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JPH07156691A - 車両のパワーユニット - Google Patents

車両のパワーユニット

Info

Publication number
JPH07156691A
JPH07156691A JP5305420A JP30542093A JPH07156691A JP H07156691 A JPH07156691 A JP H07156691A JP 5305420 A JP5305420 A JP 5305420A JP 30542093 A JP30542093 A JP 30542093A JP H07156691 A JPH07156691 A JP H07156691A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
region
low speed
power unit
range
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5305420A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Hitomi
光夫 人見
Noriyuki Iwata
典之 岩田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP5305420A priority Critical patent/JPH07156691A/ja
Publication of JPH07156691A publication Critical patent/JPH07156691A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02MSUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
    • F02M26/00Engine-pertinent apparatus for adding exhaust gases to combustion-air, main fuel or fuel-air mixture, e.g. by exhaust gas recirculation [EGR] systems
    • F02M26/02EGR systems specially adapted for supercharged engines
    • F02M26/04EGR systems specially adapted for supercharged engines with a single turbocharger
    • F02M26/07Mixed pressure loops, i.e. wherein recirculated exhaust gas is either taken out upstream of the turbine and reintroduced upstream of the compressor, or is taken out downstream of the turbine and reintroduced downstream of the compressor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 過給機付ガソリンエンジンと自動変速機とを
用い、エンジンの低速高負荷側の低燃費領域でのより一
層の低燃費化を図るとともに、この運転領域が多用され
るようにして、大幅に燃費を改善する。 【構成】 エンジンに過給機15を設け、少なくともエ
ンジンの過給域における低速域で空燃比を理論空燃比よ
りも大きい値に設定して、この領域の正味燃費率を低減
するとともに、変速機25として自動変速機を用い、こ
の自動変速機の特性を、過給域における低速域で平坦路
のときの定常走行が行なわれるように設定することによ
り、この領域が多用されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過給機付ガソリンエン
ジンと自動変速機と備えた車両のパワーユニットに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、排気ターボ過給機などの過給
機により吸気を加圧供給するようにした過給機付ガソリ
ンエンジンは一般に知られている。
【0003】この種の過給機付エンジンにおいて、例え
ば特開平3−23327号公報に示されるように、過給
域(過給により吸気圧力が高められる運転域)で、混合
気の空燃比が理論空燃比よりも大きくなる(希薄側とな
る)ように、燃料供給手段から供給される燃料の量を制
御するようにしたものも提案されている。このエンジン
によると、過給域である高負荷側の運転域で、過給によ
りトルクおよび燃焼安定性が確保されつつリーンバーン
