JPH0715067U

JPH0715067U - ゴルフクラブのクラブヘッド

Info

Publication number: JPH0715067U
Application number: JP046269U
Authority: JP
Inventors: 泰史森田
Original assignee: 森田ゴルフ株式会社
Priority date: 1993-08-25
Filing date: 1993-08-25
Publication date: 1995-03-14

Abstract

(57)【要約】【目的】予め、クラブヘッド本体の所定箇所に、バラ
ンスウエイトの取り付け箇所を凹所により設定してお
き、必要に応じて、所要の凹所を選んで、バランスウエ
イトを貼付けるようにしたクラブヘッドを提供する。【構成】外周面の所定複数位置に小凹所（ディンプ
ル）（２Ａ〜２Ｆ）を形成したクラブヘッド本体（１）
と、上記凹所（２Ａ〜２Ｆ）内に略嵌入する厚さと外形
を有する複数個のバランスウエイト（３）とを具備し、
該バランスウエイト（３）を任意の上記凹所（２Ａ〜２
Ｆ）内に、選択して粘着自在に構成したことを特徴とし
ている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、主として、アマチュアを対象としたゴルフクラブにおけるクラブヘッドの改良に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

ゴルフクラブを使用する際、アマチュアが問題にするのは、十分な飛距離、正確な飛球方向及びスイートスッポトを捕らえたショットである。これは、プレーヤ自身の技量に依存することではあるが、道具の改良によって、かなり効果的に改善できることでもある。特に、クラブヘッドの重量バランスは、ショットに大きな影響を与えることが知られている。このため、既存のクラブヘッドに、鉛などのバランスウエイトを貼付けて、バランス調整を行うことがなされている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、アマチュアにとって、バランス調整は、バランスウエイトをどの箇所に貼付ければ良いかが分からないために、甚だ困難である。特に、自身のスイングの欠点を改善し、補填するように、その時の技量の状況に応じて、バランス調整するのは、インストラクター無しには、無理である。さらに、バランスウエイトを粘着した後、該バランスウエイトがクラブヘッド本体の平面上に突出するため、見た目にも不細工で剥がれ易いものである。

【０００４】

【考案の目的】

本考案は、上記事情に基づいてなされたもので、予想される問題点を考慮して、予め、クラブヘッド本体の所定箇所に、バランスウエイトの取り付け箇所を凹所により設定しておき、必要に応じて、所要の凹所を選んで、バランスウエイトを貼付けるようにしたクラブヘッドを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】このため、本考案のクラブヘッドでは、図示の実施例でも明らかにしているように、外周面の所定複数位置に小凹所（ディンプル）（２Ａ〜２Ｆ）を形成したクラブヘッド本体（１）と、上記凹所（２Ａ〜２Ｆ）内に略嵌入する厚さと外形を有する複数個のバランスウエイト（３）とを具備し、該バランスウエイト（３）を任意の上記凹所（２Ａ〜２Ｆ）内に、選択して粘着自在に構成したことを特徴としている。例えば、クラブフェース（１Ａ）のスイートスポットを通る飛球線（Ｆ）の左右に位置して、クラブヘッド本体（１）の、少なくともソール（１Ｂ）の所定箇所に、対象的に凹所（２Ａ〜２Ｆ）を形成し、上記凹所にバランスウエイト（３）を着脱自在に装着できるように構成している。

【０００６】

【作用】

従って、例えば、クラブ使用者の技量に合わせ、スライス傾向のショットをするものには、クラブヘッド先端側に偏ったバランスウエイト（３）の貼付けを行い、また、反対に、フック傾向のショットをするものには、クラブヘッド基端側に偏ったバランスウエイト（３）の貼付けを行うなど、そのクラブヘッドに予め用意された凹所（２Ａ〜２Ｆ）を利用して、解説書などを参照しながら、バランス調整を容易に実現できる。しかも、凹所内にバランスウエイトを貼付けるので、クラブヘッド表面にバランスウエイトが出張ることがなく、スイングに対して障害にならず、クラブの外観も損なうことがない。

