えた圧電部
品、特にラダー型フィルタは、外部からの衝撃や振動等
によって発生した複数の寄生振動モードを出力しにくく
なり、外部からの衝撃や振動等に起因する出力波形の変
動を少なくできる。
【図1】本発明に係る圧電部品用端子の第1実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図2】図1のII−II断面図。
【図3】図1に示した圧電部品用端子を備えたラダー型
フィルタの一部断面図。
フィルタの一部断面図。
【図4】図3に示したラダー型フィルタの電気等価回路
図。
図。
【図5】出力波形変動の測定結果を示すグラフ。
【図6】本発明に係る圧電部品用端子の第2実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図7】本発明に係る圧電部品用端子の第3実施例を示
す断面図。
す断面図。
【図8】本発明に係る圧電部品用端子の第4実施例を示
す斜視図。
す斜視図。
【図9】図8のIX−IX断面図。
11,12,13…端子 11a,12b,13a…電極片 11b,12c,13b…ドーム形状電極片 11d,11e,12f,12g,13d,13e…突
起 51,52,55…端子 51a,52a,52b,55b…ドーム形状電極片 51b,55a…電極片 51d,51e,52d,52e,55d,55e…突
起
起 51,52,55…端子 51a,52a,52b,55b…ドーム形状電極片 51b,55a…電極片 51d,51e,52d,52e,55d,55e…突
起
Claims (2)
- 【請求項1】 圧電共振子を保持するための突起を設け
た第1の電極片と、圧電共振子を保持するための突起を
設けた第2の電極片とを備え、 前記第1の電極片と第2の電極片の少なくともいずれか
一方の電極片が略ドーム形状であり、この略ドーム形状
の電極片の外周部分が他方の電極片に密着しているこ
と、 を特徴とする圧電部品用端子。 - 【請求項2】 等価回路で、直列圧電共振子と並列圧電
共振子とが交互に接続されてなるラダー型フィルタにお
いて、 前記圧電共振子を保持するための突起をそれぞれ設けた
圧電部品用端子のうちの少なくとも一つが、圧電共振子
を保持するための突起を設けた第1の電極片と、圧電共
振子を保持するための突起を設けた第2の電極片とを備
え、前記第1の電極片と第2の電極片の少なくともいず
れか一方の電極片が略ドーム形状であり、この略ドーム
形状の電極片の外周部分が他方の電極片に密着している
ことを特徴とするラダー型フィルタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31461293A JPH07170149A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31461293A JPH07170149A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07170149A true JPH07170149A (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=18055401
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31461293A Pending JPH07170149A (ja) | 1993-12-15 | 1993-12-15 | 圧電部品用端子及びこれを用いたラダー型フィルタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07170149A (ja) |
-
1993
- 1993-12-15 JP JP31461293A patent/JPH07170149A/ja active Pending
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