(希薄燃焼)が行なわれることにより、この運転域の燃
費が低減される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、車両のパワ
ーユニットはエンジンと変速機等で構成されており、こ
のパワーユニットにおいて、車両の走行状態にはエンジ
ンの運転状態と変速機の変速比等が関係し、また、燃費
はエンジンの運転状態によって変化する。従って、上記
のようなターボ過給機付エンジンを用い、過給域で空燃
比を大きくして低燃費化を図っても、燃費の低い運転領
域の使用頻度が少なければ実質的に燃費が充分に改善さ
れず、このような点で課題が残されていた。
【0005】本発明は、上記の事情に鑑み、エンジンの
低燃費領域でのより一層の低燃費化を図るとともに、こ
の運転領域が多用されるようにすることにより、大幅に
燃費を改善することができる車両のパワーユニットを提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、過給機付ガソリンエンジンと自動変速機
とを備え、少なくともエンジンの過給域(吸気弁直前の
圧力が大気圧以上の領域をいう。以下、同様)における
低速域で空燃比を理論空燃比よりも大きい値に設定する
とともに、上記自動変速機の特性を、過給域における低
速域で平坦路のときの定常走行が行なわれるように設定
したものである。
【0007】この発明において、好ましくは自動変速機
を無段変速機とし、運転状態に応じて上記無段変速機の
変速比を変化させる変速比制御特性を、過給域における
低速域で平坦路のときの定常走行が行なわれるように設
定する。
【0008】過給機は排気ターボ過給機とすることが効
果的である。
【0009】あるいは、過給機を機械式過給機とすると
ともに、吸・排気弁の開弁オーバラップ期間を可変とす
るバルブタイミング可変機構と、少なくとも低速高負荷
域で低速低負荷域と比べて上記開弁オーバラップ期間を
大きくするようにバルブタイミング可変機構を制御する
制御手段とを設けるようにすることも効果的である。
【0010】エンジンの幾何学的圧縮比は9以上に設定
することが好ましい。
【0011】また、少なくとも上記過給域における低速
域で、エンジンの有効圧縮比が膨張比よりも小さくなる
ように吸気弁閉時期を設定し、より具体的には、1mmリ
フト時をもって定義した吸気弁閉時期をクランク角で下
死点後50°以上に設定したすることが好ましい。
【0012】また、エンジンに、少なくとも低速高負荷
時に吸気系への排気ガスの還流を行なう排気ガス還流手
段を設けることが好ましい。
【0013】さらに、エンジン排気通路に、空燃比が理
論空燃比より大きいときにも窒素酸化物の浄化が可能な
触媒を設けるとともに、上記排気ガス還流手段による排
気ガス還流量を、少なくとも低速高負荷時において上記
触媒の温度をこの触媒の浄化性能が高くなる温度域に保
つように制御する手段を設けることが好ましい。
【0014】
【作用】本発明によると、過給域における低速域で、混
合気の空燃比が大きく、かつ平均有効圧力が高い状態が
得られることにより、後に詳述するような理由で正味燃
費率が低くなり、しかも、自動変速機が上記特性に設定
されることにより、この低燃費の運転領域での運転の頻
度が高められる。
【0015】この発明において、とくに自動変速機を無
段変速機とすると、過給域における低速域で定常走行が
行なわれるようにする変速比制御特性の設定が、容易に
可能となる。
【0016】また、過給機としてターボ過給機を用いる
と、過給機の抵抗が小さくて燃費低減に有利となる。
【0017】過給機として機械式過給機を用いた場合
は、少なくとも低速高負荷域で吸・排気弁の開弁オーバ
ラップ期間を大きくすることにより掃気作用が得られ、
この領域でのノッキング抑制に有利となる。
【0018】エンジンの幾何学的圧縮比を9以上に設定
すると、熱効率が高められるとともに、リーンバーンに
も有利となる。
【0019】また、少なくとも上記過給域における低速
域で、例えば吸気弁閉時期を遅くすることによりエンジ
ンの有効圧縮比が膨張比よりも小さくなるようにする
と、圧縮時の温度上昇が抑制されて、この領域でのノッ
キング抑制に有利となる。
【0020】また、少なくとも高負荷時に排気ガスの還
流を行なうと、高負荷時の窒素酸化物の発生が抑制さ
れ、かつ、このように排気ガスの還流を行なっても過給
により燃料および空気の密度が高まっているので燃焼安
定性が確保される。
【0021】さらに、エンジン排気通路に、空燃比が理
論空燃比より大きいときにも窒素酸化物の浄化が可能な
触媒を設けるとともに、上記排気ガス還流手段による排
気ガス還流量を、少なくとも高負荷時において上記触媒
の温度をこの触媒の浄化性能が高くなる温度域に保つよ
うに制御する手段を設けると、高負荷時の窒素酸化物の
浄化が良好に行なわれる。
【0022】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1は本発明の一実施例による車両のパワーユニットを