【０００７】

【実施例】

以下、本考案の一実施例を図面を参照して具体的に説明する。図に示す本考案のクラブヘッドには、そのクラブフェース１ＡのスイートスポットＳを通る飛球線Ｆの左右に位置して、クラブヘッド本体１の、少なくともソール１Ｂの所定箇所に、対象的に長円形の凹所２Ａ、２Ｂ及び２Ｃが形成されている。なお、この実施例では、さらに、クラブヘッド本体１のバックサイド周辺部は、同様の凹所２Ｄ、２Ｅ及び２Ｆが形成されている。また、上記凹所に適合する大きさ、形状の鉛又は鉛合金よりなる複数個のバランスウエイト３が用意されている。このバランスウエイト３は、その裏面に、接着剤が塗布してあり、使用前には、剥離紙４が着脱自在に装着されている。また、別途上記凹所に適合する大きさ、形状の発砲シール又は厚紙よりなる厚手のシール５が用意されている。このシール５は、その裏面に、接着剤が塗布してあり、使用前には、剥離紙６が着脱自在に装着されている。この剥離紙６は、１枚の剥離紙６に複数個のシール５が粘着され、上記バランスウエイト３と容易に識別されるようになっている。

【０００８】このような構造のクラブヘッドを備えたクラブを使用する場合には、その利用者の技量に合わせて、先ず、上記凹所の幾つかを選択して、その底面に、上記バランスウエイト３を貼付ける。例えば、飛距離を延ばしたいものは、図２に示すように、飛球線Ｆ上に、また、それに近い箇所の凹所２Ａ、２Ｂ、２Ｃ及び２Ｄにバランスウエイト３を装着する。スイートスポットをワイドエリアにしたいものは、図３に示すように、凹所２Ｄ、２Ｅ及び２Ｆにバランスウエイト３を装着する。更に、スライス矯正、フック矯正のためには、図４及び図５に示すように、例えば、凹所２Ｂ、２Ｄ及び２Ｅを選んで、また、凹所２Ｃ、２Ｄおよび２Ｆを選んで、バランスウエイト３を装着するのである。バランスウエイト３が添付されていない凹所には、シール５を粘着させ、これにより該凹所内に土等が入らない様にする。

【０００９】なお、上記実施例では、基本的な凹所の選択例をあげたが、複合的な要求を満足するためには、上記凹所についての種々な選択が可能であることは勿論である。また、上記凹所の大きさ、形状についても、複数の種類を同一クラブヘッド本体に備えてもよい。

【００１０】

【考案の効果】

本考案は、以上説明したように、クラブヘッド本体外周の予め定められた複数箇所に、凹所を形成し、この凹所に内にバランスウエイトを着脱自在に粘着できるように構成したので、クラブの使用者の技量に必要に応じて、所要の箇所を選んで、バランスウエイトを貼付けることができ、この時、バランスウエイトの貼付け箇所に迷うことがない。また、クラブ表面にバランスウエイトが出張ることもなく、スイングを妨げることなく、クラブの外観も損なわないという実用上の効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示すクラブヘッドの底面図
である。

【図２】同じく、上記実施例の実施態様を示す底面図で
ある。

【図３】同じく、上記実施例の実施態様を示す底面図で
ある。

【図４】同じく、上記実施例の実施態様を示す底面図で
ある。

【図５】同じく、上記実施例の実施態様を示す底面図で
ある。

【図６】同じく、シールを示す斜視図である。

【符号の説明】

１クラブヘッド本体、１Ａクラブフェース、１
Ｂソール、２Ａ〜２Ｆ凹所、３バランスウ
エイト、４剥離紙、５シール、６剥離紙、

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】外周面の所定複数位置に小凹所を形成し
たクラブヘッド本体と、上記凹所内に略嵌入する厚さと
外形を有する複数個のバランスウエイトとを具備し、該
バランスウエイトを任意の上記凹所内に、選択して粘着
自在に構成したことを特徴とするゴルフクラブのクラブ
ヘッド。