概略的に示している。このパワーユニットにおけるエン
ジン(ガソリンエンジン)は、エンジン本体1、吸気通
路10、排気通路12等を有している。上記エンジン本
体1は複数の気筒2を備え、その各気筒2の燃焼室3に
吸気ポート4および排気ポート5が開口し、図示の例で
は2つの吸気ポート4と2つの排気ポート5が開口して
いる。上記各吸気ポート4および各排気ポート5は吸気
弁6および排気弁7によりそれぞれ開閉されるようにな
っている。上記吸気ポート4には吸気通路10の下流側
の気筒別吸気通路11が接続され、排気ポート5には排
気通路12の上流側の気筒別排気通路13が接続されい
る。
【0023】また、エンジンには過給機が設けられ、当
実施例では排気ターボ過給機15が設けられている。こ
の排気ターボ過給機15は、排気通路12に配置された
タービン15aと、吸気通路10に配置されて、上記タ
ービン15aにシャフト15cを介して連結されたコン
プレッサ15bとを備え、排気エネルギーによりタービ
ン15aが回転し、これに連動してコンプレッサ15b
が回転することにより吸気を過給するようになってい
る。
【0024】上記吸気通路10におけるコンプレッサ1
5bの下流には、過給気を冷却するインタークーラ16
が設けられている。さらに吸気通路10には、エアクリ
ーナ17、吸気流量を検出するエアフローメータ18、
アクセル操作等に応じて吸気流量を調節するスロットル
弁19、燃料を噴射供給するインジェクタ20等が配設
されている。一方、排気通路13には、触媒21が設け
られている。この触媒21には、燃焼室3に供給される
混合気の空燃比が理論空燃比よりも大きいリーン燃焼状
態においても高いNOx浄化率を有するものが用いられ
ている。
【0025】さらにこのエンジンには、排気ガス還流手
段23が設けられている。この排気ガス還流手段23
は、排気通路12と吸気通路10とを連通するEGR通
路23aと、このEGR通路23a中に設けられて、制
御信号に応じて排気ガス還流量をコントロールするEG
R弁23bとを備えている。
【0026】エンジンの出力軸には、トランスミッショ
ン25が接続されており、このトランスミッション25
の出力側に終減速機26が接続され、この終減速機26
に車軸27を介して車輪28が連結されている。
【0027】図2はトランスミッション25の構造を示
し、このトランスミッション25は自動変速機からな
り、当実施例では、トロイダル型の無段変速機40を用
いて構成されている。すなわち、このトランスミッショ
ン25は、エンジンの出力軸に連結されてトルクの増大
作用を行なうトルクコンバータ30と、このトルクコン
バータ30の出力が伝達される減速装置としての遊星歯
車機構31と、上記エンジンの回転が入力されてその回
転を無段階に変速するトロイダル型の無段変速機40と
を有している。
【0028】上記遊星歯車機構31は、前進用遊星歯車
機構32と後進用遊星歯車機構33とを備え、これらに
共用されるサンギヤ34がトルクコンバータのタービン
シャフト35に連結される一方、前進用遊星歯車機構3
2のリングギヤがフォワードクラッチ36およびワンウ
エイクラッチ37を介して出力軸50に連結されるとと
もに、後進遊星歯車機構33のリングギヤがリバースク
ラッチ38を介して出力軸50に連結され、クラッチ3
6,38の作動により前進、後進の切換が可能となって
いる。
【0029】また、上記無段変速機40は、第1変速ユ
ニット41と第2変速ユニット42とを有し、これらの
変速ユニット41,42は同様の構成とされており、そ
れぞれ、上記出力軸50上にこの軸に対して回転自在に
設けられた入力ディスク43と、この入力ディスク43
に対向配置されて出力軸50と一体回転する出力ディス
ク44と、これら入出力ディスク43,44間に配置さ
れた一対のローラ45とを有している。上記ローラ45
は、入力ディスク43の回転を出力ディスク44に伝え
るように両ディスク43,44に接して回転し、かつ傾
動可能となっている。そして、このローラ45が図外の
油圧駆動機構により傾動されて、その設置角が変更され
ることにより、上記両ディスク43,44に対するロー
ラ45の当接箇所が変異して、変速比が変更されるよう
になっている。
【0030】上記両変速ユニット41,42の各入力デ
ィスク43は隣接配置され、その各入力ディスク43の
間には中間ディスク46が配置されており、この中間デ
ィスク46と各入力ディスク43との間に、入力トルク
に応じた押し付け力を入力ディスク43に作用させるロ
ーディングカム47が介装されている。
【0031】上記無段変速機40の入力ディスク43に
エンジン出力を入力するため、入力軸51が上記出力軸
50と平行に配置されており、この入力軸51の一端側
に第1ギヤ52が設けられるとともに、トルクコンバー
タ30の入力側に直結された中空軸53に切換クラッチ
54を介して接続されるギヤ55が設けられ、このギヤ
55にアイドルギヤ56が噛合し、このアイドルギヤ5
6に上記第1ギヤ52が噛合している。上記入力軸51
の他端側には第2ギヤ57が設けられ、この第2ギヤ5
7に、上記中間ディスク46に設けられたギヤ58が噛
合している。
【0032】このトランスミッション25によると、上
記切換クラッチ54が解放されたときは、上記中空軸5
3と無段変速機40の入力軸51との間の回転伝達が遮
断され、エンジン出力がトルクコンバータ30および遊
星歯車機構31を経て出力軸50に伝達される。一方、
上記切換クラッチ54が締結されたときは、エンジン出
力が上記中空軸53から入力軸51に伝達され、無段変
速機40を経て出力軸50に伝達される。そして、後進
時や発進時等を除く通常走行時は、上記切換クラッチ5
4が締結された状態で、上記ローラ45を傾動する油圧
駆動機構(図示せず)が制御されることにより、走行状
態に応じて変速比が変えられるようになっている。
【0033】上記トランスミッション25における変速
比等の制御およびエンジンの制御は、図1中に示したコ
ントロールユニット(ECU)60により行なわれる。
このコントロールユニット60には、上記エアフローメ
ータ18、スロットル弁の開度を検出するスロットル開
度センサ61、エンジン回転数を検出するエンジン回転
数センサ62、変速機出力軸回転数を検出するセンサ6
3等からの信号が入力されている。そして、上記ECU
60は、エンジンの制御として、吸入空気量およびエン
ジン回転数等の運転状態に応じて予め設定された空燃比
が得られるようにインジェクタ20からの燃料噴射量を
制御するとともに、EGR弁23bを制御することによ
る排気ガス還流量の制御等を行ない、また、上記無段変
速機40の変速比の制御を、走行状態に応じ、予め設定
された変速比制御特性に従って行なうようになってい
る。
【0034】このパワーユニットにおいて、少なくとも
エンジンの過給域における低速域で、混合気の空燃比が
理論空燃比よりも大きい値(空気過剰率λがλ>1)に
設定され、充分な低燃費化のために好ましくはA/F>
17に設定される。
【0035】なお、空燃比が理論空燃比よりも大きい値
に設定される領域は、エンジンの全運転域であってもよ
く、また、例えば図3に示すように、高回転高負荷域を
除く運転域でλ>1に設定し、高回転高負荷域のみλ≦
1に設定するようにしてもよい。
【0036】また、エンジンの幾何学的圧縮比は一般の
過給エンジン(8.5以下)と比べて大きく、9以上の
高圧縮比とされている。
【0037】さらに、少なくとも上記過給域における低
速域で有効圧縮比が膨張比よりも小さくなるように吸気
弁閉時期が設定されている。当実施例では、図4に示す
ごとく、膨張比は略幾何学的圧縮比となるように排気弁
は下死点付近で開き、上死点付近で閉じるように設定さ
れる一方、吸気弁は上死点付近で開いて下死点よりもあ
る程度以上遅い時期に閉じるように設定されている。具
体的には1mmリフト時をもって定義した吸気弁閉時期I
Cがクランク角で下死点後50°以上に遅く設定されて
いる。この程度に吸気弁閉時期が遅くされることによ
り、吸入終期に吸気の吹き返しが生じることで有効圧縮
比が膨張比と比べて充分に小さくなって、後述のような
ノッキング抑制作用が有効に得られるものである。
【0038】なお、上記の例では吸・排気弁の開閉タイ
ミングを固定としているが、吸気弁もしくは吸・排気弁
の双方に対してその開閉タイミングを変更可能とするバ
ルブタイミング可変機構(例えば後述の図9中に示すよ
うな機構)を設け、少なくとも上記過給域における低速
域で有効圧縮比が膨張比よりも小さくなるようにしつ
つ、運転状態に応じて上記開閉タイミングを制御しても
よい。また、有効圧縮比が膨張比よりも小さくなるよう
な設定としては、吸気弁閉時期を下死点よりも早い時期
に設定するようにしてもよい。
【0039】また、上記排気ガス還流手段23は、少な
くとも低速高負荷時に吸気系への排気ガスの還流を行な
い、例えば全運転域で排気ガスの還流を行なうようにな
っている。そして上記コントロールユニット60で運転
状態に応じてEGR弁が制御されることにより排気ガス
還流量が制御され、とくに当実施例では、後に詳述する
ように排気ガスの還流がNOx浄化用触媒21の温度調
整のためにも利用されており、低速高負荷時等において
上記NOx浄化用触媒21の温度をこの触媒の浄化性能
が高くなる温度域に保つように排気ガス還流量がコント
ロールされている。
【0040】この排気ガス還流量のコントロールは、例
えば、触媒温度または触媒のNOx浄化度合を検出する
検出手段を設け、その検出信号に応じて排気ガス還流量
をフィードバック的に制御すればよい。あるいは、触媒
温度にはエンジン負荷等の運転状態および排気ガス還流
量が関係することから、NOx浄化用触媒を適正温度域
に保つのに必要な排気ガス還流量を各種運転域について
予め調べ、それに基づいて運転状態に応じた排気ガス還
流量を設定しておくことにより、運転状態に応じて排気
ガス還流量を制御するようにしてもよい。
【0041】一方、上記無段変速機40の特性は、上記
過給域における低速域で平坦路のときの定常走行が行な
われるように設定されている。
【0042】すなわち、無段変速機40の制御において
は、例えば図5に示すような出力回転数およびスロット
ル開度と入力回転数(エンジン回転数)とを対応づけた
変速比制御特性のマップが設定され、このマップに基づ
いて実際の出力回転数およびスロットル開度に応じた変
速比の制御が行なわれる。この場合、無段変速機40は
上記変速比制御特性の設定の自由度が比較的高く、これ
によって定常走行時のエンジン運転状態を比較的自由に
調整することができる。
【0043】そこで、低速高負荷域で平坦路のときの定
常走行が行なわれるように変速比制御特性が設定されて
いる。つまり、後に詳述するような図7(a)に示す運
転状態のマップにおいて、低速高負荷域を通るラインD
(太い実線で示したライン)を定常走行ラインとし、変
速比の制御により運転状態が上記ラインDを辿るよう
に、無段変速機40の変速比制御特性が設定されてい
る。
【0044】なお、低速域とは、エンジン回転数が少な
くとも3000rpm(定格回転数の1/2)以下の領
域である。
【0045】以上のような当実施例のパワーユニットに
よると、大幅に燃費が改善されるもので、その作用を次
に説明する。
【0046】図示燃費率(ピストンに対する仕事の燃費
率)をbi 、平均有効圧力をPe 、摩擦損失平均有効圧
力(ピストン等の摺動部分の摩擦や各種補機の駆動等に
よる損失分の平均有効圧力)をPf とすると、エンジン
の正味燃費率be は、次式のようになる。
【0047】
【数1】be ={(Pe +Pf )/Pe }×bi また、図6は、エンジンの軸トルクと正味燃費率be と
の関係を示し、この図において、一点鎖線の曲線Aは無
過給エンジンで通常時の空燃比をλ=1とした場合、破
線の曲線Bは無過給エンジンで通常時にリーンバーン
(λ>1)とした場合、実線の曲線Cは当実施例のよう
にターボ過給機付エンジンでリーンバーンとした場合
を、それぞれ示している。
【0048】これらいずれの場合も、基本的傾向として
は低トルク側で燃費率が高く、軸トルクの上昇につれて
燃費率が小さくなる。これは、トルクに対応する上記平
均有効圧力Pe が大きくなるにつれ、摩擦損失平均有効
圧力Pf が相対的に小さくなって、上記数1の式中の
{(Pe +Pf )/Pe }が小さくなるためである。ま
た、通常時にλ=1とした場合とリーンバーンとした場
合とを比較すると、リーンバーンとした場合の方が、図
示燃費率bi が小さくなることから、正味燃費率be が
小さくなる。
【0049】ところで、図6において無過給エンジンの
場合を示す曲線A,Bでは、軸トルクがある程度以上に
高くなると正味燃費率が大きくなる傾向が生じている。
これは、通常時にλ=1またはリーンバーンとしても、
高負荷時には要求される高トルクを得るために空燃比を
リッチにせざるを得ず、これに伴って図示燃費率biが
大きくなるためである。
【0050】これに対し、ターボ過給機付エンジンでリ
ーンバーンとした場合、過給により高負荷時の吸気充填
量が高められることから、リーンバーンを維持しつつ得
られるトルクが自然吸気エンジンよりも高くなり、つま
り自然吸気エンジンでは空燃比をリッチにしなければな
らないような高トルク側まで、リーンバーンを保つこと
ができる。そして、このように過給機付エンジンにより
高トルク側までリーンバーンとすると、上記数1の式中
の{(Pe +Pf )/Pe }および図示燃費率bi がと
もに小さくなることから、曲線Cに示すように、正味燃
費率が高トルク側で自然吸気エンジンと比べて大幅に小
さくなる。
【0051】また、図7(a)は、当実施例のパワーユ
ニットによる場合の正味燃費率の等燃費率ライン(細い
実線で示す多数の曲線)および定常走行ライン(太い実
線)Dと、従来の変速機を用いた定常走行ライン(一点
鎖線)Eと、等馬力ライン(破線で示す多数の曲線)と
を示している。なお、当実施例との比較のために、自然
吸気エンジンの場合の正味燃費率の等燃費率ラインを図
7(b)に示しており、この等燃費率ラインは、一般に
知られているものであって、低速で比較的高トルク側の
運転領域で正味燃費率が最小値bmin'となり、つまりこ
の領域が最適燃費領域となる。
【0052】当実施例のようにターボ過給機付エンジン
を用いるとともに少なくとも低速域における過給域でリ
ーンバーンとした場合、図7(a)に示すように、正味
燃費率が最小値bmin となる最適燃費領域が低速域にお
ける過給域内に存在し、自然吸気エンジンと比べると、
前述の図6からも明らかなように、最適燃費領域がより
高トルク側となり、その最小値bmin は自然吸気エンジ
ンによる場合の最小値bmin'よりも小さくなる。
【0053】そして、当実施例のパワーユニットにおい
ては、上記定常走行ラインDが低速域における過給域内
を通るように無段変速機40の変速比の特性が設定され
ることにより、ターボ過給機付エンジンを用いてリーン
バーンとしたことと関連して、大幅な燃費改善効果が得
られる。
【0054】つまり、燃費改善のためには、正味燃費率
の小さい運転領域で多く運転されることが要求される
が、従来の一般的な設定によると、定常走行ラインEが
最適燃費領域から大きくかけ離れた運転領域を通るた
め、正味燃費率の小さい運転領域の使用頻度が少なくな
る。これに対し、当実施例では、無段変速機40を用
い、その変速比制御特性を調整し、定常走行ラインDが
低速域における過給域内を通るように設定していること
により、正味燃費率の小さい低燃費領域での運転の頻度
が増大する。
【0055】このように、過給によりリーンバーンで高
トルクが得られるようにして、低速高トルクの運転領域
で正味燃費率を引き下げた上で、この正味燃費率の小さ
い運転領域の使用頻度が高められるように変速比を制御
していることにより、燃費が大幅に改善されることとな
る。
【0056】この場合、過給機として特にターボ過給機
15を用いると、機械式過給機と比べて過給域での過給
機の抵抗による駆動損失が小さいため、過給域での低燃
費化により一層有利となる。ただし、ターボ過給機15
は機械式過給機と比べて低速トルクおよびレスポンスの
面で劣るが、これは無段変速機の変速比制御で補われ
る。具体的には、スロットル開度(アクセルペダル踏込
み量)が大きくされると、それに応じた無段変速機の変
速比制御によってエンジン回転数が上昇するように変速
比が変えられ、つまり、図7(a)に矢印で示すように
負荷の上昇に応じてエンジン回転数が高められることに
より、負荷だけが上昇する場合と比べて馬力が高められ
る。従って、過給レスポンスが悪くても変速比の変化に
よる回転数上昇で馬力が稼がれ、低速走行性能および加
速性能が確保されることとなる。
【0057】さらに当実施例では、エンジンの幾何学的
圧縮比を大きくすること、有効圧縮比を膨張比よりも小
さくするように吸気閉時期を設定することなどによっ
て、より一層の低燃費化を図っている。
【0058】すなわち、低速域において高トルク側まで
空燃比をリーンとすると低速高負荷領域での耐ノック性
が高められ、これに伴ってエンジンの幾何学的圧縮比を
高めることが可能となり、一般の過給エンジンよりも高
圧縮比の9以上とすることができる。そして、高圧縮比
化とすることにより、燃焼効率が高められるとともに圧
縮時の混合気密度が高められることでより一層のリーン
化が可能となり、燃費改善に寄与する。また、吸気弁閉
時期を遅くし、例えば1mmリフト時をもって定義した吸
気弁閉時期をクランク角で下死点後50°以上に設定す
ると、有効圧縮比が膨張比と比べて充分に小さくなり、
圧縮による温度上昇が抑制されて耐ノック性が高められ
る。そして、このように耐ノック性が高められつつ、膨
張比は大きくされることにより、燃費がさらに改善され
る。
【0059】また、当実施例では、過給を行ないつつ高
負荷側まで空燃比をリーンに設定したことと関連して、
少なくとも高負荷時にEGR(排気ガスの還流)を行な
って効果的にNOxが低減されるようにし、さらにNO
x浄化用触媒21が有効に用いられるようにしている。
【0060】すなわち、空燃比をリーンにすることによ
り、HC、CO等が低減されるとともに、大幅にリーン
化すればNOxも低減されるが、高負荷域では出力上の
要求からある程度理論空燃比に近づけざるを得ないので
NOxが増加する傾向がある。ただし、高負荷域では過
給により充分に空気が供給されるとともに燃焼安定性の
面で充分な余裕があって、リーンとすることに加えて燃
焼室に排気ガスを導入することが許容される。そこで、
この領域においてEGRを行なうことにより、NOxが
低減されることとなる。
【0061】さらに、排気通路12に設けられた触媒2
1により、リーン運転状態でのNOxの浄化が行なわれ
るが、このリーンでもNOx浄化可能な触媒21は、一
般に、NOx浄化性能の高い温度域がリーン状態のとき
は理論空燃比状態と比べて非常に狭く、触媒温度がこの
温度域から外れると浄化性能が著しく低下する(図8参
照)。そして、高負荷時には排気ガス温度が高くなるこ
とにより触媒温度が浄化性能の高い温度域よりも高くな
る傾向がある。一方、上記EGR通路23aからの排気
ガス量は排気ガス温度に影響し、排気ガス還流量が多く
なるほど排気ガス温度が低下する。上記触媒温度は、排
気ガス温度に応じて変化する。
【0062】そこで、高負荷時にEGRを行ない、か
つ、EGR弁23bをコントロールすることにより、上
記触媒温度が浄化性能の高い温度域Xとなるように排気
ガス還流量を制御している。従って、EGRによりNO
x発生量を抑制する作用に加えて、NOx浄化用触媒に
よるNOx浄化を促進する作用が得られ、NOx排出量
が大幅に低減されることとなる。
【0063】なお、上記のように排気通路12にNOx
浄化用触媒21を設けるとともにその触媒温度が浄化性
能の高い温度域となるように排気ガス還流量を制御する
という手法は、本発明のパワーユニット以外にも適用す
ることができ、例えば、自然吸気エンジン等において
も、高負荷域等の特定運転域もしくは全運転域で、空燃
比が理論空燃比よりも大きく、かつNOxが発生し易い
空燃比に設定されるような場合に、上記手法を適用する
ことが効果的である。
【0064】本発明のパワーユニットの具体的構造は上
記実施例に限定されず、種々変更可能である。
【0065】例えば、上記実施例ではトランスミッショ
ン25にトロイダル型の無段変速機40を設けている
が、ベルト式の無段変速機を用いるようにしてもよい。
また、このような無段変速機の代わりに、複数の変速段
を有する多段式自動変速機を用いてもよく、この場合、
運転状態に応じて変速段を変更するシフト点を、前述の
図7(a)中に示すような定常走行ラインが得られるよ
うに設定しておけばよい。ただし、無段変速機による方
が、運転状態に応じた変速比の調整が容易で、かつスム
ーズに変速比が変化するので、上記のような設定とする
のに有利である。
【0066】また、図9に示すように、エンジン1の吸
気通路10に設けられる過給機は、リショルム型過給機
等の機械式過給機71であってもよい。この機械式過給
機71は、その駆動軸がベルト72等を介してエンジン
のクランク軸に連結され、エンジンで駆動されるように
なっている。
【0067】この機械式過給機71を用いる場合、吸気
弁、排気弁の少なくとも一方のバルブタイミングを変更
することにより排気弁の開弁オーバラップ期間を可変と
するバルブタイミング可変機構を設けるとともに、少な
くとも低速高負荷域で上記開弁オーバラップ期間を大き
くして掃気作用を高めるようにすることが望ましい。図
8に示す例では、吸気弁6に対する動弁機構と排気弁7
に対する動弁機構とにそれぞれ、カムプーリ73,74
に対するカムシャフト75,76の位相を変更すること
でバルブタイミングを変更するバルブタイミング可変機
構77,78が設けられている。そして、この各バルブ
タイミング可変機構77,78が制御手段としてのEC
U60により運転状態に応じて制御されることにより、
上記開弁オーバラップ期間が少なくとも低速高負荷域で
は低速低負荷域と比べて大きくなるようにされている。
【0068】この実施例のように機械式過給機71を用
いた場合、ターボ過給機と比べて高負荷式での過給機の
抵抗による駆動ロスの面からは燃費にとって不利とな
る。しかし、機械式過給機を用いると過給圧が排気圧よ
り高くなるので、少なくとも低速高負荷域において上記
開弁オーバラップ期間を大きくすると、高温残留ガスの
掃気により混合気温度を低下させる作用が充分に得られ
て、耐ノック性が高められる。従って、より高過給化、
高圧縮比化が可能となって、リーン性能が高められ、つ
まりリーンバーンで高トルクを稼ぐのに有利となる。
【0069】そしてこの実施例の場合も、自然吸気エン
ジンと比べると、上記リーン性能の向上等により低速域
における高負荷側の過給域で正味燃費率が充分に小さく
なるため、トランスミッションには無段変速機等を用い
て、前述の図7(a)中に示すような定常走行ラインD
が得られるように変速機の特性を設定しておくことによ
り、燃費が大幅に改善されることとなる。
【0070】
【発明の効果】本発明は、過給機付ガソリンエンジンと
自動変速機とを備え、少なくともエンジンの過給域にお
ける低速域で空燃比を理論空燃比よりも大きい値に設定
するとともに、上記自動変速機の特性を、過給域におけ
る低速域で平坦路のときの定常走行が行なわれるように
設定している(請求項1)ため、過給域における低速域
での正味燃費率を大きく低減し、かつ、この低燃費領域
を多用することができ、大幅に燃費を改善することがで
きる。
【0071】この発明において、請求項2に記載のよう
に自動変速機を無段変速機とし、運転状態に応じて上記
無段変速機の変速比を変化させる変速比制御特性を、過
給域における低速域で平坦路のときの定常走行が行なわ
れるように設定すると、上記のように低燃費領域を多用
するための設定を容易に行なうことができ、かつ、変速
比制御によって加速性能等を良くすることができる。
【0072】請求項3に記載のように過給機としてター
ボ過給機を用いると、他の過給機と比べて過給時の抵抗
が小さく、燃費低減効果を高めることができる。
【0073】請求項4に記載のように過給機として機械
式過給機を用いるとともに、少なくとも過給域における
低速域で吸・排気弁の開弁オーバラップ期間を大きくす
ると、上記開弁オーバラップ期間に掃気作用が得られる
ことにより、過給域における低速域での耐ノック性を高
めることができ、リーンバーンで高トルクを稼ぐための
高過給化に有利となる。
【0074】請求項5に記載のようにエンジンの幾何学
的圧縮比を9以上に設定すると、熱効率を高めることが
できるとともにリーンバーンにも有利となり、より一層
の低燃費化が可能となる。
【0075】請求項6に記載のように少なくとも上記過
給域における低速域でエンジンの有効圧縮比が膨張比よ
りも小さくなるように吸気弁閉時期を設定すると、圧縮
時の温度上昇を小さくして耐ノック性を高めることがで
き、とくに請求項7に記載のように吸気弁閉時期を充分
に遅くすることにより、充分にノッキングを抑制するこ
とができる。
【0076】また、請求項7に記載のように少なくとも
高負荷時に排気ガスの還流を行なうと、高負荷時の窒素
酸化物の発生を抑制することができる。
【0077】さらに、請求項8に記載のようにエンジン
排気通路に窒素酸化物を浄化する触媒を設けるととも
に、上記排気ガス還流手段による排気ガス還流量を、少
なくとも高負荷時において上記触媒の温度をこの触媒の
浄化性能が高くなる温度域に保つように制御する手段を
設けると、高負荷時の窒素酸化物の浄化を良好に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるパワーユニットの全体
構造の概略図である。
【図2】変速機の概略図である。
【図3】空燃比制御のマップを示す説明図である。
【図4】バルブタイミングを示す説明図である。
【図5】無段変速機の制御マップを示す説明図である。
【図6】軸トルクと正味燃費率との関係を示す図であ
る。
【図7】(a)は定常走行ライン、等燃費ラインおよび
等馬力ラインを示す図であり、(b)は自然吸気エンジ
ンによる場合の等燃費ラインを示す図である。
【図8】NOx浄化用触媒のNOx浄化率と温度との関
係を示す図である。
【図9】本発明の別の実施例によるパワーユニットの全
体構造の概略図である。
【符号の説明】
1 エンジン本体 6 吸気弁 10 吸気通路 12 排気通路 15 排気ターボ過給機 23 排気ガス還流手段 25 トランスミッション 40 トロイダル型無段変速機 60 コントロールユニット

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給機付ガソリンエンジンと自動変速機
    とを備え、少なくともエンジンの過給域における低速域
    で空燃比を理論空燃比よりも大きい値に設定するととも
    に、上記自動変速機の特性を、過給域における低速域で
    平坦路のときの定常走行が行なわれるように設定したこ
    とを特徴とする車両のパワーユニット。
  2. 【請求項2】 自動変速機を無段変速機とし、運転状態
    に応じて上記無段変速機の変速比を変化させる変速比制
    御特性を、過給域における低速域で平坦路のときの定常
    走行が行なわれるように設定したことを特徴とする請求
    項1記載の車両のパワーユニット。
  3. 【請求項3】 過給機を排気ターボ過給機としたことを
    特徴とする請求項1または2記載の車両のパワーユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 過給機を機械式過給機とするとともに、
    吸・排気弁の開弁オーバラップ期間を可変とするバルブ
    タイミング可変機構と、少なくとも低速高負荷域で低速
    低負荷域と比べて上記開弁オーバラップ期間を大きくす
    るようにバルブタイミング可変機構を制御する制御手段
    とを設けたことを特徴とする請求項1または2記載の車
    両のパワーユニット。
  5. 【請求項5】 エンジンの幾何学的圧縮比を9以上に設
    定したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記
    載の車両のパワーユニット。
  6. 【請求項6】 少なくとも上記過給域における低速域
    で、エンジンの有効圧縮比が膨張比よりも小さくなるよ
    うに吸気弁閉時期を設定したことを特徴とする請求項5
    記載の車両のパワーユニット。
  7. 【請求項7】 少なくとも上記過給域における低速域
    で、1mmリフト時をもって定義した吸気弁閉時期をクラ
    ンク角で下死点後50°以上に設定したことを特徴とす
    る請求項6記載の車両のパワーユニット。
  8. 【請求項8】 エンジンに、少なくとも高負荷時に吸気
    系への排気ガスの還流を行なう排気ガス還流手段を設け
    たことを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の
    車両のパワーユニット。
  9. 【請求項9】 エンジン排気通路に、空燃比が理論空燃
    比より大きいときにも窒素酸化物の浄化が可能な触媒を
    設けるとともに、上記排気ガス還流手段による排気ガス
    還流量を、少なくとも高負荷時において上記触媒の温度
    をこの触媒の浄化性能が高くなる温度域に保つように制
    御する手段を設けたことを特徴とする請求項8記載の車
    両のパワーユニット。
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